「中卒で働いているけれど、もっと稼げる仕事に就きたい」
「高校を中退してしまったせいでなかなか良い仕事が見つからない」

このような悩みを抱えている中卒の方は少なくありません。

確かに世の中で「稼げる」という仕事の多くが、高卒以上でないとなかなかできないというのは事実です。

しかし、実際には中卒でも稼げる仕事もきちんと存在します。

そのため、中卒だからと諦めず自分にあった職種を探すことをおすすめします。

本記事では、中卒の就職・転職に関するリアルなデータとともに、中卒の方でも比較的高収入を目指しやすい仕事について解説します。

データから見る中卒の就職状況

まずは、中卒者の具体的な就職状況を見てみましょう。就職率・平均年収・業界別の採用状況という3つのデータを元に、中卒者を取り巻く現在の就職市場について解説します。

中卒と高卒以上との就職率・正社員率の比較

中卒者の就職状況は、高卒以上の人々と比べてみた場合、就職が難しい面があるのは事実です。

厚生労働省の調査によると、2024年3月の中学新卒者の就職内定率は79.5%で、2023年の86.8%から低下しています。

それに対し高卒者は99.2%、短期大学卒業者は97.4%、大卒者は98.1%と、いずれも高い水準を保っています。

最終学歴	就職率
中学校	86.8%
高等学校	99.2%
短期大学	97.4%
大学	98.1%

また、正社員率についても差が見られます。

2018年現在の調査によると、若年労働者（学校に在籍せず働いている若者）のうち、中卒者の正社員率は35.4%です。

高卒者は56.3%、短大卒だと66.2%、大卒の場合は80.9%と、基本的に学歴が上がるほど正社員として働く人の割合も高くなります。

最終学歴	正社員率
中学校	35.4%
高等学校	56.3%
短期大学	66.2%
大学	80.9%

就職率・正社員率どちらのデータからも、中卒者が安定した仕事に就くことの難しさが見えてきます。

しかしこのデータを、8割の人は就職できている、3分の1以上の人が正社員になれていると前向きに捉えることもできるでしょう。

そのため、中卒者が個人の能力や努力によって希望する職業に就き、高い収入を得ることは、決して不可能ではないのです。

平均年収の比較

年収面から見ても、中卒者と高卒以上の人々との間には差が見られます。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、中卒者のデータは2006年までしか公表されていませんが、このときの平均年収は約280万円でした。

この年の高卒は約300万円、短大卒は約310万円、大卒の場合は約400万円です。

最終学歴	平成18年の平均年収 （カッコ内は令和5年の結果）
中学校	約280万円
高等学校	約300万円 （約300万円）
短期大学	約310万円 （約350万円）
大学	約400万円 （約400万円）

高卒以上の最新のデータを見ても平均年収に大きな差はないため、中卒の現在の平均年収も同じくらいであるといえるでしょう。

ただし、年収に関してはあくまで平均値です。働いている業界や個人のスキルによっては、中卒者が高卒者や大卒者よりも高収入である場合も珍しくはありません。

そのため、「稼ぎたい」と考えている中卒の方は、この後紹介する「高収入を狙える職業」への就職や転職を検討してみると良いでしょう。

業界別の中卒採用状況

実務能力や技術力が重視される業界では、中卒者の採用も積極的におこなわれています。

厚生労働省の『一般職業紹介状況(令和6年7月分)』によると、2023年3月卒の中卒者の求人が多かったのは以下の業界でした。

ただ、実際の就職者数となると製造業の方が人気が高く、この順序が入れ替わります。

とくに、建設業にはハードなイメージがあり、避ける人が多いのかもしれません。

「中卒＝肉体労働」というイメージを持つ人は多いですが、近年ではプログラマーやITエンジニア、コールセンターのオペレーターといった、比較的体力を使わない仕事の枠も拡大しています。

自身のスキルや適性に応じて、向いている仕事を幅広く探してみるのがおすすめです。

中卒でも稼げる！高収入を狙える職業10選

中卒であっても、実力や経験によって高収入を目指すことは十分に可能です。

ここからは、中卒者におすすめの高収入職種を10種類紹介します。

営業職

営業職は、学歴よりも個人の能力や実績が重視される職種のひとつです。

とくに、自動車販売や不動産、保険といった分野では、中卒者がコミュニケーション能力や粘り強さで成果を上げ、高収入を得ているケースも珍しくはありません。

営業職で求められるのは、深く正確な商品知識や、顧客のニーズを的確にくみ取る力、相手と信頼関係を築くスキルなどです。

こういったスキルは日々の経験を通じて磨くことができるため、学歴に関係なく成長しやすい職種であるといえるでしょう。

そのため、自動車や不動産のような高額商品を扱う企業や、成約インセンティブの高い生命保険の分野では、実力次第でかなり稼いでいる人たちが多くなります。

このように、チャレンジ精神が旺盛な人におすすめです。

関連記事：未経験から営業職はやめとけ？実情や転職成功のカギを徹底解説

建設作業員

建設業界は、慢性的な人手不足に悩まされているため、学歴と関係なく優秀な人材を常に求めています。

とくに、電気工事士や配管工など専門的な技術が必要となる職種では、高収入を得られる可能性が高まるでしょう。

初めは一般的な作業員として働き始め、技術を身につけながら同時に資格を取得していくというルートがおすすめです。

たとえば、第一種電気工事士の資格を持つ人の平均年収は500万円近く、他のスキルとの組み合わせではさらに上を目指すことも可能でしょう。

体力を使うハードなイメージがある建設業界ですが、その分努力が収入に結びつきやすい職業であるともいえます。

関連記事：建築業界がブラックだと言われる7つの理由｜ホワイト企業についても解説

トラックドライバー

トラックドライバーは、中卒者でも比較的就職しやすく、かつ高収入を狙える職種のひとつです。

とくに、長距離トラックドライバーや危険物輸送といった特殊な技術や資格を要する職種では、年収500万円以上を得ることも視野に入ってきます。

ただし、長時間労働や不規則な生活リズムなど、体力的にハードな仕事であることも事実です。また、他の人とのコミュニケーションが少ない職種でもあるため、性格的に向かないという人もいるかもしれません。

近年ではドライバー不足が深刻化しているため、需要自体は高まっている職業です。

そのため、体力に自信がある、車の運転が好きだという人は検討してみましょう。

関連記事：トラック運転手の現実を教えます。やめとけと言われる5つ理由についても解説

工場作業員

製造業の作業員は、中卒でも比較的就職しやすい職種です。自動車産業や電子機器産業などの大手メーカーの工場であれば、高い給与水準を維持しているケースも多く見られます。

初めは一般の工場作業員として働き始め、後々は製造ラインのリーダーや管理職へとキャリアアップするという道が考えられます。

また、技能訓練制度が充実している企業もあるため、積極的に学んでいけば品質管理や生産管理といった専門性の高い職種への転向もできるかもしれません。

とくに、大手メーカーの場合は福利厚生も充実しているところが多く、安定した環境で働きながら収入アップを目指すこともできるでしょう。

関連記事：工場勤務がきついと言われる理由とは！製造業の魅力や向いている人まで紹介！

警備員

警備員はアルバイトの定番だと思われるかもしれませんが、実はその後のスキルアップ次第でしっかり高収入を目指せる仕事です。

一般的な警備員の平均年収は約300万円前後といわれます。

しかし、「機械警備業務管理者」という国家資格を取得すれば、監視カメラや赤外線センサーを使った機械警備がおこなえるようになり、年収450万円前後になります。

他にも、警備会社の管理職になったり、警備計画立案者として社内で活躍したりすることによって収入をアップさせることも可能です。

また、警備会社によっては社員寮や食事手当などの福利厚生が充実していることもあり、収入以上のサポートを受けられる可能性もあるでしょう。

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ITエンジニア

IT業界は、学歴よりもスキルや実績が重視される世界です。プログラミングやネットワーク構築といった技術を習得してポートフォリオなどを作成し、自分のスキルひとつで高収入を目指している人たちが多くいます。

プログラミングの専門学校などに通ってから就職する人も多いですが、実は独学で学んで働くことも可能です。

また、自宅のパソコンからでも仕事ができるため、副業から初めてフリーランスへと転向するケースも考えられるでしょう。

ITエンジニアの社会的な需要は高く、スキル次第ではかなりの高収入を目指すことも可能です。ただし、技術の進歩が速い業界なので、常に学び続ける必要があることは覚えておきましょう。

関連記事：未経験のエンジニア転職は「やめとけ」と言われる理由とは？実態や成功のコツを解説！

美容師

意外に思われるかもしれませんが、中卒でも美容師になることは可能です。

ただし、美容師の資格をとるためには「高等課程」の認定を受けている美容学校に通うか、美容学校が提供している通信課程で数年間学ぶ必要はあります。

美容師は完全に個人のスキルで勝負する職業です。初めはどこかのヘアサロンに入社して基本的な技術を学び、その後は店長を目指したり独立したりといったキャリアプランが考えられるでしょう。

そのため、独立するには経営やマネジメントといったスキルも求められますが、しっかりと実力を示し、人気のヘアサロンとしての評判を集められれば、かなりの高収入が期待される職業です。

関連記事：美容師はやめとけと言われる5つの理由｜離職率や真相を解説

調理師

飲食業界は、中卒でも比較的参入しやすい分野です。

飲食業界では、中卒であることを公言している経営者も少なくありません。

とくに、調理師として腕を磨けば、高収入を得られる可能性が高まります。有名レストランや高級ホテルのシェフになれば、年収600万円以上を稼ぐことも不可能ではありません。

調理師としてのキャリアを積むには、まずは調理師免許の取得が必要です。

その後、さまざまな料理店で経験を積み、技術を磨いていくことになります。スキルを上げてよりランクの高い店に転職していく道もあれば、独立して自分の店舗を構えるという選択肢もあるでしょう。

職人としての道に興味がある人は、調理師としてのキャリアも検討してみましょう。

介護職

介護業界は、慢性的な人手不足に悩まされており、中卒者の採用にも積極的です。かなりハードな肉体労働であり、初任給は決して高くないのも事実です。

ですが、経験を積み、介護福祉士などの資格を取得することによって、収入を上げていくことが期待できます。

とくに、施設長やケアマネージャーといった管理職になれれば、年収500万～600万円を目指せる可能性があります。資格を持っていれば、転職しても即戦力として期待されるため、自分に合った職場探しをしやすいのも特徴です。

介護業界は今後も需要が高まる一方の業界なので、一度資格を取ったらそのまま安定して稼ぎ続けたいという方におすすめの業界です。

関連記事：介護職はきつくて大変？仕事のやりがいや働くメリットを現役介護士が紹介！

公安職（警察官・消防士など）

警察官や消防士などの公安職は、学歴よりも体力や適性が重視される職業です。地方公務員として働けるため、安定した雇用と充実した福利厚生が魅力です。

そのため、キャリアを積むことによって年収500万円以上を得られる可能性もあります。

警察官になるにはⅠ類(大学卒業程度)またはⅢ類(高校卒業程度)の試験に合格する必要があります。中卒者であればⅢ類を目指すのがおすすめです。

消防士の場合も同様に、Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類と試験が分かれています。中卒であればⅡ類かⅢ類を受けるのが一般的です。

警察官・消防士のいずれも年齢制限や身体的条件が設定されているため、興味のある方は自分が受験資格を持っているかどうかを確認してみてください。

中卒でも稼げる仕事の特徴

ここからは、実際に中卒でも就職・転職に成功しやすい仕事の特徴を3つの観点から紹介します。

若者の人手不足が社会問題となっている現代において、中卒者の就職・転職のチャンスは徐々に広がっています。

これらの特徴を理解することで、自分に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。

求人に学歴不問と記載されている

中卒者が就職・転職を考える際に、まず注目すべきは学歴部分です。「学歴不問」と書かれている求人を探しましょう。

学歴不問の求人を出す企業には、学歴よりも個人の能力や適性を重視する傾向があります。

たとえば製造業やサービス業、輸送業といった業界であれば、高校や大学の勉強内容と業務内容にそこまでの関連がないため、中卒者でも採用される可能性が高くなるでしょう。

また、実力勝負の世界なので、自分の強みやスキル、情熱などを積極的にアピールできれば採用の可能性が高まります。

そのため、仕事で必要とされるスキルをあらかじめ調べ、具体的な志望理由とともに自分のやる気を伝えましょう。

体を使った仕事が多い

中卒でも比較的就職しやすい職業の特徴には、体を使った仕事が多い点が挙げられます。建設作業員、警備員、介護職などがその代表例です。

これらの仕事においては体力や機敏性、集中力といった、学歴とは異なる能力が求められます。

身体的な負担が高いのは事実ですが、スキルを文字通り「身につける」ことができるため、成果が目に見えやすく、やりがいを感じながら働く人も多い職業です。

そのため、若いうちは体力勝負で精力的に働き、長期的には専門職や管理職を目指すといったキャリアプランが考えられるでしょう。

覚えることが少ない

中卒者が就職しやすい仕事の中には、比較的短期間で覚えられる、あるいは覚えることが少ない仕事も含まれています。

たとえば倉庫作業員や配送ドライバー、製造ラインの作業員などがあてはまります。

こういった職業では、複雑な手順を覚えるよりも、目の前の仕事を素早く正確にこなしていくことが求められます。

即戦力になりやすいのがメリットですが、賃金の伸びしろがあまりない点や、機械化・自動化によって仕事を失うリスクがある点には注意が必要です。

ですが、初めての就職の際にこういった単純な職業を選ぶことに問題はありません。

しかし、より市場価値の高い人材となるために、自主的に資格を取得したり、関連するスキルを身につける努力をしたりすることをおすすめします。

中卒から高収入を得るためのポイント

中卒であっても、正しい戦略を立て、適切な努力によって高収入を得ることは十分に可能です。ここからは、中卒から高収入を目指すためのポイントを解説します。

体力や集中力を活かせる仕事を選ぶ

中卒者の強みは、若さと体力です。とくに10代後半から20代前半の時期は、人生の中でも最も体力や集中力が充実している時期だといえます。

この強みを活かせる仕事を選択すれば、スキルを高め、収入を伸ばせる可能性も高くなるでしょう。

たとえば建設業であれば、初めは現場の作業員として入り、技術やスキルを高めながら、ときには資格も取得し、どんどん上の職位を目指していくといったルートが考えられます。

確かな技術で顧客からの信頼を集め、独立して年収1,000万円以上稼いでいる人も少なくありません。

大卒であれば新卒の時点でもう22歳ですが、中卒者はその時点で社会人7年目になっているのです。

そのため、この圧倒的な若さをフル活用して、キャリアアップを目指しましょう。

資格取得でスキルアップを目指す

個人の収入を上げるには「誰でもできる仕事」から「限られた人しかできない仕事」へとシフトしていく必要があります。そのために有効なのが資格の取得です。

また、中卒でも取得可能な資格は多数あり、取得によって自身の市場価値を高めることができるでしょう。

たとえば電気工事士や建設機械オペレーター、介護福祉士などは、現場で働いている人でも資格を持っていない場合が多く、資格を取るだけでも大きなリードとなる可能性があります。

資格を取ると、専門性の高さを他の人にも証明できるようになり、給与アップやより好条件の職場への転職もしやすくなります。

そのため、自分の目指している業界にはどのような資格があり、取得したらどのようなキャリアプランが見えてくるのか、ぜひ調べてみてください。

実務経験を積んでキャリアアップする

中卒者にとって、実務経験を積むことは何より重要です。学歴不問の職場では、実際の仕事の成果や経験を重視する傾向が見られます。

そのような環境の中でキャリアアップを目指すためには、まず入社後に基本的なスキルを確実に身につけることから始めましょう。

その後、仕事の幅を広げ、多用な経験を積んでいく意識が大切です。

実務経験を積むにあたっては、常に学ぶ姿勢を持ち、新しい知識やスキルを積極的に習得していくことが重要です。

また、将来的に管理職や独立の道へと進めるように、リーダーシップやマネジメントについても学んでおくと良いでしょう。

高卒認定の取得を検討する

高卒認定試験（旧大検）は、高等学校を卒業していなくても、高等学校卒業者と同等以上の学力があるかどうかを認定する国の試験です。この試験に合格することで、進学や就職の幅が大きく広がります。

多くの企業では高卒以上の学歴を求められるため、高卒認定の取得によって就職・転職の幅が大きく広がります。

また、一部の資格試験の受験資格が得られることもメリットだといえるでしょう。

高卒認定試験は年に2回実施されており、科目ごとにひとつずつ合格していくことが可能です。

すべての必要科目に合格すれば、晴れて高卒認定を取得できるというシステムになっているため、働きながら少しずつ挑戦するのも良いでしょう。

中卒の就職・転職支援に強いサービスを利用する

就職・転職に関するサービスはたくさんありますが、それぞれが得意分野を持っています。就職サイトや転職エージェントを利用する際には、中卒の支援が得意なものを探し、登録するようにしましょう。

中卒に強いサービスでは、以下のような項目を特徴として掲げていることが多いです。

こういったサポートを強みとしているサービスを探し、活用しましょう。

関連記事：中卒におすすめの転職エージェント7選｜選び方や利用するメリットを解説

中卒の就職・転職におすすめの転職エージェント

ここからは、実際に中卒の就職・転職に強いおすすめの転職エージェントを紹介します。

えーかおキャリア

えーかおキャリアは、20代の若手支援に特化した就職・転職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが年間約6,000人のサポートをおこなっています。

マンツーマンで求職者の強みを最大限引き出しながら、志望先企業に特化した面接対策まで実施する等、内定獲得までの圧倒的に手厚いサポートが評判です。

若手向けのサービスならではの大きな特徴が、掲載求人の60%以上が未経験可の募集となっている点です。そのため、社会人経験の浅い人でも安心して応募できる環境が整っています。

また、入社後のミスマッチを防ぐためにエージェントと企業が密に情報交換をおこなっており、求職者に本当に合う企業だけを紹介してくれる仕組みも大きな魅力だといえるでしょう。

キャリアスタート

キャリアスタートは、新卒・既卒・第二新卒・フリーター・ニートを対象とした、若年層向けの就職・転職支援サービスです。

「すべての若者が輝く社会を作る」というモットーにのっとって、求職者一人ひとりに寄り添ったサポートをおこなっています。

未経験の方でも応募できるポテンシャル重視の求人を多く取り扱っているのが特徴です。公式ホームページでも、フリーターから営業職や大手の事務サポート職に就職できたという経験者の声を読むことができます。

プロの転職アドバイザーから完全マンツーマンで充実したサポートを受けられるため、社会人経験が少ない方にもおすすめです。

アドバイザーからのメッセージつきも顔写真つきで掲載されているので、相談してみたい相手を見つけてから申し込むのも良いでしょう。

マイナビジョブ20's

マイナビジョブ20'sは、マイナビグループが提供する20代のための転職支援サービスです。登録者の80％以上が25歳以下で、初めての転職や第二新卒の方のサポートにとくに定評があります。

未経験OK求人が76%以上の高い割合を占め、幅広い業界の求人情報を目にすることが可能です。

業界最大手であるマイナビグループならではの特徴として、独自の適性検査を受けられる点が挙げられます。

この検査は全年齢を対象に世界中で実施されるものです。結果を元にキャリアアドバイザーが企業とのマッチングをおこなってくれるだけでなく、それを見た企業の採用担当者からのスカウトオファーも受けられるため、幅広い企業との出会いを期待できるでしょう。

中卒で稼ぎたい人からのよくある質問

ここからは、中卒でも稼ぎたいと考えている人から寄せられる質問を紹介します。

中卒の収入はいくらですか？

近年では中卒者の平均年収のデータは公表されていませんが、厚生労働省が最後に発表した2006年の調査結果では約280万円とのことでした。

高卒や大卒の平均年収が当時と現在で大きく変わらないことから、中卒者の数値もあまり変わっていないのではないかと予想されます。

しかし、これはあくまで平均値であり、実際の収入は個人のスキルや経験、働く業界によって大きく異なります。

そのため、自身の適性や興味に合った職業を選び、うまくキャリアアップしていければ、年収500万円、600万円を目指していくことも十分に可能でしょう。

中卒が苦労することは何ですか？

中卒の方が苦労する可能性のある課題はいくつか考えられます。

まず、高卒以上の学歴を要求する企業や職種に応募できないため、就職の際の選択肢が制限されるという点です。

とくに、他の学歴と比べると初任給が低い場合も多く、若手のうちは定収入に悩まされるという人も少なくありません。

また、残念ながら社会的な偏見が存在する場合もあるでしょう。企業によっては管理職への昇進において学歴が考慮されるケースもあり、十分な能力はあっても昇進できないというケースも考えられます。

しかし、実務経験を積んだり、必要な資格を取得したりすることによって、これらの問題点は乗り越えられます。目の前の仕事に全力で取り組み、着実なキャリアアップを目指していきましょう。

中卒の人は何人に一人ですか？

国勢調査によると、日本の人口のうち中卒の割合は約18%です。

ただし、これはすべての年代の人を含むため、中卒が当たり前だった高齢者世代の数値も含みます。若い世代に関しては、中学卒業時点では98.9%の人が高校に進学するため、高校を中退した人を含めても中卒者の割合は2%程度ではないかと考えられています。

つまり若者のうち、中卒者の割合は50人に1人くらいということです。

まとめ｜中卒でもスキルや資格次第で高収入は狙える！

中卒であることが原因で就職・転職に苦労するのは、残念ながら事実です。

しかし、個人の強みを活かし、スキルを磨いていくことによって、高収入を狙うことはできます。中卒であっても、適性に合った職業で実力を発揮することが重要です。

現代社会では、学歴よりも実力や経験が重視される傾向にあります。人手不足の傾向が強まる中、学歴や働いている企業の規模よりも、個人のスキルが求められる時代になりつつあるのです。

そのため、自分の強みを活かし、目標に向かって前進すれば、高収入と充実したキャリアは十分に手の届くものとなるでしょう。