大学を中退した場合「就職や結婚が難しくなるのでは？」と悩む女性は多いものです。

これから先の将来を考えると、不安に襲われる方も多くいるでしょう。

しかし、大学を中退した女性でも、正社員として活躍している方や既婚の方はたくさんいます。

本記事では、大学を中退した女性に向けて就職するコツやおすすめの仕事などを紹介します。

大学を中退した女性のその後や進路についても焦点を当てるため、大学中退で就職をめざしている女性はぜひ最後までご覧ください。

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大学を中退した女性のその後とは？後悔する？

大学を中退した女性は、就活や結婚が不利といわれることがあります。

しかし、就職に成功している方や結婚している方がたくさんいるのも事実です。

大学を中退した女性はどのようなリスクがあるのか紹介していくので、対処するためにも参考にしてください。

また、女性に限らず男性でも同様のリスクが考えられます。

就活が不利になる

大学中退者の最終学歴は「高卒」になります。

求人票を見るとわかるように「大学卒」「専門学校卒」を条件に人材を募集している企業は少なくありません。

大学を中退することで応募できる求人が限られるため、大卒者と比べると中退者は就活が不利になります。

とはいえ、大学中退は珍しいことではありません。

中退後すぐに就活をおこない、中退の理由を説明することで、採用を前向きに考えてくれる企業は多くあります。

中退後の空白期間が長期化するほうがマイナスな印象を与える可能性があるため、就職に成功したいなら素早い行動が肝心です。

非正規雇用だと結婚が遠のく可能性がある

正社員として働いていれば、自然と正社員と出会えます。

お互い正社員であれば、金銭面の問題が解消しやすく、結婚までスムーズに進むことが少なくありません。

一方、非正規雇用の場合、正社員と出会う機会が正規雇用よりも少なくなります。

同じような非正規雇用の相手と交際していても、収入が安定しなければ結婚は遠のく可能性があります。

日本労働組合総連合会「非正規雇用で働く女性に関する調査2022」によると、初職の雇用形態別の配偶者がいる方の割合は以下の通りです。

調査結果から初職の雇用形態で配偶者のいる方の割合には、大きな差があることがわかりました。

非正規雇用でも結婚できないわけではないですが、正規雇用と比べると割合が少ないのは事実のようです。

また、出会いのチャンス以外にも、女性に正規雇用を求める男性が増えていることが考えられます。

近年では共働きが増加していることもあり、自立している相手を結婚相手に選びたいと思う男性が多いのかもしれません。

家族との関係が悪くなる

中退を選ぶ女性のなかには、大学の入学金や費用を親に援助してもらった方もいるでしょう。

親は娘が待遇の良い就職先に出会える等、少しでも自分のしたいことができるように、高い費用をかけてでも大学に行かせたいと考えているケースが多くあります。

そのため、大学は卒業して欲しいと望む親が多く、中退を伝えることで「親不孝」だと考えられることが珍しくありません。

大学中退後に就職をして自立しているなら問題ありませんが、フリーターやニートになって親の負担になる場合は、より家族との関係が悪くなる恐れがあります。

関係を悪くしないためには、中退前に必ず相談することが大切です。

「なぜ中退したいのか」「中退後はどのような道を進むのか」について、自分の気持ちを正直に打ち明けましょう。

また、大学進学にかかった費用は少しでも返済を続けることで、家族仲を良好に保てる可能性があります。

大学を中退した女性のよくある進路とは？

続いては、大学を中退した女性のよくある進路を紹介していきます。

中退しようか悩んでいるなら、決意する前にどのような選択肢があるのか理解しておきましょう。

違う大学への編入

入学後に大学が合わずに中退を決意した場合、他の大学への「編入」を選ぶことができます。

編入とは、編入学試験に合格することで、2年次や3年次など途中から希望の大学に編入できる制度です。

最初の大学で取得した単位をそのまま利用できるため、次の大学では4年間通わなくても大卒の学歴を得ることができます。

違う大学に編入して卒業できれば、大卒として就活ができるので就職が不利になりません。

しかし、編入学試験は一般試験よりも倍率が高めのケースが多くあります。

希望している大学が中退者を対象にした編入学試験を実施していなければ受験もできないため、あらかじめ調べておくことが大切です。

フリーター

大学中退後、アルバイトとして働くならフリーターになります。

中退後は、進学・就職を選ぶにしても難易度が高いため、とりあえずフリーターを選ぶ女性が少なくありません。

フリーターは基本的にシフト勤務なので、自分の好きな時間に働けるメリットがあります。

ノルマや成果を上げる必要もなく、多くの時間働くことで生活できるほどの費用を稼ぐことも可能です。

自由度が高いため、心地よさを感じる女性も多く、フリーターになると簡単には抜け出せないこともあります。

だらだらフリーターを続けると就職意欲の低下につながるため、なんとなくフリーターをすることはおすすめできません。

また、アルバイトの職歴は正社員の採用選考で評価されづらいものです。

正社員になるまでさまざまな経験をしたい方や、やりたいことのためにアルバイトしかできない方は、フリーターを選ぶことで良い結果を得られるかもしれません。

しかし、長期化すると就活で不利になるため、半年や1年間など期限を決めておくことをおすすめします。

ニート

中退後に親が金銭面の援助をしてくれる場合、ニートとなる女性もいます。

実家にいれば親が面倒を見てくれるので、生活には困らないでしょう。

病気や人間関係の疲れが理由で中退をしたのなら、体調が落ち着くまで休息することが大切です。

その間は悲観的になることはなく、楽しい時間を過ごすように心がけましょう。

しかし、体調に問題がないのにニートを続けるのは危険です。ニートの長期化は就職率の低下につながり、就職意欲も下がります。

社会から離れる期間が長いほど、正社員として働くことのハードルが高くなるため、できるだけ早く就職活動をおこないましょう。

契約社員・派遣社員

希望する企業への正規雇用が難しかったり、なかなか正社員としての採用が決まらなかったりする場合、契約社員や派遣社員としての働き方があります。

契約社員と派遣社員については以下を参考にしてください。

正社員と異なり期限が定まった働き方ですが、実務経験を効率的に学ぶことが可能です。

経験やスキルを得ることができれば、転職時のアピールとして役立ちます。

契約社員・派遣社員どちらとも、契約期間が来ると更新が必要になります。

更新されない場合は新たに勤務先を探すか、派遣会社に紹介してもらう必要があるため、安定した働き方が得られません。

しかし、正社員採用が決まらず空白期間が長引いてしまうと、就活が不利になることがあります。

そのため、契約社員や派遣社員を視野に入れ、経験を積んだうえで正社員採用に再度挑戦するのも手段のひとつです。

正社員

大学中退後に正社員として働くことで、結婚が遠のくことや家族との関係が悪くなるリスクを軽減できます。

また、正社員は無期雇用が約束されているため、雇用や収入が安定するメリットがあります。

女性は結婚や出産などのライフイベントによる影響が大きいものです。

正社員で働くと産休や育休などを取得できるため、出産後も仕事を続けることができるでしょう。

しかし、子育てをしながら働きやすいかどうかは、企業によって大きな差があります。

そのため、産後も仕事に復帰したいと考えるのなら、応募する企業が女性に働きやすい職場なのか確認することが重要です。

職業訓練校に通う

職業訓練校とは「職業訓練」を提供する施設であり、就職をめざして技術を身に付けることができます。

国や自治体が運営する施設が多く、ハローワークでも職業訓練校を紹介してもらえます。

求職者を対象とした制度で、1年以内に公共職業訓練を受講していない方なら誰でも無料で入学可能です。

女性におすすめのコースを一部紹介します。

基礎知識や基本的なスキルを身に付けられるため、希望する職種がある場合は学んだうえで正社員をめざすのもいいでしょう。

しかし、確実に就職できる保証はないので、早く働きたいのなら就活を進めたほうが正社員への近道といえます。

大学を中退した女性が就職するコツ

大学を中退した女性が就職するには、スムーズにいかないこともあるでしょう。

就職するコツを理解しておくことで、短期間で正社員になれる可能性があります。

ここからは、以下6つのコツについて解説するので、就活をする際の参考にしてください。

前向きな中退理由を伝える

大学を中退した女性が就職に成功するには、前向きな中退理由を伝えることが重要です。

正社員の採用面接では、必ずと言っていいほど大学を中退した理由は聞かれます。

中退者に対してネガティブな印象を抱く採用担当者は少なくないので、面接において中退をポジティブな印象に変えることが成功のカギとなります。

中退理由が「人間関係に問題があった」「勉強についていけず単位が取れなかった」だった場合、そのまま伝えると「人間性に問題があるのでは？」「努力が続けられないのでは？」といったマイナスな印象につながります。

そうならないためには「アルバイトをして仕事にやりがいを感じ、早く社会に出て働きたくなった」というように、前向きな言葉に変換して伝えましょう。

経済的に困難になった場合は「家計が苦しく学費の支払いが難しくなった」だけよりも「学費の支払いが困難になったため大学を中退しました。悔しい気持ちはありますが、経済的に自立をしたい気持ちが強まり、今は早く働きたいと考えています」と伝えたほうが前向きな姿勢が伝わるため好印象につながります。

しかし、良い印象を与えたいからといって嘘はつかないようにしましょう。

中退後はすぐに就活をおこなう

大学を中退したあとは、できる限り空白期間を延ばさないことがポイントです。

空白期間とは職歴に含まれない期間を指し、フリーターやニートの期間も該当します。

大学中退から就活までの期間が長いと、採用担当者に「今まで何をしていたんだろう」「正社員になる意欲が低いのでは？」と不安視される可能性があります。

特に1～2年以上の期間が開いている場合は、採用のリスクが高いと考え、積極的に採用を考える企業が少ないでしょう。

しかし、病気や家庭の事情など、やむを得ない理由がある場合は該当しません。

年代が若いほど採用される確率が上がるので、フリーターやニートをしている場合は長引かせないようにしましょう。

就活を始めてもすぐに就職先がすぐに見つからない場合も多くあるため、早めに行動をして余裕を持つことが大切です。

履歴書には中退理由も記載する

履歴書に中退理由を記載することで、中退のマイナスなイメージを払拭できるケースがあります。

以下の中退理由に該当する場合は、履歴書に記載しないよりもポジティブな印象になりやすいです。

理由を履歴書に記載することで、中退をした背景がわかり、応募者への印象が変わります。

自身でどうにもできない理由であれば「中退は仕方がない」と理解され、選考が不利にならないでしょう。

一方「大学に魅力を感じなかった」「単位が取れなかった」などの理由は、ネガティブな印象につながります。

やむを得ない理由や前向きな理由じゃない場合は、詳しく記載する必要はなく「一身上の都合により」で問題ありません。

関連記事：大学中退は履歴書に書かないとダメ？不利にならない書き方を紹介

資格を取得する

大学中退後、資格を取得することで就活が有利になる職業もあります。

社会人経験がない場合、求人に応募してもスキルや実力不足が原因で落とされることが少なくありません。

応募する企業に役立つ資格を取得していれば、基礎知識が身に付いていると判断されて採用通過率がアップします。

また、難易度の高い資格を取得していると「目標のために努力が続けられる人材」だと評価されることがあるでしょう。

とはいえ、資格取得のために長い月日をかけると、空白期間が長引き、就職に不利になることが考えられます。

資格取得後に就職をめざすなら、正社員になるまでの期間を定め、計画的に勉強を進めましょう。

大学を中退した女性が就職しやすい仕事を視野に入れる

就職の成功率を上げたいなら、大学を中退した女性が就職しやすい仕事を視野に入れましょう。

例えば、大手企業よりも中小企業やベンチャー企業のほうが、学歴不問の求人が多い傾向があります。

また、保育士やエステティシャンなど、女性が活躍している仕事も選択肢のひとつです。

男性の応募者が少ない分、大学中退者でも就活で不利にならない可能性があります。

大学を中退した女性におすすめの仕事については、本記事後半で紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

就職支援サービスを利用する

ひとりで就活をおこなうよりも、就職支援サービスを利用することで効率的に進めることができます。

就職支援サービスのなかでも、就職サポートがついているサービスがおすすめです。

就職サポートがついているサービスなら、以下のサポートを無料で受けることができます。

非公開求人は一般公開されていない求人を指し、優良求人が多いといわれています。

応募書類の作成や面接対策では、効果的なアピール方法を教えてもらえるため、選考通過率アップにつながることが少なくありません。

他にも、さまざまな就活に役立つサポートがあります。

不安や悩みなども相談できるため、正社員としての就職を成功させるために利用を検討してみましょう。

大学中退した女性におすすめの就職支援サービス

就職支援サービスは多くの種類があるため、大学を中退した女性の就職に強いサービスを選ぶことがポイントです。

おすすめの就職支援サービスの基本情報や特徴を紹介するので、選ぶ際の参考にしてください。

えーかおキャリア

えーかおキャリアは、20代の就職や転職に特化しているエージェントです。

未経験採用を積極的におこなう企業が多く登録しており、大学を中退した女性でも条件に合う求人にたくさん出会える可能性があります。

専任のカウンセラーがマンツーマンでサポートをしてくれるため、就職活動に慣れていない方でも安心して進めることができるでしょう。

希望をしっかりとヒアリングしたうえで、条件に合う求人を紹介してくれます。

また、入社1年後の定着率が97％と高く、入社後のミスマッチがほとんどないことが判断できます。

サポートは学歴や職歴関係なく、フリーターやニートでも利用できるので大学を中退した女性でも問題ありません。

カウンセラーに相談することで自分にふさわしい仕事が見つかる可能性があるので、気になる方は利用を検討してみましょう。

ハタラクティブ

ハタラクティブは20代のフリーター・既卒・第二新卒・大学中退の方向けであり、大学を中退した女性にぴったりのエージェントです。

保有している求人の8割が経歴不問や未経験OKなので、学歴に不安があっても紹介してもらえる求人がたくさんあるでしょう。

丁寧な就職サポートに定評があり、面接対策や応募書類の添削をマンツーマンで実施しています。

書類通過率96%以上、内定率80%以上（※）と、多くの方がハタラクティブを利用して内定を獲得しています。

最短2週間で正社員として採用された方も多くいるため、早く働きたい方はハタラクティブで相談してみましょう。

※2022年2月〜2022年4月時点の面接実施した求職者のうち、内定が出た求職者の割合

就職カレッジ

就職カレッジは18年以上の支援実績があり、20代の就職に強い転職エージェントです。

正社員経験なしの正社員就職の成功率が高いため、大学を中退した女性でも正社員になれる可能性が十分にあります。

無料就職講座を提供しており、社会人に必要なビジネスマナーを無料で受けられます。

社会人経験がなくても基本的な社会人スキルを身に付けられることは、就活で大いに役立つでしょう。

また、書類選考不要で最大20社と面接ができるため、学歴よりも人間歳が重視されます。

就職カレッジに登録しているすべての企業は、就職カレッジが実際に取材している優良企業ばかりです。

幅広い業界の正社員求人を保有しているため、相談をして優良求人を紹介してもらいましょう。

大学を中退した女性におすすめの仕事

ここからは、大学を中退した女性におすすめの仕事を紹介します。

何の仕事がしたいのかわからない方は、選択肢を広げるためにチェックしてみましょう。

事務職

事務職は女性人気の高い仕事のひとつであり、未経験OKの求人が多いため、大学を中退した女性でも正社員になれる仕事です。

土日休みで残業が少なく、基本的に転勤の可能性がないことも人気の理由です。

データ入力や資料作成などが主な仕事であり、体力的にもきつくありません。

ワークライフバランスが確立しやすいので、子育てをしながらでも働きやすい仕事といえます。

販売職

おしゃれや美容に興味がある女性なら、服を販売するアパレル職や化粧品販売はいかがでしょうか。

販売職は学歴や職歴よりも、コミュニケーションスキルや人当たりの良さを重視します。

一緒に働くスタッフは女性が多いこともあり、女性にとって働きやすい環境が整っている職場も少なくありません。

残業が少なく、大手のアパレル会社であれば福利厚生の充実が期待できます。

営業職

高収入をめざしたい女性は、営業職をおすすめします。

営業職も未経験採用を積極的におこなっているので、大学を中退した女性でも正社員をめざせます。

学歴よりも仕事に対しての熱意やポテンシャルを評価されるため、現段階で営業に必要なスキルがなくても問題ありません。

実力によって評価に差が出る営業職なら、大学中退でも十分な給与を得られる可能性があります。

公務員

公務員は公務員試験に合格すればなれるので、学歴が中退でも問題ありません。

女性が公務員として働くメリットが多くあり、なかでも福利厚生の充実が大きな魅力です。

なかでも、子育てなど家庭との両立を支援する制度が充実しているため、妊娠や出産を経ても仕事を続けやすい環境です。

また、管理職やキャリアアップをめざしやすく、第一線で活躍する女性が少なくありません。

女性採用率アップの施策推進など、女性が働きやすい環境づくりに積極的な職業といえます。

大学を中退した女性が就職するには早めの行動が肝心

大学を中退した女性に起こるリスクや、よくある進路などを紹介しました。

中退によって就活や結婚に不利になる可能性はありますが、これからの行動次第で未来を変えることができます。

注意してほしいのは、中退後になんとなくフリーターやニートの道を選ぶことです。

フリーターやニートを長々と続けると、就職意欲が低下し、空白期間が長くなることで就活が不利になります。

就活が不利になることで結婚にも影響が出る可能性があるため、早めに就活をおこなうことをおすすめします。

就活の進め方がわからない場合や、進路に不安や迷いがあるのなら、本記事で紹介した就職支援サービスで相談をしてみましょう。