30代から介護士に転職は可能?転職成功のコツを30代の現役介護士が徹底解説
介護士は少子高齢化の影響もあり、年々需要が高まり続けています。
そのため、年齢関係なく何歳からでも始めやすいというメリットがあり、さまざまな世代の方々が介護業界に参入しています。
今回は、30代から介護士を目指す方で、以下のような疑問を持っている方に向けた記事です。
30代からでも介護士に転職できる?
介護士に転職する際のコツは?
介護士に向いている人の特徴は?
30代から介護業界に挑戦し、あらたなキャリアをスタートさせたい方に役立つ内容になっています。介護士のメリットやデメリット、介護士を目指すステップなどを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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関連記事:介護職向け転職エージェントおすすめ15選|資格・施設別に徹底比較【2024年最新】
目次
30代からでも介護士に転職できる3つの理由
30代からでも介護士への転職は可能で、年齢がハンデになるようなことはありません。
むしろ30代は多くの可能性を秘めており、採用されやすい年代です。
その理由が、以下の3つです。
それぞれの詳しい内容を見ていきましょう。
そもそも30代は介護業界では若手
そもそも30代は介護業界では若手で、将来を有望視される年代として受け入れられます。
なぜなら、介護業界の平均年齢は高く、働き盛りである30代の人材は貴重な存在だからです。
以下の表は、年齢別の介護士の割合を表したものです。
年齢 | 割合 |
---|---|
25歳未満 | 2.4% |
25歳以上30歳未満 | 4.5% |
30歳以上35歳未満 | 6.0% |
35歳以上40歳未満 | 8.5% |
40歳以上45歳未満 | 11.0% |
45歳以上50歳未満 | 12.7% |
50歳以上55歳未満 | 12.6% |
55歳以上60歳未満 | 11.5% |
60歳以上65歳未満 | 10.8% |
65歳以上70歳未満 | 7.4% |
70歳以上 | 6.8% |
介護士のおよそ7割が40歳以上と高齢化が進行しており、調査結果からも30代の介護士は若手であることがわかります。
介護士は未経験でも転職可能
介護士は未経験でも仕事を始められるため、30代からでも転職可能です。
認知症介護基礎研修とは、認知症ケアに必要な基礎知識を学ぶ研修で1日で修了できるため、介護士に転職してから受講しても問題ありません。事前の研修受講が介護士への転職条件ではないため、ご安心ください。
30代から未経験で介護士を始める方は多く、さまざまな資格取得や経験によってキャリアアップできるため、将来性のある魅力的な仕事です。
介護業界は慢性的な人手不足
日本の高齢化は今後も続き、介護業界は慢性的な人手不足に陥っています。そのため、30代で働き盛りの介護士を多くの事業所は求めています。
厚生労働省が発表したデータによると、今後の介護士の必要数は以下のとおりです。
引用元:介護人材の処遇改善等(介護人材の確保と介護現場の生産性の向上)|厚生労働省
2025年には32万人の介護士が不足し、2040年にはおよそ69万人もの介護士が不足すると予想されています。
人材確保のためにも、30代の介護士は非常に貴重な存在となっていくでしょう。
30代から介護士を目指す方に知っておいてほしいこと
ここでは、30代から介護士を目指す方に知っておいてほしいことを3つ紹介します。
介護業界の現状や課題、仕事内容などを把握しておくことで、実際に仕事をするときに感じるギャップを少なくできます。
それぞれ詳しい内容を解説するので、ぜひご覧ください。
介護業界の現状と課題
介護業界の主な現状と課題は、以下の2つです。
- 人手不足に対する人材確保
- 低収入に対する賃金アップ
介護業界は慢性的な人手不足に陥っており、その原因として介護士の低収入が挙げられます。
処遇改善加算や補助金制度など、政府による賃金アップの取り組みが毎年のように実施されていますが、まだ十分な収入とは言えないのが現状です。
今後も政府や各事業所の人手不足対策や、処遇改善の取り組みに注目していきましょう。
【参考記事】処遇改善に係る加算全体のイメージ|厚生労働省
介護士の主な仕事内容
介護士に転職する前に、仕事内容を把握しておきましょう。
介護士の仕事は、以下のように身体介護と生活支援に分けられます。
仕事の種類 | 内容 |
---|---|
身体介護 | ・移乗介助 ・排泄介助 ・食事介助 ・入浴介助 ・更衣介助 |
生活支援 | ・掃除 ・洗濯 ・調理 ・買い物 ・病院付き添い |
サービス形態によって仕事内容は異なり、施設系の場合は身体介護の割合が多く、居宅系の場合は掃除や洗濯のみを提供することもあります。
介護士の給料事情
介護士の給料事情についても見ていきましょう。
厚生労働省の調査によると、介護士の平均給与月給は以下のとおりです。
月給制の場合(主に正社員を指す)
雇用形態 | 平均月給 |
---|---|
常勤 | 317,540円 |
非常勤 | 209,540円 |
全産業の平均と比べると、介護士の給料は少ないですが、資格取得や転職などにより確実に給料を上げられるのが介護の魅力です。
介護士の給料アップ方法に関する詳しい情報は、以下の記事で徹底解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
【関連記事】介護士の給料はいくらもらえる?平均年収や給料アップの方法なども紹介
介護士に転職するメリット
介護士に転職するメリットは、以下の5つです。
介護士としてのキャリアを考えるきっかけになるため、ぜひ参考にしてください。
前職の経験やスキルを活かせる
30代で介護士に転職する場合は、これまでの仕事経験を活かせるというメリットがあります。
たとえばサービス業をしていた方であれば、培ったコミュニケーション力をご利用者とのかかわりに活用可能です。
マネジメント経験がある方であれば、チームケアが重要な介護業界において貴重な存在となり得ます。
介護士はさまざまなスキルを活かせる仕事のため、これまでの経験値がある30代という年齢が強みになり、介護業界であらたな輝きを出せるでしょう。
資格取得により確実にキャリアアップできる
介護士は資格を取得することで、確実にキャリアアップを図れます。
以下の表は、介護士の保有資格別の平均月給をまとめたものです。
保有資格 | 平均月給 |
---|---|
資格なし | 268,680円 |
介護職員初任者研修 | 300,240円 |
実務者研修 | 302,430円 |
介護福祉士 | 331,080円 |
社会福祉士 | 350,120円 |
介護支援専門員 | 376,770円 |
なにかしらの資格あり | 320,540円 |
将来性のある介護業界で長く働ける
少子高齢化の影響で、介護士は今後も需要が高まり続けるため、将来的に長く働ける魅力的な仕事です。
30代から介護士を始めれば、定年まで安定的に仕事を続けられるでしょう。
介護は体力のいる仕事のため、年齢を重ねるとやっていけるか不安に思う方もいるかもしれませんが、心配いりません。
介護の仕事を30代から始めて資格を取得すれば、現場の介護士以外にもケアマネジャーや生活相談員などのキャリアチェンジが可能です。
また経験を積むとともに確実にキャリアアップできれば、管理職やエリアマネージャーなどのマネジメント職に就く選択肢も出てきます。
自分のライフスタイルに合った働き方を選択できる
介護士はさまざまな働き方を選択できるため、自分にあったライフスタイルに応じて勤務形態や勤務先を選べます。
たとえば、以下のようなライフスタイルに適した働き方を紹介します。
ライフスタイル | 働き方 |
---|---|
介護士としてキャリアアップしたい | 特養や老健などの入所型施設で正社員として働く |
日勤のみで働きたい(日曜日は休みたい) | デイサービスで正社員として働く |
午前中だけ介護の仕事をしたい | 訪問介護で空いた時間にパートとして働く |
介護士でガッツリ稼ぎたい | 夜勤専従の介護派遣で働く |
介護事業所はさまざまな種類があるため、自分のライフスタイルや好みに合わせて職場を選ぶのもおすすめです。
介護士の経験を家族介護に活かせる
介護士としての経験は、万が一自分の家族に介護が必要になったときに活かせます。
自分が介護する際の技術面はもちろん活かせますが、それ以外にも家族にとって必要な介護サービスを提案するといった知識面でも介護士の経験は役立ちます。
介護士への転職が、家族介護という将来の不安を解消するきっかけになるのは大きなメリットです。
家族に介護士がいるというのは親族の方にとっても、将来介護が必要になった際にサポートしてもらえるという安心感にもつながるでしょう。
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介護士に転職するデメリット
一方、介護士に転職するデメリットは、以下の3つが挙げられます。
メリットとデメリットを比べた上で、転職を決めるための参考にしてください。
収入が一時的に減る可能性がある
30代から介護士に転職する場合は、一時的に収入が減る可能性があります。
なぜなら、介護士の平均年収は以下の表のとおり、全産業に比べて低いからです。
平均年収 | |
---|---|
介護士 | 381万円 |
全産業 | 458万円 |
お互いの差額 | 77万円 |
無資格未経験から介護士を始める場合は、収入が一時的に下がることを受け入れる必要があるでしょう。
ただ資格取得やキャリアアップを積み重ねることで、全産業の平均年収である458万円を超えることも十分可能です。
年下の上司と働く場合がある
介護業界は多くの若手が働いており、なかには20代で介護リーダーや管理職をしているケースもあります。
そのため、30代で介護士に転職した場合、自分よりも年下の上司のもとで働く可能性があります。
年齢を気にする方で年下から指導されることに抵抗がある場合は、介護士への転職は大変かもしれません。働く業界が変われば年齢関係なく新人であり、新しい気持ちで学ぶ姿勢を持てば成長できるチャンスです。
たとえ上司が自分より年下の場合でも素直な気持ちで学ぶことが、介護業界であらたなキャリアをスタートする上で重要になってくるでしょう。
慣れるまでは心身の疲労が大きい
介護の仕事は、ご利用者を抱えたり入浴や排泄のお手伝いをしたりするため、体力が必要です。
また認知症の方とのコミュニケーションは専門的な知識が必要になるため、慣れるまで精神的に負担に感じる方もいるでしょう。
介護士に限らず、仕事に慣れるまでは心身の疲労が溜まりやすい状態が続きます。はじめのうちは負担が大きく感じるかもしれませんが、徐々に慣れてくると余裕が出てくるため、体調管理に気を遣いながら無理をしないことが大切です。
介護士が自分に向いているかどうかは、1ヶ月ほど続けてみて慣れた頃に判断しても遅くないでしょう。
介護士への転職が向いている人の特徴
介護士への転職が向いている人の特徴は、以下の5つです。
自分の特徴や性格などと照らし合わせながら、自分が介護士に向いているかどうか考えてみてください。
体力に自信がある人
体力に自信がある人は、介護士に向いているでしょう。
なぜなら、介護士の主な仕事は、ご利用者の移動や排泄、入浴など日常生活上のサポートで体力が必要な仕事だからです。
また夜勤をする場合は、夕方から翌朝までの長時間労働になるケースもあり、体力のない方にとっては負担が大きい可能性があります。
日頃から運動習慣があり体力に自信がある人は、多くの介護施設で重宝され、他のスタッフやご利用者から必要とされる存在になるでしょう。
コミュニケーションが得意な人
介護士の仕事は、さまざまなご利用者とかかわる機会が多いため、コミュニケーションが得意な人に向いています。
とくに相手の話を聞くのが得意な人は、介護士が天職かもしれません。
施設で生活するご利用者は、悩みを相談したり昔話を話したりするなど、自分の話を聞いてほしい方が多くいます。
相槌を打ちながらそばでやさしく話を聞いてくれる介護士は、ご利用者にとって良き理解者となり得ます。話し上手や聞き上手は、介護士での活躍が期待されるでしょう。
観察力や推察力がある人
観察力や推察力は、介護士をする上で非常に重要な能力です。
ご利用者のことをよく観察し、ちょっとした変化に気づける人は介護士に向いているでしょう。
介護が必要なご利用者の方は、体調に変化があっても症状が表に出にくい傾向にあります。
そのため「少し表情が暗い」「普段より落ち着きがない」といったことに気づける観察力を持つことが大切です。
観察力や推察力に自信がある人は、介護士としての適性があると言えるでしょう。
協調性がありチームプレイが好きな人
協調性がありチームで働くのが好きな人は、介護士に向いています。
介護施設は介護士以外にも、以下のような職種の方と連携し仕事をしなければいけません。
- 看護師
- ケアマネジャー
- 生活相談員
- 管理栄養士
- リハビリ職員
介護サービス向上のためには、ご利用者の様子やケアの方針などを、さまざまな職種と情報交換することが大切です。
チームで連携し同じ目標に向かって頑張ることが好きな人は、介護士としての活躍が期待できます。
相手の立場に立って物事を考えられる人
相手の立場に立って物事を考えたり、共感したりできる人は、介護士としての素質があるでしょう。介護を必要とするご利用者の多くは、自分の思いを適切に伝えられません。
とくに認知症を抱えたご利用者は意思疎通がスムーズにいかず、相手の感情を理解するのが難しい場合があります。
表情やちょっとした仕草から、ご利用者の感情を察知し、相手の立場に立ちながらかかわることが介護士には求められるでしょう。
介護士への転職が向いていない人の特徴
一方で以下のような特徴がある人は、介護士に向いていないかもしれません。
このような特徴がある方でも、性格や希望を変えることで介護士の適性に合わせることが可能です。
それぞれの特徴と改善方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
メンタル的に弱い人
以下のようなメンタル的に弱い人は、介護士に向いていない可能性があります。
- ストレスに弱い
- 感情のコントロールが上手くできない
- 自責思考が強すぎる
介護士は感情労働と言われており、ご利用者の言動に対して感情のコントロールが必要です。
そのため、看護師や保育士、クレーム対応のオペレーターなどと同様に、ストレスが溜まりやすい仕事です。
さまざまな要因がある介護中のアクシデントに対して、すべての責任を自分で背負ってしまう自責思考が強い人は向いていません。
自分のペースで仕事がしたい人
自分のペースで仕事を進めたい人にとって、介護士の仕事は向いていない可能性があります。
介護の仕事は、主にご利用者の生活をサポートすることで、必要とする介護やタイミングはご利用者一人ひとり異なります。その方にあったペースでサポートすることが、介護士には求められるでしょう。
時間の限られた中で多くの方に介護サービスを提供する必要があるため、焦ってしまうこともあるかもしれません。
介護士は、自分のペースではなくご利用者のペースに沿って、仕事を進めていくことが大切です。
カレンダー通りのスケジュールで働きたい人
介護の仕事はシフト制で、土日祝日関係なく出勤する必要があるため、カレンダー通りに休みたい人は介護士に向いていないかもしれません。
ただ月に数回、休日の日付を希望できるため、必ず土日祝日に休めないというわけではありません。また有休を利用すれば、連休を取ることも可能です。(勤務や休日などのルールについては職場によって異なります)
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などは必ず休みたいという人は、介護士はやめておいたほうがいいでしょう。
30代から介護士を目指すための5ステップ
30代から介護士を目指すには、以下の5ステップがおすすめです。
- 研修制度の充実した職場へ転職する
- 働きながら介護職員初任者研修の資格を取る
- 仕事に慣れてきたら実務者研修の資格を取る
- 実務経験を3年積んで介護福祉士の国家試験を受ける
- さらなる資格取得でキャリアアップを図る
確実にキャリアアップを図り、待遇面での向上も期待できるため、ぜひ参考にしてください。
研修制度の充実した職場へ転職する
30代から未経験で介護士を目指す場合は、研修制度が充実した職場がおすすめです。
入社後数日間は、給料をもらいながら介護の基礎を学べるため、安心して現場に入れるのも大きな魅力です。
介護事業所によっては研修がほとんどなく、未経験であってもすぐに現場で働くケースもあります。そのような職場は慢性的な人手不足で研修をしている暇がなく、介護サービスの質が低いかもしれません。
研修制度が充実した職場に入社すれば、介護の基礎を身に付けられるため、介護士としてキャリアアップするための土台を作れるでしょう。
働きながら介護職員初任者研修の資格を取る
実際に入社して介護士としてのキャリアをスタートさせたら、次に資格取得を目指しましょう。
未経験の介護士におすすめの資格は「介護職員初任者研修」です。
介護職員初任者研修とは、介護士の入門的な資格です。ご利用者に必要な支援を実践するための、基本的な介護スキルがあることを証明してくれます。
研修を受講すれば資格を取得でき、週1〜2回のコースを選択すれば、働きながらでも3ヶ月程度で修了します。
職場によっては資格取得支援制度を利用し、無料または低額で資格を取得できる場合もあるため、資格取得を検討する場合は上司に相談してみましょう。
【参考記事】介護職員初任者研修の実態把握と効果的・効率的な実施に関する調査研究事業報告書|厚生労働省
仕事に慣れてきたら実務者研修の資格を取る
介護職員初任者研修を取得し仕事に慣れてきたら、次に「実務者研修」の資格取得を目指すのがおすすめです。
介護福祉士の国家試験の受験要件にもなっているため、キャリアアップを図る上で重要な資格となっています。実務者研修も研修を受講し、修了することで資格を取得可能です。
介護職員初任者研修よりも期間もボリュームも多く、働きながら研修を受講する場合は、資格取得までに6ヶ月程度かかります。
【参考記事】実務者研修の指定基準について|厚生労働省
実務経験を3年積んで介護福祉士の国家試験を受ける
実務者研修の資格を取得した上で、介護の実務経験を3年積んだら「介護福祉士」の国家試験を受験しましょう。
(※介護福祉士国家試験を受験するためには、介護の実務経験3年と実務者研修の資格が必要です)
介護福祉士は、現場で働く介護士にとって唯一の国家資格であり、医療的ケアを含めた介護の高い専門スキルを持っていることを証明してくれます。
介護福祉士は、他の介護士を指導する立場でもあるため、将来的に介護業界でキャリアアップしたい方は必ず取るべき資格です。
【参考記事】介護福祉士国家試験|公益財団法人社会福祉振興・試験センター
さらなる資格取得でキャリアアップを図る
介護福祉士を取得すれば、介護のスペシャリストとして、より現場での活躍が期待できます。
さらに、以下のような資格を取得することで、さまざまなキャリアを選択できるようになります。
資格 | 目指せる職種 |
---|---|
認定介護福祉士 | 介護リーダーや管理職など |
介護支援専門員 | ケアマネジャー |
社会福祉士 | 生活相談員 |
また同じ介護業界でも、以下のような資格を取得し、別の専門職種を目指すのも可能です。
資格 | 目指せる職種 |
---|---|
看護師 | 看護職員 |
理学療法士や作業療法士など | リハビリ職員 |
介護士としてスタートしたキャリアも、資格を取得したり現場経験を積んだりすることで、さまざまな選択肢が見えてくるでしょう。
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30代からでも介護士への転職は十分可能
職員の高齢化が懸念される介護業界においては、30代は若手に該当する年齢層です。
そのため、30代からでも介護士への転職は十分可能です。
ただなんとなく介護士を始めるのではなく、本記事で紹介した介護士のメリットやデメリット、介護士に向いている人や向いていない人の特徴などを参考にしながら、自分との適性を考えてみてください。
介護士は、経験値と資格取得で確実にキャリアアップできる魅力的な仕事です。
30代からでも焦ることなく、現場経験を積み資格の勉強をしながら、着実にステップアップしていきましょう。
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運営者情報
会社名 |
株式会社アシロ(ASIRO Inc.) 2021年7月20日 東証グロース上場(7378) |
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URL | https://asiro.co.jp/ |
本社所在地 |
160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング4F |
法人番号 | 9011101076787 |
設立日 | 2009年11月 |
代表者(代表取締役社長) | 中山博登 |
主な事業内容 | HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業 |
許認可 | 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782) |
グループ会社 |
株式会社アシロ少額短期保険 株式会社ヒトタス |