QAエンジニアとは、パソコンやスマートフォンなどのソフトウェアやアプリのシステムの品質をチェックする仕事です。

近年は、あらゆるITシステムがわたしたちの生活に深く浸透しているため、QAエンジニアは重要な役割を担っています。

本記事では、QAエンジニアの転職におすすめの転職サイトや選び方、活用方法などを詳しく解説します。

QAエンジニアに強い転職サイトを利用して、自分に合った企業へ転職したい方は、ぜひ最後までご一読ください。

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QAエンジニアの転職におすすめの転職サイト6選

さっそく、QAエンジニアの転職におすすめの転職サイトを6つ紹介します。

QAエンジニアの求人数やサービスの質などを鑑みて選定しましたので、ぜひ参考にしてください。

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT業界に特化した最大級の求人数を誇る転職サイトです。

2024年11月時点でQAエンジニアの求人は587件掲載されており、なかには年収600万円以上など、ハイレイヤー向けの求人もありました。

IT業界に特化したキャリアアドバイザーが、書類選考や面接対策、キャリアプランニングまで幅広くサポートしてくれるため、効率的に転職活動ができるでしょう。

公式サイトによれば、3人に2人は年収70万円アップを実現しているといった実績もありますので、年収・キャリアアップを目指している方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENTは、業界最大手のマイナビ社が運営するITエンジニアに特化した転職エージェントです。

QAエンジニアの求人は531件（※2024年11月時点）ほど保有されており、好条件の非公開求人も200件近く掲載されていました。

ITエンジニア向けの良質な求人を多数取り扱っており、エンジニア経験を持つ優秀なキャリアアドバイザーが親身になってサポートしてくれます。

エンジニア出身のコンサルタントによる転職支援を受ければ、転職活動を効率的に進めながら自身にマッチした求人を探せるでしょう。

Geekly

Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職サイトです。

QAエンジニアを含む品質管理の求人は960件（※2024年11月時点）ほど保有されており、比較的求人数が多いところが魅力といえます。

ベンチャー企業・スタートアップ企業の転職に強く、IT領域以外にもWebやゲーム関係、eスポーツなどに関する求人も多数掲載されています。

キャリアアドバイザーのヒアリングの丁寧さに定評があり、求職者の要望・ニーズを汲み取り、転職活動の方向性を一緒に考えてくれます。

ベンチャー・スタートアップ系企業への転職を目指している方や、IT業界に詳しいアドバイザーのサポートを受けたい方におすすめのサービスです。

Direct type

Direct typeは、ITエンジニアの転職支援に特化したスカウト型転職サービスです。

得意なプログラミング言語やネットワークやインフラなどの対応スキルを登録するだけで、あなたのスキルを評価してくれた企業からスカウトを受け取れます。

あなたのスキルや経験をベースに求人をマッチングできるため、企業とのミスマッチが起きにくい点が大きなメリットです。

公式サイトやアプリの使いやすさも評判が良く、あなたが対応できる技術要素をチェックボックスで簡単に入力できます。

自分のペースで求人を探したい方や、スカウトを通じての転職を考えているQAエンジニアの方は、ぜひ利用してみてください。

WILL OF TECH

WILL OF TECHは、ITエンジニアの転職支援に特化した転職エージェントです。

2024年11月時点でQAエンジニアの求人数は25件と少なめですが、求人の質やサポートの手厚さに強みがあるため、他サイトとの複数登録先におすすめです。

企業マッチング以外にもキャリア相談や転職サポート、スキルアップ支援なども提供しているため、エンジニア志望の方と相性が良いサービスです。

なお、好条件かつスキルアップが見込める非公開求人も豊富であり、求職者一人ひとりのキャリアの選択肢を幅広く提案してくれます。

希望条件をキャリアアドバイザーへ相談すれば、あなたにマッチした求人を厳選してくれるでしょう。

ワークポート

ワークポートは、IT・Web業界への転職を希望する人におすすめの転職サイトです。

QAエンジニアの求人数は206件（※2024年11月時点）と決して多くはありませんが、地方の求人が充実しているのが魅力です。

また、独自の審査基準を設けているため、質の高い優良求人のみ掲載されている点も大きな特徴です。

IT業界に精通した専属コンサルタントが、求職者一人ひとりに寄り添い、転職活動をサポートしてくれます。

ワークポートは、「2023年度下半期における転職決定人数の部門No.1」※を獲得しており、多くの転職成功を実現させている信頼性の高いサービスです。

※リクナビNEXT『GOOD AGENT TANKING～2023年度下半期～』

QAエンジニア向けの転職サイトを選ぶ際のポイント

次に、QAエンジニア向けの転職サイトを選ぶ際のポイントを解説します。

具体的には下記のとおりです。

これら4つのポイントをしっかりと網羅して、QAエンジニアに強い転職サイトを正しく選びましょう。

QAエンジニアの求人数が豊富か

QAエンジニアの求人数が多い転職サイトを選べば、さまざまな求人の中から自分に合った企業を探せます。

2024年11月時点で、QAエンジニアの求人が多い転職サイトは以下の通りでした。

転職サイト名	求人数
Geekly	960件
レバテックキャリア	587件
マイナビIT AGENT	531件

多くの求人の中からあなたにマッチした企業を探すためにも、できるだけQAの求人数が豊富な転職サイトを選ぶべきです。

IT業界に特化しているか

IT業界に特化した転職サイトを選べば、QAエンジニアの転職に役立つ情報を得られる可能性があります。

IT業界に特化した転職サイトには、面接突破に役立つ対策や年収アップを叶える方法など、エンジニアを志望する求職者に役立つ転職ノウハウが掲載されています。

転職に役立つ情報を調べたい際、Googleなどでゼロから探すよりも、IT業界に精通した転職サイトを利用した方が、有益な情報を得られる可能性は高いはずです。

また、IT業界に特化した転職サイトは、企業検索の入力フォームがエンジニア目線に合っているというメリットもあります。

総合型の転職サイトの場合、エンジニア目線に合わせた検索条件は存在いないため、希望条件にマッチした求人を見つけられない可能性があるのです。

そのため、QAエンジニアの転職を目指す際は、IT業界に特化した転職サイトを選ぶ道を強くおすすめします。

QAエンジニアへの転職実績数が多いか

次に重視してほしいポイントは、転職サイトにQAエンジニアの転職実績を持つエージェントが在籍するかという点です。

QAエンジニアは、IT領域が急速に発達した近年より重要視され始めた仕事であるため、IT業界において比較的新しい仕事だといえます。

そのような中でも、既にQAエンジニアの支援実績を出している転職サイトは、転職を成功させるためのノウハウが豊富だといえるでしょう。

なお、転職サイトにおけるQAエンジニアの転職実績を調べる際は、エージェントへ直接聞く方法がおすすめです。

エージェントが在籍する転職サイトに登録すると、会員登録後にキャリアアドバイザーとの面談が実施されます。

エージェントと話した際に、QAエンジニアの転職実績数や年収アップできた方の割合等を質問すれば、正直に教えてくれるでしょう。

利用者の口コミ・評判がよいか

転職エージェントを選ぶときは、口コミや評判を必ずチェックしましょう。

口コミや評判を調べれば、実際にそのサービスを利用した方のリアルな感想がわかるため、それらをもとにサービスの良し悪しを判断できるはずです。

たとえば、明らかにネガティブな口コミが多いのであれば、その転職エージェントは利用しないほうがよいかもしれません。

口コミを調べる際は、XをはじめとしたSNSやYahoo!知恵袋などの利用がおすすめです。

ただし、口コミはあくまで第三者の主観になるため、全てそのまま鵜呑みにしないようにしましょう。

QAエンジニア向けの転職サイトをうまく活用するコツ5選

続いて、QAエンジニア向けの転職サイトをうまく活用する5つのコツを解説します。

これらのポイントを網羅して転職サイトを利用すれば、転職活動が有利に進む可能性が一気に高まるはずです。

一つひとつ見ていきましょう。

主に利用する転職サイトを2～3社に絞る

最終的には、メインで利用する転職サイトを3社以下に絞っていきましょう。

利用する転職サイトの数があまりにも多すぎると、サイトごとに届くメールを見落としてしまったり、企業の人事担当への返信が遅れたりしやすいためです。

とくに、複数の転職サイト経由で企業の選考を同時並行で受けた場合、選考時期が重なりやすい傾向があります。

また、履歴書・職務経歴書などの書類選考や面接対策で忙しくなりやすいため、どうしても転職サイト経由で届くメールのチェックが疎かになりがちです。

そのような抜け漏れを防ぐためにも、メインで利用する転職サイトを2～3社ほどに絞りましょう。

転職エージェントも併用する

転職サイトとは別に、転職エージェントを併用する方法もおすすめです。

転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーがあなたに合った求人を厳選してくれますし、一般公開されていない非公開求人も紹介してもらえます。

履歴書添削や面接対策、企業に対する年収交渉などのやり取りも任せられるため、自分の時間と工数をかけずに転職活動を有利に進められるはずです。

そのうえで、IT業界に特化した転職エージェントを選ぶ道をおすすめします。

IT業界に精通したエージェントは、QAエンジニアに必要なスキルや経験を熟知しているため、選考に役立つ情報を得られる可能性があります。

転職サイトだけではなく、転職エージェントも併用すれば、それぞれのメリットを最大限活かして転職活動を進められるでしょう。

サイト登録時にはスキルや経験を正直に入力する

あなたのスキルや経験を誇張して転職活動を進めたとしても、結果的に良い方向にはなりません。

なぜなら、スキルや経験を偽って運良く転職できたとしても、遅かれ早かれ会社にバレてしまうためです。

あなたと企業のお互いにおけるミスマッチを防ぐためにも、スキルや経験を誇張せず、等身大の自分をアピールする姿勢が重要です。

現状におけるあなたのスキルや経験、QAエンジニアとしてアピールにつながる保有資格を入力しましょう。

なお、QAエンジニアの転職に役立つ具体的な資格例は、本記事後半のQAエンジニアに有利な資格を取得しておくでも解説しています。

等身大のあなたを評価してくれる企業へ転職する道が、お互いにとってミスマッチのない採用につながるでしょう。

早めのレスポンスを心がけ、スケジュールを守る

企業の人事担当やエージェント経由で、選考結果の連絡や求人マッチングについて連絡が来た時は、迅速なレスポンスを心がけましょう。

企業の人事担当へ返信が遅れてしまうと、「選考へのやる気がないのかな」という不信感を持たれる可能性があります。

また、エージェントへの返信が遅すぎると、求人募集が終わってしまう可能性があるためです。

とくに後者においては、せっかく良い求人を紹介してもらっても、あなたからのリアクションがない限り、エージェント側は求人を紹介できません。

企業の人事担当やエージェントへの返信が遅いと、企業から信用を失ったり、魅力的な求人を紹介してもらえるチャンスが失ったりする恐れがあります。

結果的に、あなたの転職活動のペースが滞ってしまうため、「早めのレスポンスが転職活動を成功させるための鍵になる」と心得ておくべきです。

QAエンジニアに有利な資格を取得しておく

一般的に、QAエンジニアになるためには特別な資格は必要とされていません。

ただし、QAエンジニアの業務に役立つ資格を持っておけば、面接官から「スキルアップに積極的な人」というプラスの評価をもらえる可能性があります。

企業によっては、特定の資格を取得している方に向けた資格手当を設けている場合もあるため、年収アップにつながるケースもあるでしょう。

下記では、QAエンジニアに役立つ3つの資格をまとめました。ひとつの情報として参考にしてみてください。

いずれも必須資格ではありませんが、これらの資格をひとつでも持っていれば、QAエンジニアを目指す身として箔がつくでしょう。

QAエンジニアの転職事情とは

さまざまなIT領域が進歩した近年において、QAエンジニアの需要は非常に高まっています。

QAエンジニアとしてコンスタントに活躍するためには、時代のニーズに合った最新のシステム開発手法や技術を学び続けなければなりません。

システムにおけるテスト設計やユーザー視点に立った提案など、人の手でしかできない業務を提供できれば、QAエンジニアとしての将来性は高くなるでしょう。

QAエンジニアを目指す方が転職サイトの利用にあたってよくある質問と回答

最後に、QAエンジニアを目指す方が転職サイトの利用にあたってよくある質問と回答を解説します。

転職サイトにQAエンジニア未経験向けの求人はある？

QAエンジニア未経験者向けの数は非常に少ない傾向ですが、決してゼロではありません。

dodaでは、「QAエンジニア」で検索すると、全体で304件の求人がヒットしました。

引用画像：doda

この中から、「職種未経験」という条件で絞り込むと、該当求人数が11件まで減少しました。

引用画像：doda

このように、未経験歓迎のQAエンジニア求人は非常に少ないですが、決してゼロではありませんので、興味がある方は積極的に応募してみましょう。

QAエンジニアはフルリモートで働ける？

QAエンジニアを募集する多くの企業がフルリモートを推奨しています。

dodaでは、QAエンジニア求人のうち、「フルリモート可」の案件は全体で54件でした。

引用画像：doda

このように、フルリモートに対応しているQAエンジニア求人は一定数存在するようです。

出社型で働きたくない、自宅で作業をしたいという方にとって、これらは嬉しいポイントですね。

QAはどんなキャリアパスを目指せる？

QAが目指しやすいキャリアパスは、上位職であるシニアQAエンジニアとQAマネージャーになる道です。

シニアQAエンジニアとは、テスト計画やテスト設計に関して深い知識と高い技術力が求められるエンジニアです。

エンジニアのチームをまとめる役割もあるため、リーダーシップも必要とされます。

QAマネージャーとは、テスト戦略・自動化の立案やテストフローの管理・改善を始めとする、QAエンジニアの業務を管理するポジションです。

その他、外部ベンダーとの折衝やチームの管理、マネージメントなどもおこなうため、高いマネジメントスキルやコミュニケーションが求められます。

転職サイトをフル活用してQAエンジニアとして新たなキャリアを築こう

QAエンジニアは、多くの企業から必要とされる仕事であり、今後もさらに需要が高まっていく可能性が極めて高い仕事です。

そのような背景から、経験者だけではなく未経験の方もQAエンジニアへ転職できる可能性があります。

しかし、多くの企業から評価され、活躍し続けるためには、そのポジションに相応しいスキルを磨き続ける姿勢が重要です。

時代の追い風に甘んじることなく、常に自身のスキルを磨き続ければ、今後どのような時代の変化があっても、QAエンジニアとして活躍できるでしょう。