栄養士が求められる業界や職場は幅広く、キャリアやスキルアップのために、また、現在の待遇や給与面も改善したいなどの理由で、転職を考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし、いざ転職サイトを利用しようと思っても、転職サイトがたくさんあり、どこに登録すればいいのか悩んでしまうでしょう。

そこで本記事では、栄養士の方の転職に役立つ、おすすめの転職サイトを紹介します。ぜひ本記事を参考にしていただき、気になった転職サイトへ登録してみてください。

関連記事：栄養士におすすめの転職サイト比較ランキング｜キャリアアップできる転職先も紹介

栄養士におすすめの転職サイト10社を比較

この章では、栄養士におすすめの転職サイトを10社紹介します。転職サイトにはアドバイザーやコンサルタントによるサポートサービスもあり、活用することで転職をスムーズに進められます。

栄養士人材バンク

栄養士人材バンクは、全国規模で栄養士向けに転職支援をしている転職サイトです。掲載企業は医療・介護・福祉施設、保育園、給食委託会社、一般企業などがあります。

栄養士専門の転職支援サービスはそこまで数も多くないため、栄養士の仕事に対して知見を持ったキャリアパートナーが専任でつき、一人ひとりにあったサポートをおこなってくる点は大きな強みです。

口コミでも、対応が良かったとの声もあり、転職を具体的に考えている方ほど、一度は担当者との面談をおすすめしたいサイトです。

サイト名	栄養士人材バンク
運営会社	株式会社エス・エム・エス
対応エリア	全国
求人数	非公開
サイトURL	https://ejb.eichie.jp/

口コミ・評判

https://twitter.com/hiro_orer23/status/1652499387334148101

栄養士人材バンクさん今親身になって聞いて下さってるけど本当にいい😭
自分の将来やりたいこと、自分の今のスキルで活かせるところ、色々こっちのこと考えてくれてた登録して良かったな転職のお手伝いお願いしてよかったなと思う。
前のところはあり得ないくらい酷かったから

— はる (@__xxxx1__) May 23, 2023

栄養士ワーカー

栄養士ワーカーも、全国の求人を掲載しており、栄養士専門のアドバイザーが転職を支援します。

約1万件の栄養士向け求人が掲載されており、登録する前から実際の求人を観覧することが可能です。

登録後は、求人紹介や転職活動中のアドバイスをおこなってくれ、転職後のサポートもしてくれるなど、初めての転職でも安心して利用できるサイトです。

サイト名	栄養士ワーカー
運営会社	株式会社トライト
対応エリア	全国
公開求人数	10,209件
サイトURL	https://eiyoushi-worker.com/

口コミ・評判

栄養士ワーカーさんからお電話きて11分もお話ししてしまった😇やっぱもう8年目になるのに手取りがそれでボーナスなしはいくらなんでも安いですねって話になりました😇他人に話聞いてもらってなんか楽になった〜😭やっぱ真剣に考えよう😭

— natsumi (@xx72x_) March 1, 2023

栄養士ワーカーさんは担当さんとLINEや電話でやりとりしてた。未経験での管理栄養士転職だったから求人が少なかったのか、連絡の来る頻度は少なかった。複数サイト掛け持ちで探すのが1番いいかも。

— ヨコガオイヌ (@jibun_kaeyou25) December 14, 2021

レバウェル栄養士

レバウェル栄養士は、主に医療・介護分野での栄養士に特化した転職サービスで、非公開・好条件求人を多数保有していることも特徴です。アドバイザーは、職場の雰囲気など求人の詳細な情報もシェアしてくれます。

「スカウトサービス」を選択することもでき、経歴等を入力することで、興味を持った企業や施設からスカウトが届いて直接やり取りできる利用方法もあります。 転職活動に慣れていて、転職先との交渉や求人の吟味を自分でしたい方におすすめです。

サイト名	レバウェル栄養士
運営会社	レバレジーズメディカルケア株式会社
対応エリア	全国
求人数	82件
サイトURL	https://levwell.jp/profession/rd/

口コミ・評判

担当して頂いたアドバイザーさんがとにかく詳細を親身に聞いて下さったうえに、希望に沿った情報をたくさん紹介して下さった。他の転職サイトも利用していた事もあったけれど、私の中では1番好感の持てた転職サイトだった。アドバイザーさんの人柄が本当に良く、一度、私事で登録解除する事があったのですが、就職活動再開時には同じアドバイザーさん指名で再度就職活動を再開。本当に色々とお世話になって感謝の気持ちしか無いです。

有料施設をさがしておりました。保険の関係で色々悩んでいる中、すぐによい求人をみつけてきてくれました。アドバイスなどくださり、不安に思っていることも解消でき、今回は私の諸事情で契約にはいたりませんでしたが、誠実な対応をしていただきました。私は特に年齢的なものもあり、難しいとおもいましたが、優しく親身に知りたいことを教えていただけました。

引用元：みん評 ｜レバウェル看護（旧：看護のお仕事）の口コミ・評判 　

栄養士転職ナビ

栄養士転職ナビは、栄養士だけでなく調理師の求人も取り扱う転職支援サイトです。

栄養士のみの転職サイトは、医療機関や介護施設、教育機関などでの求人が中心になりますが、栄養士転職ナビでは調理師の求人も取り扱っていますので、民間企業や飲食店の求人も見つけることができます。

栄養士の働き方だけでなく、食事に関わる幅広い働き方を模索している方には、特におすすめです。

サイト名	栄養士転職ナビ
運営会社	株式会社プレアデス
対応エリア	全国
公開求人数	4,229件（栄養士の求人のみ）
サイトURL	https://eiyoushi-tensyoku.com/

マイナビコメディカル

マイナビコメディカルは、大手マイナビが運営する医療・介護分野の転職サイトです。主に医療・介護施設の求人が中心になりますが、栄養士に関しては保育園等の求人もありました。    

栄養士の求人も約3,000件と充実しており、大手運営の安心感もありますので、初めて転職支援サービスを使う方には、有力候補に挙げられます。

転職サイト名	マイナビコメディカル
運営会社	株式会社マイナビ
対応エリア	全国
公開求人数	3,092件（栄養士の求人のみ）
サイトURL	https://co-medical.mynavi.jp/

口コミ・評判

PT・OT・STのための転職支援サービス「マイナビコメディカル」実は管理栄養士の求人も多くあります☺️

ハロワやそのほか転職サービスにはない優良求人があったりするので、意外と登録しておくのがおすすめです👌

病院の求人が多いような印象🙆↓

— ハティ子 (@v5SaIkbIjmwCP8e) May 7, 2023

栄養士のお仕事

栄養士のお仕事は、栄養士専門の転職サイトで全国の求人を検索できます。 正社員求人だけでなく派遣やパート求人もあるため、プライベートと仕事を両立させた働き方を探している方にもおすすめです。

また、調理スタッフの求人も他のサイトより多めに掲載されています。

サイト名	栄養士のお仕事
運営会社	株式会社トライトキャリア
対応エリア	全国
公開求人数	2,260件
サイトURL	https://eiyoushi-shigoto.com/

ジョブメドレー

医療業界で最大級の求人数を扱うジョブメドレーは、自分で求人を探して応募するタイプの転職サイトです。また、求人検索だけでなく登録しておくことでスカウトが届くこともあります。

栄養士の求人も豊富で、栄養士に関連する求人だけでも1万件以上を保有しています。

基本的には自分で応募先を見つけるスタイルですが、LINEを使った問い合わせも可能なため、手軽にお仕事探しができることも特徴です。

サイト名	ジョブメドレー
運営会社	株式会社メドレー
対応エリア	全国
公開求人数	13,428件（栄養士のみ）
サイトURL	https://job-medley.com/?evo

口コミ・評判

ジョブメドレーでスカウト貰ったところ、管理栄養士なのもちゃんと評価してくれてるし給与も管理栄養士込みで介護職として相談乗りますって言ってくれてるしいいな…でも転職がだるい

— Meda. (@_moudame_da_) February 1, 2021

学生の頃は学校に来る求人で間に合ってたけど(くそほど来てたから)
自分で探すとなると、調理師はインディード、求人ボックスが無難かな🤔
栄養士、管理栄養士となると、各県の栄養士会でも募集してるし、ジョブメドレー使ったり、自分が気になる病院や保育園の採用情報とか見るといいのかなって思う🤔

— 豆腐ちゃん (@Tofu___mental21) September 27, 2021

しんぷる栄養士

しんぷる栄養士は、栄養士や管理栄養士、調理師の資格を持つ方に特化した転職エージェントです。主に、20〜30代の方がスキルアップやキャリアチェンジを目的として利用されています。

また、保育園勤務や管理栄養士の経験、大量調理の経験がある場合は、より多くの求人を紹介してもらえるでしょう。

登録後は時間をかけてヒアリングを実施し、専任アドバイザーが一人ひとりに付き、ヒアリングをもとにした提案をしてくれます。

応募書類の添削や面接対策のサポートも可能であり、初めて転職される方でも満足度の高い転職が実現できるでしょう。

サービス概要
サービス名	しんぷる栄養士
運営会社	Simple株式会社
求人数	非公開
対応地域	一都三県
公式サイト	https://simple-eiyoushi.com/

グッピー

グッピーは、医療や介護、福祉の分野において20万件という豊富な求人数を保有している転職サイトです。栄養士や管理栄養士の求人だけでも1万件以上あり、日本全国にある病院や施設、保育園などの求人情報を閲覧できます。

登録後すぐに気になる求人先に直接応募やお問い合わせが可能であり、求人者からのスカウトも受けることが可能です。

また、採用決定すると勤続お祝い金や独自応援金といった支援金を受け取れるため、モチベーションを維持しながら転職活動を行えるでしょう。

サービス概要
サービス名	グッピー
運営会社	株式会社グッピーズ
公開求人数	合計1万件以上
非公開求人数	非公開
対応地域	全国
公式サイト	https://www.guppy.jp/

ビズリーチ

ビズリーチは、高収入求人が多数掲載されているハイクラスの転職サイトです。主に、年収1,000万円以上の求人が3分の1以上であり、栄養士のキャリアアップを目的とした転職が実現できます。

また、登録するだけで厳選された優良企業の求人に応募できるうえに、直接企業とコンタクトが取れます。ご自分の希望や理想的な働き方を伝えられるため、満足できる転職活動ができるでしょう。

自ら応募するほかにも、プロのヘッドハンターからのスカウトが届くことも特徴です。市場価値を高め、ハイクラスな転職先が見つけられるといえます。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、日本全国の幅広い求人を取り扱っている転職エージェントです。38万件以上の公開求人と30万件以上の非公開求人が豊富にあるため、ご自身の希望や理想を実現できる求人を見つけられます。

また、栄養士や管理栄養士の転職に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、お一人ひとりのキャリアプランに合わせたサポートをしてくれるでしょう。

応募時の提出書類の添削や、面接対策などのサポートも充実し、初めての転職でも安心して転職先を見つけられるエージェントです。

doda

dodaは、適正な求人情報の提供を行い、希望条件や理想な働き方にマッチした求人紹介を実施している転職サイトです。日本全国の求人を対象とし、職種や勤務地などこだわりの条件で検索できます。

栄養士や管理栄養士の転職専任のキャリアアドバイザーがマッチングを行うため、豊富な求人から効率よく転職先の決定が可能です。

また、スカウトサービスの利用も可能で、登録したスキルや経験を求める企業から直接オファーが届きます。匿名で利用できるため、より希望に合った転職先を見つけられるでしょう。

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、全国各地にある大手上場企業や人気のベンチャー企業、優良企業など幅広い求人情報を保有している転職エージェントです。

登録後は、栄養士や管理栄養士の業界に精通した、専任のキャリアアドバイザーがヒアリングから応募書類の作成、面接対策まで手厚くサポートしています。

紹介可能な企業数が豊富にあるため、ご自身の希望条件に合った転職先を見つけやすいことが特徴です。求人探しから内定までのスケジュール管理も一緒に考えてくれるため、スムーズに転職活動ができるでしょう。

条件別｜栄養士におすすめの転職サイト

栄養士で転職を考えている方の中には、働き方に注目して求人を検索することもあるでしょう。

ここでは、条件別に活用できる転職サイトを紹介します。

職場・業態別｜栄養士のおすすめ転職サイト

栄養士向けの転職サイトでは、栄養士が活躍するさまざまな職場の求人を掲載しています。

とくに、医療や介護現場に限定して探したい場合などの希望がある場合、その業界に専門性のある転職サイトを利用することで、希望の職場での求人検索ができるでしょう。

「早朝勤務なし」「ブランク可」などの特徴別｜栄養士のおすすめ転職サイト

栄養士に特化した転職サイトは、複数の希望条件を入力して求人検索ができます。

働ける時間が限られている方やブランクがあり心配な方も、条件を設定して検索すれば応募するハードルも下がるでしょう。

また、パートや派遣などの働き方も選択肢にある方は、栄養士専門の転職サイトを利用することで、栄養士向けの非正規雇用求人も見つけやすくなります。

保有資格別｜栄養士のおすすめ転職サイト

栄養士に限らず、保有資格を登録することで、自分のスキルを活かせる転職先を探しやすくなります。

保有資格を活かしたい方は、専任のアドバイザーがつく転職サイトを利用して、資格を活かした転職先を紹介してもらうのもおすすめです。

また、企業や施設などからスカウトが届くスカウト機能付きの転職サイトもおすすめです。

雇用形態別｜栄養士の転職サイト

育児や介護などによりワークライフバランスを優先した働き方や、正社員として働きたい方など、働き方の選択肢が豊富な転職サイトもあります。

自身の理想のライフスタイルに合わせて選べる点がメリットです。

地域別│求人数が多い栄養士転職サイト

いくら魅力的な求人がそろっていても、転職したいエリアの求人が少なければ、希望を満たす求人を見つけられないかもしれません。転職サイトを選ぶ際は、転職希望地域の求人数を確認するのもポイントです。

この章では、北海道、東京、大阪、愛知、福岡の5つの地域別に求人数が多い栄養士転職サイトを紹介します。

北海道｜栄養士・管理栄養士の正社員求人

サイト名	公開求人数（正社員）
ジョブメドレー	373件
栄養士ワーカー	302件

北海道で公開求人数が多いのは、医療・介護系の求人を多く取り扱うジョブメドレーです。

ジョブメドレーでは、市区町村や沿線での絞り込みのほか、登録住所をもとに自宅周辺の求人を地図から検索できます。通勤の利便性を重視して求人を探したい方にとって、使い勝手の良いサイトといえるでしょう。

東京都｜栄養士・管理栄養士の正社員求人

サイト名	公開求人数（正社員）
ジョブメドレー	1,528件
栄養士ワーカー	934件
栄養士転職ナビ	823件

東京都では、ジョブメドレー・栄養士ワーカーの求人数が多い結果となりました。

とくに、栄養士ワーカーに登録すると、専任のアドバイザーが希望条件を満たす求人を探してくれます。非公開求人も充実しており、選択肢を広くもって転職活動を進められるでしょう。

大阪府｜栄養士・管理栄養士の正社員求人

サイト名	公開求人数（正社員）
栄養士ワーカー	698件
ジョブメドレー	554件
マイナビコメディカル	483件

大阪府でとくに求人数が多いサイトは、栄養士ワーカー、ジョブメドレー、マイナビコメディカルでした。

中でも、栄養士ワーカー・マイナビコメディカルは、登録した人だけが紹介を受けられる非公開求人も保有されているため、納得できる求人が見つかりやすいかもしれません。

愛知県｜栄養士・管理栄養士の正社員求人

サイト名	公開求人数（正社員）
ジョブメドレー	375件
マイナビコメディカル	262件
栄養士ワーカー	205件

愛知県では、ジョブメドレー、マイナビコメディカルで栄養士の求人数の多さが目立ちました。

ジョブメドレーは転職サイト、マイナビコメディカルは転職エージェントという点で違いがあります。併用すると、より幅広い求人情報に触れられるはずです。

福岡県｜栄養士・管理栄養士の正社員求人

サイト名	公開求人数（正社員）
栄養士ワーカー	311件
ジョブメドレー	239件

福岡県栄養士ので公開求人数が多いのは、栄養士ワーカーとジョブメドレーです。

どちらも市区町村や施設形態からの絞り込みが可能で、条件に合う求人を簡単に見つけられるはずです。

栄養士向け転職サイトの選び方

この章では、栄養士の転職サイトの選び方について3つのポイントを紹介します。

サポート体制が整った転職サイトを選ぶ

転職を効率的に進めるためには、転職サイトのアドバイザーやコンサルタントによるフォローがあると安心です。

転職活動中は、履歴書の書き方・面接対策・入社の手続きなど、個人で活動するとわからないこともたくさんあります。

また、入社日などの交渉をしにくいこともあり、後悔のない転職活動のためには、サポート体制が整った転職支援サイトがおすすめです。キャリア相談や面接対策など、転職に必要なサポートを受けられ、安心して転職活動ができます。

栄養士に特化した転職サイトであれば、栄養士の仕事や転職事情に精通したアドバイザーも多く、安心してサポートを任せやすくなります。

運営実績や転職支援実績が豊富な転職サイトを選ぶ

栄養士の転職実績がある転職サイトを選びましょう。公式サイトに掲載されている口コミやSNSなどをチェックすることで、実績がわかります。

また、運営会社について調べることで、より安心と信頼を持って転職活動を進められるでしょう。

転職したい都道府県に対応した転職サイトを選ぶ

転職サイトの中には、都心の求人を中心に掲載しているケースがあります。

働きたい都道府県の求人が掲載されていることを確認し登録することで、「求人がなく転職できなかった」といったトラブルを防げます。

栄養士が転職サイトを利用する流れ

栄養士向けの転職サイトを利用すると、手厚い転職支援を受けられるのがメリットです。では、実際にどのような流れで転職活動が進んでいくのでしょうか。

この章では、栄養士が転職サイトを利用する際の流れを解説します。

1.栄養士の求人をチェック

まずは、サイトに掲載されている栄養士の公開求人をチェックしましょう。

エリアや勤務時間などの条件で絞り込み、どのサイトを利用すると希望の求人を見つけられそうか、おおよその見当をつけます。

公開求人は登録しなくても閲覧できるサイトがほとんどなので、さまざまなサイトを見てみるのがおすすめです。

登録なしでもある程度の情報が得られる転職サイトもありますが、登録することで求人の詳細や非公開求人まで見られる転職サイトも多いです。

多少の手間をかけてもしっかり転職活動を進めていきたい方は、登録までしておくと良いでしょう。

2.栄養士向けの転職サイトに登録

気になる栄養士転職サイトを見つけたら、無料登録に進みます。

通常は、公式サイト上に登録画面が設けられており、氏名、資格の種類、希望エリアなどの情報を入力すると登録完了です。

エージェント型の場合、登録後に連絡が届き、面談日時の調整がおこなわれます。都合の良い日時を指定し、キャリアアドバイザーとの面談を受けましょう。

面談時に希望条件や転職で叶えたいことなどを伝えると、自身に最適な求人を紹介してもらえます。

3.書類作成や面接の準備

気になる求人があれば、そのまま応募に進みます。エージェント型の転職サイトの場合、応募は担当アドバイザーを通しておこなうのが通常です。

中には、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策などのサポートを実施しているサイトもあります。

過去に聞かれた質問内容や、応募先施設で重視される点などを教えてもらえることもあるので、積極的に活用しましょう。

4.面接

書類選考を突破すると、次は企業との面接です。エージェント型の場合、担当アドバイザーに面接日程の調整も任せられます。

面接に向けて準備してきたことを思い出し、リラックスして臨みましょう。

5.内定・入社日調整

1回〜3回にわたる面接のあと、内定が決定します。内定後は、勤務条件の確認や入職日の調整がおこなわれます。

エージェント型の場合、担当アドバイザーに交渉を依頼できるので、希望の入職日や年収を伝えてみてください。

また、中には入職後のフォローが充実している転職サイトもあります。実際に働き始めてから気になることが出てきたら、気軽に相談してみるとよいでしょう。

栄養士が転職サイトを使って転職を成功させるコツ

この章では、栄養士が転職を成功させるコツを5つ紹介します。入社後のミスマッチを防ぐためにも、これから紹介するコツを参考に転職活動をしてみてください。

複数の転職サイトやエージェントに登録する

複数の転職サイトや転職エージェントに登録をすることで、よりたくさんの求人情報をチェックできます。

それぞれの転職サイトで扱っている求人が異なるため、より希望条件に合う転職先を探したい場合は、転職サイトをひとつに絞らずに複数登録することがおすすめです。

おすすめの方法は、タイプが違う転職サイトをそれぞれ使ってみることです。例えば、自分で直接応募できるタイプの転職サイトと、サポートが充実している転職エージェントを使い分ける方法があります。

他にも、栄養士特化の転職サイトと総合型大手転職サイトの併用もおすすめです。同じ栄養士の求人で検索してみても、サイトごとに内容が違うことも多いです。

転職希望時期を明確に伝える

転職サイトへ登録する際は、転職の希望時期をはっきり伝えることがおすすめです。

特に希望時期が決まっていなくても、転職する時期を決めることで、転職活動を積極的に、かつ効率的に進められます。

現職に退職を伝える時期は、一般的に退職日の1ヶ月以上前が望ましいのですが、栄養士が転職する場合、有資格者が求められて後任がなかなか見つからないことも予想されます。

ある程度余裕を持って転職活動を開始すると良いでしょう。

退職の手順や伝え方に不安がある方は、転職サイトの担当者がアドバイスをくれる場合もありますので、退職時期についても相談すると良いでしょう。

担当者に不満がある場合変更を申し出る

転職サイトを利用すると、コンサルタントによるカウンセリングや転職サポートがつく場合があります。

コンサルタントとの相性も問題なく、転職活動に対して親身に相談に乗ってくれる場合は、問題ありません。

しかし、中にはコンサルタントとの相性に違和感を感じるケースもあるでしょう。

コンサルタントに違和感や不安を感じたまま転職活動を進めてしまうと、コンサルタントに自身の希望を言えずに転職してしまい、結果として転職先で後悔してしまうこともあります。

特に総合型の転職サイトであれば、栄養士の仕事や転職市場に対して理解していない担当者もいます。そのような理由もあって、栄養士向けの転職サイト利用はおすすめといえるでしょう。

希望条件ははっきりと伝える

最後に、希望条件をはっきりと伝えましょう。転職を成功させるためには、あなたの希望条件と転職先の条件がよりマッチすることが重要です。

しかし、完璧に希望に合う転職先に出会えることは少ないため、希望条件に優先順位をつけたり、NGポイントを決めたりしておくことがおすすめです。

また、栄養士の場合、医療関係に進むのか、介護や教育関係に進むのかといった業種の違いもあるため、それに応じて優先的に使う転職サイトも選ぶと良いでしょう。

このように希望条件をはっきりと決めて伝えることで、入社後に後悔しない転職につながります。

栄養士が転職する時に注意すること

栄養士の方が転職するときに注意したいことを2つのケースに分けて紹介します。

異業種に転職する場合

栄養士としての資格や経験を活かすことができますが、業界が異なることで全く新しい仕事を経験することもあるのが、異業種への転職です。

たとえば、ドラックストアで働く栄養士と病院で働く栄養士では仕事の内容が異なります。

そのため、同業種へ転職する場合よりも、転職活動が難しくなることもあるでしょう。

異業種へ転職する際は、これまでの経験が転職先でどのように活かせるのか具体的に伝えることが重要です。

具体的にアピールすることで、採用担当者に良い印象をもってもらうことができるでしょう。

正社員に転職する場合

パートや派遣などから正社員への転職を希望する場合には、企業に関するリサーチをすることが大切です。

将来的な転勤の可能性や、キャリアやスキルアップの有無など、長期的に働けるか確認が必要でしょう。

また、残業時間が派遣社員やパート社員と異なるなど、勤務条件も異なるかもしれません。

再転職のリスクを防ぐためにも、社風や勤務体制など入社前によく確認しましょう。

栄養士向けの転職サイトを利用する際によくある質問

ここでは、栄養士の転職活動でよくある質問に回答します。

転職サイトの利用に費用はかかる？

ほぼ全ての転職サイトで、利用料金はかかりません。登録も求人紹介も無料でできます。

転職サイトの運営会社は、求人を掲載している企業や施設から求人掲載費用や紹介料をもらうことで、経営を成り立たせています。求職者から費用をもらうビジネスモデルではないので安心してください。

転職サイトと転職エージェントの違いは？

転職サイトと転職エージェントでは、受けられるサポート内容に違いがあります。

転職サイトでは、多数の求人の中から条件を満たす求人を探し、自分自身で応募・書類選考・面接と転職活動を進めます。

中には、栄養士の転職に関するコラムが充実していたり、施設からのオファー機能が備わっていたりするサイトもあるのが特徴です。自分のペースで転職活動に取り組めるのもメリットといえるでしょう。

転職エージェントは、キャリアアドバイザーの力を借りて転職活動を進める方法です。求人の紹介や応募書類の添削、面接対策、面接日程の調整と、多岐にわたるサポートを無料で受けられます。

はじめて転職する方や多忙で転職活動に時間を割けない方、一人での転職活動に自信がもてない方に向いている方法です。

転職する気持ちが決まっていなくても転職サイトを利用できる？

転職すると決めきれていない方でも、転職サイトの利用が可能です。実際の栄養士の求人を見てみたり、担当者と話していくうちに転職するかどうかを決めて問題ありません。

ただし、転職サイトとしては、転職してもらうことが目的にあるため、転職する方向性に話を進められてしまう可能性があります。 自分の中の考えをまとめた上で相談に行くことをおすすめします。

転職サイト以外にどんな転職方法がある？

栄養士の転職方法として、ハローワークでの相談や知人からの紹介が挙げられます。

ハローワークは、厚生労働省が運営する職業紹介所で、求人紹介だけでなく、書類添削や面接対策などの支援も充実しています。病院や保育園、企業などの幅広い栄養士求人が保有されており、相談すると転職の選択肢を広げられるはずです。

知人から紹介を受け、同じ職場に入職するのも有効な転職方法といえます。知人から職場の内情を聞いたうえで転職を決められるため、入職後のミスマッチを最小限に抑えられるでしょう。

ただし、条件に合わない部分があっても内定を断りにくかったり、入職後にイメージとの相違があっても退職に踏み切りにくかったりなど、デメリットがある点には注意が必要です。

転職サイトとハローワークの違いは？

転職サイトとハローワークのもっとも大きな違いは、企業側の掲載コストの有無です。

転職サイト・転職エージェントは、企業側がコストをかけて人材募集を掲載したり、人材紹介を受けたりするサービスです。

対してハローワークは、国が運営する職業紹介サービスとあって、掲載に費用がかかりません。そのため、とくに中小企業の求人情報が多数集まっているのは魅力です。一方、一部には質の悪い求人が含まれていることもあるようです。

また、栄養士向けの転職サイトを利用すると、栄養士の転職事情に精通したアドバイザーから支援を受けられるのが特徴です。

ハローワークの窓口でも転職相談は可能ですが、栄養士に特化したアドバイスには期待できないでしょう。

栄養士の転職事情

転職を考えている栄養士の方は、直近の転職事情もしっかり把握しておくことをおすすめします。例えば、平均年収を知っていれば、転職先の希望年収を決める際の参考にもなります。

最後に、栄養士が転職する上で知っておきたい内容についてご紹介します。

なお、転職事情は社会情勢などでも変化していきます。最新の転職事情を知るためには、栄養士向けの転職サイトの担当者に直接相談してみる方法がおすすめです。

栄養士の平均年収

2022年に実施された賃金構造基本統計調査によると、栄養士の平均年収は約379万円です。

同調査において、全職種の平均年収は約496万円であるため、栄養士の年収は全国平均を下回っているといえるでしょう。

【参考記事】令和4年賃金構造基本統計調査｜e-Stat政府統計の総合窓口
※企業規模計（10人以上）の「きまって支給する現金給与額」×12と「年間賞与その他特別給与額」を合計して算出

栄養士に多い転職理由

栄養士に多い転職理由として、人間関係や賃金への不満、仕事内容の不一致などが挙げられます。

栄養士は、栄養士の同僚だけでなく、施設内のさまざまな人と協力しながら業務に取り組む仕事です。また、給料は全国平均よりも安い傾向があるうえに、力仕事や蒸し暑い中での調理作業が求められることもあります。

とくに、病院や介護施設では毎日3食を提供する必要があるため、休みがとりにくく、年末年始休暇や夏季休暇などのまとまった休みがない方もいるでしょう。

このようなことに不満をもち、転職で環境を変えようと考える方も多いようです。

なお、転職でこれらの改善を目指すのであれば、事前の情報収集が成功のカギといえます。

栄養士に多い転職先とは

栄養士の転職先として多いのは、病院や保育園、幼稚園、介護施設、学校、行政機関などです。

転職先の施設形態によって仕事内容は異なるため、自身のやりたいことや将来的なキャリアプランをもとに、まずは業界・施設を絞り込むのがおすすめです。

管理栄養士と栄養士の違い

管理栄養士と栄養士のもっとも大きな違いは、栄養士の仕事は健康な方のみを対象としている一方で、管理栄養士の仕事の対象には、健康上の理由で栄養摂取にサポートが必要な方も含まれることです。

また、栄養士は養成施設の卒業とともに取得できる免許です。

対して管理栄養士は、養成施設の卒業後、国家試験に合格することで取得できる免許で、健康と栄養に関するより深い知識が求められます。

管理栄養士から未経験の業界に転職する難易度や経歴の活かし方

管理栄養士でも、未経験の業界に転職するのは可能です。

管理栄養士の資格を活かし、食と栄養に関わる仕事に転職すれば、初めての分野でもやりがいを感じられるでしょう。

たとえば、一般企業の研究職や行政機関での勤務も選択肢のひとつです。専門的な知識をもとに、フリーランスの栄養コンサルタントとして働く道も考えられます。

栄養士が年収を上げる方法

栄養士が年収を上げるためには、管理職に就く、スキルを磨いて待遇の良い施設に転職するなどの方法があります。

また、管理栄養士の資格を取得してステップアップすれば、仕事の範囲が広がり、年収アップにもつながるでしょう。

栄養士から管理栄養士になる方法

栄養士から管理栄養士になるためには、管理栄養士の国家試験に合格し、免許を取得しなければいけません。試験の受験資格は、卒業した養成施設によって以下のような違いがあります。

たとえば、2年制の養成施設を卒業して栄養士免許を取得した方の場合、管理栄養士試験を受けるためには3年の実務経験が必要です。

管理栄養士試験は年1回、毎年2月〜3月に実施されます。計画的に勉強に取り組み、合格を目指しましょう。

【参考記事】管理栄養士国家試験について｜日本栄養士会

最後に｜栄養士の転職は転職サイトと転職エージェントの両方を利用しよう

栄養士の転職には、転職サイトや転職エージェントの活用がおすすめです。さらに、アドバイザーやコンサルタントなどのサポート体制があれば、初めての転職活動でも効率的に進めることができるでしょう。

栄養士は食のプロとして、さまざまな場所で活躍が期待されています。一方で、現在の働き方や収入に不満のある方もいるでしょう。

年収アップやキャリアアップを考えている栄養士の方は、ぜひ転職サイトを活用してみましょう。

まずは、転職サイトに登録し、相談するだけでもキャリアの悩みの解消や転職活度に役立ちます。ぜひ今回紹介した転職サイトに登録して転職活動をはじめてみてください。