クラウドエンジニアは、社内外のインフラを取り扱う非常にニーズが高い職業です。

転職市場においても高い人気があり、十分なスキル・経験をお持ちの方であれば、キャリアアップ・給料アップもしやすい状況にあるでしょう。

そこで、より良い転職を実現させるためにも、転職エージェントを活用しながら転職活動を進めることをおすすめします。

本記事では、クラウドエンジニアの転職におすすめの転職エージェント10つと、選び方・使い方などを解説します。

転職を十分納得できるものするために参考にしてみてください。

関連記事：IT転職エージェントおすすめ比較28選！エンジニア向けに徹底解説

クラウドエンジニアにおすすめの転職エージェント10選

まずは、クラウドエンジニアにおすすめの転職エージェントを10社ご紹介します。

クラウドエンジニアに転職する場合は、ITやWeb業界に強く、エンジニア職の求人が多い転職エージェントを中心に探していきましょう。

全体の求人数もまとめましたので、転職エージェントを選ぶ際の参考にしてみてください。

レバテックキャリア｜IT・Web業界に特化の転職エージェント

 レバテックキャリアは、15年以上のエンジニア支援実績を持つIT・Web分野に特化した転職エージェントです。

IT分野に特化して転職支援をおこなってきた経験から、転職に関する相談だけでなく、エンジニアとしての技術的な相談にも対応してくれるアドバイザーが在籍している点も特徴です。

エンジニアの求人数も他の大手転職エージェントと比べて遜色なく、満足できる求人を見つけることができるでしょう。

また、分野がITやエンジニア職に特化しているため、給料や労働条件などの質の高い求人も期待できます。

マイナビIT　AGENT｜大手のIT特化転職エージェント

マイナビIT　AGENTは、大手人材会社のマイナビが運営するエンジニア向けの転職エージェントです。

求人数の多さが特徴で、公開求人だけでも６万件以上、非公開求人も1万件以上あります。

エンジニア求人だけでも２万件以上の掲載があり、クラウドエンジニアに絞って求人を探すことも可能です。2024年時点で1,000件以上のクラウドエンジニア求人がありましたので、十分に満足できる求人も見つけられるでしょう。

求人数以外も転職後の高い年収アップや定着率の結果も出しており、求人の質にも自信を持っています。

Geekly｜IT・Web・ゲーム業界専門転職エージェント

Geeklyは、12年にわたるIT・Web・ゲーム業界の転職実績がある転職エージェントで、エンジニア求人を豊富に保有しています。

特にインフラエンジニア関連の求人に強みを持っていますので、クラウドエンジニア転職でも良い求人を見つけることがしやすいでしょう。

転職後の定着や活躍にも力を入れたアフターフォローを目標としており、高いマッチング力と状況に合わせたサポート力を強みに持っています。

ビズリーチIT｜ハイクラス向けスカウト転職サービス

ビズリーチITは、「ビズリーチ」が運営するスカウト型の転職サービスです。

スカウト型サービスとは、サイト上で自身の経歴を登録しておくことで、あなたに興味を持った企業からオファーが届く仕組みです。

通常、転職先を探す際は自分の希望する条件に合った企業を選んでいきますが、スカウト型では自分の希望の外からのオファーもあるため、転職の選択肢を広げてくれることも多いです。

また、ビズリーチ自体がハイクラス向け転職サービスになっていますので、年収800万円以上のエンジニア求人も多数見られました。

今までとは少し違った方法で、キャリアアップや給料アップ転職をしてみたい場合におすすめです。

リクルートエージェントIT｜大手のIT特化転職エージェント

リクルートエージェントは、大手リクルートが運営する総合型の転職エージェントで、サイト上にIT向けのページも用意されています。

IT系の職種だけでも10万件以上、エンジニアの求人は6万件以上掲載されており、さらにインフラエンジニア求人も１万５千件以上ありました。

また、大手ならではの安心感と、45年以上にわたる転職支援の実績が特徴で、さまざまな転職サポートを提供しています。

初めて転職エージェントを利用する方や転職に不安がある方におすすめです。

ウィルオブテック｜ITエンジニア専門転職エージェント

ウィルオブテックは、総合人材サービス企業の株式会社ウィルオブ・ワークが運営している転職エージェントです。

求人数は決して多くはありませんが、求人の質に自信を持っており、転職後の年収アップ率や定着率が高い実績があります。

半数以上が非公開求人と割合が高いため、登録することでより良い求人に出会える可能性が高いです。

また、ウィルオブテックでは他のエージェントと異なり、担当者が2名体制で手厚くサポートをおこなってくれるのが特徴です。

じっくり満足のいく転職をしたいエンジニアの方におすすめの転職エージェントです。

ワークポート｜IT・Webに強い転職エージェント

ワークポートは、ITやWeb業界に強みを持った転職エージェントです。

きめ細かいヒアリングを実施しており、希望条件と一致する求人紹介に強みを持ちます。

インフラエンジニアの求人も7,000件以上と多く、クラウドエンジニアの良い求人も十分に見つけやすい転職エージェントに挙げられます。

ヒアリングは、土日・祝日だけでなく、夜間の時間帯にも対応してくれるので、仕事が忙しくなかなか転職活動が始められない方も利用しやすいです。

ワークポートのクラウドエンジニア求人は、「週休二日制」「リモートワーク可」「残業10時間以内」など魅力的な条件が多くあります。

徹底したサポートを受けながら好条件求人に出会いたい方は一度求人を探してみましょう。

Direct type｜IT向けスカウト転職サービス

direct typeは、エンジニア以外の転職サービスも手がける「type」が運営するエンジニア専門のスカウトサービスです。

direct typeの特長は、スマホアプリを使ってスカウトを確認できることで、仕事の合間や移動中などのスキマ時間を活用して転職活動を行うことが可能です。

口コミでは、大手企業の求人が多いとの声が多く、大手企業への転職を目指す方や、転職活動にあまり時間をかけられない方に特におすすめの転職サービスです。

クラウドビルダーズ｜AWSエンジニア特化型の転職サービス

クラウドビルダーズは、クラウドエンジニアの中でもさらに細分化された「AWSエンジニア」のみに特化した転職エージェントです。

2022年にAWSからパートナー認定企業に認定されており、信頼性の高いサービスといえるでしょう。

紹介求人は全てAWS求人ですので、スキル・経験を存分に発揮できる求人紹介に期待できそうです。

サービス概要
サービス名	クラウドビルダーズ
公開求人数	直接求人をご紹介
対応地域	153件
運営会社	クラウドビルダーズ株式会社
公式サイト	https://www.cloudbuilders.jp/

Green｜未経験向け転職エージェント

クラウドエンジニアが転職エージェントを選ぶときのポイント

ここまで、クラウドエンジニアにおすすめの転職エージェントを10社ご紹介しました。

その中から実際に利用する転職エージェントを選んでいく際には、以下のポイントに注意して選んでみましょう。

クラウドエンジニア向けの求人数の豊富さ

転職エージェントを選ぶ際、まず注目すべきは求人数です。

求人数が多いほど、転職先の選択肢が広がり、転職成功の可能性も高まります。

大手の転職エージェントは豊富な求人を抱えていますが、幅広い業界や職種が混在して、クラウドエンジニアの求人はそこまで多くないことが実際のところです。

クラウドエンジニアの職種に絞って転職を考えている場合は、エンジニアに特化したエージェントを選ぶことで、効率よく質の高い求人を見つけられます。

エンジニア分野への理解度

上記でご紹介した転職エージェントは、IT業界やエンジニア職に強みを持っているため、クラウドエンジニアの仕事内容や転職事情についても熟知しています。

担当者がエンジニアに対する知識を持ってれば、より踏み込んだキャリアプランの相談や技術的な相談など、専門的なサポートも期待できるでしょう。

アドバイザーとの面談を通じて、クラウドエンジニアの仕事に対する理解度を確認してみるのも良いでしょう。

もし、アドバイザーが十分に理解していないと感じた場合は、他のアドバイザーや転職エージェントに切り替え、より良い選択肢を探ることも可能です。

キャリアアドバイザーとの相性

転職エージェントを十分に満足して利用するためには、良い担当者が担当になることが大きく影響してきます。

転職エージェントを利用すると、担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれますが、アドバイザーの質には差があります。

中には、転職を急かしたり、高圧的な態度を取るアドバイザーに当たることもあるかもしれません。

そのような場合は、転職エージェントの運営会社に連絡し、新しいアドバイザーに変更してもらうことが可能です。

アドバイザーとの相性も転職活動を成功させる上で重要ですので、信頼できるアドバイザーを見つけることも大切です。

必要とするサポートが実施されているかどうか

転職エージェントを利用する際には、利用したいと思えるサポートの充実度にも注目すると良いでしょう。

特にエンジニア向けの転職エージェントであれば、業界の転職事情や面接対策に詳しく、的確なアドバイスを期待できます。

場合によっては、コーディングテストの対策を実施してくれることもあります。

さらに、企業の内部事情や職場環境など、通常では得られない情報を教えてもらえる場合もあります。

転職エージェントを利用し始める際には、アドバイザーとの面談でサポート内容をしっかり確認しておくと良いでしょう。

クラウドエンジニアが転職エージェントを利用するメリット

クラウドエンジニアの転職には、転職エージェントの利用が非常に効果的です。

こちらの項目では、クラウドエンジニアが転職エージェントを活用する際に具体的にどのようなメリットがあるかを解説します。

利用料金は完全に無料

ほとんどの転職エージェントは、利用者に対して完全に無料でサービスを提供していますので、費用に関して心配する必要はありません。

転職エージェントは、求人の紹介や応募だけでなく、キャリアプランの相談や面接対策、コーディングテストの対策なども行っており、これらの全てのサービスが無料で利用できます。

このように転職エージェントが無料でサービスを提供できるのは、求人を掲載している企業から紹介料や掲載料を受け取るビジネスモデルを採用しているためです。

ですので、利用者は費用をかけずに充実した転職活動を進められるという大きなメリットがあります。

他のエージェントでは得られない非公開求人を紹介してもらえる

多くの転職エージェントは、非公開求人を保有しています。

非公開求人とは、特に条件が良かったり人気企業の求人で、応募が殺到する可能性が高いものです。非公開求人は、転職エージェントに登録しなければ紹介されないため、インターネット上では知ることができません。

転職エージェントを利用することで、質の高い非公開求人に出会えるチャンスが広がるのは大きなメリットです。

特にクラウドエンジニアの求人は、企業によって待遇が異なることが多く、人気企業の求人を非公開で保有している転職エージェントも多くあります。

多くの優良求人を見つけるためには、転職エージェントに登録して非公開求人にアクセスできるようにしておくことが重要です。

企業の詳細情報を提供してくれる

転職エージェントは、求人を掲載している企業の人事担当者ともコミュニケーションを取っているため、職場の雰囲気や業務の実情について詳細に把握していることがあります。

また、企業が求める人材の特性も理解しているため、効果的な選考対策を提案してくれるかもしれません。

採用試験の対策にするだけでなく、応募先の職場が自分に合っているかどうかを判断するための貴重な情報源にすることもできます。

エンジニア採用においては、現場と人事部が連携しておらず、採用担当者がエンジニア職について十分な理解を持たずに求人を出していることもあります。

エンジニアに特化した転職エージェントであれば、このような現場とのズレを見抜くことができるため、入社後のミスマッチを防ぐ手助けになるでしょう。

面倒な連絡や日程調整を代行してくれる

転職活動では、問い合わせや応募書類の送付、面接の日程調整などの様々な細かいやり取りが発生して、応募先企業とのやり取りが煩わしく感じることがあります。

複数の企業に同時に応募する場合、適切にスケジュールを管理しないと、面接が重なったり、書類を取り違えたりするリスクがあります。しかし、転職エージェントを利用すれば、これらのやり取りをすべて任せることが可能です。

面接日や入社日の調整も行ってくれるため、現在の職に就いている間でも、負担をかけずにに転職活動を進められるという大きなメリットがあります。

給与や条件に関する交渉を行ってくれる

転職を考える理由は人それぞれですが、年収アップや残業の減少など、具体的な希望を持つ方も多いでしょう。

しかし、自分から年収や待遇について交渉するのは勇気が必要で、「お金のことばかり気にしている」と誤解されるリスクもあります。

そこで、転職エージェントを利用することで、担当アドバイザーが利用者の代わりに条件の交渉を行ってくれます。

担当者と連携しながらうまく交渉を進めれば、より満足のいく転職を実現しやすくなります。

また、「興味がある求人があったものの、条件が少し希望と異なる」という求人でも、交渉をすることで選択肢を広げやすくなる点も大きなメリットです。

 

クラウドエンジニアが転職エージェントを利用するデメリット

転職エージェントを利用することには多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットが起こり得る点にも気をつけておきましょう。

これらのデメリットは、適切な転職エージェントや担当のキャリアアドバイザーを選ぶことで回避可能です。

どのようなデメリットがあるかを事前に把握しておき、該当すると感じられた場合には、すぐに他の転職エージェントや担当者に変更する判断ができるようにしておきましょう。

連絡が過剰だと感じることがある

転職エージェントを利用すると、「連絡が多すぎる」と感じることがあるかもしれません。

エージェントは適した求人を見つけるたびに連絡してくるため、自然と連絡が多くなる傾向があります。

もし連絡がしつこく感じる場合は、「週に1回」「特定の曜日だけ」「平日の〇時から〇時まで」など、自分が希望する連絡時間をあらかじめ伝えておくと良いでしょう。

連絡頻度を調整するだけでも、快適にコミュニケーションを取ることができるようになります。

転職を急かされる印象を受けることがある

転職エージェントの各キャリアアドバイザーにはノルマが設定されている場合もあり、場合によっては強引に転職を勧められることがあります。

特に、転職の意思がまだ固まっていない方や希望条件が不明確な方は、無理に勧められたり、ミスマッチな求人を提案されたりして不満を感じることがあるかもしれません。

登録したからといって、転職エージェントからの勧めに従って転職しなければならないわけではありません。自分自身の考えをしっかり整理し、転職や応募をするべきかどうかを判断することが重要です。

もし、強引なアドバイザーやエージェントに不満を感じた場合は、担当者の変更を申し出たり、利用を中止したりすることも検討してみてください。

自分の希望に合わない求人を提案されることがある

転職エージェントを利用していると、希望条件に合わない求人が提案されることがあります。

その原因には、「キャリアアドバイザーが求職者の希望を正確に理解していない」ことや、「希望条件を満たす求人がそもそも存在しない」といったことが考えられます。

特に、理想が高い条件を担当者に伝えている方は、なかなか合致する求人が見つからず、似たような求人が提案されることがあります。

このケースでは、担当者との意思疎通が不十分であることが多いため、再度希望条件を確認し合うことを検討してみると良いでしょう。

クラウドエンジニアが転職エージェントを利用する流れ

転職エージェントの利用にあたって、エージェントごとに多少の違いはありますが、基本的には次のような流れで進められていきます。

 利用前には、転職エージェント利用の流れの全体像を把握しておくと良いでしょう。

①登録

まず、転職エージェントの登録フォームに氏名や生年月日などの必要事項を入力して、登録手続きを進めます。

登録が完了すると、入力したメールアドレスに登録完了の通知が届くか、電話で直接連絡が入ります。

この際、次のヒアリングの日程調整や、転職エージェントの利用方法についての説明が行われます。

②ヒアリング

担当のキャリアアドバイザーがつく際には、求職者の経歴や希望を理解するためにヒアリングが行われます。

ヒアリングでは、履歴書や職務経歴書を持参するよう求められることがあります。

今すぐ転職を考えていない方にとっては手間に感じるかもしれませんが、履歴書などの情報をもとにヒアリングが進むため、ぜひ前向きに取り組んでみてください。

また、後で応募書類の添削を受けられる機会もあるので、事前に準備しておくことで転職活動がよりスムーズに進むでしょう。

③求人紹介

ヒアリングで伝えた条件をもとに、マッチする求人が紹介されます。

紹介数を重視する転職エージェントでは、個別に求人情報が送られるのではなく、複数の求人がまとめてメールなどで送信されることがあります。

届いた紹介求人の中から、応募したいものを選びましょう。

気になる求人があれば、職場の環境や雰囲気など、求人情報には記載されていない詳細について担当のキャリアアドバイザーに確認することで、より具体的な情報を得ることができます。

一方で、希望の求人が紹介されない場合は、担当者と意見をすり合わせていきましょう。

コミュニケーションを十分に取っていけば、紹介される求人の精度も上がっていきます。

④応募

応募を決定したら、担当者にその旨を伝えましょう。

履歴書や職務経歴書は、転職サイト内で作成したものをそのまま利用する場合もあれば、別途用意する必要がある場合もあります。

最近では、オンラインで手続きを完了できるように、マイページなどから履歴書や職務経歴書を作成できる機能が提供されていることが多いです。

このオンライン機能を利用して、担当者が書類を添削し、応募先に送ることも一般的になっています。

⑤採用選考

採用選考では、まず応募書類の確認を行う書類選考が行われます。

この選考を通過すると、応募先企業の採用担当者との面接に進むことができます。

エンジニアの転職の場合、企業によってはコーディングテストが実施されることもあるため、事前にキャリアアドバイザーと相談し、対策を練っておくことが大切です。

転職エージェントによっては、コーディングテストの模擬練習を提供しているところもあるため、不安がある方はそのようなサポートが受けられるエージェントを選ぶと良いでしょう。

⑥内定・入社

内定を無事に獲得した後は、内定を受諾し、入社日を決めていきます。

現在在職中の方は、退職日を設定し、業務の引き継ぎや社内および取引先への挨拶を行う必要があります。

内定後は退職手続きが面倒になりがちですが、この段階で退職の準備をしっかりと進めておかないと、スムーズに退職できなくなる可能性があるため注意が必要です。

担当のキャリアアドバイザーがいる場合は、退職に関するアドバイスを遠慮なく相談してみましょう。

良好な関係を築いていれば、退職から入社までの期間に関する相談にも応じてくれるでしょう。

クラウドエンジニアが転職エージェントを効果的に使うポイント

上記の内容が転職エージェントの基本的な利用の流れですが、利用者が工夫を加えることで、さらに効果的に活用することができます。

これから転職エージェントを利用する際は、以下のポイントに注意してみてください。

複数の転職エージェントに登録する

本記事で紹介した転職エージェントについては、1つに固執せず、複数のエージェントに登録して比較しながら利用することをおすすめします。

複数のサービスを活用することで、サービスの質を判断しやすくなり、受けられる求人の数も増えます。

また、良い求人が見つからない場合には、「他のサイトにはこのような求人がありましたが…」と提案することもできます。

クラウドエンジニアの転職では、企業や分野が幅広くなるため、できるだけ多くの転職エージェントを利用して、さまざまな視点から求人を探してもらうのが有効です。

ただし、あまりにも多くの転職エージェントに登録すると、連絡の管理が難しくなるため、自分が管理できる範囲内に留めておくことが重要です。

おすすめとしては、2〜3社程度の利用が多すぎず、無理なく活用できるでしょう。

ヒアリング前に転職に関する考えを整理する

登録後、キャリアアドバイザーとのヒアリングが行われますが、その前に自分の考えを整理しておくことをおすすめします。

ヒアリングでは、アドバイザーが必要な情報を引き出してくれますが、しっかり準備をしていないと、希望を伝え忘れたり、アドバイザーの意見をそのまま受け入れてしまったりする可能性があります。

ヒアリング前には、転職先に求める条件やこれまでのキャリアを振り返っておくと良いでしょう。

連絡にはできるだけ早く対応する

転職エージェントを利用し始めると、アドバイザーから個別にメッセージが届くようになります。

返信をできるだけ早く行うことで、担当者もより積極的にサポートしてくれる可能性が高まります。

転職エージェント側から見ると、「とりあえず登録しただけ」といった意欲の低い利用者の対応は後回しにされがちです。

アドバイザーとの良好な関係を築くためには、転職の意欲を示し、連絡にはなるべく早く対応することが大切です。

積極的な姿勢が伝わると、良い求人を優先的に紹介してもらったり、質問に対する返答がすぐ返ってくるなど、サポートがより充実するようになります。

担当者の変更が可能であることを理解しておく

キャリアアドバイザーにはさまざまな性格や対応があります。

また、同じ担当者でも、他に多くの求職者と担当している時期とそうでない時期に分かれることもあるでしょう。

担当者の対応が遅れたり悪かったりすることで、良い条件の求人を逃したり、希望に合った求人を見つけてもらえなかったりすることがあります。

このように、担当者との相性が悪いと、転職活動が長引いたり理想の求人に出会えなくなったりして、転職エージェントに登録した意味が薄れてしまいます。

また、転職活動中はアドバイザーとのやり取りが頻繁になるため、相性が悪いとストレスを感じやすくなり、転職活動がさらに辛くなる悪循環に陥ることもあります。

もし担当者との相性に不満を感じた場合は、会社のサポート窓口に変更希望を伝えてみましょう。

アドバイザーの変更は一般的なことで、転職エージェント側も求職者がスムーズに転職できるよう迅速に対応してくれるでしょう。

クラウドエンジニアの転職事情

ここまで、クラウドエンジニアの転職エージェント利用についてご説明しましたが、こちらではクラウドエンジニアの転職事情についてご紹介します。

転職前からクラウドエンジニアの転職事情を理解しておくことで、スムーズな転職を進めやすくなります。

転職を成功させるために知っておくべき大切な4つのポイントは以下の通りです。

クラウドエンジニアの仕事内容

クラウドエンジニアは、大きく分けると次の3つの仕事があります。

 インフラ設計はクラウドエンジニアの中心的な業務で、高いスキルや経験・知識が求められます。

設計をもとにクラウド環境を構築していく作業も重要で、好条件の求人では、主にインフラ設計やクラウド環境構築の業務が中心になるでしょう。

クラウドを構築した後の保守・運用もクラウドエンジニアの業務になり、クラウドが安定して稼働するように毎日調査や管理をおこないます。

保守・運用の業務であれば、クラウドエンジニアの経験が浅い方でも転職しやすい業務に挙げられます。

クラウドエンジニアに必要なスキル・知識

クラウドエンジニアの転職で求められるスキルには知識は次のものがあります。

クラウドエンジニアに転職するのであれば、最低限のプログラミングスキルが求められます。

上記の言語がクラウドエンジニアに多く使われていますので、いずれかの言語は使えるようにしておきたいところです。

また、クラウドに関する知識や理解を高めておく必要もあります。

上記のパブリッククラウドは業務でも関わってくることが多いものですので、仕組みや使い方などは転職前に理解しておく必要があります。

パブリッククラウドに関連した資格もありますので、勉強と力試しのために資格取得を目指してみるのも良いでしょう。

クラウドエンジニアの転職に役立つ資格

クラウドエンジニアとして働くために必須の資格はありませんが、持っていると転職に有利になる資格があります。

資格を取得することで、自分の能力を効果的にアピールできるため、ぜひ下記の関連資格の中から役立ちそうなものを検討してみてください。

ただし、すべての資格を一度に取得する必要はありません。

無理のない範囲で知識やスキルを磨きつつ、効果的に資格を取得していくことが大切です。

未経験からクラウドエンジニアになる難易度

非常に難易度は高いですが、未経験からクラウドエンジニアへの転職を目指すことも可能ではあります。

IT業界全体のエンジニアが不足しており、エンジニア採用を強化している企業が増加しているため、未経験者でも意欲や適性次第では採用の可能性もあります。

ただし、クラウドエンジニアの中途採用の求人は、ほとんどが即戦力を求められているため、最低限のスキルと知識は身につけておく必要があります。

特にクラウドエンジニアは、社内や取引先の重要システムを取り扱うため、責任が求められます。

少なくとも他のエンジニア職としてでもインフラ関係に関わった経験がないと、転職市場ではほとんど採用されるようなことはないでしょう。

まずは、保守や運用業務などの未経験でもやりやすい業務から狙ってみることがおすすめです。

まとめ

クラウドエンジニアへの転職を目指す場合、エンジニア向けの転職エージェントを複数活用し、キャリアアドバイザーと連携しながら希望に合った求人を探すことをおすすめします。

転職エージェント選びで大切なのは、担当のキャリアアドバイザーとの相性です。

自分の悩みや希望を気軽に話せるアドバイザーを見つけられれば、転職成功の可能性が大いに高まります。

興味のある転職エージェントに登録し、実際に面談を受けてみて、信頼できるキャリアアドバイザーと心の底から働いてみたい企業を見つけていきましょう。