麻酔科医に向いている人とは?平均年収や転職市場について解説

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
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麻酔科医に向いている人はどんな人?
麻酔科医の年収はどれくらい?

本記事ではこのように麻酔科医に興味はあるけど、自分が向いているのか知りたい方に向けて、麻酔科医に向いている人の特徴や転職市場について解説します。

満足度の高い麻酔科医へ転職するためには、自分一人で進めるのではなく、転職エージェントにサポートしてもらうことが大切です。

目次

麻酔科医とはどんな仕事

麻酔科医とは、手術を受ける患者の麻酔管理や全身状態の管理をおこなう医師です。

総合病院や大学病院などの医療現場で、多くの方が麻酔科医として活躍しています。

そこで、麻酔科医の具体的な仕事内容や収入について解説していきます。

麻酔科医の仕事内容

麻酔科医の仕事は、手術前、手術中、手術後の3つの段階に分けられます。

手術前では、患者ごとに適切な麻酔方法を選定し、持病や薬物アレルギーなどの情報を詳細に確認します。患者とのコミュニケーションも重要であり、麻酔のプランを患者に説明するのも麻酔科医の仕事です。

手術中は、全身麻酔をおこない、患者の安全を確保します。疼痛管理、呼吸管理、循環管理など、患者の全身状態を監視し、必要に応じて処置をおこないます。

手術後に、呼吸や循環の安定、意識の回復の確認をおこなうのも大切な業務のひとつです。

麻酔科医は評価されにくい?

麻酔科医の仕事内容からして、麻酔科医は一般の人々からは評価されにくい職種のひとつです。しかし、麻酔科医の存在は重要であり、手術の成功に直結します。

手術の成功と患者の安全に直結するため、麻酔科医は医療現場に欠かせない存在です。

しかし、内科医や外科医と比べると世間的な知名度は低いでしょう。

麻酔科医はほかの診療科と比較して働きやすい

麻酔科医がほかの診療科と比較して働きやすい理由はいくつかあります。

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、46.4%の麻酔科医が日直はないと回答しており、「12回ある」と回答した医師も36%とほかの診療科と比べて少ない傾向にあります。

また、宿直の回数も43%の麻酔科医が「月に1度もない」と回答しており、「月34回ある」の割合が30%を超える小児科医と比べると、働きやすい環境が整っているようです。

さらに、勤務先の仕事に対して「満足である」とする割合は麻酔科が69.3%でもっとも高く、働きやすい職種であることがわかります。

【参考記事】図表6-7:主たる勤務先の日直・宿直の月当たりの回数12-3.勤務先の仕事の質、内容|勤務医の就労実態と意識に関する調査(2012年)|労働政策研究・研修機構

麻酔科医の平均年収は1,335万円

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、麻酔科医の平均年収は1,335万円です。

45.8%の麻酔科医が現年収に満足していると回答しており、小児科、産科・婦人科、精神科についで高い水準となっています。

また、年代別の年収は以下のとおりです。

麻酔科医年収│労働政策研究・研修機構
引用元:麻酔科の年収事情|リクルートドクターズキャリア

30代では90%が1,000万円未満であるのに対して、40代は74%、50代は86%が1,400万円以上となっているため、キャリアを積むにつれて年収を上げることができるでしょう。

【参考記事】図表5-17:経営形態別にみた主たる勤務先の年収12-9.給与・賃金の額に対する満足度|勤務医の就労実態と意識に関する調査(2012年)|労働政策研究・研修機構

麻酔科医に向いている人の特徴

麻酔科医は、患者の生命を預かる重要な仕事です。冷静に状況を把握して正しい判断をすることが求められます。

そこで、麻酔科に向いている人や求められる能力について解説します。

冷静に判断できる

麻酔科医は手術中に患者の生命を預かる重要な仕事です。そのため、患者が急変したとしても落ち着いて対応することが求められます。

手術中に予期せぬ状況が発生することもあるため、パニックに陥らずに適切な対応をする能力が求められます。

麻酔科医の判断が生死を左右することもあるので、冷静に行動できるのは麻酔科医にとって不可欠です。

判断が素早い

麻酔科医は手術前後にさまざまな状況を判断しなければなりません。手術前には適切な麻酔方法を選択し、手術中には患者の状態を素早く把握して必要な措置を取る必要があります。

そのため、判断力が素早く正確であることが求められます。限られた時間の中で迅速な判断を下せることは、患者の安全を確保するために欠かせないスキルです。

臨機応変な対応ができる

麻酔科医としての仕事は、予測不可能な状況に直面することが少なくありません。手術中に予期せぬ合併症が発生する可能性や、患者の体調が急変する瞬間があります。

そのような状況に対応するためには、臨機応変な判断と対応力が必要です。患者の生命に関わる手術の場面で、即座に適切な判断を下すことが求められます。

ストレス下で能力を発揮できる

麻酔科医にはストレス耐性が求められます。手術中には患者の命を預かっており、予測不能な状況に直面することがあります。

ミスができない状況で冷静に行動するためには、精神的な強さが必要です。

冷静に状況判断をして業務をおこなうには経験が必要ですが、ストレスに耐えられない方だと麻酔科医として働き続けるのは難しいかもしれません。

麻酔科医に向いていない人の特徴

全ての人に麻酔科医が向いているわけではありません。

そこで麻酔科医に向いていない人の特徴を解説します。

患者に感謝されたい

患者が手術を受ける際、麻酔科医の存在は感じにくく、手術が成功しても患者からの感謝の声はあまり聞かれません。

もし患者から感謝されたいと思っている方は、麻酔科医には向いていないかもしれません。

麻酔科医は、患者の安全を確保することが最優先です。

目立つ仕事をしたい

麻酔科医の仕事は、外科医や看護師と比較して、あまり目立つことがありません。

手術中には患者の安全を守るために仕事をおこない、ほかの医療従事者が手術を主導します。

もし、自分が常に注目を浴び、目立つ仕事をしたいと考えているのであれば、麻酔科医の仕事は向いていないかもしれません。

麻酔科医のキャリアアップ方法

麻酔科医のキャリアアップ方法は、「麻酔科専門医」と「麻酔科指導医」の2つの資格を取得することです。

どのような資格なのか詳しく解説します。

麻酔科専門医

麻酔科専門医は、公共社団法人日本麻酔科学会が認定する専門医資格です。

この資格を取得するためには、まずは専攻医として決められたプログラムを修了し、麻酔科専門試験に合格する必要があります。さらに、麻酔科専門医資格を取得するためには、以下の経験が求められます。

麻酔科専門医資格を取得するために必要な経験
  • 麻酔科認定資格を取得後2年以上経過している
  • 麻酔関連業務に従事している
  • 麻酔科認定病院で1年以上の勤務経験がある

麻酔科専門医を取得することで、自分のスキルアップにつながりやすく、転職でも有利になるでしょう。

【参考記事】認定制度について|日本麻酔科学科教育委員会

麻酔科指導医

麻酔科指導医は、麻酔科専門医資格取得後、5年以上の麻酔科医としての経験が必要な資格です。

さらに、学会への出席や臨床実績、研修医への指導実績など一定の基準を満たす必要があります。麻酔科指導医としての認定を受けることで、医療業界で教育者としても活躍でき、キャリアの幅を広げることができます。

麻酔科医としてさらなるキャリアアップを目指す方は、麻酔科指導医の資格取得を目指しましょう。

【参考記事】認定麻酔科指導医(麻酔科指導医)に関する内規|公益社団法人日本麻酔科学会

麻酔科医の転職市場

人材が足りていない麻酔科医は、常勤医以外にもフリーランスとして働くこともできるため、働き方が選びやすい職種でもあります。

具体的な麻酔科医の転職市場について解説します。

麻酔科医の転職はほかの科と比べて難しい?

まず、麻酔科医の転職はほかの医療科と比べて難度が高いといわれています。

その背後には、高度なスキルと知識が必要なことが挙げられます。手術中の患者の命を預かる役割を担うため、麻酔科医には確かな専門知識と経験が求められるのです。

そのため、転職市場において麻酔科医のニーズは高まっています。

麻酔科医は人材不足

一方で、麻酔科医の人材不足も転職市場の特徴です。

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、計81.7%の麻酔科医が「人材が足りていない」と答えており、診療科別で最も高い数値となっています。

麻酔科医は患者の体型や既往歴に合わせて麻酔の量を調整する必要があり、麻酔科医になるためには経験に裏付けされたスキルが求められるのです。

ミスできない状況下での業務や高度なスキルが求められるため、麻酔科医は人材が不足している傾向にあります。

【参考記事】2-1.医師の不足感に対する認識|勤務医の就労実態と意識に関する調査(2012年)|労働政策研究・研修機構

麻酔科医は派遣やフリーランスでの働き方も可能

麻酔科医は、フリーランスとして働くこともできます。

フリーランスの麻酔科医は、需要が高まる急患対応などで活躍の場を広げています。自身のスケジュールを柔軟に調整しながら、多様な医療機関で経験を積むことができるでしょう。

複数の医療機関で働くことで、常勤医よりも高い年収を稼ぐこともできます。

時間の自由が利く働きたいをしたい方は、フリーランスも選択肢のひとつです。

麻酔科医への転職は転職エージェントに相談を

麻酔科医への転職を考えている方は、自分一人ではなく転職エージェントにサポートしてもらうことをおすすめします。

転職エージェントは求人紹介から入局までトータルでサポートしてくれます。

まず、転職エージェントは市場動向や求人情報に詳しく、あなたの希望条件に合った求人を効率的に探してくれます。また、今までのスキルや経験を最大限に活かすポジションを提案してくれるでしょう。

さらに、転職エージェントは給与や待遇面の交渉を代行してくれます。

転職エージェントは面接の準備や履歴書の添削など、転職活動全般にわたってサポートを受けられるうえ、無料で利用することができます。

麻酔科医への転職におすすめの医師転職エージェント3

麻酔科医への転職におすすめの医師転職エージェントを3選紹介します。

医師転職ドットコム

医師転職ドットコム
  • 特徴① 業界トップクラスの求人数
  • 特徴② 相談からアフターフォローまで充実したサービス提供
  • 特徴③ 利用者満足度93.4%

医師転職ドットコムは、5万人(※1)に上る医師の転職を支援してきた転職エージェントです。

 

求人数の多さは業界トップクラスで、約4万件(※2)の公開求人と非公開求人の中から希望条件に合う求人を紹介してもらえます。

 

特に「納得いく転職」に力を入れており、経験豊富なコンサルタントがキャリアプランの相談から内定後のアフターフォローまで、充実したサービスを提供しています。

 

実際に訪問したからこそわかる院内の雰囲気や勤務状況なども教えてもらえるうえ、採用担当者と医師の両者に会ってからマッチングをおこなっている点もポイントです。

 

利用者満足度が93.4%(※1)であることからも、サポートの質の高さが伺えるでしょう。

 

(※1)医師転職ドットコムの公式ホームページより

(※2)2023年10月時点

 

サービス名 医師転職ドットコム
運営会社 株式会社メディウェル
公開求人数(※3)

常勤 :27,224件

非常勤:17,604件

非公開求人数 非公開
おすすめポイント
  • 多くの求人を見ることができる
  • 転職先を慎重に検討できる
  • 転職成功までしっかりサポートしてもらえる
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
(※3)2024年2月時点

 

マイナビDOCTOR

マイナビドクター
  • 特徴① 年収2,000万円以上や非常勤・スポットの求人が多数
  • 特徴② 大手転職エージェントならではの情報力
  • 特徴③ さまざまな病院・企業の求人を取り扱う

常勤だけでなく、非常勤・スポットの求人も検討したい方には、マイナビDOCTORの利用がおすすめです。

 

「日給12万円」「健診」などの非常勤求人や、都合のいいときに勤務できるスポット求人が充実しているため、理想のワークライフバランスに合わせて選択するといいでしょう。

 

年収2,000万円以上の常勤求人も多数取り扱っており、年収アップにも期待できそうです。

 

運営会社は大手人材紹介企業の株式会社マイナビとあって、長年培った転職ノウハウをもとに医師の転職をサポートしてくれます

 

多分野での転職支援実績から、医療業界だけでなく企業にも太いパイプをもつため、さまざまなキャリアの選択肢を提案してもらえるでしょう。

 

臨床医だけでなく、訪問医や産業医の求人も多数取り扱っています。

 

サービス名 マイナビDOCTOR
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数(※)

常勤 :13,984件

非常勤:15,040件

スポット:2,669件

非公開求人数(※)

常勤 :23,772件

非常勤:25,568件

おすすめポイント
  • 非常勤での求人が多数
  • 空き時間にスポットで勤務が可能
  • 臨床医以外のキャリアも検討できる
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
(※)2024年2月時点

 

M3キャリアエージェント

M3キャリアエージェント
  • 特徴① 医師登録者数11年連続No.1
  • 特徴② 32万人以上の医師が登録する「m3.com」の関連サイト
  • 特徴③ 使い勝手の良い検索機能

M3キャリアエージェントは、登録医師数11年連続No.1(※1)と、圧倒的な支持を集める転職エージェントです。

 

32万人以上(※1)の医師が登録する医療情報サイト「m3.com」を関連サイトにもち、独自の情報網で得た病院の内部事情まで詳しく共有してもらえます。

 

関東内の約40%(※1)もの病院の求人を取り扱っているとあって、関東圏で転職を考えている方はまず登録しておきたいエージェントです。

 

サイトの使いやすさもうれしいポイントで、「年収1,800万円可能」「休日しっかり」「女性医師におすすめ」などの選択肢から指定して、希望条件に合う求人を手軽に検索できます。

 

専任のコンサルタントが条件交渉を代行してくれるため、まずは理想の条件を伝えてみるといいでしょう。

 

(※1)M3キャリアエージェントの公式ホームページより

 

サービス名 M3キャリアエージェント
運営会社 エムスリーキャリア株式会社
公開求人数(※2)

常勤 :15,228件

非常勤:7,798件

非公開求人数 非公開
おすすめポイント
  • 病院の内部事情まで詳しく知ることができる
  • 自分で条件に合う求人を検索できる
  • 転職先と条件面の交渉をしてくれる
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
(※)2024年2月時点

 

まとめ|麻酔科医に向いている人

本記事では麻酔科医に向いている人の特徴から転職市場について解説しました。

麻酔科医に向いている人の特徴は以下のとおりです。

麻酔科医に向いている人の特徴
  • 冷静な判断力
  • 判断が素早い
  • 臨機応変な対応ができる
  • ストレス下で能力を発揮できる

麻酔科医は働き方の自由度が高く、日直や宿直が少ないにもかかわらず、人材が足りていない職種です。

麻酔科専門医などの資格を取得することで、麻酔科医へ転職できるかもしれません。

麻酔科医へ興味のある方は、一度転職エージェントに登録して、医療業界に詳しいキャリアアドバイザーに相談してみてください。

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CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。