リクナビ薬剤師を運営しているリクルートは、人材紹介の実績が豊富で、とても信頼のある企業です。

その手腕に期待を寄せて、「薬剤師の転職エージェントとしての評判はどうなの？」と疑問をもつ方は多いでしょう。

結論から言うと、評判は以下のとおりです。

良い評判	悪い評判
希望の求人を見つけられる 薬剤師専任アドバイザーのサポートが手厚い	地方の求人が少ない 電話やメールの対応が多いときがある

本記事ではそれぞれユーザーの声を深掘りし、リクナビ薬剤師の良い評判・悪い評判を徹底解説していきます。

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リクナビ薬剤師の悪い評判

リクナビ薬剤師は多くの薬剤師から支持されている転職サイトですが、一部の利用者からは不満の声も聞かれます。

転職サイトを選ぶ際は、良い点だけでなく良くない点も同じく把握しておくことが大切です。ここではリクナビ薬剤師に関する良くない口コミについて紹介します。

それぞれ解説していくので、ぜひ参考にしてください。

地方の求人が少ない

リクナビ薬剤師に掲載されている求人は、地方の求人数が都市部と比較して少ないのが実態です。

理由は、リクナビ薬剤師が大手企業や大規模チェーンの薬局を中心に求人を取り扱っているためです。

また、地方には個人経営の薬局も多く、個人経営の薬局に関する求人はリクナビ薬剤師に掲載されにくい傾向にあります。

例えば、マイナビ薬剤師とリクナビ薬剤師の地方求人数は以下の通りです。

エリア	リクナビ薬剤師	マイナビ薬剤師
北海道・東北	2,401件	4,751件
中国・四国	2,286件	5,125件
九州・沖縄	1,801件	4,030件

ただし、リクナビ薬剤師の求人全体の約75%が非公開求人であることを考慮すると、実際にはより多くの地方求人が存在する可能性があります。

そのため、地方での転職を考えている場合は、サイトに登録してキャリアアドバイザーに相談し、非公開求人も含めた情報提供を依頼するとよいでしょう。

また、地方での転職を希望する場合は、リクナビ薬剤師だけでなく、地方求人に強いファルマスタッフやマイナビ薬剤師なども併用することで、より多くの選択肢を得られる可能性があります。

電話やメールの対応が多いときがある

リクナビ薬剤師を利用すると、主に電話やメールを通じてキャリアアドバイザーとのコミュニケーションを取ることが多くなります。

メールや電話でのコミュニケーションは迅速な対応と柔軟なサポートにつながる一方で、一部の利用者からは「連絡が頻繁すぎる」という声も聞かれました。

リクナビ薬剤師のサービスを利用する際は、登録時に希望の連絡方法や時間帯を明確に伝えておく、必要に応じてメールでの連絡を優先するよう伝えておくなどの対応をおこないましょう。

そのため、自分に合ったコミュニケーション方法をアドバイザーと相談しながら見つけられれば、満足度の高い転職活動につながるでしょう。

リクナビ薬剤師の良い評判

リクナビ薬剤師は多くの利用者から高い評価を得ていますが、高く評価されている主なポイントは、紹介される求人の多さとスピーディな対応などです。

具体的な内容について解説します。

希望の求人を見つけられる

リクナビ薬剤師の最大の強みの1つは、希望に合った求人を見つけやすい点です。

リクナビ薬剤師は多数の求人を保有しており、これは業界トップクラスの規模です。多様な選択肢の中から自分に合った求人を探せるでしょう。

また、全体の約75%が非公開求人であり、その中には一般に公開されていない好条件の求人も多く含まれています。そのため、高年収や人気企業の求人など、魅力的な案件に出会える可能性が高いでしょう。

薬剤師専任アドバイザーのサポートが手厚い

リクナビ薬剤師の大きな強みの1つは、薬剤師専任のキャリアアドバイザーによる手厚いサポートです。

各アドバイザーは薬剤師の転職市場に精通しており、1人ひとりの希望や経験に合わせた的確なアドバイスを提供してくれます。

そのため、転職が初めての方や薬剤師としてのキャリアプランに迷いがある方などはとくに、求人紹介以外の点でもアドバイスをもらえるリクナビ薬剤師を利用すると良いでしょう。

リクナビ薬剤師の特徴

リクナビ薬剤師が持つ大きな特徴の1つは求人数の多さです。非公開求人を含め多数の求人を保有しており、業界トップクラスの求人数を誇ります。

また、キャリアアドバイザーとの面談翌日には平均5件の求人を紹介されており、転職者にとって選択肢の多さと対応の早さは大きなメリットであるといえるでしょう。

また、業界に精通したアドバイザーが履歴書添削から面接対策まで手厚くサポートしており、転職成功実績も豊富なため、多くの利用者から高評価を得ています。

リクナビ薬剤師の利用が向いている人の特徴

ここまでリクナビ薬剤師の評判や、特徴を解説してきました。内容を踏まえ、リクナビ薬剤師をおすすめできる人は、以下のような方です。

ひとつでも当てはまる方は、リクナビ薬剤師を利用する価値があるでしょう。

リクナビ薬剤師を利用する際の注意点

リクナビ薬剤師は求人数の多さや求人紹介のスピード感などが特徴的な求人サイトですが、雇用形態によっては取扱っていないまたは数が少ない求人などもある点に要注意です。

ここでは、リクナビ薬剤師を利用する際の注意点について解説します。

派遣や契約社員の求人がない

リクナビ薬剤師が取扱っている求人は正社員とパート・アルバイトのみであり、派遣や契約社員の求人は取扱がありません。

薬剤師の転職戦略として、正社員で就職する前に派遣社員として経験を積んでおくなどの方法もありますが、リクナビ薬剤師のみを使って転職しようとすると、こうした戦略は取れないので要注意です。

派遣や契約社員での就職を視野に入れる場合は、派遣求人を多く扱う「ファルマスタッフ」や「お仕事ラボ」などのサイトにも同時に登録しておくことが必要になります。

また、正社員やパート・アルバイトのなかにも、柔軟な勤務形態や短期間の就業が可能な求人が含まれている可能性があります。

そのため、キャリアアドバイザーに詳しく希望を伝えておくと良いでしょう。

企業の求人が少ない

リクナビ薬剤師を利用する際のもう1つの注意点として、企業（製薬会社、CRO、SMOなど）の求人が比較的少ないことが挙げられます。

リクナビ薬剤師は主に調剤薬局やドラッグストアの求人に強みを持っており、企業の求人数は比較的限られているのが実態です。

このため、企業への就職を視野に入れるのであれば、企業求人を多く扱う「マイナビ薬剤師」や「ファーマキャリア」などのサイトも同時に利用すると良いでしょう。

そのほか、リクナビ薬剤師の非公開求人の中に希望に合う企業求人が含まれている可能性もあります。

ですので、キャリアアドバイザーに詳しく希望を伝え、情報提供を依頼するのがおすすめです。

リクナビ薬剤師を活用した転職の流れ

リクナビ薬剤師を活用した転職の流れは、以下のとおりです。

それぞれ解説していきます。

リクナビ薬剤師に無料登録

まずは、リクナビ薬剤師の公式サイトから登録しましょう。

わずか60秒（※公式サイトより）で登録は完了するほか、すべてのサービスを無料で利用することが可能です。

公式サイトでは、以下の情報について入力を求められます。

それぞれ入力を済ませたら、登録ボタンを押します。

登録時に入力したメールアドレスまたは電話番号に連絡が来るため、面談の日程を調整しましょう。

希望条件の確認

面談では、希望している職種や年収、勤務時間について要望を伝えます。

エリアにもよりますが、直接会って面談もできますし、電話で要望を伝えることも可能です。

求人の紹介

リクナビ薬剤師の求人情報から、希望条件に合う案件の紹介があります。それぞれ条件をしっかり確認し、不明点があれば必ず質問しておきましょう。

選考対策・面接

企業との細かい日程調整などは、リクナビ薬剤師のアドバイザーが代わって行います。

履歴書の添削や、条件交渉の確認などのサポートも手厚いです。

面接におけるポイントや面接官の人柄なども教えてもらえるため、しっかり練習した上で臨みましょう。

内定・入社

内定が決まったら入社日の調整や、退職手続きなども親身になってサポートしてもらえます。

リクナビ薬剤師を活用して転職を成功させるコツ

ここからは、リクナビ薬剤師を活用して転職を成功させるコツを解説します。

希望条件に優先順位をつける

リクナビ薬剤師を利用した転職を成功させるためのコツの1つとして、自分の希望条件に優先順位をつけることが挙げられます。

これは、自分にとって本当に重要な条件を明確にし、効率的な転職活動をおこなうため重要なポイントです。

例えば年収、勤務地、勤務時間、休日数、職場の雰囲気、キャリアアップの機会など希望がある条件をリストアップし、各条件を3段階に分類します。

とくに、各段階の中でさらに順位をつけると、順位がかなり明確になるでしょう。

優先順位が明確になると、キャリアアドバイザーが適切な求人を紹介しやすくなります。

また、複数の求人を比較する際、優先順位に基づいて判断できるため早い決断がしやすくなります。

自分にとって本当に重要な条件が明確になるため、入職後の不満を減らせる可能性が高められるでしょう。

キャリアアドバイザーと相性が合わない場合は変更する

転職を成功させるためのもう1つの重要なコツは、担当のキャリアアドバイザーと相性が合わないと感じた場合、躊躇せずに変更を申し出ることです。

キャリアアドバイザーは転職活動の重要なパートナーであり、相性の良し悪しが転職の成功に大きく影響します。

例えばコミュニケーションが噛み合わない、提案される求人が希望とかけ離れている、対応が遅い、または頻繁すぎるなどの場合は、キャリアアドバイザーの変更を申し出ると良いでしょう。

カスタマーサポートへ連絡して、現在の状況と変更を希望する理由を説明し、新しいアドバイザーの希望条件があれば伝えると状況が改善される可能性があります。

ですが、アドバイザーの変更について引け目を感じる人もいるかもしれません。

しかし、アドバイザー変更の申し出はリクナビ薬剤師にとってもサービス改善につながる貴重なフィードバックとなるため、遠慮なく申し出ると良いでしょう。

他の転職サイトと併用する

転職エージェントはひとつだけではなく、複数登録することをおすすめします。

理由は、以下のとおりです。

ただし、複数登録すると言っても、2〜3社に留めるようにしましょう。なぜなら、それよりも多く登録してしまうと、連絡をとるのが大変になるからです。

リクナビ薬剤師と併用したい転職サービス3選

この章では、リクナビ薬剤師と併用したい薬剤師向けの転職サービスを3つ紹介します。

マイナビ薬剤師

ヤクジョブ

ファルマスタッフ

リクナビ薬剤師のQ&A

リクナビ薬剤師を活用するにあたり、よくある質問を以下にまとめました。

それぞれの質問に答えます。

サービスを無料で使えるのはなぜ？

転職成立時に、調剤薬局やドラッグストア、病院などの企業から、手数料を受け取っているからです。したがって、すべてのサービスを無料で活用できます。

薬剤師を募集している薬局・病院・施設・事業所側から転職成立時に、手数料を受け取るしくみだからです。 リクナビ薬剤師は、厚生労働省から正式に許可を受け事業をおこなっています（許認可番号：13-ユ-080058）。求職者の方から費用をいただくことは一切ありませんのでご安心ください。

引用元：リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師の退会方法は？

リクナビ薬剤師に電話やメールで、退会したい旨を伝えるようにしましょう。

退会してもペナルティが発生することはありません。再び活用したくなった場合は、再登録すれば利用することが可能です。

登録したら必ず転職しなくてはいけませんか？

どのような求人が出ているのか、確認するためだけの登録でもかまいません。また、強引に転職を迫られることもありません。

話のなかで転職をおすすめされたとしても、納得できないのであれば、一切転職する必要もないので安心しましょう。

また相談だけでの登録でも問題ありませんので、転職すべきか悩んだ際はぜひ頼ってみてください。

在職中でも登録できますか？

もちろん、在職中でも登録できます。無収入期間がないように、転職活動を行えます。

「今の職場にバレない？」と、不安になる必要はありません。個人情報が厳守されていて、情報が外に漏れないからです。

平日だけではなく、休日でも利用できます。忙しい方は、休日を使って転職活動もできますので、うまく活用しましょう。

【まとめ】リクナビ薬剤師を利用して転職を成功させよう！

リクナビ薬剤師は、大手リクルートの運営する転職エージェントです。活用したことがある方の評判は、以下のとおりです。

良い評判	悪い評判
希望の求人を見つけられる 最短3日での転職が可能 薬剤師専任アドバイザーのサポートが手厚い	地方の求人が少ない 電話やメールの対応が多いときがある

内容を踏まえ、リクナビ薬剤師がおすすめな人は、以下のとおりです。

リクナビ薬剤師は、すべてのサービスを無料で活用できます。転職で悩んでいる方には、おすすめのサービスです。