介護ワーカーは、求人数の多さを強みとする介護職専門の転職支援サービスです。
介護の求人を探している中で介護ワーカーの存在を知った方や、登録してみたい気持ちはあるものの、評判が気になり迷っている方もいるかもしれません。
介護ワーカーでは求人の紹介だけでなく、条件交渉や面接の同行といったサービスも提供しているため、初めて転職する方でも安心して転職活動を進められます。
希望の求人を見つけるには、「自分に合ったサービスへの登録」が重要です。
転職支援サービスは、「非公開求人を多く保有している」「資格が取れる」「サポート体制に力を入れている」など、それぞれ異なる強みを持っています。
自分に合うサービスを選ぶためには、どの転職支援サービスで、どのような内容が提供されているのか、それぞれの特徴を知っておく必要があるでしょう。
この記事では独自アンケートの調査結果をもとに、介護ワーカーの特徴や評判、メリット・デメリットを解説します。比較したい他の転職支援サービスについても紹介していますので、参考にしてください。
目次
介護ワーカーの評判
20代~70代までの介護ワーカー利用経験者の男女150名に、介護ワーカーに関するアンケート調査を行いました。
アンケートでは、以下のことを伺いました。
- 介護ワーカーを知ったきっかけ
- 介護ワーカーを利用した体験談
- 介護ワーカーで転職するメリット・デメリット
介護ワーカーを知ったきっかけについての回答結果は以下のとおりです。
・対象:20代~70代までの男女150名 ・調査日:2022年2月22日 |
介護ワーカーを知ったきっかけとして最も多かった回答は「Webサイト」でした。
内容の項目としては、求人検索や、転職サイト、転職ランキングサイトなどが挙げられています。
SNSやWeb広告なども含めると、多くの方がインターネット上で転職や求人検索をしていることが伺えます。
次点で回答の多かった「知人の紹介」では、「身内に勧められた」「知人から教えてもらった」という声がありました。
中には「病院から紹介された」という声もありました。
その他の回答では、求人誌、テレビ、営業、公共機関など、さまざまな意見が挙げられています。
また、アンケート結果から、約40%の方がインターネットで求人を探していることがわかりました。
ネット検索が好まれている理由として、次のような点が挙げられるでしょう。
- どこからでも検索できる
- 知りたい情報を素早く検索できる
- 情報量が多く、口コミや体験談などのリアルな情報もわかる
仕事をしながら転職活動となると、使える時間も限られます。簡単にいつでも豊富な情報を手に入れるには、ネット検索が有効といえます。
続いて、介護ワーカーを利用した感想を伺いました。
アンケート結果は、次のとおりです。
アンケート回答者150人中、82名の方が「介護ワーカーを利用して良かった」と回答しています。
以下、アンケートに寄せられた利用者の声を紹介します。
良い評判
内容を知ることが出来た。自分の資格でどの程度の賃金が支払われるかがわかった。 40代/男性 |
条件にほぼあった求人を紹介してくれた。 20代/女性 |
転職の幅が広がった。 50代/男性 |
聞きにくい事を代わりに聞いてもらえる。 40代/女性 |
丁寧な応対、内容もとても勉強になりました。 30代/男性 |
細かなところまで気をつかってくれました。 70代/男性 |
使い勝手が良かった、親切だった、という声が多く見受けられました。
また、「自分の資格でどの程度の賃金が支払われるかがわかった」といった意見は興味深く、転職支援サービスが自分の価値を知る良い判断材料として活用されていることを伺わせます。
転職を希望している方の中には、「今の職場を辞めようか迷っている」方もいるのではないでしょうか。
アドバイザーへ相談すれば、適切なアドバイスがもらえます。
例えば、自分が持っている資格がどのような分野で役に立つのか、培ったスキルを活かせる働き方など、プロの目線で分析してもらえるため、自分自身の「市場価値」を知ることができるのです。
アドバイスを聞いてから、退職・転職を検討するのか、今の職場での改善策を探すのが良いか決めるのも、ひとつの方法です。
悪い評判
自分の希望から外れたところの紹介が多かったし、メール頻度や電話連絡が多すぎて不快に感じることが多々あったから。 50代/男性 |
こちらの事情をあまり理解してくれなかった。 30代/女性 |
コンテンツが細かくわかれていたから、選択肢が少ない方が良かった。 30代/男性 |
電話の勧誘がしつこかった。 40代/女性 |
不親切。 50代/男性 |
介護ワーカーの悪い評判として連絡の頻度が高いことや、希望に見合う求人がなかった、という口コミが寄せられていました。
また、紹介求人のジャンルが細かくわかれていることから、応募先を選択しづらいという回答も見受けられます。
アドバイザーと希望の条件をすり合わせておいたり、本当はどのジャンルの求人が向いているのか相談してみたりと、自分でできる工夫もしていくことで、介護ワーカーを有効に活用できるかもしれません。
介護士におすすめの就職サイト5選 | ||
サイト名 | 評価 | 強み |
|
4.8 |
介護士転職サイトおすすめ№1 |
|
4.5 |
資格取得のサポートアリ! |
![]() |
4.0 |
豊富な介護転職の実績あり |
3.8 |
正社員の採用に強みアリ |
|
3.5 |
無資格でも大丈夫 |
介護ワーカーの特徴
介護ワーカーには、以下のような特徴があります。
|
公開求人数が豊富であれば、転職の選択肢が広がります。
また、検索機能が充実しているため、条件を絞り込んで検索することも可能です。
介護ワーカーの検索機能は以下のとおりです。
【検索条件の例】
|
条件をそれぞれ組み合わせることで、希望に近い求人を素早く検索できるでしょう。
さらに、介護ワーカーでは、書類添削や面接対策を行ってくれるサービスもあります。
転職を成功させるには、書類選考と面接を通過しなければなりません。
書類添削では、実際の履歴書や職務経歴書を見てもらえます。
面接対策では、よく聞かれる質問や、受け答えのコツなどを教えてもらえるため、自信が持てるようになるでしょう。
面接への同行や、場合によっては面接に同席して、あらためて雇用条件の確認などを行ってもらうことも可能です。
書類選考が通らない、面接に自信がない方にとっては心強いサポートではないでしょうか。
【介護ワーカー概要】*2022年3月29日時点
運営会社 | 株式会社トライトキャリア |
本社所在地 | 〒530-0057大阪府大阪市北区曽根崎2-12-7 清和梅田ビル13階 |
求人数 | 公開求人数:86,994件 |
おもな求人職種 | 介護職・ヘルパー/ケアマネージャー/相談員/管理職/その他 |
利用料金 | 無料 (退会はいつでも可能) |
公式サイト | https://kaigoworker.jp/ |
介護ワーカーで転職活動をするメリット
アンケート調査では、介護ワーカーで転職活動をするさまざまなメリットが挙げられました。
抜粋して3つ紹介します。
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求人数が多い
掲載数の多さ。 40代/男性 |
ハローワークにない求人を紹介してもらえること。 30代/女性 |
情報量が多い。 20代/男性 |
希望の職種が豊富だった。 40代/男性 |
選択肢が多く、色々な関わりのある資格などがある事 60代/女性 |
介護ワーカーのメリットは、求人数が多いところです。
介護ワーカーは、公開求人数のみで、約87,000件(2022年3月29日時点)を掲載しています。
非公開求人も合わせると、より多数の求人を保有していることになります。
【参考】
- マイナビ介護職:公開求人数 約57,000件
- きらケア:公開求人数 約46,000件
- かいご畑:公開求人数 約9,760件
求人の数が多い分だけ、自分に合った転職先を見つけられる可能性も上がるといえるでしょう。
使いやすく便利
使い勝手が良い。 40代/女性 |
簡単に検索できること。 40代/男性 |
使いやすい。 20代/男性 |
高収入から地域検索までとても使いやすい。 30代/男性 |
便利。 50代/女性 |
サイトの検索機能が充実しており、利便性が高いところも介護ワーカーのメリットであるといえるでしょう。
例えば、地域から探す、勤務形態から探す、勤務形態から探す、こだわり条件から探すなど、さまざまな角度から求人を検索できます。
自分のこだわりで絞り込んで検索できるため、似た求人の中から、より好条件の求人を探すことも可能でしょう。
大手の信頼感がある
大手で信頼できる。 30代/男性 |
大手なので安心な面がある。 60代/女性 |
安心感がある。 30代/男性 |
安心して利用できた。 50代/男性 |
使い勝手が良くて信頼性が高かったので。 30代/男性 |
運営会社が大手だからこそ、信頼感や安心感があるといった声が見受けられました。
転職支援サービスでは個人情報を扱うシーンもあるため、少なからず不安を感じるものです。
介護ワーカーは、利用者から「この会社なら大丈夫だろう」と思われる転職支援サービスであり、大手としての信頼性はメリットといえるでしょう。
介護ワーカーで転職活動をするデメリット
介護ワーカーの悪い点として利用者からは、以下のような意見が挙げられています。
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連絡の頻度が高い
メール頻度や電話連絡が多すぎて不快に感じることが多々あった。 50代/男性 |
電話の勧誘がしつこかった。 40代/女性 |
メールや電話での連絡頻度が高い点は、利用者にとってデメリットといえるかもしれません。
新着求人のメールだけでなく、担当アドバイザーからの連絡が頻繁で困惑している方もいるようです。
連絡がしつこく困っている場合は、担当者を代えてもらうのもひとつの手段です。
ただ、連絡が多いということはそれだけ求人があるということです。
良い転職先を見つけるチャンスにつながるとも考えられます。
「連絡は〇時~〇時でお願いします」と指定しておけば、電話トラブルを回避しつつ、好条件の転職情報を聞けるかもしれません。
キャリアアドバイザーの質にバラつきがある
キャリアアドバイザーの質にバラつきがある点を、デメリットとして感じている方もいるようです。
アンケートでは、「アドバイザーが親切だった」という声もあれば、「アドバイザーが不親切だった」という声もありました。
親切に教えてくれる。 30代/女性 |
不親切。 50代/男性 |
人はそれぞれ性格や価値観が異なるため、アドバイザーとの相性があるのはごく自然なことです。
ただ、「きちんと対応してくれない」「こちら側の話や要望を聞いていない」といったケースも考えられます。
仕事の質に疑問を感じる場合は、担当アドバイザーの変更を依頼しましょう。
直接担当アドバイザーに伝えるのが難しければ、「介護ワーカー」ホームページのお問い合わせフォームから変更を申し出ることもできます。
アドバイザーを変更してもらうことで相性のいいアドバイザーと出会え、転職活動がうまく進むケースもあり得るため、遠慮せず申し出てみましょう。
条件がすべて合う求人があるとは限らない
希望が叶わなかった。 40代/男性 |
思うような仕事がない。 60代/女性 |
介護ワーカーに限らず、転職支援サービスを利用したからといって必ず条件に見合った求人が見つかるとは限りません。
ときには、粘り強く求人を探す必要があります。
また、こだわりすぎている場合は、条件に優先順位をつけるのも、ひとつの手段です。
「1つに絞れない」「どうしたらいいかわからない」と悩むなら、アドバイザーに相談してみることをおすすめします。
話すことで、自分の中で気持ちや考えを整理できます。
また、プロの目線で分析してもらえるため、「こうなりたい」「こんな職場で働きたい」など、目的を明確にしやすくなります。
介護ワーカーで転職が成功しやすい人の特徴
介護ワーカーで転職が成功しやすい人には、次のような特徴が考えられます。
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高齢化社会が進んでいる現代では、介護職の需要は高くなっています。
内閣府によると、現在も高齢化率は上昇し続けており、令和18年(2036)年には、おおよそ3人に1人が65歳以上になると発表されています。
参照元:内閣府|高齢化の現状と将来像
そのため、介護資格を持っている人だけでなく、「これから介護職を目指したい」という未経験者も歓迎している求人は少なくありません。
このような現状から、介護職への転職は成功しやすいと考えられます。
くわえて、転職が成功しやすい人の特徴には、「転職理由と目的がハッキリしている」点も挙げられます。
なぜなら、面接時の受け答えに説得力が増すからです。
企業側も、よりよい人材を採用したいため、面接時に転職理由を聞くケースが多くあります。
その際、「なんとなく…」と曖昧では、説得力がありません。
「キャリアアップしたいと思った」「介護の知識を身につけたい」「貴社の〇〇にチャレンジしたい」など、目的がハッキリしていることで、「なるほど」と納得してもらいやすくなります。
なぜ介護職に就こうと思ったのか、介護職に就いてどうしたいのか、明確に答えられるようにしておき、転職を成功させましょう。
介護ワーカー利用の流れ
介護ワーカーを利用する、流れをご紹介します。
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会員登録は、ホームページまたは電話で行います。
氏名や希望の勤務形態などをチェックしながら完了させましょう。
登録後、専門アドバイザーからヒアリングが行われます。
希望の勤務時間や条件、給与などを伝えましょう。
転職活動の不安や悩み事といった相談も可能です。
ヒアリングが終了すると、担当のアドバイザーから、条件に合いそうな求人の紹介があります。
受けたい求人があれば、応募に進みましょう。
「履歴書」や「面接の受け答え」は、転職を成功させるためにとても重要です。
介護ワーカーでは、職務経歴書の添削や面接対策なども受けられます。
内定後は、条件に相違がないかの確認が行われ、異なる場合は条件交渉も行ってもらえます。
入職までの各アクションでサポートしてもらえるため、初めての転職でも安心です。
利用するにあたり重要になるのが、担当アドバイザーとの面談です。
ヒアリングでは、自分の希望する条件や相談、要望など、しっかり伝えておきましょう。
介護サービス以外のおすすめ転職支援サービス4選
「介護ワーカー以外の転職支援サービスと比較したいな」と思う方もいるかもしれません。
おすすめの介護系転職支援サービスを4つ紹介します。
カイゴジョブエージェント
カイゴジョブエージェントは、介護職・介護福祉士に特化した人材紹介サービスです。
求人数は50,000件以上と多く、訪問介護の求人実績もあります。
また、同運営会社では、「カイゴジョブアカデミー」という、介護資格取得のサービスも提供しています。
資格取得から就業支援までをサポートしてもらえるため、介護未経験の方でもチャレンジしやすい環境です。
気になる方は利用してみてはいかがでしょうか。
公式サイト:https://kaigoagent.com
【関連記事】カイゴジョブエージェントの評判・口コミは?メリットやデメリットも紹介
きらケア
転職する際に、職場の雰囲気や人間関係が気になる方も多いのではないでしょうか。
きらケアでは、事前に施設内のリサーチが行われるため、雰囲気や離職率などネガティブな情報も教えてもらえます。
働きやすい環境を求めている方の、心強い味方となってくれるでしょう。
また、きらケアは正社員だけでなく、派遣の求人も強みとしています。
派遣で介護職をはじめてみたい方におすすめの転職支援サービスです。
公式サイト:https://job.kiracare.jp
【関連記事】きらケアの評判・口コミを調査!特徴や有効に利用するコツも解説
クリックジョブ介護
クリックジョブ介護は、正社員として働きたい方に向いています。
クリックジョブ介護で扱われている求人は、正社員、契約社員、パートといった直接雇用されるもののみです。
非公開求人も保有しているため、今まで条件に見合う正社員求人に出会えなかった方も、見つかるかもしれません。
掲載されている介護施設も、有料老人ホームや訪問介護、病院、クリニックと多数あります。
自分の生活スタイルに合った職場を探すことができるでしょう。
派遣や期間限定での勤務を希望の場合は、求人数が少ないため注意が必要です。
公式サイト:https://kaigo.clickjob.jp
かいご畑
かいご畑は、資格支援制度が充実している特徴があります。
転職した際には、無料で資格取得講座を受けられます。
また、コンサルタントは介護資格を有しているため、専門的な質問にも答えてもらえる安心感があります。
派遣社員向けの求人に特化している傾向があるため、派遣を経てキャリアアップしていきたい方は登録しておきましょう。
無資格・未経験歓迎の求人も複数扱っているため、これから資格取得を考えている方にも適したサービスといえます。
正社員での就職を希望の方は、他の転職エージェントとの併用がおすすめです。
公式サイト:https://kaigobatake.jp
まとめ
介護ワーカーは、介護士転職に特化した転職支援サービスです。
メリット | デメリット |
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多数の求人を保有しているため、自分の希望に見合った職場を見つけることができるかもしれません。
介護ワーカーでは介護職専門のアドバイザーが、客観的な視点からアドバイスを行ってくれるので、転職に不安を感じている方も安心です。
良い評判も悪い評判もありますが、自分の条件や希望を明確にしてうまく活用すれば、転職の心強い味方になります。
とはいえ、転職支援サービスはそれぞれ特徴が異なります。
アドバイザーとの相性もあるでしょう。
転職活動を進めるうえでは、複数の転職支援サービス・エージェントへの登録がおすすめです。
自分に合ったところを見つけ、転職活動をスムーズに進めていきましょう。