ニートは職業訓練を受講できる?コースの種類や受かるためのポイントも解説

本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

ニートが職業訓練を受けるならどのコースがいいの?

職業訓練に受かるためのコツを教えてほしい

と悩んでいませんか?

ニートが職業訓練を受けるときは、興味のある分野や将来の目標を見据えて決めるとよいでしょう。

職業訓練に受かるためのコツは、就業意欲があること、職業訓練を受ける理由などを面接で説明できることです。

また、職業訓練は条件を満たしていれば給付金をもらいながら受講可能です。

この記事では、ニートの方が受講できる職業訓練やコースの特徴について解説します。また、職業訓練がおすすめな方とおすすめできない方についてもお伝えするため、職業訓練を受けようか迷っている方も参考にしてください。

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ニートの方で就職支援を受けたい方は以下の記事でニートや無職の方におすすめの就職エージェントを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

ニートが受講できる職業訓練の種類

ニートが受講できる職業訓練には3つあります。

ニートが受講できる職業訓練の種類

職業訓練を受けるためには、各訓練で条件があります。受講するための条件を1種類ずつ解説します。

求職者支援訓練

求職者支援訓練は、職歴がない、雇用保険を受給できない方が受けられる制度です。卒業後すぐ、もしくは仕事を辞めて1年以上ニートの方が主に当てはまる職業訓練です。

求職者支援訓練は、ハローワークから受講の必要があると認められた場合、何歳でも受けられます。

求職者支援訓練には、基礎コースと実践コースがあります。

コースの違いは表を参照してください。

基礎コース実践コース
受講内容1ヶ月目
・ビジネスマナー
・コミュニケーションスキル
・基礎的なパソコンスキル  
2ヵ月目以降に仕事に必要なスキル
1ヵ月目から仕事に必要なスキルを学習できる。
通う期間1~3ヵ月2~6ヵ月
コース数4371,830
就職成功率55.7%58.4%

ニートの方が就職するために職業訓練を受講する場合は、実践コースを選択しましょう。

実践コースは仕事に必要な知識や技術を学習できるため、即戦力として期待されて企業に採用されるかもしれません。

【参考記事】
求職者支援制度のご案内|厚生労働省
ハロートレーニング(公共職業訓練)の実施状況(全体版)|厚生労働省

公共職業訓練

公共職業訓練は職歴があり、雇用保険に加入していた方が受けられる職業訓練です。

現在ニートの方で失業保険を受給している場合は、公共職業訓練を受講可能です。

訓練期間は3ヵ月~2年とコースによって異なります。受講料は無料でテキスト代のみかかります。

公共職業訓練受講後の就職率は、70~80%台であり、ほとんどの方が就職できています。

学卒者支援訓練

学卒者支援訓練は中学や高校卒業後に、専門的な知識・技術を身につけるための職業訓練です。1~2年間と長期的に通う必要があり、高額な費用もかかります。

専門的な知識を身につけられるため、目標が決まっている方が主に受講しています。

受講者数は約1万5,000人と上記2つと比較すると少ないですが、就職率は90%以上と高い水準です。

【参考記事】
学卒者訓練の概要|厚生労働省
ハロートレーニング(公的職業訓練)の実施状況 (全体版)|厚生労働省

ニートが職業訓練を受けるべき5つの理由

ニートが職業訓練を受けるべき理由は5つです。

それぞれ解説します。

授業料が無料になる

職業訓練は受講にかかる費用が無料になります。資格を取るための費用は、安くても1万円程度かかります。

しかし、授業料が無料になれば受験費用とテキスト費用のみで資格やスキルを身につけることが可能です。

収入が少なく、受験費用が少ない方は後述する給付金をもらえるかもしれません。

給付金があれば、生活に困る可能性を軽減しながら資格を取ることが可能です。

参考記事:求職者支援制度・訓練受講のしおり-就職支援計画書の交付を受ける方へ-|厚生労働省

自分の自信につながる

スキルや知識があると自分に自信が持てます。

就職試験の際に自信があると、明るくハキハキと答えられ、担当者から好印象をもらえるでしょう。

スキルや知識がないと自信が持てなかったり、他の方と比較して何もできないと思ったりするかもしれません。

自信の無さは面接の際に声が小さくなったり、表情が暗くなったりと企業の担当者に悪い印象を与えてしまいます。

就職を成功させるためにも、職業訓練を利用してスキルを身につけましょう。

社会的な関わりが持てる

ニートになり自宅で生活する期間が長期化すると、他者と関わる機会が減り、孤立してしまう可能性があります。

孤立した状態では、ストレスを感じやすかったり、うつ病になりやすかったり、外出頻度が減ったりするからです。

職業訓練に通うと、他者と関わる機会が増加してデメリットを軽減できるでしょう。また、あなたの同じように頑張っている方がいるとわかり、職業訓練に通うモチベーションの維持にもつながります。

参考記事:孤独に関する医学的研究と人間の孤独性|医学哲学 医学倫理 32巻 2014

就職に有利な資格・スキルを身につけられる

職業訓練で学んだスキルや取得したスキルは就職に有利に働きます。

ニートの方は収入源がなく、今後どうしようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

無料で取得した資格が将来転職するときに役に立つかもしれません。現在スキルや資格を持っていない方は、職業訓練でスキルや資格を取得しましょう。

職業訓練校から就職サポートを受けられる

職業訓練校では就職サポートが受けられます。

資格やスキルを身につけても、どこに就職したらよいかわからない方は、職業訓練を受講したときに学校に確認してみてください。

職業訓練校によってサポート内容が異なるため、企業への就職率や職業訓練卒業後の就職率を確認しておきましょう。

ニートで職業訓練を受けるのがおすすめな方

ニートで職業訓練を受けるのがおすすめな方は、下記が当てはまる方です。

1つずつ見ていきましょう。

30代以上でスキルや資格がない

30代以上でスキルや資格がない方は就職試験の際に、他の方と比較したときに採用されにくいです。

たとえば、若い方と30代以上の方が応募してどちらもスキルや資格がない場合は、企業は今後の成長に期待して若い方を採用するでしょう。

就職をスムーズに進めるために、30代以上の方でスキルや資格がない方は職業訓練の受講がおすすめです。

職業訓練校とは別に学習時間を確保できる

職業訓練校の講義以外にも学習時間の確保が必要です。

講義のみでは即戦力として働けるスキルが身につかない可能性があるからです。

資格試験がある場合は、講義時間以外にも学習時間が必要になるケースがあります。職業訓練に通う前に、1時間程度の学習時間を確保できるか確認しておくとよいでしょう。

毎日の通学に抵抗がない

職業訓練校は、決められた期間の平日に毎日通います。

ニート生活に慣れてしまい、自宅から外出の機会が減っている場合は、ストレスに感じるかもしれません。

通学に抵抗のある方は、オンラインで受講できる職業訓練もあります。自身でスケジュールを立てて計画的に受講できる方は、オンライン受講もおすすめです。

計画的に受講できないと心配な方は、通学できる職業訓練へ通いましょう。

ニートで職業訓練の受講がおすすめできない方

ニートで職業訓練の受講がおすすめできない方は、下記にひとつでも当てはまる方です。

1つずつ解説します。

すぐに就職する必要がある

生活に困っている方や、家庭の事情によりすぐに就職しなければいけない方は、職業訓練をおすすめできません。

職業訓練は最低でも2ヶ月通う必要があるからです。

希望するコースがない

職業訓練のコースには、IT関係や介護、医療、事務などさまざまなコースが用意されています。

しかし、あなたの関心のある分野がコースに含まれていない場合は受講をおすすめできません。

とりあえずスキルや知識を身につけるために受講して就職できても、やりがいが見つからず、早期離職する可能性があるからです。

希望するコースがない方は、興味のある分野で求人がないか確認してみましょう。

既にスキルや資格を持っている

スキルや資格を持っている方は、その知識を活かして就職する方が効率的です。

職業訓練に通い、さらに知識を身につけられる可能性もあります。

しかし、就職して現場で学べる知識やスキルを身につけたほうが、今後の人生を好転させられる可能性が高いでしょう。

20代で新卒後3年以内である

20代であれば、スキルや経験がなくても今後の成長に期待して採用してもらえる企業があります。

働く際に必要な資格がある場合は、取得費用をサポートしてくれる企業もあります。

未経験を積極的に採用している会社を見つけるためには、就職エージェントの利用がおすすめです。

就職エージェントを利用すると、未経験の入社率や定着率、職場の雰囲気などを教えてもらえます。あなたの働く姿を想像しやすくミスマッチを予防できるでしょう。

ニートから就職を成功させるコツについて知りたい方もいるでしょう。

結論、「ハローワークを活用する」「求人サイトに複数登録して選択肢を増やす」「就職・転職エージェントを併用する」の3つを視野に入れましょう。

詳しくは以下の記事で解説しているため参考にしてください。

ニートが受けられる職業訓練のコース

ニートが受けられる職業訓練のコースは、主に5つの業界があります。

各業界の特徴や受講期間を解説するため、あなたが興味のある分野を受講しましょう。

事務職

事務職の職業訓練で学べることは以下のとおりです。

職業訓練で学べること
  • WordやExcelの操作技術・知識
  • 事務職で使用するアプリ(Zoom、Slack)の活用方法
  • 事務関連に必要な仕事の知識・スキル
  • 簿記・経理
  • ビジネス文書作成
  • 宅建スキル

受講できるコースは163コースあり、受講期間はコースによって2~6ヵ月とさまざまです。

職業訓練校によって学べる内容が違うため、あなたの興味・関心のある分野を受講しましょう。

参考記事:職業訓練検索|ハローワーク・インターネットサービス

介護・医療関係

介護・医療関係で学べる内容は下記があります。

職業訓練で学べること
  • 介護職の知識・技術
  • 保育補助に関する知識
  • 医療事務
  • ネイリスト
  • セラピスト

受講できるコースは119コースあり、受講期間は学ぶ内容によって2~6ヵ月と幅があります。

介護職や医療事務であれば、最短2ヵ月で資格試験に合格できるレベルになるでしょう。

医療関係では、ネイリストやセラピスト技術も受講可能です。オンラインで受講できる講座はありません。

受講したい講座がお住まいの都道府県にあるのか確認しておきましょう。 

参考記事:職業訓練検索|ハローワーク・インターネットサービス

Webクリエイティブ関係

Webクリエイティブ関係では下記の職種があります。

職業訓練で学べること
  • Webデザイン
  • ホームページ・サイト作成におけるHTML・CSS
  • 写真・動画編集
  • SNSマーケティング
  • イラスト作成
  • ネットショップ管理
  • グラフィックデザイナー

全国で受講できるコースは76コース(2024年5月現在)あり、受講期間は3~6ヶ月です。

お住まいの都道府県でWebクリエイティブ関係のコースがない場合は、オンラインで受講できるコースを選択しましょう。

Webクリエイティブ関連のスキルは持っておくと、どこでも役立てることが可能です。Webスキルがあれば、正社員ではなくフリーランスとして働くこともできます。

参考記事:職業訓練検索|ハローワーク・インターネットサービス

Web・IT関係

Web・IT関係の職業訓練では、下記を学ぶことが可能です。

職業訓練で学べること
  • アプリ開発技術
  • ECサイト作成
  • システムエンジニア
  • JavaやPHP・Pythonなどのプログラミング技術

プログラミングに必要な言語を学ぶことでWEBアプリ開発技術やシステムエンジニアに就職できるスキルを身につけられます。

受講できる講座は32コース(2024年5月現在)であり、オンライン受講できるコースもあります。職業訓練期間はほとんど6ヵ月間で、2コースのみ3ヵ月です。

オンライン講座は、全国から受講できるため定員になる可能性が高いです。早めに行動して、試験に受かるように準備しておきましょう。

参考記事:職業訓練検索|ハローワーク・インターネットサービス

ビルメンテナンス関係

ビルメンテナンス関係では下記の技術を学べます。

職業訓練で学べること
  • 電気整備士
  • ビルの電気設備点検
  • ビルを維持するための設備の理解
  • ボイラー技士
  • 危険物取扱知識

受講できるコースは139講座で、期間は3ヵ月~1年とコースにより異なります。

ビルメンテナンス関係の職業訓練は、2024年5月時点で求職者支援訓練のコースが開講されていない点に注意してください。

公共職業訓練でのみ開講されています。

参考記事:職業訓練検索|ハローワーク・インターネットサービス

ニートが職業訓練を受けるときの流れ

ニートが職業訓練を受けるときの流れは、以下のとおりです。

それぞれ見ていきましょう。

ハローワークに訪問して求職者登録

職業訓練の利用を考えている方は、お住まいの地域を管轄するハローワークに訪問して求職者登録をおこないます。

登録する際は、職員に求職者登録をしたいと伝えると対応してもらえます。

求職者登録後、ハローワークで職員と数回面談し、必要な職業訓練を決めます。

給付金をもらおうと考えている方は、このときに職員に相談しましょう。

職業訓練校で面接などの試験を受ける

受講したい職業訓練が決まったら、受講申込書を記載して申し込みをおこないます。

その後、面接や筆記試験を受けましょう。

試験に合格したらハローワークで職業訓練受講の斡旋を受ける

合格できたら通知書をハローワークへ持参し「就職支援計画書」を交付してもらいましょう。

職業訓練開始

受講日開始日より、職業訓練開始です。

訓練中でも決められた日程でハローワークに訪問する必要があるため、学校と調整しながら通学してスキルを身につけましょう。

参考記事:求職者支援制度・訓練受講のしおり-就職支援計画書の交付を受ける方へ-|厚生労働省

ハローワークに行くときの服装や知っておくことについては、下記の記事で解説しているため参考にしてください。

ニートが職業訓練で給付金をもらう方法・条件

ニートが職業訓練で給付金をもらう条件は、1ヵ月ごとに下記の8つすべてを満たす必要があります。

給付金をもらうための条件
  1. 本人の収入が8万円以下
  2. 世帯全体の収入が30万円以下
  3. 世帯全体の金融資産が300万円以下
  4. 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
  5. 全ての訓練実施日に出席している(やむを得ない理由で欠席した場合も8割以上出席している)
  6. 同世帯の中で同時に職業訓練の手当をもらっている方がいない
  7. 過去3年以内に不正に特定の給付金の支給を受けていない
  8. 過去6年以内に職業訓練給付金制度を利用していない

たとえば、1ヵ月目は条件をすべて達成していたが、2ヵ月目は7割しか出席できなかった、もしくは学費のために始めたアルバイトで9万円稼いでしまったなど、条件が守られないと給付金はもらえません。

職業訓練でもらえる給付金には3種類あります。

職業訓練受講手当通所手当寄宿手当
内容条件を満たした方に支給訓練実施施設までの経路で経済的かつ合理的と判断した運賃で所定の額を支給訓練を受けるために、同居の配偶者と別居して宿を借りたときにもらえる手当
給付金額月10万円上限42,500円   自転車や自動車では
・片道2km以上10km未満 3,690円/月
・片道10km以上15km未満 5,850円/月
・片道15km以上 8,010円/月
月10,700円

給付金をもらうためには審査があります。必ず職業訓練を決める前にハローワークの職員に伝えましょう。

参考記事:求職者支援制度のご案内|厚生労働省

ニートが職業訓練に受かるために知っておくべき3つのポイント

ニートが職業訓練に受かるために知っておくべきポイントは3つです。

それぞれ解説するため、職業訓練に通おうと考えている方は参考にしてください。

就業意欲があることを伝える

職業訓練の面接の際に、就業意欲があることをアピールしましょう。

職業訓練を受ける方の中には給付金を目当てにしている方もいるため、面接官は就業意欲があるかを評価します。

職業訓練は、就業に向けた訓練のため、受講後に働かないと考えている方は面接の際に表情や態度に現われるかもしれません。

また、受講完了後3ヵ月間は就職していない場合、定期的にハローワークに訪問する必要があります。訪問したときに就業するために実践したことを聞かれるため、就職しないで過ごすと大変に感じるでしょう。

職業訓練を受ける理由を考える

あなたがなぜ職業訓練を受ける必要があるのか考えておくと、職業訓練に受かる確率を上げられます。

職業訓練の定員は20人~30人の学校が多く、人気の科目では倍率が高くなります。

高い倍率の職業訓練校に入学するためには、職業訓練を受ける目的を明確にして、受けた後にどのような将来像を考えているのかアピールできるとよいでしょう。

筆記・面接試験の対策をする

職業訓練の試験には筆記と面接があります。筆記試験は都道府県や職業訓練校が作成しており、難易度が異なります。

主な科目は国語と数学があります。他には、SPIと呼ばれる適正検査を実施しているところもあります。

試験内容は中学卒業程度の内容がほとんどで、過去問を公開している都道府県の問題を参考に対策してみましょう。

面接対策はハローワークで対応してもらえます。他にも書籍やYoutubeなどの動画でも対策できるでしょう。

最終的にはハローワークで実際に対面指導してもらうと、あなたの自信にもつながります。

ニートの方が職業訓練を申し込む前に注意すること

ニートの方が職業訓練を申し込むにあたり、事前に注意しておきたいポイントは以下の4つです。

就職する意欲が必要

前提として、職業訓練とは就職に役立つスキルや知識を習得できる公的制度です。

あくまで就職を見据えた制度であるため、利用者は就職する意欲をもっていなければなりません。

たとえば「給付金目的」「時間があるから通いたい」「とりあえず経験したい」といった就職の意思と相反する動機の場合、職業訓練は受講できないのです。

そのため、就職の意思は、受講申込書や面接時の志望動機などでチェックされるため、就職の意思があることははっきり伝えましょう。

必ず就職ができるわけではない

職業訓練は就職に活用できる知識やスキルを学べる制度ではあるものの、卒業したからといって就職が確約されるわけではありません。

運転免許証をもっている人がドライバーになれるとは限らないのと同じように、「知識やスキルの習得」と「就職」は切り分けて考える必要があります。

大切なのは、職業訓練中の学習と並行しながら就職先を探すことですが、職業訓練校では就職サポートも受けられるためうまく活用するとよいでしょう。

就職活動は一人で進めるより、専門家のサポートを受けながら進めた方が成功の確率を高められるため、第三者の意見を参考にしながら取り組むことが大切です。

職業訓練校の選考試験に落ちてしまうと受講できない

職業訓練校は、申し込めば必ず受講できる制度ではありません。

入学するためには、以下に示す所定の条件をクリアする必要があります。

  • ハローワークから、適職に就くため訓練を受講する必要があると認められること
  • ハローワークから、訓練を受けるうえで必要な能力を保持していると認められること
  • 職業訓練校が実施する筆記試験
  • 職業訓練校が実施する面接

これらをクリアすれば職業訓練校に入学できる仕組みとなっているため、事前に対策しておくとよいでしょう。

学習時間が確保できるか確認する

職業訓練校での受講を検討している場合、事前に十分な学習時間を確保できるか考えておくことが大切です。

まず職業訓練校における訓練時間は一般的に一日5~6時間程度となっており、一般的な中高生と同様の時間を確保しなければいけません。

以下は大阪府が公表している、職業訓練校での授業時間を示した例です。

時限時間
1時限目9時10分~9時55分
2時限目9時55分~10時40分
3時限目10時45分~11時30分
4時限目11時30分~12時15分
昼休憩12時15分~13時15分
5時限目13時15分~14時00分
6時限目14時00分~14時45分
7時限目14時55分~15時40分
8時限目15時40分~16時25分
参考:大阪府 | 職業訓練の日課:本校の紹介

授業は、実習を中心に教科指導を行いますが、そのほかにも体育や各種行事が含まれます。

スケジュールは訓練校によりさまざまではあるものの、上記の例を参考にすると、授業だけでも相当の時間を確保する必要があるとわかるでしょう。

また、授業時間とは別に課題制作、実技の練習時間などが必要となるケースもあるため、受講期間中は職業訓練に注力できる環境を整えておくことが大切です。

長時間のアルバイト、長期の旅行や帰省などは難しくなるため、事前に調整しておきましょう。

ニートにおすすめの就職エージェント

ニートにおすすめの就職エージェントは下記のとおりです。

おすすめの就職エージェント

それぞれの特徴を解説するため、あなたに合っているエージェントで就職先を見つけてもらえるか相談しましょう。

ハタラクティブ

ハタラクティブ
ハタラクティブの特徴
  • 書類通過率96%以上・就職成功率80.6%(※1)
  • 転職支援18万人以上と豊富な実績(※2)
  • 利用者の8割が大企業への就職を実現

(※1)2023年12月〜2024年1月時点の面接実施した求職者のうち、内定が出た求職者の割合
(※2)2023年12月〜2024年1月時点

ハタラクティブ」は、フリーターや既卒など20代未経験者向けの就職・転職エージェントです。

ハタラクティブは、公式で「未経験専門」というキャッチコピーを掲げるほど未経験に強く、未経験OKの求人は全体の8割を占めています。IT、営業、サービス業、事務、工場、クリエイティブなど幅広い業種・職種から仕事を選べます。キャリアアドバイザーが求職者の希望や性格を丁寧にヒアリングし、厳選した求人を紹介してくれますが、希望に合わない求人を紹介されたらもちろん断って問題ありません。求人を押し付けられることはないので安心して利用できます。

ハタラクティブの面接対策や履歴書添削のサービスはマンツーマン対応で、2025年2月現在、書類選考の通過率は96%以上、内定率は80%以上の実績を誇ります。

「初めての就職活動に自信がない…」というフリーターの方におすすめです。

未経験採用の求人が多いのにもかかわらず、利用者の8割が大企業に就職しているため「できるだけ大きい会社に就職したい」、「安定した収入がほしい!」フリーターの方は、登録して求人をチェックしてみましょう。

 こんな方におすすめ
  • どんな職種が向いているのか分からない方
  • 学歴や経歴に自信が持てない方
  • 書類や面接がなかなか通らない方
サービス概要
サービス名ハタラクティブ
運営会社レバレジーズ株式会社
公開求人数5,161件
非公開求人数非公開
正社員として働けるまでの期間最短1週間(平均約1か月)
研修制度なし
対応地域全国
公式サイトhttps://hataractive.jp/
2025年4月14日時点
  • 自分に向いている求人数はあまり多くなかったものの、それでも未経験可能な求人は様々にあったので、その点はとても良かったと思います。(20代男性)
  • 担当の方は希望とする業界の知識が非常に高く、内部事情などまで詳しくアドバイスして頂けたのはとても助かりました。(20代男性)
  • 担当の方とは基本的なやり取りがLINEだったので、隙間時間で気軽に相談をしやすくて助かりました。(20代男性)

えーかおキャリア

えーかおキャリアの特徴
  • 内定獲得率が大手転職エージェントの4倍
  • Google口コミ ★4.7(2025年2月時点)と高評価
  • 入社後の定着率91.4%

※公式サイト参照

えーかおキャリア」は、フリーターを含む20代のサポートに特化した就職・転職エージェントです。

年間約6,000人の就職・転職をサポートしているため、これまで積み上げられて生きた独自のノウハウを活かして高い内定獲得率を誇っています。えーかおキャリアの内定獲得率は大手転職エージェントの4倍を記録しています。

Googleの口コミには利用者から300件以上のレビューが寄せられ、星4.7と高い評価を獲得しています。充実したサービス内容や、担当者の親身なサポートに満足するコメントが多く見られました。

就職活動中はキャリアアドバイザーが親身に寄り添ってくれ、面談を通して求職者一人ひとりの希望を詳しくヒアリングしてくれます。求職者の希望に合った求人のみ紹介してくれるので、ミスマッチが心配な人も安心して利用できるでしょう。
入社後のフォローアップも継続しておこなっており、不安や悩みがあればいつでも相談できます。

そのため、入社1年後の定着率は91.4%と業界高水準です。

「自分に合わない会社に就職して後悔したくない…」「正社員で安心して働きたい!」フリーターの方は、えーかおキャリアに登録して求人を見せてもらいましょう。

 こんな方におすすめ
  • 社会人経験が1年未満の方
  • 1カ月以内に内定が欲しい方
  • 未経験職種にチャレンジしたい方
サービス概要
サービス名えーかおキャリア
運営会社株式会社For A-career
公開求人数優良求人を直接ご紹介
非公開求人数非公開
正社員として働けるまでの期間最短2週間
研修制度あり
対応地域関東、関西、東海、九州
公式サイトhttps://e-kao.co.jp/
2025年4月時点
  • 担当者の方はとても親切でわからないことなど細かく説明してくださいました。(20代男性)
  • 選考対策がとにかく丁寧で、安心できます。履歴書やエントリーシートの書き方、面接対策などもしっかりと対応してもらえるため、自信にもなります。未経験な領域に挑戦する上でも励みになりました。(20代女性)
  • 担当の方は基本的にレスポンスが早かったので、内定を貰うまでスムーズに進んだのはとても助かりました。(20代男性)

就職カレッジ

就職カレッジ
就職カレッジの特徴
  • 19年以上累計36,289人の就職支援実績(2005年~2024年)
  • 書類選考なしで最大20社と面接できる
  • 入社後定着率92.1%以上(2023/2〜2023/7に入社した人材の3ヶ月定着率)

※公式サイト参照

就職カレッジ」は、フリーター・既卒・第二新卒専門の就職支援サービスです。もともと企業向けの研修をおこなっていた株式会社ジェイックが、その研修ノウハウを求職者向けに展開しています。

就職カレッジでは、オンラインの無料就職講座を受けることができ、ビジネスマナーや自己分析、履歴書対策などを徹底的に学べるため、初めて正社員を目指すフリーターの方でも安心して企業の選考に応募することができるでしょう。

また、書類選考なしで最大20社と面接できるため、フリーター歴が長く履歴書に自信がない方にもおすすめです。さまざまな企業の話を聞いて、どの企業が自分に合っているか確かめたい人にも適しています。

さらに、就職後1年間はフォローアップ研修を受けられるので初めての正社員でも不安なく働けるでしょう。フリーターの方は、登録して情報収集してみましょう。

 こんな方におすすめ
  • 転職活動前にビジネスマナーを学びたい方
  • 書類選考をスキップしていきなり面接から始めたい方
  • 自分に合った働きやすい企業を探している方
サービス概要
サービス名就職カレッジ
運営会社株式会社ジェイック
公開求人数優良求人を直接ご紹介
非公開求人数非公開
正社員として働けるまでの期間最短2週間
研修制度あり
対応地域東京、大阪など全国
公式サイトhttps://www.jaic-college.jp/
  • 書類なしでいきなり面接できるのが良いです。書類を書く手間が省けるため、内定までスピーディーだと言えるでしょう。最初からいきなり採用の決定権を持つ人と面接できることもあるらしく、私もあっという間に内定がもらえました。(20代女性)
  • ビジネスマナーや面接対策などで就活活動に必要な知識などが無料で学べることがてもいいところだなと感じました。(20代女性)
  • 担当者の方は私の質問一つ一つに丁寧に返答してくださいました。わからないこともしっかりと教えてくださいました。(20代男性)

ニートが職業訓練へ通うときによくある質問

ニートが職業訓練へ通うときによくある質問は3つです。

1つずつ見ていきましょう。

職業訓練にもし落ちたときはどうしたらよいですか?

職業訓練に落ちたときは、同じコースや他の期間で開催されるコースをもう一度受験してみましょう。

再受験する際は、面接の内容を振り返って担当者に目的が伝わるように改善すると合格できるかもしれません。

職業訓練で10万円もらえるのは、何ヶ月ですか?

職業訓練の受講期間中は、条件を満たしていると毎月10万円がもらえます。

たとえば3ヶ月の受講期間であれば3ヶ月、6ヶ月の受講期間の場合は6ヶ月です。

10万円もらうためには、先ほど解説したようにさまざまな条件があるため確認しておきましょう。

参考記事:求職者支援制度のご案内|厚生労働省

職業訓練校は誰でも入れますか?

職業訓練校は就業意欲があると、誰でも入ることが可能です。

しかし、1年以内に職業訓練を受講している方は受講できない点に注意してください。

雇用保険がなくても職業訓練を受けられる制度はありますか?

雇用保険を受給できない方が、職業訓練によるスキルアップを通じて早期就職を実現するために、国が支援する「求職者支援制度」があります。

概要は以下のとおりです。

制度内容「求職者支援訓練」または「公共職業訓練」を原則無料
(テキスト代などは自己負担)で受講可能

訓練期間中も訓練終了後も、ハローワークが極的に就職支援を実施
一定要件を満たす場合、訓練期間中に月10万円の「職業訓練受講給付金」を支給
支援対象者下記すべての要件を満たす「特定求職者」であること
ハローワークに求職の申込みをしていること
雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
労働の意思と能力があること
職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと
参考:厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク  | 求職者の方へ

詳細については、住所地を管轄するハローワークに直接問い合わせてみましょう。

ニートで職業訓練を受けるときは自分の目標を考えて選ぼう

今回はニートが職業訓練を受けられるのか、おすすめの職業訓練について解説しました。

ニートの方は求職者支援訓練を受けられ、2~6ヵ月でスキルや知識を身につけることが可能です。

ニートの方が受講できる職業訓練には下記の種類があります。

ニートの方が受講できる職業訓練の種類
  • 事務職
  • 介護・医療関係
  • Webクリエイティブ関係
  • Web・IT関係
  • ビルメンテナンス関係

職業訓練を受けるときは、あなたの将来の目標を決めて受けると、今後の人生を明るくできるでしょう。

自分に合っている企業や職種がわからない場合は、就職エージェントに相談して、自己分析をおこなってみてはいかがでしょうか。

自分に合う企業や職種がわかれば就業意欲が高まり、職業訓練の面接で合格をもらえる可能性が高まります。

就職エージェントは無料で利用できるため、目標が決まっていない方は相談してみてください。

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運営者情報

キャリアアップステージ」は、有料職業紹介事業許可番号13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが運営する転職メディアです。当メディアは「コラムガイドライン」に基づき運営しています。また、サイト内で紹介している転職支援サービスは「ランキング概要」等を基準に選定・評価しています。
会社名 株式会社アシロ(ASIRO Inc.)
2021年7月20日 東証グロース上場(7378)
URL https://asiro.co.jp/
本社所在地 160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号
新宿アイランドウイング4F
法人番号 9011101076787
設立日 2009年11月
代表者(代表取締役社長) 中山博登
主な事業内容 HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業
許認可 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782)
グループ会社 株式会社アシロ少額短期保険
株式会社ヒトタス
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CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。