現在は20代後半でゲーム業界と関係ない業界にいるけど、未経験からゲーム業界に転職してみたい

と考えている方もいるのではないでしょうか？

20代から未経験でゲーム業界に転職することは可能ですが、専門性が求められることから難しいのも事実としてあります。

ゲーム業界に転職する際に身につけておくべき知識やコツを知っておけなければ最悪、転職がうまくいかない可能性もあるのです。

今回は20代未経験でゲーム業界へ転職を目指す方向けに、ゲーム業界への転職が難しいと言われる理由や転職のコツを解説していきます。

未経験からゲーム業界へ転職を目指している方は、ぜひ最後まで御覧ください。

関連記事：ゲーム業界に強いおすすめの転職エージェント11選｜未経験やキャリア向けに解説

20代未経験でゲーム業界の転職は可能。ただ難しいのも事実

結論、20代未経験でもゲーム業界に転職できます。

20代であれば将来性やポテンシャルを見られて採用されることが多いからです。

ただゲーム業界ならではの理由から、未経験からの転職は難しいというのも事実としてあります。

次の章では、その難しい理由について見ていきましょう。

20代未経験でゲーム業界の転職が難しい理由は2つ

ゲーム業界未経験の転職が難しい理由は、以下の通りです。

順番に解説していきます。

ゲーム業界は専門性が求められるため

ゲーム業界は人気の業界であることから、転職市場でも高いスキルや経験のある方が多く傾向にあります。

人手不足で転職しやすい反面、スキルがないと難しい部分もあるのです。

また、ゲーム開発では最先端技術を扱うこともあり、専門性が求められます。

そのため、開発以外にも専門的な知識がいる職業も多いため、未経験だと、不利になることが多いでしょう。

ポートフォリオの作成が大変であるため

ゲーム業界で開発やデザイナーを目指す場合はポートフォリオを充実させることが重要です。

ポートフォリオは単に作品を載せるだけではなく、作品を作るのにかかった時間や異なる作品を出す力も求められてきます。

そのため、未経験からポートフォリオを作るとなると難易度が高いうえに、経験者と比べても変わらないポートフォリオを作る力が必要になってくるのです。

20代未経験でも目指しやすい4つの職種

20代未経験でも目指しやすい職種は、以下の4つです。

順番に見ていきましょう。

デバッガー

デバッガーの主な業務は、ゲーム内にあるバグを確認し、見つけたバグを開発チームに報告することです。

デバッガーにはバグを見つける力や細かい作業に耐えられる力が必要になってきます。

それ以外にも開発チームとコミュニケーションをとる力やゲームをあらゆる方面で遊ぶ力も必要です。

そのため、ゲーム業界未経験者でも、上記のスキルがあればデバッガーを目指せます。

デバッガーの仕事に興味のある人は、普段からゲーム内のバグを探してみると良いでしょう。

ゲームプランナー

ゲームプランナーはゲームの企画や設計など、ゲームの完成までにあらゆる業務を担当していく職種です。

ゲームプランナーにはコミュニケーション力やマーケティングスキルが必須になります。

コミュニケーションスキルは、開発チームやゲームプロデューサーなど異なる職種の人と話す際に必要です。

また、マーケティングスキルはゲーム業界の最新の動向などから、どういったゲームが需要があるかを見抜くのに必要になります。

未経験でもこの2つのスキルや経験があれば、十分に目指せる職種でしょう。

ゲームエンジニア

ゲームエンジニアとは、家庭用のゲームやスマートフォンのゲームなどのゲーム制作に携わるエンジニアです。

ゲームエンジニアは、他のIT業界に比べるとビジュアルや処理速度などが求められる傾向にあります。

ですが、これまでエンジニアやプログラマーの経験をしてきた人であれば、ゲームエンジニアへの転職は可能です。

また、ゲームエンジニアを目指す場合は、よく使用されているゲームエンジンについての知識や操作を身につけておくと良いでしょう。

自分が経験のある職種

今まで紹介してきた職種以外にも、これまで自分が経験してきたことを活かしてゲーム業界に転職するのも一つの手です。

例えば、総務や経理の仕事は共通する部分も多いため、これまでの経験をアピールして転職活動ができるでしょう。

これまでの経験をアピールする場合は、これまでどんな実績を残してきたかや得意なことを伝えることで面接官に評価されやすいです。

20代未経験が身につけておくべきゲーム業界の知識

未経験で転職する場合は、ゲーム業界の知識を身につけておきましょう。

ゲーム業界の知識

転職活動を進めていく前に、まずゲーム業界への基本的な知識を身につけておきましょう。

違う業界から転職する場合、ゲーム業界についての知識がないとかなり不利になってしまいます。

以下の内容について、自分で調べて説明できるようにしておくと良いです。

上記について知っておけば、ゲーム業界がどういったものなのかを最低限のことを理解できます。

ゲーム業界に転職したい方は、ゲーム制作における流れやそれぞれの役割を知る必要があるので、転職前にゲーム業界の基礎知識をつけておきましょう。

ゲーム開発の知識

ゲーム業界で働くうえでは、まずゲーム完成までどういった流れで進んでいくかを理解しておきましょう。

デザインやエンジニア、営業などそれぞれの職種がどういった業務を行っているかも事前に確認しておくと、いざ働く際にわからないことが少なくなります。

また、自分が目指す職業について、しっかり基礎知識をつけておくことも忘れてはいけません。

例えば、デザイン職であれば2Dや3Dデザインについて学び、実際に自分で制作していることが大切になってきます。

ゲーム開発の知識を身につけて、転職活動をしていきましょう。

ゲームエンジンの知識

ゲームエンジンとはゲームを制作するうえで必要になる開発環境のことです。

おもにゲームエンジニアが扱う環境になりますが、エンジニア職以外の人も、基本的な知識や操作方法などを知っておくと、ゲーム開発に参加しやすくなります。

仮に、ゲームエンジンに関わる職種に就かなくても、どのような言語を使ってゲームを開発しているのかなど知っておくことで、仕事をおこなううえで視野が広くなります。

またSwiftやPythonなどゲーム開発で使用されるプログラミング言語を勉強しておくことで、エンジニアとのコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。

「ゲーム業界はやめとけ」と言われる理由は？

「ゲーム業界はやめとけ」と言われる理由は、以下のとおりです。

こういった理由からゲーム業界に向いている人と向いていない人がいます。

自分が向いているのか気になる方は以下の記事から確認してみてください。
関連記事：ゲーム会社はやめとけと言われる理由は？向き不向きや実情を解説！

20代未経験でゲーム業界に転職するためのステップ

20代未経験でゲーム業界に転職するためには、以下のステップを踏んでいくと良いでしょう。

ゲーム業界で役に立つスキルを身につける

未経験からゲーム業界に転職する場合は、まず転職するのに必要なスキルを身につけるのがおすすめです。

ゲーム業界の中途採用では即戦力が求められるため、それぞれの職種に求められるスキルを持っていることが前提になります。

まずは、自分の目指したい職種を決めてそれに向けて勉強していくと良いでしょう。

例えば上記のような手段があります。

筆者も実際に未経験からスクールでプログラミングを勉強し、エンジニア職に就職できました。

独学でも可能ですが、スクールに入って学ぶとより効率的に進められるでしょう。

転職しやすい職種を選ぶ

未経験からゲーム業界に転職する場合、専門性の高い職種をいきなり目指すと転職がかなり難易度が高くなります。

まずは未経験からでも目指しやすいデバッガーから挑戦するのが良いでしょう。

デバッガーとしてゲーム業界で経験を積み、そこから別の職種に挑戦するのも一つの手です。

下記の流れで進めていくのがおすすめです。

自分のスキルにあった職種に選ぶことでゲーム業界に転職しやすくなり、スキルアップもしやすくなるでしょう。

アルバイトや派遣社員で働く

未経験からゲーム業界に転職する場合、いきなり正社員を目指すと難易度が上がり、転職が大変になる可能性があります。

そのため、少し難易度の落ちて受かりやすいアルバイトや非正規雇用を狙っていくのがおすすめです。

まずは、アルバイトから経験を積んで、そこからステップアップしていくのが良いでしょう。

また場合によっては、アルバイトや非正規雇用から正社員になれる可能性もあります。

転職を考えるときは正社員だけでなく、アルバイトなどを視野に入れて転職を進めると成功率が上がるでしょう。

20代未経験からゲーム業界に転職するコツ

未経験からゲーム業界に転職するコツとして、なぜゲーム業界を志望したかをしっかり言語化しておくと良いでしょう。

志望動機はどの企業に行っても面接で聞かれることであるため、動機がぶれていると面接官にもなかなか響きません。

また、ポートフォリオを準備することや職種を絞らないことも未経験から転職するうえで重要になります。

未経験からゲーム業界に転職するときのコツやどんな人が向いているかについては、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事：ゲーム業界に未経験から転職するのは無理？未経験から転職する方法をわかりやすく解説

未経験から転職するなら転職エージェントを使うのがおすすめ

未経験からゲーム業界へ転職を目指す場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

自分で一から企業を探していくのは大変ですが、転職エージェントであれば、自分に合った企業や職種を探してくれます。

また、面接対策や書類の添削もおこなってくれるため、安心して転職活動を進められるでしょう。

転職エージェントは無料で利用できるため、気軽に登録してみてください。

未経験からゲーム業界に転職する人におすすめの転職エージェント3選

ここでは、ゲーム業界へ転職する方におすすめの転職エージェントを3つ紹介していきます。

レバテックキャリア

マイナビIT AGENT

Geekly

20代未経験でゲーム業界に転職を検討している方によくある質問

ここではゲーム業界への転職を検討している人がよくしている質問に対して回答していきます。

未経験からゲーム業界への転職は可能です。

ゲーム業界は何歳まで働けますか？

ゲーム業界に入るのに、何歳までという年齢制限はありません。

しかし、未経験でゲーム業界を目指す場合は30歳を超えてくると転職が厳しくなります。

これは企業側が、将来性やポテンシャルのある20代を採用したいと考えているからです。

ゲーム業界が難しくても、スキルや経験によってはWeb系やアニメーションの企業などゲーム業界に近い業界に就職できることもあります。

ゲームが好きな人向けの職業は？

ゲームが好きな人におすすめの職業は以下の8つです。

未経験から目指す場合は、未経験でも可能なゲームテスターから始めるのがおすすめです。

また、自分のスキルや経験を活かせる職種を選ぶのも良いでしょう。

ゲームが好きであることが活かせる仕事は？

ゲームに関わる仕事は様々なものがあります。

ゲーム開発のプロジェクトをまとめるゲームプロデューサーや、ゲームの企画を考えるゲームプランナー、ゲームのキャラクターや背景を制作するグラフィックデザイナー、ゲーム内で使用される音楽を作るサウンドクリエイターなどです。

自分の得意なことや関わりたい職業を探し、目指していくのが良いでしょう。

まとめ

ここまで、20代未経験からゲーム業界へ転職するためのコツや身につけておくべき知識について解説してきました。

未経験からゲーム業界への転職は可能です。

ですが、専門性が求められることやポートフォリオの作成の難しさなどから、転職の難易度が高いことも事実としてあります。

ゲーム業界へ転職するコツとして、未経験からでも目指しやすいデバッガーや自分の経験のある職種から始めてみましょう。

また、雇用形態についても、いきなり正社員を目指すのではなく、アルバイトや非正規雇用から目指すのも良いでしょう。

もし、未経験からゲーム業界に転職するのが不安な方は転職エージェントを利用してみましょう。転職エージェントは自分に合った仕事を探してくれるなどのサポートがあるため、転職が初めての方でも安心して転職活動を進められます。

まずは転職に向けてスキルを身につけていくなど、自分のできることから始めていきましょう。