「マスコミ業界へ転職したいけど、どのエージェントを使えばいいの？」
「転職エージェントはマスコミ業界の求人を紹介してくれるの？」
「マスコミ業界に強い転職エージェントが知りたい」

マスコミ業界に転職を考えている人の中には、このような疑問を持っている人が少なくありません。マスコミ業界へ転職するには、転職エージェントを利用するのが有効ですが、その選び方が重要です。

この記事では、マスコミ業界への転職におすすめの転職エージェントや選び方・利用する際のポイント・転職を成功させるコツなどを紹介します。最後まで読んで、転職活動の参考にしてみてください。

マスコミ業界向けのおすすめ転職エージェント12選

マスコミ業界に転職を考えているなら、マスコミに強い転職エージェントを利用すると効果的です。以下に、おすすめの転職エージェントを12社紹介します。

リクルートエージェント

マイナビエージェント

ビズリーチ

doda

type転職エージェント

LHH転職エージェント

パソナキャリア

マスメディアン

マスメディアンは、マーケティング・クリエイティブ職種に特化した転職エージェントで、広告やWeb、マスコミ関連に強みを持っています。6万人を超える転職支援実績があり、制作ディレクターやプロデューサー、コピーライターなどの求人が豊富です。

メディア業界独特の選考方法にも対応できるのがマスメディアンのメリットです。

サービス概要
サービス名	マスメディアン
運営会社	株式会社マスメディアン
公開求人数	5,132件
非公開求人数	非公開
対象地域	全国
公式サイト	https://www.massmedian.co.jp/

関連記事：マスメディアンの評判・口コミについて解説！利用するメリット・デメリットとは？

アドキャリ転職

広告業界の求人を大手からスタートアップの企業まで幅広く取り扱っています。

未経験可の求人もあり、メディア業界に詳しくない人も、気軽に無料でサービスを受けることができます。

サービス概要
サービス名	アドキャリ転職
運営会社	HypeAgency株式会社
公開求人数	非公開
非公開求人数	非公開
対象地域	全国
公式サイト	https://adope-tensyoku.jp/

マスコミ求人.com

マスコミ求人.comは、マスコミ業界専門の転職サービスです。運営会社の株式会社シグマコミュニケーションズは、放送・エンターテインメント業界特化型の人材紹介を行っており、今年（2024年）で24年の実績があります。

エージェントサポートを受けることも可能ですが、気になる求人へ直接応募も可能です。自身に合った方法で転職活動が進められます。

また、マスコミ業界だけではなく放送・映像・広告・ゲーム・Web・エンタメ業界の求人を幅広く取り扱っているため、広い視野から自身に合った転職先が見つけられるでしょう。

サービス概要
サービス名	マスコミ求人.com
運営会社	株式会社シグマコミュニケーションズ
公開求人数	406件
非公開求人数	非公開
対象地域	全国／海外
公式サイト	https://www.masucomi-kyujin.com/

Vookキャリア

Vookキャリアは、映像プロフェッショナル人材に特化したキャリア支援サービスです。映像クリエイター向けメディア「Vook」が基盤となっているため、クリエイティブな職種が豊富にあります。プロデューサーやディレクター、カメラマンなど映像関連に携わりたい方は、登録しておくと良いでしょう。

業界・職種からだけでなく、使用するソフトウェアから求人を探すことができます。

サービス概要
サービス名	Vookキャリア
運営会社	株式会社Vook
公開求人数	259件
非公開求人数	非公開
対象地域	東京／愛知／福岡／北海道
公式サイト	https://career.vook.vc/

エンタメ人

エンタメ人は、エンターテインメント業界に特化した総合人材サービスです。

エンタメ業界を経験したキャリアアドバイザーからは、専門性の高い選考対策を受けることができます。

土日祝日でも面談ができるので、在職中でも、現職に支障をきたさずに転職を進めることができます。

サービス概要
サービス名	エンタメ人
運営会社	株式会社エイスリー
公開求人数	93件
非公開求人数	非公開
対象地域	一都三県／広島／山梨／大阪／海外
公式サイト	https://entamejin.com/

マスコミ業界に強い転職エージェントの選び方

マスコミ業界は一般の業界とは異なり、どの転職エージェントも求人を保有しているわけではありません。転職を成功させるにはエージェント選びが重要です

転職エージェントの選び方のコツを3つ紹介します。

求人数が多いか

マスコミ業界に強い転職エージェントを選ぶ際、最も重要になるのが求人数です。

求人数が多いほど、より多くの選択肢から転職先を探せます。大手企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業の求人も扱っているかや、契約社員などの案件も扱っているかをチェックすることも大事です。

契約社員から正社員になる選択も視野に入れると、転職成功の可能性が高まります。

希望する分野の求人を扱っているか

マスコミ業界は幅広い業種があるため、自分が希望する分野の求人を扱っているかが重要です。

たとえば、テレビやラジオ・広告などそれぞれの分野に特化したエージェントが存在します。希望する分野を扱っているエージェントを選べば、業界独特の転職テクニックなどについて詳しいアドバイスを受けることが可能です。

また、職種についても考慮する必要があります。同じ分野の中でも制作職、技術職、営業職、事務職などがあるため、希望する職種を扱っているエージェントを選びましょう。

職場環境などの内部事情も教えてくれるか

職場環境や人間関係が良くなければ、長く働くのは難しいでしょう。とくに、マスコミ業界は特殊な職場環境なので、環境については詳しく調べる必要があります。エージェントが社内の情報に精通しているかどうかも重要です。

親身になってくれる転職エージェントなら、求人情報を紹介するだけでなく、企業の社風や職場の雰囲気、残業の状況なども教えてくれます。求職者の立場に立って、正直に説明してくれるエージェントを選びましょう。

マスコミ業界の仕事内容

マスコミ業界には、主に以下のような職種があります。どのようなものがあるかを押さえておけば、転職エージェントを選びやすくなるでしょう。ここでは、とくに人気のあるテレビ関連の職種を例に取り上げます。

職種	仕事内容
プロデューサー	制作物の全体を把握し、全体の管理責任を担い、企画の立ち上げや予算管理などをおこなう。
ディレクター	テレビ番組の制作を指揮し、演出やスタッフの指示、撮影、編集などを統括。
放送作家	プロデューサーやディレクターと協力して番組の構成や台本を考える。
カメラマン	CMやテレビ番組、映画、報道など、メディア用の写真や映像を撮影。
制作アシスタント	ディレクターやプロデューサーをサポートする役割で、スケジュール管理などをおこなう。
音響スタッフ	放送での音の品質を管理する役割で、マイク設置や音量調整、録音などをおこなう。
美術スタッフ	ドラマや広告などのセットや美術に関連する業務を担当。
照明スタッフ	監督の指示に従い、シーンや雰囲気を表現するための照明を調整する。
編集スタッフ	ディレクターなどと相談しながら、収録した番組を時間内に収まるように調整する。
衣装スタッフ	出演者のキャラクターに合った衣裳を選定し、フィッティングをおこなう。
メイクスタッフ	出演者の画面映えがするようにメイクを施したり、髪をセットしたりする。
アナウンサー	番組でニュースなどの情報を伝えたり、実況や番組の司会をおこなったりする。
リポーター	事件や事故、イベントの現場から、リアルタイムで視聴者に伝える仕事。
広報スタッフ	PR物の作成や取材に対する対応、イベントの運営などを行う担当者。
営業スタッフ	番組をPRし、スポンサーを募って見積もりの提示や契約、商談をおこなう。
事務スタッフ	書類作成や管理、データ入力、電話・来客対応などの事務作業を担当。

マスコミ業界に向いている人の特徴

マスコミ業界は、情報を世の中に伝える重要な役割を担っています。ここでは、マスコミ業界に向いている人の特徴について詳しく見ていきましょう。

コミュニケーションが得意な人

マスコミ業界は多くの人と接するため、密なコミュニケーションが不可欠です。

番組関係者との対話はもちろん、社内での調整も必要になります。作品を完成させるためには、傾聴力と発信力の両方が必要です。

また、撮影現場などでは場の空気を読み、状況に応じて柔軟な対応をしなければなりません。こうしたコミュニケーション能力が、一般の業界よりも重視される傾向にあります。

トレンドに敏感で好奇心がある人

マスコミ業界では、常に最新の情報やトレンドを追い続ける必要があります。

世の中の動きに敏感で、新しいことに興味を持ち積極的に吸収しようとする姿勢が重要です。

そのため、普段からSNSでトレンドになっている情報や、話題のニュースについて常にアンテナを張っている人が向いています。

また、特定の分野だけでなく、政治経済や文化、スポーツなど幅広く関心を持つ人なら、どのような分野を任されても順調に仕事ができるでしょう。

幅広く知識や情報を得ようとする人

マスコミ業界で活躍するには、幅広い知識と情報収集能力が欠かせません。

とくにニュースや報道では、さまざまなテーマを扱うため、多くの知識が必要です。日頃から新聞や雑誌を読んだり、報道を見たりするなど、積極的に情報を収集する習慣がある人が向いています。

また、情報を整理してわかりやすく伝える力も大切です。常に「なぜ」「どうして」と疑問を持ち、深く掘り下げて考えることを心がけましょう。

マスコミ業界に向いていない人の特徴

マスコミ業界は、一般の業界とは異なる特性を持っているため、「想像とは違っていた」と感じるケースも少なくありません。

以下の特徴に当てはまる方はマスコミ業界に転職するのは向いていないかもしれません。

「芸能人に会いたい」など興味本位な人

マスコミ業界に転職したい人の中には、芸能人に会えるのを楽しみにしている方もいるかもしれません。確かに著名な人に会う機会はありますが、あくまでもビジネスパートナーとして接しなければなりません。

実際の仕事内容は、事前の細かい調整や作業など、地道な業務が大半を占めます。

マスコミ業界の仕事は、コンテンツ制作への情熱が不可欠です。芸能人は、制作に関わる人物の1人にすぎません。従って、芸能人に会えることだけを期待して転職すると、現実とのギャップを感じる可能性が高いでしょう。

1人でする作業が好きな人

マスコミ業界の仕事は、チームワークが基本です。番組制作やイベント運営などには、多くの関係者の協力が不可欠です。1人で黙々と作業を進めるのが好きな人にとっては、このような環境は苦痛に感じるかもしれません。

常にコミュニケーションを取り、意見を調整しながら仕事を進める必要があるため、チームでの作業が苦手な人には向いていないでしょう。

臨機応変な対応が苦手な人

マスコミ業界は、予期せぬトラブルが発生することも少なくありません。たとえば生放送中のトラブルや、機材の故障、急な方針転換など状況に応じて迅速に判断し対処する能力が必要です。

そのため、計画通りに物事を進めたい人や、急な変更に対応するのが苦手な人にとってはストレスになるでしょう。マスコミ業界では、どのような事態になっても冷静に状況を見極め、対応する柔軟性のある人材が好まれます。

ワークライフバランスを重視したい人

マスコミ業界は、不規則な勤務形態や長時間労働を受け入れなければならない可能性があります。たとえば、締め切りに間に合わず深夜まで作業したり、休日出勤したりも少なくありません。

プライベートな時間を大切にしたい人や、規則正しい生活を送りたい人には、現場の仕事は向いていません。

転職エージェントを利用する際のポイント

転職エージェントを利用する際はポイントを押さえておかなければ、「自分自身に合った仕事を紹介してもらえない」、「転職がスムーズにいかない」ことがあります。

利用する際は、以下の点を意識して利用しましょう。

複数の転職エージェントを利用する

マスコミ業界への転職を成功させるためには、複数の転職エージェントを利用することが効果的です。

エージェントによって、得意分野や保有求人情報が異なるため、複数のエージェントを利用すれば選択肢が増えます。

エージェントごとに異なるアドバイスを受けられるため、自分自信に合った転職方法を見つけやすいでしょう。

ただし、同じ企業に複数のエージェントから応募するのはNGなので、注意が必要です。

希望条件は細かく伝える

転職エージェント効果活用するためには、希望条件を細かく伝えることが重要です。

まずは、希望職種や勤務地、給与などを明確に伝えましょう。

希望条件と合わせて、これまでの経験やスキル、保有資格も伝えるとアドバイザーからより希望に合った求人を紹介してもらえるでしょう。

また「将来どうなりたいか」など、長期的なビジョンも細かく伝えると、転職後のミスマッチを最小限に抑えられるでしょう。

応募書類の添削や面接対策をしてもらう

転職を成功させるためには、選考対策が最も重要です。転職エージェントは、業界や企業に関する豊富な情報と経験を持っているため、マスコミ業界にとっての理想の人物像や、これまでの傾向などを把握しています。

履歴書や職務経歴書の添削などの面接対策は、積極的に受けましょう。

気になる企業は積極的に応募する

マスコミ業界は人気業界のため、競争が激しく魅力的な求人には多くの応募が集中する傾向があります。

「もう少し検討してから応募しよう」と躊躇していると、チャンスを逃しかねません。

興味があれば迷わず応募しましょう。

お断りするのは話を聞いた後でも構いません。とにかく積極的な応募が大切です。

こうした積極的な姿勢は、アドバイザーにも好印象を与え、優先的に求人を紹介してもらえる可能性があります。

担当者との相性が悪ければ変更してもらう

転職エージェントを利用する際は、担当者との相性も重要です。

もし、担当者との相性が悪いと感じた場合は、遠慮せずに変更を申し出ましょう。多くの転職エージェントでは、担当者の変更には柔軟に対応してくれます。

担当者の変更は珍しくないので、伝えにくいかもしれませんが、とくに気にする必要はありません。

転職エージェントを使用して転職する流れ5ステップ

転職エージェントを利用して転職を成功させる基本的な流れは以下のとおりです。

1.転職エージェントに登録

まずは、利用したい転職エージェントを選び登録します。

登録は、ウェブサイト上で基本的な個人情報や職歴、希望する職種などを入力するだけで簡単に行えます。

登録後に担当者からメールなどで連絡があり、面談の案内があります。この時点では履歴書などは必要ないので、とりあえず登録して連絡があるのを待ちましょう。

2.担当者と面談

ほとんどの転職エージェントで、登録後に担当者との面談が実施されます。

面談では、経歴や希望条件、転職の動機などを詳しく聞かれるので、しっかりと自分の希望を伝えましょう。

面談で自分の希望が伝わらなければ、マッチングの精度が落ちるため、細かく伝えることがポイントです。初回面談以降も、積極的に担当者とコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが大切です。

3.求人を紹介してもらう

面談が終われば、伝えた希望条件をもとに担当者から求人紹介があります。

求人には仕事内容や給与条件などが書かれていますが、さらに詳しく知りたい場合は、担当者に連絡して確認すれば教えてくれます。紹介してもらった求人は断ることも可能です。本当に興味のある案件のみ応募すれば大丈夫です。

4.書類作成や面接対策の指導

求人に応募する際は、履歴書や職務経歴書の作成が必要です。

転職エージェントでは、無料で応募書類の添削や面接対策を行ってくれます。プロにアドバイスをもらうことで、洗練された書類や面接の回答を準備することができます。

とくに、マスコミ業界は特殊な業界なので、面接でのアピール方法や好まれる答え方などのアドバイスを積極的にもらいましょう。

5.求人への応募・選考

準備が整ったら、いよいよ応募・選考です。同時に複数の企業の選考を受けることもあるので、エージェントによっては、面接日程を企業と調整してくれます。

最終選考に突破したら内定獲得です。

マスコミ業界への転職を成功させるコツ

マスコミ業界への転職を成功させるコツを3つ紹介します。これらのコツを利用してスムーズに転職を成功させましょう！

長期的なキャリアを見据えて考える

転職を成功させるためには、長期的なキャリアを見据えた考え方が重要です。

とくに、マスコミ業界は変化が激しく、技術の進歩やメディアの多様化により、求められるスキルや役割も日々変化しています。

そのため、目の前の仕事だけでなく、5年後、10年後のキャリアをイメージした転職先選びが大切です。転職エージェントを利用する際は、このような長期的な視点についても相談し、アドバイスを受けましょう。

志望動機は思いを込めて伝える

面接では志望動機が重要です。印象に残る志望動機にするためには、具体的なエピソードや経験を交えながら、なぜその職種を志望するのかを明確に伝えましょう。

エージェントのアドバイザーに相談すると、客観的な視点で自分自身の強みを知ることができます。志望動機を考える際は、積極的にアドバイスを受けて説得力のある内容にするのがポイントです。

労働環境をしっかり確認する

マスコミ業界は、勤務体系が不規則で勤務時間が長くなりやすい傾向があります。

そのため、給与や仕事内容だけでなく、労働環境についても確認が必要です。残業時間や休日出勤の頻度、有給休暇消化率を中心に確認しましょう。

労働環境を事前にチェックすることで、転職後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。

マスコミ業界に関してよくある質問

最後に、マスコミ業界に転職したい人からよく受ける質問とその回答を解説します。

マスコミ業界への転職に有利な資格はありますか？

未経験からでも転職できますか？

マスコミ業界への転職は、未経験からでも可能です。

近年は、デジタルコンテンツも増え、新しい視点や専門知識を持つ人材への需要が高まっています。とくに、マーケティングやデータ分析などの経験は重宝されるでしょう。

高卒でもマスコミ業界に転職できますか？

高卒でもマスコミ業界への転職は可能です。

マスコミ業界は、学歴よりも個人の能力や熱意、適性が重視される傾向にあります。

とくに、制作現場や技術職では、コミュニケーション能力や創造性が重要視されるため、学歴にとらわれない採用を行っている企業が多いです。自分の強みを適切にアピールできれば、チャンスは広がります。

マスコミ業界で必要なスキルはありますか？

マスコミ業界で必要とされるスキルは、職種によって異なりますが、共通して求められるものはコミュニケーション能力や情報収集能力です。

近年はメディアの多様化に伴い、ITリテラシーを持ち合わせているとアドヴァンテージになるかもしれません。

マスコミ業界への転職に有利な資格はありますか？

マスコミ業界へ転職するにあたっては、とくに必要な資格はありませんが、職種や分野によっては役立つ資格があります。

たとえば、経理部門では簿記の資格が役立ち、美術スタッフやデザイナー職ではデザイン関連の資格があれば強みになるでしょう。

まとめ

マスコミ業界への転職を成功させるためには、適切な転職エージェント選びと効果的なエージェントの活用が重要です。それぞれのエージェントに特徴があるので、業界特化型と総合型の両方のエージェント利用をおすすめします。

マスコミ業界の特性を理解してより良い転職先を見つけましょう。

転職エージェントを利用して、しっかりと対策することがマスコミ業界への転職を成功させるカギとなります。