こんな疑問を感じて検査をしたところ、自分がADHDであることが分かった、なんて方もいるはずです。仕事がうまくいかない理由がわかったのは安心したけれど、次は仕事をどうするか考えていきたいのではないでしょうか

現状の仕事であなたの特性を上手く活かせないのであれば、転職を検討すべきです。とはいえ、ADHDの方は闇雲に転職活動をしても自分に合う仕事は見つかりにくいかもしれません。

そこでこの記事では、ADHDの方が理想の職場に出会えるための具体的なステップを5つに分けて解説しました。一つひとつ丁寧に紹介しているので、ぜひ参考にしながら、新たなキャリアを切り開いてください。

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ADHDの方が転職を成功させるための5つのステップ

早速、ADHDの方が転職を成功させるための5つのステップを確認しましょう。

ただし、ここでは大枠を理解するために、簡単な説明にとどめています。よりくわしい解説は、のちの章で一つひとつ丁寧にガイドしています。

ここではまず全体像を把握して、以降の章で、それぞれのステップについてさらなる理解を深めましょう。

ステップ１：あなたの特性を明らかにする

まずは、あなたの特性を明らかにしておきましょう。一口にADHDといっても、その特徴は人それぞれだからです。あなたの得意なことを言語化できるとベストです。

これまでの行動を振り返ってみて、自分の得意なことや不得意なことをメモにまとめてみましょう。自分だけでなく、友人や職場の人など周りの人に聞いてみるのも良い方法かもしれません。

あなたの特性を明らかにすることについては、「ADHDの方が仕事で活かせる5つの強み」でくわしく解説しているので参考にしてください。

ステップ2：自分の向いている仕事を明らかにする

次に、ステップ1で理解した、あなたの得意なことが活かせるであろう仕事を明らかにしましょう。なお、ここでの向いている仕事とは、「成果を出せる仕事」のことです。

ADHDの方に限らず、仕事で最も重要なことは「成果を出せるかどうか」です。やっていて楽しいとか、興味があるとかいったことは、向いている、向いていないを考慮するときには、判断材料になりません。

成果を出せる仕事を見つけるには、「他人よりも努力していないのにできること」を見つけなければなりません。

具体的な内容は「ADHDの方に向いている仕事・向いてない仕事」に解説があるので、参考にしてください。

ステップ3：苦手な仕事も明確にする

向いている仕事だけではなく、苦手な仕事についても明確にしましょう。ここでの苦手な仕事とは、「成果が出しにくい・出にくい仕事」のことです。

興味がある業界の仕事であっても、ADHDの特性があることから仕事で成果が出せないなんてことも少なくありません。仕事で成果が出せなければ、また転職を繰り返してしまうことになるでしょう。

苦手な仕事についても「ADHDの方に向いている仕事・向いてない仕事」でまとめているので、確認してみましょう。

ステップ4：自分に合う働き方を明らかにする

次に、自分に合う職場の働き方を明らかにしましょう。

ここでの働き方とは、「一般雇用」「障がい者雇用」「特例子会社での就労」「就労継続支援事業所での福祉的就労」のどこで働くかということです。

それぞれの簡単な内容は次の通りです。

働き方	内容
一般雇用	・一般的な雇用形態。 ・選べる職業は多いが、障がいに対する理解や配慮を得られない可能性がある。
障がい者雇用	・障がい者手帳を持っている方限定の雇用。 ・障がいへの配慮が得られやすい反面、一般雇用に比べて求人数が少ない。
特例子会社での就労	・障がいの方に合わせた人事制度や環境が整っている。 ・職業が限定的で、昇給しにくいデメリットがある。
就労継続支援事業所での福祉的就労	・「障がい者総合支援法」に基づく福祉サービスの一つ。 ・体調に合わせて仕事をする。職業訓練も受けられる。

どの働き方がよいかは、ADHDの度合いやあなたの体調にもよります。こちらについても、くわしい内容は「ADHDの方の4つの働き方」に解説があるので参考にしてください。

ステップ5：転職支援サービスを利用する

向いている仕事と、自分に合った働き方が分かったら、転職支援サービスを利用するのが最後のステップです。転職支援サービスを利用すると、あなたの特性などを考慮したうえで、適切な職場を紹介してもらえます。

なお、転職支援サービスには、公的なものと民間のものとがあり、前者は「就労移行支援」後者は「転職エージェント」と呼ばれています。

どちらを利用するかは、あなたの希望する働き方やADHDの度合いによります。「ADHDにおすすめの就労移行支援とは」で解説しているので、参考にしてください。

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ADHDの方が仕事で活かせる5つの強み

ここでは、ステップ1の「あなたの特性を明らかにする」についてくわしく見てみましょう。ADHDの方が仕事で活かせる強みを５つ解説します。

ただし、ここに記載があるものは代表的なものです。ADHDの症状は人それぞれですから1つの参考にしていただき、これまでを振り返りながら自分で考えたり周囲の人に聞いてみたりする姿勢も大切です。

発想力や独創性

ADHDの方は、従来の方法や思考パターンにとらわれず、自由な発想力や独創性を持つことが少なくありません。

これは、新しいプロジェクトの提案や問題解決の際に、既存の方法に縛られず、斬新なアイディアを提供できるメリットがあります。

新商品の開発やサービスの提案、広告のクリエイティブなどでその力が発揮され、既存の枠を超えて物事を考えることができ、イノベーションを起こせる可能性があるといえるでしょう。

好奇心

ADHDの方の中には、強い好奇心や探求心を持っていることもあります。

新しいスキルや知識の習得が早かったり、初めてのことでも抵抗なくチャレンジできたりといったメリットがあるでしょう。

継続的に知識をアップデートしなければならない業界や、日々、前例のないことに挑戦し続けなければならない職業で、この強みが発揮されることがあります。

感受性

ADHDの方の中には、環境や人々の感情の変化などを敏感に感じとる、感受性豊かな特徴を持っているケースもあります。

そういった方は、クリエイティブな職種において強みを発揮することが多いでしょう。他者が気づかないような視点から成果物に独自性を持たせられる強みがあります。

また、消費者の本当のニーズや動向を敏感に察知し、それを製品開発やマーケティング戦略に生かせることもあるでしょう。消費者のニーズが細分化されている現代において、マーケットの感覚が優れているのは大きな強みです。

決断力

ADHDの方は、情報を即座に処理し、迅速に決断を下すことが得意なこともあります。ビジネスの場では、時に迅速な判断が必要とされるシチュエーションも少なくありません。

特にマネージメントのポジションや、スタートアップのような環境では、迅速かつ的確な判断が業務の成功を左右することがあります。その際、ADHDの方のこの能力は大きな強みとなるでしょう。

追求心

ADHDの方は、一度興味を持ったこと、挑戦したいことがあれば、その目標に対して強い追求心を持ち続けることもあります。

目標達成のためのモチベーションとして、また新しい分野や技術の習得の際の原動力としての強みになるでしょう。

特に、研究開発や深い専門知識が求められるなど、1つのことを突き詰める必要がある職業では、この追求心は大きなアドバンテージとなります。

ADHDの方に向いている仕事・向いていない仕事

ここでは、ステップ2とステップ3について理解を深めましょう。まずは向いている仕事を確認して、そのあとに向いていない仕事を見てみましょう。

ADHDの方に向いている仕事

まずは、ADHDの方に向いている仕事を見てみましょう。ただし、ADHDには大きく分けて2つの傾向があるので、それに応じて向いている仕事は変わります。

傾向	特徴
不注意型の方	・注意がそれやすい ・忘れ物が多い ・ルールを守るのが苦手 ・整理整頓が苦手 ・スケジュールを立てるのが苦手
多動・衝動型の方	・我慢しているのが苦手 ・思ったことをすぐに言う ・待つのが苦手 ・独断で行動する

不注意型の方

不注意型の傾向が強い方は、好奇心が旺盛だったり、感受性が強かったりといった傾向にあります。そのためデザイナーやイラストレーター、文筆家などのクリエイティブ職で成果を出しやすいでしょう。

また、企画職やコピーライターなど、豊富なアイディアが必要とされる職業に向いていることも少なくありません。また、自由度が高いフリーランスにも向いている場合があります。

多動・衝動型の方

多動性や衝動性が強い方は、一カ所にとどまらず、いろいろな場所に出向く仕事が向いていることがあります。起業家、ジャーナリスト、営業職などで成果を出せるでしょう。

また、多動性や衝動性があるものの、1つのことに集中しやすい傾向がある方は、ITエンジニアやプログラマーなどに適性があることも見られます。

ADHDの方に向いていない仕事

一方で、次のような特徴を持つ仕事には、ADHDの方は向いていない傾向があります。一つひとつ確認しましょう。

正確さが要求される仕事

ADHDの方は何かに気を取られてしまうことがあり、正確さが要求されるような仕事は苦手な傾向にあります。どうしてもミスが増えてしまい、仕事の成果につながらないことがあるようです。

タスク管理が必要な仕事

ADHDの方の中には、タスク管理を苦手としている方も少なくありません。タスク管理をするためには、仕事に優先順位をつけ、段取りを組む必要があります。

次のような、複数のタスクを効率よく進行させるための計画性や、優先順位をつけ、変更に柔軟に対応する能力が必要とされる仕事は避けた方がよいでしょう。

単純作業を繰り返す仕事

ADHDの方は、注意力が散漫になりがちで、同じ作業の繰り返しに飽きやすい傾向にあります。単純作業を繰り返す仕事は、ADHDの方にとってはモチベーションの維持や集中の継続が課題となる可能性があります。

また、長時間の単調な作業は焦燥感を感じる原因となることもあるでしょう。

向いている・向いてない仕事は一般論を気にしない姿勢も大切

上記の向いている・向いていない仕事は、一般論です。ADHDの特性はそれぞれで個性があり、あなたにとって天職といえるような仕事を見つけるには、自分自身についてよく検討するのが一番です。

とくに、ADHDの方は興味関心がある分野と職種の専門性が合致すれば、仕事で高い成果を出しやすいといわれています。実際、福島学院大学大学院教授の星野仁彦氏は、専門的な技術職がADHDの方に適していると主張しています。

いずれにせよ、ここで紹介した仕事の向き、不向きについては参考程度にしつつ、実際にどのような職業に就けばよいかは、この章以降で紹介する転職支援サービスのサポートを受けて、判断するとよいでしょう。

【参考文献】星野仁彦．発達障害に気づかない大人たち｜祥伝社新書

ADHDの方の4つの働き方

ここでは、ステップ4の「自分に合う働き方を明らかにする」について見ておきましょう。

どのような働き方が合うかは、ADHDの強さや現在の体調などによって左右されます。4つの働き方があるので、どれが良いかを見極めましょう。

一般雇用

一般雇用とは、文字通り通常の雇用のことです。企業の応募条件さえ満たしていれば、誰であっても応募可能です。

選べる求人が多いメリットがありますが、ADHDをはじめとした障がいのある方を採用とした前提ではないので、障がいに対する理解を得られないことがデメリットです。

ADHDのスキルには一長一短がありますが、一般雇用は長所を活かす、つまり自分の強みに焦点を当てて仕事を選ぶ方法といえるでしょう。

ただし、一般雇用であってもADHDを開示することで、どういったものが得意で何に苦手意識を感じるか周囲の人に理解してもらえることもあります。

障がい者雇用

障がい者雇用とは、障がいのある方が特性に合わせた働き方ができるように一般雇用とは別に企業や自治体などが障がいのある方を雇用することです。

障害者雇用促進法では、決まった割合で障がいのある方を雇用することが定められており、雇用主は合理的な配慮をすることが求められています。

先ほどのスキルの一長一短でいえば、短所を目立たせない、つまり障がいへの配慮を優先させた働き方とも表現できるでしょう。

障がいのある方を想定していることから、障がいに対する理解を得られやすいメリットがある一方、障がい者手帳がないと応募できないことや、選べる職種が限られていることがデメリットです。

特例子会社での就労

特例子会社とは、障がいを持っている方の雇用促進のために親会社によって設立された子会社のことです。特例子会社に在籍する障がい者の方は、親会社に雇用されていると算定され、障がい者雇用率を上げられる仕組みとなっています。

上記の障がい者雇用と比べて、より障がいの方に配慮した人事制度が整っている傾向にあり、苦手な部分についても理解を得られる風土が高いことがメリットです。一方、仕事内容が限定的で、ステップアップや昇給が難しいデメリットもあります。

就労継続支援事業所での福祉的就労

就労継続支援とは、障害者総合支援法に基づく福祉サービスの1つで、自分のペースで働いたり、職業訓練などをおこなうことができます。A型とB型があり、さまざまな違いがあります。

A型は、雇用契約を結び一定の支援がある職場で働くサービスです。一方、B型は雇用契約を結ばずに軽作業などをおこなうサービスです。また、A型は働いた日数や時間に対して給与が支払われますが、B型は作業の工賃に応じて給与が支払われます。

ADHDの方におすすめの就労移行支援とは

この章以降では、ステップ5の転職支援サービスを利用することにフォーカスを当ててみましょう。まずは、公的なサービスである就労移行支援について見てみます。

就労移行支援とは

就労移行支援とは、障がいのある方が働くために必要なスキルを身につけるための訓練や、就職活動のサポートを受けられる福祉サービスのことです。

公的な許可を得た民間会社が運営をしており、次のような多岐に渡るサービスを実施しています。

利用については、お住いの自治体が障がいの度合いや年齢などをもとに判断します。利用可否については、自治体や就労移行支援事業者に相談してください。

就労移行支援を利用するメリット

就労移行支援を利用するメリットは多岐に渡ります。

まずは、体調や生活リズムが整うことが挙げられるでしょう。定期的に通うことで就職した時と同じように、規則正しい生活を身につけられます。

また、仕事に必要なスキルを身につけられることも良いポイントです。職業訓練だけでなく、周囲とのコミュニケーション講座や身だしなみ講座を実施しているところもあるので、就職後もスムーズに業務に励める可能性が高まります。

さらに、就職しやすくなるのもメリットです。履歴書作成やエントリーシート作成を手伝ってもらえるので、選考を通過しやすくなるでしょうし、あなたの特性を考慮した企業紹介を受けられるので、自分にあった職場を見つけやすくなります。

おすすめの就労移行支援サービス

ここでは、代表的な就労移行支援サービスを紹介します。

こちらを参考にしながら、お近くの通いやすい事業所を選択することをおすすめします。

LITALICOワークス

サービス名	LITALICOワークス
運営会社	株式会社 LITALICO
拠点	全国120拠点
サービス内容	・就職準備 ・企業インターン ・就職活動 ・職場定着 ・暮らしの相談支援

LITALICOワークスは、これまで1万3,000名以上の方を就職させた実績を持つ就労移行支援サービスです。就職後もサポートがあり、定着率は88%を誇ります。

LITALICOワークス独自の200種以上のプログラムを用意しており、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルなど、幅広い知識を身につけられるのがメリットです。

就職支援も柔軟なサポートをおこなっており、一人ひとりにあった支援を提供してくれます。専門的なアセスメントと具体的な計画で、理想的な働き方を実現してもらえるでしょう。

また生活面においても、希望する暮らしが実現できるための計画相談支援もおこなっているので、活用してみるのもよいでしょう。

公式サイト：https://works.litalico.jp/

チャレンジド・アソウ

サービス名	チャレンジド・アソウ
運営会社	株式会社チャレンジド･アソウ
拠点	大阪/名古屋/広島/福岡
サービス内容	・就労訓練 ・就労支援 ・入社後定着支援

チャレンジド・アソウは、就職後定着率93.1%を誇る就労移行支援サービスです。ADHDをはじめとして、精神障がいや身体障がい、知的障がい、難病など、幅広い方をサポートしています。

パソコンやコミュニケーションスキルをはじめとして、企業での職業訓練もあり、就職に必要なスキルを一から学べます。

応募書類作成や面接練習などの選考サポートも充実しており、経験豊富な担当スタッフが一人ひとりの個性に合わせて最適なサポートを実施してくれるのも魅力です。

就職後も、面談やカウンセリングなど、困り事を相談できる環境が整っているので安心して仕事に取り組むことができるでしょう。

公式サイト：https://challenged.ahc-net.co.jp/

ココルポート

サービス名	ココルポート
運営会社	株式会社ココルポート
拠点	東京/神奈川/千葉/埼玉/群馬/大阪/兵庫/愛知/福岡
サービス内容	・個別訓練支援 ・就労支援 ・就職活動支援 ・職場定着支援

ココルポートは、一人ひとりに合わせたカリキュラムにこだわり、徹底的な個別支援に定評のある就労移行支援サービスです。

その時々の体調や悩み、希望、職業準備段階にあわせたカリキュラムを整えてくれています。555種類以上の様々なプログラムを用意しているだけでなく、eラーニングも取り入れて、効率的に学びを深められるのがメリットです。

就職後の定着支援にも力を入れており、就職後も約87%の方が働き続けています。これは、就業面だけでなく、生活面や体調面などの土台についてもしっかりとしたサポート体制が整っている証です。

公式サイト：https://www.cocorport.co.jp/

エンカレッジ

サービス名	エンカレッジ
運営会社	株式会社エンカレッジ
拠点	東京/大阪/京都
サービス内容	・職業訓練 ・就労支援 ・学生の就活支援

エンカレッジは、未経験もしくは就職歴が浅い20～30代の発達障がいの方を中心にサポートしている就労移行支援サービスです。発達障がいの方を支援して10年以上の歴史があり、就職率は95%と高い実績を誇ります。

一番の特徴は、オフィスワークの作業体験やビジネス講座など、実践的なプログラムを通じて自分のことをたくさん知れることです。これによって、自分にあった職業が見つけやすくなるでしょう。

毎月定期的にイベントも企画しており、ともに頑張る仲間とフォローアップできるのもメリットです。仲間意識もアップして、就職へのモチベーションも上がるでしょう。

発達障がいのある学生の方への支援も充実しています。オンラインで就活にまつわる様々な情報を得ることができ、求人情報を閲覧することも可能です。また、リアルな場での講座や仕事相談などの、就職準備プログラムも用意されていますので、始めて就職活動する学生の方にもおすすめです。

公式サイト：https://app.en-courage.com/

Neuro Dive

サービス名	Neuro Dive
運営会社	パーソルダイバース株式会社
拠点	東京/大阪/横浜/福岡
サービス内容	高度IT専門スキルの就労支援

Neuro Diveは、最長2年間かけてAIやデータサイエンス、RPAなどの高度なIT専門スキルを身につけて就職を目指す就労移行支援サービスです。

経験者、未経験者どちらにも、個別にカスタマイズした学習計画を提案してくれます。、基礎はもちろん実践的なスキルを最短に近いルートで学べます。講師は現役のデータサイエンティストなどを起用し、厳選された講座を実施しています。

最大の特徴は、独自に開発したダブルマップ・メソッドで、企業が求めるスキルとあなたの強みを可視化し、効率よく求められる力を磨けることです。業界で活躍してきた専属のプロフェッショナルが内容を精査しフィードバックをおこなっていますので、、高度な専門スキルを身につけることができるでしょう。

さらに、働く上で必要なビジネススキルや先端IT職種領域での実習、就職活動支援まで徹底的にキャリア支援を実施してくれます。独自の企業ネットワークを活かして、一般ルートにはない企業のインターンシップや採用情報を受けられるのもメリットです。

公式サイト：https://neuro-diversity.biz/

ADHDの方におすすめの一般的な転職エージェント6選

ここでは、ADHDの方におすすめの一般的な転職エージェントを紹介します。ADHDの症状が日常生活にあまり影響を与えず、特別なサポートを必要としない場合、一般的な転職エージェントの利用も検討してみましょう。

どちらのエージェントを利用するかは、症状の程度や支援の必要度などによって異なりますから、一般的な転職エージェントの方が自分にあっていると感じている方は、ここで紹介しているところに登録してみるのもよいでしょう。

転職エージェントでは、各社で独自の非公開求人を持っています。よいなと思ったところがあったら1つのエージェントにこだわらず、ぜひ、2～3社程度登録することをおすすめします。

ADHDの方におすすめの障がい者に特化した転職エージェント6選

次に、ADHDの方におすすめの、障がい者に特化した転職エージェントを紹介します。

就労移行支援サービスと転職エージェントの違いは、前者が職業訓練から就職支援まで幅広くサポートしてくれるのに対し、後者は就職支援に特化しているところです。

それぞれにメリットがありますので、よいなと思ったところがあれば、登録しておきましょう。

マイナビパートナーズ紹介

✔特徴➀　障がいにくわしいカウンセラーが在籍 ✔特徴②　個性に向き合ったカウンセリング ✔特徴③　就職後のきめ細かいサポート

マイナビパートナーズ紹介は、人材業界大手のマイナビグループが運営する転職エージェントです。

障がいの種類や特性について理解したカウンセラーが在籍しており、自己受容に重きをおいて、転職を成功させるのはもちろんのこと、適職を見つけるサポートをしてもらえます。

一人ひとりにじっくり向き合い、多様な求人紹介をおこなってもらえるのもメリットです。企業に採用されることはもちろん、長い目で見て活躍できるよう、個性を見ながら求職先を提案してくれます。

さらに、就職後もきめ細かいサポートが続くのも見逃せません。職場にスムーズになじめるようフォローアップしてもらえますし、悩みや不安がある場合には、問題解決の橋渡しとなってもらえます。

サービス名	マイナビパートナーズ紹介
運営会社	株式会社マイナビパートナーズ
公開求人数	303件
対応地域	首都圏/関西
公式サイト	https://mpt-shoukai.mynavi.jp/

dodaチャレンジ

✔特徴➀　障がい者の転職支援数No.1 ✔特徴②　非公開求人を含む幅広い選択肢 ✔特徴③　年収500万円以上のハイキャリア転職も

dodaチャレンジは、2022年度厚生労働省「人材サービス総合サイト」で障がい者の転職支援数No.1になった転職エージェントです。

身体障がいや発達障がい、知的障がいなど、特性ごとの専任アドバイザーが在籍しているから、あなたの強みを理解しつつ、転職サポートを受けられます。

非公開求人を含む豊富な求人の中から、あなたの希望にあった転職先を紹介してもらえるのもメリットです。入社条件なども交渉してもらえるので、条件についても納得したうえで働けるでしょう。

年収500万円以上のハイキャリア転職に対応しているのも嬉しいポイントです。ADHDにとらわれず、スキルや専門性を高めたい方にもおすすめです。

サービス名	dodaチャレンジ
運営会社	パーソルダイバーズ株式会社
公開求人数	1,403件
対応地域	全国
公式サイト	https://doda.jp/challenge/

ランスタッドチャレンジド

✔特徴➀　簡単エントリー ✔特徴②　専任コンサルタント ✔特徴③　オーダーメイド求人

ランスタッドチャレンジドは、世界最大級の人材サービス企業のランスタッド株式会社が運営する、障がい者の方に特化した転職エージェントです。

基本的なプロフィールを入力し、これまでの経験と希望職種を記載し3分でエントリーは完了です。担当者からの連絡後に本登録・面談へと進みます。まずは、不安や悩みを相談してみましょう。

専任のコンサルタントが在籍しており、面談から就職後のフォローまで一貫してサポートしてくれるのもメリットです。親身なカウンセリングであなただけのオーダー求人を提案してもらえます。

応募書類の確認・添削、面接事前トレーニングを実施してくれるので、内定確率をぐっとアップできるのも嬉しいポイントでしょう。

サービス名	ランスタッドチャレンジド
運営会社	ランスタッド株式会社
公開求人数	319件
対応地域	東京/神奈川/千葉/埼玉
公式サイト	https://www.randstad.co.jp/challenged/

at GPエージェント

✔特徴➀　利用者満足度93% ✔特徴②　20年以上のノウハウ ✔特徴③　さまざまなニーズに沿った姉妹サイトあり

at GPエージェントは、利用者満足度93%を誇る、障がい者の方に特化した転職エージェントです。20年以上のノウハウがあり、障がいの特性や配慮事項などをすべて考慮したうえで、支援してもらえます。

転職支援だけでなく、企業担当や就労移行支援サービスとも提携し、丁寧なサポート体制を築いています。スムーズに入社や就業へいたれるように二人三脚で、専任のキャリアプランナーが支援してくれることがメリットです。

ハイキャリアに特化した「at GPハイクラス」、自分で求人を探せる「at GP」、企業からのスカウトが届く「at GP転職スカウト」などの姉妹サイトもあり、さまざまなニーズに対応しているのも嬉しいポイントです。

サービス名	at GP転職
運営会社	株式会社ゼネラルパートナーズ
公開求人数	1,149件
対応地域	全国
公式サイト	https://www.atgp.jp/agent

エージェント・サーナ

✔特徴➀　30年以上の実績と信頼 ✔特徴②　独自の非公開求人多数 ✔特徴③　豊富なノウハウによる高い内定率

エージェント・サーナは、障がい者の方の転職支援に特化した30年以上の実績がある転職エージェントです。企業の紹介はもちろん、面接日の設定や変更、採用条件の交渉など、必要なことは担当のキャリアアドバイザーにすべておこなってもらえます。

一番のメリットは、豊富な非公開求人を多数保有している点です。これまでの実績から信頼を積み重ね、エージェント・サーナだけに寄せられた独自の非公開求人を豊富に取り揃えています。

約60%の方が面談から2ヵ月で内定を得ているのも嬉しいポイントです。求職者に徹底的に寄り添うエージェント・サーナだからこそ、内容、結果ともに満足できるサポートを実現してもらえます。

サービス名	エージェント・サーナ
運営会社	株式会社イフ
公開求人数	非公開
対応地域	関東/関西
公式サイト	https://www.agent-sana.com/

アビリティスタッフィング

✔特徴➀　精神障がいの方向けの求人が95% ✔特徴②　オンラインで面談を実施 ✔特徴③　内定後半年間の定着率94%

アビリティ―スタッフィングは、人材業界大手のリクルートグループが運営する、精神障がいの方に特化した転職エージェントです。主に、首都圏でのサポートに対応しています。

仕事紹介を始める前に、申し込んだ方全員と面談を実施し、不安や疑問を解消したうえでサポートしてもらえるので、安心して転職活動に励めます。面談はオンラインなので、事務所に出向く必要はありません。

入社後から半年後の定着率が94%もあることもメリットです。精神保健福祉などの専門スタッフがサポートしてもらえるので、悩んだり迷ったりした時には、いつでも相談できる環境が整っています。

サービス名	アビリティ―スタッフィング
運営会社	株式会社リクルートスタッフィング
公開求人数	281件
対応地域	首都圏
公式サイト	https://ability.r-staffing.co.jp/

まとめ

ADHDの方が理想のキャリアを手に入れられるように、5つのステップに分けて具体的な方法を解説しました。いずれのステップをはぶいてもスムーズな転職はかないません。様々なサポートを受けながら、一つひとつ丁寧に取り組んでいきましょう。

まずはあなたの特性を明らかにして、得意な仕事と苦手な仕事を明確します。次に、一般雇用か障がい者雇用かなどの働き方を選択します。そして最後に、転職支援サービスに申込みをして、転職活動を始めてみましょう。

なお、転職支援サービスは、「就労移行支援サービス」「障がい者特化の転職エージェント」「一般的な転職エージェント」の3種類があります。

このうち、転職エージェントで、よいなと思ったところがあれば、2～3社は登録し、多くの選択肢を入手できるようにしておくことをおすすめします。