第二新卒でも未経験からシステムエンジニア(SE)に転職は可能!転職を成功させる方法とポイントを解説

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第二新卒が未経験でシステムエンジニア(SE)に転職するのは「難しいのでは?」と思う方も多いでしょう。

ところが、第二新卒の方がSEへの転職を目指す場合は、

  1. 「第二新卒」であること
  2. SEに転職すること

の2つの要素が転職市場で有利に働くため有利な傾向です。

また、コロナ禍においてもSEの転職市場は活発で、下記のグラフからもみて取れるように、SEの転職意欲と企業側の採用意欲は減少していません。

■エンジニアの転職意欲は増加傾向
Q:新型コロナ発生により、転職活動に対する関心に変化があったか教えてください

エンジニア転職「Findy」がコロナ禍のエンジニア採用市場の実態調査 - コロナ直後に比べエンジニアの転職意欲・企業の採用意欲は回復傾向|jiji.com

「新型コロナウイルスの発生により、転職活動に対する関心に変化はあったか教えてください」と伺ったところ、24%が「転職活動に対する関心が高まった」68%が「転職活動に対する関心は変わらない」と回答いただきました。

引用元:エンジニア転職「Findy」がコロナ禍のエンジニア採用市場の実態調査 - コロナ直後に比べエンジニアの転職意欲・企業の採用意欲は回復傾向|jiji.com

とりわけ、スキル以上に若さが武器になる第二新卒では人材が足りていない業界で働くことが重要だといえます。

この記事では、第二新卒がSEへと転職しやすい理由や転職成功のコツなどを紹介します。新たな人生を切り開きたい人におすすめです。

第二新卒の未経験でのSE転職が成功しやすい理由とともに、転職の方法についても解説します。

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この記事を執筆したライター
なのはな

夜間大学在学中に、人材コンサル会社にて勤務。営業や採用サポート、イベント運営などを幅広く経験。その後、新卒でIT会社にシステムエンジニアとして入社。

開発や保守・運用に従事。現在は、フリーランスライターとして活躍中。

目次

第二新卒から未経験でもシステムエンジニア(SE)に転職しやすい6つの理由

第二新卒から未経験者でもSEになれるのでしょうか?

SEって専門職だし、そういう学校に通っていないとだめなんでしょ……」と考える人もいるかもしれませんが、意外に未経験の第二新卒がSEに転職している事例は多くあります。

「第二新卒の定義」は、大学院や大学、専門学校などを卒業して就職したものの3年以内に離職して転職活動をしている人のことをいいますが、一度就職した経験があるので、自分の特性を理解している人も少なくないでしょう。

【関連記事】第二新卒の定義とは|既卒との違いや転職成功ポイントを徹底解説

  • 「やっぱり長いあいだ勤めるなら技術を身に付けないといけないな」
  • 「営業職は苦手だった…もっとロジカルに働きたい」

何かしらの要望が出てきても不思議ではありません。自問自答した結果、比較的収入が安定していて技術力が評価されるSEを選ぶ人もいるでしょう。

「自分にはSEは無理だ…」と諦める前に未経験の第二新卒がSEに転職しやすい理由を知っておきましょう。

未経験でも歓迎する企業が増えている

現在IT業界では深刻なSE不足と言われています。

経済産業省の「平成30年|IT 人材需給に関する調査 -調査報告書」によると、2030年には約45万人〜80万人のIT人材が足りなくなるという推定結果も出ています。

そのため、一からSEへ育成することを前提に未経験者歓迎のIT企業も増えています

SEは通年人材不足である

IT人材の不足にともなってSEの人材も不足しています。そのため、SEは転職市場において需要の高い職種です。

SEの転職プラットフォーム「Findy」を運営する、ファインディ株式会社が行った調査では、70%の企業が「採用人数は変わらない」と回答しています。

SE転職市場はコロナウイルスの影響も受けておらず、人手が足りていないことが分かります。

社会人としての最低限のスキルやマナーがあって、まだまだ素直さが残っている第二新卒は企業にとって魅力的な人材でしょう

企業内における研修の充実

安定した業績を上げているIT企業は、新入社員に対して手厚い研修を用意していることが多くあります。

実は、私もSE未経験の文系大学生でありながら新卒でIT会社に入社したのですが、なんと研修期間は1年もありました。

同期が30名ほどいたのですが、年次の近い先輩と一緒に外部の講師を呼んで毎日研修を行っていたので、入社直後に何十年も上の先輩を前に「何も分からなくて仕事がまったくできない…」という状況は避けられました。

私の会社はあえて年次の近い先輩と接することで、お互いに社会人として高め合おうという働きかけがあったのでしょう。ここまでとはいわずとも、研修期間を3カ月や半年ほど設けているところもあります。

「いきなり現場に行ってこい!」という会社だけではないことも知ってほしいです。

クラウドソーシングの発達

今では、クラウドワークスやランサーズなど、クラウドソーシング系のアプリが多く、駆け出しのSEでも仕事ができる環境が整っています。

こうした背景からフリーランスが活躍し始め、誰でもSEを目指せる体制が整いつつあります

もちろん、単価はそこまで良いものではありませんが、SEとして転職するまでの練習として利用してみても良いでしょう。

スクールやセミナーが充実

プログラミングスクールやIT系のセミナーが増え、高額ではありますが実践で使える内容を効率良く学ぶことができます。

未経験のSEは壁にぶつかることが多く、挫折してしまうのはよくあることなので、その都度教えてくれる人がいるのは心強いですよね。

なかでも転職保証付きのスクールも多いので、短期間で集中して学習し、内定を勝ち取りましょう。

文系でもSEとして採用される傾向は高い

「なんでSE未経験の文系なのに採用してくれるの?」という疑問を持つ人もいるかもしれません。

なぜ、SE未経験でも採用されるかというと、過去に文系卒でありながらSEとして大きな活躍を見せている人が多くいるためです。

多種多様なITエンジニアの中でも、SEと呼ばれる立場の人の仕事内容はクライアントやプロジェクトメンバーとの交渉・調整、ドキュメントの作成などの文系的な要素も多くあります

形のないシステムをどう言語化してクライアントに説明するのかというのは、SEの腕の見せどころの一つとも言えます。

私が勤めていたい会社では、ほとんど営業職のような働き方をしているSEの先輩もいました。

入社したての頃こそ、理系・文系を意識することもあるかもしれませんが、年次が上がってくるとそれほど文理の区分を意識することは少なくなってきます

「同じ大学の後輩がこの課に入ってくるんだって。ところで、○○さんって何部だっけ?」なんていう会話を聞いたこともあります。仕事ができる・できないを判断する基準に、何学部卒業かということは次第に気にならなくなっていくといってよいでしょう。

第二新卒のキャリアチェンジでなぜシステムエンジニア(SE)なのか?SEに転職する6つのメリット

第二新卒のキャリアチェンジでなぜSEを選ぶ人がいるのかといえば、5つのメリットを感じているからです。

1.技術を身につければいかようにも働ける

SEは良くも悪くも学歴はさほど大きく影響しない職種といえます。

たとえ、有名大学を卒業していていなくても努力次第で十分に実力を発揮できるでしょう。

IT技術やコミュニケーション能力、ドキュメント作成能力などがあれば、企業に必要な人材として求められるため、例えば育児休暇を挟んだ後からでもプロジェクトに参加し、活躍できます。

「出産・育児後に職場に戻ったら、働く場所がなくなっていた…」ということもよくある話ですので、このような事例は、SEのメリットといえるでしょう。

2.会社に固執する必要がない

SEの業務においては、技術や能力があれば入社した会社に必ずしも固執する必要はありません

なぜなら、SEのスキルは、IT業界全体で汎用的に使える知識が多くあるからです。事実、「今の会社では5年先が見えてこないから、スキルアップを目的に転職しようと思うんだ」という先輩もいました。

そこで、第二新卒でキャリアチェンジするときは、第一歩目を歩みやすい会社を選ぶのも一つの選択肢です。

さらに、一度会社員になってから、フリーランスSEとして働く道を選択する人もいます。そうすることで「在宅勤務でより子どもと長時間触れ合いたい」という願いも叶えられるでしょう。

3.収入が比較的安定している

SEが注目される理由として、リモートワークと年収の安定性を挙げる人が多くいます。

「毎日満員電車に乗って東京で働く必要が本当にあるのだろうか…」「地方でも幸せに暮らすことができるのでは?」こういったことを思った人も少なくないでしょう。

SEはリモートワークしやすい職種で、かつ年収が比較的安定しています。

求人ボックス 給料ナビ│システムエンジニアの年収・自給

引用:求人ボックス 給料ナビ│システムエンジニアの年収・自給

上記のグラフにあるように、SEの正社員の平均年収は517万円となっています。

人によって必要な収入は異なりますが、SEの安定した収入に魅力を感じる人も少なくないでしょう。

4.業界が人手不足

SEへ転職しやすい理由は、業界全体が「人手不足」にあるからです。様々な業界でSEを必要としている現在では、経験者や新卒の採用だけでは人材が足りていないのが現状です。

そのため、未経験でも採用する企業が増えています。なかでも第二新卒は、新しい仕事を学ぶ意欲が高く、最低限の社会人としての経験やスキルもあるために、重宝されています。

SEの求人が豊富

ちなみに、ITエンジニアと呼ばれる業種のなかでも、特に求人が多いのがSEと呼ばれる職種となっています。

SEとは、顧客との話し合いを基に、どういったシステムを作るのかという設計段階から、完成させてテストするところまでを担う職種です。

プログラミングの知識だけでなく、顧客と交渉する能力も求められます。システム開発のプロジェクト全体の管理も行います。SE以外では下記のような職種があります。

インフラエンジニア(サーバーやネットワークの設計・構築・保守が仕事)
Webエンジニア(Webサービスやアプリケーションの開発や修正が仕事)

インフラエンジニアやWebエンジニアは、SEよりプログラミング能力の要求レベルが高い職種です。そのため、SEと比較すると、未経験可の求人は少なめとなっています。

第二新卒が未経験でITエンジニアを目指す場合は、SEへの転職が最もメジャーな選択肢です。

5.風通しがよい会社が多い

SEとして働くメリットして、風通しのよいところが挙げられます。「落ち着いた雰囲気の会社に勤めたい」「怒鳴ったり荒々しく対応したりしない同僚と一緒に働きたい」と思うなら、SEがおすすめです。

私が勤めていたIT会社は、必ず役職で呼ばず男女とも○○さんと呼び合ったり、会議しやすい雰囲気だったりしました。かなりフラットな関係だったので、人間関係で悩んでいる人は少なかったのではないかと思います。

6.個人プレーもチームプレーも楽しめる

SEのメリットは、個人プレーもチームプレーも楽しめるところです。一人で作業する時間も多いですが、プロジェクトには数名がいるので、会議もあれば助け合いもあります。クライアントへの納品が完了したときは、チームで達成感を味わえるのも魅力です。

私は、現在フリーランスのWebライターとして働いていますが、このチームで目的を達成することへの憧れを感じています。

同僚と働くのが当たり前のことになっているかもしれませんが、その大切さを今一度感じてみてください。

第二新卒で未経験からのSE転職に向いている人の5つの特徴

以下では、第二新卒で未経験からのSE転職に向いている人の5つの特徴について解説します。

1.情報収集が得意な人

SEには、さまざまな情報を集める能力が必要となります。なぜなら、SEの仕事はクライアントの要望や要求に合わせてシステムを設計する仕事であるため、多くの知識やスキルが必要となるからです。

新しいシステムの開発においては、他社にあって自社のシステムにない技術などを調べ、そこにある課題や問題を解決するための知識やスキルを自ら積極的に調べ、身につける必要があります。

また、クライアントが求めているシステムを理解するためにヒアリングを行い、要求分析や要件定義、基本設計、詳細設計を担当し、最終的なテストまでを完遂しなければなりません。

このように、自分が知らないことをすぐに調べ、問題や課題を解決していく能力が高い人が、SEへの転職に成功できる確率が高いと言えるでしょう。

2.仕事が好きな人

SEは、仕事が好きな人に向いています。SEの仕事は、クライアントの悩みや要望をヒアリングしてそれを基に提案書を作成し、予算や納期を決めるところからスタートします。そして、クライアントの要求分析を行い、どのようなシステムを作ればクライアントの悩みを解決できるかを具体化します。

次に行う要件定義とは、クライアントの要求を分析した結果を基に、開発するソフトウェアの概要を決定することです。そして開発するソフトウェアの基本的な設計を行い、プログラミングに必要な詳細設計へと落とし込んでいきます。

プログラミングはプログラマーが担当するケースがほとんどですが、最終的に完成したソフトウェアをテストするのもSEの仕事です。

このように、SEの仕事は多岐に渡るため、SE転職に向いている人は、目の前にある仕事を楽しんでこなせる「仕事が好きな人」と言えるでしょう。

3.コミュニケーション能力が高い人

SEには、コミュニケーション能力が高い人が向いています。なぜなら、人との繋がりがより良いシステム開発に繋がるからです。

SEは、クライアントの悩みや要望を引き出し、それを解決するためのシステムを開発します。これは営業職のようなポジションでもあるため、コミュニケーション能力が不足していると、クライアントの本質的な要望を汲み取ることができず、質の高いシステム開発ができません。

また、プログラミングを行う際には、プログラマーとの綿密な連携も必要となるため、SEには高いコミュニケーション能力が必要です。

4.マネジメント能力の高い人

SEには、高いマネジメント能力が求められます。なぜなら、SEはシステム開発におけるチームのまとめ役で、クライアントからのヒアリングをはじめ、プログラマーへの指示出しから、開発全体のスケジュール管理も担当しなければならないからです。

また、システムの開発のスケジュールはタイトな場合も多く、開発中にトラブルが発生するケースもあります。そのような場合にも、的確な指示を出し、納期までに完成させられるマネジメント能力が必要です。

システム開発では、プロジェクトごとにメンバーが変わることもあるため、質の高いマネジメント能力が求められます。

5.体力に自信がある人

SEの仕事は多岐に渡るため、気力や体力が必要となる仕事です。SEは、社内で黙々と仕事をこなすだけではなく、クライアントワークやプログラマーとの打ち合わせなど、さまざまな人と連携しなければなりません。そのため、多くの体力を使います。

また、SEに求められる体力とは、もともと身体が丈夫というだけではありません。生活リズムや食生活など、普段から自己管理する能力の高さも必要です。

このように、SE転職を成功させるには短期的に集中する能力も大事ですが、コツコツ継続できる体力も重要な要素と言えるでしょう。

システムエンジニア(SE)志望の第二新卒が企業に喜ばれる3つの理由

第二新卒のキャリアチェンジでSEを選ぶ人が多いのは、次の5つのメリットがあるからです。

これらのメリットは、SEだった私も実感していたことです。「SEってきついんでしょ」というマイナスイメージを持っている人もいるかと思いますが、メリットについても目を向けてみてください。

そもそも「第二新卒」とは、大学卒業後に新卒で就職をしたものの、3年以内に転職しようとしている人のことを指します。

そのため第二新卒は、だいたい22歳~25歳の年齢で、一度社会人として働いた経験がある人のことです。以下では、第二新卒のメリットについて解説します。

短くても社会人経験がある

第二新卒の1つ目のメリットは、社会人として働いた経験があるという点です。

そのため、「仕事をする」とはどういうことかをある程度理解しています。どんな職種でも共通して必要となるビジネスマナーや仕事の仕方を身に着けていることは大きなメリットです。

働いたことが全くない新卒よりも、第二新卒を積極的に採用して新人教育の負担を減らしたいと考えている企業も多いようですよ。

転職者の中では若い

2つ目のメリットは、「若い」ということです。第二新卒の多くは22歳~25歳と若いので、新しく学ぶ姿勢が強く大きな成長が見込めます。

年配の方だと、過去の仕事の経験や固まってしまった考え方などが邪魔をして、新しい仕事に適応できないケースも多々あります。

社会人経験はあるものの。SEとして働くうえで不必要な非効率な習慣を身に着けていないというのもひとつのメリットなのです。

政府が奨励している転職に適した時期の人材

3つ目の理由は、第二新卒の採用が企業にとってメリットとなるという制度上の理由です。

第二新卒を採用した企業は、厚生労働省が支給する「特定求職者雇用開発助成金」を受け取れるのです。

どの企業も採用にかかるコストは抑えたいと思っています。第二新卒を採用し、一定期間働くと助成金が貰えるため、第二新卒の採用枠を増やす企業も多いようです。

採用枠が増えることは、採用率がダイレクトに上がります。この助成金の存在も、第二新卒にとって有利に働いているようですね。

SEの主な仕事内容5つ

SEと一言でいっても、さまざまな得意分野があり、多種多様な人材がそろっています。ここでは、SEの主な仕事の流れを紹介しましょう。

要件分析・要件定義

まずは、顧客の要件を聞き出して、本当に必要なシステムは何かということを明らかにしていきます。クライアントは、何かしらの問題や課題を抱えていることがほとんどですので、それらを解決するシステムを考えます。

システム設計

システムを構成する必要な機能をドキュメント化します。ときには、簡単なシステムを実装することもありますが、ほとんどがWordやExcelで作成され、クライアントと共有して認識のずれがないか確認作業を行います。

プログラミング

SEといえば、プログラミングをイメージする人も多いでしょう。まさにその通りで、設計書をもとにプログラミングをしていきます。

しかし、SEの中でもプログラミングを専門としているプログラマーがいて、SEの立場ですと実際には手を動かさないこともあるので、転職するときはよく確認してください。

テスト

システムが正しく動くかをテストしていきます。システムのある部分だけテストをする単体テストやシステムを一通りチェックする連結テストなど、さまざまなケースがあります。

導入

導入は最もSE緊張する瞬間だといえるかもしれません。完成したシステムをクライアントに引き渡すのです。エンドユーザーへの影響を考慮して夜間や休日に行われることがほとんどです。

ITエンジニアの職種別の仕事内容と主な年収事情

そもそもITエンジニアとは、具体的にどんな仕事をしているのかわからない方も多いのではないでしょうか。

一口にITエンジニアと言っても、業務内容やスキルによって多くの種類が存在するので、dodaが出している年収に関する調査の結果を参考にし、ここでは主なITエンジニアの種類別に年収や業務内容について紹介します。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアとは、システム開発における提案から設計、開発、テストまで、一連の流れに携わるエンジニアで、ソフトウェアエンジニアとも呼ばれます。

システム開発には多くの人が関わってくるので、システムエンジニアは技術だけでなくコミュニケーション能力も求められる重要な職種です。

一般的なシステムエンジニアの平均年収は413万円ですが、SEの管理職であるプロジェクトマネージャーになれば平均年収は686万円です。

参考:doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは、クライアントの目的に合わせたサーバーの台数や適切なスペックを設計し、構築、運用、保守までを行います。

OSやネットワークセキュリティ、グループウェアの知識が必要とされ、場合によってはアプリケーション開発の知識も求められます。

サーバーエンジニアの平均年収は453万円で、年齢によっては800万以上を目指すことも可能でしょう。

参考:doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアとは、データ通信に精通しているネットワークシステムの構築を行うエンジニアです。

ルータやスイッチ、DNS、メール、ファイアウォールなどの技術を用いて、コンピュータネットワークの設計から構築、運用、保守までを行います。

ネットワークエンジニアの平均年収は436万円で、年収800万円程度を目指すことも可能でしょう。

参考:doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説

データベースエンジニア

データベースエンジニアとは、データベースやチューニングに関する知識を用いて、データベースの設計から、構築、運用、保守までを行います。

データベースのインストールや最適化をするのも業務の一つです。

データベースエンジニアの平均年収は403万円です。年収500万円以上を目指すことも可能でしょう。

参考:doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説

プログラマー

プログラマーとは、これまで紹介したSEが作成した設計や仕様書をもとに、機能を実装するエンジニアです。ソフトウェアエンジニアやコーダーとも呼ばれ、アプリケーションやWebなどのジャンル別で専門のプログラマーがいます。

基本的なスキルであるHTMLとCSSに加え、JavaやPHP、C言語などのスキルが求められます。

プログラマーの平均年収は413万円です。年収600万以上のプログラマーを目指すことも可能でしょう。

参考:doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説

第二新卒でシステムエンジニア(SE)未経験の方は資格が必要?

第二新卒でSEに転職する際、資格が必要か悩むかもしれませんが、実際のところそれほど資格は重要視されていないことがほとんどです。

資格が軽んじられているというよりかは、「机で学ぶことよりも実務で学ぶことの方が多い」と考えている先輩SEが多くいるためです。

しかし、SEは新たな技術をどんどん吸収していかなければいけない職種であるため、貪欲に学ぶ姿勢があることを示すためにSE未経験でありながら資格保有者であることをアピールするのはありです。

下記の資格がエンジニア未経験にはおすすめです。

システムエンジニア向けITパスポート
データベースエンジニア向けJava Bronze
Oracle Bronze
ネットワークエンジニア向けCCNA

たびたびお伝えしていますが、エンジニアは広い意味を示す言葉ですので、どの分野に強いエンジニアを目指すのかを明確に意識して勉強するとよいでしょう。

SEに向いている人の特徴は?

未経験分野に飛び込むのは誰だって勇気がいるもの。SEに向いている人の特徴を知って、自分に適性があるのかチェックしてみましょう。

元SEだった私から率直にお伝えすると、以下の3つに当てはまっている人が楽しそうに仕事をしていたように感じます。

  • 3度の飯よりITが好き
  • トラブルを解決することに楽しさを感じられる
  • 常に効率のよさを考える

まず、とにかくITが好きというのがSEに求められる資質だと思います。私は好きという感情よりも憧れの方が強かったので貪欲さに欠けていました。

家に帰ってもアプリ開発をしている先輩やパソコン周辺機器について詳しいオタクの同期などは、他の業界に行くなんて考えられないほどに仕事にのめり込んでいました。

また、誤解を恐れずに言うと、トラブルを楽しめるSEは強いと思います。トラブルを避けるのが一番なのですが、大小限らずトラブルは必ず起きるものです。

そのときに「つらい…」と精神的に落ち込んでしまうだけの人より、「やばい…!クリアするしかないな!!」とまるでゲームを楽しんでいるかのようにはた目から見るとウキウキしている人の方が楽しく仕事できますよね。

そして、仕事のできるSEは面倒くさがり屋という特徴がありました。面倒くさがり屋ですので、当然のようにショートカットキーを使いこなし、無駄のない作業を行っていきます。

どうしてもSEは長時間労働になりがちですが、ほどよく肩の力を抜いて効率よく働ける人がおすすめです。

第二新卒のSE未経験者に求められる5つの能力

未経験でのSEに転職を目指す場合、面接では次のようなことを確認されます。

1.社会人としてのマナー

第二新卒の人材は、社会人としての「基本的なマナーを身につけている人材」とみなされる傾向にあります。そのため、一般的な新卒採用者に提供するビジネスマナー研修や社会人研修などが提供されないケースもあるでしょう。

SEの業務には、クライアントとの打ち合わせや折衝を行うこともあるため、今一度社会人としての身だしなみや、言葉遣いなどができているか確認しておくことが大切です。

もしビジネスマナーなどに不安があるのであれば、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談して、適切なアドバイスを受けてみることをおすすめします。

2.体力や精神力

新卒で就職した企業を短期間で辞めた第二新卒の人は、転職先も長続きしないのではと疑念を持たれます。

そのため、採用したとしてすぐに辞めないかどうかを確認されることになります。

その際今の会社を辞める理由を聞かれることもありますので、しっかりと理由を説明できるようにしておきましょう。

3.コミュニケーション能力

SEとして働くうえで、コミュニケーション能力は必須項目となります。

チームを組んで作業したり、顧客と交渉をしたりということを問題なく行えるかどうか確認されることになります。

4.SEへの適性

未経験での転職なので、SEとしての高度なスキルは求められません。

しかし、パソコンをある程度使いこなせるか、プログラミングに抵抗感はないか、といったポイントは確認されます。これからSEとして働くことになるのですから当然ですね。

5.プログラミング能力

SEにはプログラミング能力が必要です。第二新卒での採用では「未経験者歓迎」といった採用もありますが、いずれは習得しなければならないスキルです。そこで、転職活動を行いながら、次の章で紹介するプログラミング言語などの勉強も進めていきましょう。

少しの知識があるだけでも、他の転職希望者と差をつけることができるかもしれませんので、ぜひチャレンジしてください。

第二新卒が覚えておくと転職に有利なプログラミング言語

ここまで読んでいただければ、SE未経験者でもIT企業への転職が可能ということがお分りいただけたと思います。

ですが、予め勉強しておくことで転職が成功する確率が上がるだけでなく、より良い条件で採用される期待が高まります。

ここでは転職に有利になるプログラミング言語3つをご紹介していくので、みていきましょう。

Java

Javaは、大規模なシステム開発で利用されるプログラミング言語で、ほとんどのIT企業で使われています。

また、どんなコンピュータでも動きを加えることができるので、Webサービスや業務ツール、アプリケーション開発など、幅広く使用され、その柔軟さから人気のプログラミング言語として知られています。

javascript

javascriptとは、ブラウザ上で様々な動きを加えることができる言語です。

サーバー側で動きを加えることのできる「Node.js」や、Googleが開発した「AngularJS」、Facebookが開発した「ReactJS」など、色々なフレームワークやライブラリが開発されており、javascriptの活用できる幅が広まっています。

今後もさらなる開発の期待ができるので、ぜひ身につけておきたいプログラミング言語と言えます。

Python

最近では、人工知能やビッグデータの解析、開発が進み、膨大なデータを処理するために使用されるPythonが注目を集めています。

今までの日本では、JavaやPHPが人気で特に目立ったプログラミング言語ではありませんでしたが、アメリカでは以前から主流なプログラミング言語として知られています。

具体的にはディープラーニングやIot、ロボティクスなどの分野で必要とされているプログラミング言語です。

未経験第二新卒でSEへの転職を成功させる方法

SEとして働いた経験が無い第二新卒が、SEに転職する方法は大きく分けて2つあります。

SEに強い転職エージェントの利用

1つ目の方法は、転職エージェントの活用です。転職エージェントの利用にはお金は必要ないので安心してください。

転職エージェントに登録すると、ただ単に求人を紹介してくれるだけでなく様々なサポートを受けることができます。

サポートには、

  1. 職務経歴書の添削
  2. 面接指導や模擬面接
  3. 企業への推薦状
  4. 入社後のアフターフォロー

といったものがあります。

転職の経験が乏しい第二新卒にとってはどれもありがたいものばかりですよね。

ただし、転職エージェントを利用する際は、「IT業界に強い転職エージェント」を選ぶようにしましょう。実は、エージェントによって得意な分野は違うのです。

プログラミングスクールからの転職斡旋

2つ目は、プログラミングスクールに通うという方法です。スクールごとのカリキュラムに沿って、SEとして必要なスキルを学ぶことができます。

短期集中型のコースから半年などの長期間のコースまであるので、どれくらいの期間で転職したいのかに合わせて選びましょう。

またスクールによっては、単にスキルを伸ばすだけでなく転職支援も受けることができます。

転職支援を行っているプログラミングスクールでは、非公開求人を紹介してもらえたり、実際に企業に推薦してくれたりします。

そして、職務経歴書の作成や面接準備、ポートフォリオ作りなどのサポートも行っているので、未経験でも安心して転職面接に望めます。

下記では、そのオンラインサービスで特に良いものをご紹介します。

ドットインストール

ドットインストール

このサイトはプログラミングの学習サイトなのですが、コンセプトは「3分動画でマスターする」です。

レッスンの数は300以上もあり、レッスン一つ一つの講座を3分間に分割して手軽に始められるといったところが特徴です。

一つ一つのレッスンの時間がそれほど長くないので、網羅的にプログラミングの仕方を学びたいならまずはこのサイトを利用してみてはいかがでしょうか。

【公式サイト】https://dotinstall.com/

progate

Progate

こちらもドットインストールと同じプログラミング学習サイトですが、このサイトでは動画でプログラミングを学ぶのではなく、実際にコードを書いてプログラミングを学ぶといった特徴があります。

開発環境はProgateが用意してくれていて、ブラウザ上で手軽にプログラミングができます。

こちらも学べる言語はWebSEが使うものはほぼ対応しています。実際にコードを書いて動作させるところまで体験できるので、楽しくプログラミングを学べると思います。

【公式サイト】https://prog-8.com/

第二新卒のSE転職で失敗するパターンとその対策3つ

転職はある種の賭けだと言う人もいますが、転職で失敗しないための対策をとるのは大切です。よくある失敗パターンとその対策を紹介しましょう。

会社がブラックだった

IT企業によくあるのが、長時間の残業や休日がないというもの。また、客先常駐で1日緊張が強いられることもよくあります。

ブラック企業という言葉がよく話題になるようになって久しいですが、人それぞれブラックの基準が違います。あなたにとってのNGを避ける工夫が大切です。

対策:労働条件を丁寧にヒアリングする

転職先にブラック企業を選んでしまった理由としてよくあるのが、とにかく前職が嫌だったので転職を急いでしまったというもの。

転職するときに無職期間があっても大きな影響を与えないことがほとんどですので、金銭的な余裕があるなら、時間をかけて転職先の労働条件を丁寧にヒアリングすることをおすすめします。

ヒアリングをするうえで少しでも疑問があれば掘り下げましょう。内定先に質問するのもありです。その対応が雑な会社であれば、疑う気持ちも持ちましょう。

そもそもSEに向いていなかった

私も当てはまるのですが、そもそもSEに向いていなかったということで失敗する人がいます。

経験してみないと判断できないことが多いので、合わないなと思ったときにすぐに撤退できる状況を整えておくのが大切です。

対策:インターンやアルバイトでSE経験を積む

もし可能ならば転職候補の会社でインターンやアルバイトをさせてもらえるとよいでしょう。ベンチャー企業ならば時給1,000円ほどで働かせてもらえることもあります。

会社のカラーが分かるのはもちろんのこと、漠然としたSEに対するイメージが具体化できるはずです。合わなかったらすぐに辞めることのできる環境が望ましいですね。

人間関係が合わなかった

人間関係に悩む社会人は少なくないでしょう。やみくもに怒鳴りつける上司やクライアントがいると精神的に落ち込んでしまいます。

入社してみないと分からないこともありますが、入社前にできるだけ客観的な情報を知っておくとリスクを減らせます

対策:転職エージェントを利用する

転職候補の社内状況を転職のプロである転職エージェントにヒアリングしてもらうことは可能です。過去に退職した人はこう言っていたという情報は貴重なもの。

転職サイトを閲覧するのもよいでしょう。しかし、転職サイトは匿名であるので、実際に現場を見ている転職エージェントの意見の方が信ぴょう性はあります。

第二新卒のSE転職は「転職エージェント」がおすすめ

第二新卒のSE転職に「転職エージェント」をおすすめする理由は、転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーが、求職者の経験や実績、スキル、希望する職種などを詳しくヒアリングし、それぞれに合った求人情報の提供や、直接企業を紹介してくれるからです。

また、転職エージェントを利用することで、ご自身に合った求人情報を効率良く収集できるだけでなく、転職活動のアドバイスや資料作成、面接の指導といったさまざまなサポートを受けることもできます。

このように、転職エージェントを活用することで、キャリアアドバイザーの質の高いアドバイスやサポートを受けることが可能です。また、求職者ご自身のキャリアを見直し、潜在的なスキルや能力を顕在化することにも期待できるでしょう。

転職エージェントは「複数登録」するのが基本

第二新卒でSE転職を行う際は、複数の転職エージェントに登録することで、より効果的に転職エージェントを活用できます。

基本的に、転職エージェントに複数利用する際の登録数は、合計3~4社ほどに登録し、最終的に相性の良い1~2社へ絞るのが最も効率が良くおすすめです。

それぞれのキャリアアドバイザーと面談した後で、ご自分に最も相性が良いと感じた転職エージェントを中心に転職活動を行いましょう。

また、相性の良い転職エージェントを絞り込む際は、後述する転職エージェントのタイプ別に1〜2社を選ぶのがおすすめです。

そこで以下では、転職エージェントを複数登録するメリットを次の5つに分けて解説します。

  1. より多くの非公開求人に出会える
  2. 異なった視点から書類添削や面接のアドバイスを受けられる
  3. 相性の良いキャリアアドバイザーが見つかる可能性が高くなる
  4. 各エージェントが得意な領域を使い分けられる
  5. 無料で転職エージェントサービスをより多く利用できる

1.より多くの非公開求人に出会える

転職エージェントは、それぞれにWebサイトに掲載していない非公開の求人を保有しています。非公開求人については、一般的に求人を出す企業側が求人情報を非公開にする理由があるからです。

非公開求人を出す理由には、主に次の3つがあります。

  • 早く採用を決めたい
  • 事業戦略に関わるプロジェクトの重要な人材を採用したい
  • 企業の内外に求人を知られたくない

それぞれ解説します。

早く採用を決めたい

企業が非公開の求人を出す理由の1つ目は、企業が早く採用を決めたい場合です。

⼈気の企業や職種の求人を行う場合、求⼈募集を一般公開することで応募が殺到してしまい、人選に多大な時間がかかる可能性があります。そこで急いで社員の補充を⾏いたい企業は、転職エージェントに人材の絞り込みを依頼し、早いだけでなく、ミスマッチのリスクの低い採用活動を実施するのです。

そのため、仕事の経験豊富な転職人材は、非公開求人を紹介してもらえる確率が高くなるでしょう。

事業戦略に関わるプロジェクトの重要な人材を採用したい

企業は、競合他社に漏らしたくない極秘プロジェクトや、事業戦略に関わる重要な案件を進める際に、新たな人材を採用するケースがあります。

このような場合に、採用情報を公開して求人を行うことで、外部にプロジェクトの内容を予測されるリスクが生じます。

そこで求人情報を非公開にして、転職エージェントに高いスキルを持つ、経験豊富な人材を直接マッチングしてもらうのです。

このような仕事を紹介してもらえれば、転職先の企業でも比較的重要なポストを任される可能性が高くなるでしょう。

企業の内外に求人を知られたくない

企業が求人募集を行う際に、自社の内外に知られたくないケースもあります。

例えば、社外から役員を採用したいときや、早期退職者を募集している企業が新規採用の求人を行う場合などです。このような企業においては、既存の社員だけではなく、社内外のステークホルダーに知られないように求人を行います

このようなケースでは、企業が特定の転職エージェントに絞って求人募集を出すケースが多いため、複数の転職エージェントに登録するのがおすすめです。

2.異なった視点から書類添削や面接のアドバイスを受けられる

複数の転職エージェントに登録すれば、それぞれのエージェントに所属するキャリアアドバイザーからのサポートを受けることができます。

それぞれのキャリアアドバイザーの異なった視点から、応募書類の添削や面接のアドバイスを受けられるのもメリットの1つです。

複数のキャリアアドバイザーにこれまでのキャリアを相談することにより、自分では気づけなかった仕事の強みや弱みを顕在化することができ、有利な転職活動に役立てることも可能です。

初めての職種に転職したいとお考えの方や、潜在的な自分の強みを顕在化したい方は、ぜひ複数の転職エージェントに登録して、異なったキャリアアドバイザーからのアドバイスを参考にしましょう。

3.相性の良いキャリアアドバイザーが見つかる可能性が高くなる

転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーと面談をする際に、どうしても相性が合わないと感じるケースもあるでしょう。しかし、キャリアアドバイザーとの相性は、質の高い転職活動に欠かせない要素です。

相性の良いキャリアアドバイザーとは、求職者の希望をしっかりと把握し、質の良いマッチングを実現してくれます。また内定後の就業条件も、できるだけ求職者に有利となるような交渉を行ってくれるでしょう。

このように、複数の転職エージェントに登録し、複数のキャリアアドバイザーを比較するのも重要な転職活動の1つです。

相性の良い信頼できるキャリアアドバイザーに出会うことで、あなた自身の転職活動に対するモチベーションも上がることでしょう。

4.各エージェントが得意な領域を使い分けられる

転職エージェントは、それぞれに得意な領域が異なるのが一般的です。例えば、幅広い職種を対象に転職サポートを行うエージェントもあれば、IT関連に特化したエージェントなどもあります。

もし求職者が「IT企業での実績が豊富なので次もIT関連に転職したいけど、もし前職の経験を活かしつつ、他の条件の良い職種があればチャレンジしたい」といった場合には、1社のエージェントだけに限定してしまうと、満足のいく転職活動ができない可能性があります。

そこで複数の転職エージェントの得意な領域に合わせ、エージェントを使い分けることで、転職活動を効率的に進められるでしょう。

5.無料で転職エージェントサービスをより多く利用できる

求職者が転職エージェントを利用する際は、原則無料です。転職エージェントを無料で利用できる理由は、転職エージェントが求職者を紹介して就職が決まった際に、企業から成功報酬を受け取っているからです。求職者は、上記のようなメリットをより多く享受するために、複数の転職エージェントに登録しておくことが大切です。

近年は、働き方改革やワークライフバランスなどの考え方が浸透したこともあり、転職希望者が増加しています。そこで、少しでも有利に転職活動を実施できるように複数の転職エージェントに登録し、求職者自らが積極的に転職活動を行うようにしましょう。

上記のように、複数の転職エージェントを活用することで、より有利に転職活動を行うことができます。

第二新卒未経験者におすすめ!SE転職に強い転職サイト4選

ここからは実際に転職をする際に利用すべきおすすめの転職サイトをご紹介していきます。

doda|第二新卒未経験歓迎の求人が多い

doda

公式URL:https://doda.jp

利用者から満足の声が多いdodaでは、20万件以上の求人を公開している最大級の転職サイトです。(※2023年3月時点、非公開求人を含む)

SEの求人数も、業界最大手の「リクルート」に引けを取らない案件を有しているので、未経験歓迎の企業も見つかりやすいと言えます。

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type転職エージェント

type転職エージェント

公式サイト:https://type.career-agent.jp/

type転職エージェントは、1都3県の転職実績に定評のあるエージェントです。年収交渉に強みを置いており、転職者のために粘り強く交渉を続けてくれると評判です。

今の会社は早く辞めたい、でも自分の年収は落としたくないという転職のありがちな悩みに対して、

最後まで向き合ってくれるtype転職エージェントを味方に、転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。

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GEEK JOB|第二新卒未経験からの転職支援を完全無料でサポート

GEEKJOB

公式URL:https://camp.geekjob.jp/

GEEK JOBは、未経験からプログラマー転職支援サービスの中でも20代の第二新卒に特化をしている稀有な就職支援サービスです。

ただ単に、転職に向けたキャリアアドバイザーとしてついてもらうだけではなく、プログラムを無料で学ぶことができます。

そのため、IT系へのキャリアチェンジに強いエージェントなので、未経験で選考に通用するのかと悩んでいる方にも心強い味方になるでしょう。SEや開発者として転職したい方に特におすすめです。

また、既にスクールなどに通ってプログラミング経験が多少ある方でも、現役のプログラマーから“仕事で使えるプログラミング”を実践的に学べる点は魅力的です。

支援サービスは完全無料で、最短1ヶ月というスピードラーニングが可能です。積極的に活用することがおすすめなサービスです。

ハタラクティブ|20代・第二新卒特化型のエージェント

ハタラクティブ

公式URL:https://hataractive.jp/

ハタラクティブは、20代・第二新卒・フリーターから転職を目指す方に特化したエージェントです。

会員限定機能として、登録した条件に合った新着情報をメールで配信され、職務経歴書などの基本情報はレジュメとして保存することができるので、効率よく転職を進めることができます。

また、職務経歴や希望条件などを匿名で登録することで、企業側から直接オファーが届くサービスも利用することができるので、転職の可能性も広がります。

第二新卒からのSE転職でよくある質問【Q&A】

第二新卒で、特に未経験からSEを目指す方に多い質問を5つ紹介します。SE未経験の方も毛行けのある方も参考にしてください。

Q.第二新卒からのSE転職で正社員になれる?

第二新卒からSEへ転職することは十分可能です。第二新卒者は、ある程度の社会人としてのマナーや知識を持っている人とみなされるため、採用する企業にも研修費用などのコストを省けるといったメリットがあります。

また、SE転職には未経験者を歓迎する求人も少なくないため、興味のある方は積極的に応募してみましょう。SEに興味があるけど、よく分からないから不安という方は、転職エージェントを活用すれば安心です。

Q.第二新卒からのSE転職を目指していますが、セミナーや説明会などはありますか?

SE転職する際に、企業の就活セミナーや説明会を受講することは可能です。ネットで「SE 企業セミナー」「SE 説明会」などで検索すれば、さまざまなセミナーや説明会がヒットするはずです。それ以外にも、インターンとして一定期間企業に入職してみる方法などもあります。

また、第二新卒でSEに転職する際は、転職エージェントに登録して、転職のプロであるキャリアアドバイザーの視点から、あなたに合う転職先を紹介してもらうのもおすすめです。

Q.第二新卒からのSE転職は、専門学校卒でも大丈夫ですか?

第二新卒からSEへ転職する際は、専門学校卒でも全く問題ないでしょう。そもそもIT業界は、大手企業のような「学歴フィルター」を採用していない会社も多く、スキルや人柄などを重視する傾向があります。

そこで、学歴を気にせず、自信を持って積極的な転職活動を進めましょう。

Q.第二新卒からのSE転職を積極採用している企業はありますか?

SE求人では、第二新卒を積極的に採用する企業も多くあります。ただ、求人募集に「第二新卒希望」とは書かれていないことが多いために、目立つことはありません。

前述した通り、第二新卒を採用する企業にとって、すでに社会経験のある第二新卒を採用することは、多くのメリットがあります。

そこで第二転職でSEを目指す場合には、転職エージェントに登録して自分が転職を望む企業のイメージを伝え、希望に合った転職先を選ぶようにしましょう。

Q.第二新卒からのSE転職に大学の成績証明書は必要でしょうか?

第二新卒からの転職では、大学などの成績証明書の提出が必要な企業と、必要のない企業があります。SE転職に関しては、ほとんどの企業が提出を求めていないようです。

ただ、必要ないとは言い切れないため、転職活動を始めるにあたっては、必要な書類などをしっかりと確認の上で応募しましょう。

もし複数の企業を対象とする場合には、できるだけ転職エージェントを活用し、キャリアアドバイザーに書類等の確認をしてもらうと安心です。

まとめ

今回は、未経験者がSEへ転職するにあたり、有利に進める方法をご紹介しました。IT業界は人材不足と言われていますが、だからといって誰でも採用される訳ではありません。

少しでも有利に進めるために、事前の学習や理想のSEになるための分析を行い、転職を成功させましょう。

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株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。