会社から評価されないのはなぜ?その理由や転職すべきか迷った際の対処法

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
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入社して何年も経っているのにも関わらず、評価されない…と、悩む方は少なくありません。同期や友人が先に昇進し、焦ってしまうという方もいるのではないでしょうか。

会社から適切な評価を受けられない場合、転職を検討するのも一つの方法です。その際もすぐに会社を辞めるのではなく、まずは状況を分析し、納得したうえで転職するかどうかを決めることが重要です。

本記事では、会社から評価されない理由と、転職すべきか迷った際の対処法を解説します。会社から評価されず悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次

会社から評価されない理由|本人に原因があるかもしれないケース

評価されない原因は、大きく分けて「本人」「会社」にあることがほとんどです。

この項目では「本人」に原因があるかもしれない4つのケースについて解説します。

自己評価と会社からの評価にずれがあるから

会社から評価されない理由の1つに、「自己評価と会社からの評価にずれがある」ことが挙げられます。

自分では、周囲と比べて自分がどうであるのかが俯瞰的に見えないぶん、自己評価はどうしても甘くなりがちです。自分では一生懸命に仕事をしているつもりでも、上司や周囲の目には異なった映り方をしているかもしれません。

評価が多少ずれることは誰にでもありますが、あまりにもずれがあると感じる場合は、自分の振る舞いを見直す必要があります。

上司や周囲とコミュニケーションがとれていないから

頑張っているのにも関わらず評価が低い場合、上司を責めたくなるのは仕方のないことです。

ただ、上司と話す際に自分の言いたいことを優先させたり、上司からのアドバイスを疎かにしたりするなど、知らず知らずのうちに評価を下げてしまっている可能性もあります。また、成果をあげているのにも関わらず評価されない場合は、上司へのアピールが足りないといったことも考えられます。

上でも記載したとおり、自分自身を俯瞰的に見て評価することはできませんが、上司はあなたが周囲の人間と比べてどうであるのかを俯瞰的に見たうえで評価をしているため、あなたが頑張って出した成果以上の成果を周囲の人間が出していれば、相対的な評価ではあなた以外の人間に軍配が上がることになります。

(「相対評価」については、【そもそも「評価される」とは?絶対評価と相対評価について】でも詳しく解説します。)

同僚など周囲の人とコミュニケーションがとれているかも要チェックです。上司は評価の要素として、周囲にあなたの評判を聞くことがあります。その際に良くない評判を伝えられてしまうと、評価を下げられる恐れがあります。

このような理由から、上司だけでなく、周囲との関係性を良好に保つことも重要です。

就業規則や社会人としてのルールを守れていないから

会社に属する以上、就業規則に従うのは当たり前のことです。たとえば以下のように基本的なルールを守れていないケースでは、評価されるどころかマイナスに捉えられるでしょう。

  • 遅刻・無断欠勤をする
  • 挨拶をしない・返さない
  • 報告・連絡・相談ができない
  • 納期を守らない

こうした基本的なルールが守れているか、改めて見直す必要があります。

仕事を選り好みしているから

あまり仕事を選り好みしていると、会社からの評価が下がってしまう恐れがあります。

あなたはやりたくない仕事を任せられそうになった時に、あからさまに不満を口にしたり、他の人に押し付けたりしたことはありませんか?

周りの都合を考えずに、自分の都合ばかりを優先して仕事を選んでしまうと、自分勝手な人と判断されるリスクがあります。

会社から評価されない理由|本人には原因がないケース

まじめに仕事をしており、周囲とも問題なくコミュニケーションがとれているのにも関わらず、評価が上がらずに悩んでいる方もいるでしょう。

この項目では、「会社」に原因がある4つのケースについて解説します。

会社の評価制度に問題があるから

評価が上がらない理由の1つとして、会社の評価制度に問題があることが挙げられます。

2018年にアデコが実施した「人事評価制度」に関する意識調査では、評価制度に不満を感じている人の割合は全体の62.3%にものぼっています。

あなたはお勤め先の人事評価制度に満足していますか?
人事評価制度に不満を感じる理由を教えてください
勤務先の人事評価制度を見直す必要があると思いますか
【引用】「人事評価制度」に関する意識調査│アデコ

たとえば問題のある評価制度とは、以下の3つが挙げられます。

  • 評価基準がはっきりしていない
  • フィードバックや説明が不十分
  • 年功序列で評価される

一つずつ詳しく解説します。

評価基準がはっきりしていない

会社の評価基準が定まっていない、または公表されていないというケースです。

評価者の価値観や好き嫌いなどで評価が決まってしまう可能性があり、公平性に欠ける点が問題といえます。

これを防ぐために、最近では「360°評価」と呼ばれる、上司だけでなく同僚や部下などの幅広い立場の人から評価を受ける制度も出てきています。

2020年にリクルートマネジメントソリューションズが実施した調査では、360°評価」を導入している企業は全体の31.4と発表されています。ただ、このような制度がない会社だと、評価が不公平だと感じやすいでしょう。

360度評価活用における実態調査 結果を発表
【引用】360度評価活用における実態調査 結果を発表

フィードバックや説明が不十分

評価に対して、十分にフィードバックや説明が行われないケースです。

これでは改善すべき点が分からず、理不尽な評価を受けたと感じやすいです。また、十分に改善点が示されないことで、会社への不信感が高まる原因にもなります。

年功序列で評価される

評価制度は会社によって異なりますが、昔ながらの年功序列で評価が決まるケースもあります。どれだけ成果を出しても昇級・昇進できないとなると、モチベーションが下がってしまうのも無理はありません。

https://twitter.com/nancy_holan/status/1647933036712054784?cxt=HHwWgMDSrbSX0d4tAAAA https://twitter.com/haha__1026/status/1648232881402318850?cxt=HHwWhMDUsdXE2d8tAAAA

周囲が優秀すぎるから

評価されない原因として、周囲が優秀すぎるといった状況があるかもしれません。

たとえば10人のチームで働いているとして、自分が100万円の売り上げをあげたとしても、他の9人が200万円の売り上げをあげていたら、自分に対する評価は相対的に低くなってしまいます。

このように、一生懸命に取り組んで成果を出したとしても、周囲の差を理由に評価を下げられてしまうこともあるでしょう。

与えられている業務のレベルやレイヤーが低いから

自分に与えられている業務のレベルやレイヤーが低いというのも、評価されない理由として挙げられます。

評価される仕事は往々にして複雑で、その人にしかできない仕事であることがほとんどです。反対に、誰にでもできる簡単な仕事は評価されにくく、報酬も少ないといった特徴があります。会社から簡単な仕事しかもらえないという状況は、個人の成長にもつながらず問題といえます。

また、仮に専門的な仕事であっても、特にエンジニアやプログラマーなどは、元請けから下請け、そのまた下請けへと業務が流れていくピラミッド構造であるケースが多く、商流の下位になればなるほど受注単価が低くなるために、給料が上がりにくい=評価されないと感じやすい傾向にあります。

SES構図

会社の経営に問題があるから

会社の経営状況に問題がある場合は、従業員への評価は後回しにされがちです。

昇進には昇給が伴うことが多いため、会社が利益を出せていない場合、あなたを昇進させる余裕もないということになります。

経営状況が回復すれば評価もおこなわれるようになるかもしれませんが、倒産などのリスクもあるため、転職を検討しても良いでしょう。

そもそも「評価される」とは?|絶対評価と相対評価について

ここまで「評価されない理由」について解説しましたが、そもそも「評価される」とはどんな状態を指すのでしょうか?

結論、「会社が定めたor上司が定めた評価基準を満たすこと」といえるでしょう。

会社によって見ているポイントは異なりますが、基本的には被評価者の基準ではなく、評価者の基準で評価が決まるのだということを押さえておく必要があります。

また、評価基準には「絶対評価」「相対評価」のどちらかが使用されたり、このどちらの評価割合を高めるかを評価者が決めたりといったケースがあります。

絶対評価とは

絶対評価とは、目標の基準を定め、達成率によって個人を評価する方法のことを指します。

たとえばノルマ達成率が100%の人はA評価、80%以上の人はB評価、80%未満の人はC評価といったように、はっきりとした基準が決まった状態で評価がおこなわれます。

絶対評価の例

自分の頑張りがストレートに反映されるため、評価に対する納得感は高まりますが、格差をつけにくく、適切な評価基準を定めるのが難しいというデメリットがあります。

相対評価とは

相対評価とは、集団内の他者と比較して個人を評価する方法のことを指します。

たとえば上位10%の人はA評価、上位10%~30%の人はB評価、上位30%~60%はC評価といったように、あらかじめ決められた分布に個人の成果を当てはめる形で評価がおこなわれます。

相対評価の例

全体のバランスを保ちやすい反面、所属する集団によってはどれだけ頑張っても評価されない人がいるといった状況を生みやすいデメリットがあります。

今の会社で評価されるためにすべきこと

評価されずに悩んでいるときは、すぐに転職に踏み切るのではなく、まずは今の会社で評価を上げられないか検討しましょう。

本項目では、今の会社で評価されるためにすべき4つの対処法を解説します。

客観的な視点を持ち、何が評価されるのかを認識する

まずは自分自身の社内での立ち位置や、会社や上司が何を求めているのかを理解しましょう。

お伝えしたように、自分では成果を出したと思っていても、周囲の評価は異なることがあります。改めて自分の振る舞いや言動をチェックすることも大切です。

また、高い評価を受けている同僚などがいる場合は、その理由を分析してみるのも良いでしょう。

スキルアップをする

業界や会社によって求められるスキルは異なりますが、専門的な資格を取得したり、高度なスキルを身に着けたりするのもおすすめです。いずれも習得まで時間はかかりますが、自分にしかできない仕事を増やせば、自ずと周りからの評価も高くなるでしょう。

業務効率・生産性を上げる

自分がおこなっている業務の効率や、生産性を上げるのも1つの方法です。

まずは業務に優先度をつけ、短い時間で最大の成果が生み出せないか工夫してみましょう。自分のタスクや工数管理をしながら処理スピードを上げるだけでも、他の人よりも早く仕事ができる人として重宝されます。

上司とコミュニケーションをとる

納得のいく評価を受けるためには、上司との密な関係を築くことが欠かせません。

  • 挨拶や返事をしっかりする
  • 報告・連絡・相談を徹底する
  • 上司のアドバイスは素直に受け止める
  • 言われたことはすぐに実践する

このように、自分から積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。また、もし上司と面談する機会があれば、可能な範囲で自分の評価について聞いてみるのもおすすめです。上司が何を求めているのかを理解すれば、改善すべき点も自ずと見えてくるでしょう。

明らかに会社側に問題がある場合は転職を検討する

これまで、評価されない理由や、今の会社で評価されるためにはどうすればよいのかを解説しました。

しかし、本人には全く問題がなく、明らかに会社側に問題がある場合には、適切な評価を受けるためにも転職を検討することをおすすめします。

たとえば以下のような会社にいる場合は、転職を検討したほうが良いといえます。

  • 会社の労働環境がブラックor限りなくブラックに近いグレーである
  • 違法・不当な評価がおこなわれる

詳しく解説しますので、自分の会社が当てはまっていないか確認してみてください。

会社の労働環境がブラックor限りなくブラックに近いグレーである

長時間労働が当たり前であったり、残業代が1円も払われなかったり、パワハラが横行していたりするような「ブラック企業」に勤めている場合は、すぐにでも転職を検討したほうが良いでしょう。このような環境で評価を上げようと努力しても、搾取されてうつ病などに追い込まれてしまう危険性があります。

また、残業代が一部しか支払われなかったり、有休が取りづらかったりする「グレー企業」に勤めている場合も同様です。自分を正当に評価してくれる企業への転職を視野に入れたほうが良いでしょう。

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違法・不当な評価がおこなわれる

男女による評価差別があったり、飲み会の参加率や休日の付き合いなどの業務外のことが評価に反映されていたりする会社は要注意です。とくに性別を理由にして評価に差をつけることは、労働基準法4条で禁じられています

第四条 使用者は、労働者が女性であることを理由として、賃金について、男性と差別的取扱いをしてはならない。

【引用】労働基準法|e-GOV法令検索

その他にも評価者が独断で昇給・降格を決めたり従業員の能力に関係のない評価をおこなったりした場合も違法になるケースがあります。このような会社に所属している場合は、真っ当な評価を受けるためにも早めに転職を検討しましょう。

今よりも評価されたい・市場価値を上げたい方におすすめの転職エージェント

自分の市場価値を上げたい方には、転職エージェントの利用もおすすめです。第三者からアドバイスをもらうことで、自己分析にも役立ちます。

この項目では、自分の市場価値を上げるのに役立つ転職エージェントを5つ紹介します。

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最後に|納得したうえで転職するか決めよう

本記事では会社から評価されない理由と、転職すべきか迷ったときの対処法について解説しました。会社から評価されない理由が本人にあると思われる場合は、今の会社で評価を上げられないか努力してみるのも手です。会社側に明らかな問題がある場合は、早めに転職を検討しましょう。

会社から評価されない場合、すぐに会社を辞めるのではなく、現状を分析して納得したうえで転職を決めることが重要です。第三者の視点からアドバイスが欲しい方や、もっと自分の市場価値を上げたい方転職エージェントの活用をおすすめします。

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