臨床検査技師の転職が難しいのはなぜ?不安を解消して転職を成功させよう

           
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臨床検査技師の転職では「難しい」「採用されない」などのネガティブなワードを耳にすることが多いのではないでしょうか。

転職が難しいと聞くと、臨床検査技師の求人そのものが少ない、あるいは高いスキルや経験がなければ転職できないと考えがちですが、臨床検査技師の活躍の場は多く、職業としてのニーズが低いというわけではないようです

実際に、厚生労働省の調査によると臨床検査技師の全国有効求人倍率は1.42とされており、求職者と求人の総数は大きく離れていないようです。

そこで本記事では、なぜ臨床検査技師の転職は難しいといわれているのか、その理由について説明するとともに、臨床検査技師が転職を成功させるためのポイントをご紹介します。

関連記事:【臨床検査技師】おすすめ転職サイト12選ランキング|口コミや評判を解説

参考:臨床検査技師 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

目次

臨床検査技師の転職が難しい理由

転職活動をスムーズにおこなうためには、臨床検査技師の転職がなぜ難しいといわれているかについても理解しておく必要があります。

早速、臨床検査技師の転職が難しいと言われている理由からご説明します。

転職する人が少なく空きがない

臨床検査技師の多くは病院やクリニックに就職することが多いとお伝えしましたが、一度就職すると長く勤める方が多いのも特徴です。

厚生労働省の調査によると、医療・福祉関係の離職率は9.8%とされています。

臨床検査技師の離職率について公的な調査資料などはありませんが、大手病院に正社員として勤める臨床検査技師の離職率は低いと考えられるでしょう。大手病院は給料も高く安定した職場環境のためです。

そのため、枠が空きにくいことが臨床検査技師の転職が難しいとされる原因のひとつといえるでしょう。

一方で、契約社員やクリニックに勤める臨床検査技師の離職率は高めと考えられます。

参考:― 令和4年上半期雇用動向調査結果の概況 ―

地域によって求人数が異なる

大きな病院や人口の少ない地域では、臨床検査技師の求人そのものが少ない傾向にあります。

そのため都市部の求人に応募が集中しやすく、競争率が高くなることで臨床検査技師の転職が難しいという現状につながるのです。

希望の条件に合う転職先がない

条件のよい職場は、総じて応募条件が厳しくなります。臨床検査技師の場合は、各種エコーや内視鏡の実務経験、超音波検査士・細胞検査士などの資格を有していることを応募条件としているケースが多いようです。

臨床検査技師の求人はあっても、このような応募条件に満たない場合、やはり臨床検査技師の転職は難しいと感じてしまうでしょう。

臨床検査技師の転職を難しくしてしまいがちな人の特徴

上記のような理由で臨床検査技師の転職が難しいと考えられますが、転職する方の考え方や転職の取り組み方によっても、転職を難しくしてしまっていることがあります。

こちらでは、臨床検査技師の転職を難しくしてしまいがちな人の特徴についてご説明します。

条件にこだわり過ぎている

今よりも良い職場を目指して転職するのですが、その条件が厳しすぎる方は、なかなか採用してくれるところが決まりません。

いくら大病院でも全ての希望条件を満たしてくれる転職先はほぼありませんし、仮にあったとしても他の応募者も多くて競争が激しくなり簡単には採用されません。

転職先に求める条件を厳しくし過ぎて、求人が見つからなかったり、採用されなかったりする方は、一度希望条件を見直しましょう。

条件を見直す際は、1から条件を考え直すのではなく、許容範囲を考えたり優先順位を付けたりするだけでも十分です。

実務経験が不足している

臨床検査技師のような専門性がある転職では、多くが即戦力を求められます。

クリニックや診療所のような小規模な施設では、臨床検査技師を1名しか雇わないことも多いため、1人の臨床検査技師に実務を任せられることもあります。

臨床検査技師としての実務経験が乏しい方や、久しぶりに復職するような方は、転職も難しくなってしまうでしょう。

臨床検査技師の経験に自信がない方は、もう少し今の職場で経験を積んだり、複数人の臨床検査技師を雇用している施設に限定したりすると良いでしょう。

応募書類の内容や面接対策が不足している

臨床検査技師の転職に限った話ではありませんが、転職の準備ができていなければ採用されるものも採用されなくなってしまいます。

現職を続けながら転職活動を進めることは、時間的にも肉体的にも大変なことです。

後述する転職エージェントを活用しながら、求人探しや応募先との日程調整のサポートをしてもらったり、面接などを対策したりしておくことで、少しでも転職を成功させやすい状態にすることができます。

臨床検査技師が転職を成功させるには

ここまで臨床検査技師の転職が難しい理由をご説明しましたが、対策次第では十分に転職を成功させることができます。

こちらでは、臨床検査技師の転職を成功につなげるためのポイントを4つ紹介します。

希望の働き方を明確にする

転職を成功につなげるために最も大切なことは、働き方やライフスタイルの希望を明確にしておくことです。

またキャリアアップやスキルアップを目的とした転職の場合、転職先でどのようなスキルを得たいのか、そのためにはどんな

内容の仕事に携わりたいのかといったことまで、しっかりと掘り下げておきましょう。

条件の優先順位や妥協点、そして目的意識を明確にもつことで、面接時のアピール材料になったり難しい条件交渉がスムーズにおこなえたりします。

病院以外の転職先も視野に入れる

勤務先の候補に病院だけを考えていると、なかなか求人が見つからなかったり求人の条件に合わなかったりと、転職活動そのものが難しくなってしまうことが考えられます。


臨床検査技師の多くは新卒で病院勤務を選ぶことが多いようです。もちろん、生理機能検査など臨床現場でしか得られない経験やスキルを身につけたい臨床検査技師であれば、転職の際も病院勤務を選ぶべきといえます。

しかし、特に病院勤務を希望することに明確な理由がないのであれば、検査センターや保健所・製薬メーカーなどへの転職も検討してみましょう。

勤務先を限定しないことで、勤務条件や報酬面で希望にマッチした転職先が見つかるかもしれません。

ニーズの高い資格を取得する

転職の際に強みになる資格を持っておくことも、転職を成功させやすくなるポイントです。

中途採用の場合、採用側は即戦力を求めているケースも少なくありません。

ここでは、臨床検査技師の転職におすすめの資格をご紹介します。

細胞検査士

細胞検査士は、臨床検査技師と衛生検査技師のみ受験することができる資格で、一次試験と二次試験に合格することで与えられます。

受験資格は次のいずれかの条件を満たしている必要があります。

細胞検査士資格認定試験は、臨床検査技師ないし衛生検査技師として主として細胞診検査の実務に1年以上の従事した者、細胞検査士養成所あるいは養成コースのある大学の卒業、卒業見込み者が受けることができます。

引用元:公益社団法人 日本臨床細胞学会

超音波検査士

超音波検査士の資格は臨床検査技師のほか、看護師・准看護師・診療放射線技師のみが取得することのできる資格です。

超音波検査の経験者や有資格者を優先的に採用する施設も多く、ニーズの高い資格のひとつといえるでしょう。

受験資格は以下3つの条件を全て満たす者とされています。

1.日本国の看護師,准看護師,臨床検査技師,診療放射線技師のいずれかの免許を有すること。
2.会員歴について
【第36回試験(令和3年度中に実施)から】
20xx年9月1日以前に入会し,3年以上継続して,本会の正会員もしくは準会員,または日本超音波検査学会の正会員であること。
3.本会認定超音波専門医・指導検査士の推薦が得られること。

引用元:公益社団法人 日本超音波医学会|超音波検査士制度委員会

消化器内視鏡技師

消化器内視鏡技師は医師の指導のもと、内視鏡診療の介助をおこなう仕事です。国家資格ではなく、日本消化器内視鏡学会の認定試験に合格することで消化器内視鏡技師の資格を取得できます。

内視鏡診療での臨床検査技師の主な仕事は検体検査のみですが、消化器内視鏡技師の資格を取得することで、内視鏡業務における介助や内視鏡をはじめとした関連機器の管理などもおこなうことが可能になります。

消化器内視鏡技師を認定試験を受けるためには、学会が定める6つの条件を満たす必要があります。

第2章 認定基準
第6条
次の申請資格を満たし、資格認定試験に合格した者を消化器内視鏡技師と認定する。
(1)看護師(助産師・保健師含)、准看護師、臨床検査技師、臨床工学技士、診療放射線技師、衛生検査技師、薬剤師のいずれかの医療関連者法定免許を有していること。
(2)過去5年以内に、本学会専門医が従事する内視鏡室(試験委員が認めた施設を含む。)で2年以上の実務経験を有していること。
(3)過去5年以内に、消化器内視鏡技師研究会・技師学会または各支部研究会に2回以上出席していること。
(4)過去5年以内に、本学会支部長の承認する消化器内視鏡機器取扱い講習会基礎編を1回以上受講していること。
(5)過去5年以内に、試験委員会が別に定める内視鏡に関する所定の講義を受講していること。
(6)次の部位項目における申請者本人の消化器内視鏡介助症例数の合計が年間100件以上かつ本学会認定専門医より証明及び推薦が得られること。なお、介助症例数の申告は原則として直近1年間の件数とし、直近1年間が休職・無職・専門医不在施設に勤務の場合は、受験申請時から遡った過去5年以内の介助件数の申告とする。
・部位項目①上部消化管の検査・処置
・部位項目②下部消化管の検査・処置
・部位項目③胆・膵の検査・処置

引用元:一般社団法人 日本消化器内視鏡学会

胚培養士

令和4年4月から不妊治療が保険適用となったこともあり、今後ニーズが高まると考えられるのが胚培養士です。

現在、胚培養士になるための国家資格などはありませんが、学会が認定する2つの資格があります。

  • 生殖補助医療胚培養士(日本卵子学会)
  • 臨床エンブリオロジスト(日本臨床エンブリオロジスト学会)

受験資格の詳しい条件は各ホームページに記載されています。

簡単にまとめると、次に挙げる2つの条件に加えて、各学会が指定する学会や講習会に規定の回数参加することで受験資格を得ることができます。

  • 胚培養士として1年以上の臨床実務経験があること
  • 大学、大学院のいずれかで生物関連科目を習得している、あるいは臨床検査技師か正看護師の資格を有していること

国家資格こそ必要ないものの、高度で繊細な技術を要するほか、知識や高い倫理観も必要な仕事のため、誰でも簡単に胚培養士になれるというわけではありません。

しかし顕微鏡を主に使うという共通点もあり、臨床検査技師から胚培養士に転職するケースは多いようです。

【参考記事】資格に関してのQ&A | 一般社団法人 日本卵子学会
認定資格受験・更新 | 日本臨床エンブリオロジスト学会

転職のプロに相談する

臨床検査技師の転職が難しいと思っている人こそ、転職エージェントの活用をおすすめします。

近年では、さまざまな分野特化の転職エージェントも登場してきており、医療技師向けの転職エージェントもあります。

転職エージェントは、市場ニーズや転職活動の進め方など転職に関する専門的な知識を備えています。

希望条件に合った求人を探してくれるほか、面接対応や応募先との難しい条件交渉もおこなってくれるため、転職が成功しやすくなるでしょう。

臨床検査技師の転職タイミングはいつ?

臨床検査技師を転職したいと考えていても、今のタイミングで転職するのは難しいのではないかと不安に感じる方も多いでしょう。ここでは臨床検査技師の転職はいつが最適なのか、年代別にみていきましょう。

20代~30代が最初の転職タイミング

勤務年数が短い場合、臨床検査技師としてのスキル不足や経験不足を感じ、転職は難しいと考える方も多いでしょう。

しかし裏を返せば、仕事の進め方や考え方にクセがついておらず、育てやすいという見方もできます。

人材育成に力を入れている企業や施設の場合、意欲や将来性のある人材を求めていることも少なくありません。

学ぶ意欲や仕事への積極性をアピールできれば、よりよい環境へ転職することも難しくないでしょう。

特に未経験分野への転職を考えている場合は、早い方が採用の確率が高くなります。

関連記事:20代転職サイトおすすめ比較ランキング!前半後半や女性向けも解説
関連記事:30代転職エージェントおすすめ比較ランキング|女性・未経験・フリーター向けの選び方

40代・50代でも転職は可能

40代や50代は求人の対象年齢に含まれていなかったり、待遇面で折り合いがつかなかったりといった理由で転職が難しいケースがあります。

40代・50代の転職では、資格を取得し専門性を高めておくことが重要なポイントです。

企業への転職を視野に入れる場合は、マーケティングスキルや後進育成、マネジメントの経験があれば大きな強みになるでしょう。

40代・50代の転職で注意しなければならないのは未経験分野への転職です。

同じ条件で20代や30代の臨床検査技師から応募があった場合、やはり将来性などの面で不利になる可能性が高くなります。

臨床検査技師におすすめの転職エージェント

ここでは、臨床検査技師が転職する際に活用できる転職エージェントを5つご紹介します。

それぞれに特徴や強みが異なるため、自分に合った転職エージェントを活用しましょう。

また求人情報の絶対数が少ない臨床検査技師の転職では、なるべく多くの求人情報を得ることが重要です。

複数の転職エージェントに登録して情報を集めることで、希望に近い求人を見つけやすくなります。

レバウェル医療技師

レバウェル医療技師

レバウェル医療技師は、臨床検査技師、放射線技師、臨床工学技士専門の転職支援サービスです。

登録後は、気になった点を電話・LINEで気軽に相談することができます。給与や労働条件の交渉もサポートしてくれるため、一人で転職活動をするのが不安な方にもおすすめです。

休日や営業時間外の面談、メール連絡にも対応しているので、在職中でも転職活動に取り組みやすいサービスといえます。

また、実際に職場を訪問したからこそ得られるリアルな情報も提供してくれるため、入職後のギャップを最小限に抑えられるでしょう。

レバウェル医療技師の登録は無料です!

検査技師人材バンク

KJB検査技師人材バンク

KJB検査技師人材バンクは、厚生労働大臣から認可を受けている臨床検査技師専門の転職エージェントです。求人紹介や面接日程の調整、条件交渉など、登録から入職までさまざまなサービスを無料で受けられます。

担当者がこまめに連絡をくれるので、「自分から質問しづらい」「コミュニケーションを取るのが苦手」と感じる方にもおすすめの転職サービスです。若手から40代・50代まで幅広い年齢層の方が利用しています。

運営会社である株式会社エス・エム・エスは、医療や介護に特化した求人紹介サービスを展開しており、臨床検査技師以外にも臨床工学技士、診療放射線技師の求人サイトも運営しているため、充実した情報提供に期待できるでしょう。

メディコ

メディコ

メディコは看護師や医療従事者の求人に特化した職場口コミ・求人サイトです。

実際に働いたことのある医療従事者からの口コミを見ることができるという特徴があり、口コミをもとに自分に合った職場を探すことができます。


また同会社が運営する転職支援サービス「メディコエージェント」では、メディコの職場口コミに加えて医療業界専門のエージェントによるサポートが受けられるため、ひとりでの転職活動は難しいと感じる方におすすめです。

リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
  • 転職成功実績は45万人以上
  • リクルートエージェントにしかない非公開求人が多数
  • 幅広い業界・職種の求人を保有

リクルートエージェント」は、業界最多クラスの求人数が魅力の総合型転職エージェントです。

ベンチャー企業から大手企業まで、さまざまな業種の求人を取り扱っています。

非公開求人も多数保有しているため、リクルートエージェントにしかない求人にも応募できます。

こんな方におすすめ
  • 土日や平日の夜にしか転職活動できない方
  • テレワークや残業が少ない求人を探している方
  • キャリアプランを相談したい方
サービス概要
サービス名リクルートエージェント
運営会社株式会社リクルート
公開求人数485,898件
非公開求人数400,798件
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://www.r-agent.com/
2024年11月1日時点
  • 自分に合う求人が見つかった
  • めんどくさい手続きを代行してくれる
  • 書類の添削や面接対策をしてくれる

マイナビエージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
  • 転職から入社手続きまでトータルサポート
  • 大手からベンチャーまで幅広い求人を保有
  • 各業界に特化したキャリアアドバイザーがサポート

マイナビエージェント」は、転職経験のない人に特におすすめの転職エージェントです。

キャリアアドバイザーが面談をしたうえで適性に合った求人を紹介してくれるため、自分の強みを活かせる企業が見つかるでしょう。

こんな方におすすめ
  • 初めて転職活動をする方
  • 書類選考や面接対策の進め方が不安な方
  • 大手企業へ転職したい方
サービス概要
サービス名マイナビエージェント
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数68,637件
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://mynavi-agent.jp/
2024年11月1日時点
  • 求人情報が見やすく使いやすい
  • 求人情報の内容以上の情報を知ることができる
  • サポートが手厚く親身に対応してくれる


関連記事:マイナビエージェントの評判はひどい?口コミや利用におすすめな人を解説

ビズリーチ

ビズリーチの特徴
  • 自分でキャリアアドバイザーを選べる
  • 3人に2人が年収アップに成功
  • 自分のペースで転職活動を進められる

ビズリーチ」はレジュメ登録するだけで企業からスカウトが届く転職サービスで、自分の市場価値を客観的に判断することができます。

自分でサポートしてもらいたい担当者を選べるのもビズリーチの魅力のひとつです。

 こんな方におすすめ
  • 現職のままでいいのか不安な方
  • 転職できるのか不安な方
  • 年収アップを実現したい方
サービス概要
サービス名ビズリーチ
運営会社株式会社ビズリーチ
公開求人数140,342件
非公開求人数非公開
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://www.bizreach.jp/
2024年11月1日時点
  • 高年収の求人情報が豊富
  • 自分の市場価値を理解できた
  • 自分でエージェントを選べる
口コミをもっと知りたい方はこちら

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトの特徴
  • 転職後の平均年収925万円以上
  • レジュメ登録で企業やエージェントから直接スカウトが届く
  • AIによるマッチングでキャリアの選択肢が広がる

リクルートダイレクトスカウト」は、20代から40代まで幅広い年代向けの求人を保有しており、年収アップを実現したい方におすすめです。

自分の市場価値も分かるため、すぐに転職する予定がない方にもおすすめです。

  • 年収アップの転職を実現したい
  • 職務経歴書の作成に時間をかけたくない
  • スカウトと求人検索からの応募、双方利用したい
サービス概要
サービス名リクルートダイレクトスカウト
運営会社株式会社リクルート
公開求人数392,208件
(年収800万円以上:129,876件)
非公開求人数非公開
対応地域東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイトhttps://directscout.recruit.co.jp/
2024年11月1日時点
  • 登録審査がない
  • 現職よりも待遇がいいスカウトが届いた
  • ヘッドハンターのおかげでスムーズに転職できた

臨床検査技師の転職先

ここでは臨床検査技師の転職先として考えられる職場を6つご紹介します。

今候補にしている転職先でなかなか求人が見つからない方でも、別の方向性も模索してみることで転職の難易度が変わる場合があります。参考にしてみてください。

医療機関

ひと口に医療機関といっても、病院とクリニックでは仕事内容や待遇、給与など異なる点が多くあります。それぞれの違いについてみてみましょう。

病院

病院では、入院患者や外来患者の検査業務全般を担います。大学病院・総合病院などの比較的大きな施設では検査室が設けられており、複数の臨床検査技師が業務を分担しておこなうことも多くあります。

患者と接したり、他の医療スタッフと連携したりすることも多いため、コミュニケーション能力が求められる職場でもあります。

クリニック

個人クリニックでは臨床検査技師がひとりしかいないというケースも珍しくありません。そのため検査以外の業務も担っていることが多く、職場によっては激務になることもあるようです。

クリニックの場合、検体検査などは検査センターに委託するケースが多く、臨床検査技師の仕事は生理機能検査がメインとなります。

検査センター

検査センターでは、病院から委託された検体検査が主な業務です。

機械化が進んだことで、検査センターにおける臨床検査技師のニーズは減少傾向といわれていますが、新型コロナの流行などでもわかるように、突発的に需要が高まる可能性も考えられます。

検査センターでは生理機能検査の経験を積むことはできません

検査センターから病院へ転職したい場合は、未経験可のクリニックなどから段階的にスキルアップしていくとスムーズに転職できるでしょう。

血液センター

日本赤十字社の施設のひとつである血液センターの正式名称は「赤十字血液センター」です。

輸血に関する業務を担う血液センターは、採血・検査・製剤・供給の4つの部門で構成されています。

日本赤十字社の社員としての登用のうえ競合他社もないため、比較的安定性の高い仕事といえるでしょう。

健診・検診センター

健診・検診センターでは、検体検査から生理機能検査まで幅広くおこないます。

特に採血や超音波検査はスキルを必要とするため、経験者や資格保有者が活躍できる現場といえます。

腹部エコーや胸部エコーをおこなうため、女性の臨床検査技師のニーズも高い傾向にあります。

保健所

保健所では感染症や食中毒が発生した際に、細菌やウイルスの検査をおこないます。また残留農薬を調べたり、環境衛生・食品衛生などの指導をおこなったりすることも業務のひとつです。

地方公務員という安定した立場のため欠員が出にくく、さらに採用人数も少ないことから、求人件数はほとんどない可能性があります。

保健所勤務を希望する方は求人があった場合に備えて、公務員試験対策もおこなっておきましょう。

一般企業

臨床検査技師の技術や知識を、医薬品や医療機器の開発に役立てることもできます。

一般企業に勤務する場合は、技師としての知識やスキルに加えて、ビジネススキルやコミュニケーション能力が欠かせません。

転職先の一例として、以下のような企業が挙げられます。

  • 医療機器メーカー
  • 製薬メーカー
  • 治験関連機関
  • 研究室・研究所

医療機器メーカー

医療機器メーカーで働く臨床検査技師は、アプリケーションスペシャリストとして営業担当者に同行することが多い仕事です。

医療機関や学会へ赴き、医療機器のプレゼンテーションやデモンストレーションをおこなうほか、客先へのフォローやサポートもおこないます。移動が多いため、フットワークの軽さや体力が重要な仕事です。

製薬メーカー

製薬メーカーでの臨床検査技師の仕事は、治験コーディネーター(CRC)として被験者や医師のサポート、関連部署との連携や調整などが主な業務です。

治験のモニタリングや進捗管理をおこない、安全性の高い医薬品開発や研究をサポートしています。

治験関連機関

治験関連の職場は、開発業務受託機関(CRO)や治験施設支援機関(SMO)が挙げられます。

CROでは、製薬メーカーや医療機器メーカーなどから治験に関わる業務を一部、あるいは全部を代行する支援企業です。臨床検査技師は臨床開発モニター(CRA)として臨床試験のモニタリングなどをおこないます。

SMOは医療機関での治験に関わるさまざまな業務を支援しています。SMOに所属している場合、製薬メーカーでの勤務と同じように治験コーディネーターとしての仕事をおこなっています。

研究室・研究所

研究職に興味がある場合は、大学の研究室や研究所で働くという方法もあります。

ただし理系分野の博士号が必要なケースや、学生への指導をおこなう場合は教員免許が必要となるケースもあるため、研究職への転職を検討している方は大学院への進学も視野に入れて考えましょう。

最後に|転職を成功させるには視野を広げることが大切!

転職が難しいといわれる臨床検査技師ですが、その理由をみていくと大手病院の正社員といった一部の求人は少ないものの、さまざまな職場で臨床検査技師を必要としていることがわかりました。

臨床検査技師としての転職を成功させるためにも、視野を広げて希望条件を見直してみましょう。

転職エージェントなどを活用して多くの求人情報を得ることも、視野を広げるきっかけになります。

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