「30代におすすめの退職代行サービスはどこ？」
「退職代行の選び方がわからない」

このように悩む方は少なくありません。

仕事を辞めたいけれど、退職代行の利用に不安を感じる方もいるでしょう。

メリットやデメリットを理解しないままでは、思い通りの退職ができず後悔する可能性があります。

そこで本記事では、30代におすすめの退職代行サービス3選を紹介します。

退職代行を使うメリット・デメリットや選び方についても解説しているため、スムーズに仕事を辞めたい方はぜひ参考にしてください。

あわせて読みたい⇒30代で退職しても大丈夫？仕事を辞める理由や後悔しないための対処法

30代の退職代行利用の現状

まずは、30代の退職代行利用の現状について見ていきましょう。

1割が利用経験あり

2024年の「退職代行サービスについての意識調査」によると、退職代行サービスを知っている人の中で、30代の利用経験者は9.8％でした。

年代別で見ると、20〜50代の中で30代がもっとも利用率が高く、10人に1人が退職代行を利用して仕事を辞めている現状がうかがえます。

退職代行を利用した理由

エン転職の調査によると、30代の人が退職代行を利用した理由は次のとおりです。

理由	割合
すぐに退職したかったから	52％
退職を言い出しにくかったから	48％
人間関係が悪かったから	37％
パワハラやセクハラの被害に遭っていたから	37％
退職を認めてもらえなかったから	35％
入社して間もなく相談しづらかったから	33％
体調が悪かった・精神的に不調だったから	33％
引き止められたから	25％
自分から伝えるのが面倒だったから	12％

「すぐに退職したかったから」がもっとも多く、半数以上の方が利用理由に挙げていました。

次いで、「退職を言い出しにくかったから」という理由も半数近くを占めており、退職にともなうストレスや負担を軽減する目的があると考えられます。

30代の退職代行体験談を紹介

ここでは、30代で実際に退職代行を利用した方の体験談を紹介します。

依頼から退職までがスピーディーに進んだことや、円満に辞められたこと、交渉もしてもらえたことなどに満足している方が多くいました。

さらに体験談を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事：退職代行の体験談まとめ｜利用方法やトラブル回避術を解説

関連記事：退職代行サービスはどんな人が使う？利用者の特徴6選を徹底解説

30代が退職代行で辞めるメリット

30代が退職代行で辞めるメリットは、次の5つです。

最短でその日のうちに退職できる

退職代行を利用すると、最短でその日のうちに会社を辞められます。

会社と合意すれば即日で、合意できなかった場合でも、無期雇用なら労働者が退職の意思を伝えて2週間経てば退職が可能です。

（期間の定めのない雇用の解約の申入れ）

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

（引用：民法第627条）

会社の就業規則に「退職の意思は1ヶ月前までに通知する」といった記載があっても、民法のほうが優先されるため問題ありません。

有給休暇が残っていれば、2週間まったく出社せずに辞めることもでき、一般的な辞め方よりもスピーディーな退職がかなうでしょう。

上司や同僚と顔を合わせずに済む

退職代行で辞めると、上司や同僚と顔を合わせずに済むこともメリットです。

即日対応している業者を使い、会社と合意すれば、その時点で出社の必要はありません。

会社の人とやりとりする必要はなく、代行業者との電話やLINEのみで退職が完結するため、気まずさや精神的な負担を最小限に抑えられるでしょう。

退職にともなうストレスを減らせる

退職代行を利用すると、退職にともなうストレスを減らすことにもつながります。

会社を辞めたいと思っていても、退職を言い出しにくいという方も少なくありません。

また、退職の意思を伝えても「退職を認めてもらえなかった」「引き止められた」というケースもあります。

このように退職時には精神的に大きな負荷がかかることも多く、退職代行は有効な手段だといえるでしょう。

退職代行を使うと、会社とのやりとりはすべて代行業者が請け負ってくれるため、直接やりとりをする必要はないので安心です。

有給消化や未払いの残業代請求ができる

労働組合と提携している、または弁護士監修の業者であれば、有給消化や未払いの残業代請求ができます。

自分で辞めた場合、脅されたり言い出せなかったりして、不利な条件で辞めざるを得ないこともあるかもしれません。

有給休暇の消化や未払いの残業代請求を考えており、トラブルにならずに辞めたい場合は、退職代行を使うのがおすすめです。

転職や引っ越しなどのサポートが受けられる

退職代行を使って辞めると、次のようにさまざまなサポートを受けられます。

転職や引っ越しなどの基本的なサポートはもちろん、中には給付金・書類などの面倒な手続きや、書類の未交付・嫌がらせといった万が一のトラブルまで対応してくれるサービスも存在します。

サポート内容によって料金も変わるため、自分が必要なサポートがついている業者を選ぶようにしてください。

30代が退職代行で辞めるデメリット

30代が退職代行で辞めるデメリットは、次の3つです。

交渉権がない業者はトラブルになる可能性がある

利用する業者によっては、トラブルになる可能性がある点に注意が必要です。

退職代行業者には、大きく分けて次の3種類があります。

このうち、民間の業者は「交渉権」を持たず、会社に退職の意志を伝えることしかできません。

民間業者が、有給休暇の取得や残業代請求などをおこなうと違法になってしまうため、会社との交渉を考えている場合は注意が必要です。

スムーズに辞められない場合がある

退職代行を使うと、スムーズに辞められないケースもあります。

退職代行から連絡が行くと、即日での退職を認める会社がほとんどです。

しかし、中には本人と直接連絡を取ろうとしたり、逆上して訴えようとしたりする会社も存在します。

万が一連絡がきても直接対応せず、業者に任せてトラブルを防ぎましょう。

また、2週間で辞めることは法律に則しており、もし訴えられても損害賠償請求の理由にはならないため、安心して利用してください。

関連記事：退職代行のトラブル事例7選とトラブル回避の対策

会社から連絡が来る場合がある

まれなケースですが、退職代行を使っても、会社から直接連絡が来る場合があります。

業者は、会社に対して直接連絡しないよう働きかけてはくれるものの、強制力はありません。

そのため、電話が来たり直接家に来られたりする可能性もゼロではないのです。

もし連絡が来ても対応する必要はなく、業者を通じてのやりとりのみで退職できるため、安心して任せましょう。

関連記事：退職代行を使うと会社から電話はこない？電話がくる理由や対策法を解説！

30代が退職代行を選ぶポイント5つ

30代が退職代行を選ぶポイントは、次の5つです。

即日退職に対応しているか

なるべく早く辞めたい場合は、即日退職に対応している業者を選びましょう。

休日や深夜・早朝でもスタッフを配置しているサービスなら、その日のうちに手続きをして辞めることも可能です。

なかには、24時間対応をうたっていながら、実際には返信が遅くスムーズに進まないサービスもあるため注意してください。

返金保証があるか

返金保証があるサービスなら、万が一のときも安心です。

返金保証とは、万が一退職できなかった場合に、退職費用を全額返金してくれるというものです。

退職代行サービスの中には、まれですが退職費用を払わせて逃げるなど、悪質な業者も存在します。

このような被害にあわないためにも、返金保証や後払い制度が選べる業者を利用しましょう。

交渉権を持っているか

退職代行サービスは、弁護士監修または労働組合が運営し、交渉権を持っている業者を選んでください。

民間の一般法人は、有給消化や未払い給与の支払い、退職金などの交渉ができません。

もし、弁護士や労働組合運営でないのに交渉可能とうたっている場合は「非弁行為」にあたり、違法業者の可能性があるため注意しましょう。

実績があり評判がいいか

退職代行選びでは、実績の豊富さや、実際に利用した人の評判もチェックしてください。

各業者の公式サイトにも口コミは載っていますが、信頼性に欠けることもあるため、例えばGoogleマップやXなどで検索するのがおすすめです。

良い面だけではなく、悪い面も含めたうえで比較検討し、利用するかどうかを判断しましょう。

料金設定が適切か

退職代行業者は、適切な料金設定であることも重要です。

料金が高すぎても利用が現実的ではなく、安すぎても悪質業者であるリスクがぬぐえないためです。

弁護士監修または労働組合が運営のサービスの場合、料金が2万円〜3万円台であれば、一般的な範囲だといえるでしょう。

30代におすすめの退職代行サービス3選

ここで、30代におすすめの退職代行サービス3選を紹介します。

自分に合ったサービスを選ぶ際の参考にしてみてください。

退職代行Jobs

退職代行Jobsは、労働組合と提携している退職代行サービスです。

さらに顧問弁護士が監修しているため、組合費2,000円（税込）を別途支払うと有給休暇申請などの交渉もできます。

メールやLINEで24時間相談でき、手続きは最短30分で完了するため、即日での退職も可能です。

クレジットカードや銀行振込での支払いはもちろん、現金後払いにも対応しており利用しやすいでしょう。

退職完了まで無期限で相談できるほか、求人紹介や引越しサポートもおこなっており、不安なく退職代行を使いたい人におすすめです。

基本料金は27,000円（税込）ですが、本ページからの申し込みで24,800円（税込）になるため、ぜひチェックしてみてください。

関連記事：退職代行Jobsの口コミ紹介！メリットや注意点、評判、料金などを解説

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアンは、20年の運営歴がある労働組合法人の退職代行サービスです。

安心の一律料金で、万が一退職後に嫌がらせ連絡や書類の未交付といったトラブルが起きても、費用内で交渉に交渉してもらえます。

長い運営歴の中で、さまざまな事例に対応してきた経験があるため、安心して任せられるでしょう。

相談から退職までLINEで完結できることから、都市部はもちろん、地方在住の方でも利用しやすいのが魅力です。

このページからの申し込み限定で、23,800円（税込）の特別料金になるため、ぜひ活用してください。

関連記事：退職代行ガーディアンの口コミ・評判・体験談は？料金や注意点なども解説

退職代行OITOMA

退職代行OITOMA（オイトマ）は、24,000円（税込）という安さが魅力の退職代行サービスです。

全額返金保証や後払いが選べるなど、サービスが充実しており、顧客満足度は96％と高い数字になっています。

Googleマップでの口コミ評価も高く、安心して利用できるでしょう。

もちろん24時間対応しており、相談や電話も無制限で利用できます。

安さと使いやすさを兼ね備えたサービスを求めている方におすすめです。

関連記事：退職代行OITOMA（オイトマ）の口コミ・評判・体験談は？料金や注意点なども解説

30代が退職代行で辞める5ステップ

30代が退職代行で辞める5ステップは次のとおりです。

関連記事：退職代行サービスを利用する際の流れとは？当日の流れや手順・使い方を解説

1.無料相談する

まずは無料相談を利用し、どのサービスを使うか決めます。

相談だけならどのサービスも無料で利用できるため、自分のケースでどれぐらいの時間や料金がかかるのか、確認しておきましょう。

2.内容を確認し支払い・契約する

料金やサービス内容に納得できたら、支払いをおこないます。

不安な場合は、後払いや全額返金制度がある業者を選びましょう。

支払い後、希望退職日や勤務先の情報をヒアリングシートに記入します。

3.退職連絡をしてもらう

その後、業者が退職代行を実行します。

進捗はメールやLINEで報告してもらえるため、自分は連絡を待つだけです。

会社が退職に合意した場合は即日で、合意できなかった場合でも2週間で退職となります。

4.書類手続きや貸与品の返却をする

必要な書類があれば提出し、会社からの貸与品は返送します。

手続きは郵送ででき、会社の人間と直接のやりとりは発生しません。

5.退職が完了する

退職日を過ぎ、離職票などの必要書類を受け取れば、無事退職完了です。

30代の退職代行利用に関するよくある質問

最後に、30代の退職代行利用に関するよくある質問に回答します。

30代の退職理由は？

30代の人が退職を検討するときは、次のような理由が考えられます。

30代は、昇進や結婚などで環境が変化し、仕事にも慣れて今後のキャリアについても考え始める時期です。

今の仕事や職場が自分に合っていないと感じたら、退職代行で辞めることも視野に入れましょう。

退職代行を使っている年齢層は？

30代がもっとも多く、10人に1人は退職代行を利用して辞めています。

次いで20代が多く利用しており、40代・50代の利用者は少なめです。

退職代行はどこまでやってくれる？

一般の民間業者は退職の通知までしかできませんが、労働組合運営や弁護士監修の業者・弁護士は交渉まで可能です。

会社との交渉を頼みたい方は交渉権のある労働組合運営のサービスや弁護士に依頼するようにしましょう。

自分が求めるサービス内容に応じて選んでください。

まとめ

退職代行は即日退職が可能な場合もあるなどスピード感に優れており、退職時に引き止めにあいたくない、退職を言い出しづらいといった場合に使いやすく、30代の10人に1人が利用しています。

自分では交渉しにくい有給休暇や残業代請求についても、交渉権をもつ退職代行業者に頼めば有利に進められるでしょう。

退職代行業者選びの際は、24時間対応かどうかや評判・返金保証・料金などを比較し、自分の目的に合っているサービスを選ぶようにしましょう。

迷われている方は、今回ご紹介した退職サービスをぜひ活用してみてください。