フリーランスWebマーケティングの稼ぎ方とは?必要な5つのスキル

佐藤誠一

執筆者
Webライター
22〜26歳までフリーターを経験した後に正社員に就職した経験をもつ。 また「全国職業相談センター」というサイトで3,000人以上の職業相談も実施。  ブログ「さとうのキモチ」を運営
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

「未経験からフリーランスのWebマーケターになれるの?」
「フリーランスのWebマーケターはどれくらい稼げるの?」
「どんなスキルが必要なの?」

こういった疑問に答える記事です。

結論、スキルを身につければフリーランスのWebマーケターとして稼ぐことは可能です。

佐藤誠一

私も未経験からWebマーケティングの仕事を始めて、フリーランスになれました。

この記事では、フリーランスのWebマーケターになる方法や、必要な5つのスキルについて解説していきます。

案件を獲得する7つのコツもまとめたので、フリーランスのWebマーケターとして稼いでいきたい方は最後まで読んでみてください。

関連記事:フリーランスにおすすめエージェント16選|口コミ・評判を比較

目次

Webマーケティングとは

そもそも「Webマーケティング」とは、インターネットを使って商品やサービスを広める手段のことです。

インターネット上から集客して販売できるため、多くの企業が導入しているマーケティング手法です。

Webマーケティング手法の例
  • SEO:Google検索上位に表示させて集客
  • SNS:X・Instagramなどから見込み客を集客
  • 動画マーケティング:YouTubeやTikTokで集客
  • インターネット広告:Google広告やSNS広告を使って集客

Webマーケターは、これらのWebマーケティング手法を使って、集客・販売できる仕組みを作ります。

Webマーケティング職は需要が高い

近年、Webマーケティング職・Webマーケターの需要が高まっています。

理由は以下の3つです。

  • Webマーケティングをできる人が少ない
  • Webマーケティングの案件が増えている
  • Webマーケティングの導入が遅れている業界がある

未経験者でも参入するチャンスがあります。

ひとつずつ見ていきましょう。

Webマーケティングをできる人が少ない

Webマーケティングをできる人材が不足しているため、Webマーケターは需要が高いです。

事実、フリーランス向けの大手エージェントで求人を調べると、Webマーケターの需要があることがわかります。

マーケター案件

※2024年4月18日現在

社内にWebマーケターがいないため、こうしたエージェントで募集をしていると考えられます。

佐藤誠一

フリーランス向けのエージェントでは、月の報酬が50万円以上の求人も多いです。
Webマーケターが不足しているため、企業は高い報酬を出してでも採用したいと考えています。

Webマーケティングの案件が増えている

年々、インターネット広告費が増えており、それに伴ってWebマーケティング職の案件も増えています。

引用元:経済産業省商務情報政策局 情報経済課|令和4年度 電子商取引に関する市場調査 報告書

先ほどお伝えしたとおり、ランサーズエージェントやMidworksなどフリーランス向けのエージェントも求人が豊富です。

インターネット広告を出稿するにもノウハウが必要なので、Webマーケターの需要が高まっています。

フリーランス向けのエージェントは、フリーランスWebマーケターにおすすめのエージェント3選で詳しく解説しています。

Webマーケティングの導入が遅れている業界がある

Webマーケティングの導入が遅れている業界もあるため、Webマーケターの需要が大きいです。

一般的に「Webマーケティングの導入が遅れている」といわれる業界は以下のとおりです。

業界状況
製造業           BtoBの伝統的な営業手法がメインで、Webマーケティングの導入が遅れている。
特に、人材確保にWebマーケティングが必要。
建設業界高齢化などの理由でWebマーケティングの導入が遅れているが、深刻な人材不足によりWebマーケティングが必要。
保険業界規制があるためWebマーケティングの導入が遅れているが、ネット生保の登場でWebマーケティングの需要が高まっている。

いずれも市場規模が大きな業界であるため、こうした業界でWebマーケティングの導入が進むとWebマーケターの需要が高まっていきます。

Webマーケターの年収はどのくらい?

Webマーケターはどれくらい稼げるの?

ここでは、正社員とフリーランスのWebマーケターの年収相場を紹介します。

後述しますが、正社員のWebマーケターで実績を積んでから、フリーランスのWebマーケターに転向する方もいます。

そのため、念のため正社員の年収相場も知っておきましょう。

正社員Webマーケターの年収相場

厚生労働省の全国統計データによると、Webマーケティング就業者の平均年収は630.3万円です。

引用元:厚生労働省|Webマーケティング(ネット広告・販売促進) - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

会社員全体の平均年収は443万円なので、Webマーケターの年収は一般的な会社員と比べて、150万円以上高いことがわかります。

【参考記事】国税庁|令和3年分 民間給与実態統計調査

Webマーケティングの平均年収については、Webマーケティングの年収は?仕事内容・キャリアパス・向いている人を徹底解説で詳しく解説しています。

フリーランスWebマーケターの年収相場

株式会社イールドマーケティングの実態調査によると、フリーランスWebマーケターの直近一年間の年収は以下のとおりです。(調査時期:2022年11月22日~11月26日)

引用元:【実態調査】フリーランスWebマーケター300人に聞いた年収や働き方、実態について

先ほど紹介した正社員のWebマーケターの平均年収が630.3万円なので、フリーランスのWebマーケターの年収相場は少し低めです。

しかし、Webマーケティング業界はスキルや職種によって年収が大幅に変動します。

スキルを身につけて、年収1,000万円以上を稼ぐ方もいます。

佐藤誠一

フリーランスWebマーケターとして稼ぎたい方は、この次に紹介する8つの仕事がおすすめです。

フリーランスWebマーケティングの仕事内容や案件例8選

フリーランスWebマーケティングの仕事は、どんなものがあるの?

代表的な仕事内容や案件例は以下の8つです。

  • 広告運用
  • SEO対策
  • SNS運用代行
  • コンテンツマーケティング
  • データ分析
  • 公式LINEやメルマガ構築
  • Webディレクション
  • Webコンサルティング

ひとつずつ解説するので、興味がわく案件のスキル習得を考えてみてください。

広告運用

広告運用は、Web広告を使って集客や申込につなげる仕事です。

具体的には以下のようなWeb広告を使います。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • アフィリエイト広告
  • SNS広告など

主な仕事内容は以下のとおりです。

  • 広告の戦略設計
  • 広告素材の作成
  • 広告プラットフォームの設定や管理
  • 広告の効果測定
  • ABテストの実施
  • 投資回収率の計算など

広告運用はABテストが特に重要です。

もっとも売れる広告を見つけたら、あとはそれをくりかえすことで収益が出るようになります。

SEO対策

SEO対策は、Googleの検索エンジンでWebサイトが上位表示されるように施策をおこなう仕事です。

上位表示されれば多くのユーザーに見られるため、売上アップにつながります。

具体的な仕事内容
  • キーワードリサーチ
  • サイト全体の設計
  • サイトのSEO最適化
  • 数値測定と改善

ちなみに、SEOのメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット       検索上位に表示されると広告費を削減できる
検索上位に表示されると企業の信頼度が増す
デメリット成果が出るまで時間がかかる
検索アルゴリズムの変更で順位が下がることがある

企業のSEO対策を受注することが多く、報酬は高めです。

ただし、検索アルゴリズムの変更で順位が下落する恐れがあるため、プレッシャーも大きくなります。

SNS運用代行

SNS運用代行は、XやInstagramなどのSNSの運用を代行して、アカウントのPRやフォロワーを獲得する仕事です。

近年は企業のSNS運用が増えているため、今後も需要が見込まれます。

主な仕事内容
  • SNSを使った戦略の立案
  • コンテンツ制作
  • 閲覧者との交流
  • 投稿のスケジュール管理
  • アカウントの適正化
  • 数値測定
  • お客様との打ち合わせ
  • 炎上や垢BANなど緊急対応
  • 新しいアルゴリズムへの対応など
佐藤誠一

自分でもSNSを運用して、インプレッションやフォロワーなどで成果が出ていると、案件を獲得しやすいです。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは、企業のメディア運用やコンテンツ制作をおこなう仕事です。

一般的に、企業が運営するオウンドメディアに携わることが多いです。

学びになるようなコンテンツを作ることで、企業の信頼度を上げて、顧客獲得を狙います。

仕事内容
  • コンテンツの方向性や戦略の策定
  • コンテンツの企画・制作
  • コンテンツの編集・チェック
  • 新コンテンツの公開
  • 数値測定と分析
  • コンテンツの修正など

ライターさんやデザイナーさんに入ってもらって、チームで仕事を進めていくケースが多いです。

データ分析

データ分析は、Web上にアップしたコンテンツを分析・改善していく仕事です。

具体的には、以下のようなコンテンツの分析をおこないます。

  • Webサイト
  • Web広告
  • SNSの投稿
  • YouTube動画など

データを分析したら複数の仮説を立て、ABテストをくりかえしていきます。

とても地道な仕事ですが、売上に直結しやすいため、やりがいも大きい仕事です。

公式LINEやメルマガの構築

企業の公式LINEやメルマガを構築し、見込み客を集めていく仕事です。

すぐに商品を購入しない見込み客をリスト化しておき、定期的に情報配信することで購入につなげます。

主な仕事内容
  • LINEやメルマガの戦略策定
  • LINEやメルマガの設定
  • 配信するコンテンツの企画・制作
  • コンテンツの配信
  • お客様の問い合わせ対応
  • 効果測定など

特に広告やSEOを使って集客している企業は、公式LINEやメルマガの需要が高いです。

広告やSEOは一回で買ってもらう必要がありますが、公式LINEやメルマガで見込み客をリスト化しておくことで、何度も販売のチャンスが生まれます。

Webディレクション

Webメディアの運用管理をおこなうのが「Webディレクション」です。

ディレクションとは、お客様とコンテンツ製作者の間に入って、円滑に業務が回るように管理する仕事です。

コンテンツ製作者の例
  • ライター
  • 動画編集者
  • 画像作成者
  • Webデザイナーなど

また、管理業務だけでなく、お客様にWebマーケティングのアドバイスやコンサルティングをおこなうケースもあります。

佐藤誠一

タスクの多い仕事ですが、優秀なWebディレクターだとコンテンツが効率的に伸びていくため、需要が大きい仕事です。

Webコンサルティング

複数のWebコンテンツを掛け合わせた集客戦略を立案するのが、Webコンサルティングの仕事です。

具体的には、以下のようなWebマーケティング施策を掛け合わせて、集客・販売を総合プロデュースします。

  • SNS
  • SEO
  • YouTube
  • Web広告
  • Webサイト
  • 公式LINE
  • メルマガ
  • オウンドメディアなど

多くのWebマーケティングの経験があり、なおかつ豊富な実績が求められます。

難しい仕事ですが、その分、報酬は高いです。

フリーランスのWebマーケターになった人の体験談

佐藤誠一

実際にフリーランスのWebマーケターになった私の体験談を紹介します。

以前は保険営業をしていたのですが、もともとWebに興味があったため、東京のWebマーケティング会社に転職しました。

人数が少ないベンチャー企業だったため、以下の業務をほぼ一人でやっていました。

  • SEO対策
  • データ分析
  • コンテンツ制作

社長がSEOのコンサルタントをしていたので、わからないことは聞きながらSEOのノウハウを学びました。

3年ほど実績を積んでから、フリーランスに転向して現在に至ります。

もともとSEOから入ったため、今でもSEOのWebディレクションや、SEOライターとして記事を書くこともあります。

さらに「SEO以外も勉強したい!」と思ったため、以下のジャンルも勉強して実績を作りました。

  • 公式LINE:登録2,700人以上
  • X:フォロワー13,000人以上
  • YouTube:チャンネル登録1万人以上

現在はこれらも武器にして、Webマーケターとして営業活動をしています。

佐藤誠一

ありがたいことに、保険営業時代より年収が上がり、しかも安定しました。
在宅フリーランスなので、家族で仲良く田舎暮らしをしながら、Webマーケターとして活動しています。

フリーランスのWebマーケターに求められる5つのスキル

フリーランスのWebマーケターになりたいけど、どんなスキルが必要なの?

結論、以下の5つのスキルが求められます。

  • マーケティングのスキル
  • 円滑なコミュニケーションスキル
  • コンサルティングのスキル
  • 事業の計画を立てるスキル
  • 営業スキル
佐藤誠一

もちろん、現時点で全てのスキルが身についていなくても大丈夫です。
ひとつずつ勉強していきましょう。

詳しく解説していきます。

マーケティングのスキル

Webマーケターになる以上は、マーケティングの基礎スキルを学びましょう。

マーケティングがわかっていないと、成果を挙げられないからです。

最低限、以下の用語は知っておいてください。

  • 3C分析:戦略を作る前に、顧客・競合・自社の状況を分析すること
  • SWOT分析:自社の強み・弱み・チャンス・脅威を把握すること

両方ともマーケティングの基礎であり、Webマーケティングの業務でもよく使います。

他のマーケティングスキルは本でも勉強できますが、実際に手を動かしてみるのが一番です。

後述するフリーランスWebマーケター向けのエージェントに登録して、副業からWebマーケターを始めてみるのも良いでしょう。

円滑なコミュニケーションスキル

円滑なコミュニケーションスキルも必要です。

丁寧にお客様とコミュニケーションができないと、仕事を受注できないからです。

最低限必要なコミュニケーションスキル
  • 丁寧な言葉遣いをする
  • お客様の立場になって考える
  • メールやチャットはすぐ返信する

安定して仕事を獲得するためにも、コミュニケーションスキルも学んでいきましょう。

コンサルティングのスキル

Webマーケターはコンサルティングスキルも必要です。

依頼を受けた業務をおこなうだけでなく、お客様をコンサルティングするシーンもあるからです。

お客様から相談されたときがチャンスです。
「相談される=信頼されている」という証拠なので、的確なコンサルティングができると新たな依頼を受注できるかもしれません。

コンサルティングスキルはどうやって身につければいいの?

結論、コンサルティングスキルは実践でしか身につきません。

たとえば、Instagramのコンサルティングスキルを身につけたいなら、自分でInstagramのアカウントを運用して伸ばしていきましょう。

事業の計画を立てるスキル

事業の計画を立てるスキルも必要です。

Webマーケティングを使って集客できたとしても、売上につながらなかったら意味がないからです。

見込み客を集客した後、どうやって販売するかまで提案できるとかなり信頼されます。

事業の計画を立てるスキルは、どうやって勉強するの?

こちらは、あなた自身のWebマーケティングビジネスで成果を出していくのが良いでしょう。

自分のビジネスでうまくいったことを提案すれば、再現性が高いです。

佐藤誠一

また、成功事例を多く収集するのもおすすめです。
あなたの経験でなくても、うまくいくモデルを知っていれば、事業計画のアドバイスができます。

営業スキル

もちろん営業スキルも必要です。

どんなにWebマーケティングのスキルを身につけても、案件を獲得できなければ稼げないからです。

営業では、お客様の話をよく聞きましょう。
悩みを聞き出して、それを解決できる方法を提案すれば、案件を受注できる確率が上がります。

また、さらに詳しい案件の獲得方法は、フリーランスWebマーケターが案件を獲得する7つのコツで解説しているので、このまま読み進めてみてください。

フリーランス Webマーケターのなり方3ステップ

フリーランスのWebマーケターになってみたいけど、具体的にどうすればなれるの?

結論、以下の3ステップでフリーランスのWebマーケターになれます。

  • Webマーケティングのスキルを学ぶ
  • Webマーケティングの実績を積む
  • フリーランスのWebマーケターとして独立する

こちらもひとつずつ解説するので、手順に沿って準備を進めていきましょう。

Webマーケティングのスキルを学ぶ

まずはWebマーケティングのスキルを学びましょう。

先ほど8つのWebマーケティングの仕事を紹介しましたが、興味があるものから勉強していけばOKです。

  • 広告運用
  • SEO対策
  • SNS運用代行
  • コンテンツマーケティング
  • データ分析
  • 公式LINEやメルマガ構築
  • Webディレクション
  • Webコンサルティング

本や講座で勉強しつつ、自身のWebコンテンツを作って実際に運用してみると理解が早いです。

Webマーケティングの実績を積む

実務経験なしでWebマーケターとして独立するのは難しいので、まずは副業で実績を積んでいきましょう。

あなたのWebコンテンツで実績を増やしつつ、未経験でもできるWebマーケティング案件を探して応募するのもおすすめです。

案件を探す方法は、フリーランスWebマーケターが案件を獲得する7つのコツで解説しています。

もしくは、正社員のWebマーケティング職に転職して、実績を積んでいくのもおすすめです。

関連記事:Webマーケティング職へ未経験から転職するには?転職手順・やりがい・スキルも解説

Webマーケティングの未経験者に強い転職エージェントにサポートしてもらいながら、転職活動を進めていきましょう。関連記事:Webマーケティングに強いおすすめの転職エージェント10選!未経験向けなど比較して紹介

佐藤誠一

1~3年の実務経験を積むと、フリーランスで独立できる可能性があります。

フリーランスのWebマーケターとして独立する

実績ができてくれば、Webマーケティングの案件を獲得しやすくなるため、フリーランスで独立することが可能です。

生活していけるだけの収入を得られそうなら、独立を検討してみましょう。

ひとつの目安は「本業の収入を超えたとき」です。
ただし、継続案件を獲得するなど、フリーランスになってもしばらく稼げる状態になってから独立するのがおすすめです。

フリーランスWebマーケターが案件を獲得する7つのコツ

案件を獲得するにはどうすればいいの?

ここからは、Webマーケターが案件を獲得するコツを解説していきます。

案件を獲得するコツ
  • クラウドソーシングで案件を探す
  • SNSで案件を探す
  • 企業に直接営業する
  • 友人・知人の紹介で案件をもらう
  • 複数のスキルを掛け合わせて提案する
  • 広告代理店やWeb制作会社から仕事をもらう
  • フリーランス向けのエージェントで案件を探す

ひとつずつ解説するので、できそうなものから取り組んでみてください。

クラウドソーシングで案件を探す

ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで、Webマーケティングの案件が見つかることがあります。

「クラウドソーシング」とは、人材を募集する人と、仕事を受けたい人のマッチングサイトです。

佐藤誠一

ただし、報酬に対して10〜20%の手数料がかかるのがデメリットです。

SNSで案件を探す

XやInstagramでも、Webマーケティングの募集が出ていることがあります。

「#webマーケター募集」などで検索してみましょう。

また、Webマーケティング会社やSNSを頑張っている会社のアカウントをフォローしておくのがおすすめです。
急に募集が出ることがあるので、チャンスを逃さずに済みます。

企業に直接営業する

企業に直接営業する方法もあります。

ホームページの問い合わせフォームから連絡してみましょう。

特に、以下のような会社はWebマーケターを求めている可能性があります。

  • よく広告を見かける会社
  • 電車内に吊り広告を出している会社
  • SNSを頑張っているのに数字が伸びていない会社
  • YouTubeを頑張っているけど数字が伸びていない会社
  • 集客が必要なのにホームページを更新していない会社など

連絡する前に、あなたの経歴や実績を記載したポートフォリオページを作っておきましょう。

問い合わせフォームにポートフォリオページのリンクを貼ることで、あなたの強みが伝わって採用される可能性が上がります。

友人・知人の紹介で案件をもらう

友人や知人から案件を紹介してもらうのもおすすめです。

意外に案件が出てくることがあります。

友人・知人の会社が集客やプロモーションに苦戦しているかもしれません。
マーケティングの担当者や社長を紹介してもらって、話を進めていきましょう。

佐藤誠一

私も最初は友人・知人の紹介からスタートしました。
あなたの信用も使えるので、案件につながることがあります。

複数のスキルを掛け合わせて提案する

複数のWebマーケティングスキルを掛け合わせて提案してみましょう。

他のWebマーケターと差別化できて、受注率がアップします。

掛け合わせの例
  • SEO×SNS
  • 広告×YouTube
  • Instagram×公式LINEなど
佐藤誠一

勉強するのは大変ですが、掛け合わせることでマーケティング施策を打ちやすくなります。
提案も魅力的になるので、案件を獲得しやすいです。

広告代理店やWeb制作会社から仕事をもらう

広告代理店やWeb制作会社が抱えている案件を、手伝わせてもらう方法もあります。

忙しい広告代理店やWeb制作会社は、良い外注先を探しています。

広告代理店やWeb制作会社に連絡して「何か手伝えることはありませんか?」と聞いてみましょう。
あなたができることも伝えると、依頼につながるかもしれません。

うまくいけば安定して仕事を受注できるので、やってみましょう。

フリーランス向けのエージェントで案件を探す

フリーランス向けのエージェントから、Webマーケティング案件を紹介してもらう方法もあります。

すでに多くの案件があるため、営業活動の手間を省くことができます。

担当者がついて採用されるようにサポートしてくれたり、仕事が途切れないように案件を紹介してくれるのがメリットです。

佐藤誠一

月の報酬が50万円を超える案件も多いので、無料で登録しておきましょう。

フリーランスWebマーケターにおすすめのエージェント3選

フリーランスのWebマーケターにおすすめのエージェントは、以下の3つです。

  • ランサーズエージェント
  • レバテッククリエイター
  • Midworks

3つとも登録して、案件を見ながら考えていきましょう。

詳しく解説していきます。

ランサーズエージェント

ランサーズエージェント
ランサーズエージェントの特徴
  • 高単価のWebマーケティング案件が豊富
  • 仕事が途切れないように案件を紹介してくれる
  • プロジェクトに参画後も報酬交渉をしてくれる

大手クラウドソーシングサービスである「Lancers」を運営する、ランサーズ株式会社のエージェントサービスです。

実際に「マーケター」で案件を検索すると、高単価のWebマーケティング案件が出てきます。

継続的な案件紹介や、プロジェクト参画後の報酬交渉などサポートが強いため、Webマーケティング業務に集中したい方におすすめです。

また、リモート案件が85%以上なので、場所を選ばず働きたい方にも合っています。

「これからフリーランスのWebマーケターになりたい」という方もサポートしてくれるため、まずはランサーズエージェントに登録しておきましょう。

サービス概要
サービス名Lancers Agent
運営会社株式会社ランサーズ
公開求人数13,185件
非公開求人数非公開(約80%以上)
対応地域東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県、全国
公式サイトhttps://lancersagent.com/
※2024年5月2日時点

レバテッククリエイター

レバテッククリエイター
レバテッククリエイターの特徴
  • 大手が運営していて安心
  • フリーランスのバックオフィス業務もサポート
  • 無料フリーランス相談会で疑問や悩みを相談できる

大手レバレジーズグループが運営する、フリーランス向けのエージェントサービスです。

案件の紹介など営業代行はもちろん、企業との面談調整や契約手続きなど、バックオフィス業務もサポートしてくれます。

また、人間ドックやスポーツジムが割引になるなど、福利厚生サービスが充実しているのも魅力です。

フリーランスになりたい方向けの無料相談会も実施しているため、情報収集に活用してみてください。

もちろんランサーズエージェントとの併用も可能なので、登録して案件を比較しながら考えていきましょう。

サービス概要
サービス名レバテッククリエイター
運営会社株式会社レバテック
公開求人数937件
非公開求人数非公開
対応地域東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、京都府、愛知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県
公式サイトhttps://creator.levtech.jp/
※2024年5月2日時点

Midworks

Midworks
Midworksの特徴
  • 利用者の平均年収が840万円以上(※1)
  • マーケティング案件が300件以上(※2)
  • 最短一日で案件への参画が決まる

(※1)2022年7月中の参画決定案件で12ヵ月稼働した場合

(※2)2024年4月18日現在

Midworksの最大の特徴は、案件数が多いことです。

ランサーズエージェントレバテッククリエイターと併用することで、案件の網羅性はかなり高まります。

案件に参画後のサポートも充実しており、ハラスメント対策も実施しているため安心して働けるでしょう。

審査はありますが、もし案件が途切れてしまった場合に契約単価の60%を保障してくれるため、収入面の心配も減らせます。

「フリーランスで安心して働きたい」という方は、Midworksの案件も見てみましょう。

サービス概要
サービス名Midworks
運営会社株式会社Branding Engineer
公開求人数10,516件
非公開求人数非公開
対応地域【関東エリア】
東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県
【関西エリア】
大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、三重県
公式サイトhttps://mid-works.com/
※2024年5月2日時点

【関連記事】Midworks(ミッドワークス)の評判・口コミは?魅力から注意点まで解説!

Webマーケティングで独立する際によくある4つの失敗例と対策

ここでは、フリーランスのWebマーケターで独立する際に、よくある失敗例を紹介します。

  • 独立の準備が十分でない
  • スキル・知識が不足している
  • 案件を受注しすぎてしまう
  • 単価を安くしすぎてしまう
佐藤誠一

対策も紹介するので、失敗を防ぐためにも読んでみてください。

独立の準備が十分でない

独立の準備が整っていない状態でスタートしてしまうと、失敗することがあります。

失敗例内容
資金が足りない独立後に案件を受注できないと資金難に陥る
時間を確保できていない業務の時間を確保できず仕事が回らない
営業リストを作っていない行き当たりばったりで営業して効率が悪い
ポートフォリオを作っていない経歴や実績をまとめていないので魅力が伝わらない

失敗を防ぐためにも、以下の準備をしておきましょう。

  • 万が一に備えて生活資金を貯めておく
  • 業務ができる時間を確保する
  • 見込み客のリストを作る
  • ポートフォリオの作成する

スキル・知識が不足している

Webマーケティングのスキルや知識が不足していると、失敗しやすいです。

仮に案件を受注できても、成果を出せないので契約を打ち切られてしまう可能性があります。

フリーランスは継続的に学び続ける必要があります。
常に新しい情報をキャッチして、お客様の役に立てるようにしておきましょう。

案件を受注しすぎてしまう

案件を受注しすぎて失敗するケースもあります。

特にフリーランスになって間もないときは、自分のキャパがわからず業務がパンクしてしまう方もいます。

案件を受注しすぎると仕事の質が落ち、成果が出ずに信頼を失ってしまうでしょう。

佐藤誠一

最初は案件を少なくしておき、徐々に増やしていくのがおすすめです。

単価を安くしすぎてしまう

相場よりも安い単価で受注してしまい、疲弊する方もいます。

単価を下げれば仕事量を増やさないと生活できないため、休む時間もなくなってしまうでしょう。

一定期間のモニター価格なら良いですが、ずっと低単価を続けるのはおすすめしません。

フリーランス向けのエージェントも利用して、適正価格で案件を受注しましょう。

フリーランスのWebマーケティングでよくある質問

最後に、フリーランスのWebマーケティングについてよくある質問に答えていきます。

フリーランスWebマーケターのメリットとデメリットは?

メリットとデメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
個人で働ける
仕事を選べる
働く時間が自由
働く場所が自由
副業から始めやすい
年齢に関係なく働ける
うまくいけば会社員以上に稼げる
収入が安定しないことがある
自己管理が大変なことがある
常に新しい手法をキャッチしなければいけない

Webマーケターに限らず、フリーランスには上記のようなメリットとデメリットがあります。

デメリットを許容できそうなら、フリーランスのWebマーケターを目指してみましょう。

Webマーケターに向いてる人の特徴は?

以下に多く該当する人は、Webマーケターに向いています。

  • 好奇心旺盛
  • 柔軟性がある
  • 分析能力がある
  • 試行錯誤できる
  • 論理的思考ができる
  • 問題解決能力がある
  • チームワークを活かせる

あなたが複数に当てはまるなら、フリーランスのWebマーケターを目指してみましょう。

他のフリーランス系の仕事も知りたい

念のため、Webマーケター以外でおすすめフリーランスの仕事も知っておきたいな…

フリーランス系でおすすめの仕事は以下の4つです。

  • ITエンジニア
  • Webデザイナー
  • 動画編集
  • Webライター

詳しくは以下の記事にまとめたので、興味があれば読んでみてください。

まとめ

フリーランスのWebマーケターに興味がある方は、さっそく準備を始めていきましょう。

あなたがWebマーケターとして稼げるかどうかは、案件を獲得できるかどうかで決まってきます。

フリーランス向けのエージェントも登録して、案件を見ながら準備を進めてみてください。

佐藤誠一

具体的な案件を見た方が、何を勉強すればいいか、どうアプローチすればいいか見えてきます。

今日からできることを始めていきましょう。

  • URLcopy
CAREERUPSTAGE編集部のアバター
株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。