
就活で何をしたいのか、やりたいのかよく分からない

どうやって自分のやりたいことを見つければいいの?
このように就活を進めるうえで、応募する業界や職種について悩んでいる方は少なくありません。
やりたいことが決まらないまま、就活をしても企業から内定をもらえない可能性があります。
自分がしたいことややりたいことを見つけるためには、まずは自己分析をおこない、自分について理解することが大切です。


就活生が何をしたいか分からないと悩む理由

多くの就活生が「自分が本当にやりたいことが分からない」という悩みを抱えています。社会に飛び出す前の大切な時期に、自分の進むべき道が見えないことは、不安や焦りを生むものでしょう。
今まで働いたことのない学生が社会人として何をしたいのかいわれても、分からないのはある意味当然です。
そこでこの章では、なぜ何をしたいのか分からないのか、具体的な理由と対処法を詳しく解説します。
自己分析が足りていないから
自己分析とは、自分の強みや弱み、価値観や興味を過去の経験から理解することです。
就活生が「やりたいことが分からない」と感じる背景には、この自己分析が十分におこなわれていないことが関係していると考えられます。
たとえば、自分の価値観や興味を明確に持っていないと、多種多様な職種や企業の中から、自分に合ったものを選び出すのは非常に困難です。
また、自己分析が不足していると、面接時にも「あなたの強みは?」や「なぜ当社を選んだのか?」といった質問に対して、説得力のある答えを述べることができません。
自分がどのようなことに興味を持っているか、どのような価値観を大切にしているかを明確にすれば、より自分に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。さらに、自己分析がしっかりできていれば、面接時に自分の強みや適性を十分に伝えることができ、採用の可能性を高められるかもしれません。
しかし、学生の段階ではまだ多くの経験を積んでいないため、自分の得手不得手や好き嫌いが明確でないことが多いものです。
どんな職種があるのか知らないから
世の中にはさまざまな職種が存在しますが、多くの就活生がこれらの全ての職種を知っているわけではありません。実際、多くの学生が知らない職種の中に、自分のスキルや価値観に合った仕事がある可能性もあるのです。
業界や職種への知識が足りていないことも、就活生が「何をしたいか分からない」と感じる大きな理由のひとつです。もし、様々な職種の中から自分の興味や適性に合ったものを選べるようであれば、就活の方向性も明確になるでしょう。
そのため、就活生は積極的に合同説明会や企業説明会、さらにはインターンシップなどの機会を利用して、さまざまな職種や業界に触れることが大切です。また、先輩やキャリアアドバイザーとの情報交換も効果的といえます。
幅広く情報を収集し、自分の興味や適性を探ることで、自分のやりたい仕事や働きたい企業が見つかりやすくなるでしょう。
就活の失敗を恐れているから
就活において、「失敗したくない」と思うことは、多くの就活生が感じている悩みです。
- 第一志望の企業からの内定をもらえるのか
- ブラック企業に入社するのではないか
- 周りと比べて、企業名がパッとしない
このような不安や失敗を恐れるあまり、自分の本当にやりたいことではなく、興味のない人気の企業を受けてしまう就活生もいます。
結果として本来のポテンシャルを発揮できる場所を見逃してしまうことがあるのです。
書類の見送りや面接での不採用は決して悪いことではありません。
失敗や挫折の原因を分析して、次に活かすことで内定を獲得できる可能性を高めることができるでしょう。

実際に働いた経験がないから
実際に働いた経験がない就活生にとって、どのような仕事が自分に合っているのか、どのような業務が日常的におこなわれているのかを具体的にイメージすることは難しいでしょう。
自分で向き不向きを見極めるためには、インターンシップやアルバイトなど、さまざまな経験を積むことが有効です。
とくにインターンシップでは実際に実務経験を積むことができ、社会人とともに働くことができるため、自分が何をしたいのか決めるきっかけとなる大きな経験になります。
社会人経験がないことは就活生誰しもが同じです。
就職先へ希望する条件が多いから
特に、就活生の場合、業界や職種、企業文化など、知らないことが多い中での企業に求める条件は幅広くおこなう必要があります。
希望する条件が多すぎると、その全てを満たす企業を見つけるのは困難になります。
理想の条件をリストアップしたあとに、それが現実的なものなのか、また、どの条件が絶対的で、どの条件が妥協できるのかを見極めることが重要です。
複数の条件を優先順位付けすることで、就活の幅を広げられ、より適切な選択ができるようになるでしょう。
希望条件の優先順位を明確にすることは、就職活動の方向性を定めたり、迷った際の指針にしたりする際にも有効です。自分の理想と現実をしっかりと照らし合わせ、最適な選択をするために視野を広く持ちましょう。
何をしたいか分からない就活生がやりたいことを見つける方法

就職活動において、「何をしたいか分からない」と多くの学生が同じ悩みを抱える中で、やりたいことが見つかれば、他の就活生に一歩有利な状態で就活を進めることができます。
本章で紹介する方法を実践して、何をしたいのか明確にするためのヒントにしてみてください。
自己分析を徹底的におこなう
自分の魅力や強みを明確にすることで、目指すべき職種や業界を絞り込みやすくなります。
具体的な方法として、まずは自分の得意なこと、好きなことをリストアップしましょう。
そのうえで、どのような業界や職種でそれらの強みを活かせるかを考えてみましょう。さらに、自分の弱点や改善したい部分も洗い出し、どのようにしてその弱点を克服するのか考えることも重要です。
世の中にある仕事の理解を深める
社会には多種多様な仕事が存在していますが、知らない職業には応募することすらできません。
世の中には約1万8,000種類もの仕事が存在しており、その中には自分の知らない魅力的な仕事が数多くあるはずです。
様々な仕事を知るためには、多岐にわたる職種や業界の情報を収集し、自分が挑戦したいと思う仕事を調べてみましょう。情報収集の方法としては、合同説明会や業界セミナーへの参加、専門家や経験者の話を聞くなどの方法が挙げられます。
職業名索引:第5回改定厚生労働省編職業分類|労働政策研究・研修機構
※「図表 職業名の数」の「計」の数値を参照
やりたくない仕事を洗い出す
やりたい仕事を見つけるためには、逆にやりたくない仕事を明確にすることも有効です。なぜなら、好き嫌いや適性を理解することで、自分がどのような環境や条件で働きたいかのイメージが鮮明になるからです。
具体的には、過去のアルバイト経験や日常生活で思い浮かぶ仕事を振り返り、「これは避けたい」と思う要素をリストアップしてみてください。
適性検査を受けて向いている仕事を見つける
多くの企業や組織で新卒採用や中途採用の際に利用されていますが、自己分析の手段としても有効です。適性検査を受けることで、自分が持っているスキルや能力、さらには興味や特性を明確にすることができます。
そして、適性検査で得られた結果は、どのような職種や業界が自分に合っているのか、具体的な方向性を探る手助けとなるでしょう。適性検査には多様なジャンルのものが存在するため、実際に受ける際は、自分の興味や悩みに合わせて選ぶことが大切です。
身につけたいスキルから逆算する
未来の自分をイメージすることは、キャリア設計の大きな手助けとなります。
特に、「自分が身につけたいスキル」を明確にして逆算することで、必要な経験や学びを効率的に得る方向性が見えてくるはずです。
たとえば、プロジェクトマネージメントのスキルを身につけたい場合、そのためにはどのような職種や業界での経験が有効かを考え、目指すべきキャリアパスを描くことができます。
この方法を通じて、自分の成長を意識的にデザインすることが可能となり、就職活動もより目的意識を持って進められるようになるでしょう。
インターンシップに参加する
インターンシップは、実際の業務を体験できる絶好のチャンスです。自分が興味を持っている業界や職種に関する業務内容・職場環境を身をもって知ることができるため、やりたい仕事を具体的にイメージしやすくなります。
また、インターンシップを通じて得た経験や学びは、就職活動時の強みとなり、面接や履歴書でのアピールポイントとして活用できます。興味を持った業界・企業がインターンシップを実施しているかを調査し、積極的に参加してみるのがおすすめです。
OB・OG訪問する
OB・OG訪問は、実際にその業界や企業で働いている先輩から直接話を聞ける貴重な機会です。先輩の仕事上での経験や学び、そして業界の最新情報やトレンドを教えてもらえるでしょう。
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何をしたいか分からない就活生が就活を成功させるためのポイント

自分が仕事に何を求めているのか、どのような職種や業界が自分に合っているのかを見つけることは就活生にとって簡単ではありません。
就職サイトを利用する
多くの就職サイトは、さまざまな業界や職種の求人情報を提供しており、自分の希望や条件に合わせて検索することが可能です。一般的な就職サイトでは、業界のトレンドや人気の職種に関する情報を入手することもできるため、自分のキャリアを検討する際の参考になります。
まずは、自分の希望する条件やスキルをもとに、いくつかの就職サイトを利用して情報収集を始めてみましょう。

逆求人サイトを利用する
これらのサイトでの自己PRやキャリアプランの詳細な記入は、自己分析をおこなう良いきっかけとなり、就職活動の方向性を見つけるためのヒントを得ることにもつながります。
また、企業からのスカウトを通じて、自分のスキル・経験をどのような職種や業界で活かせるかを把握できる機会にもなるでしょう。

就活エージェントを利用する
就活エージェントは、あなたのキャリアプランや希望を理解し、最適な求人情報を提供してくれるサービスです。就活エージェントでは、一人ひとりの就活生に対して個別のアドバイスやサポートをおこなっており、求人情報の提供だけでなく、面接対策や自己分析のサポートもしてくれます。
何をしたいか分からない状態の方は特に、プロのアドバイスを受けることで、新たな方向性やキャリアの可能性を見つけられるでしょう。安心して就活を進めたい、成功させたいという方は、就活エージェントの利用を検討してみてください。

何をしたいか分からない就活生におすすめの就活エージェント
- キャリアチケット
- キャリアスタート
- Meets Company
キャリアチケット

- 特徴① あなたに合った企業のみ紹介
- 特徴② 13,000人以上の就活をサポート
- 特徴③ オンラインの就活セミナーが充実
キャリアチケットは何十社も受けてそのうちの内定がもらえた企業で働くのではなく、自分にあった企業で活躍するためにサポートしてくれます。
入社してから後悔しないために、あなたが活躍できる企業を選ぶための方法をアドバイスしてくれます。
どのように就職活動を進めていけばいいのか分からない方にこそ、利用してほしい就活エージェントです。
またキャリアチケットのアドバイザーからのアドバイスを受けることで、内定率が93%アップした実績もあるので、ぜひ利用してみてください。
サービス名 | キャリアチケット |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
東京、名古屋、大阪、京都など全国
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公式サイト |
キャリアスタート

- 特徴① 18~25歳の就職支援に強み
- 特徴② 未経験可の求人が1,000件以上
- 特徴③ 丁寧なサポートに定評あり
キャリアスタートは、主に18~25歳前後の第二新卒・フリーターの就職に強みがある就職エージェントです。未経験可の求人が1,000件以上(※)保有されているため、スキルや経験に自信がない方でも気軽に応募できるでしょう。
登録すると、経験豊富なキャリアコンサルタントからマンツーマンでの支援を受けられます。適性に合った求人の紹介から応募書類の添削、企業ごとの面接対策、内定後の条件交渉まで、時間をかけて丁寧にサポートしてもらえるのが特徴です。
じっくり話を聞いたうえで一緒にアピールポイントを考えてもらえるため、一人での就職活動に不安を抱える方は、登録して相談してみるといいでしょう。
(※)キャリアスタートの公式ホームページより
サービス名 | キャリアスタート |
運営会社 | キャリアスタート株式会社 |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
|
対応地域 |
北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、福岡など全国
|
公式サイト |
【キャリアスタートの口コミ・評判】
キャリアスタートに相談して、自分の目標が明確になりました。これから営業として、頑張っていきたいと思います。
右も左もわからなかった僕に手を差し伸べていただきありがとうございました。これからも貪欲に成長していきます!
Meets Company

- 特徴① 社長や人事と直接話すことができる
- 特徴② 独自ルートで選考に進むことができる
- 特徴③ オンラインの就活セミナーが充実
Meets Company(ミーツカンパニー)は「就活エージェント×合同説明会」を掛け合わせたサービスです。
ミーツカンパニーで開催されている合同説明会は、かしこまった雰囲気ではなく、少人数の座談会形式で進められるため、素の自分をアピールしやすいのがポイントです。
またミーツカンパニーのイベントに参加した方限定で、1次面接スキップできる特別選考に進むこともできます。
社員の雰囲気やサイトではわからないリアルの声を聞けるのもリアルイベントの特徴の1つです。
サービス名 | Meets Company |
運営会社 | 株式会社DYM |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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対応地域 |
全国
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公式サイト |
何をしたいか分からない就活生によくある質問

最後に、何をしたいか分からない就活生によくある質問に回答します。
- どのように自己分析すればいいですか?
-
以下の方法で今までの経験を振り返ってみましょう。
- 過去の経験や活動を振り返り、自分が楽しく感じた瞬間や苦手だと感じたことをリストアップする
- SWOT分析をおこない、自分の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を明確にする
- 身近な人に自分の強みや特徴を尋ねる
- 好きなことを仕事にしていいですか?
-
もちろん問題ありません。好きなことを仕事にできれば、働くモチベーションを持続しやすくなり、その分野での専門性やスキルを深められる可能性も高まります。
ただし、好きなことが市場で求められるスキルか、または収入面での安定が期待できるかなど、状況によっては現実的な視点からの考察も必要です。
- 企業研究のやり方がわかりません
-
企業研究は以下の方法で進めることが可能です。
- 企業の公式Webサイトや年次報告書を読む
- SNSやニュースサイトをチェックする
- OB・OGや現役の社員に話を聞く
- インターンシップや説明会に参加して、直接企業の雰囲気を感じる
- 就活失敗しそうで怖い…
-
その気持ちは多くの就活生が感じるものです。
就活では、失敗を恐れず、前向きにアプローチすることが大切です。失敗を経験と捉え、少しずつ改善を重ねることで、失敗の回数が減ってくるでしょう。
キャリアアップステージ就活が怖くて動けない方へ|就活恐怖症を解決する5つの方法を解説 - キャリアアップステージ 「就活が怖い・なかなか動けない」と悩んでいる方に向けて本記事ではなぜ就活が怖いのかその原因と克服する方法を解説します。本記事を読んで就活の怖さを克服して第一志望...
何をしたいか分からない就活生は就活エージェントに相談してみよう

本記事では何をしたいか分からない就活生に向けて、どのようにやりたい仕事を見つけるのかを中心に、就活を成功させるためのコツを解説しました。
特に大切なことは、念入りに自己分析をおこなうことです。自分の強みや弱みを理解するためにも、自己分析のプロセスは欠かせません。また、第三者から客観的なアドバイスをもらえば、自分に向いている仕事を見つけるためのヒントが得られるはずです。
また、自分のやりたい仕事の相談はもちろん、向いている求人の紹介までしてくれるので、内定獲得の可能性を高められるかもしれません。
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