営業職からの転職は有利?未経験からの転職におすすめの職種とは

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転職市場において、営業職の職歴は不利なのでしょうか。営業職は技術職や専門職に比べると専門性が低く、転職に不安を抱えているかもしれません。

しかし、実際は営業職を通して身についたスキルや能力は、転職の際に高く評価されることがあります。

営業職から未経験の職種に転向することは珍しくありませんが、営業職からのキャリアチェンジを成功させるためには、コツを抑えて転職活動に取り組む必要があります。

この記事では、営業職から転職を目指す方に向けて、おすすめの職種と転職の6つのポイントなどを紹介します。

目次

営業職からの転職は可能!

営業職から別職種への転職は、一から専門性を身につける必要があるため困難だと思う方も多いでしょう。

しかし、営業職経験者の多くはどの職種でも重宝される基本的なスキルを体得していることが多く、経験を評価されるケースがあります。とくに、20代での転職であれば、転職先職種の経験がなくとも今後のポテンシャルを見込んで採用される可能性も十分に考えられます。

そのため、「営業職は転職できない」と考える必要は全くありません。

営業職の経験は転職で有利になることも

営業職から転職する場合、経験が有利になることもあります。営業職は顧客と企業の懸け橋になり、交渉や調整をおこなう重要な役割を担っています。困難な状況でも問題解決に向かって取り組む力があり、他職種に転職しても営業職のスキルを活かして活躍できるでしょう。

転職活動の際に営業職が評価されるスキルは、次のとおりです。

コミュニケーション能力

営業職が評価される能力のひとつに、コミュニケーション能力が挙げられます。営業職は顧客と関わりをもちながら仕事を進めるため、多くの場合、どんな相手ともコミュニケーションがとれるスキルが備わっています。

自分の意向を相手に的確に伝える力はもちろんのこと、相手の意見を引き出し、話を聞くスキルも営業職経験者の強みです。自社の商品やサービスの良さを理解してもらうため、プレゼンテーション能力に長けた営業職経験者も多いでしょう。

営業職から他職種に転職した場合、営業としての経験を活かして周囲とスムーズに連携をとれるメリットがあります。

計画・提案力など

営業職経験者は、顧客の課題やニーズを把握し、問題解決に向けて策を提案するスキルがあるとみなされます。営業職には顧客と企業の双方が満足のいく結果を出せるよう、課題に向き合い解決していく力が求められるためです。

営業職を通じて身につけた計画・提案力は、課題解決力のある人材としてほかの職種においても重宝される傾向にあります。

売上達成に向けて計画的に行動する能力は、営業職の基本資質ともいえます。目標達成のために計画的に行動する力が備わっていて、成果主義の意識が強い営業職経験者は、転職の際にポジティブな評価を受けることがあるでしょう。

営業職からの転職イメージ

営業職から転職する場合、どのような仕事に就くことが多いのでしょうか。営業職からの転職先としては、全く異なる職種のほか、未経験業種での営業職も考えられます。

営業職からの転職でスキルや経験をより有効に活かすためには、異業種・同業種の営業職への転職がおすすめです。

営業は職場や業界によって仕事内容が変わりますが、根本的なコミュニケーションスキルや提案力はどの仕事でも活かせるはずです。同業種の営業職に転職した場合、商材の知識や業界の動向にもすでに精通しているため、即戦力になれる可能性もあります。

また、異業種への転職では新しい世界に挑戦できる新鮮さがあるでしょう。いずれにしても、営業職としてスキルや経験をそのまま活かせる点が、異業種・同業種の営業職への転職の大きなメリットです。

一方、営業職から異職種に転向する例も少なくありません。とくに、企画職や事務職など、営業職として関わりの深かった職種は業務内容のイメージがわきやすく、次の転職先候補として考えやすいでしょう。

異職種に転職する際は、営業職からなぜ転身したいのか、営業職で得られたスキルをどのように活かすのかを明確にすると、自身に合った職種を絞り込みやすくなるはずです。

営業からの転職は資格があると有利になる?

営業職には、ほかの職種に比べると転職における資格の重要性が高くないという特徴があります。しかし、逆説的にほかの転職希望者が資格を持っていない場合、資格保有者は面接官の目に留まりやすいともいえます。

以下のような資格を持っていると、営業職としての能力の高さをアピールできる可能性があるでしょう。

営業力をアピールできる資格
  • 営業士
  • 販売士
  • セールススキル検定

いずれも取得が必須の資格ではありませんが、保持していれば転職を有利に進められる可能性があるうえ、資格取得の過程で得た知識は実務でも役に立つはずです。

志望職種の仕事内容や求人を確認したうえで、資格が有利に働くようであれば、取得を目指すといいでしょう。

営業職から転職を考える4つの理由とは

営業職が転職を考える理由はさまざまです。転職理由は転職活動の希望条件を決めるうえで重要なポイントになるため、漠然とした感覚ではなく言語化すると効果的です。

営業職からのよくある転職理由として、以下の4つが考えられます。

残業が多く、ワークライフバランスを改善したい

営業職の中には、残業が多いという理由で転職を考える方がいます。営業職は客先の都合で対応時間がイレギュラーになることが多く、一般的にワークライフバランスを保ちにくい傾向にあるからです。

しかし、これは「営業職」という職種が原因で残業が多いのではなく、企業の体質が原因である可能性もあります。営業職でも残業のない職場はあるので、「営業職=残業」と結びつけて考える必要はありません。

残業の多さが理由で転職を検討している場合は、職種よりも職場の雰囲気をチェックし、残業が常習化していない企業を選ぶことが大切です。

売上のノルマが厳しい

営業職から転職する方の中には、売上のノルマを転職理由に挙げる方も少なくありません。営業職は目標数字への到達が求められるため、うまく成績を上げられず、上司から厳しい追及を受けた経験がある方もいるでしょう。

売上追求が苦手で営業職からの転職を決意した場合、数字目標が課されない営業職以外を希望するケースが一般的です。

売上目標に対する考え方は企業や業界によって大きく異なります。売上ノルマが比較的厳しくない企業もあるので、企業の体質が自身に合いそうな場合には、営業職のままでの転職を検討してもいいでしょう。

年収アップ・キャリアアップしたい

年収アップやキャリアアップを目的に、営業職からの転職を検討する方も多いようです。

営業職に限らず、業務量に対して給与が見合っていないと感じる場合、転職することで年収を上げられる可能性があります。また、効率的にキャリアアップするためにも、転職は有効な手段といえます。

年収アップやキャリアアップを目的に転職する場合、転職先の給与体系や評価制度は慎重に確認しましょう。

長期的に見て年収はどの程度上がるか、転職先でどのような経験が得られるかなど、将来を見据えた転職先選びが大切です。

飛び込み営業などで断られるのがつらい

飛び込み営業のストレスが原因で、営業職から転職を検討する方もいます。

飛び込み営業とは、これまで付き合いのなかった顧客に対してアポイントなしで営業をかけるスタイルです。新規顧客や販路拡大が見込めますが、話を聞いてもらえずに断られてしまうこともあるでしょう。

飛び込み営業では、知らない相手に話を聞いてもらう度胸と断られてもくじけない忍耐力が必要とされます。人によっては強いストレスがかかる業務なので、飛び込み営業をしたくないがために営業職からの転職を考える方も少なくありません。

売上ノルマと同じく、営業職でも飛び込み営業がない企業もあるので、飛び込み営業だけが転職理由である場合には、不満点を改善して営業職を続けられる可能性もあります。

未経験でも転職できる?|経験を活かせるおすすめの職種

営業職から転職する場合、一般的には新しい職場でも営業職に就く方が多いようです。しかし、営業職以外にも転職可能な職種は多く、営業の経験を活かしながら別職種で活躍できる可能性があります。

また、資格取得やスキルアップを経て、営業職とは全く異なる職種に転向した転職者の例もあります。未経験でも営業職の経験を活かして転職できる可能性のある職種は、次のとおりです。

別タイプの営業職

営業職は営業職でも、異なるスタイルの営業職に転職するケースもあるようです。

新規営業はこれまで付き合いのない顧客に対して営業をかける業務が中心ですが、企業によってはルート営業を中心としている場合もあります。

ルート営業とは、すでに取引実績のある顧客のもとに足を運び、新商品やサービスを紹介したりメンテナンスをおこなったりする営業です。

新規営業とルート営業では、同じ営業職の中でも業務内容に大きな差があります。

同業他社や異業種で別タイプの営業に転職できれば、これまでのキャリアを活かしながら、営業職として新しい経験を積める可能性があります。

コンサルタント

営業職経験者がコンサルタントに転職するケースもあるようです。コンサルタントとは、企業が抱える課題や問題点を明確にし、解決のための案を出す仕事です。

顧客とのコミュニケーションを通じて問題点を把握する能力や、課題解決のための提案力が求められる仕事とあって、営業職の経験や培ったスキルを活かせるチャンスがあるでしょう。

企画・マーケティング

営業職から企画職やマーケティング職に転職するケースもあるようです。

企画やマーケティングは営業職と全く違う業務内容であるため、一般的に転職は難しい傾向にあります。

しかし、顧客から直接商品に対する改善点や不満点をヒアリングしていた営業職経験者なら、企画やマーケティングの業務でも合理的なアイデアを出せる可能性があるでしょう。

営業職での経験を活かし、周囲とも円滑にコミュニケーションがとれるため、社内・社外の調整役としても活躍できるチャンスがあります。

企画・マーケティング職への転職を考えるのであれば、同じ業界内で転職活動をすると採用の可能性を高められるでしょう。

もし、他業界の企画・マーケティング職への転職を希望する場合は、業界分析や企業分析の時間を十分にとって現状を把握しておくのがおすすめです。

ITエンジニア

営業職からITエンジニアへの転職は、一見難しそうにみえますが、よくあるキャリアチェンジの例です。

エンジニアは個別で作業をする時間もありますが、実はチームのほかのメンバーや上司との連携が大切な仕事といえます。スキルは働きながらでも身につけられるため、スキル以上にコミュニケーション力や円滑な業務遂行力を備えた人材を求める企業は少なくありません。

とはいえ、もちろんエンジニアとしての知識があれば一層採用のチャンスが増えます。

エンジニアへの転職を検討する場合は、講習に通ったり、資格を取得したりしておくとスムーズでしょう。

販売サービス業

販売サービス業は、営業職からの転職先として人気の職種です。

販売職では営業職と同じように、顧客に商品の魅力を伝える力が重視されます。基本的なコミュニケーション能力や売上への意識がすでに身についている営業職経験者は、販売サービス業で重宝されるでしょう。

一方、営業職は自ら顧客を獲得するために働きかけるのに対し、販売職は基本的に店舗に訪れた顧客に対して商品を売る点で営業職との違いがあります。

また、販売する商品や業務形態によって、販売職の仕事内容は大きく変わります。販売職への転職を成功させるためには、商材や業界の動向を把握することが大切です。

人事

営業職から人事職への転向も、キャリアチェンジの道のひとつです。

営業職で経験を積んだ方は、人事の仕事で活用できるポテンシャルを秘めています。「会社の顔」ともいわれる人事職は、営業で培ったコミュニケーション能力を活かせる場でもあるためです。

営業経験者は顧客との交渉・商談の経験から、人の性質を見抜く能力に長けている方が多いでしょう。そのため、人事として採用や研修を担当することで、人材を活かした組織作りに貢献できる可能性があります。

中でも、人を支えるホスピタリティのある方は人事として成功しやすいので、営業職時代に人との関わりを大切にしていた方におすすめの職種といえます。

事務職

営業職からの転職では、事務職を希望するケースもよく見られます。これまでに営業職として事務職と連携して仕事をした経験がある方も多いでしょう。とくに、営業をサポートする営業事務に転身する場合、営業の気持ちがわかる事務職を目指せるメリットがあります。

大手企業の事務職は倍率が高く、即戦力を期待する企業が多いため、営業職時代の事務仕事の経験をアピールすることが大切です。

事務職に転職するためには、基本的なパソコンスキルが求められるほか、来客対応や電話対応のためのビジネスマナーも重要視されます。

営業職から転職するべき人の特徴

営業職は、高度な交渉スキルやプレゼン能力が必要とされる仕事です。とくに、以下の特徴に当てはまる方は、営業職以外の職種に就くことで、より活躍の場を広げられる可能性があります。

人とコミュニケーションをとるのが苦手

営業職の基本はコミュニケーションです。コミュニケーションをとるのが苦手な方は、営業職から転職したほうがいいかもしれません。

営業職は、基本的に他者と話をしながら進める仕事です。顧客との会話はもちろん、社内での調整や上司・部下との連携を含めると、打ち合わせや電話対応でスケジュールが埋め尽くされることもあるでしょう。また、新規顧客獲得の際には、初対面の相手に対して商品の魅力を伝えると同時に、自身への信頼を得る必要があります。

人とコミュニケーションをとることにストレスを感じる性格の場合、営業職の業務で感じる精神的な負担は大きくなるでしょう。

転職して職種を変更すれば、営業職ほど人と関わらずに済む可能性があるため、今よりも能力を発揮できるかもしれません。

プレッシャーに弱い

プレッシャーがかかる場面に弱い方も、営業職にはあまり向いていません。

営業はときに顧客の前で自社の商品やサービスについてプレゼンする必要があり、大人数の前で堂々と話すことができなければ、内容が良くても信頼を獲得できないでしょう。プレッシャーに弱く大舞台で自信をもって振る舞えない方は、営業職には向いていない可能性があります。

また、基本的に営業職には数字のプレッシャーがつきものです。売上目標達成に対するプレッシャーのほか、企業によってはアポイント数や新規獲得顧客数にもノルマが課されることもあり、プレッシャーに弱いタイプの方は疲弊してしまう可能性があります。

職種によっては人前で話す機会がなかったり、目標数字がなかったりする仕事もあるため、そのような職に就けばプレッシャーのストレスから解放されるでしょう。

休日勤務や残業をしたくない

営業職は休日出勤や残業が多いため、ワークライフバランスを重視したい方は営業職以外を目指すほうが賢明です。

営業は立場上、顧客中心のスケジュールになりがちです。顧客が土日も稼働していたり、催事やイベントなどで特別出勤になったりすると、休日を返上して働かなければなりません。

時間外労働をなるべく避け、毎日決められた時間に働いてプライベートの時間を大切にしたい方は、営業以外の職種に転向するのがおすすめです。とくに、残業の有無は企業によってルールや考え方が異なるため、企業の公式情報だけでなく実際に働く人の声を収集するといいでしょう。

セルフマネジメントが苦手

セルフマネジメントが苦手な方は、営業職ではなくほかの職種に転向すると力を発揮できるかもしれません。

営業職には顧客との商談や企画立案など、自分で道筋を立てて行動する力が求められます。勤務時間中の仕事内容は自分の裁量で決められるため、セルフマネジメントが苦手な方は計画どおりに業務を進められない可能性もあります。

セルフマネジメント能力はどの職種でも必要ですが、とくに自分で業務を管理する営業職では重要な能力です。セルフマネジメントに自信がない方は、割り振られた仕事を決められたとおりにひとつずつこなす仕事を探しましょう。

競争心がない

営業職は数字を追いかける職種であり、競争心がない方には不向きかもしれません。目標達成に向けコツコツ取り組む姿勢が大切な営業職では、「何がなんでも目標を達成する」という強い意思が必要だからです。

そのため、周囲の営業仲間と数字を競い合ったり、競合他社よりも優れた提案をしたりと、営業職は負けず嫌いな人が成功しやすい職種といえます。

反対に、競争心がなく周りとの調和を大切にする方は、営業職として働き続けてもやりがいを感じられない可能性があります。

営業職特有の競争環境が合わないと感じる方は、他職種への転職を検討しましょう。

営業職から異職種に転職するデメリット

営業職から異職種への転職を検討する場合、デメリットがあることを把握しておく必要があります。主なデメリットは、以下のとおりです。

年収が下がる可能性がある

営業職は企業によっては事務職やマーケティング職などよりも年収が高く、ほかの職種に転職すると年収が下がってしまう可能性があります。とくに、営業職としてすでにキャリアを積んでいる場合、未経験から他職種に挑戦すると一時的に年収が大きく下がるケースもあるでしょう。

年収が下がるリスクをできるだけ回避して転職するためには、資格やスキルを転職前に身につけたり、業種を変えずに転職したりすると効果的です。

他職種で現在の年収を維持する、あるいはより年収の高い仕事を見つけるためには、転職前の準備を心がけましょう。

ブラック企業に転職する可能性がある

営業職が合わずに焦って転職を決めてしまうと、ブラック企業に当たってしまう可能性があります。残業が多かったり業務環境が劣悪だったりと、社員を不当に扱う企業に転職しないように注意しましょう。

心身が健康な状態で仕事を続けるためには、なるべくストレスのない職場を見つける必要があります。

転職時には企業の公式情報だけでなく、企業の評判を事前に確認しておくことが大切です。

年齢によっては転職が難しくなる

営業職から未経験職種への転職は、年齢が上がるほど難しくなります。未経験の人材を採用する企業の多くは、今後のポテンシャルを見込んで雇用するためです。

いくら熱意があったとしても、一定の年齢を超えた人材は、ゼロからスキルを覚えさせるだけのコストに見合わないと判断される可能性があります。

一方、同じ職種間での転職であれば、年齢を重ねている分だけ経験値があると判断されるため、年齢が有利に働くこともあるでしょう。

一般的に、30代後半以上の方は、未経験職種へ転職するハードルが高い傾向にあります。

未経験の職種への転職を希望する場合は、これまでのマネジメント経験や営業職で培ったコミュニケーションスキルをアピールしたり、職業訓練校や講習に通ってスキルを身につけたりすると効果的かもしれません。

営業職から異業種への転職|成功させる6つのポイント

営業職から別の職種に転職を成功させるためには、6つのポイントを意識する必要があります。後悔しない転職にするためにも、次の点に注意しましょう。

キャリアプランを考える

転職時には将来的なキャリアプランを見据える必要があります。転職は人生の大きな転機になり得るものです。

キャリアを大きく変えたいと望んでいるのなら、次の職場で得られる経験やスキルが重要な意味をもつでしょう。最終的なキャリアの目的地がある場合、そこから逆算して必要な経験を積むことが大切です。

転職先でどのような業務を担当するのか、企業に成長できる環境があるかどうかをじっくり調べましょう。

自己分析で自身の強みなどを整理する

自己分析は転職の基本です。

新卒採用では自分の性格や考え方にフォーカスして自己分析を進めますが、転職ではさらに仕事上の経験やスキルを加えて分析しなければなりません。中途採用では、即戦力となるようなスキルを備えた人材が求められるためです。

また、自己分析で自身の強みや弱みを把握できると、希望条件ややりたい仕事が明確になり、ブレのない転職活動ができるでしょう。

自分の強みや考え方の軸は、日ごろ生活している中で感じることはあっても、言語化して整理する機会はあまりないものです。

自身の人材としての魅力を効果的にアピールするためにも、自己分析を通して感覚的な思考を文章化し、わかりやすい言葉でまとめておきましょう。

営業経験を活かせる仕事を探す

営業職の経験は、さまざまな仕事に活かすことができます。営業経験を活かせる仕事を見つけられれば、未経験から異職種・異業種への転向であっても有利に働く可能性があります。

コミュニケーション能力や企画力、交渉力、課題解決力など、営業職から異職種に転職しても重宝されるスキルは多数あるので、それらを活かせる仕事を探してみましょう。

将来性のある企業を選ぶ

転職の際は将来性のある企業を選びましょう。将来的なキャリア構築を見据えた企業選びは、転職において非常に重要なポイントです。

企業に余力がないと業務をきちんと教えてもらえず、スキルが身につかないまま時間だけが過ぎてしまうこともあり得ます。反対に、将来性のある企業では新しいことにチャレンジする機会がもらえたり、多方面を巻き込んだ大きなプロジェクトに携われたりもするでしょう。

チャンスが広がることで経験が豊かになり、キャリアアップにつながります。

営業から転職する理由・志望動機を考える

面接では転職理由について必ずと言っていいほど質問されます。営業職からほかの職種への転職を希望する場合、なおさら転職理由が重視されるでしょう。

転職理由や志望動機について円滑に返答できるように準備しておくことは、転職活動成功の鍵といえます。

転職理由を考える際は、ネガティブに聞こえないように言い方を工夫することが大切です。「自身のキャリアゴールに向けて、新しいスキルを身につけたい」「営業経験を活かしてもっと良い商品作りに貢献したい」など、前向きな言い回しを心がけましょう。

転職先が決まってから退職する

中には退職のタイミングについて悩む方もいるかもしれませんが、転職時のリスクを最小限に抑えたいのであれば、転職先が決まってから現職を辞めるのがおすすめです。

一度仕事を辞めてから次の職探しをする場合、転職活動に割ける時間が増える反面、経済的に不安定になるというデメリットがあります。転職先がすぐに見つかるとは限らないため、現職を続けながら転職活動に取り組み、転職先が決まってから退職するのが理想です。

転職エージェントを利用する

転職活動をスムーズに進めるためには、転職エージェントへの登録をおすすめします。

転職エージェントに登録すると、求人の紹介を受けられるだけでなく、転職成功のためのさまざまなサポートが受けられます。利用料は無料で、初めての転職でも気軽に相談可能です。

転職エージェントはエージェントごとに個性があり、サポート内容にも差があります。転職を希望する地域、業種、サポート内容の特徴を比べて、自身にとって最適なエージェントを選ぶのがポイントです。ひとつの転職エージェントでは得られる情報が限られているので、複数エージェントを併用するといいでしょう。

営業からの転職におすすめの転職エージェント5

営業職から転職を検討している方には、以下の転職エージェントがおすすめです。それぞれの特徴を比較し、最適なものを選びましょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界最大級の求人数を誇る転職エージェントです。一般には公開されていない非公開求人数は30万件を超えており(2023年10月時点)、ここでしか出会えない好条件の求人の紹介が受けられます。

各業界に精通したキャリアアドバイザーから適切なアドバイスが受けられるため、キャリアアップを視野に入れた転職におすすめです。

公開求人数447,547件
非公開求人数327,719件
対象地域全国
運営会社株式会社リクルート
2023年10月時点

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、満足度総合No.1を誇る転職エージェントです。掲載求人総数は66,242件、非公開求人は18,302件にのぼります(2023年10月時点)。
【参考記事】マイナビエージェント公式サイト

マイナビエージェントでは、転職経験の有無、転職希望者の年齢など、状況に合わせて適切なサポートが受けられる制度が整っています。業界専任のキャリアアドバイザーにサポートしてもらえるので、キャリアにまつわる不安を解消しながら転職活動を進められるでしょう。

公開求人数 66,242件
非公開求人数 18,302件
対応地域
運営会社 株式会社マイナビ
2023年10月時点

doda

doda

dodaは公開求人数20万件以上を保有する転職エージェントです(2023年10月現在)。毎週月曜日と木曜日に新着求人を公開しており、たくさんの選択肢の中から求人を探したい方におすすめできます。

転職相談から求人紹介、書類添削、面接対策まで徹底的なサポートが受けられるのが特徴で、転職先を見つける方法だけでなく、退職にまつわる手続きまでノウハウを教えてもらえます。転職エージェントでありながら、転職サイトのように求人を検索して応募もできるので、自分のペースで転職活動を進めたい方にも最適のエージェントです。

公開求人数215,878件
非公開求人数35,136件
対応地域 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社
2023年10月時点

doda X

dodaX

doda Xは、キャリアアップを目指しハイクラスの転職先を見つけたい方におすすめのエージェントです。doda Xには、ヘッドハンティングサービスと求人紹介サービスの2つのサービスが用意されています。

ヘッドハンティングサービスは企業の募集要件を満たした人材に対しヘッドハンターから声がかかるサービスで、求人紹介サービスは気になる企業に自ら応募して採用選考を受けるサービスです。2つのサービスを併用することで、効率的に転職活動が進められるでしょう。

公開求人数38,339件
非公開求人非公開
対応地域全国
運営会社パーソルキャリア株式会社
2023年10月時点

type転職エージェント

type転職エージェント

type転職エージェントは、首都圏の転職に強い転職エージェントです。サービス開始から25年以上の歴史があり、豊富な経験から最適な選択肢を提示してもらえます。転職のプロに相談しやすい環境が整っているため、不安を解消しつつ転職活動を進められるでしょう。

また、求人サイトへの掲載がない非公開求人も多数用意されているため、好条件であるにもかかわらず倍率の低い求人を見つけられるかもしれません。スキルや経験に応じて満足度の高い転職先を提案してくれるエージェントです。

公開求人数 10,933件
非公開求人数18,699件
対応地域 東京、神奈川、千葉、埼玉を中心に全国
運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
2023年10月時点

まとめ

営業職からの転職では、これまでの経験とスキルを活かす姿勢と、転職後のキャリアビジョンを明確にもつことが大切です。未経験から異職種への転職も不可能なわけではなく、資格取得や講習会受講などで新しい道を切り拓ける可能性もあります。

営業経験の強みを活かしてより良い条件の転職先を見つけられるよう、無料でサポートが受けられる転職エージェントを上手に活用しましょう。

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。