「生保レディの業務がきつい」
「生保レディやめて転職しようかな」

上記のように考えている方は少なくないでしょう。

生保レディは、生命保険会社の営業業務を担います。

営業ということもあり、実力主義の世界となっており、結果がついてこないときは「きつい」「辞めたい」と思うこともあるでしょう。

ですが、やめたいという気持ちをそのままにしておく必要はありません。

やめたいとずっと思ったまま仕事をしても良い結果がでるとは限らないからです。

そこで、本記事では、生保レディを辞めたい理由や辞めたいと思った際の対処法について解説します。

生保レディからの転職を成功させるコツなども紹介するので、実際に今「生保レディを辞めたい」と思っている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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なぜ生保レディを辞めたいと感じるの？

生保レディを辞めたいと思う理由のほとんどは、以下の3つに分けることができます。

現在、生保レディを辞めたいと悩んでいる方は、以下の3つの理由に目を通し、自分の感情を整理してみましょう。

ノルマのプレッシャーが大きい

営業である生保レディの仕事は、日々のノルマを達成することが求められます。

ノルマ制度は企業によって異なりますが、ノルマに厳しい企業の場合は、契約が取れるまで退勤できないことも多々あるでしょう。

ノルマを達成するためにプライベートを犠牲する方もおり、常にノルマを意識しながら働くことで、大きなプレッシャーを感じてしまうのです。

もちろん、契約を取り、ノルマを達成することが仕事なので、遂行する必要があります。

ですが、そのノルマのプレッシャーがあまりにも大きいと、心身・精神的なダメージを感じるようになり、多くの人は生保レディを辞めたいと感じてしまうでしょう。

人間関係のストレスが大きい

生保レディを辞めたいと感じる方の多くは、人間関係のストレスを抱えている傾向にあります。

先述の通り、生保レディは営業職です。

会社の中で、契約が取れる優秀な人と、ノルマを達成できない人との間に距離ができてしまうことがあります。

成果が出てない人は相談できる人が社内にいないことで一人で悩みを抱えてしまい、辞めたくなってしまうのです。

また、人間関係のストレスは社内だけではありません。

生命保険の営業だと聞くと嫌な顔をする方も多く、煙たがられることで自分自身を否定されているような気持ちになってしまうのです。

仕事と生活のバランスが難しい

小さな子どもを持つ女性の場合、子どもが急に熱を出せば、保育園や幼稚園に行って子どもを迎えに行かなければなりません。

そんなとき、「顧客第一」という考え方を強要されるような会社で働き続ければ、育児や家事に支障が出てしまいます。

そのため、生保レディとして働く女性は、顧客を優先して働くことに限界を感じ、辞めることを視野に入れ始めるでしょう。

実際はどうなの？生保レディの離職率

生保レディの離職率は、おおよそ80％といわれています。

実際に転職サイトを閲覧すると、生命保険会社の求人数は多く、どの企業も人手不足であることが分かります。

これは、事業拡大といった理由ではなく、離職率が高いがゆえに人手不足になっているといえます。

一方で、ノルマがきついなどのデメリットがあるものの、10人中約2人は辞めずに頑張っているのも事実。

誰にとってもきつい仕事ということではなく、生保レディが自分の性格や環境に合っているかどうかをきちんと見極めることが必要だといえます。

生命保険会社に入社してしまう3つの理由

生保レディは辞めたい人が多い仕事だといわれているにもかかわらず、なぜ多くの女性は保険会社に入社するのでしょうか。

女性が保険会社に入社してしまう以下の3つの理由を紹介します。

他業界・他業種よりも高給料

生保レディは、他業界・他業種よりも高給料です。

基本給は低い場合が多いものの、インセンティブ制度を導入している企業が多く、契約を取ればその分給料がアップするので、成績次第では月に数百万円稼ぐことも可能です。

そのため、子供が生まれると「パート収入ではやっていけない…」と思う女性が多く、そこで高給料に惹かれて入社する人が多いのです。

女性が多く活躍している

営業職といえば男性が多いイメージがありますが、生命保険の営業職は、女性も多く活躍している仕事です。

とくに子供がいる女性にとって、同じ家庭環境で生保レディとして頑張っている方がいれば、「自分も頑張れそう」と思い、入社を決意するのです。

また、同じような女性が職場にいれば話も合うため、仕事内容よりも、相談できる人がいるかどうかという点で生保レディを選ぶ人もいるでしょう。

現役社員からの強引なスカウト

現役社員からのスカウトで入社を決意する人が多いのも、生保レディの特徴の1つです。

「福利厚生が充実しているよ」「子供を持つお母さんもたくさん活躍しているよ」「先輩がサポートするから大丈夫だよ」など、生保レディと聞いて考えられる心配事を払拭しながらスカウトしてきます。

ただ、実際には人手が足りないがために、良いように言って誘ってきていただけなんてこともあるでしょう。

そのため、全てのスカウトがそうとは限りませんが、生保レディのスカウトをされた際は、きちんと情報を集めてから返事をすることをおすすめします。

辞めない選択肢も一度は考えよう！生保レディが向いている人の特徴

生保レディを辞めたいと思ったからといって、すぐに辞表を出すのは安易な考えです。

実はあなたにとって天職ともいえる職だった場合、生保レディを辞めてしまうのはもったいないといえます。

そこで、本当に自分には向いていない職業なのか、1度チェックしてみましょう。

以下が、生保レディが向いている人の性格や生活スタイルです。

5個以上当てはまる方であれば、仕事のやり方や向き合い方を変えることで、仕事に対するモチベーションがグンと変わるかもしれません。

きついなら辞めても良い！生保レディを辞めたら得らえるメリット

以下の「生保レディを辞めたら得られるメリット」を見て安心感を覚える方は、現状精神的に厳しい状況に身を置いているといえます。

「1度始めた仕事を投げ出すのは負け犬だ」と自分を責めず、あなたの心と体の健康を優先してください。

上記は生保レディを辞めたら得られるメリットですが、転職先で約束されていることとは言い切れません。

とくに営業職の場合は「ノルマから解放される」「飛び込み営業をしないで済む」ということは考えにくいため、転職の際は自分がどのような状況にストレスを感じ、何を優先したいのかしっかり考えたうえで次の職場を決めましょう。

生保レディを辞めるための具体的なステップ！良いタイミングはいつ？

生保レディを辞めることを決断したからといって、すぐに辞表を提出してはいけません。

辞めるタイミングは、計画を立てて設定するのがポイントです。

スムーズ、かつあなたが将来に対する不安感を抱かずに退職するためにも、きちんとステップを踏んで生保レディを辞めましょう。

1.辞めることで考えられるリスクやトラブルを事前に想定しよう

生保レディになることを決断した多くの女性は、女性が多い職場で働きたい、高い給料が欲しいなどの思いがあって生命保険会社に入社しています。

つまり、前職での失敗やデメリットをカバーできると確信して生保レディになったわけです。

また、「生保レディがきついから…」という理由ですぐに辞めてしまうと、また同じ失敗を繰り返してしまうかもしれません。

辞めることで考えられるリスクやトラブルをまずは想定し、それでも辞めて問題ないのか、きちんと判断してから生保レディを辞めることを決断しましょう。

2.辞めたい理由を明確にしよう

次に、辞めたい理由を明確にしましょう。

理由は2つあり、まず1つ目は辞めるという決断を揺るがないものにするためです。

生保レディは人手不足になりやすい職種なので、上司に退職を伝えた際、引き止められる可能性が十分にあります。

そのため、辞めたい理由を正直に話すかどうかは別として、「〇〇が嫌だから辞める」という強い思いを持っていれば、上司から今より良い条件を提示されても、考えを変えずに退職できるでしょう。

2つ目は、生保レディで感じた嫌なこと、自分には合わない業務などを転職先で避けるためです。

「生保レディのおかげで自分が苦手とすることが分かった」と前向きに捉えましょう。

3.転職活動を徐々にスタートさせよう

上司に退職する旨を伝える前に、転職活動をスタートさせましょう。

気になる業界や職種の求人がどのくらいあるのか、求められるスキルにはどのようなものがあるのか、といったことをチェックするところから始めるのがおすすめです。

いきなりエントリーして面接してしまうと、不合格になる可能性は十分にあり、そこで「自分を雇ってくれるところはないんだ…」と落ち込んでしまうでしょう。

そのため、自分の市場価値を把握するなど徐々に転職活動をスタートさせるように心がけることをおすすめします。

生保レディからの転職を成功させるコツを後ほど紹介するので、ぜひ記事の後半もチェックしてください。

4.上司に退職の意思を伝える

内定が出たら、上司に退職したい意思を伝えましょう。

退職理由が明確で、転職先が決まっていれば退職は揺るがないものになります。

「もう辞める職場だから…」と思わずに、お詫びの気持ちとこれまでお世話になった気持ちを言葉で伝えるのがポイントです。

生保レディ経験者におすすめの転職先4選

生保レディの経験を活かせる職種や業界は、たくさんあります。

経験を無駄にせず、転職を成功させるなら、以下の転職先がおすすめです。

同業他社

生保レディを経験する中で、業務内容に不満がなかった場合は、同業退社に転職してはいかがでしょうか。

業務内容が大きく変わることはないので、生保レディで得た知識を活かせます。

また、営業スキルを成長させることができるメリットがあります。

そのため、現在勤めている職場の環境や待遇に不満を感じている方におすすめです。

金融業界全般の営業職

生保レディを経験して、人と関わる仕事であることにやりがいを感じている方は、金融業界全般の営業職がおすすめです。

同じ営業職でも業界が違ったりしますが、生命保険会社で培った営業スキルを十分に発揮することができます。

また、生命保険会社で身に付けたお金に関する知識を存分に活かせるでしょう。

金融業界も保険業界同様にインセンティブ制度を設けている企業が多い傾向なので、頑張った分だけ給料を上げることも可能です。

異業種の営業職

業務内容にとくにこだわりがなく、ただ、人と関わる仕事を続けたい方は、異業種の営業職がおすすめです。

業界が異なれば覚えることもたくさんあるため、入社直後は勉強に時間に費やす必要があるでしょう。

ただ、生保レディで身に付けた交渉力やコミュニケーション能力は、大いに発揮できます。

また、異業種といっても様々な業界の営業があります。

自分の興味のもった業界の営業職に就くのもよいでしょう。

営業アシスタント

ノルマに追われることや、お客様から断られることに恐怖心を抱いている方は、営業アシスタントで新しいスタートを切ってみてはいかがでしょうか。

営業をサポートする仕事なので、営業アシスタントが直接交渉することはほとんどありません。

営業での苦労した経験があるからこそ、営業の人に寄り添ったサポートができるはずです。

そのため、営業経験をもとにお客様の要望などに寄り添えるように営業のサポートとして立ち回ることができるでしょう。

生保レディからの転職を成功させるコツ

生保レディからの転職を成功させるためには、自分を知り、企業や業界を知ることが大切です。

同じ失敗を2度と繰り返さないためにも、自分にぴったり合う仕事を見つけるためのコツを知ることが重要です。

自己分析をおこなう

転職を考え始めたら、初めに自己分析をおこないましょう。

就職活動中におこなった場合でも、社会人を経験するなど、月日が経てば自分の考えが変わることもあります。

もちろん、結婚などの生活スタイルが大きく変われば、優先するものも変わるでしょう。

自分がどのような性格なのか、何を優先して人生を歩んでいきたいのかといったことを、じっくりと考えてみてください。

最近では、さまざまな自己分析がありますが、1個に絞らず、3～4つおこなってみるのがおすすめです。

それぞれの自己分析を見比べ、よく出てきたワードが自分のなかで良くも悪くも重要ということがハッキリ分かるでしょう。

業界研究をおこなう

次に、業界研究をおこないましょう。

生保レディと同じ業界に転職するにしても、必要不可欠な取り組みです。

転職活動をおこなう際に、興味のある業界について研究することで自分がその業界に向いているのかを把握することができます。

変化の速い昨今、最新情報を入手し、転職活動に活かすことができれば、気になる企業から入社意欲の高い人だと判断してもらえるでしょう。

転職活動を成功させるために、業界研究をおこなうようにしましょう。

転職エージェントを活用する

自己分析、業界研究が終わったら、自分に合う企業を探していきましょう。

ただ、求人数が多いと企業の差別化が難しく、とくに転職活動経験が少ない方にとっては、どれも似たような企業に見えてしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、転職エージェントを活用することです。

転職エージェントは、あなたの特徴や経験から、あなたに合う企業をピックアップしてくれます。

また、転職エージェントによっては転職活動のサポートもしてくれるので、選考を進めていくうえで出てくる不安を1人で悩まずに済むでしょう。

転職エージェントの活用で生保レディからの転職を成功させよう

近年、数多くの転職エージェントがあり、どれを活用すればいいのか悩む方は多いでしょう。

今回紹介する転職エージェントは、どれも転職希望者へのサポート体制が強化されているのが特徴です。

生保レディを辞めたい人におすすめする、以下3つの転職エージェントを紹介します。

リクルートエージェント

マイナビエージェント

ビズリーチ

生保レディを辞めたい人によくある質問

生保レディを辞めたい人のよくある質問とその回答を紹介します。

入社したら生保レディを辞めさせてくれないって本当？

結論、退職を申し出れば、必ず辞めることはできます。

ただ、生保レディは入れ替わりが激しい職種で、常に人手不足といわれています。

退職したいと上司に伝えても、引き止められる可能性が高いでしょう。

何度も引き止められるようであれば、転職先と入社日が決まっていることを伝えると良いです。

生保レディはなくなる仕事って本当？

社会情勢の変化やAIの登場により、「生保レディはなくなる仕事」だといわれています。

実際に、AIは資料作成といった作業だけでなく、顧客のニーズや需要の分析・予測までも可能です。

ただ、コミュニケーションのなかで顧客の感情を汲み取り、それに合わせた提案をするのは、現状、人間でしか成しえないことだといわれています。

そのため、現在生保レディがおこなっている業務をAIが担うことはできますが、あくまでも一部であるため、生保レディがすぐになくなる仕事とは言い難いでしょう。

まとめ

生保レディは、ノルマのプレッシャーが大きい、人間関係のストレスが大きいなどといった理由から、辞めたいと思う人が多い仕事です。

あなたが今、生保レディを辞めたいと思っているのであれば、その辞めたい理由を書き出し、すぐに辞めるべきか、転職先が見つかるまで耐えられるのか、判断してみてください。

また、一人で悩んでいると、どうしても正しい判断ができないことがあります。

転職を成功させるためにも、あなたの性格や経験を客観的にみてアドバイスしてくれる転職エージェントを活用してみるのもおすすめです。