オペ看を辞めたい!向いている人・続けるメリットやよくある悩みを解説

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

オペ看は、患者を外科的に治療する手術の場に立ち会うため、やりがいや憧れを抱いて就職する方も少なくありません。しかし、実際に働いてみて、「オペ看に向いていない気がする」「辞めたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、この記事ではオペ看を辞めたいと考える要因や、向いている方の特徴、オペ看を続けるメリットなどについて紹介します。オペ看を辞めるかどうか、今後のキャリアを考える際の参考にしてください。

看護師におすすめの転職サイト5選
サイト名 評価 強み

レバウェル看護

レバウェル看護

4.8

アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。

ナース人材バンク

 

ナース人材バンク

4.5

保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。

マイナビ看護師

マイナビ看護師

4.5

利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。

ナースではたらこ

 

ナースではたらこ

4.3

病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能!

看護師ワーカー

看護師ワーカー

4.0

好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援

 

あなたにぴったりの転職エージェントを診断!
看護師転職サイト診断ツール
性別
年齢
勤務形態

目次

オペ看を辞めたいと考えるきっかけ

オペ看を辞めたい理由は、自身の仕事の適性や性格の問題、職場の状況などさまざまです。ここでは、よくある6つの要因を解説します。

オペ看の仕事に対する漠然とした不満や不安を明確にすれば、今後の対処法や次のキャリアを考えるためのヒントが見つかるかもしれません。

覚えることが多くて勉強が大変

オペ看を辞めたいと考えるきっかけのひとつ目は、必要な知識を覚えることが負担だと感じたときです。

オペ看は基本的に科目での区分はなく、複数科目の手術を担当します。

特に、大学病院や総合病院などの大きな病院の場合、科目が多岐にわたるため、その分幅広い知識が求められるでしょう。たとえば、歯科・眼科・耳鼻咽喉科・整形外科・泌尿器科・形成外科・産婦人科・脳神経外科・心臓外科・外科などです。

器械出し看護師であれば、各科で使う器具を事前に準備し、手術の流れを理解したうえで、執刀医の希望を察知して器具を渡さければいけません。

また、麻酔方法や麻酔をかける部位も科目ごとに異なるため、麻酔についての広い知識も求められます。

手術器械の滅菌処理や数量確認、記録のやり方などの基本的な業務に加えて、専門的な医療知識も勉強する必要があり、オペ看は看護師の中でも向学心が必要な職種といえるでしょう。

自分がオペ看に向いてないと感じる

オペ看を辞めたいと考えるきっかけのふたつ目は、「自分にはオペ看が向いていない」と感じることです。

例えば、意図せず別の部署からオペ看に配置転換されて、「自分には向いていない」と感じる方もいます。前部署で患者とのコミュニケーションを重視していた方であれば、患者と触れ合う機会が少ないオペ看の仕事にやりがいをもてないかもしれません。

「前部署の業務のほうが自分に合っていたのに」と、オペ看を辞めたいと考える要因にもなるでしょう。

勤務日や時間の融通が利きづらい

勤務日や時間の融通が効きづらく、プライベートや育児との両立が難しいと感じたとき、「オペ看を辞めたい」と感じる方もいるでしょう。

手術の日程や時間が事前に決まっている病院もありますが、中にはオンコール勤務を設けていたり、緊急手術が多い病院もあります。

オンコールの当番日は、時間外であってもすぐに病院に駆けつけられるように心構えをしておかなければなりません。自宅にいても携帯電話が気になってリラックスできなかったり、休日なのに遠出できなかったりすると、気が休まらずにストレスが溜まるものです。

また、家族やパートナーの理解を得る必要もあり、周囲への気遣いが要因でストレスが増大することもあるでしょう。

オンコール手当の少なさや代休が取りにくいことに不満を感じる方や、プライベートの時間を大切にしたい方は、「オペ看を辞めたい」と考えてしまう傾向にあるようです。

肉体的に負担が大きい

オペ看を辞めたいと考える要因として、体力面での不安も挙げられます。

オペ看の仕事は手術の間立ちっぱなしであるうえ、失敗しないように長時間気を張る必要もあり、想像以上に体力を消耗します。慣れない頃は手術準備や片付けにも時間がかかるため、休憩時間がほとんどとれないこともあるでしょう。

また、夜勤やオンコールを設けている病院では、勤務時間が長時間に及んだりうまく休息できなかったりして、生活リズムが崩れる可能性があります。疲れが回復しない状態での出勤が続いて、体力的に負担を感じる方もいるでしょう。

職場環境が合わない

オペ看の職場環境が合わず、オペ看を辞めたいと考える方もいるかもしれません。

たとえば、教育係の先輩看護師が威圧的で、精神的に負担を感じてしまうケースが考えられます。失敗したことを必要以上に注意されたり、注意した内容を引きずるようにいわれ続けたりすると、「自分のせいで周りに迷惑をかけている」と責任を感じ、辞めたいと考えても無理はありません。

手術の現場は張りつめた空気が流れ、手術室は窓がなく閉鎖的です。失敗が許されない独特の雰囲気になじめず、「自分には合わない」と感じる方もいるでしょう。

また、職場の人間関係や性格の相違がストレスになって、辞めたいと考える方もいます。たとえば、人の悪口ばかりいう同僚がいる、上司が人によって態度を変えるなどです。

この場合、オペ看自体を辞めようと考える方もいれば、オペ看として違う病院への転職を考える方もいるでしょう。

SUUMO

将来の結婚や恋愛が不安

中には、オペ看を続けた場合の将来設計が不安で、辞めたいと考える方もいます。

将来設計とは、恋愛、結婚、育児、介護など、自身の人生について将来的な見通しを立てることです。

不安要素としては、自分のことに限らず、パートナーや家族との問題も挙げられます。たとえば、オンコールや緊急手術で急に仕事が入ったり、手術中は連絡がとれなかったりなどです。

パートナーや家族との時間がうまくとれず、コミュニケーションの機会が不足する可能性もあるでしょう。

オペ看の仕事にやりがいを感じているものの、自身が描く将来設計との相違を感じて、別部署への異動を検討する方もいるかもしれません。

看護師におすすめの転職サイト5選
サイト名 評価 強み

レバウェル看護

レバウェル看護

4.8

アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。

ナース人材バンク

 

ナース人材バンク

4.5

保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。

マイナビ看護師

マイナビ看護師

4.5

利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。

ナースではたらこ

 

ナースではたらこ

4.3

病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能!

看護師ワーカー

看護師ワーカー

4.0

好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援

 

リクルートエージェント

オペ看を辞めたいと感じたときにやるべきこと

「オペ看を辞めよう」と短絡的に決断をくだすと、転職してから後悔する可能性があります。

ここでは、オペ看を辞めたいと感じたときにやるべきことを解説します。異動や退職後に後悔しないためにも、ぜひ実践してみてください。

自分の現状を見つめ直す

オペ看を辞めたいと感じたら、まずは自分の現状を見直してみてください。

辞めたいと考える理由には、勉強が大変で成長している実感が湧かず、「オペ看に向いていない」と感じることが挙げられます。先輩看護師に注意されたり、失敗を繰り返したりしていると、できない部分ばかりに目が向いてしまうものです。

しかし、オペ看として配属された一日目を振り返ると、成長している部分がきっとあるはずです。

オペ看を辞めたいと思ったら、まずは現状を見つめ直し、オペ看として「まだできていないこと」と、「できるようになったこと」を書き出してください。

たとえば、「複雑ではない開腹手術は自信をもって対応できる」「〇〇医師のサポートはうまくできるけど、△△医師の手術はまだ苦手」などです。あわせて、それぞれの理由も書き出すと、現状の深い理解につながるでしょう。

また、自分には何が足りないのか、本当にオペ看の仕事に向いていないのか、という点のほか、いままで目を向けていなかったご自身の強みを見つけられる可能性があります。

オペ看を希望した理由を思い出す

希望してオペ看になった方は、オペ看を志した理由を思い出してみてください。

たとえば、「人の命を救う現場で働きたいと思った」「テレビドラマで観て憧れた」「さまざまな科の知識を身につけたかったから」など、オペ看に魅力を感じた理由があるはずです。

覚えることが多いうえに、休む時間も少なければ、仕事の大変さばかりに気を取られて初心を忘れてしまうかもしれません。志があって入職したにもかかわらず、忙しさを理由に退職・異動してしまうと、後悔する可能性もあるでしょう。

「術中看護で患者さんの力になりたいから、やっぱりオペ看を続けよう」「手術の現場に憧れがあったけど、術後に患者さんが元気になっていく過程をサポートしてみたいから、病棟看護師のほうがいいかもしれない」など、入職当初の希望を振り返りながら、将来のキャリアについて考えてみてください。

やりがいと辛いことを書き出す

オペ看を辞めたいと感じたときは、やりがいがある部分と辛いと感じる部分を書き出してみるのもおすすめです。

たとえば、手術の流れを覚えることが辛いと感じていても、次に使う器械を先読みして的確に医師に渡せるようになると、「辛くても毎日勉強してよかった」とやりがいを感じるでしょう。「辛い」「やりたくない」と思うことでも、努力の成果が見えてくると、達成感に転じる瞬間があるはずです。

辛いこととやりがいを書き出してみて、「やりがいを得るためにやってきたことは何か」「辛いことを乗り越えるためにどうしたらいいのか」を考えてみましょう。

特に新人の頃は、慣れない仕事で失敗が続き、落ち込んでしまうものです。やりがいを可視化することで、小さな達成感の積み上げができ、やがて大きな成果につながるかもしれません。

周囲に相談する

オペ看を辞めたいと感じたら、身近な人に相談してみるのもひとつの方法です。

たとえば、家族や友人、信頼できる同僚などが考えられます。気が置けない相手であれば、素直な気持ちで相談でき、思いも寄らなかったような率直な意見を聞けることもあるでしょう。

ただし、たとえば上司との仲が良好だったとしても、いきなり同じ職場の人に相談することはおすすめできません。話しだけが独り歩きしてしまい、その後働きづらくなってしまうおそれもあるからです。まずは信頼できる身近な人に相談しましょう。

相談する際には、やりたいことや辛いことなどについて、事前に自分の考えを整理しておくのがおすすめです。軸がない状態で相談すると、意見やアドバイスのたびに悩んでしまうことになりかねません。

また、ときには他者の意見は参考程度で受け止めることも大切です。辞めたいと考えて相談しているのに、「そんなことで辞めるなんて甘い」などと言われ、「自分はだめな看護師だ」と余計に落ち込んでしまう方もいるでしょう。

相談にのってもらったからといって、全ての意見を真に受ける必要はありません。相談することの目的には、単純に「他者の意見を聞く」という側面のほかに、「異なる意見を聞いたときの自身の心の動きに気づく」という側面もあるのです。

意見によっては参考程度に聞き流し、自分の意思を優先することも忘れないようにしましょう。

他業種への転職や部署異動など検討する

オペ看を辞めたあとの道としては、同じ病院内での部署異動や他院への転職、あるいは全く新しい他業種への転職が考えられます。

オペ看の仕事は専門性が高く、日々の努力や観察力のほか、臨機応変な対応力が求められます。分野は違っても同じ看護師の仕事であれば、積み重ねてきたスキルは重宝されるでしょう。また、経験を活かした仕事のほうが年収も上がりやすく、業務への慣れも早い傾向にあります。

一方で、これまでとは全く違う道に進むのも選択肢のひとつです。看護師の経験は病院に限らず、企業に勤める産業医のサポートや健診センターなど、さまざまな場所で活かせます。

どのような形で医療に関わりたいのか、またオペ看のどんなところが辛くて辞めたいのかを考えて、次の転職先を検討しましょう。

SUUMO

職場の上司に相談する

自分の考えがある程度まとまったら、職場の上司にも相談してみましょう。上司への相談内容には、次の2パターンがあります。

ひとつ目は、辞めたいことは伝えずに、仕事の悩みについて相談するパターンです。同じオペ看として豊富な経験をもつ上司であれば、あなたの頑張りや努力すべき点を理解しているはずです。上司自身の経験もふまえて、克服するための適切なアドバイスをしてくれるかもしれません。

ふたつ目は、退職を前提とした相談です。すでに決断しているのであれば、単刀直入に辞める意思を伝えましょう。

なお、辞めるかどうかを相談すると、引き止めにあい、辞めない方向に誘導される可能性があります。

いざ退職を決断したときに声をかけにくくなるため、退職の話をする際には、相談ではなく意思を伝える覚悟で臨むといいでしょう。

自分の体調を優先する

オペ看を辞めたいと感じていても、退職を決断できない方も少なくありません。「職場の人に迷惑がかかる」「本当に辞めていいのか迷う」「家族から辞めることを反対されている」などの理由から、結論を出せずに働き続けている方もいるでしょう。

しかし、仕事が辛くて精神的に重い負担を感じていたり、ストレスが原因で症状が出ていたりする場合は、自分の体調を優先することも大切です。オペ看を辞めて、まずはゆっくり休みましょう。

いきなり仕事を辞めることに抵抗がある方は、休職するのもひとつの手です。一旦仕事から距離を置いて、落ち着いて自分の気持ちに向き合ってから決断しても遅くはありません。まずは自身の体調の回復を優先して考えましょう。

リクルートエージェント

オペ看として働き続けるメリット

オペ看を辞めたいと考える方は、オペ看の良い部分が見えなくなっている可能性があります。ここでは、オペ看として働き続けるメリットについて解説します。

メリットを再確認したうえで、辞めるかどうかを判断するといいでしょう。

医療全般の知識が向上する

オペ看として働き続けると、医療全般に関する幅広い知識を得られます。

オペ看はさまざまな科目の手術で医師や患者のサポートをおこなうため、各手術の流れや必要な器械、麻酔方法などについての深い理解が求められるからです。

人をサポートするやりがいを感じながら、一般病棟の看護師では身につけられない幅広い専門知識を習得できたり、最新の医療技術についての知識も間近で得られたりするのが、オペ看の魅力でしょう。

さらに、オペ看でスキルを磨いたら、救急医療や災害医療など、臨機応変な対応が求められる現場でも重宝されます。オペ看経験者ならではの道が開けるのも、強みのひとつといえるでしょう。

タフな精神力と対応力が身につく

オペ看として働き続けると、精神的な強さや対応力が自然と身につきます。

なぜなら、緊迫した手術現場で的確に手術をサポートしたり、どんな状況でも冷静さを保ったりする必要があるからです。

手術には、腫瘍を取り除いたり、全身麻酔時の全身管理をしたりなど、人の命に関わるシーンが多くあります。失敗が許されない緊張感の中、オペ看は的確に医師をサポートしなければなりません。また、一分一秒を争う手術の場合、「万全の態勢でサポートしなければいけない」というプレッシャーも感じるでしょう。

さらに、オペ看にはどんな状況でも対応できる冷静さも求められます。患者の容体が急変したからといって、パニックになることは許されないのです。

そのため、経験年数が長くなるにつれて、忍耐力や臨機応変な対応力が自然と身についているのが実感できるでしょう。また、執刀医の癖や好み、患者の状態などに合わせて、何をすべきか自ら考えて動く必要があるため、観察力や洞察力も養われます。

認定看護師になれる可能性がある

オペ看を続けて経験を積めば、「認定看護師」になれる可能性があります。

認定看護師とは、特定の分野において高い水準の看護技術があると認められた看護師に与えられる資格です。5年以上の実務経験をもつ人が、日本看護協会が定める教育課程を修了し、審査に合格することで取得できます。

認定看護師に認定されると、病院内での活躍の場を広げられます。

たとえば、手術室の安全管理やスタッフ育成のほか、手術前後の患者や家族のサポートにも積極的に関わることができるため、将来的なキャリアの可能性が広がるでしょう。

看護師におすすめの転職サイト5選
サイト名 評価 強み

レバウェル看護

レバウェル看護

4.8

アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。

ナース人材バンク

 

ナース人材バンク

4.5

保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。

マイナビ看護師

マイナビ看護師

4.5

利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。

ナースではたらこ

 

ナースではたらこ

4.3

病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能!

看護師ワーカー

看護師ワーカー

4.0

好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援

 

オペ看に向いている人の特徴

オペ看で働くうえで、うまく仕事ができないと「自分には向いていないのでは」と不安になる方もいるでしょう。

ここでは、オペ看に向いている方の特徴を解説します。自身の得意・不得意分野を理解するために、参考にしてください。

チームで働くことが好きな方

オペ看に向いている方は、チームで協力して業務を進めることが好きな方です。

オペ看は、執刀医や麻酔担当医、ほかの看護師と連携して、円滑に手術を進行しなければいけません。

複数科の手術を担当している場合は、毎回同じ顔ぶれとは限らないため、どんなメンバーともうまく連携できるよう努める必要があります。そのため、うまく関係性を構築するコミュニケーション力も求められるでしょう。

さらに、周りの状況をよく観察し、自分がやるべきことを汲み取る「状況把握力」も必要です。チームでスムーズに、無事に手術を終えられたときには、達成感とやりがいを感じられるでしょう。

体力的・精神的に強い方

オペ看は、体力的・精神的に強い方に向いています。

長時間の手術では、食事をとる時間もなく立ちっぱなしで医師をサポートしたり、器械出しのために無理な体勢をキープしたりする必要があります。

また、外回り看護師であれば、手術中に急に必要になった医療機器を準備するために、病院内を走り回ることもあるでしょう。ガーゼや針を紛失した際には、見つかるまで手術室を探す必要もあります。

さらに、緊張感がただよう手術室では、人の命に向き合うため、どんな状況でも冷静さを失ってはいけません。ときには医師からの言葉が荒くなることもあり、オペ看には精神的な打たれ強さも求められます。

筋力への負荷や長時間勤務に耐えられる体力とともに、切羽詰まった状況や人の死にも耐えられる精神力がある方に、オペ看の仕事は向いているといえるでしょう。

さまざまな分野の知識を身につけることに抵抗がない方

オペ看は、幅広い分野に興味をもち、知識を身につけるための勉強に抵抗がない方に向いています。

特に総合病院などの大きな病院では、歯科・眼科・整形外科・脳神経外科・産婦人科・心臓外科など、さまざまな診療科の手術に携わる可能性があります。オペ看が手術の方法や流れを理解していないと、スムーズに手術が進行できないため、幅広い分野の知識の習得は必須といえます。

また、手術には、オペ看の同僚をはじめとして、各分野の執刀医や麻酔科医、放射線技師、臨床工学技士などの複数の医療スタッフと連携をとって臨みます。

オペ看には、それぞれのスタッフの役割から医師が使う器械の好みまで熟知して、正確に手術をサポートする対応力が求められるでしょう。

手術や医師に関する深い理解がなければ、執刀医に渡す器械を間違え、手術の進行がうまくいかなくなってしまうことも起こり得ます。

オペ看は、日々の勉強を怠らず、知らないことは自分から調べて吸収するような向学心のある方に向いています。

オペ看に向いていない人の特徴

オペ看を辞めたいと考える方の中には、「オペ看に向いてない」と悩む方もいます。

そこで、ここではオペ看に向いていない方の特徴を解説します。

患者に寄り添った看護をしたい方

患者の気持ちを汲み取り、寄り添った看護をしたい方は、オペ看に向いていない可能性があります。

オペ看が患者に接するのは周手術期に限られているので、一般病棟の看護師に比べて患者とコミュニケーションをとる機会が少ないためです。

オペ看のもっとも大きな役割は、問題なく手術を終えるために手術全体をサポートすることです。病棟の看護師からオペ看に異動してきた方は、そのギャップに戸惑いを感じるケースもあるでしょう。

しかし、手術前に緊張している患者や家族の気持ちに寄り添うことも、オペ看の大切な仕事のひとつといえます。極度の緊張状態にある患者にとって、オペ看は心強い味方になれるはずです。

オペ看であっても病棟看護師であっても、患者の治癒のために働く点に変わりはありません。たとえ回復を見届けられなくても、手術の場において患者に寄り添えるのはオペ看だけです。違う観点でやりがいを見出せないか考えてみましょう。

緊急対応が負担に感じる方

オペ看は、オンコールや緊急手術など急な対応が求められるケースも多くあります。急いで手術室へ向かって準備する必要があるため、予定していた業務ができなかったり、落ち着いて休息をとれなかったりすることもあるでしょう。

すると、パートナーや家族との時間が十分に取れなくなり、プライベートに支障が出ている方もいるかもしれません。

自分のペースが崩されることや、勤務時間が定まっていないことに対してストレスを感じる方は、オペ看の仕事に向いていない可能性があります。

緊急対応に負担を感じる方は、オンコールがない病院への転職や、ほかの部署への異動を検討してみましょう。

すぐに結果を求める方

身につけた知識や経験を活かして、すぐに結果が出るような仕事を求める方は、オペ看の仕事に向いていない傾向があります。

オペ看は幅広い診療科の知識を日々勉強し、経験を重ねて慣れる必要があるからです。一人前になるために数年を要することもあり、すぐに成長を実感したい方には向いていないかもしれません。

緊張感のある手術の現場では、医師から強い言葉で叱咤されることもあるでしょう。そのたびにひどく落ち込んで、「どうしてすぐにできるようにならないのだろう」と自分に失望していると、成長の機会を逃してしまう可能性もあります。

「失敗しても次に活かす」とポジティブにとらえ、慣れるまでの数年は頑張り続ける必要があると心得ましょう。

看護師におすすめの転職サイト5選
サイト名 評価 強み

レバウェル看護

レバウェル看護

4.8

アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。

ナース人材バンク

 

ナース人材バンク

4.5

保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。

マイナビ看護師

マイナビ看護師

4.5

利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。

ナースではたらこ

 

ナースではたらこ

4.3

病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能!

看護師ワーカー

看護師ワーカー

4.0

好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援

 

オペ看が抱えるよくある悩み

ほかのオペ看の方がどのような悩みを抱えているのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

ここでは、オペ看が抱えるよくある悩みと対処法を解説します。

覚えることが大変で失敗が多い

オペ看が覚えなくてはいけないことは、複数の診療科の知識や手術に合わせた麻酔方法のほか、器械の名前や役割など多岐にわたります。

そのため、病棟看護師として勤務経験がある方でも、オペ看に異動して苦労するケースもあるようです。

このような場合の解決策は、習得を焦らず、一人前になるまで時間がかかると自覚することです。

小さなことでもできるようになったことに達成感を感じ、失敗しても前向きにとらえて経験を重ねれば、手術の流れや医師ごとの特徴を知識として把握できるようになります。

結婚や恋愛との両立が難しい

志望してオペ看として働き始めても、結婚や子育てとの両立を考えると、働き続けるのは難しいと考える方も少なくありません。また、オンコールの対応や夜勤がある場合は、恋人や家族との生活リズムにズレが生じてしまうこともあるでしょう。

この解決策としては、「上司に働き方について相談する」「夜勤がない病院にオペ看として転職する」「異なる職種に転職する」などの方法が挙げられます。中には、時短勤務やオンコール待機免除の制度を使って、オペ看と育児を両立している方もいるようです。

オペ看の仕事にやりがいを感じているのであれば、まずは上司に相談してみるといいでしょう。

体力的に辛い

オペ看は、気力だけでなく体力も必要な仕事です。手術中は立ちっぱなしであることに加えて、器械を渡すために同じ体勢を保つ必要があり、足の疲れや肩こりに悩む方も少なくありません。

また、患者の介助で腕を酷使したり、紛失した針やガーゼなどを探し回ったりする場面もあり、体力面で不安を感じる方もいるでしょう。

病院によってはオンコールに対応する必要もあり、疲れがとれないまま出勤することが辛いと感じる方もいるかもしれません。

対処方法としては、休日を使って体のメンテナンスをしたり、上司にオンコールの待機免除について相談したりすることが考えられます。体調を優先して、別の部署に異動するのも対処方法のひとつです。

業務の大変さの割に給料が見合わない

大変さの割に給料が低いと感じる方も少なくありません。

オペ看は、人の命に関わる緊張感のある仕事で、一分一秒を争うケースも多くあります。強いプレッシャーがかかる仕事であるにもかかわらず、病院によっては病棟看護師に比べて給料が低いこともあるようです。

給料に不満がある場合、病棟看護師に異動したり、待遇の良い病院や夜勤ができる病院に転職したりする方法があります。また、認定看護師の資格をとって専門性を高めて、手当をもらうのもいいでしょう。

看護師におすすめの転職サイト5選
サイト名 評価 強み

レバウェル看護

レバウェル看護

4.8

アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。

ナース人材バンク

 

ナース人材バンク

4.5

保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。

マイナビ看護師

マイナビ看護師

4.5

利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。

ナースではたらこ

 

ナースではたらこ

4.3

病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能!

看護師ワーカー

看護師ワーカー

4.0

好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援

 

オペ看と病棟看護師の仕事内容の違い

オペ看を辞めたいと考える方の中には、一般病棟への異動を検討している方もいるのではないでしょうか。

しかし、オペ看と病棟看護師では、役割や勤務形態、年収など、多くの点が異なります。異動する前に、2つの職種の違いを理解しておきましょう。

患者の身の回りの介助が違う

オペ看の仕事は、必要な機械を準備して執刀医に渡したり、麻酔を介助したり、手術の記録を残したりして、手術が円滑に進むようにサポートすることです。

患者と接する機会は術前・術中・術後の周手術期に限定されているため、患者と会話したり、不安な気持ちを汲んだりする機会は多くありません。

一方で、病棟看護師の仕事は、患者の食事やお風呂、着替えなどの身の回りの介助が中心です。患者と接する機会が多いため、患者に寄り添った看護をしたい方は病棟看護師の仕事のほうが適している可能性があります。

患者の病気を治す現場に立ち会いたいのか、回復に向けて時間をかけて患者の近くでサポートしたいのか、自身が看護師として実現したいことから考えて異動を検討しましょう。

勤務スケジュールが違う

オペ看は手術の時間に合わせて準備や休憩を取るため、一日の勤務スケジュールが立てやすい傾向にあります。

病院によっては手術がない土日に休みをとれたり、夜勤やオンコールがなかったりすることもあるでしょう。ただし、オンコール当番の日は、いつでも病院に行けるように自宅で待機する必要があります。

一方で、病棟看護師は、優先順位をつけながら漏れがないように勤務スケジュールを立てなければいけません。患者の食事介助や点滴チェックなど、細やかなケアを複数人の担当患者に対しておこなう必要があるためです。

また、土日関係なく、二部性のシフトで昼夜共に勤務する必要があることも、オペ看との違いです。

年収の違い

看護師のための総合サイト「看護roo!」のデータによると、夜勤なし常勤のオペ看の平均年収は約444万円、夜勤あり常勤のオペ看の平均年収は約486万円です。

一方で、夜勤あり常勤の病棟看護師の平均年収は約483万円で、両者の年収の違いは夜勤の有無で決まることがわかります。

オペ看でも夜勤を設けている病院もあるため、年収を上げたい方は夜勤ありの病院へ転職するのもひとつの方法でしょう。

また、オペ看にはオンコール手当や手術室勤務手当がつくことがあるのも特徴のひとつです。

【参考記事】ナースなワタシのお給料【看護師の年収を比較】|看護roo!

オペ看の経験が活かせる職種

いよいよ「オペ看を辞めよう」と決心して、次にどんな仕事に就くか悩んでいる方もいるでしょう。オペ看の経験は、病院の看護師のほかにもさまざまな職種・職場で活かせます。

ここでは、オペ看の経験が活かせる仕事をいくつか紹介します。転職を考える際の参考にしてください。

訪問看護師

訪問看護師とは、自宅や施設へ赴き、利用者の病気の状態確認や主治医の指示に沿った医療処置、家族の介助のサポートなどをする仕事です。

訪問看護ステーションや病院、クリニックが運営している訪問看護の部署に所属して勤務します。

訪問看護師では、オペ看で身につけた幅広い診察科の知識や観察力を活かせるでしょう。オペ看に比べて患者本人や家族と接する機会が多いため、より患者に近い立場でサポートしたい方にもおすすめです。

基本的には土日休みで、夜勤や緊急時の出勤もないのが一般的です。ただし、勤務先によってはオペ看同様オンコールがあるケースもみられるため、希望する訪問介護ステーションの勤務形態をよく確認しましょう。

医療事務

医療事務とは、病院受付での案内や会計業務、診療報酬明細書の作成などの事務作業に従事する仕事です。

オペ看では手術の進行をサポートしていたのに対し、医療事務は病院の運営をサポートします。

全く新しい分野ではありますが、治療の流れに関する知識やオペ看で培った状況観察力は、医療事務でも大いに活かせるでしょう。

業務の内容は看護師とは異なるため、新しく仕事を覚える必要があります。また、必須ではありませんが、資格を取得していたほうが採用に有利に働くこともあるようです。

病院によっては土日祝日に休みが取れるため、プライベートとの両立を図りたい方にもおすすめの職種でしょう。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーターとは、治験を実施している医療機関において、医師や患者、製薬会社の間に立って、治験を円滑に進めるためのサポートをおこなう仕事です。新薬治験参加者に治験内容を説明したり、医師の指示のもとに治験の症例報告書を作成して製薬会社に報告したりします。

看護師から転職する方も多く、院内で治験をおこなっている部署に異動できることもあるでしょう。

専門的な資格は必要ありませんが、医療の知識を活かせるため、オペ看を辞めたあとの転職先としておすすめです。平日のみの勤務が一般的であるうえ、年末年始や夏季休暇などのまとまった休みを取りやすいことが多いようです。

健診センター・献血ルーム

健診センターとは、病気の早期発見や予防を目的として、自覚症状がない方に向けて健康診断を実施する機関のことです。健診センターでの看護師は、身体測定や視力検査、血圧測定、採血、心電図検査などを担当します。

献血ルームとは、健康な人から血液の提供を受ける機関を指します。看護師の主な仕事は、採血前の検査や採血、採血後の体調不良への対応です。

健診センターと献血ルームは、どちらも夜勤や残業が少なく、プライベートとの両立を図りやすいのが特徴です。健康な方を相手にするため、オペ看に比べて精神的な負担も軽減されるでしょう。

ただし、ルーティンワークに苦痛を感じる方にとっては負担になるかもしれません。

一般企業の産業看護師

一般企業の産業看護師とは、企業の医務室や健康管理室において、社員の急な体調不良に対応したり、メンタルヘルス対策・カウンセリングなどをおこなったりして、社員の健康維持のために働く仕事です。

ほとんどの場合は社員と同様の勤務形態で、土日や年末年始・お盆期間に休みがとれることが多いようです。ワークライフバランスがとれた働き方に期待できるでしょう。

ただし、必要最低限の人材のみを確保する企業が多く、採用枠は少ない傾向にあります。

また、病気の処置をしたり患者のサポートをしたりする機会は少ないため、看護にやりがいを感じている方は、今後のキャリアプランをふまえてよく検討しましょう。

看護師におすすめの転職サイト5選
サイト名 評価 強み

レバウェル看護

レバウェル看護

4.8

アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。

ナース人材バンク

 

ナース人材バンク

4.5

保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。

マイナビ看護師

マイナビ看護師

4.5

利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。

ナースではたらこ

 

ナースではたらこ

4.3

病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能!

看護師ワーカー

看護師ワーカー

4.0

好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援

 

リクルートエージェント

まとめ

オペ看を辞めたいと感じる理由には、オペ看に求められる知識量の多さや、体力面と将来的な不安、自身の適性や職場環境との不一致が挙げられます。

すぐに慣れる仕事ではないため、勤務年数が浅い方は長期的な視野でキャリアを見据え、できるようになったことにも目を向けるようにしましょう。

体力的・精神的に辛い場合は、転職もひとつの選択肢です。

オペ看の経験が活かせる職種もあるため、オペ看で辛かった点や実現したいことを整理し、自身にとってベストな道を選択しましょう。

オペ看を辞めたいと感じている方は、本記事を参考に、後悔のないキャリア形成をしてください。

看護師におすすめの転職サイト5選
サイト名 評価 強み

レバウェル看護

レバウェル看護

4.8

アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。

ナース人材バンク

 

ナース人材バンク

4.5

保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。

マイナビ看護師

マイナビ看護師

4.5

利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。

ナースではたらこ

 

ナースではたらこ

4.3

病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能!

看護師ワーカー

看護師ワーカー

4.0

好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援

 

あなたにぴったりの転職エージェントを診断!
看護師転職サイト診断ツール
性別
年齢
勤務形態

  • URLcopy
CAREERUPSTAGE編集部のアバター
株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。