医療事務からの転職に迷っている人が知っておきたいおすすめ転職先と注意点

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ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。

現在医療事務の仕事に就いていて、「給与が低くて不満がある」「人間関係が辛い」といった理由で、「どうしても辞めたい」と思っている方もいるでしょう。

このような悩みがある方は、転職を成功させるためのポイントを知ったうえで転職活動を始めることが大切です。

医療事務の経験があれば、別の病院の医療事務として転職したり、資格を取得してキャリアップを目指したりするだけでなく、他業種の一般事務や未経験の他職種に転職できる可能性もあるでしょう。

この記事では、医療事務から転職を希望している方におすすめの転職先と、転職を成功させるために必要な知識や注意点などについて解説します。

転職活動におすすめの方法も紹介するので、医療事務からの転職に役立ててください。

目次

医療事務から転職したい4つの理由

医療事務の仕事は、一見すると倒産やリストラの可能性が低く安定しているようですが、実際に働いてみると不満な点もあるでしょう。

以下の図は2013年に大学病院の職員を対象としておこなわれた調査から、病院事務職員が異動を考える理由についての調査結果を引用したものです。

引用元:医療従事者の働き方とキャリアに関する調査 ―A大学病院の悉皆調査からー(2013年)|独立行政法人労働政策研究・研修機構

この調査によると、病院事務職員の方が転職を考える理由として、「職場の人間関係の難しさ」「キャリアアップしたいため」「昇進・昇給・給与に不満」「長時間労働」が多く挙げられています。

まずは、医療事務からの転職を考える方に多く見られる転職理由について解説します。

職場の人間関係に不満がある

職場の人間関係のこじれはどこの企業であっても起こり得るものですが、医療事務の場合には特に悩まされることが多いかもしれません。

医療事務は女性が多い職場であるとともに、医師や看護師などの他職種との関わりも多いからです。

女性は一般的に協調性を大切にする傾向にあり、それ故に特有のトラブルが生じる可能性もあるでしょう。

女性が多い職場に苦手意識がある方であれば、医療事務の仕事は辛く感じられるかもしれません。

また、規模の大きな病院では医師や看護師、薬剤師などの医療従事者とともに仕事をする必要があり、中には医療事務に対して横柄な態度をとる人もいるようです。

このような人間関係のストレスも、医療事務から転職する理由のひとつとして考えられます。

キャリアアップしたい

医療事務からのキャリアアップも転職を志す理由のひとつです。

医療事務は資格が必須の仕事ではありませんが、資格があると専門知識を有していることの証明となり、転職の際に有利になる可能性があります。

そのため、医療事務検定試験や医療事務技能審査試験を受験し、資格取得を機に別の病院への転職を考える方もいるでしょう。

また、医療秘書や診療情報管理士の資格を取得し、類似職種でのキャリアチェンジを目指す方もいるかもしれません。

キャリアアップや年収アップを目指して、他病院でのマネジメント職に転職する方もいるでしょう。

給与が低く不満がある

求人ボックス給料ナビが公表しているデータによると、2023年の医療事務正社員の平均年収は308万円、月給に換算すると約256,000円です。

また、給料分布でもっとも多いのは年収276万円以下の水準で、月給に換算すると23万円となります。

医療事務の平均年収は決して高いとは言い切れず、給与に不満がある方もいるでしょう。年収アップを目的として転職を意識し始める方もいると考えられます。

【参考記事】医療事務の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)(2023年)|求人ボックス給料ナビ

休日が少ないことに不満がある

休日が少ないことも転職理由として考えられます。

医療機関によっては土曜や日曜、祝日、夜間にも開院していることがあり、カレンダーどおりに休みが取れなかったり、家族や友人と休日を合わせられなかったりすることもあるでしょう。

また、病院の科目によっては季節によって繁忙期があり、患者数に対して人手が不足していて休みを取りにくいこともあるかもしれません。

給与や人間関係に不満があるうえ、忙しくて休みが取れないとなると、「離職して別の仕事に就いたほうがいい」と考える方もいるでしょう。

医療事務から同業種への転職

医療に携わる仕事が好きで、医療業界で将来的に働き続けていきたいのであれば、現在抱いている不満を我慢するのもひとつの方法です。

しかし、給与や多忙な労働環境、人間関係に対する不満を我慢し続けていると、身体的・精神的にストレスを抱えてしまい、退職せざるを得ない状況に陥る可能性もあります。

現在の不満を解消したい場合は、別の病院への転職やキャリアアップを検討してみるのもいいでしょう。ここからは、医療事務から同業種へ転職する際に考えられる選択肢について紹介します。

医療事務として別の病院・クリニックに転職する場合

別の病院・クリニックに転職し、働く環境を変えれば、今の仕事で感じている不満を解消して医療事務を続けられるかもしれません。

たとえば、スタッフの人数が十分に足りているような規模の大きな病院に転職すると、一人あたりの負担が少なかったり、休日が取りやすくなったりする可能性があります。

人間関係も一新されるため、新たな気持ちで再スタートを切れるでしょう。

人間関係の良さを重視するのであれば、クリニックや個人病院もおすすめの選択肢です。転職活動中に職場見学できれば、実際の職場の雰囲気を把握したうえで求人に応募できます。

ただし、総合病院に比べて年収は下がる傾向にあり、スタッフの数が少ない分、一人あたりの業務量が多かったり、思うように休日を取得できなかったりする可能性もあることは覚えておいてください。

医療事務としての転職であれば、これまで積み重ねてきた経験やスキルを転職先でも活かせるため、スムーズに転職活動が進む可能性が高く、今後のキャリアプランを描きやすい点もメリットです。

キャリアアップを狙う場合

年収アップやスキルアップを目指すのであれば、資格を取得して医療業界内でのキャリアアップを目指す方法もあります。たとえば、診療情報管理士も選択肢のうちのひとつです。

診療情報管理士とは、規模の大きな病院に勤務し、カルテの整理・分類やデータベース化のほか、データ分析をもとにした統計資料の作成などを担う仕事です。

医療事務よりも高い専門性が求められるため、年収アップにつながる可能性もあります。

病院によっては医療事務と兼任で勤務することもあるので、医療事務の経験も存分に活かせる仕事といえるでしょう。

そのほかにも、これまでの経験から身につけたマネジメント力やリーダーシップ力を活かし、医療事務管理職として転職する道もあります。

資格は特に必要ありませんが、管理職として採用されるには医療事務としてのそれなりの経験と、職場内で良好な人間関係を築けるだけのコミュニケーションスキルが必要です。

このように、医療事務以外で病院内の事務仕事に携われる仕事は多岐にわたります。将来のキャリアプランや自身の経験・スキルから、キャリアアップを重視して転職を考えるのもいいでしょう。

医療事務から異業種への転職

転職を機に、医療事務から未経験職種に転職することも不可能ではありません。

この章では、異業種に転職する際におすすめの職種について紹介します。

医療の職場から離れて新たな道へ進みたい方は、こちらを参考にしてみてください。

一般事務

休日の取りにくさや夜勤があること、給与の安さなどに不満があって転職先を探しているのであれば、一般事務への転職もおすすめです。

一般事務は企業によって労働条件に差はありますが、求人ボックス給料ナビのデータによると、正社員の平均年収は318万円で、月給に換算すると265,000となります。

医療事務の平均年収は308万円であるため、給与アップにも期待できるはずです。

一般事務は基本的にはカレンダーどおりに休日を取得でき、残業も少ない職場が多いため、労働条件の不満は転職することで改善される可能性があります。

また、仕事内容も医療事務と類似している部分が多く、これまでの経験を活かせる職種といえるでしょう。

ただし、一般事務は人気の職種で倍率が高かったり、正社員の募集枠が少なかったりするため、簡単に転職できるわけではないことに注意が必要です。

一般事務への転職を希望する方は、後述する「転職を成功させるためのポイント」を確認して、対策を十分に練るようにしましょう。

【参考記事】一般事務の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)(2023年)|求人ボックス給料ナビ

そのほかのおすすめ職種

一般事務以外にも、医療事務の経験を活かせる転職先はあります。この項目では、一般事務以外で他業種に転職する際におすすめの仕事を3つ紹介します。

受付

医療事務で受付業務をしてきた経験を活かして、一般企業の受付に転身する道もあります。

来客に対する礼儀作法や笑顔、丁寧な説明、電話の対応など、医療事務で培ってきたコミュニケーションスキルを発揮できるでしょう。

雇用形態は正社員のほか、契約社員や派遣社員でも募集されています。

コールセンター

医療事務は日々患者に気を配り、窓口や電話で臨機応変に業務をおこなう必要があるので、どんな状況でも柔軟に対応できる力が自然と養われているでしょう。

このような能力を活かせる仕事として、コールセンターも考えられます。

商品やサービスに対する問い合わせやクレームなどの対応には、高いコミュニケーションスキルが求められるからです。

コールセンターの仕事はシフト制であることがほとんどで、休日を調整しやすいメリットがあります。

また、チームで仕事をするというよりは個人での対応がメインになるため、人間関係の悩みも解消されるかもしれません。

医療系の企業

医療事務で働いてきた経験を活かせるのが、医療系企業への転職です。

たとえば、医療機器メーカーや医療系サービス企業の営業であれば、これまで身につけた医療系の知識をもとに転職先でも活躍できるでしょう。

ただし、未経験職種への転職は一筋縄ではいかない可能性もあります。

気になる求人情報を見つけたら、自身の経験やスキルとの共通点を探し、その企業でどのように貢献できるのか説明できるように準備しましょう。

転職活動開始前に確認しておきたいこと

現在の仕事に不満があって転職したとしても、必ずしも転職が最善の解決策とは言い切れません。

ここでは、転職活動を始める前に確認しておきたいことを2つ解説します。

リスクを負いたくないなら現職で不満を解決できないか模索する

医療事務として働くメリットは、安定して長く働けるうえ、将来設計がしやすいことです。

反面、給与が安い、休日が取りにくいなどの不満を抱く方もいるでしょう。他業種に転職すればこれらの不満が解消される可能性はありますが、経営不振によって倒産したり、人件費削減のためにリストラされたりするリスクも同時に考えられます。

また、人間関係が原因で転職を考えている方は、転職によって不満を解決できない可能性もあります。人間関係は実際に働いてみないとわからないことが多いからです。

転職にはこれらのリスクがつきものであるため、できるだけリスクを回避したいのであれば、現在の職場で異動願いを出したり、キャリアアップを目指したりするのもひとつの方法です。

現職の不満点について上司に相談し、転職せずとも解決できる方法を探ってみましょう。

退職理由と志望動機は別に考える

現職での解決方法がどうしても見つからない場合、転職活動を開始するといいでしょう。

転職活動で避けなければいけないのは、次の転職先の面接を受ける際に、退職理由を志望動機にしてしまうことです。

退職理由を志望動機にするとは、たとえば以下のようなことです。

(例1)
残業が少なく、土曜・日曜の出勤もないということなので、御社への入社を希望いたしました。

(例2)
どうしても仲良くできない職場仲間がいたので退職したのですが、御社は人間関係が良好であるように感じられ入社を希望しました。

このような志望動機を語ると、内定をもらえる可能性は低いでしょう。

面接官に「休日のことばかり気にしている人」「人間関係でうまく立ち回れない人」という印象を与えてしまい、良い評価を受けることはできません。

このような事態を避けるためにも、退職理由と志望動機は必ず分けて考えましょう。

企業は利益追求のために自社に貢献してくれる人材を求めています。応募する企業を決めたら徹底して企業研究をおこない、自身が企業の求める人物像に合致していることが伝わるような志望動機を述べられれば、自己アピールにもつながるはずです。

医療事務からの転職活動を成功させるためのポイント

転職を目指す先が同業種・異業種のどちらであっても、転職活動を成功させるためにはいくつかのポイントがあります。

この章では、医療事務からの転職活動を成功させるためのポイントについて解説します。

自己分析にしっかり時間をとる

転職活動を始める際には、自己分析に十分な時間を割き、まずは自身の強みやこれまでの経験について理解を深めることが大切です。

自己分析のプロセスを経ずにただ闇雲に転職活動を進めたとしても、面接でうまく自己アピールできず、転職活動が長期化してしまうかもしれません。

自己分析をすることで自身が希望する条件が明確になり、筋道の通った転職活動ができるようになるでしょう。

また、あわせて応募企業の企業研究もおこなえば、入職後のミスマッチを最小限に抑えられるはずです。

自己分析では、以下のような項目について考えます。

左右にスライドできます

仕事観

・転職して何を実現したいか
・どんな仕事をしたいか
・5年後、10年後の自分はどのような姿か など

医療事務としての経験

・入職してからこれまで、どのような業務に携わってきたか
・業務上の具体的なエピソードは何か
・医療事務として具体的にどんな成果を上げたか
・仕事上での失敗談と失敗から得られたことは何か
・医療事務でどんなときにやりがいを感じるか
・医療事務として仕事上で意識していたことは何か など

自身の性格

・モチベーションが下がるのはどんなときか
・プライベートと仕事のバランスはどの程度が理想か
・どんなことに興味があるか・家族や親しい友人から、どのような人だと言われるか など

上記で挙げたような内容について、「なぜ?」「どうして?」と自問自答を繰り返し、仕事で大切にしたいことや自身の強みについて理解を深めていきましょう。

面接時の自己PRのコツ

面接では、自分が企業の求めている人材だと簡潔にアピールすることが重要です。そのためには、自己分析で自身の強みを知るとともに、企業研究をすることで企業の求める人物像や自身の経験・スキルとの接点を十分に把握しておく必要があります。

医療事務の仕事は数値で成果を表せるものではありませんが、コミュニケーション能力や事務処理能力の高さについて、できるだけ具体的に説明すると伝わりやすいでしょう。

たとえば、以下のような自己PRが効果的です。

(例1)
医療事務は患者さまが来院した際に院内で出会う一人目のスタッフであるため、安心感と信頼感をもってもらえるよう、常に笑顔で接するように意識してきました。

また、患者さまの不安を少しでも和らげられるように、お話にしっかり耳を傾けることも大切にしてきました。

医療事務の仕事で培ってきたコミュニケーション能力を発揮して、「人と人との結びつき」を理念とする御社の業務に貢献したいと考えています。

(例2)
医療事務の仕事では、一日約40人の患者さまの受付・会計業務に加えて電話対応も担当していたため、マルチタスクスキルが自然と身につきました。

やるべきことを瞬時に判断し、臨機応変に対応する力には自信があります。

マルチタスクスキルを活かし、さらに対応できる業務の幅を広げるために、多種多様な業務を経験できる御院での勤務を希望します。

なお、覚えたことをそのまま話そうとすると面接中に頭の中が真っ白になってしまい、自己PRがうまくいかないかもしれません。応募企業で働きたいという想いや貢献できる点などの要点を明確にしておけば、緊張していても自分の言葉で回答できるはずです。

転職エージェントを活用する

初めての転職活動だと、「どのような仕事があるの?」「自分にはどんな仕事が合っているの?」「転職活動をどう進めていけばいいのかわからない」など、悩むことが多いでしょう。

そんなときにおすすめなのが、転職エージェントの活用です。

転職エージェントに登録すると、希望条件に合う求人情報を紹介してくれるだけでなく、今後のキャリアプランの相談や応募書類の添削、面接のアドバイスなど、多岐にわたる転職サポートを受けられます。

次章では、転職エージェントを活用する際のポイントについて解説します。

転職エージェントを利用するポイント

転職エージェントを活用すると、理想の転職を実現するための様々なサポートを受けられるのが魅力です。

しかし、ただ何となく転職エージェントに登録しても、思うように転職活動が進まないかもしれません。

ここからは、医療事務から転職する際に、効果的に転職エージェントを活用するためのポイントを解説します。

担当アドバイザーと相性が合わない場合は変更してもらう

転職エージェントに登録すると、転職のプロであるキャリアアドバイザーがあなたの希望条件に合った企業を紹介してくれます。

また、自己分析のアドバイスや職務経歴書の添削など、転職活動が円滑に進むような手厚いサポートも受けられます。

ただし、中には条件に合った求人情報をメールで送ってくるだけで、十分な転職サポートをおこなわない担当者もいるようです。また、求職者の意図に沿わない企業を推薦されるケースもあり得ます。

担当キャリアアドバイザーとの相性が合わないと、うまく自身の長所や希望条件をくみ取ってもらえず、納得できる転職先が見つからないかもしれません。

そのような場合は、転職エージェントに問い合わせて担当アドバイザーを変えてもらいましょう。担当者との相性が悪い中で必死に転職活動をしても、良い成果は期待できません。

転職は人生の重要な岐路にもなり得るため、遠慮せず、担当キャリアアドバイザーの変更を申し出ましょう。

複数の転職エージェントに登録して求人情報を集める

転職エージェントは大手から中小まで多数あるため、どのエージェントを利用すべきか迷うかもしれません。

転職エージェントによって、求人情報を多く保有している地域や対象年齢、転職実績が多い業界は異なります。

また、一般には公開されていない非公開求人の紹介を受けられるエージェントもあります。

そのため、転職エージェントへの登録は1社だけに絞らず最低でも3社のエージェントに登録すると、得られる求人情報の幅が広がるうえ、様々な視点からのアドバイスを受けられるのでおすすめです。

逆に、登録数が多くなりすぎると応募先の管理が難しくなる可能性があるので、34社の転職エージェントに絞り込んで転職活動を進めるのが得策といえます。

スキルや学歴・職歴は正直に伝える

自分を高く評価してもらいたいからといって、スキルや学歴、職歴を偽って転職活動をおこなうのはNGです。

転職エージェントに虚偽の申告をして転職したとしても、真実が明らかになると信頼が失墜してしまい、社内での居心地が悪くなる可能性があります。

また、求められるスキルについていけず、結局転職活動を繰り返す事態にもなりかねません。

スキルに自信がなくても、これまでの経験や努力をキャリアアドバイザーに伝えれば、思わぬ視点からあなたの強みを見つけてもらえる可能性があります。

虚偽の申告は避け、キャリアアドバイザーとの面談時には正直に自分のスキル・職歴を伝えましょう。

担当アドバイザーとのやり取りはこまめにおこなう

転職活動をスムーズに進めるためには、担当アドバイザーとのやり取りをこまめにおこなうことが大切です。

キャリアアドバイザーは一度に複数の転職希望者を対応しており、転職に対して熱心な人に力を注ぐ傾向にあります。転職者の実績や内定率が転職エージェントの評価にもつながるからです。

求人情報をメールで紹介されても返信しなかったり、職務経歴書の添削を受けても改善しなかったりするような人は、転職意欲が低いと判断されてしまうかもしれません。

せっかく希望条件に合う求人があったとしても、紹介先として選ばれず、チャンスを逃してしまう可能性もあります。

こまめなやり取りで担当アドバイザーから信頼を得ると、その分手厚いサポートを受けられ、結果的に転職成功の可能性を高められるでしょう。

医療事務から転職するときにおすすめの転職エージェント

ここからは、医療事務から転職する際におすすめの転職エージェントを5つ紹介します。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

できるだけ多くの求人情報を知りたいのであれば、国内最大級の求人保有数を誇るリクルートエージェントへの登録がおすすめです。

20233月時点で、保有求人総数は公開求人・非公開求人合わせて63万件以上にも上ります。

登録すると、各業界を熟知したキャリアアドバイザーによる求人紹介のほか、職務経歴書の添削や面接アドバイスなどの充実した転職サポートを受けられます。非公開求人の数も約27万件(2023324日時点)と多く、ここでしか出合えない求人も見つけられるでしょう。

公開求人数

36万4,567

非公開求人数

27万1,691

医療関係の求人数

※公開求人数

医療・医薬業界:17,076

医療(病院など)・福祉・薬局:5,245

医療事務・レセプト業務:776

対象地域

全国

運営会社

株式会社リクルート

※全て2023324日時点の求人数。
※リクルートエージェントの公式サイトを参照。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

手厚いサポートが高い評価を受け、2023年オリコン顧客満足度No.1(※)に選ばれているのがマイナビエージェントです。

職務経歴書の添削から面接練習までサポートを受けられるため、転職が初めての方でも安心して利用できます。

マイナビエージェントでは転職希望者をサポートするキャリアアドバイザーとは別に、求人元の企業とやり取りする企業担当アドバイザーが在籍しており、職場の雰囲気などの細かい情報まで共有してもらえます。ほかの病院や未経験の職種であっても、転職後の姿をイメージしやすいでしょう。

※マイナビエージェントの公式サイトより

公開求人数

4万5,267

非公開求人数

1万8,143

医療関係の求人数

※公開求人数

医療/介護サービス:955

病院・クリニック・施設:183

対象地域

全国

運営会社

株式会社マイナビ

※全て2023324日時点の求人数。
※マイナビエージェントの公式サイトを参照。

doda

doda

dodaは求人情報が22万件以上(2023324日時点)と豊富で、充実した転職サポートも受けられるため、初めての転職活動でぜひ登録したいエージェントです。

dodaの特徴は、自分で企業を検索して応募できる転職サイトの要素と、プロのキャリアアドバイザーのサポートが受けられる転職エージェントの要素のどちらも持ち合わせていることです。一度の登録でふたつのサービスを利用でき、自分のペースで転職活動を進めたい方にもおすすめできます。

公開求人数

18万9,103

非公開求人数

3万8,471

医療関係の求人数

※公開求人数

医薬品・医療機器・ライフサイエンス・医療系サービス:1279

病院・大学病院・クリニック:748

医療事務:275

対象地域

全国

運営会社

パーソルキャリア株式会社

※全て2023324日時点の求人数。
dodaの公式サイトを参照。

doda X

dodaX

doda Xdodaと同じく、パーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェントです。dodaとの違いは管理職などのハイクラス転職を強みとしていることで、マネジメント経験を活かした転職先を探しているのであれば、doda Xへの登録がおすすめです。

職務経歴書などの登録情報をもとにスカウトが届く「ヘッドハンティングサービス」と、紹介された求人から自分で応募できる「求人紹介サービス」があり、効率的に転職活動を進められるでしょう。

公開求人数

2万4,792

非公開求人

あり

医療関係の求人数

※公開求人数

医薬品・医療機器・ライフサイエンス・医療系サービス:1,189

病院・大学病院・クリニック:29

対象地域

全国

運営会社

パーソルキャリア株式会社

※全て2023324日時点の求人数。
doda Xの公式サイトを参照。

type転職エージェント

type転職エージェント

一都三県を中心に、特に営業やITエンジニアの転職に強みがあるのがtype転職エージェントです。

キャリアアドバイザーがこれまでの経歴をヒアリングしたうえでアピールポイントを見つけてくれるため、自己分析や職務経歴書の作成が思うように進まない方にもおすすめできます。

それぞれ専門分野をもつキャリアアドバイザーに今後のキャリアプランや転職時期についても相談でき、医療事務からの転職も手厚くサポートしてもらえるでしょう。

公開求人数

1万465

非公開求人数

1万8,754

医療関係の求人数

※公開求人数

医療・医薬:136

医療事務:13

対象地域

東京、千葉、埼玉、神奈川を中心に全国

運営会社

株式会社キャリアデザインセンター

※全て2023324日時点の求人数。
type転職エージェントの公式サイトを参照。

転職エージェントを利用すると希望の求人が探しやすい理由

医療事務からの転職活動で転職エージェントを利用すると、多くのメリットを享受できます。転職エージェントを利用するメリットは以下のとおりです。

  • 希望に合った求人情報を紹介してもらえる
  • 非公開求人の紹介を受けられる
  • キャリアプランについて相談できる
  • 応募の手続きや内定後の交渉を代行してもらえる
  • 自己分析のサポートや職務経歴書の添削、面接練習などの支援を受けられる
  • ほとんどの場合、無料で利用できる

膨大な量の求人情報の中から希望に沿った求人を探すことは容易ではありません。

特に、働きながらの転職活動であれば、思うように時間を捻出できず断念してしまうケースもあるでしょう。

転職エージェントを利用すれば求人を探す手間が省けるうえ、自分では思いつかないような視点から求人を紹介してもらえるかもしれません。

さらに、転職エージェントによっては一般には公開されていない非公開求人を保有していることもあり、好条件の求人情報に出合える可能性があるのもメリットです。

そのほか、応募手続きや内定後の交渉を代行してもらえたり、自己分析の相談や職務経歴書の添削、面接練習などで転職活動を総合的にサポートしてもらえたりすることも、転職エージェントを利用するメリットといえます。

効率的に転職活動を進めたい方や一人での転職活動に不安がある方は、ぜひ転職エージェントに登録して手厚いサポートを受けましょう。

なお、これだけのサポートがそろっている転職エージェントですが、ほとんどのエージェントで利用料は無料とされています。

採用が決まると求人元の企業が報酬を支払う仕組みになっているため、通常は求職者が手数料を支払う必要はありません。

「どこかで費用を請求されるのでは?」と心配になる方もいるかもしれませんが、安心して転職エージェントを利用してください。

まとめ

医療事務で働いていると給与や休日などに不満をもつ方もいるでしょう。しかし、急いで退職を決めてしまうと、転職後に「こんなはずではなかった」と後悔するかもしれません。

そのような事態を避けるためには、自身の強みやスキルを把握し、実現したいキャリアを明確にすることが大切です。

自己分析と企業研究に十分な時間をとり、軸をもって転職活動に臨んでください。

医療事務からの転職先について悩んだら、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。自分の経歴やアピールポイントを再確認したうえで、プロ目線のアドバイスを受けられるでしょう。

慌てず、じっくりと自分自身と向き合い、理想のキャリアを築けるような道を見つけてください。

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。