プロジェクトマネージャーとしての転職を検討している方には、転職エージェントの利用がおすすめです。

特に、エンジニア向けの転職エージェントには、プロジェクトマネージャーの求人が豊富に揃っており、担当者に転職やキャリアの相談をすることも可能です。

この記事では、プロジェクトマネージャーに適した転職エージェントの紹介と、転職エージェントを利用する際に知っておくべきポイントについて詳しく解説します。

ご参考にしていただき、転職を成功させるための一助となれば幸いです。

【関連記事】IT転職エージェントおすすめ比較28選！エンジニア向けに徹底解説

プロジェクトマネージャーにおすすめの転職エージェント

プロジェクトマネージャーの転職におすすめの転職エージェントには、次のものがあります。

主にエンジニア向けの転職エージェントが中心になっていますが、IT業界やエンジニアに特化した転職エージェントであれば、プロジェクトマネージャーの優良な求人も多くあります。

エージェント名	公開求人数	特徴
マイナビIT AGENT	【全体】62,097件 【エンジニア全体】20,036件 【PM】 5,944件	大手のIT特化転職エージェント 開発・インフラ両方に強い ITエンジニアの年収アップ率73.7% 転職後の定着率は97.5%と高水準
ビズリーチIT	【全体】128,135件 【エンジニア全体】27,652件 【PM】 12,564件	ハイクラス向けスカウト転職サービス 大手企業やヘッドハンターからのスカウト 管理職の求人が豊富 年収800万円のエンジニア求人多数
Geekly	【全体】25,492件 【エンジニア全体】17,468件 【PM】 3,653件	IT・Web・ゲーム業界専門転職エージェント 非公開求人が豊富 転職先での職場定着率97% 100名以上のアドバイザーが在籍
レバテックキャリア	【全体】26,317件 【エンジニア全体】13,434件 【PM】 3,124件	IT・Web業界に特化の転職エージェント 15年以上にわたるサービス 実績約50職種・多数の求人を保有 各エンジニアに特化した担当者が在籍
リクルートエージェントIT	【全体】94,377件 【エンジニア全体】65,554件 【PM】 2,352件	大手のIT特化転職エージェント 未経験転職にもおすすめ IT系職種の求人15万件以上 転職ノウハウのオンラインセミナー
ウィルオブテック	【全体】4,128件 【エンジニア全体】2,323件 【PM】 381件	ITエンジニア専門転職エージェント 非公開求人が約7割 利用者の年収アップ成功率が高い 転職後の定着率95%
社内SE転職ナビ	【全体】5,336件 【エンジニア全体】3,171件 【PM】 274件	社内SE専門の転職エージェント 提案可能な求人数が平均25.6社 自分に合った面談方法を選べる マッチング制度が高く、定着率96.5％
Direct type	【全体】1,600件以上 【エンジニア全体】―件 【PM】 ―件	IT向けスカウト転職サービス ITエンジニア専門の転職サービス 求人数1,600件以上 登録内容を見た企業からスカウトが届く
Green	【全体】29,939件 【エンジニア全体】4,120件 【PM】 ―件	未経験向け転職エージェント 人事担当者から直接スカウトを受けられる 業種・職種ともに未経験向けの求人が充実 カジュアル面談で企業の価値観がわかる
レバテックフリーランス	【全体】2,017件 【エンジニア全体】1,094件 【PM】 225件	フリーランス向け案件紹介サイト 担当者が案件探しをサポート 100万円以上の案件多数 副業での利用も可能

エンジニアからプロジェクトマネージャーへ転職する際は、多くがキャリアアップの転職になるでしょうから、キャリアや給料アップに繋がる転職エージェントも積極的に狙っていきましょう。

マイナビIT　AGENT

マイナビIT AGENTは、大手人材会社であるマイナビが運営するエンジニア向けの転職エージェントです。大手ならではの豊富な求人数が特徴で、公開されている求人だけでも6万件以上に上ります。

エンジニア向けの求人に特化しても2万件以上が見つかり、プロジェクトマネージャーの求人も6千件ほどありました。

公式サイトによると、年収アップ率や定着率も高いことが分かる、キャリアアップ転職でも十分に満足できる転職サポートを実施してくれるでしょう。

サービス概要
サービス名	マイナビIT AGENT
運営会社	株式会社マイナビ
公開求人数	20,249件
PMの求人数	5,944件
対応地域	東京、名古屋、大阪、福岡など全国／海外
公式サイト	https://mynavi-agent.jp/it/

ビズリーチIT

ビズリーチITは、スカウト型サービス「ビズリーチ」が提供するエンジニア向けの転職エージェントです。

スカウト型サービスでは、サイトに自身の経歴を登録することで、あなたに興味を持つ企業からオファーが届く仕組みです。

ビズリーチはハイクラス向けの転職サービスであり、年収800万円以上の求人も豊富に揃っています。プロジェクトマネージャーへのキャリアアップ転職でも満足できるスカウトを受けることが期待できます。

サービス名	ビズリーチIT
運営会社	株式会社ビズリーチ
公開求人数	22,000件以上（※）
PMの求人数	12,564件
対応職種	インフラエンジニア／バックエンドエンジニア／社内SE／フロントエンドエンジニア／ソフトウェアエンジニア／サーバーエンジニア／Androidエンジニア／エンジニアリングマネージャー 等
対応地域	全国
公式サイト	https://www.bizreach.jp/

Geekly

Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントであり、エンジニア向けの求人が豊富に揃っています。

開発とインフラの両方にバランスよく求人数を保有しており、特にインフラ系の求人がやや多めですが、開発の求人も十分にありますので、プロジェクトマネージャーとしての転職にも大いに役立つでしょう。

また、GeeklyにはIT専門のアドバイザーが100名以上在籍しており、エンジニア転職に関する悩みや相談にも安心して対応してもらえます。

エンジニアからプロジェクトマネージャーにキャリアアップしたい方も、安心して相談しやすいです。

サービス概要
サービス名	Geekly
運営会社	株式会社Geekly
公開求人数	26,034件
PMの求人数	3,634件
対応地域	東京・大阪を中心とした都市部
公式サイト	https://www.geekly.co.jp/

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、エンジニア転職の分野で15年以上の支援実績をもつ転職エージェントです。

IT分野に特化してきた転職支援会社ということもあり、キャリア相談だけでなく、技術的な相談にも対応できるアドバイザーが在籍しています。

求人数も他の大手転職エージェントと引けを劣らず、プロジェクトマネージャーの求人も3千件以上ありました。

ITやエンジニア職に特化していることもあり、他の転職エージェントにはない質の高い求人も期待できます。

サービス概要
サービス名	レバテックキャリア
運営会社	レバテック株式会社
公開求人数	23,086件
PMの求人数	3,124件
対応地域	東京、名古屋、大阪、福岡など全国／海外
公式サイト	https://career.levtech.jp/

リクルートエージェントIT

リクルートエージェントITは、大手リクルートが運営する総合型の転職エージェントのIT特化部門です。

エンジニアやプロジェクトマネージャーなど、IT系職種の求人だけでも15万件以上あるので、希望する求人も見つけやすいでしょう。

また、1977年の創業から45年以上にわたって蓄積してきたノウハウを活かした、手厚いサポートも魅力です。徹底的に応募書類の添削や面接対策をしてもらえるため、選考が不安な方でも安心です。

転職活動のノウハウが学べるオンラインセミナーも開催しているので、転職の経験が少なくて不安がある方におすすめの転職エージェントです。

サービス概要
サービス名	リクルートエージェント×IT
運営会社	株式会社リクルート
公開求人数	94,010件
PMの求人数	2,354件
対応地域	東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト	https://www.r-agent.com/

ウィルオブテック

ウィルオブテックは、総合人材サービス企業の株式会社ウィルオブ・ワークが運営している転職エージェントです。

求人数は決して多くはありませんが、求人の質に自信を持っており、転職後の年収アップ率や定着率が高い実績があります。

半数以上が非公開求人と割合が高いため、登録してみてより良い求人に出会える可能性も高いでしょう。

また、ウィルオブテックでは他のエージェントと異なり、担当者が2名体制で手厚くサポートをおこなってくれるのが特徴です。

じっくり満足のいく転職をしたいエンジニアの方におすすめの転職エージェントです。

サービス概要
サービス名	ウィルオブテック
運営会社	株式会社ウィルオブ・ワーク
公開求人数	4,226件(※)
PMの求人数	381件
対応地域	東京、名古屋、大阪、福岡など全国／海外
公式サイト	https://willof.jp/techcareer/

社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、その名の通り、社内SEの求人に特化した転職エージェントです。求人数は少ないですが、社内SEとして働くことも選択肢に入れているプロジェクトマネージャーに特におすすめです。

このエージェントの特徴は、提案される求人数が多いことで、平均して25.6社の求人を紹介しています。迅速に多くの求人情報を確認したい方にも適しています。

サービス概要
公開求人数	5,337件
PMの求人数	274件
主な対応地域	東京、名古屋、大阪、福岡など全国
運営会社	アイムファクトリー株式会社
公式サイト	https://se-navi.jp/

関連記事：社内SE転職ナビの評判・口コミ｜基本情報や利用の注意点・SE職との違いも解説

Direct type

Direct typeは、ITエンジニアに特化したスカウト型の転職サービスです。有名な大手企業からスタートアップ企業まで、1,600件以上のIT求人を取り扱っています。

経歴や希望条件を登録すると、企業からのスカウトを待つだけで、自分に合った求人情報が届きますので、手軽に理想の仕事と出会うことができます。

また、職種や使用言語など、あなたの経験や希望を詳細に登録することができるため、精度の高いマッチングが期待できます。

プロジェクトマネージャーのように、経験やスキルが求められる職種の転職では、企業側からスカウトが届くタイプの転職サービスもおすすめです。

サービス概要
サービス名	ダイレクトタイプ
運営会社	株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数	1,600件以上(※)
非公開求人数	優良求人を直接ご紹介
対応地域	全国
公式サイト	https://directtype.jp/

Green

Greenは、IT・Web業界の豊富な求人情報を提供している転職サイトです。

他のエージェントとは異なり、担当者が付かないサイト型のサービスですが、企業の担当者と直接やり取りをおこなったり、面接前にカジュアル面談を実施することが可能です。

公式サイトでは「業種未経験歓迎」と「職種未経験歓迎」の2種類の検索オプションがあり、自分に合った未経験者向けの求人を見つけることができます。

プロジェクトマネージャーで未経験転職は非常に難易度が高いのですが、小さなプロジェクトでは未経験採用にも対応している場合があります。そのような求人も取りこぼさないためにも、未経験でプロジェクトマネージャーに転職したいと考えている方におすすめです。

サービス概要
サービス名	Green
運営会社	株式会社アトラエ
公開求人数	29,708件
対応地域	全国／海外
公式サイト	https://www.green-japan.com/

レバテックフリーランス｜フリーランス向け

レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営する老舗のフリーランス専門エージェントです。

業界での認知度も高く、リモートや複業・副業の案件においても業界最大級の規模を誇っています。

プロジェクトマネージャーのフリーランス案件の数は多くはありませんが、小さなプロジェクトであれば、個別の案件での募集が出されているケースがあります。

サービス概要
サービス名	レバテックフリーランス
運営会社	レバテック株式会社
公開求人数	2,017件
PMの求人数	204件
対応地域	全国
公式サイト	https://freelance.levtech.jp/

プロジェクトマネージャーの転職エージェントの選び方

プロジェクトマネージャーの転職でおすすめの転職エージェントはご紹介しましたが、10社もあるとそれはそれで選ぶのに困ってしまいます。

転職エージェントを利用する際は、求人数が多いところや相方が良いところなどを判断して、2〜3社に絞っていきましょう。

プロジェクトマネージャーが転職エージェントを選んでいく際、次の項目に注目して絞っていくことをおすすめします。

プロジェクトマネージャーの求人数の多さで選ぶ

プロジェクトマネージャーが転職エージェントを選ぶ際に重要なポイントの一つは、取り扱っている求人の多さです。求人が多ければ、それだけ転職がしやすくなり、選択肢も広がります。

特にプロジェクトマネージャーとしての転職をすると決めている場合は、プロジェクトマネージャーの求人の多さに注目してエージェントを選ぶことが重要です。

エージェントによっては、プログラマーの求人が多いところや、マネージャーの求人が多いところなど、特色が異なります。

上記で紹介したエージェントの総求人数やプロジェクトマネージャーの求人数を参考にして、利用する転職エージェントを絞り込みましょう。

また、地方でプロジェクトマネージャーとして転職を希望する場合は、その地域の求人数が限られていることがあります。

そのため、転職を希望する地域でも条件を絞り込み、その地域の求人を豊富に取り扱っている転職エージェントを選ぶことが大切です。

場合によっては、地域密着の転職支援サービスや知人からの紹介も活用した方が良いケースもあります。

担当者のプロジェクトマネージャーの業務理解度で選ぶ

転職エージェントを利用する際には、担当者があなたの仕事内容を理解しているかどうかも重要です。

担当者が仕事の内容をよく理解していないと、紹介される求人があなたの希望と合わない場合があります。

CMなどでよく見かける大手総合型の転職エージェントは求人数が多いものの、担当者がプロジェクトマネージャーの仕事を十分に理解していないことがあります。

プロジェクトマネージャーとして転職を希望する場合、ITやエンジニア向けの転職エージェントを利用することをおすすめします。

担当者がエンジニアの職務や業界動向に詳しいため、転職希望先について深いことを質問できますし、より良い提案をあちら側からしてくれやすくもなります。

担当者との相性の良さで選ぶ

転職エージェントを選ぶ際には、担当者との相性も非常に重要です。

担当者も人間ですので、性格やアプローチには違いがありますし、あなたの状況や考え方によっても相性の良し悪しが出てくることがあります。

例えば、頻繁に連絡をくれる担当者を「頼りになる」と感じる人もいれば、「煩わしい」と感じる人もいるでしょう。

あなたの転職に対する考え方や、普段の行動の傾向などから、ストレスなくやり取りを続けられる担当者を探していきましょう。

担当者との相性がどうしても合わない場合、そのままその担当者とやり取りを続ける必要はありません。転職エージェントの運営に連絡して担当者を変更してもらうこともできますし、他の転職エージェントを試してみるという選択肢もあります。

信頼できる担当者が見つかるまで、いくつかの転職エージェントを比較してみるのも良いでしょう。

安心して任せられる担当者が見つかれば、転職活動もスムーズに進められるはずです。

サポートの手厚さで選ぶ

転職エージェントは、求人紹介だけでなく、多様なサポートも提供してくれます。

代表的なサポートには、応募書類の添削や面接対策が挙げられます。

また、応募先企業との交渉や推薦状の作成、気になる企業に対するヒアリングなどもおこなってくれます。

これらのサポートは基本的にどの転職エージェントでも利用可能ですが、実際に担当者がしっかりとサポートしてくれるか、あなたが必要とするサポートを十分に受けられるかを確認することが大切です。

さらに、エンジニア向けの転職エージェントでは、採用時のコーディングテストなどの模擬試験を実施してくれる場合もあります。

転職に対する不安がある場合は、しっかりとサポートを提供してくれそうな転職エージェントを選ぶと良いでしょう。

安心して転職活動を進めるためには、必要なサポートを提供してくれるエージェントを見つけることが重要です。いくつかのエージェントを比較し、あなたに最適なサポートを受けられるところを選ぶ方法もあります。

プロジェクトマネージャーが転職エージェントを利用するメリット

こちらの項目では、プロジェクトマネージャーが転職エージェントを利用するメリットをご紹介します。

プロジェクトマネージャー転職エージェントを利用するメリットには、以下のものがあります。

条件が良い非公開求人を紹介してもらえる

多くの転職エージェントでは、非公開求人を保有しています。

非公開求人とは、特に条件が良い求人や応募が殺到しそうな人気企業の求人を非公開にしているもので、転職エージェントに登録していなければ紹介されることがありません。

非公開求人にアクセスできるというだけでも、転職エージェントに登録するメリットがあります。

特に、経験や知識が求められるプロジェクトマネージャーの転職では、優良な求人が非公開にされていることも多いです。

公開求人で気になる案件を見つけた場合、さらに好条件の非公開求人があるかどうかを担当者に確認してみると良いでしょう。

非公開求人は一般に公開されていないため、競争が少なく、より自分に合った求人を見つけやすいというメリットがあります。

キャリアアドバイスや転職サポートを無料で受けられる

転職エージェントは基本的に無料で利用できます。

求人紹介だけでなく、面接対策や書類添削、キャリア相談などのサービスも無料です。

転職エージェントは利用者から料金を徴収するのではなく、求人を出している企業側から料金を受け取るビジネスモデルを採用しています。

このため、利用者は料金を気にすることなくサービスを利用できるというメリットがあります。

応募先の詳細を調べてくれる

転職エージェントは、求人を掲載している企業とも直接やり取りをしているため、実際の職場の雰囲気や業務の実情についての情報を得やすい立場にあります。

また、企業が求める人材像も把握しやすいので、効果的な選考対策を行うこともできます。

担当者としっかりコミュニケーションを取ることで、応募先の企業が自分に合っているかどうかを本音で話してくれやすくなります。

一方、自分で直接企業に応募する場合、選考が進むまで企業の内情を知ることは難しいです。

そのため、事前に企業の詳細情報を得られることは、転職エージェントを利用する大きなメリットとなります。

応募先企業との連絡やり取りを代わりにおこなってくれる

働きながら転職活動を進める場合、求人への応募や担当者との連絡、日程調整などが負担になることがあります。

特に複数の企業に同時に応募している場合、スケジュール管理や書類の不備が発生しやすくなります。

転職エージェントを利用すると、これらの細かなやり取りを担当者に任せることが可能です。

面接や入社日などの日程調整、複数の企業への応募・選考状況の管理を任せることで、自分は現職の業務や退職の準備に集中できるメリットもあります。

給料や条件などの交渉をおこなってくれる

転職エージェントは求人を出している企業と連絡を取り合っており、求職者側の要望を企業に伝えることができます。

例えば、スキルに自信がある場合は経歴をもとに給与交渉を行うことができますし、家庭の事情で労働時間が変則的になりがちな場合は、勤務条件の交渉をしてもらえることがあります。

特にプロジェクトマネージャーの転職では、経験やスキル次第でより良い好条件を引き出せる可能性が高いです。

求人票の条件が完全に合わなくても、交渉次第で応募したいと思える求人になることもあります。担当者に交渉を依頼できるのも、転職エージェントを利用する大きなメリットの一つです。

プロジェクトマネージャーが転職エージェントを利用するデメリット

転職エージェントを利用するメリットは数多くありますが、一方でデメリットがある点にも注目しておきましょう。

プロジェクトマネージャーが転職エージェントを利用するデメリットには次のようなものが挙げられます。

ただし、これらのデメリットは良い担当者になることで解消されることが多いです。上でも触れましたが、転職エージェントを利用する際には、担当になるキャリアアドバイザーの良し悪しを判断することも大事になります。

しつこく連絡される場合がある

転職エージェントの悪い口コミでよく見られるのは、「連絡がしつこい」というものです。

転職エージェントは、希望に合った求人が見つかると積極的に連絡してくるため、特に転職意欲が低い人にとっては「連絡がしつこい」と感じることがあります。

もし連絡が頻繁すぎて他のことに支障が出る場合は、担当者に連絡の頻度を減らしてもらうように依頼しましょう。

無理に転職を勧められる場合がある

転職エージェントは基本的に転職を促してくる方針のところが多いです。

これは、エージェントが利用者に転職を成功させることで採用企業から報酬を得るビジネスモデルのためです。そのため、ノルマや売上の観点から転職を急かしてくることがあります。

しかし、利用者はエージェントを利用したからといって必ず転職しなければならないわけではありません。

担当者が強引に転職を勧めたり、条件に合わない求人を多数紹介してきたりする場合は、担当者やエージェントの変更を検討するタイミングと捉えておきましょう。

希望条件と合わない求人を紹介されることがある

上記の内容とも関連しますが、転職エージェントを利用していると、希望条件に合わない求人を紹介されることがあります。

これは、上記の転職を急がせるためのケースや、担当者とのヒアリングが不十分なケースが考えられます。

希望に合わない求人が紹介された場合は、すぐに担当者を変更するのではなく、意見をすり合わせてみることもおすすめです。

担当者とのコミュニケーションがうまく取れていれば、ミスマッチも減り、スムーズに転職活動を進めることができるようにもなっていきます。

プロジェクトマネージャーが転職エージェントを利用するステップ

こちらの項目では、プロジェクトマネージャーが転職エージェントを利用する際の流れを解説します。登録から転職先への入社までの主な流れは次の通りとなります。

転職エージェントに登録する

転職エージェントを利用するためには、まずは登録が必要です。

氏名や生年月日、メールアドレス、転職意欲など基本的な情報を入力して登録を行いましょう。

登録後、担当者から登録したメールアドレスや電話に連絡があり、今後の流れについて詳しく説明されます。その後、ヒアリングに進みます。

担当者からヒアリングを受ける

登録が完了すると、担当者とのヒアリングが行われ、今後の求人紹介や転職活動の方向性を話し合います。

この際、履歴書や職務経歴書などをもとに話すことが多いため、事前に準備しておくと良いでしょう。必要な場合には、事前にメール等で準備をお願いされることになります。

エンジニアの転職では、スキルや経歴について詳細にヒアリングされることが多いです。面談方法は直接、電話、WEB面談などから選ぶことができます。

希望条件に基づいた求人を紹介してもらう

ヒアリングの結果をもとに、希望条件に合った求人が紹介されます。

担当者と相談しながら、紹介された求人の中から応募する順番を決めます。

条件に合わない求人が紹介された場合は、どの部分が希望と違うのかを伝えて再度求人を探してもらうこともできます。

希望条件が転職市場と合わない場合は、条件の見直しが必要な場合もあります。

希望する求人に応募する

応募したい求人が見つかったら、担当者にその旨を伝えます。履歴書や職務経歴書の作成や添削を受けながら応募書類を準備します。

ネット上での応募が一般的になっており、マイページなどから履歴書や職務経歴書を作成する機能が提供されている場合もあります。

後は担当者が内容を添削して、企業に応募してくれることも多いため、自分で準備して応募するより負担が少なくなります。

採用選考・面接を受ける

応募後は、選考や面接を受ける流れになります。

転職エージェントを利用している場合、日程調整などを担当者に任せることができます。

応募先の詳細や条件交渉なども、担当者と相談しながら進めると良いでしょう。面接対策が必要な場合は、担当者からアドバイスを受けることも可能です。

内定後、入社手続きに進む

内定が決まり、入社に問題がなければ、入社手続きに進みます。

現職がある場合は、退職日を決めて業務の引き継ぎや挨拶を行います。

退職や入社手続きに不安がある場合は、転職エージェントの担当者に相談することも可能です。

プロジェクトマネージャーが転職エージェントを有効活用するポイント

上記で転職エージェントの基本的な利用方法をお伝えしました。

しかし、転職エージェントの利用者が工夫をすることで、より効果的に転職活動を進めていけるようになります。

転職エージェントを利用する際は、次のことを実践してみるのもおすすめです。

複数の転職エージェントに登録する

転職エージェントを利用する際、複数のエージェントに登録して比較する方法がおすすめです。

複数のエージェントを利用することで、各エージェントの求人やサービス、担当者との相性を比較しやすくなります。

また、他のエージェントの求人を引き合いに出すことで、より良い条件を引き出すことが可能になる場合もあります。

経験豊富なプロジェクトマネージャーであれば、企業からだけでなく、転職エージェントからも人気が高くなりますので、妥協せずにより良い条件や待遇を求めていきましょう。

しかし、あまりに多くのエージェントに登録すると管理が大変になるため、2〜3社が適当です。

その中から最終的に最も信頼できるエージェントを選ぶと良いでしょう。

担当者とのヒアリング前に希望条件を整理しておく

転職エージェントに登録した後、担当者とのヒアリングがあります。

希望条件やキャリアプランを明確に伝えるために、事前に自分の希望や経歴をまとめておくことをおすすめします。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは求職者の希望を引き出すプロですが、行き当たりばったりでは伝えきれないこともあります。

事前に考えを整理しておくことで、担当者とのコミュニケーションがスムーズになり、より適した求人を紹介してもらいやすくなります。

特にプロジェクトマネージャーの転職では、これまで携わったプロジェクトの詳細を伝えられるよう、事前に振り返っておくと良いでしょう。

受け身で転職活動をしない

転職エージェントを利用すると、担当者が求人の紹介や面接の日程調整などをおこなってくれますが、全てを任せっきりにするのは避けるべきです。

連絡が遅れたり、応募書類の準備が間に合わなかったりすると、担当者に「転職に意欲がない」と判断されてしまいます。

担当者は複数の求職者を担当しているため、意欲の低い求職者は優先度が下がり、良い求人の紹介が遅れることがあります。

担当者と協力して、二人三脚で転職活動を進めていくことが重要です。

担当者と相性が合わない場合は変更してもらう

転職エージェントを利用する上で、担当者との相性は非常に重要です。

担当者との相性が悪いと感じた場合、エージェントの運営会社に担当者変更を依頼することを検討しましょう。

担当者変更の際には、具体的な理由を添えるとスムーズです。次のような場合には、担当者の変更を考えると良いでしょう

担当者変更により、より良いサポートを受けられる可能性が高まります。

プロジェクトマネージャーの転職事情

最後に、プロジェクトマネージャーに転職する際に知っておくべき転職事情をご紹介します。

プロジェクトマネージャーへの転職時に知っておくべき基本的な転職事情は次のとおりです。

プロジェクトマネージャーの仕事内容

プロジェクトマネージャーの仕事内容は、プロジェクトの計画、実行、監視、コントロール、そして完了までの全体的な管理を担当することです。

以下に主な業務内容を説明します。

プロジェクト全体の管理が必要になるため、広い視野と計画性が求められます。また、チームでのコミュニケーションも必須になるため、高いコミュニケーション能力も求められます。

プロジェクト管理において、トラブルが発生した際に対応できる柔軟性や技術的な知識・経験も必要になる職業です。

プロジェクトマネージャーに向いている人や求められるスキル

プロジェクトマネージャーに向いている人と向いていない人の特徴を挙げると、次のようなものがあります。

向いている人	向いていない人
リーダシップがある人 コミュニケーション能力が高い人 問題解決能力がある人 計画と実行力がある人 ストレス耐性が強い人	コミュニケーションが苦手な人 優柔不断な人 ストレスに弱い人 時間管理が苦手な人 変化に抵抗がある人

上でも触れましたが、チームでプロジェクトを完遂させる必要があるため、エンジニア個人ではあまり求められなかったコミュニケーション能力が求められるようになります。

また、プロジェクト全体を見渡すことができる広い視野と計画性が必要です。

さまざまなトラブルや変化に対応する場面もあるため、ストレス耐性や柔軟性も持ち合わせていると良いでしょう。

ただ、これらの特徴はあくまで一般的な傾向であり、個人の成長やトレーニングにより改善されることも多いです。

自己評価やフィードバックを通じて、自身の強みや弱みを理解し、必要なスキルを磨いていくことが大切です。

プロジェクトマネージャーの転職に役立つ資格

プロジェクトマネージャーの転職に有利になる資格はいくつかあります。以下に代表的なものを挙げます。

これらの資格を取得することで、プロジェクトマネージャーとしてのスキルと知識を証明し、転職市場での競争力を高めることができます。

時間的・金銭的なゆとりがある方は、転職期間のタイミングで資格取得を目指してみても良いでしょう。

未経験からプロジェクトマネージャーになる難易度

未経験からプロジェクトマネージャーへの転職は挑戦的ではありますが、不可能ではありません。

適切な準備と戦略を持つことで成功の可能性が高まります。

スキルの棚卸しや資格取得、小規模プロジェクトでの経験積み、業界知識の獲得などをおこない、転職エージェントのサポートを受けることで、目指すキャリアへの道が開けるでしょう。

未経験でプロジェクトマネージャーに転生する場合には、まずは小規模プロジェクトから募集を絞っていくべきでしょう。

もしくは、今の職場で徐々にプロジェクト全体に関わる経験を積んでいくこともできることの1つに挙げられます。

まとめ

プロジェクトの全体的な管理を担当するプロジェクトマネージャーの仕事では、高いスキルと経験が求められます。

そのため、転職市場においてもプロジェクトマネージャー求人は高待遇で出されていることが多いです。

プロジェクトマネージャーへ転職するのであれば、転職エージェントをフル活用して、転職しようとしている今時点での一番良い求人を効率的に見つけられるように準備をしておきましょう。

大事なことは、本音で話せる転職エージェントの担当者を見つけることです。

良い担当者を見つけることができれば、一緒になってより良い求人を見つけやすくなるでしょう。

また、スキルや経験に自信がある方は、企業側から直接オファーが届くスカウトサービスにも登録しておくことで、窓口を広げることができます。

そう何度もすることがない転職だからこそ、後悔しないようにしっかり準備・対策をとっておきましょう。