「会社を辞めたいけど退職代行の利用には罪悪感がある」
「罪悪感が消えないときはどうしたらいい？」

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

退職代行を使って辞めることに、罪悪感を感じる方もいるでしょう。

退職は労働者に認められた権利であり、退職代行を使っても問題はありません。

とはいえ、なるべくなら後ろめたさのない状態で辞めたいと思うはずです。

この記事では、退職代行で罪悪感を感じないための対策を解説します。

罪悪感を感じずに退職代行を利用していい理由や、罪悪感を感じたときの対処法も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

退職代行で辞めても罪悪感を感じる必要はない

会社を退職代行で辞めても、罪悪感を感じる必要はありません。

なぜなら、退職する権利は誰にでもあり、退職代行も民法第627条にのっとった合法のサービスのためです。

2024年の「退職代行サービスに関する調査レポート（企業・個人）」によると、直近1年間に転職した人で退職代行を利用した人は16.6%でした。

また、2024年上半期に退職代行サービスを利用して退職した人がいた企業は23.2％と、およそ4社に1社の割合で、年々増加し続けています。

このように、近年では退職代行も定番化してきており、利用者のハードルもどんどん低くなっているのが現状です。

原因が会社にあることも多い

そもそも、退職代行で辞めることを考えるほど追い詰められている原因が、会社にあることも少なくありません。

「劣悪な労働条件で働いている」「パワハラやセクハラにあっている」などで追い詰められている場合は、退職代行ですぐに辞めた方が良いといえます。

ブラック企業の場合、脅されてなかなか辞められなかったり、精神的に参ってしまい辞めると言い出せなかったりする場合も考えられます。

そんな会社ほど、業者に間に入ってもらってスムーズに辞めるのが最善策です。

退職代行で辞めて罪悪感を感じやすいケース

退職代行で辞めて、罪悪感を感じやすいケースは次のとおりです。

社会人としてマナー違反だと自分を責めてしまう

まず、社会人としてマナー違反だと自分を責めてしまうことが挙げられます。

責任感のある優しい方や、真面目な方がこのように感じやすいでしょう。

確かに、退職代行のサービス内容は、人によってはマナー違反ととらえられることも考えられます。

特に年配の方ほど「退職の意志は自分で伝えるべき」「面と向かって挨拶するべき」といった、昔ながらの意識が強い傾向です。

確かに、引き継ぎができないままある日突然辞めることで、会社に迷惑をかける可能性はあります。

しかし、自分から言い出せないほど悩んでいたり、精神的なストレスが大きかったりするときは、退職代行を利用して辞めるのは決して悪いことではありません。

お世話になった上司や仲のいい同僚がいる

お世話になった上司や仲のいい同僚がいた場合、辞める前から辞めた後まで罪悪感を引きずる可能性があります。

これまでの恩を仇で返したような気持ちになったり、「裏切り者と思われたんじゃないか」「同業者の間で噂が広がるんじゃないか」と疑心暗鬼になったりするかもしれません。

自分だけ退職代行で辞めることにどうしても後ろめたさを感じる場合、親しい人間にだけは、先に辞めることを伝えておくといいでしょう。

入社してまだ期間が浅い

入社してまだ期間が浅いことも、罪悪感を感じる原因のひとつです。

研修期間だったり、入社1年目など入社して日が浅かったりすると、教わったことや教育にかけてもらった時間に対して、自分は何も返せていないと感じるかもしれません。

しかし、逆にいうと早く辞めたほうが、いずれ辞める社員の教育にかける時間や労力が少なく済むともいえます。

自分にとっても、より自分に合った道に早く方向転換できるのがメリットです。

退職代行で早く辞めることが、お互いのためだととらえるようにしましょう。

担当している仕事が中途半端になる

退職代行である日突然辞めてしまうと、担当している仕事が中途半端になることは避けられません。

すると、途中で投げ出してしまったという後悔を感じたり、仕事から逃げたような気持ちになったりする可能性があります。

また、いきなり辞めたことで取引先の信頼を失い、今後の付き合いにまで影響した場合は、会社に迷惑をかけることにもなります。

退職代行の利用は、可能な限り、取引先に迷惑がかかりにくいタイミングを選ぶといいでしょう。

退職代行で辞めて罪悪感を感じないための対策

退職代行で辞めて、罪悪感を感じないための対策は次のとおりです。

通常どおり辞められないか周囲の人に相談してみる

まずは、通常どおり辞められないか周囲の人に相談してみてください。

退職代行を使わない場合、就業規則に定められた期間に退職申告する必要があり、およそ1〜3ヵ月前が一般的です。

円満退職を目指す場合、その期間も通常どおり働かなければならないため、可能かどうかよく考えましょう。

もし、上司に相談した段階でとくに反対されなければ、退職代行を利用せずに済むかもしれません。

反対に、強く反対されるようなら、やはり退職代行を利用するのが賢明でしょう。

親しい人には辞めることを前もって伝えておく

同僚や上司に対して罪悪感を強く感じる場合は、辞めることを前もって伝えておくのも方法のひとつです。

業務内容や人間関係で悩みがある場合、本当に親身になってくれる人なら、辞めることを応援してくれる可能性があります。

「親しい人はわかってくれている」と感じられれば、退職代行を使う罪悪感も薄れるでしょう。

可能な範囲で引き継ぎをしておく

辞めて後悔しないためには、可能な範囲で引き継ぎをしておくのがおすすめです。

担当していた仕事を途中で投げ出してしまうと、責任感の強い方ほど、後々まで引きずってしまう可能性があります。

同僚や後輩に必要事項を伝えておき、取引先の担当者には事情を話しておくなど、自分が抜けても問題のない環境を整えておきましょう。

罪悪感を感じずに退職代行を利用していい理由

罪悪感を感じずに退職代行を利用していい理由は次のとおりです。

ブラックな環境からスムーズに抜け出せる

ひとつは、ブラックな環境からスムーズに抜け出せることが挙げられます。

会社がブラック体質の場合、自分に非がなくても、圧力や暴力でなかなか辞められないこともあります。

パワハラやセクハラで心身を病んでいる場合は、なおさら自分から言い出すことが難しくなるでしょう。

退職代行を使うと、退職を伝えたその日から出社する必要がなくなります。

自力でなかなか辞められずに悩むよりも、退職代行に依頼するほうが手続きはスピーディーに進められます。

精神的なストレスを軽減できる

精神的なストレスを軽減できることもメリットです。

退職代行は、自分と会社の間に入って手続きを進めてくれるため、上司との直接のやりとりが発生しません。

引き止めや暴言を浴びることもなく、多くの会社はその場で退職に応じます。

なかなか辞められずに悩んでいたのが馬鹿らしく思えるほど、あっさりと辞められるケースがほとんどです。

退職にともなう上司とのやりとりや、退職を言い出すのがネックな方は、退職代行の利用が最適です。

退職手続きが円滑に進む

退職代行を利用すると、退職手続きも円滑に進みます。

面倒な書類手続きも業者がサポートしてくれるため、「退職後に必要な書類が届かない」などといった事態も防げるでしょう。

業者によっては、有給休暇の取得や未払いの残業代の請求を会社に交渉することもでき、自力で辞めるときにはないメリットだといえます。

罪悪感を感じずに辞められるおすすめの退職代行サービス3選

罪悪感を感じずに辞められるおすすめの退職代行サービスは、次の3つです。

自分に合ったサービス選びの参考にしてください。

退職代行Jobs

退職代行Jobsは、弁護士が監修している退職代行サービスです。

退職届や引継書のテンプレートを無料でもらえるため、対応にも迷いません。

24時間365日即日対応しており、夜中の連絡で当日の朝に辞めることもできます。

退職完了までは無制限でLINEやメールで相談可能のため、心強い味方になってくれるでしょう。

通常料金は27,000円（税込）ですが、本メディア限定で割引料金の24,800円（税込）になるため、ぜひ活用してください。

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアンは、労働組合法人の20年運営ノウハウを持つサービスです。

もし、会社から懲戒解雇や損害賠償請求といった嫌がらせを受けた場合でも、弁護士より安く交渉してもらえます。

わかりやすい一律料金で、交渉もすべて費用に含まれているためお得に利用できるでしょう。

代行が終了しても、相談はずっと無料でできるのも心強いポイントです。

トラブルなくスムーズな退職を目指したい場合は、退職代行ガーディアンを選びましょう。

退職代行OITOMA

退職代行OITOMAは、顧客満足度96％を誇る退職代行サービスです。

これまで5,000人以上の退職実績があり、Googleマップの口コミも高評価が多いため、安心して利用できるでしょう。

弁護士監修ながら料金は24,000円（税込）と安く、現金後払いにも対応しています。

無料の引継ぎ書や退職届サービスがあるほか、全額返金保証が付いているのも便利です。

即日退職もできるため、スピードや実績にこだわって選びたい方は、ぜひ検討してみてください。

退職代行で辞めたあとに罪悪感を感じたときの対処法

退職代行で辞めたあとに罪悪感を感じたときは、次の対処法を試してみてください。

上司や同僚に感謝と謝罪を伝える

上司や同僚に後ろめたさを感じるなら、率直に感謝と謝罪を伝えてみましょう。

直接会うのがもっとも気持ちが伝わりやすいですが、難しければ電話やLINEでも十分です。

実際は、自分が思っているほど、相手は大して気にしていないことも珍しくありません。

それでも、引きずらず前に進むために、心の内をさらけ出してスッキリしましょう。

自分の気持ちを書き出してみる

「上司や同僚に直接伝えるのは気まずくて難しい」という場合は、自分の気持ちを書き出してみるのがおすすめです。

罪悪感を何に、誰に、なぜ感じるのかを明確化すると、頭の中が整理できます。

また、具体的に何がよくなかったのかがわかれば、見返すことで同じ失敗を防ぐ効果も見込めます。

前向きに次の仕事を始める

前向きに次の仕事を始めることも、罪悪感を消すためには重要です。

辞めてしまえば会社とのかかわりはなくなり、今後できることはほとんどありません。

それならいっそ、今は苦しくても、いずれ時間が解決してくれると割り切ってしまいましょう。

新しい仕事に打ち込むことで、以前の失敗の記憶や後ろめたさはだんだんと消えていくはずです。

まとめ

退職代行の利用に抵抗感や罪悪感を抱く方もいますが、実際はそこまで気にする必要はありません。

会社の人間は常に入れ替わっていくもので、退職を惜しまれるほどの人材が存在することはまれです。

いずれ辞める会社に、退職を通知してから1〜3ヵ月も気まずい思いをして居続けるよりも、退職代行でスピーディーに辞めるほうがよほど自分のためになります。

それでも罪悪感を持ってしまいそうなら、親しい人や取引先にだけは、あらかじめ退職を伝えておくといいでしょう。 自分にとって何が一番いいかを考え、罪悪感のない退職を目指してください。