エンジニアから技術営業・一般営業から技術営業への転職を検討していて、自分にあった転職エージェントをお探しではないでしょうか。

転職エージェントは数が多くどれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。そこで今回は、技術営業への転職を検討中の方に向けて、おすすめの転職エージェントや選び方をご紹介します。

未経験から転職するコツや、転職を成功させるポイントなども合わせて解説するので、転職活動中の方はぜひ参考にしてください。

関連記事：営業職の転職に強いおすすめ転職エージェント徹底比較17選｜失敗しない選び方と転職成功のコツを解説

技術営業職への転職におすすめの転職エージェント4選

ここでは、技術営業職への転職におすすめの転職エージェント4選を紹介します。内容は以下の通りです。

技術営業職へのキャリアチェンジを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

メイテックネクスト

メイテックネクストは、エンジニアに特化した転職支援サービスです。技術職向けの求人が豊富で、その数は常時10,000件以上とエンジニア専門の転職支援サービスのなかでもトップクラスを誇ります。日本を代表する大手企業や業績や技術に優れた企業など、エンジニアに特化した求人が豊富です。

また、コンサルタントの半数以上がメーカーの技術系分野の出身なのも魅力です。AIなどの機械に頼らず、技術知識に精通したコンサルタントが深く分析し、一人ひとりに合った適職を柔軟に紹介してくれます。

さらに、各企業の担当者へ密着し、内情を踏まえてアドバイスするため、志望する企業の情報を入手しやすい・選考に通過しやすいといったメリットもあります。メイテックにしか取り扱っていない独占求人も保有しており、効率よく技術営業への転職活動を行えるでしょう。

サービス名	メイテックネクスト
運営会社	株式会社メイテックネクスト
公開求人数	常時1万件以上
非公開求人数	非公開
対応地域	全国

ビズリーチ

リクルートエージェント

マイナビエージェント

技術営業職の転職を成功させるための転職エージェントの活用方法

技術営業の転職を成功させるための転職エージェントの活用方法には、以下の5つがあげられます。

各転職エージェントによって、保有する求人数や提携企業、サービス内容が異なります。そのため、登録を1つに絞るよりも、複数登録したほうが多くの案件紹介を受けられる可能性が高いです。

また、多様なキャリアアドバイザー・コンサルタントからアドバイスをもらえるため、より多くの転職ノウハウを身につけられるでしょう。

ただし、登録するエージェントが多すぎると、連絡ミスが起きたりスケジュール管理が難しくなったりする可能性があるため、2〜3社ほどに絞るのがおすすめです。

転職エージェントでは、面接対策を行ったり職務経歴書などの書類添削を依頼したりすることも可能です。選考通過に有利に働くよう、転職エージェントによるサポートを活用しましょう。

より自分にマッチした企業を紹介してもらうためにも転職エージェントと信頼関係を築くことも大切です。嘘偽りがない自分の経験やスキル、希望条件や要望をしっかり伝えるようにしましょう。

なお、転職エージェントの活用方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

技術営業とは

技術営業とは、自社製品やサービスに関する専門知識を活かして顧客に提案する営業職の一種で、セールスエンジニアと呼ばれることもあります。

一般的な営業職は、自社製品をセールスするための商談に重点を置きます。しかし、技術営業では商談だけでなく、顧客への技術面でのサポートや問い合わせに対応したり、必要に応じて製品のカスタマイズや設計を行ったりする場合もあります。

以下では、技術営業の仕事内容や平均年収について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

技術営業の仕事内容

冒頭でも触れた通り、技術営業の仕事内容は商談・セールスだけではありません。自社製品やサービスに関する専門知識を活かし、技術面でのサポートや問い合わせ対応、自社製品のカスタマイズや設計など多岐に渡ります。

また、一般的な営業職は営業部門の役割を果たし、営業マネージャー・営業部長といったキャリアパスがあります。一方、技術営業はエンジニア部門と営業部門の両方の役割を果たしているのが特徴です。

そのため、将来的にはエンジニアやITコンサルタントなどのキャリアパスが広がります。

技術営業の平均年収

地域や企業、職種によっても異なりますが、indeedの情報によると、東京都の技術営業の平均年収は約628万円です。

一方、東京都での営業の平均年収は約478万円であることから、技術営業は一般的な営業職よりも高額であることがわかります。また、国内企業よりも外資系企業の方が年収は高めです。

とくに、制御系やエンジニア系の技術営業は比較的年収が高く、なかには1,000万円を超えている方もいます。

参考：東京都での技術営業の給与、東京都での営業の給与

技術営業職の転職で求められる経験やスキル

技術営業職の転職で求められる経験やスキルは以下の通りです。

それぞれ詳しく解説していきます。

技術や製品に関する専門知識

技術営業職には、技術や製品に関する専門知識が求められます。

先ほども述べた通り、技術営業は、自社製品やサービスにおける技術面でのサポートや問い合わせ対応、カスタマイズ、設計などです。技術や製品に関する専門知識が不足していると、技術面でのサポートや問い合わせ対応ができません。

顧客の技術的な悩みや課題を解決し、信頼関係を築いていくことも技術営業に必要不可欠です。とくに、製造系やエンジニア系の知識があると転職に有利になる可能性があります。

コミュニケーション能力

技術営業には、コミュニケーション能力も必要です。顧客のニーズや課題をヒアリングし、自社製品やサービスのメリット・優位性をわかりやすく説明する必要があるからです。

いくら技術や製品に関する専門的な知識があったとしても、顧客とより良い関係が構築できない・顧客のニーズや課題を深掘りできなければ、自社の製品やサービスを提案するのは難しいでしょう。

提案力

技術営業に限らず、営業職全般に必要なのが提案力です。自社製品やサービスの優位性を伝えるだけでは、ただの商品説明となってしまうため、提案力が高いとはいえません。

顧客のニーズや課題を見つけ、そのニーズや課題に対して自社製品やサービスのどんなところがメリットなのか・解決につなげられるのかをわかりやすく説明するスキルが提案力です。

また、どのような製品やサービスを商談するにあたり、ヒアリングを繰り返し、顧客が抱えるニーズや課題を見つけることが大前提です。そのため、傾聴力や分析力といった能力も必要といえます。

技術営業に転職するメリット・やりがい

ここでは、技術営業に転職するメリット・やりがいについて詳しく解説しています。技術営業へキャリアチェンジすべきかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

最新の技術に触れられる

技術営業に転職すると、最新の技術に触れられるといったメリットがあります。

自社製品やサービスの魅力を顧客に伝えるためには、その製品やサービスに関する深い知識が必要です。必然的に新しい技術に触れる機会が増えるため、新しいものが好きな方にとって、やりがいを感じられる職種といえるでしょう。

また、自社製品だけでなく他社製品に関する知識も必要となる可能性が高いです。そのため、新しい技術や専門知識が増えるのもメリットといえます。

自社製品の魅力を直接顧客に提案できる

技術営業のやりがいは、自社製品の魅力を直接顧客に提案できることです。

開発に携わるエンジニアは、自社製品・サービスのアピールポイントや魅力を知っていても、それを顧客に伝えられる機会はなかなかありません。一方、技術営業なら自社製品・サービスのアピールポイントや魅力を顧客へ提案し、商談成立へとつなげられます。

また、顧客のニーズや課題を改善できるよう、製品のカスタマイズや設計を行えるのも大きなやりがいです。自分が携わったサービスで顧客が満足してくれることで、達成感を得られるでしょう。

技術営業への転職を成功させるコツ3選

ここでは、技術営業への転職を成功させるコツを紹介しています。内容は以下の通りです。

選考が有利に働くよう、それぞれのコツをしっかりチェックしましょう。

過去の経験やスキルをアピールする

技術営業への転職を成功させるコツは、これまでに培った経験やスキルをアピールすることです。この時、志望する企業で役立つものを伝えるようにしましょう。

技術営業に求められるのは技術の知識や能力だけではありません。顧客のニーズや課題をヒアリングし、自社製品・サービスを導入するメリットをわかりやすく説明できる営業スキルも重要です。

また、顧客が抱えるニーズや課題を引き出すためのコミュニケーション力や、提案に向けたプレゼンテーション力も必要といえます。

技術営業職への志望動機を明確にする

技術営業に転職するには、転職理由や志望動機を明確にすることも重要です。技術営業に転職したいと思ったきっかけ・技術営業としてやりたいこと・将来に向けた目標・目指すキャリアなどを具体的に伝えましょう。

また、転職理由や志望動機を考える際には以下の点を踏まえるといいでしょう。

採用担当者に「採用したい」と思ってもらえるように、入念に準備しておきましょう。

転職エージェントを活用する

技術営業への転職活動をする際には、転職エージェントを活用するのもおすすめです。

転職エージェントは、自分に合った求人を紹介してくれるだけでなく、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策など、転職活動のサポートをしてくれるのが魅力です。

とくに、技術営業に特化した転職エージェントを利用すると、エージェントから技術営業の市場動向や採用動向といった情報を得られたり、技術営業のスキルや経験を踏まえて求人を紹介してくれます。

また、採用担当者とのコミュニケーションをスムーズに行ってくれるので、効率よく転職活動を進められるでしょう。

年収アップ・キャリアアップ目的の転職ならハイクラス向けの求人数を多く保有するビズリーチがおすすめです。

技術営業への転職でよくある質問

ここでは、技術営業への転職についてよくある質問をまとめています。

未経験から技術営業に転職は可能？

未経験から技術営業に転職することは可能です。

プログラマーやエンジニアなどの設計・開発部門からキャリアチェンジする場合、さまざまな製品を開発してきた実績やスキルが身についています。これまでに培った専門知識を活かし、顧客への適切な提案が可能です。

一方、営業経験はあるものの、設計・開発部門の経験がない場合、専門知識の面がハンデになる可能性があります。しかし、将来の成長を見込んで採用するポテンシャル採用という形をとっている企業もあります。

設計・開発部門の経験や営業経験がない方でも、前職での実績や学習の意欲を示すことができれば、チャンスがあるといえるでしょう。

技術営業職に向いている人は？

技術営業職に向いている人の主な特徴は、以下の通りです。

技術営業職は、製品・サービスに関する深い知識が必要となるため、基本的には技術的・専門的なことに興味がある方に向いているといえます。

さらに社内外のチームと連携して業務を進めるため。チームで働くことにやりがいを感じる方や、コミュニケーション能力がある方にも向いているでしょう。

また技術系とはいえ営業職であることに変わりはないため、ストレスが低い方だとプレッシャーに負けてしまう可能性も考えられます。

自身の適性をよく見極めた上で、慎重に検討することをおすすめします。

技術営業と営業の違いは？

技術営業と一般的な営業との大きな違いは、専門知識の有無です。自社製品やサービスを顧客に売る点ではどちらも共通していますが、製品に対する技術的な専門知識を必要とするかどうかが異なります。

一般的な営業は、自社製品を売るための商談に重点を置いているのに対し、技術営業は自社製品の技術面の詳しい説明に重点をおいています。

顧客が抱える課題をヒアリングし、それに対し自社製品・サービスを導入するとどのようなメリットがあるのか・どのように解決できるのかを技術的に説明する役割を担っている点が、営業との違いといえるでしょう。

また、既存顧客に対してきめ細やかなアフターフォローや新製品の追加導入の提案を行い、信頼を得ていくのも技術営業の役割です。

技術営業は、エンジニア部門と営業部門の両方の役割を果たす職種です。例えば、技術面で活躍したいと考える場合は、エンジニア部門で全体を統括するシステムエンジニアやITコンサルタントを目指せます。

営業職に重点を置く場合は、営業マネージャーや部長といったキャリアパスがあります。技術営業以外の営業職にも興味がある人はこちらの記事も参考にしてください。

まとめ

本記事では、技術営業職への転職について詳しく解説しました。

技術営業は、自社製品・サービスに関する専門知識を活かし、商談・成約につなげていくのが仕事内容です。さらに、技術面でのサポートや問い合わせ対応、自社製品のカスタマイズや設計といった顧客へのフォローやサポートが必要となる場合もあります。

さらに技術営業職は未経験者でも目指すことは可能です。しかし、技術や製品に関する専門知識・コミュニケーション能力・提案力といったスキルが求められます。

そのため、これらをしっかりアピールするためにも転職エージェントを活用し、自分のアピールポイントを打ち出した書類作成や面接対策を行うことが大切です。

本記事で紹介したおすすめの転職エージェントや転職エージェントを活用するコツを参考に、転職活動を成功させましょう。