薬剤師から転職を検討している方の中で、「転職サイトを選ぶな」という意見を聞くと本当に利用していいのか不安になるでしょう。
なかには、転職サイトを利用しないと決断した方もいるかもしれません。
結論、転職を有利に進めるためにも、薬剤師転職サイトを活用すべきです。
本記事では、薬剤師は転職サイトを選ぶなと言われる理由や、利用するメリットなど解説しますので、最後まで本文を読んでください。
関連記事:薬剤師向け転職エージェント14社を徹底比較|選び方や転職成功ポイントも
目次
薬剤師は転職サイトを選ぶな!は間違い
薬剤師は転職サイトを選ぶな!が間違いである理由は、転職サイトを利用したほうがスムーズな転職活動がおこなえるからです。
転職サイトがおこなってくれる対応の具体例は、以下のとおりです。
- 転職先探し
- 転職先と面談の日程調整
- 各種の手続き
上記のような内容をあなたの代わりに実行してくれます。
また、転職者のなかには、「転職サイトを利用したから自分では見つけられない求人と出会えた」と転職サイトを評価する声もあがっています。
そのため、転職先が決まっていない薬剤師や、転職に時間を費やせない方こそ転職サイトを利用すべきです。
薬剤師は転職サイトを選ぶなと言われる5つの理由とは
前章で、転職サイトは利用すべきと解説しました。
しかし、転職サイトを選ぶな!と言われる理由が存在するのも事実です。
1. 連絡がしつこいから
転職サイトに登録すると、連絡がしつこいから転職サイトを選ぶなと言われています。
しかし、基本的に転職サイトの場合、メールで通知がきます。転職エージェントの場合だと、電話で連絡があるかもしれません。
ただし、電話での連絡は重要なことが多いです。たとえば、急に好条件求人が見つかり募集が埋まる前に連絡してくれるケースです。
とはいえ、昼夜関係なく連絡がくると、「あまりにも多い」と感じ、ストレスになるかもしれません。
対策としては、担当キャリアアドバイザーに指定の時間以外は連絡しないでほしいこと、また連絡可能な時間を明確に伝えましょう。
メールが頻繁にくるなら、通知設定を変更して、転職サイトからの通知頻度を調整するのも1つの選択肢です。
2. 希望条件の求人が見つからない可能性があるから
希望条件の求人が見つからないのは、各転職サイトで苦手分野の求人があるからです。
たとえば、調剤薬局求人が多い求人転職サイトAは、病院関係の求人数が少ないといったケースです。
希望条件の求人が少ない転職サイトを利用していては、転職は難航してしまうでしょう。
以下表のように分類わけすると、転職サイトの傾向を理解しやすくなります。
得意 | 苦手 | |
---|---|---|
転職サイトA | 病院関係求人数が多い | 製薬会社求人数は少ない |
転職サイトB | 製薬会社求人数が多い | 研究開発求人数は少ない |
転職サイトC | 研究開発求人数が多い | 病院関係求人数の求人数は少ない |
上記ケースの場合、病院関係求人を探している方は、転職サイトAで探すと希望求人が見つかりやすいです。転職サイトの傾向を理解して、希望求人に出会う可能性は高めましょう。
3. キャリアアドバイザーから転職を急かされるから
転職サイトで転職エージェントのサポートを利用すると、転職先企業の紹介や転職サポートしてくれるキャリアアドバイザーがつきます。
キャリアアドバイザーが、転職を急かすのは内定者数などノルマのクリアや、応募期限のある案件が急に見つかったなど理由があるからです。
急かされることで、自分のペースで転職活動できなくなる可能性もありますが、今しか応募できない求人に出会えるチャンスもあります。
まず、キャリアアドバイザーに急かす理由を確認しましょう。理由が「人気職種ですぐ埋まってしまう」など納得できる場合、メリットは大きいでしょう。
転職を急かされると、心が動揺するかもしれません。
しかし、もう一歩踏み込み、理由まで確認することが重要です。
4. 転職後のミスマッチが起こる可能性があるから
転職サイトの仕組み上、企業が転職サイト側に支払う金額が大きいため、採用コストが高くなってしまいます。
高い採用コストを支払って入職してきた転職者が、企業側の想定より、スキル・能力が低いとミスマッチを感じるケースはあるでしょう。
また、転職希望者側も転職後にギャップを感じ、早期退職するケースもあります。
厚生労働省のデータによると、以下の結果が判明しました。
3カ月以内離職率 | 6カ月以内離職率 | |
---|---|---|
転職サイトを利用 | 12.1% | 19.8% |
転職サイト以外を利用 | 6.9% | 10% |
上記のように、転職サイト利用者のほうが高い離職率であることがわかります。
とはいえ、転職サイトを利用したことで転職に成功するケースもあります。ミスマッチを防ぐためにも、転職を早まらず、よく情報収集した上で進めましょう。
5. 直接応募の方が採用されやすいケースがあるから
直接応募の方が採用されやすいのは、採用コストを抑えられるからです。
もちろん、優良な人材を採用するため、人件費がかかるのはいたし方ないと考える企業もあります。
しかし、手数料を負担に感じている方も多いのが実情です。
企業の採用担当者の心理から考えると、同じ能力や資格がある求職者がいた場合、直接応募の方を採用したいでしょう。
薬剤師が転職サイトを利用する際の3つのコツ
薬剤師転職サイトを利用する際のコツを紹介します。具体的には以下3つのコツがあります。
転職サイト利用のコツを知り、有効活用してください。
1. 連絡可能な時間と日程を伝えておく
連絡可能な時間帯や日程を伝えておけば、連絡がしつこいストレスは解消できるでしょう。
伝える際は、具体的な詳細まで伝えてください。
- 平日17時から20時までの間
- 休日には連絡しないでほしい
- 急ぎの連絡以外はメールで伝えてほしい
上記のように、詳細な条件をメールで記録しておくと、キャリアアドバイザーも対応してくれるはずです。
希望を伝える際は、キャリアアドバイザーも他に転職希望者を担当している可能性があるため、スケジュールに幅をもたせておくと担当者も動きやすくなるでしょう。
もし、こちらの要望にしたがってくれない場合、担当者の変更を申し出るか、他社の転職サイトへ乗り換えて関係を断つべきです。
2. 希望条件と外してほしい条件を明確に伝えておく
希望条件と外してほしい条件を明確に伝えることで、自分の考えを理解してもらいやすくなります。
伝える際は、検索項目やエリア、職種だけでなく「未経験OK」、「年収」など詳しい内容まで伝えてください。
ポイントは「年収500万円以上」など、どうしても譲れないことから優先して伝えることです。もっとも通したい希望条件がある求人を優先して紹介してくれるでしょう。外してほしい条件も同様です。
上記のような「条件のすり合わせ」をおこなうことによって、キャリアアドバイザーもあなたにマッチした求人を提案しやすくなります。
3. 転職後のギャップを少なくするため営業担当者からも話を聞いておく
転職サイトにおける営業担当は、転職先企業とやりとりをおこない、紹介できる転職先を探す仕事です。
つまり、実際の企業情報を深く知っているのは営業担当です。
営業担当者から具体的に聞く内容は、
- 募集背景
- 勤務条件
- 社員の年齢層
など、あなたが気になる点を中心に質問しましょう。
ただし、「この会社の社風はどうですか?」など、営業担当が答えにくい抽象的質問は避けるべきです。
営業担当から話を聞きたい方は、キャリアアドバイザーに希望する企業を担当する営業担当から話が聞けないか確認してください。
薬剤師で転職サイトを選ばないほうがいい方の特徴
薬剤師で転職サイトを選ばないほうがいい方の特徴は、以下のとおりです。
- 公務員薬剤師を目指している
- 転職したい企業が決まっている
- 自分のペースで転職活動したい
上記のように、目的がはっきりしている方や、自分のペースを乱されたくない方は、転職サイトではないほうがスムーズに転職活動を進められるでしょう。
転職したいのは「◯◯大学病院」と決まっている場合、直接応募のほうが企業も紹介料を転職サイト側に支払う必要がないため、転職には有利です。
また、公務員薬剤師は官公庁のホームページで募集しています。
公務員薬剤師を目指すなら転職サイトを活用する必要はありません。
薬剤師で転職サイトを選んだほうがいい方の特徴
薬剤師転職サイトを選んだほうがいい方の特徴は、以下のとおりです。
- 転職活動の時間がとれない
- 転職の軸が定まっていない
- 多くの選択肢を求めている
- 転職初心者でサポートを受けたい
上記のような方は、転職サイトの活用をおすすめします。
特に、転職の方向性が定まっていない方こそ利用すべきです。多くの求人をみて比較することで、自分に適した求人が見つけ出しやすくなるからです。
転職サイトは、薬剤師の転職市場動向をリアルタイムで知れるため、どのような求人が多いのか把握する手助けになるでしょう。
転職サイトを利用した薬剤師の口コミ
転職サイトを利用した薬剤師の方の口コミを紹介します。
リアルな口コミを知ることで転職サイトを利用するべきか判断材料になるはずです。
【アンケート概要】
調査期間:2024/06/04~ 2024/06/11
調査対象:薬剤師転職サイトを利用した方
調査方法:インターネットによる調査
※ユーザーアンケートより抜粋
薬剤師専門の転職サイトだと選択肢が広がる
地方であっても求人数が多く、ライフスタイルに合わせた働き方が出来る求人も様々にあったので、やはり専門性の高い転職サイトだと選択肢が広がり、とても助かりました。
面接以外のやりとりはすべて転職サイトがしてくれた
前職につきながらの転職活動でなかなか時間が取れなかったが、担当者が融通をきかせて転職先を探してくれたこと。また、面接等にもついてきてくれて安心して面接を受けることができたこと。そして、面接以外のやりとりは全て転職サイトの方がしてくれたこと。
連絡がしつこい
薬剤師転職サイト登録後は、担当者から頻繁に連絡が入り「しつこい」と感じる可能性があります。
転職サイトのアドバイザーは「求職者の転職を決めること」が業務であるため、たびたび求職者に連絡をするケースも少なくありません。
口コミでは、薬剤師専門の転職サイトであるため、薬剤師に特化したサポートが受けられることを評価する口コミが多かったです。
一方で、担当者からの連絡がしつこいと感じた方もいました。転職に対する熱意が低いと、担当者からのアドバイスがしつこく感じてしまうかもしれません。
薬剤師の方で転職サイトを利用しない場合の4つの転職方法
薬剤師の方で転職サイトを利用しない場合は、以下4つの方法で転職活動できます。
あなたの状況によって、転職サイト以外の方法で転職したほうがいいケースがあるため、ぜひチェックしてみてください。
1. 自分で応募する
自分で直接、転職したい会社へ応募する転職方法です。
下記に自分で直接応募するメリットとデメリットをまとめます。
【自分で応募するメリット・デメリット】 | |
---|---|
メリット | 企業の採用担当者と直接やりとりでき熱意が伝わりやすい 採用コストがかからないため、同じ能力・スキルの方が転職サイト経由であった場合、有利にはたらく |
デメリット | 転職サポートがないため、面接対策や応募文添削は受けられない 求めるスキルや能力との乖離から、入職後ギャップが生じる可能性がある 応募のタイミング、面接対策など自己流でおこなってしまい、企業側に悪い印象を与えてしまう可能性がある |
ただし、誰のサポートも受けられないため、自分で細かい点まで確認しましょう。
- 条件交渉は慎重におこなう
- できるかぎり職場見学にいく
- 疑問点はうやむやにせず質問する
後悔しない転職にするためにも実施してください。
2. ハローワークで探す
ハローワークで薬剤師の転職先を探すメリットとデメリットは、以下のとおりです。
【ハローワークで探すメリット・デメリット】 | |
---|---|
メリット | 失業手当を受けながら、安心して転職活動がおこなえる 地方の医療機関や小規模な調剤薬局が見つかりやすい 公共機関であるため、中立的な意見が聞ける |
デメリット | 内定後の給与交渉は自らおこなわなければならない 求人情報の更新遅れがある |
ハローワークで転職先を探すのに向いているのは、急がず自分のペースで転職活動したい方です。
今すぐ職場を辞めないといけないほど追い込まれている方は、退職後、ハローワーク経由で転職活動するのも1つの選択肢です。
ただし、偽りの情報を掲載した求人情報やブラック企業が含まれている可能性があります。
そのため、他の転職方法との併用がおすすめです。
3. 求人広告サイトで探す
リクナビNEXTやタウンワーク、Indeedなどが求人広告サイトに該当します。
求人広告サイトのメリット、デメリットは以下にまとめました。
【求人広告サイトで探すメリット・デメリット】 | |
---|---|
メリット | 自分で求人情報を閲覧できる 自分のペースで転職活動できる |
デメリット | サポートが受けられない 求人情報の詳細は確認できない |
ただし、転職サポートは受けられないため、転職のノウハウを十分理解している必要があります。
求人広告サイトと転職サイトの違い
求人広告サイトと転職サイトの違いは、以下の表を参考にしてください。
項目 | 求人広告サイト | 転職サイト |
---|---|---|
会員登録の必要性 | 不要 | 不要 |
利用料 | 無料 | 無料 |
マッチング機能 | なし(基本的に求人検索のみ) | あり(転職サイトによる) |
キャリアアドバイザーの有無 | なし | あり(転職エージェント利用の場合) |
応募の流れ | 自ら応募 | 転職サイト経由で応募 |
サポートも受けたい方は、転職サイト(エージェント)と併用して対策しましょう。
4. 知人の紹介で探す
家族や知人などからの紹介を受けて転職するケースです。
知り合いだからこそ、信頼関係が構築できているため、内定率は高くなるでしょう。
知人や前職の紹介を受けて転職する方は、毎年一定数存在します。
知人の紹介で探すメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【知人の紹介で探すメリット・デメリット】 | |
---|---|
メリット | 実際に働いている方や、それに近い方からの情報が聞けるため、ミスマッチが少ない |
デメリット | 内定後の給与交渉は自らおこなわなければならない 期待値に対するプレッシャーを受ける |
前職で実績をおさめている方や、専門知識やスキルを持ち合わせている方は、知人経由で新たな転職先を見つけられる可能性が高いです。
薬剤師が転職サイトを利用する3つのメリット
薬剤師が転職サイトを利用するメリットは、以下の3つです。
転職サイト利用のメリットとデメリット両面を知れば、あなたが利用すべきか的確に判断できるようになるでしょう。
1. 求職者の強みなど客観的アドバイスが受けられる
求職者は自分を客観視するのが困難です。
自分が何を強みにしているのか理解できていないと、転職で自分をアピールできません。
- どんな仕事でこれまで貢献できたか?
- 周囲から評価されたのはどんな時か?
- 苦にせずおこなえることは何か?
上記のように、自分の強みを明らかにすることが重要です。
転職サイトへ登録すると、キャリアアドバイザーに相談できるため、自己分析の壁打ちを活用することも可能です。
転職のプロからアドバイスを受けられるため、あなたが気づかない強みを発見しやすくなるでしょう。
2. 書類添削や面接対策などサポートを受けられる
転職の経験が乏しい方や、転職から日にちが経過している方は、転職活動に不安を感じるのではないでしょうか。
転職サイトへ登録をおこなえば、下記のようなサポートを受けられます。
- 履歴書・職務経歴書などの書類添削
- 面接対策
- 企業情報の提供
- 非公開求人の斡旋
- スカウトサービス
- 転職ノウハウの提供
- キャリアカウンセリング
サポートはすべて無料であるため、金銭面の負担もありません。
「年収アップ」など目標がある場合は、転職活動でアピールできるかが重要であるため、手厚いサポートは必須です。
転職サイトは、1人の転職活動では難しい、待遇やポジショニングなどの交渉サポートも受けられるため、心強い存在になるでしょう。
3. 転職希望会社の内情を事前に知れる
転職で後悔する理由の多くは、「人間関係の問題」「仕事内容の不満」「年収が下がる転職」です。
転職を後悔しないためには、
- 企業理念や社風が自分と合っているか
- キャリアパスが描ける人事制度を導入しているか
- フレックス制度やリモートワークなど柔軟な働き方ができるか
上記のような内容を、事前に確認しておくことが重要です。
1人で転職活動した場合、情報収集できる範囲は限られてしまいますが、転職サイトを利用することで、情報収集量が増えます。
薬剤師におすすめする転職サイトの選び方
薬剤師におすすめする転職サイトの選び方を解説します。
具体的には、以下3点を必ず確認してください。
それぞれ詳しく解説します。自分の状況と比較しながら参考にしてください。
求人数の多い転職サイトを選ぶ
求人数の多い転職サイトを選ぶメリットは、比較検討することが可能になり、自分に適した仕事に出会えるチャンスが増えることです。
1つの求人しか見ていないと、条件や待遇の良し悪しを判断できません。ただし、求人数が多いことで情報過多になり、整理できなくなる可能性もあります。
ですので、求人数だけでなく、自分の求める転職先を明確にして、必要な情報に絞り込むことで対策してください。絞り込むことで、必要な情報を取捨選択できるようになるでしょう。
利用者の口コミ数が多い転職サイトを選ぶ
口コミ数が多い転職サイトは、利用者の声が多く反映されているため、自分が重視したい機能があるか、アプリが使いやすいかなど判断する手助けになります。
利用者が満足している口コミも参考にすべきですが、ネガティブな口コミも積極的にみていくと、各社の転職サイトの特性がわかりやすくなるでしょう。
注意点は、ネガティブな口コミだけで転職サイトを判断しないことです。利用者の評価を大きく左右するのはキャリアアドバイザーとの相性です。
気になる転職サイトがあったら、登録し一度利用した上でキャリアアドバイザーと合わないか判断してください。
複数の転職サイトへ登録する
転職サイトは、各社キャリアアドバイザーのスキルと相性が異なるため、複数社登録すべきです。
たとえば、仲のいい友人であれば、気兼ねなく質問できますよね。しかし、苦手な先輩や上司には自分の素直な気持ちは話せないはずです。
キャリアアドバイザーも上記と同じで、相性の良し悪しが存在します。相性によって、転職の成功率を左右するといっても過言ではありません。
もちろん、最初に登録した転職サイトのキャリアアドバイザーと相性がピッタリなら、複数社登録する必要はないでしょう。
関連記事:転職サイトは登録だけの利用も可能!登録する際の注意点やメリットを解説
転職サイトを利用する流れ
転職サイトを利用する流れは、以下の7ステップです。
- 会員登録
- キャリアアドバイザーとの面談(転職エージェントサービス利用の場合)
- 求人の紹介
- 応募
- 履歴書添削・面接対策
- 面接・職場見学
- 内定
転職サイトは、転職エージェントを利用すれば、会員登録から応募、面接まで幅広くサポートしてくれます。利用することで、自分に適した転職先を安心して探せるでしょう。
注意点は、キャリアアドバイザーの言葉を鵜呑みにしないことです。キャリアアドバイザーも完璧ではないからです。自分で調べたり、疑問点を質問したりして転職活動を主体的に進めてください。
転職サイトで利用できる機能や、利用する際の注意点は以下の記事をご覧ください。
関連記事:転職サイトは登録だけの利用も可能!登録する際の注意点やメリットを解説
薬剤師におすすめの転職サイト
薬剤師におすすめの転職サイトを紹介します。
紹介する薬剤師転職サイトは、それぞれ特徴があるため、自分に合った転職サイトを選ぶのが大切です。
マイナビ薬剤師
- 多様な職場で働いてみたい
- 一般企業の求人も見たい
マイナビ薬剤師はマイナビが運営している薬剤師の転職に特化した転職サイトです。
薬剤師に関する求人を多数掲載しており、都市部から地方まで幅広い求人を取り扱っています。
多くの転職エージェントは都市部の求人が充実していても地方の求人が充実していることが少ないことがあります。
ですが、マイナビ薬剤師は地方の求人も豊富ですので、地方への転職を検討している方にもおすすめです。
マイナビ薬剤師は、一般企業の求人も多数取り扱っており、薬剤師以外の職種も視野に入れている方は、ぜひ登録しましょう。
サービス概要 | |
---|---|
サービス名 | マイナビ薬剤師 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 48,773件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
公式サイト | https://pharma.mynavi.jp/ |
ヤクジョブ
- 年収アップを目指したい
- 柔軟な働き方を実現したい
- 薬剤師に特化した求人がみたい
ヤクジョブは薬剤師の転職に特化しており、医療業界の人材サポートもおこなっています。
業界最大級の求人数を誇り、正社員から派遣の求人まで幅広く取扱っているサービスです。
高収入を実現したい方から、ライフワークバランスを重視した転職をしたい方までさまざまなニーズに対応した求人を保有しているほか、求職者の要望を整理して理想の転職を実現できるように全力でサポートしてくれます。
幅広い求人やニーズに応えたサポートを受けたい方は、ヤクジョブをぜひ利用しましょう。
サービス概要 | |
---|---|
サービス名 | ヤクジョブ |
運営会社 | クラシス株式会社 |
公開求人数 | 51,065件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
公式サイト | https://yaku-job.com/ |
レバウェル薬剤師
- 取引先医療機関1.4万件(※公式サイト参照)
- 転職前に職場の内部情報が分かる
- 医療・ヘルスケア領域に精通したアドバイザーがサポート
レバウェル薬剤師は、医療業界の転職に特化したサービスを展開するレバレジーズメディカルケア株式会社が運営しています。
業界に精通したアドバイザーからのサポートが受けられるのはもちろん、アドバイザーは直接職場訪問して情報収集をしているため、職場の内部情報を詳細に知ることが可能です。
また、「転職エージェント」「スカウトサービス」「求人サイト」を兼ね備えたサービスのため、自身に合ったスタイルで転職活動を進めていくことができます。
サービス概要 | |
---|---|
サービス名 | レバウェル薬剤師 |
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
公開求人数 | 2,752件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
公式サイト | https://levwell-yakuzaishi-agent.jp/lp/1/ |
薬剤師の方から転職サイトに関するよくある質問
薬剤師の方から転職サイトに関するよくある質問を紹介します。
よく挙がる疑問点を先回りして理解し、リサーチ時間を短縮しましょう。
薬剤師の転職は厳しいですか?
結論ですが、以前より薬剤師の転職は厳しくなっています。
厚生労働省のデータでは、以下表のとおり有効求人倍率は下落しています。
年月 | 有効求人倍率 |
---|---|
2020年4月 | 2.92倍 |
2021年4月 | 2.49倍 |
2022年4月 | 1.88倍 |
2023年4月 | 1.99倍 |
2024年4月 | 2.12倍 |
しかし、全職種の有効求人倍率1.26倍と比較すれば、薬剤師の求人数は少なくありません。ですので、薬剤師からの転職を諦めないでください。
薬剤師が転職を成功させるためには、以下のコツを実践しましょう。
- 対人業務を身につける
- 患者のニーズに沿った相談に応じられる薬剤師になる
- 在宅業務可能な薬剤師になる
- 専門資格を取得する
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
関連記事:薬剤師の転職が厳しいと言われる原因と転職を成功させるために知っておきたい情報まとめ
薬剤師で転職サイトをしなくても問題ない方はいますか?
薬剤師で転職サイトをしなくても問題ない方の特徴は、以下のとおりです。
- 公務員薬剤師を目指している
- 転職したい企業が決まっている
- 自分のペースで転職活動したい
転職サイトの利用は本当に無料ですか?
結論、転職サイトの利用は無料です。
なぜなら、転職サイト利用にかかる費用は企業が負担しているからです。
転職サイトは有料職業紹介事業者で、職業安定法により求職者に費用を請求してはいけないことになっています。(出典:職業安定法32条の3第2項)
薬剤師は転職サイトは利用すべき!転職サイトを利用して納得の転職を実現しよう
結論、転職を有利に進めるために、薬剤師転職サイトを積極的に利用しましょう。
特に転職をした回数の少ない方こそ、さまざまな面で転職のサポートをおこなってくれるので、安心して転職活動がおこなえます。