30代から介護士に転職は可能?未経験からの転職成功のコツと注意点を徹底解説
介護士は少子高齢化の影響もあり、年々需要が高まり続けています。
そのため、年齢関係なく何歳からでも始めやすいというメリットがあり、さまざまな世代の方々が介護業界に参入しています。
一方で、介護業界全体的に人手不足が問題視されています。
少子高齢化で需要が高まっている理由もありますが、介護士には介護士の大変さも多くあります。
この記事では、介護士の良い面・悪い面それぞれを知って、転職する前にしっかりイメージしてスタートできるような内容をお伝えします。
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関連記事:介護職向け転職エージェントおすすめ15選|資格・施設別に徹底比較【2025年最新】
目次
30代でも介護士に転職できる3つの理由
結論から言うと、30代からでも介護士への転職は可能です。年齢がハンデになるようなことはありません。
むしろ介護業界において、30代は多くの可能性を秘めており、積極的に採用されやすい年代です。
30代未経験でも介護士に転職しやすい理由が、以下の3つです。
それぞれの詳しい内容を見ていきましょう。
そもそも30代は介護業界では若手
そもそも30代は介護業界では若手で、将来を有望視される年代として転職しやすいです。
なぜなら、介護業界の平均年齢は高く、働き盛りである30代の人材は貴重な存在だからです。
以下の表は、年齢別の介護士の割合を表したものです。
年齢 | 割合 |
---|---|
25歳未満 | 2.4% |
25歳以上30歳未満 | 4.5% |
30歳以上35歳未満 | 6.0% |
35歳以上40歳未満 | 8.5% |
40歳以上45歳未満 | 11.0% |
45歳以上50歳未満 | 12.7% |
50歳以上55歳未満 | 12.6% |
55歳以上60歳未満 | 11.5% |
60歳以上65歳未満 | 10.8% |
65歳以上70歳未満 | 7.4% |
70歳以上 | 6.8% |
他の職種で30代は中堅と考えられることも少なくありませんが、介護業界では若手と判断されることも多いため、未経験でも転職しやすいのです。
介護士は未経験でも転職可能
介護士は未経験や無資格でも仕事を始められるため、30代からでも転職可能です。
30代から未経験で介護士に転職する方は多く、転職してからさまざまな資格取得や経験をすることでキャリアアップできるため、将来性のある魅力的な仕事です。
ただし、2024年4月より無資格の介護士には「認知症介護基礎研修」の受講が義務化されます。
しかし認知症介護基礎研修は、認知症ケアに必要な基礎知識を学ぶ研修で1日で修了できるため、介護士に転職してから受講しても問題ありません。
事前の研修受講が介護士への転職条件ではないため、ご安心ください。
連記事:介護職は無資格だと働けなくなる?2024年4月から義務化された研修について解説
介護業界は慢性的な人手不足
日本の高齢化は今後も続き、介護業界は慢性的な人手不足に陥っています。そのため、30代で働き盛りの介護士を多くの事業所は求めています。
厚生労働省が発表したデータによると、今後の介護士の必要数は以下のとおりです。
引用元:介護人材の処遇改善等(介護人材の確保と介護現場の生産性の向上)|厚生労働省
2025年には32万人の介護士が不足し、2040年にはおよそ69万人もの介護士が不足すると予想されています。
人材確保のためにも、30代の介護士は非常に貴重な存在となっていくでしょう。
30代未経験で介護士に転職するメリット
30代でも未経験転職しやすい点が介護士転職の大きなメリットですが、それ以外にも介護士に転職するメリットはいくつかあります。
まずは、30代未経験で介護士に転職するからご紹介しますので、これから介護士としてのキャリアを考えるきっかけになるため、ぜひ参考にしてください。
30代でも未経験転職しやすい
上でも触れたように、介護士は30代未経験でも転職しやすい職業に挙げられます。
他の職種では、30代になるとどうしても経験者が求められがちですが、介護士なら心機一転挑戦することも可能です。
また、ハローワークの職業訓練でも介護分野は充実していますので、費用をかけずに介護について学んだり、資格取得したりしやすい環境が整っています。
前職の経験やスキルを活かせる
たとえばサービス業をしていた方であれば、培ったコミュニケーション力をご利用者とのかかわりに活用可能です。
マネジメント経験がある方であれば、チームケアが重要な介護業界において貴重な存在となり得ます。
介護士はさまざまなスキルを活かせる仕事のため、これまでの経験値がある30代という年齢が強みになり、介護業界であらたな輝きを出せるでしょう。
資格取得により確実にキャリアアップできる
介護士は資格を取得することで、確実にキャリアアップを図れます。
以下の表は、介護士の保有資格別の平均月給をまとめたものです。
保有資格 | 平均月給 |
---|---|
資格なし | 268,680円 |
介護職員初任者研修 | 300,240円 |
実務者研修 | 302,430円 |
介護福祉士 | 331,080円 |
社会福祉士 | 350,120円 |
介護支援専門員 | 376,770円 |
なにかしらの資格あり | 320,540円 |
働きながらの資格取得をサポートしてくれる職場もあるため、明確なキャリアアップの指針があることも介護士転職のメリットです。
将来性のある介護業界で長く働ける
少子高齢化の影響で、介護士は今後も需要が高まり続けるため、将来的に長く働ける魅力的な仕事です。
30代から介護士を始めれば、定年まで安定的に仕事を続けられるでしょう。
介護は体力のいる仕事のため、年齢を重ねるとやっていけるか不安に思う方もいるかもしれませんが、心配いりません。
介護の仕事を30代から始めて資格を取得すれば、現場の介護士以外にもケアマネジャーや生活相談員などのキャリアチェンジが可能です。
また経験を積むとともに確実にキャリアアップできれば、管理職やエリアマネージャーなどのマネジメント職に就く選択肢も出てきます。
これらの仕事は、介護の現場で働くよりもアドバイスやプランニング、マネジメントなどが主な業務になるため、体力勝負になってしまうことを避けることができます。
介護士の経験を家族介護に活かせる
介護士としての経験は、万が一自分の家族に介護が必要になったときに活かせます。
自分が介護する際の技術面はもちろん活かせますが、それ以外にも家族にとって必要な介護サービスを提案するといった知識面でも介護士の経験は役立ちます。
介護士への転職が、家族介護という将来の不安を解消するきっかけになるのは大きなメリットです。
家族に介護士がいるというのは親族の方にとっても、将来介護が必要になった際にサポートしてもらえるという安心感にもつながるでしょう。
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30代未経験で介護士に転職するデメリット
30代未経験でも転職しやすい介護士ですが、転職するデメリットもあります。
主に次の4つは多くの方に当てはまりやすいので、このようなデメリットを受け入れられるか?どう回避するか?を考えた上で転職するかどうか決めてみてください。
収入が一時的に減る可能性がある
30代から介護士に転職する場合は、一時的に収入が減る可能性があります。
なぜなら、介護士の平均年収は以下の表のとおり、全産業に比べて低いからです。
平均年収 | |
---|---|
介護士 | 381万円 |
全産業 | 458万円 |
お互いの差額 | 77万円 |
無資格未経験から介護士を始める場合は、収入が一時的に下がることを受け入れる必要があるでしょう。
ただ資格取得やキャリアアップを積み重ねることで、全産業の平均年収である458万円を超えることも十分可能です。
過酷な労働環境の職場も少なくない
介護業界は人手不足だとお伝えしましたが、需要に追いついていない理由だけではない点にも気にかけておきましょう。
近年の働き方改革で業務改善を実施している事業所も増えてはいますが、それでも過酷な環境に転職してしまう可能性も起こり得ます。
また、施設の性質上、夜勤や残業、土日出勤が避けられない職場も多く、プライベートとのバランスが取りにくくなりやすいデメリットもあります。
さらに、お年寄りと近い距離で接する職業ということもあり、人間関係での悩みも起きやすいと考えられます。
うまくいけばやりがいにつながりますが、悪い環境では嫌がらせやハラスメントを受けてしまうようなことが起こり得ます。
後述しますが、介護士としての働き方をしっかりイメージした上で転職しないと、転職後に後悔してしまいやすくなるでしょう。
関連記事:介護職への転職を考えている方に対して!介護業界の実情や後悔しない転職方法を解説
年下の上司と働く場合がある
介護の職場では、20代で出世して役職についている人がいる可能性もあります。
介護業界では30代も若手だとはお伝えしましたが、30代未経験で介護士に転職した場合、自分よりも年下の上司のもとで働く可能性があります。
年齢を気にする方で年下から指導されることに抵抗がある場合は、30代での未経験分野への転職は大変かもしれません。
しかし、働く業界が変われば年齢関係なく新人であり、新しい気持ちで学ぶ姿勢を持てば成長できるチャンスです。
たとえ上司が自分より年下の場合でも素直な気持ちで学ぶことが、介護業界であらたなキャリアをスタートする上で重要になってくるでしょう。
慣れるまでは心身の疲労が大きい
介護の仕事は、ご利用者を抱えたり入浴や排泄のお手伝いをしたりするため、体力が必要です。
また認知症の方とのコミュニケーションは専門的な知識が必要になるため、慣れるまで精神的に負担に感じる方もいるでしょう。
介護士に限らず、仕事に慣れるまでは心身の疲労が溜まりやすい状態が続きます。
はじめのうちは負担が大きく感じるかもしれませんが、慣れてくると徐々に余裕が出てくるため、体調管理に気を遣いながら無理をしないことが大切です。
ご自身で体力トレーニングをしたり、将来的に現場で働く機会が減る職種へのキャリアアップのために勉強をしたりして克服していく場面も出てくるでしょう。
未経験から介護士への転職が向いている人の特徴
大変な仕事も多い介護士では、向き不向きが大きく出てきます。
介護士への転職が向いている人の特徴は、以下の5つです。
自分の特徴や性格などと照らし合わせながら、自分が介護士に向いているかどうか考えてみてください。
体力に自信がある人
なぜなら、介護士の主な仕事は、ご利用者の移動や排泄、入浴など日常生活上のサポートで体力が必要な仕事だからです。
また夜勤をする場合は、夕方から翌朝までの長時間労働になるケースもあり、体力のない方にとっては負担が大きい可能性があります。
日頃から運動習慣があり体力に自信がある人は、多くの介護施設で重宝され、他のスタッフやご利用者から必要とされる存在になるでしょう。
コミュニケーションが得意な人
介護士の仕事は、さまざまなご利用者とかかわる機会が多いため、コミュニケーションが得意な人に向いています。
施設で生活するご利用者は、悩みを相談したり昔話を話したりするなど、自分の話を聞いてほしい方が多くいます。
相槌を打ちながらそばでやさしく話を聞いてくれる介護士は、ご利用者にとって良き理解者となり得ます。話し上手や聞き上手は、介護士での活躍が期待されるでしょう。
観察力や推察力がある人
観察力や推察力は、介護士をする上で非常に重要な能力です。
介護が必要なご利用者の方は、体調に変化があっても症状が表に出にくい傾向にあります。
そのため「少し表情が暗い」「普段より落ち着きがない」といったことに気づける観察力を持つことが大切です。
観察力や推察力に自信がある人は、介護士としての適性があると言えるでしょう。
協調性がありチームプレイが好きな人
介護施設は介護士以外にも、以下のような職種の方と連携し仕事をしなければいけません。
- 看護師
- ケアマネジャー
- 生活相談員
- 管理栄養士
- リハビリ職員
介護サービス向上のためには、ご利用者の様子やケアの方針などを、さまざまな職種と情報交換することが大切です。
チームで連携し同じ目標に向かって頑張ることが好きな人は、介護士としての活躍が期待できます。
相手の立場に立って物事を考えられる人
介護を必要とするご利用者の多くは、自分の思いを適切に伝えられません。
とくに認知症を抱えたご利用者は意思疎通がスムーズにいかず、相手の感情を理解するのが難しい場合があります。
表情やちょっとした仕草から、ご利用者の感情を察知し、相手の立場に立ちながらかかわることが介護士には求められるでしょう。
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介護士への転職が向いていない人の特徴
一方で以下のような特徴がある人は、介護士に向いていないかもしれません。
このような特徴がある方でも、性格や希望を変えることで介護士の適性に合わせることが可能です。
それぞれの特徴と改善方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
メンタル的に弱い人
以下のようなメンタル的に弱い人は、介護士に向いていない可能性があります。
- ストレスに弱い
- 感情のコントロールが上手くできない
- 自責思考が強すぎる
介護士は感情労働と言われており、ご利用者の言動に対して感情のコントロールが必要です。
そのため、看護師や保育士、クレーム対応のオペレーターなどと同様に、ストレスが溜まりやすい仕事です。
さまざまな要因がある介護中のアクシデントに対して、すべての責任を自分で背負ってしまう自責思考が強い人は向いていません。
自分のペースで仕事がしたい人
自分のペースで仕事を進めたい人にとって、介護士の仕事は向いていない可能性があります。
介護の仕事は、主にご利用者の生活をサポートすることで、必要とする介護やタイミングはご利用者一人ひとり異なります。その方にあったペースでサポートすることが、介護士には求められるでしょう。
時間の限られた中で多くの方に介護サービスを提供する必要があるため、焦ってしまうこともあるかもしれません。
介護士は、自分のペースではなくご利用者のペースに沿って、仕事を進めていくことが大切です。
カレンダー通りのスケジュールで働きたい人
介護の仕事はシフト制で、土日祝日関係なく出勤する必要があるため、カレンダー通りに休みたい人は介護士に向いていないかもしれません。
ただ月に数回、休日の日付を希望できるため、必ず土日祝日に休めないというわけではありません。また有休を利用すれば、連休を取ることも可能です。(勤務や休日などのルールについては職場によって異なります)
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などは必ず休みたいという人は、介護士はやめておいたほうがいいでしょう。
30代未経験で介護士への転職を成功させるポイント
30代未経験でも転職しやすい介護士ですが、転職後に後悔しないためには、しっかり準備をして転職を成功させる必要があります。
介護士転職で後悔しないためには、次の5点をご自身に当てはめてしっかり考えておきましょう。
介護士の仕事のイメージをしっかりしておく
30代未経験でも転職しやすいことは介護士転職のメリットですが、一方で働く上で大変なことも多くあります。
介護の仕事については、本記事の後半でも解説しますので、参考にして介護士業務のイメージを膨らませていってください。
転職期間中に時間の余裕がある方は、実際にパート等で短時間働いてみたり、職業訓練を受けてみたりすることもおすすめです。
志望動機をはっきりさせておく
「30代でも介護士は目指しやすい」とお伝えしましたが、ご自身の中でも志望動機を明確にしておく必要があります。
「転職しやすいから転職した」というような考えを見透かされてしまうと、条件が良い優良な事務所からは不採用を受けやすくなります。
結果として、条件が良くない事務所からの採用になってしまい、働く上で大変に思ったり、不満に思ったりしやすくなります。
転職先の詳細をしっかり調べておく
介護士の転職では、職場選びで成功・失敗が大きくわかれやすいとも言えるでしょう。
今でも長時間労働やハラスメントが放置されている職場もあり、そのような職場に転職してしまったら、早期退職につながりやすくなります。
30代で転職を繰り返してしまうと、徐々に転職が厳しくなり、さらに条件が悪い会社でしか採用されないような事態にもなりかねません。
30代での転職は特に、本当に気持ちよく働ける環境かを十分リサーチした上で転職するかどうかを決めていきましょう。
ライフスタイルと転職先の労働環境を合わせる
30代は結婚や出産、育児などの重大なライフイベントが発生しやすい年代でもあります。
一方、介護士は夜勤や土日出勤も多くあるため、プライベートを犠牲にしなくてはならない場面も出てきやすいです。
例えば、子育てのために夜勤や土日出勤を避けなくてはならない方は、平日日中のみに働けるデイサービスや訪問介護などを中心に転職先を探すと良いでしょう。
また、人手不足になりがちな介護業界では、育児休暇が取りにくい点もデメリットになってしまいます。そのような点も考慮して転職先を選んでいく必要があります。
資格が取りやすい職場を選ぶ
介護に関する資格は多く、職場内で資格取得を後押ししてくれるところも少なくありません。
次のような職場は狙い目ですので、ぜひ転職先選びの参考にしてみてください。
- 研修制度が充実している
- 資格ごとに手当が明確に決められている
- 資格取得の費用を援助してくれる
- 働きながら資格取得できる
30代未経験からの介護士の資格とキャリアプラン
30代から介護士を目指すには、以下の5ステップがおすすめです。
30代で介護士に転職する方は、将来的に次のようなキャリアと資格取得を目指してみてください。
確実にキャリアアップを図り、待遇面での向上も期待できるため、ぜひ参考にしてください。
関連記事:介護職が働きやすい施設とは?業務内容や未経験者向けの施設も解説!
研修制度の充実した職場へ転職する
入社後数日間は、給料をもらいながら介護の基礎を学べるため、安心して現場に入れるのも大きな魅力です。
介護事業所によっては研修がほとんどなく、未経験であってもすぐに現場で働くケースもあります。そのような職場は慢性的な人手不足で研修をしている暇がなく、介護サービスの質が低いかもしれません。
研修制度が充実した職場に入社すれば、介護の基礎を身に付けられるため、介護士としてキャリアアップするための土台を作れるでしょう。
働きながら介護職員初任者研修の資格を取る
実際に入社して介護士としてのキャリアをスタートさせたら、次に資格取得を目指しましょう。
介護職員初任者研修とは、介護士の入門的な資格です。ご利用者に必要な支援を実践するための、基本的な介護スキルがあることを証明してくれます。
研修を受講すれば資格を取得でき、週1〜2回のコースを選択すれば、働きながらでも3ヶ月程度で修了します。
職場によっては資格取得支援制度を利用し、無料または低額で資格を取得できる場合もあるため、資格取得を検討する場合は上司に相談してみましょう。
【参考記事】介護職員初任者研修の実態把握と効果的・効率的な実施に関する調査研究事業報告書|厚生労働省
仕事に慣れてきたら実務者研修の資格を取る
介護職員初任者研修を取得し仕事に慣れてきたら、次に「実務者研修」の資格取得を目指すのがおすすめです。
介護福祉士の国家試験の受験要件にもなっているため、キャリアアップを図る上で重要な資格となっています。実務者研修も研修を受講し、修了することで資格を取得可能です。
介護職員初任者研修よりも期間もボリュームも多く、働きながら研修を受講する場合は、資格取得までに6ヶ月程度かかります。
【参考記事】実務者研修の指定基準について|厚生労働省
実務経験を3年積んで介護福祉士の国家試験を受ける
(※介護福祉士国家試験を受験するためには、介護の実務経験3年と実務者研修の資格が必要です)
介護福祉士は、現場で働く介護士にとって唯一の国家資格であり、医療的ケアを含めた介護の高い専門スキルを持っていることを証明してくれます。
介護福祉士は、他の介護士を指導する立場でもあるため、将来的に介護業界でキャリアアップしたい方は必ず取るべき資格です。
【参考記事】介護福祉士国家試験|公益財団法人社会福祉振興・試験センター
さらなる資格取得でキャリアアップを図る
さらに、以下のような資格を取得することで、さまざまなキャリアを選択できるようになります。
資格 | 目指せる職種 |
---|---|
認定介護福祉士 | 介護リーダーや管理職など |
介護支援専門員 | ケアマネジャー |
社会福祉士 | 生活相談員 |
また同じ介護業界でも、以下のような資格を取得し、別の専門職種を目指すのも可能です。
資格 | 目指せる職種 |
---|---|
看護師 | 看護職員 |
理学療法士や作業療法士など | リハビリ職員 |
介護士としてスタートしたキャリアも、資格を取得したり現場経験を積んだりすることで、さまざまな選択肢が見えてくるでしょう。
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30代から介護士に転職するときに知っておきたい業界事情
ここでは、30代から介護士を目指す方に知っておいてほしいことを3つ紹介します。
介護業界の現状や課題、仕事内容などを把握しておくことで、実際に仕事をするときに感じるギャップを少なくできます。
それぞれ詳しい内容を解説するので、ぜひご覧ください。
介護業界の現状と課題
介護業界の主な現状と課題は、以下の2つです。
- 人手不足に対する人材確保
- 低収入に対する賃金アップ
介護業界は慢性的な人手不足に陥っており、その原因として介護士の低収入が挙げられます。
処遇改善加算や補助金制度など、政府による賃金アップの取り組みが毎年のように実施されていますが、まだ十分な収入とは言えないのが現状です。
今後も政府や各事業所の人手不足対策や、処遇改善の取り組みに注目していきましょう。
【参考記事】処遇改善に係る加算全体のイメージ|厚生労働省
介護士の主な仕事内容
介護士に転職する前に、仕事内容を把握しておきましょう。
介護士の仕事は、以下のように身体介護と生活支援に分けられます。
仕事の種類 | 内容 |
---|---|
身体介護 | 移乗介助 排泄介助 食事介助 入浴介助 更衣介助 |
生活支援 | 掃除 洗濯 調理 買い物 病院付き添い |
サービス形態によって仕事内容は異なり、施設系の場合は身体介護の割合が多く、居宅系の場合は掃除や洗濯のみを提供することもあります。
介護士の給料事情
介護士の給料事情についても見ていきましょう。
厚生労働省の調査によると、介護士の平均給与月給は以下のとおりです。
月給制の場合(主に正社員を指す)
雇用形態 | 平均月給 |
---|---|
常勤 | 317,540円 |
非常勤 | 209,540円 |
全産業の平均と比べると、介護士の給料は少ないですが、資格取得や転職などにより確実に給料を上げられるのが介護の魅力です。
介護士の給料アップ方法に関する詳しい情報は、以下の記事で徹底解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
【関連記事】介護士の給料はいくらもらえる?平均年収や給料アップの方法なども紹介
30代から介護士に転職したい方におすすめの転職サービス
30代から介護士に転職したい方におすすめの転職サービスを5つ紹介します。
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かいごGardenは介護・医療に特化した転職支援サービスで、グループ会社の株式会社ツクイは介護サービスで40年以上(※1)の歴史を有しています。全国700ヵ所以上(※1)の現場で培ったノウハウをもとに、寄り添った転職支援を提供しているのが特徴です。
かいごGardenでは、介護資格をもったキャリアコーディネーターが多数在籍しているため、現職の悩みや希望の条件を気軽に相談できます。職場の雰囲気や施設の内部情報を共有してくれるうえ、入職後のフォローもあるため、安心して新しい職場で仕事を始められるでしょう。
全国に29ヵ所(※1)ある拠点では、地域密着型の求人情報を多数保有しているのもポイントです。ここでしか知り得ないような好条件の求人紹介にも期待できます。
(※1)かいごGardenの公式ホームページより
サービス概要 | |
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サービス名 | かいごGarden |
運営会社 | 株式会社ツクイスタッフ |
公開求人数 | 102,421件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
公式サイト | https://www.tsukui-staff.net/ |
30代からでも介護士への転職は十分可能
職員の高齢化が懸念される介護業界においては、30代は若手に該当する年齢層です。
ただなんとなく介護士を始めるのではなく、本記事で紹介した介護士のメリットやデメリット、介護士に向いている人や向いていない人の特徴などを参考にしながら、自分との適性を考えてみてください。
介護士は、経験値と資格取得で確実にキャリアアップできる魅力的な仕事です。
30代からでも焦ることなく、現場経験を積み資格の勉強をしながら、着実にステップアップしていきましょう。
転職サービス
サービス名 | 求人数 | ポイント | 公式サイト |
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★ 4.8
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公開求人数
約4.9万件
非公開求人数
非公開
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【おすすめNo.1】資格を活かして転職したい方に!常勤から派遣まで、年収アップを目指せる求人が多数。
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★ 4.3
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公開求人数
約1.8万件
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【口コミ評価No.1実績あり】離職率・人間関係などを共有してもらえる。職場環境を重視する方に!
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★ 4.0
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公開求人数
約8.1万件
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【ケアマネ・社会福祉士に強い】大手マイナビ運営で安心。資格保有者向けの求人が充実。
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★ 3.8
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公開求人数
約4.4万件
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約9.3万件
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【複数登録におすすめ】非公開求人数は業界最大級。経験豊富な人材コンサルタントが、あなたに合った働き方や転職先を提案。
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運営者情報
会社名 |
株式会社アシロ(ASIRO Inc.) 2021年7月20日 東証グロース上場(7378) |
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URL | https://asiro.co.jp/ |
本社所在地 |
160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング4F |
法人番号 | 9011101076787 |
設立日 | 2009年11月 |
代表者(代表取締役社長) | 中山博登 |
主な事業内容 | HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業 |
許認可 | 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782) |
グループ会社 |
株式会社アシロ少額短期保険 株式会社ヒトタス |