- 「毎日の業務が多忙…。ワークライフバランスの充実を図りたい」
- 「現状に不満があるけれど、キャリアについて相談できる相手がいない」
- 「転職はしたいが、ブラック事務所は避けたいので、情報収集がしたい」 など
このような悩みがあり、そろそろ転職をしたいと考える弁護士におすすめなのが、『No-Limit弁護士』『弁護士転職.jp』などの「弁護士特化型の転職エージェント」です。
- 弁護士として築いたキャリアを、転職先でどう伸ばせるかアドバイスがもらえる
- 初めての転職で『自己分析』が難しいと感じる方でも、きちんと言語化する為のサポートがある
- 今のスキル・経験で活躍できる事務所を紹介してもらえる
- 一般民事から企業法務へチャレンジしたい場合にどういった心構えや対策が必要かわかる
- 後ろ向きな気持ちが転職のきっかけでも、どうなれば転職先にポジティブな気持ちになるか体系的にサポート
- 業界に精通したアドバイザーがいるため、悩むポイントや希望を確実に理解している など、メリット多数!
求人サイトや総合型転職エージェントと異なり、特化型エージェントは、細かい相談に精度高く対応することが可能です。
これが実現できるのは、弁護士特化で転職サービスを提供している転職エージェントのアドバイザーが、弁護士業界出身、あるいは深く関わる仕事をしているという点につきます。
本記事では、おすすめの弁護士に強い転職エージェント17社と転職エージェントを利用するメリット・デメリット、転職エージェントを選ぶポイントを解説します。
また、弁護士におすすめの転職エージェントをカオスマップにまとめているので、自分にぴったりのエージェント探しの参考にしてください。
目次
【一覧】弁護士に強いおすすめの転職エージェント17社
弁護士におすすめの転職エージェント17社を一覧にしました。
エージェント | おすすめポイント |
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No-Limit弁護士 | アドバイザー評価の高い弁護士専門の転職エージェント。法曹業界に精通したアドバイザーが在籍。 |
リーガルジョブボード | 弁護士・司法書士・弁理士求人が豊富。面接対策・面接同行などのサポートを受けられるエージェントサービス。 |
アガルートキャリア | 「アガルートアカデミー」グループの弁護士専門の転職エージェント。五大等の大手事務所、企業内弁護士、PEファンド求人まで多数保有。 |
弁護士転職.jp | 司法試験制度改革後に新たな弁護士が誕生した2007年から、法曹業界で転職支援を行ってきた実績豊富なエージェント。 |
弁護士ドットコムキャリア | 弁護士相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」が母体の特化型転職エージェント。 |
BEET-AGENT | 企業内弁護士・法務など、管理部門特化。弁護士がインハウスローヤーへのキャリアを歩みたい場合におすすめ。 |
企業法務革新基盤 | 「企業法務系法律事務所」と「企業内法務部」のキャリア支援に特化。 |
MS Agent | 管理部門・士業に特化した転職エージェント。法務ハイキャリア層の求人が多い。 |
SACT | 士業全体の動向を踏まえた転職支援をおこなう。 |
法務・弁護士転職ナビ | 法務・弁護士の分野に特化している、転職エージェント |
株式会社ケミストリー | 中長期的なキャリアプランを見越したうえでの求人提案が魅力 |
JAC Recruitment | ハイクラス・ミドルクラスの転職に強みがある。 |
リーガルブライト | 法律事務所への転職に特化している転職エージェント |
ビズリーチ | ハイクラス求人・スカウト型転職サイト |
ヒュープロ | 転職者の満足度92%、士業・管理部門に強い転職エージェント |
リクルートダイレクトスカウト | リクルートが運営元となっているスカウト型の転職エージェント |
dodaX | 年収800万円~2,000万円求人の取り扱いあり |
法律事務所の内情はブラックボックス化していることが多く、代表弁護士やパートナー弁護士とうまく人間関係が築けずに早期退職する傾向が強いため、事務所の内情に詳しいNo-Limit弁護士は、弁護士には外せない転職エージェントと言えます。
法律事務所のほかに、事業会社への転職も視野に入れているなら「企業内弁護士(インハウスローヤー)に強い転職エージェント」を選びましょう。
他にも「スカウト型の転職エージェント」を使うと、弁護士事務所や企業からスカウトが届くため、求人探しをする時間を割く必要がなく、仕事が忙しい状況でも効率良く転職活動を進められるでしょう。
- 弁護士特化の転職エージェントならNo-Limit弁護士
- 弁護士資格を活かして企業の法務へ転職するならBEET-AGENT
- スカウト・求人内容で弁護士転職を検討するならリクルートダイレクトスカウト
弁護士に強いおすすめの転職エージェント17社【口コミあり】
前項で紹介した弁護士に強いおすすめの転職エージェント17社を、口コミ付きで詳しく説明します。
No-Linit弁護士|事務所・企業のどちらにも強い弁護士特化の転職エージェント

◆公式サイト:https://no-limit.careers/
No-Limit弁護士は、弁護士特化の転職エージェントです。
弁護士専門の集客支援サービスから誕生した人材紹介サービスなので、法律事務所の内情や経営状況・弁護士キャリアに対する見識が深く、市場の流れに合った幅広いキャリアを提案してくれます。
一般民事法律事務所の求人が豊富ですが、企業法務やインハウスの求人も多数扱っています。
No-Limit弁護士のキャリアアドバイザーは法律事務所の内情や代表弁護士の人柄など、細かいけれど知っておきたい情報まで事前に提供してくれるため、マッチングの精度が高いのが魅力。
応募書類の作成や面接対策などのサポートも手厚く、利用者からは希望した先から内定をもらえたとの声も多く聞かれました。
サービス名 | No-Limit弁護士 |
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運営会社 | 株式会社アシロ |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-313782 |
URL | https://no-limit.careers/ |
No-Limit弁護士の特徴
- 弁護士・法務人材の転職専門
- 法律事務所・企業の法務部とのコネクションが強力
- 「企業研究」を専門とするメンバーが在籍しており、組織の内情や採用担当者の癖まで熟知
- キャリア相談・求人紹介・書類添削・面接対策・選考日程調整・条件交渉など転職活動全般をサポート
No-Limit弁護士の口コミ
20代/男性 都内法律事務所 内定
1度目の転職先は、転職活動の中で自分自身で探し、応募・合格した法律事務所だったのですが、実は同時にアシロに加え複数のエージェントサービスも利用していました。
そのとき印象に残ったのが、アシロのエージェントの人柄の良さ、そして転職者に向き合う姿勢の真摯さでした。その印象があったので、再び転職活動を始める際にはアシロに連絡し、前回担当してくれたエージェントのお世話になることにしたんです。
前回の転職の際にアシロと他社サービスを利用して強く感じたのは、紹介案件や提案内容の違いよりも、エージェントの人柄の違いでした。他社のサービスでは、とにかく数を多く応募することを強要される、支援の成果を必要以上にアピールされる、報酬額を重視して転職者の意に沿わない事務所を強く推薦する、といったこともありました。
しかしアシロのエージェントは、転職者の思いに寄り添ったアドバイス、状況を踏まえたきめ細かな調整をしてくれましたし、ときには相談相手にもなってもらえました。その印象があったので、今回の転職ではアシロのサービスだけを利用したわけですが、そのサポートは本当にありがたかったですし、転職活動を非常に楽に進めることができたと実感しています。
https://no-limit.careers/
30代/男性 都内法律事務所 内定
転職先の候補となる法律事務所を自分で探すのではなく、エージェントサービスを利用して転職のサポートをお願いしようと思いました。
そこから、複数の転職エージェントサービスを紹介しているWebサイトから一括で利用申し込みを行い、その中の1社であるアシロのサービスである「No-Limit弁護士」に出会ったということになります。
最初はオンラインで面談を行い、そこから自分の希望業務である企業法務に関連する求人情報を幅広く紹介していただきました。
それぞれの求人情報の特徴を確認しながら、私の志向を理解したエージェントに伴走してもらったことで、幅広い候補の中から自分にマッチする転職先を選ぶことができたと思っています。
https://no-limit.careers/
◆公式サイト:https://no-limit.careers/
リーガルジョブボード
リーガルジョブボードは士業の転職に特化した転職サイトです。弁護士や司法書士、弁理士といった士業の求人を扱っているのが特徴。
企業と直接やり取りするダイレクトリクルーティングと、求人紹介や書類添削、面接対策・面接同行などのサポートを受けながら転職活動できるエージェントサービスを選べます。
エージェントサービスでは希望の転職期間を考慮してサポートしてくれるため、今すぐ転職したい人にもじっくり転職活動を進めたい人にもおすすめです。
サービス名 | リーガルジョブボード |
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運営会社 | 株式会社WILLCO |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-305692 |
URL | https://legal-job-board.com/ |
リーガルジョブボードの特徴
- 士業の転職に特化
- 直接応募とエージェントサービスを選択できる
- 急かされないので、じっくり考えて動ける
リーガルジョブボードの口コミ
弁護士 / 東京都 / 20代女性
この度は誠にお世話になりました。おかげさまで、希望していた分野や勤務条件に合致する環境で働き始めることができました。ありがとうございました。
リーガルジョブボードの評判を見る | 弁護士の転職 | リーガルジョブボード
弁護士 / 東京都 / 20代男性
面接やフィードバックが丁寧でアドバイスが適切だったと思います。 連絡も頻繁すぎず、間が空きすぎずちょうどよかったです。 ありがとうございました。
リーガルジョブボードの評判を見る | 弁護士の転職 | リーガルジョブボード
◆公式サイト:https://legal-job-board.com/
アガルートキャリア

「アガルートキャリア」は大手法律事務所や企業内弁護士などの非公開求人を多く保有している弁護士専門の転職エージェントです。
司法試験対策講座に関するスクールである「アガルートキャリア」を展開している実績から、レジュメ・選考対策はもちろん年収交渉まで対応してくれます。
一人ひとりのキャリアに合わせた適切な求人を紹介できるのが、アガルートキャリアの強みです。転職を検討してはいるものの、どんな企業が向いているのか分からない方におすすめです。
サービス名 | アガルートキャリア |
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運営会社 | 株式会社ファンオブライフ |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-307322 |
URL | https://agaroot-career.jp/ |
アガルートキャリアの特徴
- 弁護士・法務等のプロフェッショナル人材に特化
- 総合商社、大手メーカー、IT企業など人気企業の重要ポジション求人が豊富
- 弁護士の転職に精通しているキャリアアドバイザーがサポート
アガルートキャリアの口コミ
M.S様(30代・女性) 大手家電メーカー/経理・財務
・私のスキルやキャリア目標に合った求人また自分でも思いつかない求人を紹介していただき、将来のキャリアが広がりました。
アガルートキャリア公式サイト
私のスケジュールに合わせて企業さんとお時間を調整していただき、仕事と転職がスムーズに並行していました。
A.A様(30代・女性) IT関連/採用リーダー
複数企業で迷っている際にデータを元に適切なアドバイスをしてくださったことで、悩みや不安が減りクリアな状態で選考を進めることができ、無事希望する企業様から内定をいただくことが出来ました。
アガルートキャリア公式サイト
◆公式サイト:https://agaroot-career.jp/
弁護士転職.jp

弁護士転職.jpは、弁護士・法務職の転職に特化した転職サイトです。
司法試験制度改革後に新たな弁護士が誕生した2007年から法曹業界で転職支援を行ってきた実績があり、弁護士特化型のエージェントの中では老舗の部類に入ります。
経験年数が少ない弁護士向け求人と、経験豊富な弁護士向け求人のどちらも扱っているため、幅広いタイプの弁護士にマッチする可能性があります。
弁護士転職.jpは直接応募する求人サイトとしての側面と、サポートを受けながら非公開求人に応募する転職エージェントとしての側面があります。自分の希望に合わせて転職活動を進められるのもメリットでしょう。
サービス名 | 弁護士転職.jp |
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運営会社 | 株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社 |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-302682 |
URL | https://www.bengoshitenshoku.jp/ |
弁護士転職.jpの特徴
- 弁護士特化型のなかで老舗
- サービス提供15年分の確かなノウハウと実績がある
- エージェントサービスのほか、直接応募ができる求人もある
弁護士転職.jpの口コミ
30代/男性/一般民事・刑事の幅広い案件豊富な法律事務所 内定
エージェントに相談することで、弁護士の採用状況がどうなっているか、求人に載っている事務所の雰囲気、代表弁護士の雰囲気、労働条件など、ひまわり求人ナビなどには記載されていない情報を詳しく、かつ、具体的に知ることができました。
【弁護士】転職成功談 第十弾 短期での転職を実現させた例|弁護士の転職・求人情報なら「弁護士転職.jp」|C&R リーガル・エージェンシー社
30代 / 女性 / ベンチャー企業 内定
C&Rリーガル・エージェンシー社のような転職エージェントを利用しなかった場合、各企業と直接やり取りすることになりますが、その場合、疑問に思っていることをどこまで率直に質問していいのだろうかと悩む場面も多かっただろうと思います。
【弁護士】転職成功談 第九弾 経験の少なさを克服して短期での転職を実現させた例 | 弁護士転職.jp|C&R リーガル・エージェンシー社
◆公式サイト:https://www.bengoshitenshoku.jp/
弁護士ドットコムキャリア

弁護士ドットコムキャリアは、弁護士や企業の法務職に特化した転職エージェントです。弁護士相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」が運営しているため、弁護士業界に詳しいコンサルタントのサポートを受けることができます。
業界内での知名度が高いこと、弁護士ドットコムの運営で築いたネットワークがあることにより、独自案件を多数保有しているのが特徴です。高年収やキャリアアップが叶う求人が多いと求人の質に定評があります。
大手法律事務所やそのほかの法律事務所、一般企業の求人を扱っていますが、意外にも企業の案件の方が多いため企業内弁護士を希望する方におすすめです。
サービス名 | 弁護士ドットコムキャリア |
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運営会社 | 弁護士ドットコム株式会社 |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-307061 |
URL | https://career.bengo4.com/ |
弁護士ドットコムキャリアの特徴
- 弁護士の相談窓口として有名な「弁護士ドットコム」が運営
- 弁護士業界のネットワークが広い
- 事務所のほか企業の求人も保有
弁護士ドットコムキャリアの口コミ
30代後半/大手法律事務所(弁護士事務所)で時短勤務(民事系) 内定
入所後に状況を伺ったところ、入所前の不安が嘘の様に新天地でイキイキとご活躍されておりました。ご自身の勤務条件を予め整理しておいたことにより、時短勤務や育児休暇が制度化されている環境で働くことができたため、今後もキャリアを中断せずに弁護士としてのスキルを高められるとの事で、大変満足されています。
【弁護士の転職成功談】退所から4年、育児明けから大手法律事務所の時短勤務に復帰
※あくまで弁護士ドットコムキャリアから視点
20代後半/都市部・総合型事務所の企業法務事業部 内定
地方にお住まいの方で且つコロナ禍でしたので、なかなか直接お会いすることができませんでしたが、お電話やメールにてこまめに情報共有させて頂いていたため、 ご本人も安心して転職活動ができたと仰せでした。現在は総合型法律事務所の企業法務事業部にて、上場企業・中小企業の顧問として企業法務に携わっておられます。
※あくまで弁護士ドットコムキャリアから視点
【弁護士の転職体験談】地方の弁護士事務所から都市部の総合弁護士事務所にキャリアアップ
◆公式サイト:https://career.bengo4.com/
BEET-AGENT

◆公式サイト:https://beet-agent.com/
BEET-AGENTは、事業会社の法務部の転職に特化した転職エージェントです。
弁護士有資格者を企業の法務部員(企業内弁護士)として採用したい企業が多く、CLO候補・法務部長候補など重要ポジションの非公開求人を多数保有しています。
法務部長クラスなら年収1500万円以上が期待でき、インハウスローヤーとして『予防法務』だけではなく、『戦略法務』、新規事業に関わるルールメイキングなどに係わりたい方におすすめです。
サービス名 | BEET-AGENT |
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運営会社 | 株式会社アシロ |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-313782 |
URL | https://beet-agent.com/ |
BEET-AGENTの特徴
- 企業・組織内弁護士の転職支援に強みがある
- 司法修習生を採用したい法務求人や、CLO・法務部長候補の非公開求人を多数保有
- 大手企業の訴訟に強い知財担当やIPO準備中企業の法務立ち上げなど、得意分野を活かせる求人がそろう
BEET-AGENTの口コミ
IPO準備中のベンチャー企業かつ新しい技術を活用した事業展開を行う企業を希望し、希望通りの企業において年収アップも実現しました。
https://beet-agent.com/
目的の業務に関わること、希望年収を叶えた転職になりました。マネージャークラスという条件と今後のキャリアも柔軟に選択できる希望を叶えてもらいました。
https://beet-agent.com/
安心してスキルを積むことのできる環境を求めてBEET-AGENTに登録。上場企業・年収アップを目指して転職活動を行い、幅広い経験を高く評価していただきました。
https://beet-agent.com/
◆公式サイト:https://beet-agent.com/
JAC Recruitment

JAC Recruitmentは、ハイクラス・ミドルクラスの転職で5年連続オリコン顧客満足度第1位を記録している、総合型転職エージェントです。
大手企業・外資系企業の転職支援に強みがあるため、企業内弁護士の求人も一定数保有している可能性が高いです。
サービス名 | JAC Recruitment |
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運営会社 | 株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-010227 |
URL | https://www.jac-recruitment.jp/ |
JAC Recruitmentの特徴
- ハイクラス・ミドルクラスの転職に強み
- 高収入な大手企業・外資系企業の求人が豊富
JAC Recruitmentの口コミ
独りで転職活動をしていたら、まず今の会社には出会えていなかったでしょう。コンサルタントの方が企業の人材ニーズをしっかりと把握しているからこそ、できた転職だったと思います。
https://www.jac-recruitment.jp/
技術ノウハウを持つ組織にて、自身の技術力をさらに向上していきたいという意欲を、JACのコンサルタントに伝えたところ、「職務経歴書や面接においても、そういった自己 研鑽けんさんをしていることを、採用企業に効果的にアピールしましょう。」とアドバイスいただきました。結果、年収大幅増額で転職が実現しました。
https://www.jac-recruitment.jp/
◆公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
法務・弁護士転職ナビ

法務・弁護士転職ナビは、法務・弁護士の分野に特化している、転職エージェントです。
無料で登録することができ、サイトから検索をして求人を探す機能に加えて、スカウト機能もあるので使いやすいでしょう。運営元がマイナビなので、求人の多さも期待できる点もポイントです。
サービス名 | 法務・弁護士転職ナビ |
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-080554 |
URL | https://tennavi-job.com/houmu/ |
法務・弁護士転職ナビの特徴
- マイナビが運営している
- 求人は自分で検索、もしくはスカウトを待つことも可
法務・弁護士転職ナビの口コミ
「働きながらの転職かつどうでしたが、キャリアコンサルタントの方が親身になって相談に乗ってくれたので、スムーズに転職活動を進めることができました。また、転職活動において必要な業界の話や転職市場について、丁寧に説明してくれたこともあり、良い転職活動の結果がでました。」
大手転職エージェント比較サイト
「紹介された求人との相性が合わず、結果的に転職がうまくいかなかったです。はじめは親身に対応してくれていたのに、面接結果が立て続けによくなかったからか、対応が冷たく、より転職活動に対する不安な気持ちが大きくなってしまったのが残念でした。」
大手転職エージェント比較サイト
大手転職エージェント比較サイト
◆公式サイト:https://tennavi-job.com/houmu/
株式会社ケミストリー

株式会社ケミストリーは、大手事務所、ブティックファーム、事業会社などの幅広い求人を保有しています。
キャリアバックグラウンドから、求人を提案してもらうことができるため、希望するキャリアプランに合った転職先をみつけることができるでしょう。
サービス名 | 株式会社ケミストリー |
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運営会社 | 株式会社ケミストリー |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-302224 |
URL | https://chemistry-jp.co.jp/ |
株式会社ケミストリーの特徴
- 中長期的なキャリアプランを見越した求人提案がある
- 履歴書の添削サポートに加えて、定期的なオンラインでの打ち合わせがあり安心して転職活動がおこなえる
株式会社ケミストリーの口コミ
「コロナ禍だったため、はじめての面談は電話での面談になりましたが、こちらの希望条件などを細かく丁寧に聞いていただき、当該条件に合致した適切な求人案件をご紹介いただきました。
求人への応募後の応募先とのやりとりにおいても、応募先からの連絡をタイムリーに展開いただき、スムーズに応募先との面接などを進めることができました。
応募先からオファーが出た後も、入所時期の調整に関して、こちらの要望を適切な形で移籍先に伝えてくださり、希望するタイミングで移籍することができました。」
中堅法律事務所→外資系法律事務所(70期) | 株式会社ケミストリー
「面談において非常に丁寧にヒアリングいただいたこと、中長期的なキャリアも見据えて応募すべき法律事務所をご提案いただいたこと、ご提案いただいた事務所が最も希望していた事務所であったことから、佐藤様に転職のサポートをお願いすることを即決し、応募書類等の準備に取り掛かりました。当時、自身の業務が多忙であったために応募書類等の準備に時間を要してしまいましたが、佐藤様には速やかに法律事務所に応募いただき、また、応募先の事務所とも円滑にコミュニケーションをとっていただいた結果、スムーズに選考が進み、想定していたよりも早期にオファーをいただくことができました。
佐藤様には、選考過程の面接にも全て同席いただき、精神的に気負わず安心して面接に臨むことができたほか、面接後のフィードバックもいただき、面接に向けての準備も方向性を持って行うことができました。さらに、オファーを受諾した後も定期的にフォローいただき、入所までの間も不安なく過ごすことができました。
次のキャリアをスタートさせるにあたり佐藤様と出会えたこと、転職活動中、常に寄り添い、様々なアドバイスをくださったことに大変感謝しております。今後も、中長期的なキャリアの相談相手として、末永くお付き合いいただけますと幸いです。本当にありがとうございました!」
判事補→五大法律事務所(66期) | 株式会社ケミストリー
◆公式サイト:https://chemistry-jp.co.jp/
リーガルブライト

リーガルブライトは、法律事務所への転職に特化している転職エージェントです。
転職サポートしてくれる面談担当者は、法律事務所出身者や法務の業界に明るいため、業界ならではの知識を踏まてえ、ギャップの少ない転職がおこなえるでしょう。
また、独立支援もおこなっています。
サービス名 | リーガルブライト |
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運営会社 | 株式会社リーガルブライト |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-302405 |
URL | https://www.legal-bright.com/ |
リーガルブライトの特徴
- 履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策、キャリアプランの相談、自己分析までサポート
- 正社員から、契約社員・アルバイトの求人、短期間限定の求人まで取り扱いあり
リーガルブライトの口コミ
「この度は、サポートの登録時に、面談のみならず、応募書類全般に関するご指導もいただくことが出来ましたので、大変有難かったです。また、担当者の方は、面談時に、個々の質問にも丁寧に答えて下さいましたので、その場で疑問点や不安点を解消することが出来ました。また、求人票も拝見させて頂き、個々の事務所についてのご説明も伺うことが出来ましたので、今後の就職活動をする上でも、大変参考になりました。どうも有り難うございました。」
株式会社リーガルブライトのレビュー
「この度は、サポートの登録に伴い、面談にてご丁寧な御説明をどうも有難うございました。法律事務所未経験で不安があるのですが、担当の方の親身な面談の中で、具体的に求人票も拝見させていただくことが出来ましたので、これを機に、前向きに活動を始めようという気持ちになることが出来ました。また、応募書類の添削もして頂き、ありがとうございました。」
株式会社リーガルブライトのレビュー
◆公式サイト:https://www.legal-bright.com/
企業法務革新基盤

企業法務革新基盤は、法務と経営のコンサルティングに従事してきた代表らが設立した転職エージェントです。
転職前後のキャリアに限らず、長期目線でのキャリア支援をおこなっています。
「企業法務の革新を支える基盤となる」ことをミッションに掲げており、企業法務系法律事務所・企業内法務部の求人が大半を占めます。
サービス名 | 企業法務革新基盤 |
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運営会社 | 企業法務革新基盤株式会社 |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-310398 |
URL | https://lawplatform.co.jp/ |
企業法務革新基盤の特徴
- 企業法務系法律事務所と企業内法務部の転職に特化
- 中長期的なキャリアコンサルティングサービス
- 組織の経営戦略・人材戦略の知見が深い
企業法務革新基盤の口コミ
企業法務革新基盤の代表である野村さんの強みは、採用側と転職者側双方のニーズを把握し、豊富な案件、人材プールをベースに法務人材の適正配置を行う、いわば法律業界の人事部長としての役割を担っている点。
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◆公式サイト:https://lawplatform.co.jp/
MS Agent

MS Agentは、管理部門・士業に特化した業界最大級の転職エージェントで、独自のネットワークをもとに多数の求人を扱っています。
士業・管理部門に特化していることもあり、法務部求人の割合が高め、求人数だけなら国内有数の大手エージェントですので、まだ知らなかった企業に出会える可能性が高いでしょう。
公式サイトのデータを見る限り、やはり企業法務求人が多いようです。
サービス名 | MS Agent |
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運営会社 | 株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン) |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-307066 |
URL | https://www.jmsc.co.jp/bengoshi/ |
MS Agentの特徴
- 会計士・税理士からバックオフィス全般までカバーしているため、弁護士の転職に強いエージェントに当たるかどうかは運次第
- 事務所より企業の法務求人が多め
MS Agentの口コミ
士業特化型の転職エージェントなので、提供される情報が詳細でした。弁護士の転職市場についてもタイムリーな情報だったので、自分の市場価値もわかりやすかったです。
大手転職エージェントサイト
地方の求人の取り扱いがあまり多くなかったので、なかなか転職活動が進められなかったです。他社のエージェントも並行して使用していたので、他社エージェント経由で転職先はきめました。
大手転職エージェントサイト
◆公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/bengoshi/
SACTリーガルキャリアナビ

SACTリーガルキャリアナビは、弁護士や税理士・公認会計士、弁理士、司法書士に特化した転職エージェントです。法律業界では各士業同士が連携して仕事を進めるケースが多いことを受け、ほかの士業の動向も踏まえた転職支援を行っているのが特徴です。
業界に精通したコンサルタントがひとり一人に合った丁寧なキャリア相談を実施してくれるのが魅力で、入職するまでに手厚いサポートを受けられます。
サービス名 | SACTリーガルキャリアナビ |
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運営会社 | 株式会社SACT |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-307482 |
URL | https://sactjp.com/legal-navi/ |
SACTリーガルキャリアナビの特徴
- 士業に特化した転職エージェント
- 転職希望業界にあわせたコンサルタントがつき、転職をサポートしてくれる
- WEBサイトについて、「分かりづらい」「使いづらい」という意見もある
SACTリーガルキャリアナビの口コミ
法律事務所にて一般民事・企業法務を5年経験されてきた方でした。
法律事務所→企業の法務部(上場準備会社)へ転職成功|SACTリーガルキャリアナビ
幅広い経験を積めていたものの、小規模の法律事務所へ勤務していた為、将来に不安を感じていらしたそうです。実際、事務所の事件受任件数も年々減少傾向にあったとの事でした。そこで担当のコンサルタントより、上場準備会社の法務ポジションの求人をご紹介し、転職成功となりました。
◆公式サイト:https://sactjp.com/legal-navi/
ビズリーチ

ビズリーチは、質が高いハイクラス求人でのスカウトを受けられる転職サービスです。
スカウトを受けることで、自身の市場価値を把握することもできます。
また、ヘッドハンターを求職者側から依頼することもできるので、自分の転職活動スタイルに合った人にサポートしてもらえるでしょう。
サービス名 | ビズリーチ |
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-302647 |
URL | https://www.bizreach.jp/ |
ビズリーチの特徴
- 年収1,000万円以上の求人からスカウトが受けられる
- 自分の市場価値が客観視できる
ビズリーチの口コミ
「今回力になってくれたヘッドハンターは、小規模エージェントの所属ながら、企業理解力、交渉力といった点で群を抜いており、彼なくして今回の転職はなかったと断言できます。たとえば、応募条件から外れていても、自身の力量やポテンシャルを理解してくれるヘッドハンターに出会えれば力強く交渉してくれますし、競合候補者がいてもアドバンテージを発揮することができます。彼との出会いをつくってくれたビズリーチには、とても感謝しています」
転職成功事例 - 弁護士事務所から、事業会社の企業内弁護士にキャリアチェンジ|選ばれた人だけのハイクラス転職サイト【ビズリーチ】
◆公式サイト:https://www.bizreach.jp/
ヒュープロ

ヒュープロは、転職者の満足度92%という実績を持つ士業・管理部門に強い転職エージェントです。レジュメ添削や面接対策のサポートもあり、サポートを受けた方の通過率が上がっている実績もあります。
求職者の方のスキルをスコアリング化したうえで、求人を紹介してくれるため、スキルや経験に応じた評価がおこなわれ、条件良く転職ができます。
サービス名 | ヒュープロ |
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運営会社 | 株式会社ヒュープロ |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-310213 |
URL | https://hupro-job.com/ |
ヒュープロの特徴
- 希望通りの求人を提案してもらえるため、無駄な時間をかけずに転職活動が進められる
- 士業・管理部門の求人比率が高く、弁護士の求人は少なめ
ヒュープロの口コミ
ヒュープロを利用しましたが、担当のキャリアアドバイザーの方は専門的な知識が非常に高かったので、細かな内部事情までを相談する事ができ助かりましたし、常にレスポンスも早かったので、尚更スムーズでストレスを感じなかったです。
Hupro(ヒュープロ)の評判はどう?口コミからわかるおすすめな人や注意点を解説
(30代・男性)
◆公式サイト:https://hupro-job.com/
リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが運営元となっているスカウト型の転職エージェントです。
求人閲覧やスカウトを受ける数に制限がなく、全て無料で利用することができます。
質問に答えるだけでレジュメを簡単に作成できる機能もあるので、転職初心者も利用しやすいでしょう。
サービス名 | リクルートダイレクトスカウト |
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運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-317880 |
URL | https://directscout.recruit.co.jp/ |
リクルートダイレクトスカウトの特徴
- 年収800万円からの求人を多く扱っている
- 登録審査がなく、誰でも登録ができる
リクルートダイレクトスカウトの口コミ
「リクルートダイレクトに登録すると、初回面談をやらなければいけない。忙しくて初回面談に対応できないと、毎日のように日程調整の連絡が入るのが少し鬱陶しい。そのため、時間にあるときにリクルートダイレクトスカウトを使うことをおすすめします。(30代 女性)」
リクルートダイレクトスカウトの評判ってやばい?口コミをもとにメリット・デメリットを解説 - OUTSIDEMAGAZINE
「使っては見たものの、これは、と思えるような案件は少なかったように思います。また、転職市場に左右される側面や今までのキャリア関係等もあるため、直接スカウトが来るということは少なかったように感じます。(30代 男性)」
リクルートダイレクトスカウトの評判ってやばい?口コミをもとにメリット・デメリットを解説 - OUTSIDEMAGAZINE
◆公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/
dodaX

dodaXは、ハイクラス人材の転職サポートをおこなっており、年収800万円~2,000万円の求人を取り扱っているのが特徴です。
現職や以前の勤め先に、自分の情報を公開しない企業ブロック設定をすることができるため、他人に知られることなく転職活動を進めることもできます。
サービス名 | doda X |
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-304785 |
URL | https://doda-x.jp/ |
dodaXの特徴
- ハイクラス人材向けの求人を扱っているので、スキルアップを見込める転職先がみつかる
- 転職活動から入社までのサポートをおこなってもらえる
dodaXの口コミ
「doda Xに登録しましたが、スカウトが届いても自分が希望している仕事とは全く的外れのものが目立っていたので、正直何故スカウトが届いたのかすらも分からなくて不満でした。(40代 男性)」
doda Xの評判は悪い?利用者の口コミから分かる利用するメリット・デメリット - OUTSIDEMAGAZINE
doda Xに登録しましたが、質の高い非公開求人が充実していて選択肢が広がりましたし、キャリアアップを目的としていた自分としては魅力的な求人が多くてとても利便性が高かったです。(40代 男性)
doda Xの評判は悪い?利用者の口コミから分かる利用するメリット・デメリット - OUTSIDEMAGAZINE
◆公式サイト:https://doda-x.jp/
エージェント | おすすめポイント |
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No-Limit弁護士 | アドバイザー評価の高い弁護士専門の転職エージェント。法曹業界に精通したアドバイザーが在籍。 ◆公式:https://no-limit.careers/ |
リーガルジョブボード | 弁護士・司法書士・弁理士求人が豊富。面接対策・面接同行などのサポートを受けられるエージェントサービス。 |
アガルートキャリア | 「アガルートアカデミー」グループの弁護士専門の転職エージェント。五大等の大手事務所、企業内弁護士、PEファンド求人まで多数保有。 |
弁護士転職.jp | 司法試験制度改革後に新たな弁護士が誕生した2007年から、法曹業界で転職支援を行ってきた実績豊富なエージェント。 |
弁護士ドットコムキャリア | 弁護士相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」が母体の特化型転職エージェント。 |
BEET-AGENT | 企業内弁護士・法務など、管理部門特化。弁護士がインハウスローヤーへのキャリアを歩みたい場合におすすめ。 |
企業法務革新基盤 | 「企業法務系法律事務所」と「企業内法務部」のキャリア支援に特化。 |
MS Agent | 管理部門・士業に特化した転職エージェント。法務ハイキャリア層の求人が多い。 |
SACT | 士業全体の動向を踏まえた転職支援をおこなう。 |
法務・弁護士転職ナビ | 法務・弁護士の分野に特化している、転職エージェント |
株式会社ケミストリー | 中長期的なキャリアプランを見越したうえでの求人提案が魅力 |
JAC Recruitment | ハイクラス・ミドルクラスの転職に強みがある。 |
リーガルブライト | 法律事務所への転職に特化している転職エージェント |
ビズリーチ | ハイクラス求人・スカウト型転職サイト |
ヒュープロ | 転職者の満足度92%、士業・管理部門に強い転職エージェント |
リクルートダイレクトスカウト | リクルートが運営元となっているスカウト型の転職エージェント |
dodaX | 年収800万円~2,000万円求人の取り扱いあり |
転職エージェントの利用が向いている弁護士の6パターン
転職エージェントの利用が向いている弁護士のタイプは、以下の6パターンが挙げられます。
企業内弁護士(インハウスローヤー)への転職を希望する人
企業のコンプライアンス意識の高まりにより、企業内弁護士(インハウス)のニーズが増えています。
2001 (9月) | 2002 (5月) | 2003 (3月) | 2004 (3月) |
66 | 80 | 88 | 109 |
2005 (5月) | 2006 (6月) | 2007 (6月) | 2008 (6月) |
123 | 146 | 188 | 266 |
2009 (6月) | 2010 (6月) | 2011 (6月) | 2012 (6月) |
354 | 428 | 587 | 771 |
2013 (6月) | 2014 (6月) | 2015 (6月) | 2016 (6月) |
953 | 1,179 | 1,442 | 1,707 |
2017 (6月) | 2018 (6月) | 2019 (6月) | 2020 (6月) |
1,931 | 2,161 | 2,418 | 2,609 |
2021 (6月) | 2022(6月) | 2023(6月) | 2024(6月) |
2,820 | 2,965 | 3,184 | 3,391 |
※2023年登録弁護士総数:44,858名
企業内弁護士を求める企業は、大企業や上場企業が多い傾向にあり、採用コストをかけてでも優秀な人材を効率よく確保したいと考えています。
そのため転職エージェントを利用する企業が多く、求職者は多数のインハウス求人に出会えるでしょう。
また、法律事務所の弁護士と企業内弁護士では仕事内容や求められる役割が大きく異なります。そのため、企業内弁護士としてのスキルや能力がアピールできる応募書類・面接対策が必要です。
このようなことから、転職エージェントのアドバイスを受けながら転職活動を進めていくほうが内定確率は上がります。
弁護士経験を活かせる新たな領域にチャレンジしたい人
転職活動では、これまでの弁護士経験を活かせる先に応募するのが内定確率を高めるセオリーです。
そのため、通常は経験のある領域を扱っている法律事務所や企業に応募するケースが多いですが、中には転職を機に経験のない新たな領域にチャレンジしたい人もいるでしょう。
その場合、なぜその領域を希望するのか、これまでの経験をどのように活かせるのかについて説得力をもって伝える必要があります。
応募書類と面接の両方で対策が必要になるため、エージェントのサポートは必須といえます。
大手法律事務所に転職したい人
5大法律事務所をはじめとする大手法律事務所への転職では、ほかの法律事務所と比べて採用基準が上がります。
応募者も多く、弁護士の中でもより優秀なライバルたちとの争いになります。
そのため、自分一人で転職活動を進めるよりも、転職エージェントのアドバイスを受けながら戦略的に転職活動を進めることが大切です。
応募書類の内容を充実させ、面接対策もしっかり行ったうえで選考に臨むことで内定が近づきます。
現年収のアップを希望する人
転職をして年収を上げたい人も転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、今よりも高く評価してくれる法律事務所を探してくれます。年収交渉も代理してくれるため、年収が上がる可能性が高まります。
特にインハウスへ転職する場合は総じて年収は下がる傾向にあるため、インハウスでも年収をアップしたい方は転職エージェントに年収交渉をお願いするのが良いでしょう。
自分の市場価値を知りたい人
自分一人で転職活動を行う場合、選考の状況を見てはじめて自身の市場価値が見えてくるものです。自分の市場価値を判断してから転職活動を始めたいと考える場合には非効率ですし、自分の価値を最大限に評価してくれる法律事務所・企業を探すのは難しいでしょう。
転職エージェントは多くの求職者の転職支援や採用側とのやり取りを通じ、求職者がどのくらいの価値があるのかを適切に把握できます。
求職者の市場価値に見合った求人を紹介してくれるため、これまで正当に評価されていなかった人は大きくステップアップできる可能性があります。
反対に市場価値が低い場合は、今は転職せずに時期を待つという選択肢を取ることもできます。
人間関係の改善・ワークライフバランスの実現をしたい方
冒頭で弁護士の転職理由の大半は『人間関係によるもつれ』だとご紹介しました。この記事をお読みのあなたにも当てはまるかもしれません。
残念ながら『パラハラ』『理不尽な対応』を行う法律事務所や企業は一定数存在します。そのため、これらを理由に転職活動をしても、次の転職先も同じ状況である可能性は大いにあります。
このようなケースを回避するために、転職エージェントを活用することも一つの手段です。
事務所や企業の内情や働く社員の人柄を把握している転職エージェント経由であれば、イメージからかけ離れた職場環境で転職を失敗するリスクは軽減されるでしょう。
ワークライフバランスの実現については、法律事務所からインハウスローヤーになれば、企業の従業員として『雇用保険』『労働基準法』で守られた正社員になりますので、残業時間が過労死ライン(もしくはみなし残業時間)を超える働き方は基本的にありません。
法律事務所においても、昨今の働き方改革をまともに意識している事務所にちゃんと出会えますので、こういった点は転職エージェントを活用するメリットと言えます。

弁護士が転職エージェントを利用する5つのメリット
転職エージェントの一番の役割は、求職者とエージェントが二人三脚で転職活動をおこなうことにあります。
ここでは『弁護士に強い転職エージェントを利用すべき5つの理由』を今一度おさらいしておきましょう。
弁護士ならではのキャリア相談が可能
なぜ転職をしたいのかとうことをヒアリングしながら、
- あなたがこれからどういったキャリア形成をしていくのがベストなのか
- いまのスキルで挑戦できる事務所はどこか
- チャレンジできる環境に身を置くならどういった心構えが必要か など
具体的な相談に乗ることができます。繰り返しになりますが、弁護士専門特化でサービスを提供しているアドバイザーの存在があってこその内容です。
周囲に相談できる環境がない方にとって、転職のプロによるキャリアカウンセリングは役立つはずです。第三者の立場で弁護士の転職支援をしてきた経験や知見を通して、適切なアドバイス・情報の提供が受けられます。
法律事務所と事業会社、どちらが合っているかアドバイスがもらえる
弁護士の転職の場合、法律事務所へ転職するか事業会社に転職するか悩むところでしょう。
転職エージェントであれば、このような悩みを抱えた弁護士の転職サポートをおこなっているので最適な選択ができるアドバイスをしてもらえます。
とくに、「No-Limit弁護士」のような弁護士特化の転職エージェントであれば多くの事例を参考にすることが可能です。
弁護士の転職事情を知らないエージェントに対応してもらうよりも、効率よく情報収集できるでしょう。
法律事務所や企業の内情を把握できる
「ひまわり求人」を見て頂ければお分かりいただけるかと思いますが、法律事務所の求人票は企業と比較すると情報公開が進んでおらず、客観的にどんな事務所なのか、内情を知ることは困難であるのが現実です。
転職エージェントが事務所から求人を預かる際、求人に関するヒアリングに加えて、事務所の働き方やフィットする人柄などについても確認します。
弁護士の転職事情に適した履歴書・職務経歴書の添削や面談対策の実施
初めて転職する方によくあるのが、履歴書や職務経歴書の受かる書き方を知らないと言う点です。
面接をして内容を聞かれるとはいえ、誰が見てもあなたの経歴が伝わる、凄さを理解できるようにするにはちょっとしたコツが必要なので、そういったテクニックも教えてくれます。
また、履歴書や職務経歴書と同様に、企業との面接前に対策をしますので、どういったことを聞かれるのか、答えにくい質問が来た時の返し方などが事前にわかるのも魅力です。
非公開求人に応募できる
転職サイトには載っていない非公開求人を紹介できるのも、転職エージェントを活用する最大のメリットです。
求人を依頼する企業の中には、ターゲットしたい即戦力のある人材を求めるためにあえて非公開を希望する大手企業も数多く存在しているのです。
また、弁護士特化の転職エージェントだから法律事務所や企業から預かっている非公開求人もあるので、条件が良いレアな求人に出会うこともできます。
求人の選択肢が広がり、通常では応募できない企業に転職するチャンスがあるというのは大きな魅力でしょう。
年収交渉を対応してもらえる
たとえば、給与がこのぐらい欲しいなどや、希望のポジションがあった場合に転職エージェント側が企業との交渉を行って、できるだけ希望の内容にそうような内容に話をしてくれるのも、転職エージェントを利用するメリットといえます。
弁護士が転職エージェントを利用して転職を成功させるポイント5つ
転職エージェントは活用の仕方次第で、さらに良いサポートが受けられるようにも、逆に悪くもなります。
この項目では、弁護士が転職エージェントを賢く活用するための方法を確認しましょう。
転職エージェントは2~3社登録する
転職エージェントに登録する際は、1社だけに絞るのではなく複数社に登録するのがおすすめです。複数の転職エージェントに登録しておけば、担当者との相性が悪かった際のリスクヘッジになりますし、情報源を複数持つことで、相手の発言が妥当かどうか客観的に把握しやすくなります。
またそれぞれのエージェントが、競合が持たない独占求人を保有している可能性もあるため、選択肢を広げるためにも複数社に登録するのがおすすめです。
定期的にキャリアアドバイザーに連絡を入れる
担当キャリアアドバイザーには、転職の意欲を示すためにも定期的に連絡を入れることをおすすめします。というのも、担当キャリアアドバイザーがサポートを行っているのはあなただけではありません。
さまざま求職者のサポートを並行しているなかで、自身の転職に力を入れてもらうためには、転職が早く決まると思わせることです。
なぜなら、アドバイザーも仕事である以上、ノルマを持っており、達成するには早く求職者の転職が決まるに越したことありません。
そのため、アドバイザーにとってよい求職者であると思ってもらうために、連絡を待つだけでなく、こちらから連絡を行い転職の意欲を示しましょう。
自身の経験・スキルを正確に確認するツールとして
転職活動をする前に確認しておきたいのが、自身がどのような経験やスキルを持っているかです。キャリアアップ転職はもちろんのこと、現年収・現キャリア維持のまま転職する場合も、環境が変われば求められる能力たスキルも変わってきます。
大事なのは、それらをどう未経験の業務に活かせるかということ。そのためには、自身の経験やスキルを確認しておくことが大事ですから、業界に詳しいエージェントと相談しながら、『こういう事務所だったら』『こんな企業だったら』と二人三脚で進めていくのがポイントです。
職務経歴書はできるだけ詳細に・添削サービスは有効
面接で必ず聞かれるのがこれまでの経歴です。
「なぜ転職するのか」「なぜうちを選んだのか」はよく聞かれますが、「なぜ弁護士になったのか」を大事にされる事務所もあります。
面接官が、「今ここにいる理由」「自社で活躍のイメージ」を抱ければ、面接通過の可能性も高くなります。また、職務経歴書はできるだけ詳細に書くことを推奨します。
たとえば、No-Limit弁護士の場合は、『書類通過率90%の職歴書の書き方』といったノウハウを公開しているので、そう言ったメリットを踏まえて活用していくのが望ましいと言えます。
経験スキルや希望などは全て正直に答える
担当するキャリアアドバイザーは、求職者の方から共有してもらった情報を元に、転職先の提案や企業への推薦、履歴書の添削、面接対策をおこないます。
そのため、事実と異なる情報を共有してまうと、希望する企業を紹介してもらえないことや書類や面接になかなか通過できないという事態が起こってしまうかもしれません。
もし、自身の実力よりも高い会社への転職を希望している場合には、正直に「チャレンジしたい」という気持ちを伝えてみましょう。
キャリアアドバイザーは転職活動において一番の味方でいてくれるため、最適な転職活動プランを提案してくれるはずです。
転職エージェントを活用した弁護士の転職成功事例
ここでは、今回紹介した転職エージェントでの転職成功事例を挙げています。
インハウス法務部門の幹部から個人事件可能な大企業への転職成功事例
転職前年収:750万円
引用元:NO-LIMIT(ノーリミット)
転職後年収:820万円
編集部:実際使ってみて、前評判通り他のエージェントより優れていましたでしょうか…。
Wさん:御社はとにかくレスポンスが早かったのが非常に使いやすかったです。求人提案も、応募後の進捗の報告も非常にスピーディーだったため、テンポよく転職活動出来たのが有難かったです。また、各求人のおすすめポイントを伝えてくれたのは御社が初めてなので印象的でした。私との面談内容をしっかり理解した上でおすすめしてくれている事が非常に分かる内容でしたので、興味を持ちやすかったです。
未経験の企業法務に携われる事務所への転職成功事例
最初の転職を決意したのは、キャリアのスタートとなった法律事務所での倒産事案や一般民事に関する業務に単調さを感じ始めたことがきっかけでした。
同時期に司法試験予備試験を受けた同期たちの多くは、企業法務という領域での業務に携わっていました。
その同期たちとコミュニケーションを取った際に、自分の業務に対する物足りなさ、法律家としてのキャリアに危機感を感じたことから、転職することを決めました。
引用元:独創性を発揮し、企業法務という仕事を全うできる法律家を目指したい|No-Limit弁護士
弁護士が転職エージェントを使う際の流れ
弁護士が転職エージェントを利用する流れは、以下の通りです。
弁護士特化の転職エージェントに登録をする
転職エージェントを探して登録をします。
エージェントは2~3社ほど選択し、弁護士特化の転職に特化エージェントに登録するのがおすすめです。
ただし、スケジュール管理が苦手という方は1社に絞ってスケジュール管理したほうが、転職活動を進めやすいかもしれません。
キャリアアドバイザーとカウンセリング
エージェントに登録したら、まずは30分~1時間程度カウンセリングをおこないます。
今回転職をしようと思ったきっかけ、どのようなキャリアを築いていきたいかを伝えます。
そしてキャリアアドバイザーから、自分自身の市場価値や転職市場などについての情報を共有してもらい、転職活動をどのような方向で進めるかをすり合わせましょう。
この際、自分の強みばかりに視点をあてるのではなく、弱みについて触れたうえでの転職先を提案してくれるキャリアアドバイザーだと、自分自身のことをしっかりと把握してくれていて、安心してサポートを任せられます。
自分の希望条件を提示
転職における、年収や転職時期、雇用形態、勤務地、勤務体制、福利厚生などの条件面を提示します。
具体的に明示したほうが、自分が希望する求人を紹介してもらいやすいため、長く働くことを想定して、必要な条件を伝えましょう。
希望条件に合った弁護士求人を紹介してもらう
転職の方向性や条件面に沿って、求人を紹介してもらいます。サイトに掲載がない、非公開求人も紹介してもらえるため、今まで出会えなかった企業の求人をみつけることも可能です。
しかし、希望条件が全てマッチした求人が必ずしもあるわけではないため、優先順位を決めておくことをおすすめします。
応募書類の作成
応募先が決まったら、履歴書や職務経歴書を作成します。事務所に転職するのかインハウスに転職するのかでアピールポイントは異なるので、1つを使いまわさずに、都度オリジナルで作成することがおすすめです。
作成後にエージェントに提出すると、添削ををおこなってくれるエージェントもあります。書類作成に自信が無い方は、添削をおこなっているエージェントに登録しましょう。
書類選考
転職エージェント経由で、企業側に書類を提出してもらいます。書類通過の連絡は、エージェントから届きます。
面接
書類選考を通過したら面接です。
面接においても、エージェントで面接対策をおこなっている場合があるので、不安な方は活用してアドバイスをもらって本番に望みましょう。
面接回数は企業によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、複数社で書類通過した場合は、エージェントが面接日程を調整してくれます。書類通過と同様に、面接通過の連絡もエージェントを通してもらいます。
内定
面接を通過したら内定です。
内定後は、エージェント側が勤務開始日や給与等の条件面について企業側と調整してくれます。
自分では言い出せないことも、キャリアアドバイザーに伝えることで交渉できるので安心です。
弁護士の転職でエージェントを利用する際の注意点
転職エージェントの利用はメリットも大きいですが、次のような注意点もあります。
キャリアアドバイザーとの相性が悪いとうまくすすまない
自分の実績を重視しているようなキャリアアドバイザーにあたってしまうと、自分が希望してない求人を紹介されたり、とりあえず応募してみましょうと押し切られてしまう可能性があります。
また、口調が高圧的で相談しにくく、本音をはなせないかもしれません。
転職エージェントに直接連絡して、キャリアアドバイザーを変更してもらうことも検討しましょう。
自分のペースで転職活動することが難しい
紹介した求人の応募期日があったり、他の求職者の都合などで、応募を急がされるかもしれません。
キャリアアドバイザーも、求職者と求人をマッチングさせるのが仕事であるため、仕方がないかもしれませんが、何度も連絡がきてストレスを感じている場合は、きちんとその旨を伝えましょう。
弁護士の主な転職理由
弁護士の転職理由には、一般的な転職希望者と同じ理由もありますが、弁護士ならではの転職理由も挙げられています。
ワーク・ライフ・バランスを改善したい
「弁護士業務の経済的基盤に関する実態調査2020」の結果によると、3~5割の人は業務負担の多さを感じているという結果になっています。
弁護士業務の経済的基盤に関する実態調査2020
業務負担が多いことで、プライベートが無い、体調を崩しやすくなっている、精神的に疲れてしまった、育児と仕事を両立できないなどを理由に、転職を検討するパターンが考えられます。
自分自身で、所属企業の仕組みや風潮を一新することは難しいため、自分にあった働き方ができる場所に自らが転職することは多いでしょう。
職場の人間関係
人間関係は、実際に働いてみないとわからないので、働き始める前に見極めるのは難しいです。
全国に支店がある法律事務所出ない限り転勤はなく、もし小規模の事務所で働いているのであれば一緒に仕事をしないというのは難しいため、所属事務所で働く環境を変えることは厳しいでしょう。
人間関係がうまくいかない職場で仕事をするのは精神的負担が大きく、周りの目を気にしているばかりで進捗も悪くなってしまうため、キャリアアップも難しい環境です。
そのことから、転職をしてキャリアを立て直したいと考える方もいます。
年収アップ
現在の職場でキャリアを積めたことによって、年収アップを目的とした転職はも一定数あります。
業務量と給与が見合っていれば不満はないと思いますが、同等スキルで他社の人との給与差を知ったときは、転職を決断することも多くあります。
弁護士としてスキルアップをするため
将来の市場価値を高めるために、専門性の高い案件に携われる職場に転職を検討するケースもあります。
弁護士人口|日本弁護士連合会
弁護士は市場価値が高いものの、弁護士数は年々増加傾向にあるため、弁護士資格以外でも差別化をしていく必要がある時代が訪れるかもしれません。
10年、20年先のキャリアを既に見据えている方は、専門で強い分野がある弁護士を目指しているという方もいます。

弁護士が転職を成功させるためのポイント6つ
弁護士の転職は、転職エージェントを利用したからといって成功するわけでもありません。
転職を成功させるためには、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。
昨今の新型コロナ騒動によって中途採用をストップした事務所は少数で、引き続き採用を続けている事務所が9割といった所感です。
完全にストップした事務所に関してはもとより1名から2名体制で業務を行っていた事務所になり、急いで弁護士を採用するより、まずは足元の基盤を固める、調整といった対策を行っています。
自分が転職して実現したいことを明確にする
転職を考えるということは、今の状況に不足や不満を感じているのだと思います。
まずは、転職してどうしたいのかを明確にしておきましょう。
分かりやすいものが給与面ですね。最低でもいくらは必要と決めていれば、それ以上の転職先しか候補にしないはずです。
【例】
- 給与
- 労働時間・休日日数
- やりたい業務
- 勤務地・活動地域
- 将来性
- 一緒に働きたい人の人物像
主に上記のような項目で、自分の理想像と最低限妥協できるラインのイメージを作っておきましょう。一度紙などに書き出して、何度かにわけて考えをまとめてみることで、より明確な形になって出てくるでしょう。
弁護士としての将来のビジョンを明確に提示
転職を希望される弁護士の多くが、実は自分でやりたいことをすでに持っていたりします。事務所所属のアソシエイトやパートナー弁護士として従事しながらも、独立・開業を目指す方もいます。
その場合、将来独立やこういう事をやりたいと考えているというのは、伝えるべきでしょう。
弁護士本人がどのようなビジョンを持って仕事に望んでいるのかは代表弁護士にとって最も気になるポイントですので、もしやりたい事があれば、それは大きなアピールポイントになります。
弁護士として狙うべき業界や領域を決める
総合的な法務経験を積みたいなら大手へ
大手企業の多くでジョブローテーション制がありますので、幅広いキャリアを身につけて頂くことになり、入社時に語学力が求められるのも特徴です。
金融・不動産法務を極めたいなら銀行や不動産へ
金融・不動産関連会が専門性と分析力が求められますから、権利関係の整理が事業の中で法的判断や手続きをする可能性が高く、司法書士や宅建資格保持者が持つ不動産関連法に関する専門知識が求められています。
企業の成長に貢献したいならベンチャー企業
経営スピードの速いベンチャー企業なら、新規事業戦略に対する法的アドバイス等も求められやすい環境ではありますので、経営者のよき相談役として戦略法務に携わって頂くことになります。特にIPOを目指している企業であれば、顧問弁護士としての参画、社外取締役を入れなければいけない関係上、弁護士資格保持者はかなり重宝されます。
技術と経営に関わりたいなら知財・特許分野
知財に領域には商標・著作権・知財契約と特許関連実務があります。特許プログラムの企画立案、交渉、ライセンス契約書の作成、特許関連訴訟業務など、活躍の幅が広がるでしょう。
第一印象も気にする
弁護士は人を相手にする接客業・サービス業の側面があります。面接時に、身だしなみや立ち振る舞いも確認されていることは少なくありません。
- 清潔感のある髪型
- スーツやシャツにシワがないこと
- 明るく笑顔
- はっきりとした口調で話す など
初歩的なことですが、意外とできてない方は多いです。普段から『先生』と呼ばれ、対立場上うえの方と見られがちですので “第一印象”なるべく印象を良くしましょう。
自らの企業研究をおこなう
一見すると難しいことを言っているように聞こえるかもしれませんが、「入社時の能力に差があったとしてもそれは努力で埋められる」と私たちは考えています。
たとえば、面接のスタートラインで能力・経験に差があったとしても、対人コミュニケーションに癖のある人とは仕事の効率化は図れません。
そしてもうひとつ大事な要素は『企業研究』です。
企業研究は採用側からしても興味を持って面接に臨んできているという評価になりますし、企業への理解が得られ単純に興味が持てるようなところがあれば、その分ミスマッチもしづらくなります。
ですので、手間もかかって大変ではありますが、企業研究は必ず行ってください。
弁護士の転職と独立開業どっちがいい?
弁護士のキャリアパスとして、転職だけでなく独立開業も比較検討される選択肢です。
それぞれにメリット・デメリットがあり、個人の価値観、経済状況、将来設計によって最適な選択は異なります。
独立開業は自由度が高い反面、経営リスクを伴い、転職は安定性がある一方で組織内での制約もあります。両方の特徴を正しく理解し、自身の状況に最適な選択をすることが重要です。
独立の判断基準として、「経済的基盤」「専門性」「人脈」「リスク許容度」の4つの観点から検討しましょう。
まず経済的基盤では、最低1年分の生活費と開業資金の準備ができているかが独立の前提条件となります。
専門性については、法律事務所の業務において特定分野での深い知識と実務経験を積んでいれば、独立後の差別化が可能です。
人脈は独立後の顧客獲得に直結するため、十分な人的ネットワークの構築が必要です。現状で人脈が少ない場合には、コンスタントに案件を獲得できず、収入が思わしくない結果となる恐れがあります。
リスク許容度では、収入の不安定性を受け入れられるか、家族の理解と協力が得られるかが重要な判断要素です。
これらの条件が整わない場合は、転職でスキルと人脈を蓄積してから独立を検討することをおすすめします。

【2025年】弁護士の転職市場を分析
どの業界・職種でも、転職を経験している方はいらっしゃるでしょう。そのような過去のデータから、自分の転職スタイルを決めると転職活動も進めやすくなります。
下記、弁護士の転職市場について解説します。
転職におすすめの時期
事務所の採用については、活発な時期というのはなく、通年で採用活動をおこなっています。
そのため、自分が転職を考えたタイミングで事務所求人の情報収集をおこない、自分が働きたいと思う求人を見逃さないようにしましょう。
一方で、インハウスローヤー(企業内弁護士)については、1月~3月と7月~9月が狙い目です。
この背景には、多くの企業がこの時期に新たな事業年度を迎えたり、半期ごとの採用計画を見直したりすることにあります。
逆にこの時期を逃してしまうと、なかなか求人が出ない企業もあるため、12月や6月あたりには求人情報の収集を開始して、転職活動に臨むとといいでしょう。
弁護士におすすめの転職先
弁護士のおすすめ転職先として挙げられるのは、以下の5つです。
法律事務所
弁護士の資格を一番活かせる転職先です。 現在所属している事務所では取り扱っていない分野に挑戦してスキルアップをしたいことを理由に、転職を検討することは多いです。
また、同じポジションでも、他事務所であれば年収アップして採用されるケースもあり、スキルをスライドして年収アップをしたい方の転職先候補でもあります。
企業の法務部門
日本組織内弁護士協会(JILA)の企業内弁護士数の推移(2001年~2023年)によると、2023年の企業内弁護士数は3,184名となっています。
2021年は2,965人、2022年は2,965人であったため増加傾向です。つまり、企業の法務部門において弁護士の需要も高まっていることがわかります。
企業の法務部門は、法律事務所と比較して年収は下がるものの、ワーク・ライフ・バランスがとりやすく、福利厚生が充実しています。
参考:企業内弁護士数の推移(2001年~2023年)|日本組織内弁護士協会(JILA)
特許事務所
特許事務所で働くことで、知的財産におけるスキルが身につき、弁護士として成長できます。
法律でも知的財産制度の強化を目的とした法改正がおこなわれているため、国としても注目している事項です。
コンサルティングファーム
弁護士がコンサルティングファームに転職することで、幅広い業界知識をみにつけることが可能です。
また、プロジェクトを組んで業務を進めていくため、プロジェクトマネジメント能力も身に付けられます。
弁護士としてM&A経験があると、人材として重宝されて、年収アップも期待した転職も可能かもしれません。
社外取締役
2021年3月から、上場企業には社外取締役の設置が義務づけられています。
社外取締役を弁護士に依頼することで、コンプライアンス強化や法律の目線で経営を判断してもらえるメリットがあるため、弁護士の採用をおこなっている企業は一定数あります。
上場企業は、2021年3,822 社、2022年3,869社、2023年3,933社と増加しているため、弁護士の社外取締役需要は増加していくでしょう。

弁護士の平均年収
日本弁護士連合会がおこなった「弁護士業務の経済的基盤に関する実態調査2020」の結果によると、弁護士の平均年収(所得)は1,119万円、中央値が700万円となっています。
下記の表の通り、経験年数を重ねれば重ねるほど、必然的に年収がアップします。
修習期 | 平均値 | 中央値 |
全体 | 1,106万円 | 700万円 |
1〜9期 | 313万円 | 256万円 |
10〜14期 | 469万円 | 358万円 |
15〜19期 | 702万円 | 448万円 |
20〜24期 | 578万円 | 300万円 |
25〜29期 | 1,455万円 | 736万円 |
30〜34期 | 1,298万円 | 1,000万円 |
35〜39期 | 2,121万円 | 950万円 |
40〜44期 | 1,863万円 | 910万円 |
45〜49期 | 1,518万円 | 1,043万円 |
50〜54期 | 1,621万円 | 1,101万円 |
55〜59期 | 1,514万円 | 1,000万円 |
60〜64期 | 955万円 | 799万円 |
65〜69期 | 860万円 | 550万円 |
70期〜 | 519万円 | 461万円 |
一般的な年と比較して、弁護士の年収は高い傾向にありますが、自分の修習期の年収平均や中央値をみて現年収が低かった場合は、転職することで年収アップが見込めるでしょう。

弁護士が活躍できる年齢
令和5年司法試験結果では、最低年齢 19歳 、最高年齢 66歳、平均年齢 26.6歳 という結果になっています。
弁護士でいることに年齢制限はないため、幅広い年齢の方が活躍できる職業です。

まとめ
結論、弁護士が転職の成功確率を上げるためには、転職エージェントの利用をおすすめします。
弁護士業界に特化した転職エージェントを選ぶことで、適切なアドバイスや求人紹介を受けられる可能性が高いでしょう。
今回紹介した転職エージェントを中心に利用を検討してみてはいかがでしょうか。
最後に、弁護士の転職で利用を検討したいおすすめの転職エージェントの一覧をまとめておきます。
【転職情報】弁護士の中途採用|企業法務系のキャリアパス|企業内弁護士(インハウス)ローヤーへの転職|四大事務所への転職
【年収】弁護士の年収|勤務弁護士の年収|国際弁護士の年収|企業内弁護士の年収|四大法律事務所の年収|パートナー弁護士の年収|外資系法律事務所とは
【求人・転職サイトの口コミ】弁護士転職.jp|弁護士ドットコムキャリア|ひまわり求人求職ナビ|リーガルジョブボード