医療機器業界にチャレンジするために、転職エージェントの利用を検討している方も多いのではないでしょうか。

医療機器メーカーが取り扱う機器は、患者さんの命や健康に直接関わる商品のため、医療機器業界への転職は一般的にハードルが高いと言われています。

しかし、転職エージェントを活用することで選考の通過率を高めることができるでしょう。

この記事では、医療機器業界に強い転職エージェントを紹介します。

また、医療機器業界に向いている方の特徴や転職エージェントを活用する際のコツも解説しています。医療機器業界に挑戦したい方は、最後まで読んで参考にしてください。

関連記事：医療業界への転職におすすめの転職エージェント27選！選び方や利用する流れまで解説

医療機器業界におすすめの転職エージェント9選

医療機器業界を目指す方におすすめの転職エージェントを紹介します。

ビズリーチ

リクルートエージェント

マイナビエージェント

doda

type転職エージェント

リクルートダイレクトスカウト

パソナキャリア

医療機器転職.jp

医療機器転職.jpは、株式会社ジェイシーエルコンサルティングが運営する医療機器業界に特化した転職エージェントです。2006年のサービス開始から多くの方の転職支援を行っているため、豊富なノウハウのもとで転職活動が行えます。

医療機器転職.jpのコンサルタントは、全員が医療機器メーカー出身者です。コンサルタント自身の経験を踏まえたアドバイスがもらえるため、業界のリアルな実情を知ることができます。医療機器転職.jpでは、利用者一人ひとりに合った転職サポートを行っており、経歴書の作成や面接対策など、コンサルタント自身の経験を活かしたアドバイスがもらえるでしょう。

また、医療機器業界への転職に役立つコンテンツも充実しています。転職成功事例の紹介や「ある医療機器営業職の1週間」など、業界未経験者でも医療機器業界を知れるサービスが提供されています。

ティ・アイ・エス

ティ・アイ・エスは、メディカル業界に特化した転職エージェントです。日本メドトロニック社主催の『AGENT AWARD』で3度のゴールド賞を受賞しており、外部からの評価も高い点が特徴です。

ティ・アイ・エスでは全国各地の求人を取り扱っています。そのため、都市部だけでなく地方で転職活動を行っている方も安心して利用できます。さらに非公開求人の紹介も行っているので、より好条件の求人が見つかるかもしれません。

ティ・アイ・エスでは入社後のサポートも充実しています。入社後も将来のキャリアプラン構築などの相談ができ、将来を見据えた転職活動ができます。また、ティ・アイ・エスでは実際に転職に成功した方のインタビューが掲載されています。転職の際に気をつけるべき点やティ・アイ・エスを選んだ理由などが掲載されているため、参考にしながら転職活動を行えます。

医療機器業界に強い転職エージェントの選び方

ここでは、医療機器業界に挑戦するための転職エージェントの選び方を紹介します。

得意とする領域に合っているか

選び方のコツ1つ目は、転職エージェントが得意とする領域に合っているかを見極めることです。

転職エージェントには「ハイクラス転職向け」や「若手人材に強い」など、得意としている領域がそれぞれ異なります。

そのため、自分が目指すべきキャリアを叶えられる転職エージェントを選びましょう。

得意の領域が合わない転職エージェントに登録すると、専門外のためサポートの質が悪くなってしまいます。

ホームページに掲載されているサービスの特徴や口コミを見ながら、自分に合った転職エージェントを選んでみてください。

求人数が多いか

求人数の多さも転職エージェントを選ぶうえで重要なポイントです。

求人数はそのまま選択肢の多さに直結するため、求人数が少ない転職エージェントだと応募できる求人の幅が狭まってしまうのです。

医療機器業界内の幅広い職種を見てみたい場合は、少しでも求人数の多い転職エージェントを選ぶことをおすすめします。

サポート内容が充実しているか

転職エージェントを選ぶコツとして、サポート内容の充実さも欠かせません。

転職エージェントで受けられる主な転職サポートには以下が挙げられます。

転職エージェントの中には、サポート内容の質が悪いところもあります。

転職エージェントを選ぶ際は、どのような転職サポートを受けられるのかを確認して慎重に見極めるようにしましょう。

医療機器業界の主な職種

医療機器業界にチャレンジするためには、どのような職種があるのかを知っておかなければなりません。

ここでは、医療機器業界の主な職種を紹介します。

技術開発

技術開発は、機械系やソフトウェアの知識を活かして医療機器の開発や設計を行う仕事です。

最先端の医療技術を駆使した医療機器や、医師や看護師など医療従事者の声を反映させた医療機器を開発することで、医療業界に貢献します。

技術開発職は機械の知識に加えて、医療に関する幅広い知識が必要になる難易度の高い職種です。

営業

医療機器業界の営業は、病院やクリニックを訪問し医師などの医療従事者に対して医療機器を提案する仕事です。

医療現場の現状や患者さんのニーズに合わせた適切な提案を行う必要があります。

自社の医療機器をわかりやすく説明する専門知識や、忙しい医師のスケジュールに合わせるフットワークの軽さが重要な仕事です。

関連記事：未経験から営業職はやめとけ？実情や転職成功のカギを徹底解説

サービスエンジニア

サービスエンジニアは、販売した医療機器の取り付けやメンテナンス、トラブル対応などを行う仕事です。

医療現場で使われる医療機器は、使用中に故障すると患者さんの命に関わります。

そのため、定期メンテナンスで小さな異変にも気付き、適切に対応する能力が求められます。

また、サービスエンジニアには医療機器の使い方を医療従事者に伝えたり、開発部門へ的確にフィードバックしたりするコミュニケーション能力も求められます。

バックオフィス

医療機器業界では、人事や経理、貿易事務などのバックオフィスの仕事も重要な役割を果たします。

貿易事務では、医療機器を海外メーカーから輸入する際の仕事で英語力が必要です。

また、医療機器メーカーは医療機器を製造・販売するために欠かせない「薬事申請」に携わる機会が多いため、法務も重要な仕事となります。

関連記事：管理部門の転職が難しい理由は？転職成功事例やポイントも解説

医療機器業界に向いている人の特徴4選

ここからは、医療機器業界に向いている方の特徴も見てみましょう。

チームワークを大切にできる

医療機器業界に向いている方の1つ目の特徴は、チームワークを大切にして働ける方です。

医療機器業界では、機器の設計・開発から販売、メンテンナンスまで社員同士の力を合わせることが重要です。

また、営業職やサービスエンジニアは、医療従事者との連携も必要です。

そのため、チームとして働くことにやりがいを持てる方が医療機器業界に向いているといえます。

コミュニケーション能力が高い

コミュニケーション能力も医療機器業界で働くうえで重要なスキルです。

医療機器は患者さんの命に関わることがあるため、医療機関や医療従事者とのコミュニケーションが欠かせません。

ニーズをうまく汲み取り、スピーディーに対応することで信頼関係が強くなるでしょう。

コミュニケーション能力は、営業やサービスエンジニアはもちろん、技術開発やバックオフィスなどのどんな職種にも求められるスキルです。

責任感が強い

医療機器業界には責任感が強い人が向いています。

医療機器業界の仕事は、患者さんの命や健康に直接かかわります。

そのため、機器の説明が不足したり、機器の異変を見逃したりすると患者さんに健康被害が出てしまうかもしれません。

自分が取り組んでいる仕事にしっかりと責任を持てる方が医療機器業界に向いていると言えます。

好奇心旺盛で向上心が高い

好奇心旺盛で向上心を持って働ける方も医療機器業界に向いている人の特徴です。

医療機器メーカーは高度な技術に支えられているため、常に専門知識や最新技術を取り入れなければなりません。

そのため、最先端の医療や営業方法などについて「もっと知りたい」と思う気持ちがあれば、医療機器業界で活躍できるでしょう。

医療機器業界への転職で転職エージェントを活用する4つのコツ

医療機器業界への転職で転職エージェントを利用するコツを4つ紹介します。

複数の転職エージェントを活用する

複数の転職エージェントを併用することが1つ目のコツです。

転職エージェントに複数登録することで、求人やキャリアコンサルタントの質を比較検討することができます。

最初は3社〜4社に登録して比較検討しながら、最終的に1社〜2社程度に絞り込むと良いでしょう。

また、転職エージェントには、そこでしか取り扱っていない独占求人を保有していることがあります。

応募する求人の選択肢を広げるためにも、転職エージェントの併用がおすすめです。

求人情報だけではわからない企業の情報を教えてもらう

求人情報だけでは知り得ない情報を教えてもらうことも、転職エージェントの賢い使い方です。

キャリアコンサルタントは、選考の難易度や企業の採用意欲など、選考に関するさまざまな情報を持っています。

さらに、職場の雰囲気などの企業のリアルな労働環境の情報にも精通しています。

選考の通過率アップや入社後のミスマッチを防ぐためにも、キャリアコンサルタントからなるべく多くの情報を引き出すことがおすすめです。

非公開求人を紹介してもらう

転職エージェントを利用する際に、非公開求人を紹介してもらうことも大切なポイントです。

非公開求人とは、WEB上で公開されていない求人情報のことです。

企業が競合他社に求人情報を知られたくないときや、応募の殺到を避けたいときに非公開求人を利用します。

非公開求人は、待遇が良かったり重要ポストに就けたりと好条件の案件が多い傾向にあります。

そのため、転職エージェントの転職サポートを受ける際は、積極的に非公開求人を紹介してもらうと良いでしょう。

書類の添削や面接対策のサポートを受ける

転職エージェントで書類の添削や面接対策のサポートを受けると、選考に通過しやすくなります。

キャリアコンサルタントは応募先企業の採用ニーズを把握しているため、ニーズに合致した履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれます。

また、面接対策では基本的な所作やマナー、伝えるべき強みなどを教えてもらうことができます。

模擬面接を受ければ、実際の面接で本来の力を出せるようになるでしょう。

自信を持って選考に臨むためにも、キャリアコンサルタントから書類の添削や面接対策のサポートをしっかり受けることが大切です。

まとめ

この記事では、医療機器業界に挑戦する方におすすめの転職エージェントや向いている方の特徴を紹介しました。

医療機器業界には、チームワークを大切にする方や責任感が強い方が向いています。

また、転職エージェントを選ぶ際は、得意としている領域や求人数、サポート内容を十分に見極める必要があります。

医療機器業界では、患者さんの命や健康に関わる商品を取り扱います。

ハードルが高い医療機器業界への転職に成功するためにも、この記事で紹介した内容を参考に転職活動を行ってみてください。