「特養看護師は周囲に看護師が少なくて負担が重くてきつい…」「夜勤はなくなったけど、オンコールの回数が多くてきつい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

特養看護師は、日勤を一名体制で働く場合があり、看護業務の負担が大きいです。

また、オンコールは月に5〜10回担当することもあり、きついと感じやすいでしょう。

もし、きついと感じているときは他の職場に転職するサインかもしれません。

この記事では、特養看護師がきついと感じる原因や対策について解説します。

また、特養看護師を辞める判断基準や、経験を活かせる転職先についてもお伝えするので、特養看護師がきついと悩んでいる方は、読んでみてください。

関連記事：【2024年最新】看護師向けおすすめ転職エージェント16選！施設・働き方別に徹底比較

特養看護師がきつい8つの原因

特養看護師がきついと感じる原因は、以下のとおりです。

ひとつずつ見ていきましょう。

業務量が多い

特養看護師の仕事は、主に下記があります。

上記以外にも、必要に応じて、おむつ交換やトイレ誘導、レクリエーションの補助、入浴介助などの介護業務をおこないます。

特養は、主に要介護3以上の方が入所する施設です。2021年時点で要介護3以上の方が96％となっているため、自然と介護量が多くなるでしょう。

介護量の多さは、業務が増加する一因です。

参考記事：介護老人保健施設｜厚生労働省

看護師の人数が少ない

特養看護師は、病院と比較して看護師の人数が少ないです。

配置基準は、30:1となっているため、入居者が30名以下の場合は、日勤は看護師が一名で対応する場合もあります。

人数が少ないと看護業務をおこなうのは一人になるため、入居者の体調悪化時には忙しくなる可能性が高いでしょう。

職場の人間関係が良くない

特養は、介護職の人数が多く、看護師は少ない傾向です。

介護職の方は、業務で多忙なため、コミュニケーションがうまく取れずに、人間関係が悪くなってしまう場合があります。

人間関係が悪い状態では、少数派の意見である看護師の発言が聞き入れられないこともあるでしょう。

2015年時点で特養の施設長は、事務職や社会福祉士の方がほとんどであり、看護職は7.0％です。

同じ職種でなければ、看護業務の忙しさを理解してもらえないため、上司に相談しても、人間関係が改善されないかもしれません。

参考記事：特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査 報告書｜日本看護協会

給与アップに期待できない

介護施設で働く看護師は、給与アップにあまり期待できないでしょう。

介護士の処遇改善は定期的に実施されていますが、対象者は介護士のみのため、看護師の給料アップには期待できません。

病院のように夜勤がないため、夜勤回数を増やして稼ぐといった方法も難しいでしょう。

基本的には、定期的な昇給のみのため、給与が大きく上昇する可能性は少ないです。

介護度の高い方が多く入居していると、業務は増えますが給料は増えないため、きついと感じてしまうでしょう。

オンコール対応の回数が多い

特養看護師は、夜勤がない代わりにオンコール制度を採用している施設が多いです。

オンコールは、日勤を終えた後に自宅もしくは施設の近くで、夜間にいつでも対応できるように準備しておかなければなりません。

施設で働く看護師の人数が少ないため、オンコール担当の機会は自然と多くなるでしょう。

日本看護協会によると、2015年時点でオンコール担当回数は、下記のように報告されています。

オンコール担当回数	割合
0回	9.3％
1～4回	11.0％
5～9回	36.0％
10～14回	24.0％
15回以上	15.2％

月に10回以上あると、オンコールに慣れても、いつ鳴るかわからない不安があるため、ストレスが溜まってしまうでしょう。

オンコール担当日であっても、何も連絡がなければ夜は睡眠が可能です。しかし、オンコールが鳴ると介護士に指示を出したり、必要に応じて施設に向かったりする必要があります。

オンコール担当回数が増えると、夜に眠れないためきついと感じるでしょう。

参考記事：特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査 報告書｜日本看護協会

看護業務だけでなく介護業務もおこなう機会が多い

冒頭で解説したように特養看護師は、介護業務もおこなう機会があります。

利用者の中には認知症を患っており、介護スタッフの対応では間に合わない場合があるためです。

介護士が主に介護業務をおこないますが、介護業務も兼業していると、身体的な負担となりきついと感じる可能性が高いでしょう。

施設によっては部屋移動ができない

施設に入居する際に部屋番号で契約している場合は、入居者の部屋移動ができません。

病院では、転倒リスクや状態悪化の可能性が高い患者など、状況に応じて部屋移動していたのではないでしょうか。

しかし、部屋番号で契約している場合は、入居者の自宅と考えられるため、ステーションから遠い場合でも、部屋移動ができないのです。

転倒するリスクがわかっていても環境を変えられないため、予防策としてセンサーマットを設置することがほとんどです。

もし、センサーマットが反応した場合は、利用者が転倒しないように、一番遠い部屋まで走る必要があります。

センサーマットが鳴る度に走っていては身体的に負担となり、きついと感じてしまうでしょう。

医師が常駐していないためプレッシャーがかかる

特養は、医師による定期的な診察はありますが、常駐していない施設がほとんどです。

利用者の状態が悪化したときに、医師に診察を依頼するのかは看護師の判断に委ねられます。

また、夜間は看護師の判断で様子観察で良いのか、救急搬送する必要があるのかなどを判断するためプレッシャーがかかり、きついと感じるかもしれません。

特養看護師がきついときの対策

特養看護師がきついときの対策には、下記があります。

それぞれ解説します。

関連記事：看護師を辞めたいときの対処法5選｜辞めたい理由や退職の判断基準も解説

看護業務と介護業務の兼業がきついことを説明する

看護業務と介護業務の兼業がきついことを介護スタッフに相談して、分業できないか相談してみましょう。

また、看護業務が終わるまでは、できる限り介護スタッフで業務できないか検討してもらうことも対処法のひとつです。

看護師がきついと感じているときは、介護士も同じかもしれません。看護師側の意見だけでなく、介護士の意見を聞いて、お互いの意見を尊重して協力できる環境にしていくとよいでしょう。

同僚看護師や上司に相談する

同僚の看護師に、現在の業務状況がきついことを相談しましょう。

同僚看護師もきついと感じていながら、他の看護師に相談していないケースがあるからです。

同僚の看護師から対策を教えてもらえたり、相談相手もきついと感じていれば共感され、施設長に相談してもらえたりするかもしれません。

リフレッシュできる趣味をおこなう

きついときは、リフレッシュできる趣味に取り組みましょう。

きついと感じながら働いていると、ストレスが溜まります。ストレスを溜めた状態で働いていると、不眠や食欲が増加するなどの影響を及ぼします。

リフレッシュすると、ストレスを軽減できて、仕事に対して前向きな姿勢で取り組めるかもしれません。リフレッシュできる趣味がない場合は、近所を散歩したり、自宅でリラックスできる環境で過ごしたりするとよいでしょう。

自分からスタッフとコミュニケーションを図る

自分からスタッフとコミュニケーションを図ると、きつさを軽減しながら働くことが可能です。

スタッフが忙しい状況でコミュニケーションを図る回数が少ないと、ミスが増えたり、イライラが溜まったりして、人間関係が悪化する原因になります。

コミュニケーションを図ると、お互いに励まし合いながら仕事に取り組めるため、きつさを軽減し、人間関係の改善にも期待できるでしょう。

環境のよい職場への転職を検討する

特養看護師がきついと感じているときは、転職を検討してみましょう。

きついと感じた状態で働き続けると、ストレスを感じてしまい、さらにきつくなる悪循環となってしまうからです。

転職することで、きついと感じる機会が減るかもしれません。

関連記事：看護師の病院以外の転職先15選！珍しい職場や転職を成功させるコツも解説

特養看護師を退職するか決断する基準

特養看護師がきついと感じている方が、退職するか判断する基準は、以下のとおりです。

ひとつずつ見ていきましょう。

人間関係が改善されない

コミュニケーションを積極的に図っても、人間関係が改善しない場合は、特養を退職しても問題ないでしょう。

人間関係が改善されない状態で働き続けると、体調を壊したり、ストレスによる抑うつ症状などを発症したりするかもしれません。

無理に働き続けるのではなく、あなたに合った職場を見つけるために、退職を視野に入れて転職活動を始めましょう。

給与などの条件改善に期待できない

特養で働き続けても、給与などの条件がよくならない場合は、退職を考える時期です。

給与が上がらないと、やりがいを感じられなかったり、趣味に使えるお金が増えず、リフレッシュできる機会が限られたりします。

他の職場とあなたの給料を比較して、今よりもよい条件で給料が上がる場合は、転職も視野に入れてよいでしょう。

関連記事：【2024年版】看護師の平均年収は？年代別のデータや年収アップの方法も解説！

身体的・精神的に影響を及ぼしている

特養の看護業務がきつくて、疲れが取れない、夜に眠れないなどの身体的・精神的な影響がある場合は、退職した方がよいサインかもしれません。

きつい状態で仕事を続けると、さらに悪化する可能性があるからです。

悪化すると、最悪の場合、仕事に従事できなくなる場合があるため、症状が現れたときは早めに退職しましょう。

関連記事：看護師が疲れたと感じる理由は？ストレスを抱えて働くリスクや対処法も解説

特養看護師として働くメリット

特養看護師として働くメリットには、下記があります。

それぞれ見ていきましょう。

夜勤がない

特養看護師は、ほとんどの施設で夜勤がありません。

夜勤がなく、日勤のみで働けるため、ワークライフバランスを整えたい方や、家庭と仕事の両立をしたいと考えている方に人気です。

変則的に勤務で働いていたときに体調を崩した方も、夜勤がなければ、生活リズムを整えられ、体調を崩しにくくなるメリットがあります。

関連記事：夜勤専従看護師の現実とは？リアルな体験談から見る夜勤専従で働くメリット/デメリット

残業が少ない

特養で働く看護師は、残業が少ないです。

病院で働いていたときのように、前残業や後残業がないため、自分の時間を大切にしたいと考える方にはメリットといえます。

しかし、ノロウイルスやインフルエンザなどの感染症が施設内で流行してしまった場合は、残業が発生します。

必ず残業がないわけではありませんが、病院と比較すると残業時間が少なく働けるでしょう。

医療的処置が少ない

特養は看護師が常駐していないため、夜間も医療的なケアが必要な方は入所できません。

吸引が常時必要な方や、人工呼吸器や持続点滴が必要な方の入居がないため、医療的処置は少ないです。

特養で主におこなう医療的処置は、下記のとおりです。

しかし、約半数の施設は、胃ろうやインスリン注射のある方は入居が困難と報告されています。

医療的処置が少なければ、看護師の負担となる業務が少ないため、病院と比較してゆっくり働けるでしょう。

参考記事：特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査 報告書｜日本看護協会

介護技術の向上に期待できる

特養看護師は、冒頭でも解説したとおり、看護業務だけでなく介護業務もおこないます。

車椅子からベッドの移乗やおむつ交換など、介護技術の向上に期待できるでしょう。

また、レクリエーションなど他の職場では、実践機会の少ない技術の習得も可能です。

介護技術が向上すると、今後の転職でも有利に働くでしょう。

長期的に利用者と関わりを持てる

日本看護協会によると特養の利用者は、2015年時点で3年以上入居している方が40.0％と報告されています。

長期的に関わりを持てるため、利用者と深く関わりたいと考えている方におすすめです。

病院は早期退院、早期に自宅復帰を国が目指しているため、短期間の関わりとなるケースがほとんどです。

短期間の関わりでは、利用者のことを深く知れないため、一人ひとりに向き合った看護ができません。

一人ひとり丁寧な看護を提供したいと考えている方に、特養看護師は向いているといえます。

参考記事：特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査 報告書｜日本看護協会

病院と比較して身体的負担が少ない

特養は、介護業務を主に介護士がおこなうため、病院と比較して身体的な負担が少ないです。

病院では、寝たきりの患者に対して、おむつ交換や清拭、体位変換などを看護師が全ておこなうケースが多いです。

毎日数名の方におこなっていると、身体的負担となり腰痛の原因となってしまうのです。

特養であれば介護業務は少なくなるため、身体的な負担を軽減して働けるでしょう。

特養看護師が転職を成功させるポイント

特養看護師が転職を成功させるポイントは、以下のとおりです。

それぞれ見ていきましょう。

関連記事：看護師から転職を成功させるポイントとは？おすすめの業種を紹介

希望条件を明確にする

転職を成功させるためには、希望条件を明確にしましょう。希望条件は、主に下記があります。

上記の中でも、優先したい条件を決めておくと、転職先を選ぶときに困らないでしょう。

希望条件を全て叶えられる勤務先は、見つかる可能性が低いため、妥協できる条件も決めておくことが大切です。

優先度の高い希望条件が見つかれば、すぐに応募可能となり、よい職場で働ける可能性を高められるでしょう。

キャリアプランを考える

転職を考えるときは、キャリアプランを考えておきましょう。

キャリアプランを考えておかないと、面接の際に将来どのような看護師を目指しているのか聞かれた際に答えられません。

キャリアプランがないと、面接官はあなたを採用するメリットを感じられず、不採用となるかもしれません。

主なキャリアプランには、認定看護師や専門看護師、心不全療養指導士などがあります。

看護師一人ひとりで目指すキャリアプランは違うため、あなたが目指すキャリアプランを考えてみましょう。

プランを立てられない場合は、転職エージェントに相談するとよいでしょう。たくさんの看護師をサポートしているため、あなたの経験や希望からキャリアプランを提案してもらえます。

どのような看護をしたいか考える

転職先を選ぶときは、あなたがどのような看護をしたいのか考えましょう。

たとえば、家族と患者の両方をサポートしたい、地域医療に貢献したいなどがあります。おこないたい看護によって、転職先を選ぶ基準となるでしょう。

もし、丁寧に利用者と深く関わり看護をしたいと考えている方が、救急医療の現場に転職してしまうと、やりがいを感じられず、転職後に後悔してしまうでしょう。

退職したいことを早めに伝える

施設には、早めに退職したいことを伝えておきましょう。

施設によっては、退職したい意向を伝えても説得されたり、なかなか受け取ってもらえなかったりして、難航する場合があるからです。

退職したいと伝えれば、日程を決めて退職できる職場がほとんどですが、難航すると転職先にも迷惑がかかってしまいます。

早めに退職を伝えても、もし難航する場合は転職エージェントの方に相談することもひとつの手段です。

転職エージェントを利用する

特養看護師が転職を成功させたいときは、転職エージェントの利用がおすすめです。

一人で転職先を探すと、内部の詳細な情報がわからず、転職後に後悔してしまう可能性があるのです。

転職エージェントを利用すると、求人票ではわからない人間関係や離職率、経験年数が同等の方の年収などを教えてもらえます。

また、自分では見つけられなかった求人を紹介してもらえたり、あなたの希望条件に合うように年収を交渉してもらえたりします。

特養看護師の経験を活かせる転職先の候補

特養看護師の経験を活かせる転職先の候補は、以下のとおりです。

ひとつずつ特徴を解説します。

関連記事：看護師の病院以外の転職先15選！珍しい職場や転職を成功させるコツも解説

老健

老健は、リハビリ目的や特養と比較して医療度の高い方が入居されています。

疾患ごとに異なりますが、ほとんどの方は180日を目安に退院します。

主な利用者は高齢者のため、特養で経験したコミュニケーション能力や介護技術を活かせるでしょう。

特養よりも医療度が高くなるため、看護師の人数が増えて看護職同士で協力して業務がおこなえます。

看護師の夜勤があるため、オンコール対応がなくなるメリットがあります。

関連記事：老健の看護師を辞めたい理由は？対処方法や転職を成功させる5つのポイントも紹介！

訪問看護

訪問看護は、ステーションと契約している方の自宅に伺い、褥瘡処置やおむつ交換、バイタルサイン測定などをおこないます。

他の事業所と連携して入浴介助を実施することもあります。

訪問看護は、訪問時間で一人と関われるため、丁寧に利用者と向き合いたいと考えている方におすすめです。

また、土日休みを採用しているステーションがあるため、ワークライフバランスを整えられるでしょう。

関連記事：訪問看護の転職で失敗しないためのポイント5選！失敗したと感じる理由や対処法も解説

クリニック

クリニックは、日勤のみで働くことが可能です。

オンコールがなく、身体的な負担がなく働けるでしょう。

クリニックでは、医師の診療のサポートをしたり、採血を必要に応じておこなったりします。また、クリニック内の掃除をおこなうこともあるでしょう。

クリニックを受診する方は高齢者が多く、特養で培ったコミュニケーション能力を活かせます。

関連記事：クリニックで働く看護師の平均給料はいくら？平均年収と給与UPの３つのコツを経験者が解説

病院

特養から療養型の病院や回復期の病院へ転職することも、経験を活かすことが可能です。

高齢者とのコミュニケーションや医療的ケアができるため、スキルアップもできるでしょう。

特養と比較して夜勤があったり、医療度が高くなったり、忙しくなったりするため、身体的な負担が高くなる点には注意しましょう。

特養看護師が良い転職先を見つけるための手段

特養看護師が良い転職先を見つけるための手段は、転職エージェントの利用です。

特養看護師が利用する際におすすめの転職エージェントは、下記の3つです。

それぞれ特徴を解説します。

看護roo!転職

看護roo!転職は、キャリアアドバイザーに転職するべきか、在籍するかの相談が可能です。

「特養から転職しようか悩んでいるけど、どうするべきかわからない」と考えている方も安心して利用できるでしょう。

もし、転職する方針になったときは、ワークライフバランスを重視した求人や日勤のみでオンコールがない求人を紹介してもらえます。

看護roo!転職は、看護師転職支援15年以上の経験があります。これまでに培った転職サポートを受けられるため、効率的に転職活動を進められるでしょう。

レバウェル看護

レバウェル看護のホームページでは、実際に転職して失敗した事例を見られます。

転職で失敗しないか不安な方は、事例を見ることで、注意点がわかるでしょう。注意点がわかれば、転職後に後悔する可能性を軽減できます。

レバウェル看護の求人数は15万件以上（※）と豊富な求人数から、あなたの希望条件に合う職場を見つけてもらえるでしょう。

また、過去の面接内容や職場の人間関係や職場環境を教えてもらえるため、働く姿をイメージしやすいです。

内部情報が事前にわかっていると、転職後に想像と違ったと後悔する可能性を減らせるでしょう。

※2023年8月21日時点

看護師ワーカー

看護師ワーカーは、転職後の離職率が低い転職エージェントです。離職率が低いため、転職後に満足して働ける方が多いといえるでしょう。

転職活動で作成が大変な履歴書は、マイページ機能で簡単に作成・更新できるため、毎回作成に悩む時間を軽減できます。

履歴書作成の時間がなくなれば、面接対策の時間に充てられ、採用率を高めることにつながるでしょう。

また、マイページで履歴書を作り込んでおくと、病院や施設などから直接スカウトが届くこともあります。

スカウト機能はあなたの経歴を見てから送られるため、条件交渉が可能な場合が多く、満足できる条件で転職できるかもしれません。

特養看護師がきついと感じている方からよくある質問

特養看護師がきついと感じている方からよくある質問は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

特養で働く看護師の平均年収はいくらですか？

厚生労働省によると、2022年の特養で働く看護師の平均年収は約550万円と報告されています。

参考記事：令和5年度介護事業経営実態調査結果｜厚生労働省

特養と老健の給料はいくらくらい違いますか？

厚生労働省によると、2022年に特養で働く看護師の月給は約46万円、老健の月給は約47万円と報告されています。

年収換算では老健で働く看護師は約560万円となるため、特養の年収と約10万円程度違います。

平均年収のため、働く施設によって年収が異なり、老健で働いたら必ず年収が高くなるとは限らない点に注意してください。

准看護師の場合は、特養の月給が約42万円、老健では約41万円と特養の方が多くなっています。

参考記事：令和5年度介護事業経営実態調査結果｜厚生労働省

特養で看取りはできますか？

2015年時点で特養が利用者・家族の希望に応じて、施設で看取りを実施しているのは、78.5％と報告されています。

約8割の施設では、看取りが可能です。

特養に入居している方は、事前に体調が悪化したときに救急搬送を希望するのか、施設で対応可能な範囲で構わないのかなどを事前に家族と確認しています。

ユニット型の特養では、利用者の体調が悪化して、施設で対応する場合は家族が泊まるケースもあります。

もし夜間に看取る可能性がある場合は、状態が徐々に悪化して下顎呼吸が始まったら連絡するように介護士に伝えておきましょう。

夜間連絡があるときは、施設に向かいます。呼吸が止まったことを確認したら、看護師が医師を呼んで死亡確認となります。

参考記事：特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査 報告書｜日本看護協会

特養が人気な理由は何ですか？

特養が人気な理由には、下記があります。

病院で働いていたときと比較して、業務量が少なく、夜勤もないため、ワークライフバランスを整えられます。特養は、ゆっくり働きたいと考えている看護師に人気が高いです。

特養看護師がきついと感じるなら転職を検討しよう

今回は、特養看護師がきついと感じる原因と対処法について解説しました。

特養看護師できついと感じていて、対処法を実践しても改善しない場合は、転職を検討するとよいでしょう。

希望条件を明確にして転職すると、今よりよい環境で働けるかもしれません。

転職活動を始めるときは、転職エージェントに相談して、条件に合う求人を紹介してもらいましょう。

転職エージェントは無料で利用できて、転職するべきか悩んでいることの相談でも構いません。

きついと感じている方は、一度転職エージェントに相談してみましょう。