SNSやインターネットで「アプリケーションエンジニアはきつい」「やめとけ」といったマイナスな声を耳にしたことがある方もいるでしょう。

なかにはアプリケーションエンジニアとして働いており、きつさを感じて転職をするべきか悩んでいる方もいるかもしれません。

アプリケーションエンジニアは全般的に人手不足のため、担当する業務が多いことがほとんどです。突発的な残業が発生することも多く、時間に余裕がなくなることも理由に挙げられるでしょう。

一方で、アプリケーションエンジニアは他職種と比べて年収が高い・ユーザーの声が届きやすいなど、やりがいの多い仕事でもあります。

この記事では、アプリケーションエンジニアが「きつい」といわれる理由を解説するほか、基本的な仕事内容や魅力、スキルを活かせる他職種について紹介します。

在職中の方はもちろん、これからアプリケーションエンジニアを目指したいと考えている方もぜひ参考にしてみてください。

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アプリケーションエンジニアがきついといわれる6つの理由

「アプリケーションエンジニアはきつい」といわれるのはなぜでしょうか。

ここでは、6つの理由を解説します。

【関連記事】未経験からのエンジニア転職は「やめとけ」と言われる理由とは？転職成功のコツも解説

急な残業が発生する

アプリケーション開発では、突発的な仕様変更やバグの発生に急な対応を求められることが多々あります。

クライアントの都合による場合もありますが、それでも納期が延びることはほとんどありません。休日を返上したり残業時間を増やしたりして、納期を厳守します。

業務を優先し、自分の予定を変更しなければならないため、精神的にきついと感じるアプリケーションエンジニアは多いようです。

また、残業が続く場合は体力的にもきついと感じるでしょう。

新しい技術を学び続ける必要がある

アプリケーションエンジニアは、業務時間外にも絶えず勉強を続けなければならない職種です。IT業界の進化はめまぐるしく、対応していくための知識と技術を常にアップデートする必要があります。

しかし、激務をこなし疲労困憊の状態でさらに勉強を続けるのは根気のいることです。日頃は自主学習を苦手と感じないアプリケーションエンジニアでも、時間に余裕がない時にはきついと感じるでしょう。

アプリケーションエンジニアを続けるためには、自主学習の時間を確保するスケジュール管理能力が不可欠といえます。

人手不足で業務量が増える

アプリケーションエンジニアは全般的に人手不足が顕著です。

企業による採用活動は積極的におこなわれていますが、人手不足が解消されていない企業は多くあります。

少人数でのチーム編成では、一人ひとりの担当業務が増え、得意分野以外の業務もこなす機会がでてくるでしょう。不慣れな仕事には予想外の事態が発生するものです。

自分の仕事がチーム全体に及ぼす影響も大きいため、ストレスを感じる場面もあります。

不得意分野へのチャレンジは結果的にスキルアップにつながりますが、きついと感じる要因であることは確かです。

アウトソーシングによって給与が変わる

アウトソーシングとは、業務の一部を社外へ委託することをいいます。

クライアントから直接案件を受注した「一次請け」から順に「二次請け」「三次請け」と続きますが、上位であるほど給与は高い傾向です。

会社がどの順位の案件を受注するかによっても給与は変わるでしょう。スキルアップしても年収が上がらず、きついと感じる場合もあります。

SES（客先常駐）による人間関係構築に苦労する

SES（客先常駐）は、クライアント先にアプリケーションエンジニアが出向いて業務を請け負う契約形態です。

多様な案件や幅広い技術を経験できる反面、新しい職場で人間関係を一から築いていく苦労があります。

人付き合いが得意な方にとっては人脈を広げやすいというメリットになりますが、コミュニケーションが苦手な方にとってはデメリットに感じるでしょう。

関連記事：客先常駐はやばい？やめとけと言われる理由と回避法を徹底解説

アジャイル開発のスケジュール管理が困難

開発の工程をいくつかのフェーズに区切り、段階的にシステムを完成させる手法をアジャイル開発といいます。

クライアント側にとっては、納期のスピードを速めるほか仕様変更などの要望に柔軟に対応してもらえるため、多くの利点がある手法です。

一方で、アプリケーションエンジニアには大きな負担がかかります。

スピーディーな完成が前提条件にある中で、急な変更にも迅速に対応しなければならず、予定していたスケジュールどおりに進めることが困難になります。

アジャイル開発のスケジュール管理が困難であることも、アプリケーションエンジニアがきついと感じる要因です。

きついだけじゃない！アプリケーションエンジニアの魅力

アプリケーションエンジニアがきついといわれる理由を解説しました。しかし、アプリケーションエンジニアの仕事は魅力の多い仕事でもあります。

ここでは、アプリケーションエンジニアの仕事の魅力を紹介します。

ユーザーの声が届きやすい

アプリケーションを使用したユーザーの感想が届きやすいのは、やりがいのひとつです。

喜びや感謝の声が届いた時には、誰かの役に立っていることを実感できモチベーションも上がるでしょう。

また、SNSでの拡散でアプリケーションの人気が上昇するケースもあります。売り上げの向上により、大きな達成感を味わうことができるはずです。

アプリケーション開発に対する市場需要は大きい

さまざまな業界で、業務アプリケーションを導入するなどのIT化が進んでいます。

一方で、アプリケーションエンジニアは人手不足の状態です。

アプリケーション開発の需要は増加傾向にあり、人材の需要もさらに高まり続けるでしょう。そのためアプリケーションエンジニアは職を失う心配が少なく、将来性も高いといえます。

リモートワークが可能

働き方改革によって増加するリモートワークですが、アプリケーションエンジニアもスキルしだいでリモートワークが可能です。

大手転職エージェントのマイナビITエージェントでは「テレワーク/リモートワーク（制度あり）」の条件でアプリケーションエンジニアの求人を検索すると、全国で3,299件もの公開求人がピックアップされます。（2023年11月時点）

求人の多さからもわかるように、リモートワークを導入する企業はますます増えるといえるでしょう。

【参考記事】アプリケーションエンジニア テレワーク／リモートワーク（制度あり） 求人一覧

キャリアアップで高年収を目指せる

アプリケーションエンジニアはキャリアアップでさらに高年収を目指せます。

特にプロジェクトマネージャーは、アプリケーション開発におけるプロジェクトを成功させるための重要なポジションです。プロジェクトの予算や納期などの全体を管理し、全ての決定権をもちます。

知識や技術のほかにもリーダーシップや問題を解決する能力も必要とされるため、大きな責任を伴いますが、高年収を目指せるのも魅力です。

関連記事：アプリエンジニアの平均年収は550万円│年収アップのコツやおすすめの資格を解説

アプリケーションエンジニアの基本的な仕事内容

現職を離れ、アプリケーションエンジニアの仕事に就きたいと考えている方は多いでしょう。

ここでは、アプリケーションエンジニアの基本的な仕事内容を紹介します。

アプリケーションの設計

要件定義と呼ばれる工程では、クライアントの要望を聞きながらアプリケーションの機能やリソース、開発期間などの要件をまとめます。

要件定義の内容を基本として次の設計・開発を進めるため、機能や動作の流れなどを具体的にイメージすることが重要です。

設計は内部設計と外部設計がおこなわれ、プログラム開発へと進みます。

プログラム開発

設計をもとにプログラムを開発します。具体的には、プログラミング言語を用いてコーディングをおこなう作業です。

開発するアプリケーションによって使用するプログラミング言語は異なるため、複数人で取り組むケースもあります。

プログラムのテスト

次におこなうのは、開発したアプリケーションの検収です。

設計どおりに作動するか、エラーが起こらないかを確認し、修正が必要であれば改善をおこないます。

動作確認と同時に、使い勝手や有用性のチェックも重要な作業です。

アプリケーションの保守

アプリケーションのメンテナンスも、アプリケーションエンジニアの重要な仕事です。

何らかのトラブルが発生した時には迅速な対応が求められ、クライアントの要望しだいではアップデート作業もおこないます。

アプリケーションの種類と使われるプログラミング言語

アプリケーションにはさまざまな種類があります。

アプリケーションごとに、使用するプログラミング言語や必要なスキルは異なるため、アプリケーションエンジニアを目指す方はどの業務に関わりたいかを事前に決めておきましょう。

業務系アプリケーション

業務の効率化や課題解決のために開発されたアプリケーションが、業務系アプリケーションです。

一般向けの製品や、クライアントの要望に適応したオリジナル製品があります。

使用されるプログラミング言語の多くは、C/C++、C#、Java、Pythonです。

Webアプリケーション

Webアプリケーションは、パソコンやスマートフォンにインストールせずにWeb上で使用することが可能なアプリケーションです。

ECサイトやゲームなどがイメージしやすいでしょう。

ユーザーが目にする部分をフロントエンドといい、サーバー側を担う部分をバックエンドといいます。

フロントエンドではJavaScript、CSS、HTMLなどの言語を使用し、バックエンドではGO、Python、Java、Ruby、PHPなどを使用するのが一般的です。

スマートフォン向けアプリケーション

iPhoneやAndroidといったスマートフォンや、各種タブレットにインストールして使うアプリケーションがスマートフォン向けアプリケーションです。

スマートフォン向けアプリケーションの高まる需要に比例して、開発に携わりたいと考えるアプリケーションエンジニアも増えるでしょう。

iPhoneなどのiOSで使用するプログラミング言語は、SwiftやObjective-Cです。AndroidではkotlinやJavaのプログラミング言語が使用されています。

組み込み系アプリケーション

組み込み系アプリケーションは、特定の機器内に組み込まれて動作するアプリケーションです。

特定の機器には冷蔵庫や洗濯機などの家電も含まれるため、ハードウェアの知識も必要とされる場合が多いでしょう。

使用するプログラミング言語はC++、Javaなどが挙げられます。

アプリケーションエンジニアがスキルを生かせる職種

アプリケーションエンジニアが転職を考える場合、どのような職種が向いているのでしょうか。

ここでは、現職のスキルを生かせる職種を6つ紹介します。

異なるカテゴリーのアプリケーションエンジニア

現職での評価に満足できない方や、経験を生かして年収アップを目指す方には、別カテゴリーのアプリケーションエンジニアへの転職がおすすめです。

特に、同じプログラミング言語を使用している仕事であれば、企業の即戦力として活躍できます。

また、自分が開発したアプリをもっと多くのユーザーに知ってほしいといった考えが強い方にも、別分野への転職はおすすめです。業務系アプリケーションの開発からスマートフォン向けアプリケーションの開発へ転職するケースも多くあります。

転職を成功させるためにできることは、プログラミング言語のスキルを磨くことです。

IT業界は目まぐるしく変化しているため、最新技術への対応力が求められます。

また、転職したい企業が見つかった場合、企業側が求めるプログラミング言語を使用できなければ内定は見込めません。より多くのプログラミング言語を習得しておきましょう。

Webエンジニア｜Webサイトの構築

アプリケーションエンジニアと共通点が多い職種がWebエンジニアです。

Webエンジニアは、Webアプリケーションの開発に特化しており、HTMLやCSS、Javaなどのプログラミング言語を用いてWebサイトやオンラインサービスの構築をおこなうケースが多くあります。

Webアプリケーションの開発に従事していた方は、転職を有利に進めることができるでしょう。

ただし、アプリケーションエンジニアとWebエンジニアは異なる点も多くあります。転職前に、Webエンジニアの基礎を学んでおくことは重要です。

関連記事：「Webエンジニアはやめとけ」って本当？理由と仕事の魅力・向き不向きを解説！

システムエンジニア｜システムの設計・開発

開発するソフトウェアの企画や設計、クライアントの対応を担当するのがシステムエンジニアです。

アプリケーションエンジニアとして上流工程に携わる経験を積めば、転職後に活躍できる可能性は十分にあります。

システムエンジニアは、社内外でのコミュニケーション能力も必要とされる仕事です。クライアントとの打ち合わせのほかに、プログラマーへの指示や進捗管理などもおこないます。

技術以外のスキルも多く求められるため、日々の自己研鑽が必要です。転職のための取り組みとしては、論理的思考力を鍛えることを意識しましょう。

道筋を立てて論理的に説明できる方はSEに向いています。

また、スキルを証明するために資格を取得するのもひとつの手です。「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」は難関試験ですが、取得しておいて損はないでしょう。

関連記事：「システムエンジニアはやめとけ・きつい」と言われる理由7選と実情

ITコンサルタント｜IT分野の知識を生かす

ITコンサルタントとは、ITツールを用いて企業の課題を解決する職種です。

企業の経営戦略に適したIT技術を提案するため、ITに関する広い知識が必要です。

また、プロジェクトの管理や運用テストにも携わるなど、業務内容は多岐にわたります。アプリケーションエンジニアの経験を積みながら多くの知識を習得することで、ITコンサルタントへ転職する道が開けるでしょう。

ただし、上流工程の経験は必須となります。現職で要件定義や基本設計などに携われるよう努力が必要です。

また、ITコンサルタントは技術的な知識だけでなく、経営に関する広い知識も必要とされます。クライアントの業界を理解しなければ、問題の発見もできません。

経営の知識としては、人事管理や資産管理、販売管理や財務会計などが挙げられます。

ITコンサルタントとしてのキャリアを積むためには、企業の責任者と対等に話し合える程度の知識を学び続けることが重要です。

フルスタックエンジニア｜マルチに活躍

フルスタックエンジニアとは、幅広い開発工程を担当できるエンジニアです。

たとえば「Webアプリケーションの開発とWebサイト制作ができる」「上流工程と下流工程を一括して担える」といったように、マルチに活躍する人材を指します。

フルスタックエンジニアという職種はなく、明確な定義もありません。複数のフェーズを担えるオールラウンダーなポジションと認識しておきましょう。

IT業界全般で人手不足が叫ばれている中、マルチに活躍できる人材は希少価値が高いといえます。人件費の削減や開発のスピード力など、企業にとってはメリットが多いからです。またフルスタックエンジニアはひとりで多くの業務をこなすため、高年収を得られる職種です。

フルスタックエンジニアを目指すには、プログラミング言語はもちろん、OSスキルやクラウドサービスのスキルを習得しておきましょう。容易な仕事ではありませんが、目指す価値は高いといえるでしょう。

プロジェクトマネージャー｜プロジェクトを円滑に運営

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを円滑に運営・管理し、成功に導く役割を担います。

プロジェクトマネージャーになるには、段階的なキャリアアップが必要です。

アプリケーションエンジニアとして上流工程の経験を積めば目指せる職種ですが、経験が浅い場合は資格取得にチャレンジしたり、小規模でもチームリーダーなどの経験を積んだりしてステップアップを目指しましょう。

またプロジェクトマネージャーは交渉力を求められる職種でもあります。クライアントの要望と自社の要望の折り合いをつけるため、クライアントを説得する力量が問われるでしょう。

関連記事：ロジェクトマネージャーはしんどい？しんどいポイントと向いている人を解説

転職を成功させる秘訣

ここでは、アプリケーションエンジニアとしての業務をこなしながら転職活動を進めたい方や、アプリケーションエンジニアへの転職を考える方に向けた、転職を成功させるための秘訣を紹介します。

転職は人生の分岐点になります。転職の判断によって今後のキャリアやライフスタイルが決まるといっても過言ではないでしょう。

転職を成功させるために、転職エージェントを活用すべき理由も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事：エンジニアの転職方法と成功につなげるコツを徹底解説！

転職理由を明確にする

現職への不満などから、漠然と転職を考える方は多いでしょう。転職の理由を問われた時に明確な答えがでない方は、転職に失敗する場合が多いです。

たとえば「今の年収に不満がある」という漠然とした理由から転職先を選び、入社すると仮定します。

すると、年収アップに成功する反面、想像以上に残業が増えて時間の余裕がなくなる、業務内容についていけない、会社の雰囲気に馴染めないなど、新たな悩みが発生するケースがあるでしょう。

年収さえ上がれば良いという方は転職に成功したといえますが、前職のほうが良かったと感じる場合、転職は失敗したといえます。転職を考える方の多くは、いくつかの理由をかかえていることがほとんどです。

まずは、仕事内容や年収、ライフワークバランス、人間関係など、転職したい理由を具体的に書きだして頭の中を整理しましょう。理由に優先順位をつけると、今後の転職活動はスムーズになります。

希望条件に完全にあてはまる求人を見つけるのは至難の業ですが、譲れない条件と妥協しても良いと思う条件が整理できていれば、限りなく理想に近い求人を見つけることができるからです。

スキルを示す資格を取得する

アプリケーションエンジニアをはじめ、IT業界の多くは資格を必要としない職種がほとんどです。

ただし、転職の際に資格は大きな強みになります。

面接の場面で、これまでに取り組んできたプロジェクトや使用してきたプログラミング言語を説明する機会は設けられるはずです。しかし、限られた時間内で自分のスキルを完璧に伝えるのは難しく、緊張している場合ではなおさら説明に苦戦するでしょう。

資格はスキルの全てを語らずとも表現してくれるものです。また、IT業界の仕事に取り組む姿勢も評価されます。

資格取得はそれなりの時間を要するものですが、転職を急がない方はチャレンジを検討してみてください。

関連記事：ITエンジニアの転職におすすめの資格29選｜転職に失敗しない4つのコツも解説

転職先の仕事内容を理解する

大手企業は年収や福利厚生が充実しているため、転職先として人気です。しかし、大手企業が自分の希望条件に合うとは限りません。

転職活動において重要なのは、揺るがない軸を定めることです。

企業の知名度はさておき、求人の仕事内容を理解し見定めることで、やりがいのある転職先を見つけることができます。

仕事内容のほかにも、業界の現状や将来性をリサーチすることも、転職を成功させるためには重要です。

関連記事：ITエンジニアが転職に失敗する９つの理由と失敗しない転職にするポイント

転職エージェントに複数登録しておく

転職を成功させるためには、転職エージェントの登録・利用は必須です。

転職エージェントは無料で利用することができ、求職者にとってメリットが多いため使わない手はありません。転職エージェントは求人の紹介はもちろん、的確なアドバイスを受けられる貴重な場でもあります。

在籍するキャリアアドバイザーはIT業界に精通しているため、求職者の希望や条件に合わせた的確なアドバイスを約束します。

キャリアアドバイザーの助言は転職を薦めることが全てではないため、求職者に転職が不向きであると判断した場合には「今は転職すべきではない」と伝えることもあるでしょう。また、転職のプロによる多角的な視点から見て、求職者が希望する職種とは違った仕事内容を薦めることもあります。

転職エージェントを利用すべき点はほかにもあり、転職活動において実践的なサポートにも注力しているのが魅力です。多くの転職エージェントでは、応募書類の作成や面接対策のサービスを提供しています。

また、スケジュール管理や入職後のフォローまで転職の全てをサポートしてくれるため、激務で転職活動ができないと悩む方には特におすすめです。転職の意思が定まっていない方も、転職エージェントを利用しましょう。ほとんどの転職エージェントは相談だけの利用も可能で、登録料などの費用は一切かかりません。

転職エージェントに複数登録することで、各転職エージェントが独占保有する求人を紹介してもらえたり、キャリアドバイザーの質を比較したりすることができます。少なくとも、2～3社の登録がおすすめです。

複数登録がおすすめ　利用すべき転職エージェント8選

転職を成功させる秘訣のひとつとして、転職エージェントを複数登録すべきであることを解説しました。

最後に、転職を検討するアプリケーションエンジニアや、アプリケーションエンジニアを目指す方におすすめの転職エージェントを8社紹介します。

レバテックキャリア

マイナビITエージェント

Geekly

リクルートエージェント

type転職エージェントIT

一都三県での転職を考えるアプリケーションエンジニアにおすすめなのが、type転職エージェントITです。

専門性の高いキャリアアドバイザーの対応が良いと、ユーザーから高い評価を得ています。

質の高い非公開求人を多く保有しているのも特徴のひとつです。大手企業や年収アップを見込める求人を紹介してもらえるでしょう。

サービス名	type転職エージェントIT
運営会社	株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数	29,049件
非公開求人数	18,528件
おすすめポイント	・年収アップができる求人を紹介 ・非公開求人多数 ・キャリアアドバイザーに定評あり
対応地域	東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県が中心
公式サイト	https://type.career-agent.jp/service/it.html

社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、社内SEへ転職したいアプリケーションエンジニア向けの転職エージェントです。

2016年にスタートした転職エージェントのため大手に比べて知名度は低いものの、社内SEに限定した転職活動を進められるため、転職のポイントを絞っているアプリケーションエンジニアに向いた転職エージェントといえます。

手厚いサポート力も大手と遜色ありません。そのため、初めて転職活動をするアプリケーションエンジニアも安心して利用することができます。

また、保有している求人の大半は非公開求人です。非公開求人には優良案件が多いため、登録後に確認することをおすすめします。

サービス名	社内SE転職ナビ
運営会社	アイムファクトリー株式会社
公開求人数	2,561件
非公開求人数	非公開
おすすめポイント	・社内SEに特化した求人 ・社内SEの求人数は業界トップクラス ・求人の多くが好条件の非公開求人
対応地域	東京都が中心
公式サイト	https://se-navi.jp/

リクルートダイレクトスカウト

ビズリーチ

まとめ

この記事では、アプリケーションエンジニアがきついといわれる理由を解説するとともに、アプリケーションエンジニアの基本的な仕事内容やスキルを生かせる職種などを紹介しました。

アプリケーションエンジニアは、進化し続ける技術に対応しなければならず、常に自己研鑽が必要とされる職種です。時間や体力を奪われることが、きついといわれる大きな理由ともいえるでしょう。

しかし、アプリケーションエンジニアにはさまざまな魅力があり、やりがいを感じることのできる職種でもあります。

人材不足であることから需要は高まり続けることが考えられますが、アプリケーションエンジニアが別の分野への転職を検討する場合は、転職エージェントへの相談をおすすめします。

業界に精通したキャリアアドバイザーが客観的かつ的確なアドバイスとサポートを提供してくれるため、転職の失敗を避けることが可能です。

また、アプリケーションエンジニアへの転向を考える方にも転職エージェントの利用をおすすめします。

求人のピックアップや応募書類の添削、入職後のフォローなど手厚いサポートを味方に、効率的な転職活動を進めましょう。