「看護師は転職サイトを使わない方がいいって口コミを聞いたことあるけど、理由は何?」
「看護師転職サイトを利用する前に、メリット・デメリットを詳しく把握しておきたい」
転職を考えている看護師の方の中には、上記のように考えることがあるかもしれません。
- 連絡がしつこい
- 進め方が一方的
- 希望に沿った求人を紹介されない
- 聞いていた情報と違う求人を紹介された
看護師に特化した検索機能が豊富である・面接対策を丁寧に実施してくれるなどが、その代表的な例です。
そうなると「メリットもデメリットもあるなら、看護師転職サイトを使うべきかどうか悩むな」と思うかもしれません。
そこでこの記事では看護師転職サイトを使わない方がいい理由だけでなく、使った方がいい人の特徴・メリット・各サイトの比較・失敗しない活用方法・注意点を解説します。
看護師におすすめの転職サイト5選 | ||
サイト名 | 評価 | 強み |
4.8 |
アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。 |
|
|
4.5 |
保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。 |
4.5 |
利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。 |
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4.3 |
病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能! |
4.0 |
好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援 |
関連記事:看護師におすすめの転職サイト比較ランキング!メリット・デメリットなど解説
目次
看護師が転職サイトを使わない方がいいと言われる理由
「看護師は転職サイトを使わないほうがいい」と言われるのには、以下のような理由があります。
それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
連絡がしつこい
看護師が転職サイトを使わない方がいい理由に、連絡がしつこいという点が挙げられます。
事実、以下のように「しつこかった」とうんざりしている口コミが見つかりました。
現在も働いていて一年以上後に転職希望なので登録し求人を見ようと思っていただけなんですが、電話が何回もかかってきます。
最初は登録した次の日に2回。
その次の日に5回+SMSが一通。
正直、ラインでの連絡も可と書かれてたので仕事終わりに登録をしようと思ってましたが、仕事中に5回も電話がくるのはいい気がせず、お断りをしました。
最初に急ぎで求人を探してる訳では無いと登録しているし、現役で働いてることも登録したはずです。その場合は1回の電話・SMSから1週間程度は待って欲しいです。こちらも、催促されると疲れてしまいます。連絡できない理由は色々ありますが登録し求人を見たいことに変わりはありませんので必ず再度連絡します。また今度機会がありましたら登録させていただきます。
引用元:みん評|しつこいです。(2024年3月15日時点)
事前に急ぎで求人を探してる訳ではないことや、現在看護師として働いていることを登録しているにもかかわらず、転職サイトから何度も連絡がきたケースがあるようです。
一方的な連絡が続いたり催促されすぎたりすると、その対応に疲れてしまい、転職サイトは使わない方がいいと感じてしまうでしょう。
しかし、転職サイトからの連絡を無視することはおすすめしません。なぜなら、連絡を無視することで、自分の印象が悪くなる可能性があるからです。
連絡がしつこいと感じた場合は、まず担当のキャリアアドバイザーに伝えてみましょう。
そのうえで改善されないのであれば、担当者の変更を申し出たり、別の転職サイトを利用したりといった行動をとると良いでしょう。
進め方が一方的
看護師の転職サイトがおこなっているのは「職業紹介事業」です。
職業安定法第4条では、職業紹介事業について以下のように定義されています。
「求人及び求職の申込みを受け、求人者と求職者との間における雇用関係の成立をあっせんすること」
引用元:職業安定法|第四条
転職サイトの多くは、一般的に求職者は無料で利用でき、転職が決まれば求人先の企業から転職者の年収の2〜3割程度を報酬として受け取る仕組みになっています。
そのため求職者の転職が成功しなければ転職サイトは収益を得られません。
進め方が一方的であることに困惑している口コミがありました。
すすめてきた施設の口コミを見てみるとブラックのような所ばかりでした。しかも、「他の所にしてもらえませんか…?」と尋ねると、逆ギレ。こちらの希望の条件でない施設をすすめてきたうえに、強引に面接日を決められた。 面接は、キャンセルできないと言われたので仕方なく面接を受けました。 派遣先に履歴書を送るよう要求があり、忙がしくて出せなかったら非常識だと社会人として当たり前だとか、こっちは休憩を削って待っていたとか説教された。体験として1日働いもらって そのようすを見てもらってそれから時給 給料を決めてもらう運びになりますだって。この派遣会社は私の味方ではなく 企業の味方でした。断ると内定は迷惑かかるからキャンセルできませんと言われました。豹変ぶりに恐怖も感じました。
引用元:みん評|恩着せがましくお任せが無理です。(2024年3月15日時点)
成功報酬を得たいがために一方的に転職を進めたかは定かではありません。しかし、このような対応では求職者の不満が募り、転職サイトは使わない方がいいと考えることは無理もありません。
希望に沿った求人が紹介されない
希望に沿った求人を紹介されないことも、看護師が転職サイトを使わない方がいいとされる理由のひとつです。
実際、以下のような口コミがあります。
担当の方が何度が電話ありましたが、希望の求人とはかけ離れている案件ばかりで、今の条件だとご希望にあった案件はないのでまたの機会にお願いします、と言われ、必死に探している身としてはとてもショックで傷つきました。
掲載されていた求人案件の詳細も伺ったのですが、それに対する返答はなく、後程お答えしますのみ。
担当によるかと思いますが、対応がいまいちでした。
引用元:みん評|がっかりでした。(2024年3月15日時点)
希望条件を提示しているのにもかかわらず、紹介された求人が条件とかけはなれている場合、誰でも不快な気持ちになるものです。
しかし、希望に沿った求人を紹介されない理由はさまざまです。希望条件が狭すぎて紹介できる求人がない場合や、希望条件と看護師としての経験やスキルが釣り合わない場合もあります。
希望に沿った求人を紹介されない場合の多くは、企業が求める条件と求職者の希望条件のミスマッチによるものです。
希望に沿った求人を紹介されないからといって、求職者の価値が否定された訳ではないことを覚えておきましょう。
聞いていた情報と違う求人を紹介された
聞いていた情報と実際の条件が異なることは、転職サイトでしばしば起こりうるトラブルです。
その要因として、担当者が企業側と求職者側に分かれている「片面型」であることが挙げられます。
「片面型」は、求職者とじっくり向き合い、手厚いサポートが受けられるメリットがある一方、企業側と意思疎通できておらず、条件と紹介する求人にズレが生じるデメリットも存在します。
事実、以下のような口コミがありました。
レバウェルから送られてきた企業紹介のページではボーナスが4.2ヶ月実際就職するときの面接では3ヶ月この違いは何が聞くとコロナの影響のみの説明なら下がった分のデータで紹介してくれたらいいだけのこと、ご理解頂きたいですの説明のみ、ただ単に虚偽のデータです、下ってるなら下ってると言ってくれればいい
引用元:みん評|企業の情報とレバウェルのデータが違いすぎる(2024年3月15日時点)
聞いていた情報と実情が異なる場合、転職してから「こんなはずじゃなかった」と転職サイトを使ったことを後悔してしまうでしょう。
看護師転職サイトを使うべき人の特徴
先ほど看護師転職サイトを使わない方がいい理由・口コミを解説しました。
そうなると「看護師転職サイトを使うのはやめた方がよさそうだな」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そんな看護師転職サイトでも使った方がスムーズな転職に繋がるケースもあります。
詳しくは以下のとおりです。
忙しく転職活動に割く時間がない
なぜなら、自分が仕事をしているときでも、担当者が求人の検索や手続きなどを進めてくれるからです。
そもそも看護師は、仕事の幅は広く、通常業務が基本的に忙しい職業です。近年は、慢性的な人手不足の影響もあり、さらに忙しさは増加傾向にあります。
看護師の忙しい業務をこなしながら、転職活動の時間を確保するのは非常に困難でしょう。
看護師にとって、自分の代わりに転職活動を進めてくれる転職サイトの存在は非常に大きいといえます。
未経験・ブランクありから転職したい
未経験またはブランクありから転職したい方も、看護師転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトには「未経験OK」「ブランク歓迎」といった求人が多数あります。
転職サイト名 | 未経験 | ブランク |
---|---|---|
ナース人材バンク | 6,854件 | 1,068件 |
レバウェル看護 | 39,016件 | 31,558件 |
マイナビ看護師 | 17,502件 | 17,462件 |
※場所などの条件を指定せずフリーキーワードのみで、未経験、ブランクとそれぞれ単独で検索したときに表示された求人の数。
上表の各数値は勤務地や勤務形態など条件を設定せずに検索した結果ではあるものの、未経験やブランクを歓迎する多くの求人があります。これは看護師転職サイトの強みといえます。
希望条件が決まっていない
転職先に希望する条件が具体的に決まっていない看護師にも、転職サイトを使うべきといえます。
自分が何をしたいのか、どのような施設で働きたいのかなど、転職先への希望が明確でなければ、転職先を探すことができません。
転職サイトには、さまざまな看護師求人が掲載されているため、どのような求人があるのかをまとめて見ることができます。また、コンテンツやコラムから看護師の転職に関する情報収集も可能です。
希望条件がなく、漠然と転職を考えている場合でも、転職サイトを使うことで目指すべき働き方やポジションが明確化し、転職活動の第一歩が踏み出せるかもしれません。
たくさんの求人の中から選びたい
たくさんの求人の中から選択をしたい方も、看護師転職サイトを使うべきです。
なぜなら、看護師転職サイトは非常に多くの求人を保有しているからです。
上記は各サイトに登録されている総求人数ですが、非常に多くの求人が揃っていることがわかります。レバウェル看護に至っては15万件以上もの求人数を保有しています。
派遣や単発などスポット案件を探している
派遣や単発などで働きたい看護師も、看護師転職サイトを使うべきです。
正社員やパートタイムだけでなく、派遣や単発などの、看護師としての働き方はさまざまです。近年は、全国各地の人手不足の病院や緊急度を要する病院で、期間限定で働く看護師「トラベルナース」の注目も高まっています。
一般的な求人情報サイトでは、看護師の派遣や単発求人は取り扱いが少ない傾向にありますが、「ナースパワー」や「MCナースネット」など、派遣や単発の求人を強みとしている看護師専門の転職サイトもあります。
働き方の希望がある看護師は、転職サイトを利用することで条件を絞り込むことができ、理想的な求人に出会える確率も高まるでしょう。
転職前に現場の人間関係を確認したい
転職前に現場の人間関係を確認したい方は、看護師転職サイトを積極的に活用することをおすすめします。
個人での転職活動では、事前に転職先の人間関係を確認することはできません。採用担当者に人間関係が悪いかどうかを質問することに、気が引ける方も多いでしょう。また、たとえ質問できたとしても、採用担当者が本音をいってくれるとは限りません。
企業の採用担当者と直接繋がりがある転職サイトを活用すれば、掲載求人だけではわからない現場の人間関係の状況を確認できます。看護師転職サイトを通じて応募すれば、転職前に現場を見学できるケースもあります。
看護師におすすめの転職サイト5選 | ||
サイト名 | 評価 | 強み |
4.8 |
アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。 |
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4.5 |
保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。 |
4.5 |
利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。 |
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4.3 |
病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能! |
4.0 |
好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援 |
看護師転職サイトを使わないほうがいい人の特徴
看護師転職サイトを使った方がいい人がいる一方、看護師転職サイトを使わないほうがいい人もいます。
看護師転職サイトを使わないほうがいい人の特徴は以下です。
国公立病院への勤務を希望している
国公立病院への勤務を希望している人は、看護師転職サイトを使わない方が良い可能性があります。
なぜなら、転職サイトにおける国公立病院の求人数が非常に少ないからです。
転職サイト名 | 国公立病院の求人数 |
---|---|
ナース人材バンク | 2件 |
マイナビ看護師 | 5件 |
看護師ワーカー | 6件 |
※条件を設定せずフリーキーワードにて「国公立病院」と入力・検索し、表示された求人の中で国公立病院に該当する求人の数
上記からもわかるように、看護師転職サイトの国公立病院の求人は限りなく少ないことがわかります。
国公立病院での勤務を希望する看護師は、転職サイトを利用するのではなく、国公立病院の公式ホームページから直接問い合わせることをおすすめします。
転職したい病院がある
転職したい病院がある人は、看護転職サイトを使用せず、希望する病院の公式ホームページから応募した方が選考が早く進む可能性があります。
転職サイトでも希望する転職先の求人を扱っている可能性はあります。しかし、転職サイトでは希望条件の登録やキャリアアドバイザーとのカウンセリングをおこなう必要があり、直接応募するよりも手間と時間がかかります。
転職したい病院があり、スピード感をもって転職活動を進めたい場合は、看護転職サイトを使用せず、希望する病院に直接応募した方が良いでしょう。
アドバイザーの話に流されやすい
人の話に流されやすい人は、看護師転職サイトを使わない方が良いでしょう。なぜなら、希望条件に合致しない求人であるにもかかわらず、キャリアアドバイザーの話に流され、不本意な転職をしてしまう恐れがあるからです。
看護師転職サイトを利用すると、積極的に求人を紹介してくれる反面、自分の希望条件にそぐわない求人を紹介されるケースもあります。
自分の意志を強く持っていれば、「希望条件に合致しないため、今回は辞退します」ときっぱり断ることができるでしょう。
しかし、話に流されやすい人は、転職活動の方向性を見失い、本来の希望条件とかけ離れた転職をしてしまう可能性があります。
自分のペースを大事にしたい
自分のペースで転職活動をしたい、ゆっくり時間をかけて転職活動をしたいという人は、転職サイトを利用せず、それ以外の方法で転職活動を進めた方が良いでしょう。
看護師が転職サイトを使わない方がいいという意見にもあったように、「連絡がしつこい」「聞いていた情報と違う求人を紹介された」というケースがあります。
このような状況では、転職活動を自分のペースで進めることが難しくなるでしょう。
転職サイトの利用は自身の転職活動に第三者が関わるということです。自分のペースを大事にしたい場合は、看護師転職サイトを使わないほうがいいでしょう。
看護師が転職サイトを使うメリット5選
看護師は転職サイトを使わないほうがいいという意見の理由には、おもにキャリアアドバイザーの対応に起因するものが多いことがわかりました。
キャリアアドバイザーも人間である以上、丁寧なサポートをおこなってくれる人もいればそうでない人がいるのも仕方のないことかもしれません。
しかしそれだけで、看護師が転職サイトを使わないのは少しもったいない側面もあります。
それには以下のように転職サイトを利用するメリットがあるからです。
検索機能で効率よく求人を見つけられる
看護師転職サイトであれば、看護師に特化した検索機能になっているため求人を効率よく見つけられるでしょう。
事実、看護師転職サイト・一般的な転職サイトの検索機能を比較してみると、以下のように差があります。
ナース人材バンク | doda | |
---|---|---|
職種 | 看護師 准看護師 認定看護師 助産師 保健師 管理職 | 看護師 保健師 その他医療・看護 |
勤務形態 | 常勤 日勤のみ 夜勤あり 夜勤のみ 非常勤 | なし |
施設 | 病院 クリニック 訪問看護 企業 保育園 幼稚園 学校 その他 | なし |
上記のように看護師転職サイトであれば、細かい条件で検索できます。
たとえば「看護師・日勤のみ・保育園」というニッチな希望条件でも検索可能であり、ナース人材バンクであれば東京都だけでも130件の求人が表示されます。
しかしdodaでは、「看護師・日勤のみ・保育園」と条件で絞れず、該当する求人を見つけ出すことができませんでした。
したがってニッチな希望条件を抱いている人ほど、看護師転職サイトを使う方がおすすめです。一般的な転職サイトを使うよりも、少ない労力で魅力的な求人を見つけられます。
非公開の求人情報が得られる
看護師転職サイトを利用すると、一般に公開していない求人情報が得られます。
非公開求人は、一般に公開されている求人情報より好待遇のケースが多く、今より条件の良い職場やキャリアアップを目指して転職を考えている方にとっては、とても有効な情報です。
またキャリアアドバイザーから、職場の雰囲気や休みの取りやすさといった、求人情報には載っていないリアルな情報をもらえることもあるでしょう。
多くの非公開求人を見られる点や求人を見るだけではわからない情報が得られる点だけでも、看護師が転職サイトを利用するメリットは十分にあります。
迅速な対応をして頂いた。また、求人内容に沿った求人とともに非公開ないし出たばかりの求人もご紹介頂けた。担当の方は、親身になって転職に対しての思いを聞いてくれます。市場の現状を踏まえながら、適切なアドバイスをいただけます。求人情報サイトを見るだけではわからないような、職場の雰囲気や仕事内容・家賃補助の社会資源などについてお話を伺い、知ることができるのは、転職を考える上で大変助かっています。
引用元:マイナビ看護師
手厚い転職サポートが受けられる
看護師転職サイトを使うと、キャリアアドバイザーからさまざまなサポートが受けられます。
- 履歴書など応募書類の添削
- 面接での自己アピールの方法
- 給与など勤務条件の交渉代行
- 内定後のフォロー
看護師の転職サイトでは、業界のことを熟知したキャリアアドバイザーが在籍しているところが多く、業界ならではの悩みや、専門的な相談に乗ってもらえることもあります。
また、応募書類の作成や面接が苦手な方も狙った転職先に転職できるよう、履歴書添削や面接指導をおこなうなど、内定を取るためのサポートが受けられる場合もあります。
さらに、勤務条件の交渉を一任できる転職サイトも多く見受けられます。
求人先との給与や勤務条件などの交渉は、なかなか自分ではしにくいものです。より良い条件で転職を成功させたいなら、看護師転職サイトを使うほうが有利でしょう。
条件の交渉をしてくれる
転職サイトに依頼すれば、本人に代わって企業と条件交渉をしてくれます。
年収や給料などの交渉は、個人では交渉しづらいものです。現職を続けながら転職活動している場合は、現職の退職日と転職先の入社日の調整も必要です。
条件交渉は非常識な行為ではないものの、タイミングや交渉方法を間違った場合には、入社後に働きづらくなる可能性もあります。
内定後もサポートしてもらえる
転職サイトによっては、内定後もサポートしてもらえる場合もあります。
新しい職場は、これまでの職場と雰囲気や仕事のやり方が異なります。環境に馴染むにはある程度の時間を要し、誰しも不安を抱くものです。
内定後も定期的なフォローが受けられたり相談できたりすることで、その不安を解消でき、安心して就業できます。
看護師におすすめの転職サイト
看護師は転職サイトを使わない方がいいという意見があるものの、使うことで得られるメリットについて解説しました。
では、看護師が転職サイトを使うなら、どのサイトを選択すべきなのでしょうか。
ここでは、数あるサイトの中から看護師におすすめの転職サイトを紹介します。
ナース人材バンク
ナース人材バンクは、国内最大級の看護師転職サービスです。
ナース人材バンクの最大の魅力は求人保有数の多さです。その数は看護師業界最大級を誇ります。
北海道から沖縄、離島まで日本全国を網羅しており、各都道府県には担当キャリアパートナーが在籍しています。求人票に載らない、病院やクリニックの内情まで把握するように努めているため、入社後のミスマッチも軽減できるでしょう。
訪問看護や男性看護師などの特集もあり、転職に関する情報収集も可能です。
「2024年 オリコン顧客満足度調査 看護師転職」において、2年連続総合第1位を獲得しており、利用者の満足度が高い転職サイトといえます。「転職サイトは使わない方がいいかな」と考えている人も、まずは登録しておきたい転職サイトです。
サービス名 | ナース人材バンク |
---|---|
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
公開求人数 | 18,956件 |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://www.nursejinzaibank.com/ |
レバウェル看護
- 特徴① 求人数が多い
- 特徴② 求人・病院ごとの情報が充実している
- 特徴③ 「アドバイザー対応」「紹介案件の質」1位
レバウェル看護の強みは、充実した情報提供にあります。
10万件以上(※1)ある求人には一般的な求人詳細・施設詳細のほか、おすすめポイント、職場の雰囲気や福利厚生などの施設レビューが掲載されています。
さらに、求人によっては病院インタビューがあったり、医療方針や退職理由などを共有してもらえたりするため、具体的なイメージをもったうえで応募に進めるでしょう。
また、価値観や細かい条件をヒアリングしてからの求人紹介や入職後のアフターフォローなど、求職者に向き合ったサービスもポイントです。
「アドバイザー対応」「紹介案件の質」で1位を獲得した実績(※2)もあり、後悔しない転職を叶えたい方におすすめできます。
(※1)レバウェル看護の公式ホームページより
(※2)オリコン顧客満足度調査 2022年看護師転職 第1位
サービス名 | レバウェル看護 |
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
公開求人数 | 153,980件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
|
公式サイト |
マイナビ看護師
- 特徴① 非公開求人多数
- 特徴② 実際に足を使って収集した内部情報を提供
- 特徴③ まだ転職を決めていない場合でも相談可能
マイナビ看護師は、大手人材紹介企業の株式会社マイナビが運営する転職エージェントとあって、信頼感をもって利用できるのが魅力です。
保有求人のうち3割程度(※1)が非公開の求人なので、登録すると思わぬ好条件の求人に出会える可能性があるでしょう。
また、情報力の高さにも定評があり、実際に病院に足を運んで収集した内部事情なども教えてもらえます。
職場の雰囲気や看護師長の人柄など、求人票からは得られないような情報も得られ、応募先の選定にも役立つはずです。
もちろん、履歴書の添削や面接練習、内定後の条件交渉などのサービスも手厚く、はじめて転職する方の心強い味方となってくれます。
「まだ転職を決めていない」という方も、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。
(※1)マイナビ看護師の公式ホームページより
サービス名 | マイナビ看護師 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 64,595件 |
非公開求人数 | 16,948件 |
対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
|
公式サイト |
看護師ワーカー
看護師ワーカーは、看護師、医師などの医療関連職の転職をサポートしている転職サイトです。
長年の紹介実績から各施設より強い信頼性があり、他の転職サイトにはない求人も扱っています。各施設との密接な関係を築いているため、求人票には載っていない労働環境や人間関係、実際の残業時間など、現場の情報を知れるのが魅力といえるでしょう。
看護師専門のアドバイザーは、看護師ならではの特殊性や知識、市場ニーズを理解しているため、希望に合った求人情報に出会える可能性が高まります。
面接時の同行や内定後のサポートもあるため、はじめての転職活動に不安を抱える人におすすめの転職サイトです。
サービス名 | 看護師ワーカー |
---|---|
運営会社 | 株式会社トライト |
公開求人数 | 63,033件 |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://tryt-worker.jp/ |
ナースではたらこ
ナースではたらこは、全国各地の医療機関情報を網羅した転職・求人サービスです。
看護師専門のキャリアアドバイザーが、面接対策、円満退職のためのアドバイスから、年収や有給といった聞きづらい条件確認までフルサポートしてくれます。そのため、、現職を続けながら効率の良い転職活動がおこなえます。
「働いてみたい病院」「こだわり条件」などから、希望にあった病院や医療機関を逆指名することも可能です。
サイトに掲載されている求人が全てではありません。非公開求人の紹介求人が出ていない場合でも、希望する医療機関へ求人状況や条件を確認してくれるケースもあります。
サービス名 | ナースではたらこ |
---|---|
運営会社 | ディップ株式会社 |
公開求人数 | 95,734件 |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://iryo-de-hatarako.net/ |
ジョブメドレー
ジョブメドレーは、医療や介護分野に特化した転職サイトです。医療や介護、保育分野などで転職を考えている人が多く利用しており、会員数は200万人を突破しています。
ジョブメドレーは、自分で求人を探して自分で応募していくスタイルのため、転職サイト側からのサポートは薄い傾向にあります。しつこい連絡や希望に沿った求人を紹介されないといったこともないでしょう。
「ジョブメドレーご利用者による転職体験談」では実際にジョブメドレーを利用した転職者の声が紹介されています。転職サイトを使用することに不安がある場合は、利用前に確認してみると良いでしょう。
ジョブメドレーは、勤続支援金制度があるのも特徴です。勤続支援金とは、ジョブメドレー経由で応募・入職のうえ、60日以上勤務した場合にもらえる支援金です。
入職する施設や形態によって金額は異なりますが、転職が成功し、さらに支援金がもらえることは利用者にとっては嬉しいメリットといえるでしょう。
サービス名 | ジョブメドレー |
---|---|
運営会社 | 株式会社メドレー |
公開求人数 | 42,331件(看護師/准看護師) |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://job-medley.com/ |
ジョブデポ看護師
ジョブデポ看護師は、看護師特化型の転職・募集サイトです。12万件以上もの求人を保有しているため、転職先の選択肢も広がります。
求人検索機能が充実しており、雇用形態や施設形態、担当業務などのさまざまな条件を指定し、自分の希望に合った求人を絞り込めます。
利用登録しなくても求人サイトは見れますが、登録することで非公開求人の紹介をしてもらえるようになり、より条件にマッチした求人に出会えるでしょう。
「ナースの給料袋」というコンテンツがあり、看護師のリアルな給料明細を見ることができます。月給や賞与は年収の目安にもなり、転職先選びの参考にしてみると良いでしょう。
サービス名 | ジョブデポ看護師 |
---|---|
運営会社 | with Career株式会社 |
公開求人数 | 125,359件 |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://j-depo.com/kango |
看護師が転職サイトを効果的に使う方法
看護師が転職サイトを効果的に使う方法は以下です。
複数登録は2~3社に抑える
利用する転職サイトはひとつに絞る必要はなく、複数社を併用しても問題ありません。しかし、必要以上の転職サイトを利用すると、登録や担当者との連絡に労力を費やすこととなりかねません。
転職サイトは2〜3社に抑え、限られた時間を有効活用しましょう。
連絡頻度や連絡方法の希望を伝える
転職サイトからの連絡が多すぎることは、看護師が転職サイトを使わない方がいいとされる理由のひとつです。
しかし、あらかじめ連絡頻度や連絡方法の希望をはっきりと伝えておくことで、ストレスなく転職活動に進められます。
「じっくりと時間をかけて転職活動に取り組みたい」「日中は仕事で電話に出られないため、メールで連絡してほしい」など、理由も一緒に伝えることで、相手の理解を得やすくなります。
経歴やスキルを偽らない
看護師としての経歴が浅く、自分のスキルに自信をもてないこともあるかもしれません。
しかし、経歴やスキルを偽って入社した場合、自分の実力以上のポジションに配属される恐れがあり、入社後に苦労することとなります。場合によっては、早期離職につながることもあるでしょう。
看護師としての経歴が浅く、自分のスキルに自信がないという場合も、経歴やスキルを偽ることは禁物です。
相性の悪い担当者は変更してもらう
転職サイトの活用において、担当者との相性は転職の成功をに大きく関わる重要な要素です。担当者と相性が合わないと感じた場合は、変更を申し出ましょう。
転職サイト側の担当者も人間です。円滑なコミュニケーションがとれなかったり、適切なアドバイスをもらえなかったりなど、相性が合わないことも珍しくありません。相性が合わない担当者では、転職活動が長引く可能性もあります。
転職サイトを利用する目的は、転職先を見つけることであり、担当者との人間関係に悩むことではありません。
「担当者と合わないな」と感じた場合は、我慢せずに担当者の変更を申し出ましょう。担当者に気遣い、変更してほしい旨を言い出せない場合は、メールや問い合わせ用フォームなどを利用すると良いでしょう。
看護師におすすめの転職サイト5選 | ||
サイト名 | 評価 | 強み |
4.8 |
アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。 |
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4.5 |
保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。 |
4.5 |
利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。 |
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4.3 |
病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能! |
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好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援 |
看護師が転職サイト以外で転職する方法
転職サイトを使わずに転職するには以下の方法があります。
それぞれの方法について詳しくみていきましょう。
ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省が運営する総合的雇用サービス機関です。正式名称は「公共職業安定所」で、さまざまな雇用支援を無料で受けられます。
ハローワークを活用する場合は、基本的に最寄りのハローワークの窓口に足を運んで手続きをするほか、インターネット上でマイページを開設し、求職登録をすることも可能です。
管轄地域の求人を数多く保有しているため、大手転職サイトでは扱わない小規模の病院や医療機関などの求人に出会える可能性があります。地元で看護師を続けたいというUターンや地方に移住するIターンを目指す方におすすめです。
一方、ハローワークでは転職サイトに比べて取り扱い求人数が少なく、収集できる情報が限られています。転職活動での視野が狭まってしまうことはデメリットといえるでしょう。
ハローワークでも面接の受け方や応募書類作成のアドバイスを受けられるものの、そのサポートは限られています。
転職活動に不安がある、手厚いサポートが受けたい方は、ハローワークと看護師転職サイトの併用をおすすめします。
参考:ハローワーク公式サイト
ナースセンター
ナースセンターとは、都道府県看護協会による無料職業紹介事業です。法律に基づき、全国47都道府県がおこなっている唯一の看護職人材確保機関であるため、信頼性が高く、安心して転職活動を進められます。
各都道府県に看護協会が運営する「都道府県ナースセンター」があり、全国の看護師求人を探せるのがナースセンターの特徴です。登録すれば応募から採用までの一連の流れを、インターネット上でおこなうことも可能です。
出産や育児、介護などでブランクがある看護師は、無料で再就業支援研修を受けることも可能です。勤務地や待遇など条件に合う求人情報を自動的に探し出してくれる「自動マッチング」を活用すれば、転職活動を効率よく進められるでしょう。
ナースセンターでは、全国各地の求人情報を掲載されていますが、転職サイトに比べると少ない傾向にあります。掲載されている施設は、中小規模の病院や医療機関が多いため、求める条件によっては満足のいく求人に出会えないかもしれません。
ハローワークと同様に、ナースセンターを使用する場合も転職サイトを併用することで、転職の選択肢を増やすことができるでしょう。
参考:ナースセンター公式サイト
知人から紹介してもらう
家族や友人に求人を紹介してもらうことも看護師が転職する方法のひとつです。
知人からの紹介が選考にどの程度影響を与えるかは施設によって異なります。しかし、人物像や経験、実績などを把握している紹介者からの後押しがあれば、一般的な応募よりも優遇されるケースもあるでしょう。
また、事前に職場環境や人間関係などの情報を得られるため、入社後のミスマッチが起きにくいメリットがあります。求人検索に割く時間と手間を減らせるため、転職活動はスムーズに進むでしょう。
一方、紹介による転職は内定辞退がしづらい、退職がしづらいといったデメリットもあります。転職サイトのように労働条件が明確でなく、条件面があいまいになりやすいことにも注意が必要です。
知人から紹介を受ける場合も、転職先の情報収集は自分でおこなうことをおすすめします。転職サイトを活用してその他の求人を確認し、給与や労働時間、福利厚生などを比較してみるのも良いでしょう。
まとめ
連絡がしつこい、進め方が一方的などの理由から「看護師は転職サイトを使わない方がいい」という意見があるのは事実です。
しかし、連絡頻度の希望を伝えたり、担当者の変更を伝えたりなど、使わない方がいいとされるポイントをあらかじめカバーしておくことで、転職サイトを有効活用することが可能です。
転職サイトや転職エージェントといった紹介会社を経由しなくても転職はできます。ですが、忙しい看護師が効率的に転職活動をおこなうのであれば、転職サイトを活用することで転職成功の近道となるでしょう。