看護師向け転職サイトは、無料で使えることもあって、転職活動をする看護師の多くが利用します。
様々な求人を紹介してくれたり、手厚いサポートをしてくれたりと便利な転職サイトですが、あなたは転職サイトの仕組みをご存知でしょうか?
今回の記事では、転職サイトの仕組みを解説するとともに、転職サイトを使うメリット・デメリットやおすすめ転職サイトも紹介したいと思います。
転職を考えている看護師の皆さんは、ぜひこの記事を参考にしてください。

看護師におすすめの転職サイト5選 | ||
サイト名 | 評価 | 強み |
4.8 |
アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。 |
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4.5 |
保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。 |
4.5
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利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。 |
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4.3 |
病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能! |
4.0 |
病院からのスカウトが受けられる転職サイト。面接対策が高評価! |
看護師向け転職サイトが無料で使える仕組み
転職の経験がある人や転職サイトについて少しでも調べた人なら既にご存知でしょうが、看護師向けの転職サイトは全て無料で利用できます。
求人を代わりに探してくれて、面接の対策や条件交渉などの手厚いサポートも。そんな転職サイトが無料で利用できるなんて、話がうますぎて逆に不安になってしまうという方もいるのではないでしょうか。
安心して転職サイトを使うためにも、転職サイトがどのような仕組みで利益を上げているのかは知っておくべき項目です。
転職サイトが無料で使えるのは、人材を探す病院やクリニック、介護施設などから報酬を受け取っているからです。
そして、その収益を上げる方法は大きく分けて2種類あります。
ここからはその2つの方式を説明していきます。
①成功報酬型の転職サイト
まず1つ目の方式は、転職サイトの利用者が病院に採用された段階で、病院側がお金を支払う「成功報酬型」です。
この方式では、実際に人材を紹介されるまで病院やクリニック側は費用を支払う必要はありません。
紹介された看護師を採用した段階で、その人に支払う年収の一定割合を転職サイト側に支払います。
報酬の相場は年収の2~3割と言われており、病院やクリニックはかなり高額の採用コストを支払っているのですね。
∟ 500万円 × 30% = 150万円
転職サイト側としては、紹介した看護師が採用されないとお金が発生しないので、転職希望者のサポートにも力を入れているのです。
採用課金型
採用課金型は求職者の採用が決定した時点で、クライアントに対して支払い義務が発生するというモデルになっています。最近は比較的採用課金型の課金モデルが人気ですが、採用が決定したことを転職サイト側でもしっかりと把握する必要があります。
応募課金型
応募課金型は最近では少なくなりましたが、求職者が求人情報に応募したタイミングで課金が発生するという仕組みになっています。もしくは、クライアントが応募に対して何かアクションを起こしたタイミングで課金が発生する場合もあります。
応募課金型は採用課金型と比較して、クライアントが希望していない人材からの応募であっても支払義務が発生するため、クレームに発展しやすく、難しい課金モデルであると言えます。
手数料相場はどのくらい?
転職サイトの報酬は具体的に決まっているわけではありませんが、基本的には求職者の想定年収の30%~35%程度の金額が相場となっています。
また、他と比較して大規模な採用を行っているクライアントに対しては、一人あたり一律いくらなど固定の金額にして割引契約をする場合もあります。
②掲載広告料型の転職サイト
もうひとつの方式は、サイトに求人情報を紹介することで報酬を受け取る「広告掲載型」です。
病院やクリニック側は自分たちの求人情報を掲載してもらうことに対してお金を支払います。
採用に至らなくても費用が発生する反面、複数人採用しても追加のお金は必要ないという利点もあります。
一方で、「広告掲載型」は掲載期間があるため、費用を払った以上、一人ぐらい採用しないと勿体無い!という心理もあります。
そのため、掲載期間が間近に迫ると、誰でもいから一旦採用したいとなりがち・・・
結果、ミスマッチが生まれやすいのも「広告掲載型」のデメリットと言えます。
看護師におすすめの転職サイト5選 | ||
サイト名 | 評価 | 強み |
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看護師転職サイトの仕組みで重要なアドバイザーに関する知識
転職サイトの仕組みを理解するうえで欠かせないのが、アドバイザーの存在です。
転職サイトを使って転職する際には、アドバイザーとはどういった人たちなのかを理解するようにしましょう。
アドバイザーの2つの種類
看護師向けの転職サイトのアドバイザーには、「片手型」と「両手型」の2つのタイプが存在します。
それでは、それぞれのタイプの特徴をみていきましょう。
片手型
病院やクリニックに対して営業をおこない求人情報を獲得する「リクルーティングアドバイザー(RA)」と転職したい看護師のカウンセリングなどを担当する「キャリアアドバイザー(CA)」が分かれているのが片手型です。

この方式を採用している転職サイトは、大手が多く求人数も豊富な傾向があります。
担当アドバイザーも、転職希望者の対応のみを担当するのでサービスの質も高いのですが、反面、病院やクリニック側への理解度が不足するのは否めません。
両手型
片手型とは違い、病院やクリニック側との交渉も転職希望者の対応も一人のアドバイザーが担当するのが両手型です。

このタイプのアドバイザーは、病院やクリニック側と看護師側の双方を深く理解しているので、マッチングの精度に優れています。
しかし、転職希望者側だけに時間と労力を割けない分、連絡や日程調整では少し不自由することもあります。
看護師業界にいたアドバイザーの有無は重要
看護師向け転職サイトのアドバイザーの中には、転職サイトや人材業界での経験は豊富でも看護師業界にはあまり詳しくない人もいます。
こうしたタイプのアドバイザーが担当になると、転職に関する一般的な部分では充実したサポートを受けられても、職場の事情に詳しくなかったり、看護師のキャリアへの知見が浅かったりします。
そのため、看護師業界で仕事をしていた経験があり、知識が豊富なアドバイザーにサポートしてもらうことが転職成功のカギを握ります。
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4.3 |
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看護師が看護師専門の転職サイトを使う5つのメリット
では、看護師が転職活動をする際に転職サイトを使うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、転職サイト・エージェントを使う5つのメリットを紹介したいと思います。
効率的な転職活動が可能
数多くの求人の中から、自分の希望に合ったものを探すのは一苦労です。
就活失敗してすぐ会社辞めてニートとフリーターしてたけど正社員なれた
— 元無職の既卒就活実録@相互100 (@5j11Os) September 1, 2023
2回目の転職は慎重にしたけどプロフのエージェント相談して結構すぐに決まった
なんで今まで一人で就活してた?って思うほどスムーズだったので公布したい
転職サイトに希望する条件を伝えれば、適した求人を代わりに探してくれます。効率的な転職活動を行いたい方にとっては、便利な存在なのです。
非公開求人の存在
転職サイトに登録すると、非公開求人を紹介してもらえることもあります。
非公開求人は、応募が殺到するのを嫌って公開されない魅力的な求人を知ることができるのは大きな利点です。
自分の力だけで探すより、好条件の職場を見つけられるかもしれませんよ。
転職おめでとうございます。転職エージェントは「突然空いたポスト」「表に出さない非公開求人」「そのエージェント特有のパイプから来る募集」など、色々持ってますので、それを通して見つかったようでよかったです。そして転職の際にエージェント使っていただき感謝感激関弘美です。 https://t.co/n6HWHXzd1n
— FocusCore(外資系への転職サポート) (@FocusCoreJP) September 11, 2019
面接などの手厚いサポート
転職の経験が乏しい方にとっては、専門転職サイトが提供するサポートも大きなメリットになります。
履歴書の書き方や面接対策など、自分だけでは難しい部分をサポートしてもらえるので、転職活動を有利に進めることができます。
求職者が面接慣れしてない人も多くいるのも事実で。その人の良さを面接でうまく伝えられないことで落ちてしまってる人もいる
— 河端保志/ツーストーンアンドサンズ(7352) (@YaKwbt) September 7, 2019
そんな方と面接練習したり、
紹介した会社のいいところ悪いところもしっかり伝えたり
エージェントに対する性善説だけど情熱を持ってやってる人も(うちの社員含め)いるんです
条件交渉の代行
勤務時間やお給料などの様々な条件の交渉を自分でするのは煩わしいですよね。
そうした交渉面を代わりに行ってもらえるのも、転職サイトを利用するメリットのひとつ。
弟がエージェント使って転職するのを裏でこっそり手伝ったら一発で内定が出て、条件交渉もスムーズに運んだ。人材の仕事やっててほんと良かったと思った瞬間。家族の役に立つのは嬉しい。
— あや@フリーランス2年目&二拠点生活中 9/23〜函館 (@n_is_hi) March 15, 2019
また、実際に働き始めてから聞いていた話と違うとなった場合でも、対応してもらえることもあります。
転職先の内部事情を知れる
転職サイトを活用することで、転職を検討している病院の内部事情を把握できる可能性があります。
とくに、個人応募のみの求人情報を扱うサイトではなく、求職者に変わって転職先とやりとりをおこなってきた「転職エージェント」のサービスを利用することがおすすめです。
求職者に変わり病院側とのやりとりをおこなうなかで、病院側が求める人材や温度感などを把握している可能性があります。
また、病院の労働環境、職場の人間関係、給与水準、勤務時間、福利厚生、教育プログラムなど、現場の雰囲気だけでなく、働きやすさについても客観的な意見を貰える可能性が高いといえるでしょう。
転職先の雰囲気を知っておくことは、最適な職場を見つける上で重要な判断材料となります。自分のキャリアゴールや働き方に合った環境を選ぶことがもでき、転職後の満足度を高めることにも繋がるでしょう。
看護師が看護師専門の転職サイトを使う3つのデメリット
続いて、転職サイトを用いた場合のデメリットをみていきましょう。
希望とは違う求人を紹介されることがある
転職サイトを利用する場合、始めに希望を伝え、それに合った求人を紹介してもらうことになります。
しかし、アドバイザーによっては、希望とは違う求人を紹介してくることもあるようです。
希望とは違う労働条件の病院や望んでいない科の求人を紹介されても困りますよね。
この問題の原因の一端は、先ほど紹介した転職サイトの仕組みにあります。
成功報酬型のサイトの場合、紹介実績を増やすことに躍起になって希望に沿わない求人を紹介するケースがあるのです。
担当アドバイザーからのしつこい連絡
転職サイト側としては、利用者の転職を成立させることが重要です。
そのため、転職活動を進めるために過剰な連絡をしてくるアドバイザーもいるようです。
もう求人いらないですって伝えたのに、サイコパスエージェントが毎日LINEと電話かけてくる。電話に出ないと今度非通知でかけてくるんだけど頭湧いとるよな🤷♀️
— どろくそちゃん (@Dorokusooni) September 1, 2023
何もサポートしてくれないアドバイザーは論外ですが、過剰に連絡されるのもそれはそれでストレスの原因になりますよね。
応募者多数の場合、転職サイト経由は不利⁉
- 成功報酬型の転職サイト経由のAさ。
- ホームページ経由のBさん
この2人が全く同じ能力や人間性の場合、採用されるのは恐らくBさんです。
Aさんを採用した場合、病院側は転職サイトに報酬を支払わなくてはいけません。
病院側としては、採用コストを抑えるためにもお金が余分にかからないBさんの採用を選ぶはずです。
このように複数の応募者がいる場合は、転職サイトの利用がマイナスに働くこともあるのです。
転職サイトのアドバイザーがしつこく連絡してくるたった1つの理由
なぜアドバイザーがしつこく連絡してくるか、その理由を考えたことがあるでしょうか?
もちろん、『1:転職サイトのアドバイザーは転職してくれなければ報酬が入らないから』というのも1つの理由ですが、そもそも『2:アプローチをし続けないと、求職者自身も転職に動かない』からです。
転職サイトに登録したということは、今の病院への不満、キャリアアップなど、さまざまな理由があるかと思いますが、現状をなんとかしたいという気持ちを持っていたことになります。
しかし、その気持ちも時間が経つにつれて薄れていくのが人間です。
昨日まで持っていた気持ちが、朝起きたらどうでも良くなっている経験もあると思いますが、転職活動も一緒で、今よりもいい職場は必ずあります。
にも関わらず、現状が変化することを恐れるあまり、アドバイザーに会うという第一歩を踏み出せない人は、実は7割ぐらいいます。(当社調べ)
現状に対する不満は時間が経っても解決はしませんし、誰かが解決してくれるものでもありません。
転職サイトのアドバイザーたちは、転職や人の行動心理に関するプロフェッショナルです。
しつこいと感じる程度には連絡をしないと、誰も動かない事を知っているからこその行動と言えます。
看護師の転職に強いおすすめの転職サイト3選
確かに、転職サイトにはいくつかのデメリットは存在します。しかしデメリットの存在を分かったうえできちんと使いこなせば、転職活動を有利にしてくれる便利な存在であることには変わりありません。
そこで、ここからは転職を考えている看護師の方にオススメな転職サイトを紹介したいと思います。
①レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する、看護師特化型の転職エージェントです。
LINEで気軽に転職に関する相談をすることができ、それぞれにぴったりの求人を探せます。
②ナース人材バンク
株式会社エス・エム・エスが運営する、看護師特化型の転職エージェントです。
保有求人数が最大級のため、地方の方でも納得のいく求人を幅広く探すことができます。
③看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)
トライトグループが運営する、医療従事者向けの転職エージェントです。
同社は分野横断的に転職エージェントを運営しているため、蓄積された豊富なノウハウが特徴となっています。
転職サイト以外の方法は?
看護師が転職活動をする場合、転職サイト以外には次のような方法が中心になります。
ハローワーク
・看護師、病院、双方が無料で利用できる
・地方に強い
ナースセンター
・看護師専用の職業紹介事業
・ブランクのある人への支援が充実
知り合いからの紹介
・タイミング次第だが、採用されやすい
・情報を教えてもらえるため安心できる
まとめ
看護師向け転職サイトは、看護師を採用したい病院やクリニック、介護施設側から報酬を受け取ることで成り立っています。
そのため、看護師の皆さんは、充実したサポートを無料で受けられるのです。
成功報酬型の転職サイトなどでは、自分の希望に反した求人の紹介などの問題もありますが、基本的には便利で有用な存在なのは間違いありません。
今回紹介した転職サイトなどを利用して、転職サイトを進めてみてはいかがでしょうか。