現在、日本では人手不足問題が深刻化しており、看護業界も例外ではありません。
厚生労働省により「看護職員確保対策」が進められ、看護師等の就業者数は増加しているものの、現役世代の急減と高齢化が進行し、今後ますます看護師の不足が予測されています。
しかし、人材が不足しているからといって、必ずしも看護師の転職がスムーズにいくとは限りません。転職サイトを利用したのにもかかわらず、「書類選考で落ちた」という方もいるでしょう。
なぜ、人手不足である看護師が書類選考で落ちてしまうのでしょうか。
この記事では、看護師が転職サイトの書類選考で落ちる理由を解説するとともに、採用のコツや対策についても紹介します。
看護師におすすめの転職サイト5選 | ||
サイト名 | 評価 | 強み |
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アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。 |
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4.5 |
保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。 |
4.5 |
利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。 |
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病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能! |
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好条件の非公開求人多数!専門のアドバイザーが徹底支援 |
関連記事:看護師におすすめの転職サイト比較ランキング!メリット・デメリットなど解説
目次
看護師転職│書類選考で落ちる理由
まずは、看護師が書類選考で落ちる理由をみていきましょう。
看護師が書類選考で落ちる主な理由は以下です。
自身に該当する項目がある方は、事前に対応策を講じることで書類選考の通過率向上を目指しましょう。
転職回数が多い
転職を何度も繰り返している方は「入職してもすぐ辞めてしまうのでは?」と、採用側にマイナスの印象を与え、書類選考で不採用となるケースがあります。
とくに数ヶ月という短いスパンで転職を繰り返していると、辞め癖があるという印象を与え、転職活動のハンデになりかねません。
転職を繰り返している理由が「人間関係に苦労した」「仕事がきつかった」といった自己都合の場合も書類選考で不利となるでしょう。
しかし、転職回数が多かったとしても、ひとつの職場で長く勤務した経験があれば、それほど大きなハンデにはなりません。結婚・出産やキャリアアップなどのように転職理由に正当性がある場合も、転職回数が問題視されることは少ないでしょう。
転職回数の多さが書類選考に与える影響は、年齢によっても大きく異なります。
たとえば、20代で転職経験が3回の場合、採用者側から転職回数が多いと判断されるかもしれません。しかし、40代で転職経験が3回あったとしても、転職回数が多いとは判断されないでしょう。
看護師の転職活動で大切なのは、転職回数の多さよりも転職理由です。転職回数が多い方は、その多さをカバーできるスキルや経験をアピールすると良いでしょう。
スキル・経験が不足している
スキルや経験が不足しているからといって、必ずしも書類選考で不採用になるわけではありません。
しかし、応募先が経験豊富な人材を求めている場合、「即戦力となるかどうか」が重要視されます。
そのため、採用側が求める基準にスキルや経験が達していないと、いくら熱意があっても書類選考で不採用となってしまいます。
競争率が高い
条件の良い求人は人気が高く、応募者の数自体も多くなります。そのため、必然的に競争率が高まり、書類選考の通過率は低い水準になりがちです。
多くの応募者の中からより良い人材が選ばれるため、たとえ自身のスキルや経験などが募集要項を全て満たしていたとしても、不採用になってしまうのです。
看護師の競争率は、病院や施設の形態によって異なります。
日本看護協会が発表した2022年度「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」 によると、「訪問看護ステーション」の求人倍率は3.88 倍であるのに対し助産所は0.02倍です。
参考:日本看護協会 2022年度「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」
看護師転職│面接で落ちる理由
せっかく書類選考を通過したのに面接で落ちてしまうことも、看護師転職で多い悩みです。
看護師転職で面接で落ちてしまう主な理由は以下です。
看護師転職を成功させるためにも、面接で落ちる理由を確認し、しっかりと準備をしてから面接に挑みましょう。
身だしなみが整っていない
看護師転職の面接では、医療現場にふさわしい「清潔感」を与えられるよう、身だしなみを整えることが大切です。
どんなに立派なスキルや経験があっても、身だしなみが整っていない場合は面接で不採用となる可能性があります。
服装や髪型、メイクなどを整えることはもちろん、爪は短く切りそろえたり、持ち物に気を使ったりなど、細かいところにまで気を配ることで採用担当者に好印象を与えられます。
自分の主張を曲げない
面接時に自分の意思や熱意を伝えることは重要です。しかし、自己主張が強すぎるとマイナスの評価につながりやすくなります。
看護師が勤務する医療現場では、医師をはじめとするさまざまな医療関係者との連携と協力が欠かせません。
自分の主張を曲げない頑固さが「協調性のなさ」と捉えられた場合、チームワークを乱してしまうことを懸念され、採用が遠のく可能性があります。
自己アピールが頑固さと捉えられないよう、面接では謙虚な姿勢を心がけることが大切です。
基本的なビジネスマナーができていない
看護師は、患者やその家族、医療関係者など、人と接する機会が多い職業です。
言葉遣いや態度が悪いと相手を不快にさせる恐れがあるため、看護師の面接時には基本的なビジネスマナーが重視される傾向にあります。
相手の目を見て話す、適切な敬語を使うといった基本的なビジネスマナーが身についていないと、評価を大きく落としかねません。
ビジネスマナーを守った受け答えができるよう、事前に練習を重ねておくと安心です。
看護師転職│書類選考を突破するためのコツ
書類選考を突破できなければ、看護師転職は成功しません。
書類選考を突破するためのコツは以下の4つです。
必要な情報を全て記載する
履歴書や職務経歴書などに必要な情報が記載されていない場合、就業意欲が薄いと判断され、書類選考の通過率は低下します。
記載事項がない場合は、無理に記入する必要はありません。
ただし、応募書類の空欄は、記入することがなかったのか、記入漏れなのかが判断できない可能性もあります。そのため、記載事項がない場合も空欄にするのではなく、「特になし」と記入すると良いでしょう。
本人希望欄や特記事項に「特になし」と記載すると、「めんどくさいのかな?」とやる気のなさを感じ、マイナスな印象を与えかねません。希望がない場合には「貴社の規定に従います」と記載をするようにしましょう。
必要な情報を全て記載できているかどうか、誤字脱字がないかなど、提出前に必ず見直しすることも重要です。
希望する転職先の企業研究をする
看護師転職で書類選考の通過率を上げるためには、転職先の徹底的な企業研究をおこないましょう。
転職先への理解が不足している場合、志望動機と転職先のニーズにズレが生じます。採用側にとって魅力的な応募書類作成ができず、書類選考を通過することもできません。
書類を作成する前には、応募する病院や医療施設のホームページを確認し、転職先が求めるニーズを把握します。説明会がある場合には積極的に参加し、職場の特徴や雰囲気などの情報収集もおこないましょう。
転職先が求めるニーズを把握することで、採用側が「この人に会ってみたい」と思える魅力的な応募書類を作成でき、選考の通過率も高まります。
マナーを守る
書類選考を突破するためには、マナーに沿った方法で提出する必要があります。
応募書類の作成で守るべき基本マナーは以下です。
- 黒インクのボールペンは使用する
- 修正テープや二重線で訂正せず、新しく書き直す
- 顔写真は3ヵ月以内に撮影したものを使用する
- 志望動機は使い回しをせず、応募企業に向けた内容にする
メールで履歴書を送付する場合は、送り先の施設名や担当者名が間違っていないか、正しくファイルが添付されているかなどの確認も必要です。
慌てて書類を作成すると、誤字脱字に気づきにくく、うっかりミスも発生しやすくなります。基本マナーを守るためにも、応募書類は余裕をもって作成するようにしましょう。
転職サイトを活用する
転職サイトの中には、履歴書や職務経歴書などの添削を受けられるサービスがあります。
個人で企業研究し、一生懸命作成した応募書類でも、転職のプロが見ると内容が不十分な場合があります。時間を割いて作成した応募書類にもかかわらず、書類選考を通過できなければ転職成功は実現しません。転職活動が長期化した場合、モチベーションも低下してしまうでしょう。
書類選考の通過率を上げ、転職活動を効率的に進めるためにも、転職サイトを活用すべきといえるでしょう。
看護師におすすめの転職サイト7選
転職サイトを利用することで、書類選考の通過率が上がり、転成成功の近道になります。
転職サイトと一口にいっても、総合型や特化型、規模、サービス内容など、それぞれ異なります。種類が多く、どの転職サイトを利用するべきか悩む方もいるでしょう。
ここでは、数多くある転職サイトの中から、看護師におすすめの転職サイトを7つ紹介します。
ナース人材バンク
ナース人材バンクは、国内最大級の看護師転職サービスです。
求人保有数は看護師業界最多級を誇り、「2024年 オリコン顧客満足度調査 看護師転職」では2年連続総合第1位を獲得しています。
ナース人材バンクには、看護師の転職に役立つ情報が満載です。「転職のノウハウ」では、自分に合った職場探しの方法から看護師の履歴書・職務経歴書の書き方、看護師の退職交渉の進め方や円満退職のポイントなどが転職活動のステップごとに解説されています。
履歴書の見本や書き方も紹介されているため、書類作成に不安がある方はチェックしてみると良いでしょう。
サービス名 | ナース人材バンク |
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運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
公開求人数 | 18,956件 |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://www.nursejinzaibank.com/ |
レバウェル看護
- 特徴① 求人数が多い
- 特徴② 求人・病院ごとの情報が充実している
- 特徴③ 「アドバイザー対応」「紹介案件の質」1位
レバウェル看護の強みは、充実した情報提供にあります。
10万件以上(※1)ある求人には一般的な求人詳細・施設詳細のほか、おすすめポイント、職場の雰囲気や福利厚生などの施設レビューが掲載されています。
さらに、求人によっては病院インタビューがあったり、医療方針や退職理由などを共有してもらえたりするため、具体的なイメージをもったうえで応募に進めるでしょう。
また、価値観や細かい条件をヒアリングしてからの求人紹介や入職後のアフターフォローなど、求職者に向き合ったサービスもポイントです。
「アドバイザー対応」「紹介案件の質」で1位を獲得した実績(※2)もあり、後悔しない転職を叶えたい方におすすめできます。
(※1)レバウェル看護の公式ホームページより
(※2)オリコン顧客満足度調査 2022年看護師転職 第1位
サービス名 | レバウェル看護 |
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
公開求人数 | 153,952件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
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公式サイト |
マイナビ看護師
- 特徴① 非公開求人多数
- 特徴② 実際に足を使って収集した内部情報を提供
- 特徴③ まだ転職を決めていない場合でも相談可能
マイナビ看護師は、大手人材紹介企業の株式会社マイナビが運営する転職エージェントとあって、信頼感をもって利用できるのが魅力です。
保有求人のうち3割程度(※1)が非公開の求人なので、登録すると思わぬ好条件の求人に出会える可能性があるでしょう。
また、情報力の高さにも定評があり、実際に病院に足を運んで収集した内部事情なども教えてもらえます。
職場の雰囲気や看護師長の人柄など、求人票からは得られないような情報も得られ、応募先の選定にも役立つはずです。
もちろん、履歴書の添削や面接練習、内定後の条件交渉などのサービスも手厚く、はじめて転職する方の心強い味方となってくれます。
「まだ転職を決めていない」という方も、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。
(※1)マイナビ看護師の公式ホームページより
サービス名 | マイナビ看護師 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 65,138件 |
非公開求人数 | 16,452件 |
対応地域 |
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
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公式サイト |
看護師ワーカー(旧:医療ワーカー)
看護師ワーカーは、看護師、医師などの医療関連職の転職をサポートしている転職サイトです。長年の紹介実績から各施設より強い信頼性があり、施設や病院からの強い関係性から他の転職サイトにはない求人も扱っています。
看護師ワーカーには、スカウトが受け取れる「直接応募」とキャリアアドバイザーのサポートがある「転職サポート経由」の2つの応募方法があります。 自分にあった方法で転職活動をおこなえるのが魅力です。
転職サポート経由とは、専任のキャリアアドバイザーが間に入り、応募やメッセージのやりとりなどをおこなう方法です。
求人の紹介から入職後のアフターフォローまで、転職活動をフルサポートしてくれるので、書類選考に不安がある方にとっても心強い味方となってくれるでしょう。
サービス名 | 看護師ワーカー |
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運営会社 | 株式会社トライト |
公開求人数 | 63,168件 |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://tryt-worker.jp/ |
ナースではたらこ
ナースではたらこは、「はたらこねっと」「バイトル」などでおなじみの上場企業「ディップ株式会社」が運営している転職支援サービスです。
ナースではたらこでは、専任キャリアアドバイザーとじっくり相談できる「ナース・キャリア・ステーション」が各地域に開設されています。転職についての心配事や悩みなどを専任キャリアアドバイザーに直接相談することができる安心感があります。
サイトのコンテンツでは、「看護師の履歴書の書き方」「看護師の志望動機例文25選」など、書類選考突破に役立つノウハウも多数紹介されているため、情報収集も可能です。
サービス名 | ナースではたらこ |
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運営会社 | ディップ株式会社 |
公開求人数 | 95,765件 |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://iryo-de-hatarako.net/ |
ジョブメドレー
ジョブメドレーは、医療介護従事経験者が運営する求人サイトです。
掲載されている求人は、全て契約事業所からの正規求人情報です。応募するとジョブメドレーを介さず直接事業所の担当者に応募内容が届き、いち早く選考に進められるため、転職を急いでいる看護師におすすめです。
ジョブメドレーは、基本的に自分で求人を検索し、応募するスタイルです。とはいえ、サイト内のコンテンツは充実しており、「なるほど!ジョブメドレー」では履歴書の書き方も解説されています。サイト側からの手厚いサポートは必要とせず、マイペースに転職活動を進めたい方にとってはおすすめのサイトです。
ジョブメドレーでは、一部の求人で60日以上勤務した方に対して勤続支援金がもらえる制度があります。求人によって金額や条件は異なりますが、転居に伴う費用や通勤用自転車の購入費など、転職による支出に充てることができるのは嬉しいポイントです。
サービス名 | ジョブメドレー |
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運営会社 | 株式会社メドレー |
公開求人数 | 42,331件(看護師/准看護師) |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://job-medley.com/ |
ジョブデポ看護師
ジョブデポ看護師は、29万件以上の求人件数を誇る看護師専門の転職・募集サイトです。
ジョブデポ看護師は、細やかな検索条件ができるのが特徴です。「雇用形態」「職種」「施設形態」などに加え、「担当業務」では病棟や外来、手術室・オペ室、透析なども絞り込めます。転職先や仕事内容にこだわりたい方には特におすすめの転職サイトです。
転職サポートに申し込めば、専任担当者による手厚いサポートも受けられます。履歴書の作成や書類選考について相談したい方は、転職サポートの申し込みをおすすめします。
希望条件にマッチした求人を見つけ、手厚いサポートを受けることができれば、納得のいく転職も実現しやすくなるでしょう。
サービス名 | ジョブデポ看護師 |
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運営会社 | with Career株式会社 |
公開求人数 | 125,716件 |
対応地域 | 日本全国 |
公式サイト | https://j-depo.com/kango |
看護師が転職サイトを使いこなすコツ
看護師の転職活動は、いかに効率よく進めるかが重要です。
ここでは、転職サイトを使いこなすコツを紹介します。
応募書類の添削サポートを活用する
自分で作成した応募書類に自信がない方も多いでしょう。添削サポートでは、看護師のスキルや経歴を把握したうえで、自己PRや志望動機などを添削してもらえます。
内定につながりやすい応募書類となるようにブラッシュアップでき、書類選考の通過率を高めることができます。
応募書類を慌てて作成するのは禁物です。現職が忙しく、書類作成に時間を割けない方は、転職サイトの添削サポートを活用しましょう
キャリアアドバイザーと積極的にコミュニケーションをとる
キャリアアドバイザーからの連絡を待つだけ、また連絡を無視するといった行為は、「転職の意欲が低い」「マナーがない」といった悪い印象を与えかねません。
転職サイトは、求人先の企業に求職者を紹介することで報酬を得ています。そのため、求人への転職意欲がないと判断した人への対応は後回しになる可能性があります。
自分が応募したい転職先を見つけた場合に十分なサポートを受けられないのであれば、転職サイトのメリットが得られません。
看護師が転職サイトを使いこなすには、キャリアアドバイザーと積極的にコミュニケーションをとり、転職意欲の高さをアピールすることが大切です。
連絡は迅速に返信する、疑問や不安は相談するといったことを心がけていると、転職意欲の高さが伝わります。
円滑なコミュニケーションがとれていれば、役立つアドバイスをもらえるケースもあり、看護師転職の成功率も高まるでしょう。
看護師におすすめの転職サイト5選 | ||
サイト名 | 評価 | 強み |
4.8 |
アドバイザーの対応No,1の転職サイト。充実のサポートで納得のいく転職を実現できる。 |
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保有求人数No.1の転職サイト。まずは登録しておきたい転職サイト。 |
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利用者満足度96%を誇る大手マイナビグループの転職サイト。 |
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病院からのスカウトが受けられる!最短1か月で転職可能! |
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看護師転職│書類選考でよくある質問
はじめての転職活動では「書類はどうやってかけば良いのだろう」といった不安はつきものです。
最後に、書類選考でよくある疑問について回答します。
書類選考にかかる期間は?
一般的に、書類選考にかかる期間は約1週間が目安です。
とはいえ、書類選考にかかる期間は、会社の規模や応募人数によって大きく異なります。応募者も多い場合は1ヶ月程度かかることも珍しくなく、反対に採用を急いでいる場合は即日に結果連絡が来る場合もあります。
書類選考にかかる期間の長さで合否を判断することはできません。企業によっては不採用者には採否連絡をしていないケースもあるため、事前に応募した求人情報を確認しておくと良いでしょう。
転職サイトや転職エージェントを通して応募した場合は、選考状況を教えてくれるケースもあります。不安を感じた場合はキャリアアドバイザーに相談してみると良いでしょう。
書類はパソコンで作成してもいい?
応募書類はパソコンで作成しても問題ありません。
応募先企業からの指定がない限り、履歴書や職務経歴書の作成方法は基本的に自由です。応募書類が手書きによるものか、パソコンで作成したものかが採否の決め手になることはないでしょう。
手書きの応募書類では、個性が伝わりやすいメリットがある反面、作成に時間がかかり、修正できないといったデメリットがあります。
看護師の仕事が忙しく、応募書類の作成にかける時間がない、効率的に転職活動をすすめたいという方は、パソコンで応募書類を作成すると良いでしょう。
書類選考で採用担当者は何を見ている?
書類選考は、応募者が求める資格やスキルを満たしているかを確認し、次の選考に進んでほしい人を絞り込むことが主な目的です。
看護師の書類選考の場合、資格や経歴とともに「即戦力となってくれる人材か」「企業理念に求める人材か」などが見られる傾向にあります。
とはいえ、採用担当者は応募書類を多角的な視点で見ています。必要な情報を正しく記載するとともに、基本マナーを守った丁寧な書類作成を心がけましょう。
直接応募の方が有利?
応募方法が書類選考の通過率に影響を与えることはほとんどないでしょう。なぜなら、書類選考を通過するために必要なのは、応募者のスキルや経験値だからです。
ただし、状況によっては直接応募の方が有利となるケースもあります。
たとえば、多くの応募者が転職サイトを経由する中、直接企業に応募することで採用担当者の目にとまりやすくなり、有利に働く可能性があります。直接応募で志望意識の高さや熱意を伝えることができれば、採用につながる可能性も高まるでしょう。
書類選考で大切なのは応募方法ではなく、自身の魅力を伝えられるかどうかであることはしっかりと認識しておく必要があります。
まとめ
応募書類は、必要な情報を全て記載し、基本的なマナーを守ることが必須です。そのうえで、採用担当者に「次の選考に進んで欲しい」「ぜひうちで働いてほしい」と思ってもらえるような内容にすることで書類選考の通過が実現します。
はじめての転職で書類作成に自信がない、効率よく転職活動を進めたい看護師は、転職サイトの活用がおすすめです。看護師の求人を検索できるほか、業界を熟知したキャリアアドバイザーによる添削サポートを受けられるでしょう。
看護師転職の第一次関門である書類選考を通過し、転職成功を目指しましょう。