就活エージェントを利用しても、内定はもらえないよね
このように、就活エージェントを使っていいのか悩んでいる方は少なくありません。
就活エージェントは求人紹介から面接対策まで就活をトータルでサポートしてくれるため、内定がなかなかもらえない方におすすめのサービスです。
「就活エージェントを利用しても内定がもらえなくて心配」と不安に感じる方もいるかもしれません。
この記事では、就活エージェントを利用しても内定がもらえないときに確認したいポイントや、内定をもらいやすくするための行動などについて紹介します。
関連記事:就活エージェントおすすめ比較22社|25卒・26卒向けに各社の特徴を徹底解説
目次
就活エージェントの利用と直接応募はどちらが受かりやすい?
企業が就活エージェントを利用するとコストが発生します。そのため、コスト負担のない直接応募のほうが受かりやすいのではと考える方もいるでしょう。
実際にそのようなことはなく、応募する企業によって受かりやすさは異なります。また、すべての企業が直接応募に対応しているわけではありません。
理由としては、就活エージェントを利用することで転職に役立つサポートを無料で受けられる点があります。企業が有能な人材を求めている場合は、就活エージェントを介して募集するケースが多いです。
企業は就活エージェントに登録すると、実績やスキルのある求職者を紹介してもらえます。就活エージェントを利用したほうが直接応募よりも質の高い人材が集まりやすく、条件や実力を見極めたうえで面接に進むか決断できます。
ほかにも、社風に合う求職者を探してもらえるなどのメリットがあるので、就活エージェントに登録して求人を募集する企業は増えています。
就活エージェントを利用したほうが受かりやすい理由とは
ここからは、就活エージェントを利用したほうが受かりやすい理由について詳しく紹介していきます。
就活エージェントを利用するメリットが理解できるので、早速チェックしていきましょう。
就活の不安や疑問を相談できる
就活エージェントを利用すると、就活のプロであるキャリアアドバイザーが担当に付きます。担当者には就活の不安や疑問を相談できるため、悩みを解消しながら就活を進めることができます。
就活に慣れていない場合、自分の強みを活かした仕事がしたいと考えていても、どのような企業を選べばいいのか悩んでしまうことがあるでしょう。また、志望動機が明確でも何から始めればいいのかわからないケースも少なくありません。
担当者は多くの求職者を採用に導いたプロなので、悩みや不安があれば積極的に相談しましょう。アドバイスをもらうことでやるべきことが明確になり、就活のモチベーション向上につながります。
非公開求人を紹介してもらえる
非公開求人とは一般に公開されていない求人を指し、一般に公開すると応募が殺到するような優良求人が多い特徴があります。
大手企業や有名企業は非公開として求人を出していることが多いため、就活エージェントに登録することで紹介してもらえる可能性があります。
優良企業や大手企業に入社するチャンスを掴むためにも、就活エージェントで非公開求人を紹介してもらいましょう。
応募書類の添削を受けられる
履歴書やエントリーシート(ES)などの応募書類は、採用担当者に自分がどのような人材なのか判断してもらうために重要です。
就活エージェントに応募書類の添削を頼むことで、以下のメリットを得ることができます。
- 効果的にアピールポイントを記載できる
- 説得力のある文章を作成できる
- 客観的な視点から自分の強みを知ることができる
- 企業の視点からアドバイスをもらえる
ひとりで応募書類を作成する場合、どうしても主観的になってしまいアピールポイントが偏りがちです。担当者は企業のニーズを熟知しているため、企業の求めるスキルや強みの効果的な伝え方を教えてもらえます。
また、読みやすく説得力のある文章で作成することは、採用担当者が優秀な人材だと判断するポイントです。
添削してもらうことで質の高い応募書類が作成できるので、採用率を上げるために担当者に力を貸してもらいましょう。
条件にマッチした企業を教えてくれる
膨大な求人のなかから、希望条件に合う求人を探すのは手間や時間がかかるものです。
また、企業選びのポイントがわからない場合、似通った業種の企業ばかり検索してしまい、選択肢が広がらないことも考えられます。
就活エージェントでは担当者に希望を伝えておくことで、条件の合う企業やスキル・強みを活かせる求人を案内してもらえます。
就活における手間を省けるだけでなく、企業選びの選択肢を広げることもメリットの1つです。
面接日程の調整・年収交渉を代行してくれる
自分で面接日程を調整すると、1週間のうちに複数の面接予定を入れてしまい、十分な面接対策ができない事態に陥るかもしれません。忙しいなかで面接日程の調整をおこなうのは、面倒だと感じる方も多いでしょう。
また、自分から企業への年収交渉はしづらいものです。就活エージェントは年収交渉にも対応してくれるので、思っている以上の年収を約束してもらえる可能性があります。
しかし、年収交渉をおこなっていないエージェントもあるため、期待しすぎるのは禁物です。
就活エージェントを利用するデメリット
メリットの多い就活エージェントですが、デメリットもいくつかあります。どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
担当者と合わないことがある
就活エージェントを利用して得られるサポートは、担当者と一対一で行うケースがほとんどです。
応募書類の添削や面接対策をお願いしても、担当者に自信がない場合や高圧的な態度だと、モチベーションが下がるもの。サポートする相手が人なので仕方ない部分はありますが、当たりはずれがあることは就活エージェントを利用するデメリットに挙げられます。
いくつかの就活エージェントを利用していれば、自分に合う担当者が見つかりやすくなります。
新規ベンチャー企業の求人が少ない
就活エージェントを企業が利用するにはコストがかかるため、資金力のある大手企業や有名企業が多く登録しています。一方で、新規ベンチャー企業や規模の小さい地場企業が少ない傾向があります。
そのため、新規ベンチャー企業や規模の小さい企業への入社を検討しているのなら、就活エージェントでは求人が見つからないことが予想されます。
就活エージェントで見つからない場合は、積極的に直接応募するのも方法の1つです。また、自分で調べて応募できる転職サイトを併用することで、取りこぼしが少なく済むでしょう。
希望通りの求人が紹介されない場合がある
担当者は求職者のスキルや実績から合う企業を判断しているので、条件に合わない場合は求人を紹介してもらえない可能性があります。
また、担当者に就活意欲が低いと判断されると、紹介される求人が減ることも。担当者に対して以下の対応をしていると、意欲がないと判断されやすいので注意しましょう。
- 連絡の返事が遅い
- 約束の時間を守らない
- ESの内容が薄い
- 面接や内定辞退が多い
担当者は内定を獲得するために、就活意欲の高い求職者に優先して求人を案内します。そのため、上記の対応は避けて意欲をアピールし、多くの求人を紹介してもらいましょう。
直接応募を控えたほうがいい理由
続いては、直接応募を控えたほうがいい理由について説明をします。選考に不利になる場合があるため、事前に理由を知って対処をしましょう。
スケジュール管理が難しい
就活エージェントは面接の日程を調整してもらえますが、直接応募の場合は自分で管理する必要があります。複数の企業に直接応募をする場合は、スケジュール管理が難しく、ダブルブッキングなどを起こしてしまうリスクも高まるでしょう。
また、内定が出た場合、応募者は3日~1週間ほどで内定の返事をする必要があります。担当者に交渉すれば多少は待ってもらえるかもしれませんが、焦って内定を承諾し、あとから後悔するケースも少なくないでしょう。
応募者は他の企業と比べて慎重に検討できるので、焦って内定承諾するリスクを回避できるでしょう。
選考の振り返りができない
直接応募の場合、書類選考や面接で落ちても、フィードバックがありません。
就活エージェントを利用していると、落ちたとしても採用担当者からの感想やフィードバックを教えてもらえます。そのため、選考の振り返りができ、マイナス要素を改善して次の選考に挑めます。
フィードバックがもらえないと、どこが悪かったのか把握できないため、次の選考でも同じ失敗をしてしまうかもしれません。
応募先選びを失敗しやすい
就活では企業研究が重要ですが、直接応募をする場合は調べられる範囲に限りがあります。
企業の公式ホームページや採用ページでは、基本的な情報は把握できても、具体的な事業内容や業務内容が把握できないことが少なくありません。
企業研究が不十分なまま応募をすると、企業の理解度が低いと見なされ採用通過が難しくなります。運よく内定をもらえても、入社後に「思っていた仕事と違った」とミスマッチが起こりやすく、早期離職につながりかねません。
就活エージェントは企業の基本情報だけでなく、具体的な事業内容や以下の情報を教えてもらえます。
- 企業の社風
- 職場の雰囲気
- 業界の最新情報
- 業界の成長性
- 入社後の研修制度
- 選考の難易度
さらに、就活エージェントを利用する場合、企業との相性を考えて求人を紹介してくれるので、入社後のミスマッチが起きづらいのです。
企業からの問い合わせに迅速に対応できない
直接応募では書類送付や面接日程について、企業と直接やり取りをして調整する必要があります。企業からメールや電話が来た際、迅速に対応することで意欲のアピールにつながることがあります。
しかし、日中忙しい場合、すぐに返事ができないケースもあるでしょう。電話の折り返しや書類送付の連絡などがタイムリーに対応できない場合も多く、その都度企業にマイナスな印象を与える可能性があります。
就活エージェントを利用していると、誤解が生まれても担当者に解いてもらうことが可能です。担当者は就活生の心強い味方なので、安心して進められるでしょう。
入社後の交渉が困難
直接応募で内定をもらっても、入社後の交渉を自らおこなう方は少ないものです。特に年収については自分から言い出しづらく、企業に決められた配属や雇用条件を受け入れる方がほとんどでしょう。
就活エージェントでは担当者に交渉を代行してもらえるため、自分の希望を考慮してもらえる可能性があります。
望んでいる部署への配属や給与を好条件にしてもらいたい方は、就活エージェントのサポートを受けることで希望通りになるかもしれません。
直接応募を検討したほうがいい企業
内定を獲得するには就活エージェントの利用がおすすめですが、直接応募を検討したほうがいい企業もあります。
これから紹介する企業への就職を希望している方は、転職エージェントでサポートを受けながら直接応募も検討しておきましょう。
公的企業
国や地方公共団体が経営する公的企業に応募したい方は、直接応募を検討しましょう。ここで紹介する公的企業とは、主に以下の企業が該当します。
- NPO
- NGO
- 学校法人
- 財団法人
- JICA
公的企業は非営利団体のため、求人に高いコストをかけることができません。基本的に公募で入職希望者を集めるので、応募したい方は公式ホームページをチェックしてみましょう。
一部の大手企業
大手企業の多くは就活エージェントに登録していますが、一部の外資系IT企業は利用していない傾向があります。
リクルーター制度とは、リクルーターと呼ばれる社員が求職者にLinkedInなどの媒体からスカウトをおこない、採用を決める取り組みです。
役員などのエグゼクティブクラスはヘッドハンティングをおこない、他の人材には就活エージェントを利用せず公募かスカウトで採用を決めるケースが多いようです。
ベンチャー企業
就活エージェントは採用コストがかかるため、従業員30名以下のベンチャー企業のほとんどは登録していません。利用をしたくても事業が軌道に乗るまでは、採用コストをかけられない傾向があります。
また、ベンチャー企業は大手企業よりも知名度が低いので、就活エージェントに登録しても求めている人材が集まらないケースが少なくありません。ベンチャー企業に応募するなら、公式ホームページから求人情報を確認してみてください。
ベンチャー企業は人手が欲しくてもコストをかけられないため、直接応募することで興味を持ってもらえる可能性があります。LinkedInやWantedlyなどの媒体を利用して採用を行っているベンチャー企業も多いので、チェックしてみましょう。
地方の中小企業
すべての就活エージェントが全国に対応しているわけではなく、地方の求人に弱いエージェントは少なくありません。就活エージェントの需要は年々高まっていますが、まだまだ地方では公募を中心とした採用が多くあります。
都市部の場合でも、2次請けや3次請けの中小企業は、地方と同じようにエージェントに登録する概念がない・採用コストをかけられないといった理由から利用をしていません。そのため、中小企業に応募するには、直接応募が向いている場合が多いのです。
無料で掲載できるハローワークでは、中小企業の求人を豊富に取り揃えています。就活エージェントを利用しても求人がないのなら、ハローワークで探してみましょう。
事務職
事務職は未経験でも応募しやすいため、採用コストをかけるほどではないと判断する企業も多く、公募からの採用が多い職種です。
しかし、応募が殺到するような大手企業や、経理などのスキルを必要とする場合は就活エージェントに登録していることがあります。
就活エージェント利用者の内定率はどれぐらい?
実際のところ、就活エージェント経由での内定率がどれぐらいなのか、気になる方もいるかもしれません。
しかし、就活エージェントによって内定率はさまざまなうえ、内定率を公開しているエージェントは少ないのが実情です。
ただし、一部の就活エージェントでは、ホームページ上でおおむねの数値を公表しています。
内定率ではありませんが、たとえば「キャリアチケット」では、「キャリアチケットの選考対策を受けた方の内定率が約78%アップ」と内定獲得率の向上について言及されています。
これは、就活エージェントを利用した結果、内定の可能性を上げられたことを意味するでしょう。就活エージェントの幅広いサポートを受ければ、より効率的に就活を進められるのがメリットです。
【参考記事】新卒就活支援。プロと一緒にすすめる就活|キャリアチケット
就活エージェントの特別選考なら受かりやすい?
就活エージェントについて調べていると「特別選考」という言葉に出会った方もいるかもしれません。
ここからは、特別選考とは何か、獲得方法、特別選考を受けるメリット・デメリットについて解説します。
就活エージェントの特別選考とは
インターンシップの場合は、企業から高い評価を受けた求職者しか案内されません。そのため、多くの場合就活エージェントや就活イベントから特別選考ルートを紹介してもらいます。
特別選考ルートを案内された場合は、ESの提出や一次選考などのステップをいくつか免除されることがあります。近年は就活が早期化されているため、インターンシップからの内定が増加しており、特別選考ルートへの案内も積極的になっています。
特別選考の時期は就活が開始される大学3年生の3月に始まっていることが多いですが、企業によって異なるので注意しましょう。
ただし特別選考でも、必ずしも内定を獲得できるわけではありません。また、落ちた場合に一般選考を受けられるのかは、企業によって異なります。
特別選考の獲得方法
特別選考ルートで進むためには、前述した方法だけではありません。以下の方法で獲得できるので、受けたい方は合う方法を試してみましょう。
ここからは、ひとつずつ簡単に解説していきます。
インターンシップで高評価を得る
就活生はインターンシップで業務内容や職場の雰囲気を知ることができますが、企業にとっては早期に優秀な就活生を見つけるチャンスでもあります。
そのため、インターンシップで高評価を得ると、自社に引き込むために特別選考を案内してもらえます。大手に関わらずベンチャー企業でもインターンシップから特別選考に進むルートはあるため、気になる企業のインターンシップは積極的に応募しましょう。
就活エージェントに紹介してもらう
就活エージェントでも、担当者から特別選考ルートを案内してもらえる場合があります。
特別選考を受けることで早期内定を目指せるため、就職先を早く見つけたい方は担当者に相談してみましょう。
オファー型サービスを利用する
オファー型サービスでは就活生がプロフィールや強み、志望業種などを登録しておくと、企業からスカウトが届く仕組みになっています。
優良企業からスカウトをもらえると、書類選考を免除した選考案内や学生イベントなどを案内されます。
OB・OG訪問をする
OB・OG訪問を行い、応募企業の社員に推薦してもらえると、特別選考を進められることがあります。
大学を通じてのOB・OG訪問や、企業側からOB・OG訪問の提案があった場合は、特別選考の可能性が高いため、熱意をアピールするチャンスだと覚えておきましょう。
特別選考のメリット・デメリット
続いては、特別選考のメリット・デメリットを紹介します。特別選考を受けるには、メリット・デメリットの両方を把握してから判断しましょう。
特別選考のメリット
特別選考で得られるメリットは、主に以下の3点です。
- 早期に内定をもらえる
- パスできる選考がある
- 精神的に余裕ができる
ESの提出や適性検査、一次選考などをパスできるため、就活にかける時間や手間を省けることも。
また、第一志望に内定をもらえた場合は就活を終了できるため、精神的に余裕を持って過ごせるでしょう。
特別選考のデメリット
続いて、特別選考のデメリットについても理解しておきましょう。
- 一般選考を受けられない可能性がある
- 準備期間が短い
- 優秀なライバルと競う必要がある
もし特別選考で落ちた場合、一般選考を受けられない可能性があります。
また、特別選考は早い時期に行われるので、準備期間が短く、選考対策が間に合わない可能性があります。必ず内定をもらうためには、早めの対策を心がけることが重要です。
ほかにも、一般公募よりもライバルのレベルが高いことがデメリットです。優秀な就活生を見て自信をなくすこともあるので、特別選考といえど選考対策は入念に行いましょう。
就活エージェントで内定がもらえないときに見直したい4つのポイント
就職エージェントを利用していても、思うように内定がもらえないのであれば、なにかうまくいかない理由があるはずです。
以下で紹介する4つのポイントを見直して、原因を分析してみましょう。
1.大企業ばかりにエントリーしていないか
大手企業や有名企業は知名度も高く、多くの就活生がエントリーしています。
応募数が多ければそれだけ競争率も高いので、就活エージェントを利用していても内定獲得は難しいケースが考えられるのです。
大企業の場合、就活の倍率が100倍を超えることも珍しくはありません。
倍率の高い大手・有名企業だけでなく、企業の事業内容にも着目し、中小企業も視野に入れて就活をおこなうこともおすすめです。
2.紹介された企業の中でエントリー企業を絞りすぎていないか
やみくもに多くの企業に応募することは、準備やスケジュール管理も複雑かつ困難になるため、おすすめできません。
しかし、最初からエントリーする企業を絞り込みすぎてしまうと、それだけ内定獲得のチャンスも減ってしまうでしょう。内定がもらえないまま時間が経てば、余計に焦って第一志望企業の選考で失敗しやすくなります。
志望度の高い企業にこだわるためには、まずはエントリー数を増やしてひとつ目の内定をもらい、余裕のある状態で就活を進めるほうが賢明です。
多くの企業の選考に挑んで場数を踏めば、志望度が高い企業の選考対策も万全になり、内定獲得の可能性を高められるかもしれません。
3.担当者から面接後のフィードバックをもらっているか
ただし、すべての企業から面接フィードバックを受けられるわけではありません。
ただ、企業からフィードバックがない場合でも、就活エージェントの担当者に面接での質問・回答の内容を共有すれば、客観的な視点で評価された点や改善点を教えてくれるでしょう。
実際の面接をもとにしたフィードバックを受ければ、志望企業の評価基準や求める人物像がおのずと見えてくるかもしれません。
また、自分が気づいていなかったような言動を指摘されれば、次の面接では改善して活かせるでしょう。
面接後のフィードバックを受けて改善を繰り返すようにすると、面接のスキルが磨かれて自信がつき、内定獲得の確率も上がっていくはずです。
4.就活エージェントに頼りきりになっていないか
内定率アップのために就活エージェントを利用するのは有効ですが、過度に頼りすぎるのは良くありません。
就活エージェントの担当者は、企業に評価されやすい人材を熟知しており、就活のプロ目線で書類添削や面接準備などの必要なサポートをしてくれます。
しかし、担当者を頼りすぎて企業のリサーチや自己分析がおろそかになると、面接で一歩踏み込んだ質問をされたときに面接官に見抜かれてしまうでしょう。
担当者から情報提供を受けつつも、自分自身でも企業分析と自己分析をおこない、入社後のビジョンや志望理由について自分の考えを明確にしておくことが大切です。
教えてもらった言葉ではなく、自分自身の言葉で考えを語れるように準備しておけば、面接で深掘りされてもスムーズに答えられます。
エージェントからの情報をそっくりそのまま利用するのではなく、自分の力で情報収集して、意思を言語化することを意識しましょう。
就活エージェントで内定をもらうためにおこないたい3つのこと
この章では、就活エージェントで内定をもらうためにおこないたいことを3つ解説します。
就活エージェントを利用しても内定がもらえない方は、就活の進め方や就活エージェントの活用方法を一度見直して、内定獲得を目指しましょう。
1.受ける企業に合わせて志望動機や自己PRを見直す
志望動機や自己PRは、受ける企業に合わせて内容を変える必要があります。何社もの選考を経験した今だからこそ、自身のスキルアップを目指した自己分析を再度おこないましょう。
また、自己分析の結果をもとに企業研究を進めると効果的です。志望企業と自身の得意分野・スキルが一致しているかどうかを分析すれば、企業ごとにアピールすべき点が見えてくるはずです。
企業研究で情報収集する際には、企業の説明会やインターシップ、Web検索など、ひとつの企業だけでも膨大な量の情報に目を通す必要があります。
多くの情報をもとに、企業が求める人物像や働く自分の姿を想像することが大切です。
効果的に自分の長所をアピールするためには、企業の情報を徹底的に調べるのが肝要といえます。
就活エージェントは自己分析や企業研究もサポートしてくれるので、就活エージェントの力を借りながら、今一度見直してみましょう。
2.書類添削や面接練習をエージェントにお願いする
就活エージェントに書類添削や面接対策を依頼するのも、内定の可能性をアップさせるためには大切です。
書類作成や面接対策は自己流になってしまいがちな部分でもあるので、客観的な視点でアドバイスをもらうと効果的でしょう。
特に、履歴書・ESの添削や面接対策は、就活エージェントが得意とする分野です。第三者の意見を聞いたほうが、一人で就活を進めるよりも質を向上させられるでしょう。
また、「選考通過の可能性を高められること」も、就活エージェントに応募書類の添削や面接対策を依頼する大きなメリットです。就活エージェントは、採用された成功事例を多く知っています。そのため、より実践的なアドバイスを得られ、今後の改善点に気づけることも多いでしょう。
書類選考や面接でスキル・経験を十分に伝え、選考突破の可能性を上げるためにも、就活エージェントの強みをフルに活用しましょう。
3.面接後のフィードバックをもらう
面接後に面接の良かった点・改善すべき点をフィードバックしてもらえる点も、就活エージェントを利用するメリットのひとつです。
面接は自己流で進めてしまいがちな部分で、自身の受け答えの癖や、回答内容で相手に与える印象などには気づきにくいものです。学業と並行しての就職活動は忙しいうえに、面接は緊張して体力を消耗するため、面接の振り返りにまで時間を割けない方も中にはいるでしょう。
就活エージェントのフィードバックを受ければ、客観的に面接を評価してくれ、「面接官はどのような印象をもったか」「次に活かせる点はどこか」などを教えてくれます。
たとえば、「その企業ならではの強みをベースに志望動機を述べる」「笑顔で挨拶して好印象を与える」など、次の面接に向けた具体的なアドバイスももらえるでしょう。
「なぜ面接に受かったのか」「なぜ落ちたのか」を把握することで、自身の強み・弱みに気づけ、自信をもって面接に臨めるようになるはずです。
就活エージェントを利用しても内定が出ない場合の対処法
「就職エージェントを利用しても内定が出ない」とショックを受けて、何も行動しないのは良くありません。
内定をもらうために今できる3つの対処法を実践して、現状を変えていきましょう。
別の就活エージェントを利用する
就活エージェントを利用しているのに内定が出なければ、別の就活エージェントを利用するのもひとつの方法です。
就活エージェントは、ひとつのエージェントのみに限定しなくてはいけないものではありません。
内定率や口コミ評価が高い就活エージェントに乗り換えることで、内定獲得率が上がるケースもあり得ます。
評判の良い就活エージェントは担当者の質が良く、求人数が多いので、内定の可能性を上げられるかもしれません。
まずは2~3社の就活エージェントに登録し、キャリアカウンセリングを受けてみて、自分に合った就活エージェントを見つけるのもいいでしょう。
相性のいい担当者が見つかれば、今後の就活がスムーズに進むようになるかもしれません。
以下の記事でおすすめの就活エージェントを解説しているので、自分にあう就活エージェントがまだ見つかっていない方はぜひ参考にしてください。
オファー型の求人サイトを利用する
オファー型の求人サイトでは、企業は学生のプロフィールや自己PRを確認したうえでオファーを送ります。
企業側は求めるスキル・人物像に合う就活生に選考の案内を出すので、オファーを受け取った企業とはマッチ度が高いケースが多いでしょう。
また、就活生が企業を探すのではなく、企業からスカウトを受けるため、それまで興味がなかった業界や企業に出会える良い機会にもなります。
全国には数多くの企業があり、就活生が全てを網羅するのは困難でしょう。
志望度が高い業界の企業に応募しながら、新たな企業との出会いの場にオファー型求人サイトを活用すると、就活の視野も広がります。
さらに、オファーされた企業の選考では、書類選考などの一般的なステップを経ずに面接に進めるケースもあります。
企業によっては担当者や社員との面談の機会を設けられることもあるため、企業について深く理解したうえで選考に進めるのもメリットです。
中小企業などにも視野を広げてみる
大企業は応募者が多く競争率が高いので、選考突破の難易度はどうしても高くなります。
大企業は、知名度、規模、安定性などの点で魅力的ですが、大企業ばかり受けていると、思うように内定が得られず焦ってしまい、余計に選考がうまくいかなくなる負のサイクルに陥ってしまう可能性も考えられます。
日本には数多くの企業があり、広告で見かけるような大企業はごく一部といえるでしょう。広く知られていないだけで、中小企業の中にも魅力的な事業を展開していたり、業績が長期的に安定していたりする企業は多くあります。
大企業に固執せず、中小企業も視野に入れて、自身の就活の軸を見つめ直してみましょう。
就活エージェントに相談して、より幅広い企業の求人を紹介してもらうのもひとつの手です。
内定がもらえない方におすすめの就活エージェント
ここでは、就活生から内定がもらえると評判が高い就活エージェントを3社紹介します。
就活エージェントは無料で利用できるため、まずは会員登録だけでもしておきましょう。
キャリアパーク
- 最短1週間のスピード内定
- 専属のエージェントが就活をサポート
- 300社の中から最適な企業のみ紹介
キャリアパークは特別の選考フローや選考回数が少ない求人を取り揃えているため、内定まで早くて1週間、最速3日で内定獲得も狙えます。
また、平均5回以上の面談や選考対策のセミナーなどあなたの就活をトータルでサポートしてくれます。
なかなか内定がもらえない方や今すぐ内定が欲しい方は、年間1,000名以上の面談を行うキャリアアドバイザーのサポートを借りて、就活を成功させましょう。
サービス概要 | |
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サービス名 | キャリアパーク |
運営会社 | ポート株式会社 |
公開求人数 | 優良求人を直接ご紹介 |
対応地域 | 全国 |
公式サイト | https://careerpark.jp/ |
キャリアチケット
- 就職後のその先の未来まで見据えて就職活動をサポート
- 社会人や大学生と気軽に情報交換できる「キャリアチケットカフェ」を運営
- 就職活動のノウハウを学べるオンラインセミナー
「キャリアチケット」は、単なる求人紹介には留まらず、入社後の未来を見据えた就職サポートに力を入れています。
「長いキャリアを見据えた就職活動」をサポートするため、専任の就活アドバイザーが一人ひとりの就職活動を支援し、自身が望むキャリアにとって重要なことをプロの目線でアドバイスしています。
有名企業に固執せず、「活躍できる企業」「必要なスキルを身につけられる企業」を基準に紹介してくれるため、自身の可能性を広げられるでしょう。
- 自分に向いている仕事が分からない方
- 客観的なサポートを受けたい方
- 自分に合った企業を見つけたい方
サービス概要 | |
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サービス名 | キャリアチケット |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
公開求人数 | 優良求人を直接ご紹介 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 東京、名古屋、大阪、京都など全国 |
公式サイト | https://careerticket.jp/ |
- 就活の不安が解消された
- 個別面談でアドバイスもらえたのが助かった
- 充実したセミナーに無料で参加できる
シュトキャリ
- 首都圏に特化した就職エージェント
- 内定まで最短2週間
- 書類選考なしの特別選考フロー
「シュトキャリ」は首都圏の企業に特化しており、企業ごとの理解度が高くミスマッチのない求人を紹介できるの強みの就職エージェントです。
「地方から上京したい」「首都圏の企業は倍率が高いから、なかなか内定がもらえない」と悩んでいる方は、書類選考や筆記試験などをスキップできる特別選考フローがあるシュトキャリに登録してみましょう。
- とにかく早く内定が欲しい方
- 何から始めればいいか分からない方
- 自分の強みをうまくアピールできない方
シュトキャリの詳細情報 | |
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運営会社 | ヒトツメ株式会社 |
公開求人数 | 優良求人を直接ご紹介 |
非公開求人数 | 非公開 |
公式サイト | https://hitotume.co.jp/shutocari/ |
- 首都圏の求人を多かった
- 短期間で内定をもらえた
- 選考ごとに対策してくれた
就活エージェント利用の流れ
就活エージェントを初めて利用する方は、これから紹介する流れを頭に入れておきましょう。以下の5つのステップで就活エージェントの担当者と共に就活を行います。
各ステップを簡単に紹介していきます。
1.登録
利用したい就活エージェントが見つかれば、公式ホームページより登録を行います。必要項目を入力したら登録は終了です。
後日、登録した電話番号、またはメールアドレス宛にエージェントから面談日について連絡が入ります。
2.面談
面談日程が決まれば、担当者と面談を行います。面談では求職者の強みやスキル、希望の業種などを質問されるので、答えられるように準備しておきましょう。
担当者と合わないと感じた場合は、担当者を変更してもらうか、他の就活エージェントの利用を検討してください。
3.求人案内
面談の内容を踏まえて、担当者から条件に合う求人を案内してもらえます。求人に掲載されている情報以外に、企業の社風や職場の雰囲気についても質問しておきましょう。
案内されても条件に合わない求人は受ける必要はないので、遠慮なく断って問題ありません。特別選考を受けたい場合は、担当者に相談してみましょう。
4.選考対策
就活エージェントで主におこなってくれる選考対策は、応募書類の添削と面接対策です。
就活のプロからアドバイスを受けることで、選考通過率が上がる書類作成や、面接の傾向などを教えてもらえます。
不採用だった場合もフィードバックしてもらえるので、次の選考の対策ができます。
5.内定
内定獲得後、承諾をすることで入社が決定します。
エージェントによっては入社後もサポートしてくれるため、内定獲得でサービス終了したくない方は調べてみましょう。年収交渉も、内定獲得後に担当者に代行してもらえます。
まとめ|就活エージェントをうまく活用して内定を獲得しよう
この記事では、就活エージェントを利用しても内定がもらえない原因と対処法を紹介しました。
内定を獲得できない主な原因としては、大企業に絞って応募していたり、エントリー数が少なすぎたりすることが挙げられます。また、就活エージェントに頼りすぎてしまうのも良くありません。
周りの就活生は内定をもらっているのに、自分だけ内定をもらえていない状況は苦しいものです。しかし、焦る必要はありません。冷静になって、内定がもらえない理由を考えてみましょう。
本記事を参考に、内定がもらえないときの対処法を実践すると同時に、就活エージェントを上手に活用して、内定獲得を目指してください。