WordPressなどのCMS構築やカスタマイズ、PHPの設計や実装などをおこなうフロントエンドエンジニアは、ネット社会の現代になくてはならない重要な職種です。

本記事ではフロントエンドエンジニアにおすすめの転職サイト9選をはじめ、フロントエンドエンジニアのリアルな転職事情や転職サイトの選び方、転職成功のためのコツについて詳しく紹介します。

「フロントエンドエンジニアに向いている人は？」「未経験でも転職できる？」などの質問の回答もお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

関連記事：【IT未経験OK】エンジニア転職サイトおすすめランキング！全21社を徹底比較

フロントエンドエンジニアにおすすめの転職サイト9選

フロントエンドエンジニアにおすすめの転職サイトは、下記9選です。

それぞれの特徴や求人数をチェックし、自分にぴったりの転職サイトを見極めてください。

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、エンジニア経験者だけを対象とした転職エージェントです。これまでの経験や知識、スキルを存分に発揮できる求人が豊富にあり、理想のフロントエンドエンジニア転職を実現できるでしょう。

紹介する企業は全てITに力を入れている会社のみです。新しい技術の導入に積極的だったり、ITへの投資が盛んだったりと、働きやすさやチャレンジしがいのある求人と出会えます。上流工程の求人が9,000件以上あるのも特徴です。「アプリ」「インフラ」「AI」など、「何を作るか」で探してみてください。

また、レバテックキャリアでは「フロントエンドエンジニアになるためには？」「フロントエンドエンジニアとWebデザイナーの違い」などのコンテンツも充実しています。レバテックキャリアから発信されている情報を参考にスキルや知識を磨き、自分にぴったりのフロントエンドエンジニア転職を目指してください。

マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENTは、ITに特化した求人を豊富に扱っています。転職活動では転職市場に詳しい「キャリアアドバイザー」と、企業や求人情報を網羅している「リクルーアドバイザー」が連携してサポートしてくれるので、自分にぴったりの求人と効率よく出会えるでしょう。

未経験者歓迎・異業種出身者など、エンジニアとしての経験がない方でも積極的に受け入れている企業の求人が豊富です。これからフロントエンドエンジニアを目指したい方に特におすすめといえます。

マイナビIT AGENTでは、フロントエンドエンジニアになるための転職知識を公開しています。経験者はもちろん、業界未経験者がフロントエンドエンジニア転職をする際の志望動機や必要スキル、年収など、転職に役立つ様々な情報を徹底解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、国内トップクラスの求人数を誇る業界大手の転職エージェントです。リクルートエージェントにしかない特別な求人も多く、他では見つけられなかった理想的な求人と出会えるチャンスがあります。

これまでに45万人以上の転職成功者を輩出しているリクルートエージェントは、転職における豊富なノウハウを有しています。知名度の高さやリクルートブランドに対する信頼性もあるため、企業への営業や提案力が高いのも大きな強みです。

もちろんフロントエンドエンジニアの求人も豊富です。「スキル」「資格」「経験業務」で絞り込みができるので、希望年収や福利厚生などだけではなく、自分の能力や働く環境など、様々な条件にぴったりのフロントエンドエンジニア求人をリクルートエージェントで見つけてください。

Geekly

Geeklyには、IT転職に関する情報を熟知しているアドバイザーが100名以上在籍しています。ありきたりな転職支援ではなく、それぞれの状況や希望に合わせてオーダーメイドのサポートをしてくれるので、マッチ率の高い求人と出会えるでしょう。

Geeklyの利用者のうち、97％以上が離職せずに働き続けているという高い定着率も特徴です。支援実績は14,000名以上にもなり、未経験からIT業界へ入った方も少なくありません。

また、フロントエンドエンジニアの平均年収や現在の市場価値、今後の将来性、フロントエンドエンジニアになるための必要なスキルや経験など、転職に役立つ情報も発信しています。フロントエンドエンジニアの転職に詳しいアドバイザーも多数在籍しているので、有益なアドバイスを受けながら転職活動を進めたい方はぜひGeeklyを利用しましょう。

Webist

Webistでは、正社員や契約社員はもちろん、派遣や紹介予定派遣、業務委託など、様々な働き方を提案しています。現在の状況や希望、生活スタイルなどを考慮し、自分に合った働き方を選べるでしょう。

レア度が高い求人や、Webistのみに掲載が許可された独占求人も豊富に扱っています。またWeb系求人の平均年収600万円以上なので、Webistを利用すれば高年収を目指せるでしょう。

Webistは転職実績30年以上の豊富な経験と転職ノウハウを有しています。転職者それぞれに合ったサポートで、効率よくスムーズな転職活動を実現させてくれるでしょう。初めての転職で不安な方、フロントエンドエンジニアになりたいけれど転職活動のやり方が分からないという方は、ぜひ一度Webistに相談してみてください。

サービス名	Webist
運営会社	株式会社クリーク・アンド・リバー
公開求人数	7,380件（フロントエンドエンジニア求人：299件）
非公開求人数	非公開
対応地域	全国

doda

dodaでは、豊富な知識を持つエージェントが転職希望者に適した求人を紹介してくれる「エージェントサービス」と、企業から直接オファーが届く「スカウトサービス」があります。もちろん自分自身で求人を探すこともできるので、状況に合わせて使いこなしましょう。

求人検索では、勤務地や年収はもちろん、こだわり条件で細かく絞り込めます。キーワード検索では、特定キーワードを含まない求人、もしくは、掲載内容に含まれるキーワードを指定して検索できるので、効率よく希望求人を発見できるのも特徴です。

年齢・経験問わず応募できる求人が多いので、フロントエンドエンジニア未経験者、経験はあるけれど年齢が高く不安などの悩みを持っている方は、ぜひdodaに登録して自分にぴったりの支援を受けて転職活動を進めていきましょう。

Green

ワークポート

ワークポートは、希望条件の求人紹介ができるようカウンセリングに時間をかけるのが特徴です。丁寧かつ徹底したヒアリングをしてくれます。土日・祝日だけでなく、夜間の時間帯にも対応してくれるので、仕事が忙しく中々転職活動をスタートできない方に特におすすめです。

求人票に掲載されている情報だけでなく、ワークポートが独自入手した情報も提供してくれます。採用人材の傾向や職場環境などを知ることで、自分に合った転職先を見極められるでしょう。また、履歴書や職務経歴書作成ツールや、転職に関する調査データなども公開されているので、ぜひ転職活動に役立たせてください。

ワークポートのフロントエンドエンジニア求人は、「週休二日制」「リモートワーク可」「残業10時間以内」など魅力的な条件が多くあります。徹底したサポートを受けながら好条件求人に出会いたい方は、ぜひワークポートを活用しましょう。

type転職エージェントIT

type転職エージェントITはIT・Web業界への転職に特化しており、業界に関する知識や経験が豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しています。また、「フロントエンドエンジニアの仕事内容」「転職を成功させるためのポイント」など、役立つ転職ノウハウコンテンツが豊富にあるので、ぜひチェックしてみてください。

「年収700万円以上」「現職より年収100万円アップ」などを狙えるのも特徴です。type転職エージェントITは、業界経験者向けの求人が中心となっているので、一定以上のスキルや経験が求められています。そのため、他転職エージェントよりも質が高く年収アップやキャリアアップを狙った転職を実現できるでしょう。

フロントエンドエンジニア経験のあるキャリアアドバイザーも在籍しているので、業界の特徴や具体的な仕事内容についても詳しく教えてもらえます。フロントエンドエンジニアへの転職が初めての方、年収を今よりもっと高めたい方、これまで以上に活躍したい方は、ぜひtype転職エージェントITを利用してください。

サービス名	type転職エージェントIT
運営会社	株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数	17,201件（フロントエンドエンジニア求人：118件）
非公開求人数	非公開
対応地域	全国・海外

フロントエンドエンジニアの転職事情

様々な視点からフロントエンドエンジニアの転職事情を把握しておくことは、転職をうまく進めるためにも欠かせないポイントです。転職前に知っておくべき大切な5つのポイントは以下の項目です。

それぞれを正しく理解することで、転職における予期せぬトラブルや、「こんなはずじゃなかった」といった後悔を回避できます。フロントエンドエンジニアに対しての理解を深めるためにも、それぞれの具体的な内容についてここでしっかりと頭に入れておきましょう。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが作成したデザインをもとに、ユーザーの目に入る部分の構築や開発を担当します。主な仕事内容は下記の通りです。

フロントエンドエンジニアの仕事内容は多岐に渡りますが、大まかに言えば、「Webデザイナーが作成したデザインを再現して表示させる仕事」です。

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い

ユーザーの目に入る部分の仕事を請け負うフロントエンドエンジニアに対し、ユーザーの目に入らない部分を担当するのが「バックエンドエンジニア」になります。

基本的にはフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアは連携して業務を遂行していくため、協力姿勢やコミュニケーション能力が欠かせません。

フロントエンドエンジニアに必要なスキル・知識

フロントエンドエンジニアとして必要なスキルや知識は下記の通りです。

ユーザーの目に入る部分を担当するフロントエンドエンジニアは幅広い技術が求められるため、上記のように様々な能力が必要です。

その中でも、「コーティングスキル」「フレームワーク・ライブラリの知識」は特に重要といえます。すべての知識を吸収するとまではいきませんが、最低でもHTML・CSS・JavaScriptは問題なく扱えるようにしておきましょう。

フロントエンドエンジニアの転職に役立つ資格

フロントエンドエンジニアとして働くために必須となる資格はありません。しかし、保有していることで転職に有利になる資格があります。

資格があるということは、持っている能力をアピールするのに効果的です。下記の関連資格の中で役立ちそうなものがあればぜひ取得を検討してください。

しかし、一気に全ての資格を取得する必要はありません。無理のない範囲で知識やスキルを磨きながら、役立つ資格を効率よく獲得していきましょう。

フロントエンドエンジニアの平均年収

厚生労働省が運営している職業情報提供サイト「jobtag」によると、フロントエンドエンジニアを含むシステムエンジニアの平均年収は550.2万円です。

国税庁が調査した令和4年度の平均給与は458万円となっているため、一般的な平均よりも高い年収が狙えるでしょう。

フロントエンドエンジニアは給与の伸び率が良く、スキルに応じて収入を上げるチャンスが多いのも特徴です。

企業によっては優秀なエンジニアを採用するために、1,000万円以上の年収を掲げているケースも多くあります。

参照：厚生労働省 「jobtag システムエンジニア」

国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」

フロントエンドエンジニア向け転職サイトの選び方

フロントエンドエンジニア向けの転職サイトは様々ありますが、その中でどれを選べばいいか分からないと悩んでしまう方も多くいるのではないでしょうか。

転職サイトを見極めるためには、主に下記の3つを重視して選択しましょう。

それぞれの具体的な内容を詳しく紹介します。

求人数が多いか

フロントエンドエンジニア向けの転職サイトは、扱っている求人数に注目してください。全体の求人数は多いものの、フロントエンドエンジニアに絞り込むと求人数が極端に少ない転職サイトもあります。

これでは、希望の求人を見つけることはできません。また、求人数が少ない場合、条件が良ければすぐに募集が打ち切られてしまうため、競争に負けてしまうこともあります。

エンジニア・IT業界に特化しているか

エンジニア・IT業界に詳しい転職サイトであれば、業界特有の傾向や役立つ情報が得られます。転職サポート付きの転職サイトであれば、求人票だけでは分からない内情なども把握できるので、希望に合った転職を実現できる可能性が高くなるでしょう。

履歴書や職務経歴書の書き方、アピールポイントなどのサポートも、IT業界に特化しているからこそのアドバイスがもらえます。

効率よく転職活動を進めていくためにも、エンジニア・IT業界に特化しているタイプを選びましょう。

転職サポートが受けられるか

転職エージェントとは異なり、転職サイトは基本的に自分で求人の応募や面接の日程調整をおこないます。もちろん、履歴書の添削や模擬面接などといったサポートはありません。

ただし一部の転職サイトの中には、求人を自分で探せて、サポート機能もついている転職サイトもあります。利用する際はどんな転職サポートが受けられるか確認しておくといいでしょう。

自分のペースで転職活動を進めたい方、どんな求人があるのかとりあえずチェックしたい方にとって、転職サイトは非常に便利です。

転職サイトと転職エージェントと併用することで、効率的な転職活動ができるでしょう。

フロントエンドエンジニアへの転職を成功させるためのコツ

フロントエンドエンジニアへの転職を成功させるために、押さえておくべき3つのコツがあります。

コツを掴み有利な転職活動を実現させましょう。

複数の転職サイトに登録する

転職サイトの利用はひとつだけといったルールはありません。複数の転職サイトに登録し、より多くの選択肢から希望の転職先を見つけましょう。

IT業界やエンジニアに特化した転職サイトだけではなく、ジャンル問わず様々な求人の扱いがある大手転職サイトなどの利用もおすすめです。

大手の場合、独自求人も豊富にあるため他にはないレアな求人を見つけられるでしょう。

年収・給料など希望条件を明確にする

転職活動を成功させるためには、まず年収や給料、勤務地、休暇などの希望条件を明確にさせておく必要があります。希望条件は、転職する上で土台となる重要な部分です。

ここが曖昧なままでは、本当に求めている求人を見つけることはできません。その結果転職活動が長引き、余計な時間や手間が増えてしまいます。

特に転職を短期間で済ませたい場合、自分の希望条件を明確にするところからスタートさせてください。

転職エージェントも併用する

転職サイトだけでなく、転職エージェントも併用して進めていくことで、成功率は格段に上昇します。より多くの求人情報の獲得はもちろん、自分に合った転職活動をしやすくなるでしょう。

転職サイトの場合、自分のペースで転職活動できる反面、履歴書や職務経歴書の準備、面接対策、応募から条件交渉まで全て自分で行わなければいけません。しかし、転職エージェントを利用すればこうした部分のサポートが受けられたり、有効なアドバイスがもらえたりといったメリットがあります。

日々忙しく、自分で思うような転職活動を進められないときは転職エージェントを利用し、余裕ができ自分のペースでじっくり進めていきたいときには転職サイトをメインとするなど、双方をうまく使い分けましょう。

数多くある選択肢の中から自分にぴったりの転職エージェントを見極めるためにも、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。

関連記事：転職エージェントおすすめ比較ランキング！【2024年5月】人気大手18社の選び方を年代・職種別に一覧で解説

フロントエンドエンジニアの転職におけるよくある質問

フロントエンドエンジニアの転職に関して、よくある質問の中から特に大切な3つを紹介します。

それぞれ転職前にしっかりと把握しておくべき内容ですので、下記でお伝えすることをしっかりと頭に入れておきましょう。

フロントエンドエンジニアは、どんな人が向いていますか？

フロントエンジニアに向いている人は、主に以下のような特徴に該当する方です。

こうした特徴がある方は、フロントエンジニアに向いています。フロントエンジニアは多岐にわたる業務がありますが、そのほとんどは地道な作業です。また、スキルアップを見据え、自身の能力を高めるための努力ができるかどうかも欠かせません。

未経験でもフロントエンドエンジニアに転職できますか？

未経験でもフロントエンドエンジニアへの転職は可能です。業務上活用する言語は、主にHTML・CSS・JavaScriptがほとんどになるため、独学でも習得はそこまで難しくありません。

独学での習得が厳しい場合は、スクールに通うのもひとつの方法です。企業によっては、研修制度が充実しているところもあります。こういった職場であれば未経験でも受け入れ可能なケースも多くあるので、ぜひ探してみてください。

フロントエンドエンジニアの将来性は？

短期的にはまだ需要がある職種です。Webサイトは年々増加傾向にあるので、それに伴ってフロントエンドエンジニアを求める企業も増えています。

しかし、現在AIの発展が目覚ましく、今後さらなる技術の進展によって影響を受ける可能性も否定できません。実際、AIでフロントエンドを自動化するサービスなどもあるため、今後さらにこうしたサービスが広がれば需要は減っていくでしょう。

フロントエンドエンジニアの需要は減ってしまっても、HTML・CSS・JavaScriptなどのスキルはまだまだ需要があります。しっかりと身につけておけば他の選択肢を獲得できるので、スキルを磨いておくことに損はありません。

まとめ

フロントエンドエンジニアは複数の転職サイトや転職エージェントの併用で、効率よく転職活動を進められます。多くの選択肢を獲得し、自分にぴったりの転職先を見つけてください。

本記事では、フロントエンドエンジニアの転職におすすめの転職サイト9選やリアルな転職事情、転職サイトの選び方や成功のためのコツについて詳しく紹介しました。

転職活動うまく進めることで、3ヶ月程度で新しい職場を見つけることも可能です。お伝えした情報を参考に、希望条件にマッチする求人を見つけ、理想の転職を実現させましょう。