WEBデザイナーはフリーランスでやっていける?メリット・デメリットや働き方を解説

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
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WEBデザイナーをしている方やこれからWEBデザイナーを目指している方は、将来的にはフリーランスになりたいと考えている方も多いでしょう。

確かにWEBデザイナーは、テレワークでの仕事も受けやすく、さまざまな案件もあるためフリーランスに向いている仕事です。フリーランスの働き方には自由度が高いというメリットも多いのですが、一方でデメリットも数多く存在します。

良い面だけに惹かれてフリーランスになってしまうと、「思ったより大変だった」と後悔したり、早々にフリーランスを辞めてしまったりすることにも繋がります。

こちらの記事では、フリーランスWEBデザイナーの特徴やメリット・デメリットやフリーランスWEBデザイナーの仕事の始め方などをご紹介します。

これからフリーランスWEBデザイナーを目指す方は、WEBデザイナーとして充実した働き方の参考にしてみてください。

目次

フリーランスと会社員のWEBデザイナーの違い

まずは、フリーランスと会社員のWEBデザイナーの違いについてまとめました。

働き方や収入など、メリット・デメリットの両面を挙げて説明しますので、客観的にどのような働き方になるかをイメージしてみましょう。

左右にスライドできます
フリーランス会社員(正社員)
働き方得意な分野や好きなデザインなどを自分で選べる。
ある程度の収入を確保するためには、仕事を選べない状況になる。
会社の方針や立場によるので、自由に仕事を選びにくい。
転職や専門知識を身に付けることで、やりたい仕事を選びやすくなる。
労働環境働く時間や場所は自分の裁量に任せられることがほとんど。
収入を上げたい場合や、納期が間に合わない場合などは、長時間働くこともある。
会社の規定によるが、基本的にオフィスに出勤して決められた労働時間を働く必要がある。
労働基準法によって働き過ぎにならないように保護されている。
デザイン以外の仕事個人事業主として確定申告や社会保険等の手続き、納税を自分でおこなう必要がある。
仕事探しや取引相手とのやり取り、名刺やポートフォリオ作成などの雑務も全部自分でする。
これらの雑務は直接収入に関わらない。
会社や立場によっては、マネジメントや雑務などを任せられることがある
会社にもよるが、労働時間内にできるので、デザインの仕事が圧迫されることは少ない。
収入仕事量や仕事内容によってピンキリ。
月に10万円程度の人もいれば、年収1,000万円以上稼ぐ人もいる。
平均すると会社員WEBデザイナーの年収と同じくらい。
平均年収350万円程度。
全職種の平均年収より低い傾向。
将来性仕事を獲得し続けないといけないので不安定。
社会保証も不十分。
自分で資産形成や将来設計をしていないと、老後も働き続けることになる。
労働基準法によって労働者が守られているので、一度入社したら簡単には解雇されない。
会社によるが、退職金などもあるので定年退職後は引退しやすい。
社会保障自分で手続きしなくてはならない。
国民健康保険と国民年金だけでは不十分なことも多い。
給料天引きになるが、手続きや保険料納付は会社が代わりにおこなってくれる。
保険料も会社が半分負担してくれている
厚生年金や雇用保険などが充実。
老後の年金額が増えたり、休業補償がもらえたり保障が非常に手厚い。

総括すると、仕事内容や働く環境などの自由度が高い働き方はフリーランスです。一方で、将来が不安であったり、社会保障の面でのデメリットを大きく受けてしまいがちだったりする部分もあります。

目の前の仕事をこなすだけでなく、将来的にも長い目で計画を立てて、仕事を受け続けられる人でないと、フリーランスとして長く生き残れない厳しさを感じてしまう場面が出てきてしまうでしょう。

フリーランスWEBデザイナーになるメリット

上記でフリーランスWEBデザイナーのおおまかな特徴をまとめました。こちらの項目では、フリーランスWEBデザイナーになるメリットにはどのような内容があるかをご紹介します。

フリーランスWEBデザイナーには、主に次の4つのメリットがあります。

  • 仕事量に応じて収入を上げられる
  • 働く時間に融通が利かせやすい
  • 好きな分野や種類の仕事を選択することができる
  • 人間関係の問題が少ない

それぞれのメリットについてご説明します。

仕事量に応じて収入を上げられる

会社員として働いていると、どのような内容・量の仕事をしたとしても基本的に給料が固定です。

ある意味安定的と言えますが、仕事を多くこなせる方やデザイン能力が高い方にとっては、モチベーション低下に繋がることもあるでしょう。

フリーランスは実力の世界ですので、多い仕事量や良い案件を受けられることで、そのまま収入にも直結します。

年収については後述しますが、しっかり仕事を受けられる状態の方は、会社員時代よりも収入が上がることが多いです。

働く時間に融通が利かせやすい

会社に勤めていると、基本的には出社時間に合わせて仕事をしなくてはなりません。家庭の用事や体調不良などでは有給を取って休みます。

フリーランスのWEBデザイナーの場合、決められた納期で依頼を受け、その日までに成果物を提出できれば、基本的にどのタイミングで仕事をしても良いスタイルになります。

平日日中に予定を入れやすくもなりますし、夜間に一気に仕事を進めるようなこともできます。通勤ラッシュに巻き込まれるようなことも無くなりますね。

好きな分野や種類の仕事を選択することができる

会社で働いていれば、基本的に会社や上司から割り当てられた仕事をしなくてはなりません。会社の方針と合わなければ、いつまでも興味がないデザインをしなくてはならないかもしれませんし、同じような作業の連続になることもあるでしょう。

フリーランスであれば、自分が好きな案件や分野、デザインの手法などを基準に仕事が選びやすくなります。

ただ、世間のニーズに沿わなければ、仕事をあまり受けられなくて収入に影響してくるので、結局は自分に興味があまりない依頼も引き受けることも出てきます。

人間関係の問題が少ない

フリーランスで仕事をしていると、仕事上関わる人物は取引先の担当者くらいしかありません。担当者も外部の方ですので、そこまで密なコミュニケーションをとることもなく、当たり障りのないやり取りが多くなります。

毎日厳しいことを言ってくるような苦手な上司もおらず、人間関係で悩むことはほとんどありません。

仮に担当者との相性が合わなかったとしても、別のところから仕事を取ってくれば良いので、人間関係の切り替えもしやすいです。

フリーランスWEBデザイナーになるデメリット

ここまでフリーランスWEBデザイナーのメリットについてご紹介しましたが、デメリットの方をよく知っておきましょう。

著者もフリーランスとして仕事をしていますが、どちらかというとデメリットが多いように感じます。

主にデメリットに感じられる部分には次のような内容が挙げられます。

  • 収入が不安定になる
  • 福利厚生が不十分
  • 将来の不安が残る
  • 確定申告や書類作成などの雑務が増える
  • 自己管理が必要になる
  • 自分で勉強や情報のアップデートをし続けないと付いていけなくなる

それぞれ詳しくご説明していきます。

収入が不安定になる

働いた分だけ稼げるフリーランスですが、裏を返すと働けないと収入が止まります。

たとえば、怪我や病気などで働くことが難しくなった場合、収入が手薄になって生活を圧迫します。

一方で、会社員の場合には、会社の休業補償制度や雇用保険の休業手当があり、一時的に仕事ができなくなったとしても、保障によってある程度の収入が確保されます。

また、フリーランスを長年やっていると、仕事が徐々に少なくなっていくようなことも起こり得ます。そうなってしまうとフリーランスの収入だけでは厳しくなるため、アルバイトなどを始めなくてはならない人も出てきてしまいます。

福利厚生が不十分

会社員で働いているとあまり実感が湧きませんが、会社員の福利厚生はとても充実しています。

まずは、保険料の違いです。フリーランスは国民年金と国民健康保険料が全額自己負担なのに対して、会社員は半分を会社が負担してくれています。

さらに、会社員は雇用保険や厚生年金にも加入しており、上記の休業補償や老後の年金額が充実してきます。

他にも会社によっては交通費や住宅手当、社内割引が使えたりして、生活費を抑えやすいようになっています。

将来の不安が残る

フリーランスを続けていると、厚生年金や退職金がないため、老後の資金確保を自分でおこなわないといけません。

目の前の生活費だけでなく、将来の人生設計までしていないと、老後になっても働き続けなくてはならないことになりかねません。

また、いつなんどき体を壊して働けなくなったり、仕事がなくなったりするかわからない不安が付きまとうため、働いても働いても不安が拭えないフリーランスの方は多いです。

確定申告や書類作成などの雑務が増える

フリーランスは、社会保険の手続きや保険料、税金の納付、帳簿作成などの手間も増えるため、デザインの仕事以外の負担が増えてきてしまいます。

確定申告に関しては、商業系の学校にでも行っていないと学校で教えてくれないため、1から自分で勉強しなくてはなりません。

フリーランスの税金に関する話でも、「申告漏れしていた」「もっと税金抑えられたのに余計に納税してしまった」などの話をよく耳にします。

税理士に依頼することもできますが、1年ごとに数十万円はかかってしまうため、フリーランスになりたては自分で確定申告する人が多いでしょう。

自己管理が必要になる

フリーランスは自由度の高い働き方ですが、裏を返すと注意してくる上司や、周囲に一緒に働いたりする人がいないことになるため、自制できない人が始めてしまうと、収入が下がったり、仕事が期限内に終わらなかったりします。

集中して仕事に取り組める環境を作ったり、十分に仕事をこなすことができるスケジュール管理をしたりしないと、思っていた以上に仕事が進まないことも起こってしまいます。

自分で勉強や情報のアップデートをし続けないと付いていけなくなる

会社員をしていれば、上司や周囲の人たちと情報共有ができていました。デザインの流行りや新しい技術・ツールなどを人づてに情報が入ってきやすいので、必然的に情報のアップデートができていることもあります。

フリーランスになると、情報源が限られてしまいますので、自発的に情報を得ていかないと最近の傾向に付いていけなくなることもあります。

フリーランスWEBデザイナーの年収の目安

フリーランスWEBデザイナーになるメリット・デメリットをお伝えしましたが、多くの方が気になる内容として年収が挙げられるでしょう。

上でも簡単に触れましたが、フリーランスの平均年収も350万円前後になることが多く、会社員時代と同じくらいになることが予想されます。

WEBデザインスクールを運営している「株式会社日本デザイン」がおこなったアンケートによると、フリーランスWEBデザイナーの月収には次のような回答が見られました。

フリーランスWEBデザイナーの月収
引用元:フリーランスWebデザイナー103人にアンケート|株式会社日本デザイン

10〜20万円台の月収が多いのですが、100万円以上の方も結構な割合いて、本当にピンからキリまであるという印象です。

ただ、デメリットでもお伝えした、社会保障の不十分さや将来の不安定さなどを考えると、会社員時代よりも高い年収を得られるような計画を立てておいた方が良いと言えます。

フリーランスになる理由の全てが収入ではないでしょうが、収入が少なくなるとやりたくない案件を受けたり、早期に廃業してしまったりしますので、しっかり稼ぐということも頭に入れておきましょう。

フリーランスWEBデザイナーの案件の単価相場

フリーランスの収入は、どのような仕事をどの程度受けるかによっても変わります。

たとえば、1件数万円のLP制作を数件受けて月に30万円稼ぐ人もいれば、100万円のサイト制作を数ヶ月にわたって引き受ける人もいます。

あくまでも目安ですが、フリーランスWEBデザイナーの案件の単価の目安は次の通りです。

仕事内容単価の目安
ページ単体の制作
(メインページ)
5〜10万円程度
下層ページ制作1〜3万円
LP制作10万円未満
バナー制作数万円
ロゴ制作数万円
サイト制作10ページ程度の小規模サイト:40万円程度
30ページ程度の中規模サイト:80万円程度
50ページ以上の大規模サイト:100万円以上

また、取引相手によっても費用は変わってきます。小さい企業や個人店などからの依頼であれば費用は安めになりますが、大企業からの案件は非常に高額で長期にわたるプロジェクトもあります。

ただ、WEBデザイナーとしての実績がないと大企業がフリーランスに仕事を振るようなことがないため、まずは小さい企業やベンチャー企業などと取引きし始めることが多いです。

フリーランスWEBデザイナーの料金の決め方

フリーランスWEBデザイナーが仕事を受けたい場合は、デザイン制作会社が提示している費用よりも安めに設定しておくと依頼されやすいです。

同様の仕事を引き受けているいくつかのデザイン制作会社や、他のフリーランスのサイト・SNS等を参考にしましょう。

また、クラウドワークスなどの企業側がフリーランスを募集するサイトの費用を参考にするのもおすすめです。

あまりにも安い価格で仕事を受けてしまうと、ご自身が苦しくなってしまうだけですから、どの程度の作業時間がかかって、最低でもいくら必要かを決めておくと良いでしょう。

このようなこともあって、未経験からいきなりフリーランスでのWEBデザイナーを目指すことはおすすめできません。

実務経験を積んだ上で、この依頼ならどの程度の時間がかかって費用相場はいくらくらいかを知っておくことは大事です。

フリーランスWEBデザイナーに向いている人・向いていない人まとめ

ここまでフリーランスWEBデザイナーのメリット・デメリットをそれぞれご紹介しましたが、人によってフリーランスの働き方が合っている人・合っていない人がいます。

こちらの項目では、フリーランスWEBデザイナーに向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれご紹介しますので、ご自身がどちらのタイプに近いのかを判断してみてください。

フリーランスWEBデザイナーに向いている人の特徴

フリーランスWEBデザイナーに向いている人は、仕事に対して次のような考え方や取り組み方ができる人が向いています。

  • 自己管理ができる人
  • 意欲的にIT知識やデザインを学べる人
  • 新しい人脈や案件などに果敢に挑戦できる人
  • 自分のデザインに自信がある人
  • 資金管理や雑務などのトータルの業務も苦にならない人

自己管理ができる人

フリーランスには口うるさい上司や会社の決まりなどはありません。

そのことが魅力でもありますが、逆にいうと自分で厳しくできる部分ができないと、他のWEBデザイナーにおいていかれたり、顧客が満足できる仕事ができなかったりします。

フリーランスで成功するためには、自分に厳しい部分も持ち、自制や自己管理できる人が向いています。

意欲的にIT知識やデザインを学べる人

フリーランスになった後にも自発的に学べる人でないと、時代の変化についていけなくて十分な仕事が受けられないようになってしまいます。

IT分野は変化が早く、デザインにも流行り廃りがあります。

常に学び続け、変化に対応できるWEBデザイナーでないと、長い間フリーランスが続けられないことにもなります。

新しい人脈や案件などに果敢に挑戦できる人

フリーランスのメリットに人間関係でのトラブルが少ないと挙げましたが、結局のところ仕事をくれるのは人です。

自発的に新しい人物とコミュニケーションを取ることが、仕事獲得に繋がることもあるでしょう。

また、フリーランスの仕事内容は自分で選択できます。同じようなデザインの案件ばかりを受けるのではなく、新しい依頼に挑戦してみることも、柔軟に対応できる仕事の幅を広げるために必要です。

このような新しいことへの挑戦にはエネルギーが必要で、なかなか手を出せない人もいるかもしれません。

しっかり目の前の仕事をこなしつつも、新しいことに挑戦できる人がフリーランスとしても成功しやすくなります。

自分のデザインに自信がある人

フリーランスとして独立するからには、やはり自分のデザインについて自信や強みがないといけません。案件を探すたびに自分のアピールをしなければなりませんが、強みがないと、なかなか仕事が受けられなかったり、誰でもできる低価格の仕事しか受けられなかったりします。

実際にWEBデザインの経験を積んで、得意なデザインや実績を伝えられるようにしておくことも大事です。

このようなこともありますので、未経験からいきなりフリーランスWEBデザイナーになることは難しいと言えます。

資金管理や雑務などのトータルの業務も苦にならない人

会社には事務職員や人事・労務の人がいますね。フリーランスになれば、これらの税務や雑務も本人が対応しなくてはなりません。確定申告や請求書作成、入金確認、社会保険の手続き・納付などです。

小規模なフリーランスであればそこまで複雑な対応は必要ありませんが、ずぼらな人は申告漏れしていたり、支払いが滞ってしまったりすることがあります。

事務員を雇って対応することもできますが、最初のうちの収入が安定しない間は自分で対応することが基本になるでしょう。

フリーランスWEBデザイナーに向いていない人の特徴

一方で、フリーランスWEBデザイナーに向いていない人には次のような特徴があります。

  • 受け身で仕事をしてしまう人
  • WEBデザインの仕事を現場でした経験がない人
  • 変化に対応することが苦手な人
  • 自分を制することができない人

受け身で仕事をしてしまう人

会社員時代の仕事の取り組み方が、会社や上司の指示に従うことが中心だった人はフリーランスの自由さをかえって負担に感じてしまう場合があります。

フリーランスでは、自分で仕事を選んで探し、取引相手にも積極的にアプローチしていく場面があります。

これまで受け身で仕事をしてきた方は、自分で考えて行動する機会が一気に増えて、大変に思うことも多いでしょう。

WEBデザインの仕事を現場でした経験がない人

何度か触れていますが、未経験からいきなりフリーランスWEBデザイナーを目指すことはおすすめできません。

経験がないことで良い仕事は獲得しにくくなりますし、自分自身がどの程度の仕事ができるかもわからないままのスタートになります。

見切り発車で始めてしまうと、思った以上に作業に時間がかかって全然稼げなかったり、相場よりもかなり安い報酬でしか受けられなかったりすることもあります。

まずはデザイン会社に入社して現場でWEBデザインの仕事をしてみることがおすすめです。

変化に対応することが苦手な人

IT業界やデザインの流行は、移り変わりが早い世界です。今やっているやり方やデザインが得意でお気に入りの方でも、将来的には手法を変化させていかないといけない場面も出てくるでしょう。

たとえば、今後はデザインの分野にもAI技術が用いられるようなこともあるでしょう。そうなったとき、AI技術を使いこなす側にならないと十分な仕事が受けられないようなことも起こり得ます。

常に世間の動きにアンテナを張って、柔軟に対応できないと変化についていけずに苦労することも多いでしょう。

自分を制することができない人

何度かお伝えしているように、フリーランスは自由度が高いですが、その反面自分をコントロールする必要があります。

自分に甘くて仕事を後回しにしてしまうような、よく言う「夏休みの宿題を最後にやるタイプ」の人はフリーランスWEBデザイナーでも同じように追い込まれやすいです。

目の前の欲求に屈するのではなく、先を見据えた行動ができないとフリーランスの不安定さに対応できなくなる時がきやすいでしょう。

フリーランスWEBデザイナーになる主な手順

ここまでのデメリットをみて、それでもフリーランスWEBデザイナーを目指したいという方は、具体的にフリーランスになるための準備や計画を練っていきましょう。

こちらの項目では、フリーランスWEBデザイナーになる主な手順について解説します。

資金の確保をしておく

フリーランスのWEBデザイナーになるためには、そこまで大きな初期費用はかかりません。仕事用のPCとデザインツール、インターネット環境さえ整えておけば仕事はできます。

ただし、貯金ゼロや数ヶ月分の生活費だけでいきなりフリーランスになることはおすすめできません。

お金の余裕は仕事の余裕にも繋がります。お金が足りなくなってしまうと、仕事量を増やしたり、本当はやりたくない仕事でも引き受けたりしてしまいがちです。そうしているうちに「会社員時代の方がよかった」などと思うことも出てきてしまうでしょう。

あくまでも目安ですが、半年間全く収入がなかったとしても生活できるくらいの資金は余裕を持たせておきたいものです。理想は1〜2年分です。

現在資金的な余裕がない方は、まずは副業として案件を受けてみることをおすすめします。実際にフリーランスのちょっとした体験をしながらお金を貯めておくこともできますので、副業可能な会社にお勤めの方は、ぜひ試してみてください。

ポートフォリオを作っておく

ポートフォリオとは、自分が関わった仕事や得意分野などをまとめた名刺や履歴書のようなものです。

WEBデザイナーの場合、WEB上で自分の制作物を人に見せることもできるため、自分のサイトやSNSで情報をまとめておくことでもポートフォリオにできます。

依頼を受ける際、このポートフォリオをもとに依頼するかどうかが決められることもあるため、事前に作成しておくことで仕事の選択肢も広げやすくなるでしょう。

フリーランスWEBデザイナーの案件探しの方法としては、主に次の2つがあります。

  • 知人から案件をもらう
  • 募集サイトを使って案件を探す

知人や元いた会社から案件をもらう

知人にデザインに関わる人やサイト運営者がいる場合には、その人から仕事をもらう方法もあります。また、円満退職ができた方は、前職から仕事の一部をもらえることもあるでしょう。

フリーランスになる前に、身近に仕事で関われる人がいないかどうかコミュニケーションを取ってみることもおすすめです。

案件募集サイトで案件を探す

身近に仕事を依頼してくれる人がいない場合にも、案件を募集しているサイトを使えば案件を見つけられます。

代表的なサイトとして次の3つがあります。

サイト名特徴
クラウドワークスWEBデザインに関わる仕事が1万件以上あり非常に豊富。
デザインの仕事以外にも講師やディレクターなど種類も豊富
ランサーズWEBデザインに関わる仕事は約1万件あり非常に豊富。
デザインの仕事以外にも講師やサイト運営代行の仕事などもある
レバテッククリエータークリエーター向けの案件募集サイト。
WEBデザイナー案件は約50件と少なめ  
※2023年11月時点

登録しなくても案件は観覧できるので、一度条件等を参考にしてみてください。

未経験からフリーランスWEBデザイナーを目指すことは難しい|未経験からWEBデザイナーを目指す方法

何度もお伝えしているように、現場でのWEBデザインの経験がないうちにフリーランスのWEBデザイナーを目指すことはおすすめできません。

これからWEBデザイナーになっていきたい方が、将来的にフリーランスになるために、どのようなステップアップをしていけば良いのかを説明します。

まずはデザインの知識を勉強する

全くWEBデザインの知識がない方は、まずは勉強することから始めましょう。インターネットでもさまざまな情報が掲載されていますので、毎日情報収集を続けていくことからスタートになります。

基本的なことがわかってきたら、書籍を買ったり、実際にデザインをしたりしてみて具体的に作業してみることをおすすめします。

独学だけだとどうしても勉強の方向性がズレていたり、途中で挫折しやすくなったりします。

本格的にWEBデザインを学びたいのであれば、WEBデザインスクールを利用してみることもおすすめです。

次の記事では、初心者にもおすすめのWEBデザインスクールをまとめましたので、これから勉強する方は参考にしてみてください。

フリーランスになる前に一度デザイン会社で働くことがおすすめ

未経験の方は、フリーランスになる前に一度WEBデザイナーの仕事を正社員、もしくはアルバイトで経験しておくことをおすすめします。

未経験からでもWEBデザイナーを採用してくれる企業もわずかながら存在しており、安定した給料を得ながら現場でデザインができるのでおすすめです。

実際に現場で作業をしてみながら、「この作業にどれくらいの時間と手間がかかるのか?」「このような依頼の費用相場はいくらくらいか?」などの感覚を掴めることで、フリーランスになった後の働き方もイメージしやすくなります。

以下は未経験でも応募可能な求人が多い求人情報サイトです。

ワークポート

ワークポート

ワークポートは、実績豊富な転職活動のプロ(転職コンシェルジュ)に転職のサポートを受けられる転職エージェントです。

リクナビNEXTがおこなった『GOOD AGENT RANKING ~2023年度上半期~』では『転職決定人数部門』で第1位を取得していることからも、決定力のあるサービスであることがわかります。

未経験から応募可能な求人の紹介はもちろん、履歴書・職務経歴書の作成ツールを利用できるので、初めて転職をする方も安心して利用できますよ。

サイト内には転職コンシェルジュの紹介転職成功者の声も掲載されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

運営会社株式会社ワークポート
求人件数660件
※WEBデザイナー求人のみ
対応地域全国
公式サイトhttps://www.workport.co.jp/

Green

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Greenは、累計導入企業数9,000社以上のIT業界最大級の求人情報サイトです。Greenだけの限定求人が多く、未経験から応募できる求人も多数あります。

興味のある企業に「気になる」でアピールする機能や、スカウト機能があり、気軽に転職活動を始めたい人におすすめです。

現社員のリアルな口コミが見られるため、入社後のイメージを浮かびやすいのが特徴です。

運営会社株式会社アトラエ
求人件数1,450件
※Webデザイナーのみ
対応地域全国
公式サイトhttps://www.green-japan.com/

まとめ

フリーランスのWEBデザイナーとして働くことになると、会社員時代と違うこともたくさん出てきます。

メリット・デメリットとして大きな特徴をまとめると次の通りです。

メリットデメリット
  • 仕事量に応じて収入を上げられる
  • 働く時間に融通が利かせやすい
  • 好きな分野や種類の仕事を選択できる
  • 人間関係の問題が少ない
  • 収入が不安定になる
  • 福利厚生が不十分
  • 将来の不安が残る
  • 確定申告などの雑務が増える
  • 自己管理が必要になる
  • 勉強や情報のアップデートが必要
  • 年収自体はそこまで大きく変わらないことが多いことに対して、福利厚生の不十分さや将来の不安定さなどが大きなマイナス要素になります。

    これからフリーランスのWEBデザイナーを目指す方は、できる限り長くフリーで活躍できるWEBデザイナーになれるように、しっかり計画を立てて準備を進めていってみてください。

    いきなりフリーランスに変わるのではなく、まずは個人で案件を受けてみて副業として月に数万〜10万円くらい稼ぐこともおすすめです。

    やり方や考え方はさまざまですから、ぜひご自身の状況に当てはめながら最適な方法を考えていきましょう。

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    転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。