看護師の転職に有利な資格30選|分野別の難易度やおすすめの資格を紹介

平岡泰志

平岡泰志

執筆者
医療・福祉ライター
作業療法士として救急指定病院に就職。その後、デイサービスで現場を統括。現在は、作業療法士歴16年の知識と経験を活かし、医療系の国家資格者が多数在籍するWeb制作チーム「TUBパートナーズ」を運営。(※転職エージェントの選定には関与しておりません)
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「資格を取得して転職を成功させたい、資格を取得して違う分野にチャレンジしたい」など、転職に向けて資格取得を考えている看護師の方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、仕事に活かせる資格を取得した方が転職を有利に進めやすくなります。

しかし、資格の種類や、選択方法で悩むこともあるでしょう。

そこで本記事では、看護師の転職を有利にする資格30個についての取得方法や特徴について解説します。

分野別のおすすめ資格や注意点などもお伝えしますので、資格取得を考えている方はぜひ参考にしてください。

看護師におすすめの転職サイト5選
サイト名 評価 強み

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目次

看護師が転職に有利な資格を取得するメリット

看護師が転職に有利な資格を取得するメリットは、以下のとおりです。

看護師が転職に有利な資格を取得するメリット

それぞれ解説します。

選択肢が広がる

資格を取得すれば、できる仕事が増えて転職先の選択肢が広がるでしょう。たとえば介護系の資格を取得すると、訪問看護ステーションや介護老人福祉施設などへ転職しやすくなります。

また、各診療科目に特化した資格であれば、得たスキルを活かせる専門病院への転職が有利になるでしょう。

現職とは違った分野の資格取得は、転職先の選択肢が広がるため大きなメリットといえます。

年収アップの可能性がある

転職先が資格手当を設けている場合、年収アップにつながります。

特に、専門性の高い資格に対しては基本給を高めに設定している職場も少なくありません。また、手当がつかない場合であっても、その分野の専門性を認められ、昇給や昇進に有利になるケースもあります。

ただし、資格手当の有無や金額は職場によってさまざまであるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

キャリアアップにつながる

資格取得はその分野における「スペシャリスト」を意味するため、指導者や管理者といった上級職へのキャリアアップが期待できます。

携われる仕事の幅も広がり、看護師の知識やスキルも深まります。資格取得は、専門性の高さをアピールする要素となり、他者からも一目置かれる存在になるでしょう。

【キャリアアップ・スキルアップ】看護師の転職に有利なおすすめの資格4選

看護師のキャリアアップ・スキルアップにおすすめの4つの資格は、以下のとおりです。

看護師の転職に有利なおすすめの資格

それぞれ解説します。

認定看護師

認定看護師は、特定の分野において熟練した高度な知識・技術を持っている看護師です。感染管理やクリティカルパスなど、19からなる特定分野に分けられています。

患者さんへの高度なケアはもちろん、ほかの看護師への指導や相談といった業務への対応も可能です。

【受験資格】
  1. 看護師
  2. 通算5年以上の実務研修(そのうち3年以上は認定看護分野の実務研修)
  3. 認定看護師教育機関の修了

※上記全てを満たす者

【取得方法】

認定審査に合格

専門看護師

専門看護師は、高水準の看護を効率よく実施するための技術・知識を深め、実践できると認められた看護師です。

がん看護や小児看護など13の専門分野に分けられています。取得すれば、看護の質向上や看護学・保健医療福祉の発展に貢献できるでしょう。

【受験資格】
  1. 看護師
  2. 通算5年以上の実務研修(そのうち3年以上は専門看護分野の実務研修)
  3. 看護系大学院修士課程の修了者で専門看護師教育課程基準の所定の単位を取得

※上記全てを満たす者

【取得方法】

認定審査に合格

保健師

保健師は全ての年代の方が健康でいられるよう、健康管理や保健指導をおこなう国家資格のひとつです。働く場所は保健所や自治体、介護施設など多岐にわたります。

【受験資格】
  1. 看護師
  2. 指定された養成校にて1年以上必要な学科を修了

※上記全てを満たす者

【取得方法】

保健師国家試験に合格

助産師

助産師は、妊娠・出産・産後の介助や指導をおこなう専門家です。助産行為は医師か助産師しかおこなえません。資格を有していれば産婦人科で働けます。

【受験資格】
  1. 看護師
  2. 指定された養成校にて1年以上必要な学科を修了

※上記全てを満たす者

【取得方法】

助産師国家資格に合格

【医療・救急分野】看護師の転職に有利なおすすめの資格10選

医療・救急分野のおすすめ資格は、以下のとおりです。取得すれば救急病院、総合病院、大学病院といった比較的大きな規模の病院に転職しやすくなります。

それぞれ解説します。

BLSヘルスケアプロバイダー

BLSヘルスケアプロバイダーは心肺停止に対する一次救命のスキルを身につける資格です。 BLSとは、Basic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置を指します。

AEDを用いた心肺蘇生法や窒息の介助方法を習得し、救急分野に活かせる資格といえます。

【受験資格】

特に制限なし

【取得方法】
  • 指定された協会の講習を1日受講
  • 筆記試験・実技試験に合格

ACLSプロバイダー

ACLSプロバイダーは高濃度酸素投与や電気的除細動、静脈路確保、薬物投与など、二次心肺蘇生法のスキルを身につける資格です。

ACLSとはAdvanced Cardiovascular Life Supportの略語で二次心肺蘇生法を指し、一般的に二次救命処置とも呼ばれます。

ACLSプロバイダーはBLSプロバイダーの上位資格に位置付けられています。

【受験資格】
  • 医療従事者
  • 医療系学生
  • その他医療関係者
  • BLSプロバイダーコースを履修し、有効期限内のBLSプロバイダーカードを所有

※上記いずれかを満たす者

【取得方法】
  • 指定された協会の講習を2日間受講
  • 筆記試験・実技試験に合格

PALSプロバイダー

PALSとは、Pediatric Advanced Life Support の略語で、アメリカ心臓協会が提唱している小児二次救命処置法のことです。

PALSプロバイダーの資格では、小児患者の呼吸器や心血管の緊急トラブル、心停止の対応スキルを身につけられます。

【受験資格】
  • 医療従事者
  • 医療系学生
  • その他医療関係者

※上記いずれかの条件を満たす者

  • BLSプロバイダー
  • PEARSプロバイダー

※上記いずれかの資格保有が必須かつ有効期限内の資格カードを所有

【取得方法】
  • 指定された協会の講習を2日間受講
  • 筆記試験・実技試験に合格

3学会合同呼吸療法認定士

3学会合同呼吸療法認定士は、呼吸療法の習熟や呼吸管理をおこなう医療従事者の育成を目的につくられた資格です。

呼吸器に関する専門知識が得られ、吸入療法や酸素療法に特化したスキルが得られます。

【受験資格】
  • 看護師 2年以上
  • 臨床工学技士 2年以上
  • 理学療法士 2年以上
  • 作業療法士 2年以上
  • 准看護師 3年以上

※上記いずれかの資格を有し、指定された実務経験が必要

【取得方法】
  • 指定された講習を2日間受講
  • 認定試験に合格

終末期ケア専門士

終末期ケア専門士は、患者さん・利用者さんの近くでケアをする臨床ケアのスペシャリストです。エビデンスに基づいた実践的なケアに関するスキルが習得できます。

【受験資格】
  • 医師
  • 歯科医師
  • 看護師
  • 保健師
  • 薬剤師
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 臨床工学技士
  • 歯科衛生士
  • 管理栄養士
  • 介護支援専門員
  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 臨床検査技師
  • 公認心理師
  • 救急救命士
  • 放射線技師
  • 介護福祉士
  • 准看護師
  • 臨床心理士

※上記いずれかの資格を有し2年の実務経験が必要

【取得方法】

認定試験に合格

リンパ浮腫セラピスト

リンパ浮腫セラピストは、厚生労働省後援がんリハビリテーション研修委員およびリンパ浮腫研修委員が運営している認定資格です。

リンパ浮腫の患者さんに対し、リンパドレナージ、弾性包帯や弾性着衣を用いた圧迫療法、運動療法、スキンケアなどの施術を学びます。

【受験資格】
  • 医師
  • 看護師
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • あん摩マッサージ指圧師

※上記いずれかの資格を有する者

【取得方法】
  • 指定された研修を受講
  • 認定試験に合格

栄養サポートチーム専門療法士

栄養サポートチーム専門療法士は、一般社団法人日本臨床栄養代謝学会(JSPEN)が認定する栄養サポートの専門家です。

看護師として患者さんの栄養面のサポートや管理に携わりたい方にはおすすめの資格です。

【受験資格】
  1. 受験申請時まで、日本臨床栄養代謝学会の会員であり、かつ会費を完納している
  2. 以下のいずれかの資格を有している
  • 看護師
  • 薬剤師
  • 臨床検査技師
  • 言語聴覚士
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 歯科衛生士
  • 診療放射線技師
  1. 医療福祉施設にて5年以上栄養サポートの実務経験がある
  2. 指定された学会・セミナーに参加して30単位以上取得
  3. 認定訓練施設で40時間以上の実地修練を修了

※上記5つ全てを満たす者

【取得方法】

認定試験に合格

循環器専門ナース

循環器専門ナースは公益社団法人臨床心臓病学教育研究会が開催する講座です。資格を取得すると循環器の基礎や最新技術が身につきます。

循環器病院や訪問看護などで循環器疾患に関わる方におすすめの資格です。

【受験資格】

准看護師と正看護師の実務経験が5年以上必要(看護師の実務経験が1年以上は必要)

【取得方法】

8日間の研修を受講

消化器内視鏡技師

消化器内視鏡技術は日本消化器内視鏡学会が認定する資格です。

取得すると、消化器内視鏡業務における前処置、洗浄・消毒、機器管理、検査・治療の介助などの知識が習得できます。

内視鏡検査の専門病院に転職を考えている方にとっておすすめの資格になります。

【受験資格】
  1. 以下のいずれかの資格を有している
  • 看護師
  • 助産師
  • 保健師
  • 准看護師
  • 臨床検査技師
  • 診療放射線技師
  • 臨床工学技士
  • 衛生検査技師
  • 薬剤師
  1. 過去5年以内に、日本消化器内視鏡学会認定の専門医(非常勤含む)が従事する施設で、内視鏡に従事した勤務年数が満2年以上であること
  2. 消化器内視鏡技師研究会などに2回以上出席
  3. 消化器内視鏡機器取扱い講習会基礎編を1回以上受講
  4. 試験委員会が別に定める内視鏡に関する所定の講義を20時間以上受講

(申請する年から遡って5年以内の受講に限る)

  1. 指定された部位項目における申請者本人の消化器内視鏡介助症例数の合計が年間100件以上かつ本学会認定専門医より証明および推薦が得られること

※上記6つ全ての条件を満たす者

【取得方法】

学術試験に合格

慢性腎臓病療養指導看護師

慢性腎臓病療養指導看護師は、6学会合同認定(日本透析医学会・日本腎臓学会・日本移植学会・日本泌尿器科学会・日本腹膜透析医学会)の資格です。

取得すると、腎臓病に関する専門的な知識が身につき、腎臓内科や透析病院への転職に有利になります。 

【受験資格】
  1. 看護師免許を有する(准看護師は不可)
  2. 日本腎不全看護学会正会員歴が通算して3年以上ある
  3. 慢性腎臓病看護領域実務経験が、年度末(8月31日)の時点で通算3年以上ある
  4. 看護実務経験が、年度末(8月31日)の時点で通算5年以上ある(慢性腎臓病看護領域実務経験3年以上を含む)
  5. 慢性腎臓病領域の看護実践に関する事例報告を1事例提出
  6. 認定ポイントを30ポイント以上取得している

※上記全てを満たす者

【取得方法】

認定試験に合格

【福祉・介護分野】看護師の転職に有利なおすすめの資格7選

福祉・介護分野におすすめの資格は、以下のとおりです。取得すれば介護施設や訪問看護ステーションなどに転職しやすくなります。

それぞれ解説します。

社会福祉士

社会福祉士は福祉分野で悩みを抱えている方の相談を受けて、サポートしながらサービスを提供する職種です。

取得すれば看護師として、入院中だけでなく退院後の生活を見据えた看護の提供ができるようになります。

【受験資格】

方法はいくつかありますが、代表的な3つを紹介します。

  • 方法1
  1. 福祉系大学などで4年間指定科目履修
  2. 福祉系大学などで3年間指定科目履修+相談援助実務1年
  3. 福祉系大学などで2年間指定科目履修+相談援助実務2年
  • 方法2
  1. 福祉系大学などで4年間基礎科目履修
  2. 福祉系大学などで3年間基礎科目履修+相談援助実務1年
  3. 福祉系大学などで2年間基礎科目履修+相談援助実務2年

上記いずれかを経て短期養成校などで6ヶ月履修

  • 方法3
  1. 一般大学などで4年間基礎科目履修
  2. 一般短大などで3年間基礎科目履修+相談援助実務1年
  3. 一般短大などで2年間基礎科目履修+相談援助実務2年
  4. 相談援助実務4年

上記いずれかを経て一般養成施設などで1年履修

【取得方法】

社会福祉士国家試験に合格

福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障がい者を対象に住みやすい住環境を提案する職種です。

退院後の住宅改修や、在宅環境の整備など、主に在宅分野で活躍しています。

訪問看護への転職を考えている方にはおすすめの資格といえるでしょう。

【受験資格】

特になし

【取得方法】

指定検定試験に合格

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、主に精神疾患を抱える方の支援をする職種です。

生活における課題を明確にし、解決するための助言や情報提供をしながら支援や訓練を実施していきます。

精神科への転職を考えている方におすすめの資格です。

【受験資格】
  • 方法1
  1. 福祉系大学などで4年間指定科目履修
  2. 福祉系大学などで3年間指定科目履修+相談援助実務1年
  3. 福祉系大学などで2年間指定科目履修+相談援助実務2年
  • 方法2
  1. 福祉系大学などで4年間基礎科目履修
  2. 福祉系大学などで3年間基礎科目履修+相談援助実務1年
  3. 福祉系大学などで2年間基礎科目履修+相談援助実務2年

上記いずれかを経て短期養成校などで6ヶ月履修

  • 方法3
  1. 一般大学などで4年間基礎科目履修
  2. 一般短大などで3年間基礎科目履修+相談援助実務1年
  3. 一般短大などで2年間基礎科目履修+相談援助実務2年
  4. 相談援助実務4年

上記いずれかを経て一般養成施設などで1年履修


【取得方法】

精神保健福祉士国家試験に合格

ケアマネージャー

ケアマネジャーは要介護者や要支援認定者を対象に、ケアプランの作成や介護サービス事業者との調整をおこなう職種です。

看護の視点から支援できるので、アセスメント能力の向上につなげられるでしょう。

【受験資格】

下記のいずれかの資格を有し、実務経験5年以上かつ900日以上の者

  • 医師
  • 歯科医師
  • 薬剤師
  • 保健師
  • 助産師
  • 看護師
  • 准看護師
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 社会福祉士
  • 介護福祉士
  • 視能訓練士
  • 義肢装具士
  • 歯科衛生士
  • 言語聴覚士
  • あん摩マッサージ指圧師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整復師
  • 栄養士(管理栄養士含む)
  • 精神保健福祉士

または、生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員として、受験資格に定められる相談援助業務に通算5年以上の従事期間があり、900日以上の従事日数がある者(※各自治体によって異なる場合あり)

【取得方法】

介護支援専門員実務研修受講試験に合格後、介護実務研修を修了

介護福祉士

介護福祉士は高齢者や身体に不自由がある方に対し、介護を提供する職種です。

利用者だけでなく家族や現場で働くヘルパーへの指導もおこないます。取得すれば身体介護や生活支援についての知識を深められるでしょう。

【受験資格】
  1. 指定養成校を卒業
  2. 3年以上介護などの業務に従事し、実務研修を修了
  3. 高等学校または中等教育学校において所定の科目および単位数を修了
  4. 経済連携協定より来日した者で3年以上介護などの業務に従事

上記いずれかを満たした者

【取得方法】

介護福祉士国家試験に合格

認知症ケア専門士

認知症ケア専門士は、認知症患者さんの介護に関する知識や技術を備えた専門士を養成するための資格です。

取得すれば認知症対応のスペシャリストとして、施設や在宅分野にて活躍できるでしょう。

【受験資格】

認知症ケアに関する施設、団体、機関において3年以上の実務経験を有する者

【取得方法】

認知症ケア専門士試験に合格

認知症介助士

認知症介助士は認知症の方に寄り添うためのコミュニケーションや接遇、対応を身につけられる資格です。取得すれば、認知症患者さんの心理状態を把握して適切な関わりを持てるでしょう。

【受験資格】

特に指定なし

【取得方法】

認知症介助士検定試験に合格

【カウンセリング分野】看護師の転職に有利なおすすめの資格3選

カウンセリング分野のおすすめ資格は以下のとおりです。

カウンセリング分野のおすすめ資格

それぞれについて解説します。

臨床心理士

臨床心理士は、心理的な問題を抱えた方をサポートする心の専門家です。

取得すれば臨床心理学に基づいた知識やスキルを活かして、患者さんの心に寄り添ったケアができるようになります。

【受験資格】
  • 指定の大学院(1種、2種)を修了し、必要な年数の心理臨床経験を積んだ者

1種指定大学:不要

2種指定大学:1年以上の心理臨床経験

  • 専門職大学院において、臨床心理学またはそれに準ずる心理臨床に関する分野を専攻する専門職学位課程を修了した者

※上記いずれかを満たした者

【取得方法】

臨床心理士試験に合格

チャイルドカウンセラー

チャイルドカウンセラーは、胎児期から思春期までの子どもの心理や発達を理解し、悩みや問題に対してのカウンセリングをおこなう職種です。

取得すれば子どもの精神的サポートを考慮した看護ができるようになります。

【受験資格】

指定カリキュラムを修了した者

【取得方法】

指定された試験に合格

産業カウンセラー

産業カウンセラーは働く方たちや組織の問題を解決できるようにサポートし、産業社会全体に貢献するカウンセラーです。

取得すれば、傾聴を主とするカウンセリングや専門知識が身につきます。患者さんだけでなく、幅広いメンタルケアに携わりたい方向けの資格です。

【受験資格】
  • 指定の講座を修了
  • 大学院研究科において心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの修了者で指定の単位数を取得している者
  • 社会人として週3日以上の実務経験を通算3年以上有し、大学院研究科において心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの名称を冠する専攻(課程)の修了者で指定の単位数を取得している者
  • 4年制大学学部の卒業者で、協会が指定する所定の単位を取得した者

上記いずれかを満たす者

【取得方法】

認定講座を受講し認定試験に合格

【婦人科系分野】看護師の転職に有利なおすすめの資格3選

婦人科系分野におすすめの資格は以下のとおりです。

それぞれについて解説します。

不妊カウンセラー

不妊カウンセラーは不妊で悩んでいる方に対して、妊娠や不妊に関する情報提供をおこない、適切な不妊治療が選択できるように支援する職種です。

不妊治療クリニックへの転職を考えている方には有利な資格でしょう。

【受験資格】
  • 日本不妊カウンセリング学会の会員
  • 不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座を3回受講している
  • 初回の受講より5年以内であること
  • 不妊に関する職業、実践活動、研究に1年以上従事している専門職および過去に不妊治療を1年以上経験しピア・サポートを志す者
  • 過去に不妊治療を1年以上経験しピア・サポートを志す者(※2026年11-12月の受験者から学術集会参加が追加されます。)

※上記全てを満たす者

【取得方法】

筆記試験・面接に合格

体外受精コーディネーター

体外受精コーディネーターは不妊治療のなかでも、特に体外受精や顕微授精などの高度生殖医療に特化した資格です。

不妊治療に悩んでいる方に対して、高度生殖医療に関する適切な情報提供をおこなうのが主な役割になります。

【受験資格】
  • 日本不妊カウンセリング学会の会員
  • 不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座を3回受講している
  • 初回の受講より5年以内であること
  • 不妊に関する職業、実践活動、研究に1年以上従事している専門職および過去に不妊治療を1年以上経験しピア・サポートを志す者
  • 過去に不妊治療を1年以上経験しピア・サポートを志す者(※2026年11-12月の受験者から学術集会参加が追加されます。)

※上記全てを満たす者

【取得方法】

筆記試験・面接に合格

マタニティビクス認定インストラクター

マタニティビクス認定インストラクターは妊娠・出産を控える女性にフォーカスし、安全な運動を指導するインストラクターです。

産婦人科での運動指導はもちろん、看護師資格を持ったインストラクターとして病院以外での活躍も期待できます。

【受験資格】

特に指定なし

【取得方法】

筆記試験・面接に合格

【美容分野】看護師の転職に有利なおすすめの資格3選

美容分野におすすめの資格は以下の3つです。

それぞれについて解説します。

スキンケアアドバイザー

スキンケアアドバイザーは、肌のトラブルに悩む方や健康な肌を保ちたい方を対象に適切な提案をするスキンケアのスペシャリストです。

取得すれば皮膚科だけでなく、美容クリニックやエステなど仕事の幅を広げられるでしょう。

【受験資格】

特に指定なし

【取得方法】

講座を受講し課題レポートに合格

認定エステティシャン

認定エステティシャンは、エステに関する専門知識とスキル、サービス提供能力を有した方に与えられる資格です。

転職だけでなく、将来的にエステサロンの独立開業にも役立てるでしょう。

【受験資格】
  • 指定校のコースを卒業
  • 実務経験1年以上

※上記いずれかを満たす者

【取得方法】

筆記試験に合格

日本化粧品検定

日本化粧品検定は、化粧品やサプリメント、ヘアケアなど美容の専門知識を有していることを証明する資格です。

美容看護師としての転職を考えている方にとってはおすすめの資格です。

【受験資格】

特に指定なし

【取得方法】

筆記試験に合格

看護師が転職に有利な資格を取得する際の注意点

看護師が転職に有利な資格を取得する際に注意したいのは、以下のとおりです。

それぞれの理由について解説します。

目指す分野に活かせる資格を選ぶ

転職したい分野に活かせる資格を選択するようにしましょう。

たとえば、救急医療への転職を考えているのに、介護系の資格を取得してもあまり意味がありません。

目指す分野に特化した専門知識が得られる資格を選択することが大切です。

無理なく取得できる資格を選ぶ

自分に無理なく取得可能な資格を選ぶようにしましょう。資格によっては数年間養成校に通う必要があったり、多額な費用がかかったりするものもあります。

仕事の両立は可能か、費用面に不安はないかなど、負担が大きくなりすぎないように注意が必要です。

転職時期までに取得可能かをチェック

目指す資格が転職時期までに取得可能かを必ずチェックしておきましょう。転職先によっては資格が必須となっていることも少なくありません。

その場合、資格取得を完了していないと転職できないこともあります。

特に年に数回しか試験を受けられない資格や取得に時間を要する資格は注意が必要です。

転職に成功するための準備やポイントについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

【関連記事】看護師が転職に成功するための準備やポイントを解説!活用したいおすすめの看護師向け転職サイトも紹介

転職を有利に進めたいなら転職サービスの活用もおすすめ

レバウェル看護

レバウェル看護
  • 特徴① 求人数が多い
  • 特徴② 求人・病院ごとの情報が充実している
  • 特徴③ 「アドバイザー対応」「紹介案件の質」1位

レバウェル看護の強みは、充実した情報提供にあります。

 

10万件以上(※1)ある求人には一般的な求人詳細・施設詳細のほか、おすすめポイント、職場の雰囲気や福利厚生などの施設レビューが掲載されています。

さらに、求人によっては病院インタビューがあったり、医療方針や退職理由などを共有してもらえたりするため、具体的なイメージをもったうえで応募に進めるでしょう。

 

また、価値観や細かい条件をヒアリングしてからの求人紹介や入職後のアフターフォローなど、求職者に向き合ったサービスもポイントです。

「アドバイザー対応」「紹介案件の質」で1位を獲得した実績(※2)もあり、後悔しない転職を叶えたい方におすすめできます。

 

(※1)レバウェル看護の公式ホームページより

(※2)オリコン顧客満足度調査 2022年看護師転職 第1位

 

サービス名 レバウェル看護
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数 153,952件
非公開求人数 非公開
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年5月1日時点

 

ナース人材バンク

ナース人材バンク
  • 特徴① 年間10万人以上の看護師が利用
  • 特徴② 各都道府県を専任で担当するキャリアパートナー
  • 特徴③ 病院勤務以外のキャリアも支援

ナース人材バンクは、年間10万人以上(※1)の看護師が利用する転職支援サービスです。

 

各都道府県ごとに担当が分かれた看護師専門のキャリアパートナーが、数ある求人の中から最適な求人を紹介してくれます。

地域密着型ならではの一歩踏み込んだ情報提供にも期待できるため、求人で気になることは気軽に尋ねてみるといいでしょう。

 

また、姉妹サイトの「ナース専科」では、求人元の病院で実際に働く方の口コミも検索可能です。 取り扱い職種は、病院勤務の看護師のほか、トラベルナースや美容クリニック、企業看護師、保育園看護師、看護教員など、多岐にわたります。

 

悩みを解決するための多彩な選択肢が用意されていることも、ナース人材バンクの強みといえるでしょう。

 

(※1)ナース人材バンクの公式ホームページより

 

サービス名 ナース人材バンク
運営会社 株式会社エス・エム・エス
公開求人数 18,729件
非公開求人数 非公開
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年5月1日時点

 

マイナビ看護師

マイナビ看護師
  • 特徴① 非公開求人多数
  • 特徴② 実際に足を使って収集した内部情報を提供
  • 特徴③ まだ転職を決めていない場合でも相談可能

マイナビ看護師は、大手人材紹介企業の株式会社マイナビが運営する転職エージェントとあって、信頼感をもって利用できるのが魅力です。

保有求人のうち3割程度(※1)が非公開の求人なので、登録すると思わぬ好条件の求人に出会える可能性があるでしょう。

 

また、情報力の高さにも定評があり、実際に病院に足を運んで収集した内部事情なども教えてもらえます。

職場の雰囲気や看護師長の人柄など、求人票からは得られないような情報も得られ、応募先の選定にも役立つはずです。

 

もちろん、履歴書の添削や面接練習、内定後の条件交渉などのサービスも手厚く、はじめて転職する方の心強い味方となってくれます。

 

「まだ転職を決めていない」という方も、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。

 

(※1)マイナビ看護師の公式ホームページより

 

サービス名 マイナビ看護師
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 65,138件
非公開求人数 16,452件
対応地域
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2024年5月1日時点

 

まとめ:看護師の転職に向けて有利な資格を取得しよう!

看護師の仕事は多岐にわたり、視野を広げれば選択肢が大きく広がります。

今の職場に不満があったり、将来に不安を抱えたりしている方は、自分の可能性を広げるために資格取得を検討してみてはいかがでしょう。

転職に有利な資格を取得すれば新たなやりがいを見い出し、収入アップにつながるかもしれません。

違った分野や新たな職場にチャレンジしたいと思う方は、ぜひ資格取得を目指してみてください。

看護師におすすめの転職サイト5選
サイト名 評価 強み

レバウェル看護

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4.8

アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。

ナース人材バンク

 

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4.5

保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。

マイナビ看護師

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4.5

利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。

ナースではたらこ

 

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病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能!

看護師ワーカー

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4.0

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。