「大阪でおすすめの就労移行支援を探したい」
就労移行支援の検討者の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか?
大阪にはさまざまな就労移行支援事業所があるため、自分の希望や立地に合わせた事業所を選ぶことが大切です。
この記事では、大阪でおすすめの就労移行支援事業所の紹介や就労移行支援の概要、事業所を選ぶ際の注意点について解説します。自分に合った就労移行支援事業所を知りたいと考えている方は、最後まで読んで参考にしてください。
関連記事:おすすめの就労移行支援をタイプ別に紹介!選び方のポイントや利用時の注意点も押さえよう
目次
大阪でおすすめの就労移行支援事業所14選
ここでは、大阪でおすすめの就労移行支援事業所を特徴とともに紹介します。
LITALICOワークス
- 全国80ヶ所以上の事業所を展開
- 200以上のプログラム
- 4,500以上の実習先
LITALICOワークスは、全国80ヶ所以上の事業所数、累計就職者数15,000人以上を誇る就労移行支援事業所です。就労移行支援業界でも最大手の事業所で、数少ない上場企業の事業所です。知的障害者や精神障害者、発達障害者など幅広い方が利用でき、障害手帳なしでも利用の相談ができます。生活や就職活動に役立つプログラムが200以上用意されており、利用者のスキルや能力に合わせて選ぶことが可能です。
豊富な実績と全国展開の安心感を求める方におすすめの就労移行支援です。
デイゴー求人ナビ
- 2024年9月提供開始の人材紹介サービス
- 専任のキャリアパートナーがマッチング
- 就労後のサポートも充実
デイゴー求人ナビは、2024年9月にサービスが開始された、障害者向けの人材紹介サービスです。精神障害や知的障害、身体障害を持っている方向けの求人を紹介してもらうことができます。人材紹介サービスの経験と障害福祉事業所のノウハウを持った専任のキャリアパートナーが、利用者の特性やスキル、経験に合わせたマッチングを行ってくれるので安心です。
入社後の健康・心理状態などのヒアリングを行っているなど、就労後のサポートも充実しています。
dodaチャレンジ
- 障害者雇用に特化した転職エージェント
- 4,600社以上の豊富な求人数
- 徹底したキャリアカウンセリング
dodaチャレンジは、障害者雇用に特化した転職エージェントです。運営元は総合人材サービス「パーソルグループ」で、年間1,000人以上の障害者サポートを行っています。取り扱っている求人は4,600社以上で、さまざまな選択肢の中から就職先を紹介してもらえます。
さらに、専任アドバイザーにより「自分で体調管理ができているか」「自分の障害特性を理解しているか」などの確認を行ったうえで就職を支援してくれるため、安心して利用することができるでしょう。
atGP
- 病気や障害ごとのコースを用意
- IT業界で活躍したい方にもおすすめ
- 実務に近い職業トレーニング
atGPは、株式会社ゼネラルパートナーズを母体に持つ就労移行支援事業所です。「うつ病」「発達障害」「統合失調症」「聴覚障害」「難病」の5つのコース制を取り入れており、就職後も自分の障害と向き合いながら働き続けるスキルを身につけられます。
ITやWEBスキルに特化したコースもあるため、IT業界で働きたいと考えている方にもおすすめの就労移行支援です。
ランスタッドチャレンジド
- 利用者の状況に合わせた求人を紹介
- 専任コンサルタントによるサポート
- 職場に定着できるまで定期的な連絡
ランスタッドチャレンジドは、障害者に特化した転職エージェントです。利用者それぞれの状況に合った仕事を提案してもらえるため、無理のない就労が可能です。また、大阪エリアで精神障害者保健福祉手帳を持っている方は、専門的な就労支援サービスを受けることができます。
ランスタッドチャレンジドは、専任のコンサルタントが就職先の紹介から就労後のフォローまで行ってくれるため、最後までしっかりサポートしてもらいたいと考えている方におすすめの就労移行支援です。
ウェルビー
- 全国114ヶ所に事業所を展開
- 就職先で長く働けるスキルを習得
- オフィスを再現したセンターでの訓練
ウェルビーは、全国114ヶ所(2024年10月現在)に事業所を構えており、就職者が累計7,000人を誇る就労移行支援事業所です。就職を目指す方に向けて「社会人基礎力」「実践力」「持続力」の3つの力を身につけられるカリキュラムが用意されています。パソコン訓練やベーシックトレーニング(軽作業)など、就職先で長く働けるスキルが習得できます。
また、オフィスを再現したセンターでの業務訓練も受けられるため、「働く」ことのイメージをしながらカリキュラムを受けることができます。
Kaien
- 発達障害に特化した就労移行支援事業所
- 専門資格保有者のスタッフからのサポート
- 大学生・専門学生向けの就活支援「ガクプロ」
Kaienは、発達障害に特化した就労移行支援で、過去10年間の就職実績は約2,000人で、就職率86%を誇ります。Kaienは発達障害や精神障害に理解のある200以上の企業と連携しており、他にはない独自の求人を得意としています。また、スタッフの中にはITエンジニアや社会福祉士などの専門資格保有者もいて、専門知識を持ったスタッフからサポートを受けられることが特徴です。
発達障害を持った大学生・専門学生向けの就活支援「ガクプロ」などの取り組みも行っています。
CONNECT
- 精神・発達障害の支援に特化
- 4つのコースから自分に合った支援を選択
- 充実した職場定着支援
CONNECTは、精神疾患や発達障害がある人に特化した就労移行支援です。さまざまな職種への就職を支援しており、事務職や製造、軽作業や介護職などが高い割合を占めています。「ライフスタビリティコース」「ビジネススキルコース」「キャリアデザインコース」「リクルートコース」の4つのコースから自分に合った支援が受けられます。
また、職場定着支援として、月1回以上のペースで定期的に連絡を取り、仕事内容や人間関係などの相談を行っているので就職後も安心です。
アクセスジョブ
- 実績豊富な企業が運営
- 個々の状況に合わせた個別支援プログラムを作成
- オリジナルeラーニングシステム「クラスタ」
アクセスジョブは、教育・福祉事業で45年以上の実績を持つクラ・ゼミが運営している就労移行支援事業所です。アクセスジョブでは、事業所に慣れるための1日1時間の利用や、早く就職したい方向けの週5日の利用など、自分に合った「個別支援プログラム」が作れます。
また、オリジナルeラーニングシステム「クラスタ」を利用して、パソコンの基礎から上級者向けのプログラミングやデザインまで学べることが特徴です。
エンカレッジ
- 発達障害に特化した事業所
- 仲間意識を向上させるイベント企画を毎月開催
- オンラインサークル「en+join」
エンカレッジは、発達障害に特化した就労移行支援事業所です。エンカレッジでは、毎月開催するイベント企画を通して、仲間意識を向上させる取り組みを行っています。また、コミュニケーションスキルを向上させるためのグループワークや月1回のミーティングも開催しています。
さらに、発達障害やコミュニケーションが苦手な人たちがつながるオンラインサークル「en+join」も用意されており、就職活動や仕事に役立つ情報発信やイベントやオフ会なども行われています。
ミラトレ
- 運営会社がパーソルグループの特例子会社
- それぞれの課題や状況に合わせた個別支援計画
- キャリアアドバイザーからの適切なアドバイス
ミラトレを運営するパーソルダイバースは、総合人材サービス「パーソルグループ」の特例子会社で、ミラトレは豊富な支援実績のある就労移行支援事業所です。ミラトレでは、マニュアルで決められた支援ではなく、一人一人の課題や希望に合わせた個別支援計画を作成しています。利用開始前のヒアリングや利用中の話し合いを通じて、プログラム内容を随時調整しています。
就職対策の講座も多く用意されており、キャリアアドバイザーから現状に即したアドバイスがもらえる点も特徴の1つです。
ディーキャリア
- 全国91拠点を展開
- 発達障害の方のための事業所
- 実際の職場を想定したオフィス環境を用意
ディーキャリアは、発達障害に特化した就労移行支援事業所です。発達障害の特性による働きづらさをフォローする「働き続けるためのプログラム」と、自分の価値観や適職を見極める「やりがいを見つけるためのカリキュラム」が用意されています。
また、ディーキャリアでは「ライフスキルコース」「ワークスキルコース」「リクルートコース」の3ステップで、就職活動をサポートします。実際の職場を想定したオフィス環境や模擬職場など、就職後を見据えたサポートも充実している就労移行支援事業所です。
にこにこワークス
- 社会保険労務士事務所が母体の事業所
- 750社以上の企業と連携
- 社会保険労務士によるサポートも充実
にこにこワークスは、社会保険労務士事務所が母体の就労移行支援事業所です。そのため、関与先企業の数が多く、750社以上の企業と連携しています。また、にこにこワークスには社会保険労務士が所属しているので、専門家のサポートを受けながら障害年金の申請を行うことができます。
パソコン・事務トレーニングや面接練習など、数多くのカリキュラムが用意されており、就職後も安心して働けることが特徴です。
未来のかたち
- IT企業への就職に特化した事業所
- ゼロからパソコンスキルを習得
- リモートでの利用も可能
未来のかたちは、IT企業の就職を目指すことができる就労移行支援事業所です。ゼロからパソコンに関するスキルを学ぶことができ、プログラミングやウェブ制作まで幅広く対応しています。プログラミング講習では、「Java」「PHP」「Python」「JavaScript」「HTML / CSS」など、自分が興味がある分野に合わせて言語を学ぶことができます。
さらに、リモートでの利用もできるため、頻繁に通うことができない方にもおすすめの就労移行支援です。
就労移行支援とは
そもそも就労移行支援とはどのような制度を指すのでしょうか?ここでは、就労移行支援の概要や役割について解説します。
就労移行支援とは障害福祉サービスのひとつ
また、就労移行支援では、就職した後も定着できるようなサポートも行われています。
就労移行支援を受けられる期間は最長24ヶ月です。24ヶ月以上の利用を希望する場合は、市区町村による審査を経て、延長の必要性が認められる必要があります。
就労移行支援の対象者
就労移行支援を受けられる主な条件は、以下の4点です。
- 一般企業への就労を希望する方
- 離職中の方
- 身体障害、精神障害、知的障害、発達障害、難病などがある方
- 18歳〜満65歳の方
障害手帳を持っていない方や精神的な不調により休職中の方でも、医師の診断書や意見書があれば利用可能になるケースがあります。
就労移行支援の利用料金
就労移行支援の利用料金は、本人または配偶者の前年度所得に応じて異なります。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯 (所得割16万円未満) | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
このように、世帯収入によっては利用料金がかかりますが、多くの利用者が自己負担なしで利用しているのが現状です。
大阪で就労移行支援を利用するメリット
就労移行支援を利用するメリットを紹介します。
働くための力が身につく
就労移行支援を利用すれば、一般企業に働くための力が身につきます。就労移行支援により、就職後に役立つ業務スキルやコミュニケーション能力、生活リズムなどを得ることができるのです。
たとえば、パソコンの基礎知識やタイピング能力向上、ビジネスマナーの習得などをサポートしてもらえます。
さらに、コミュニケーションや協調性を向上させるためのグループワークを行っている事業所もあります。
就職サポートが手厚い
就職サポートの例として、主に以下が挙げられます。
- 履歴書作成・添削
- 面接の練習・同行
- 企業見学や職場実習
- 職業適性検査
事業所によってサポート内容は異なるものの、就労移行支援では就職に役立つ支援を受けることができます。就職活動の方法がわからない方や、自分の魅力を見つけたいと思っている方に向いているサービスです。
大阪で就労移行支援を利用するデメリット
就労移行支援の利用には、注意するべきデメリットもあります。
就労移行支援を利用している間は収入がない
就労移行支援に通うことで就職先が見つけやすくなりますが、収入がなくなってしまうデメリットがあるため、その期間中の生計をあらかじめ計画しておかなければなりません。
人によっては利用料金がかかる
そのため、生活資金に余裕がないケースでは、利用が難しいケースがあります。
就労移行支援の料金は、市区町村が9割を負担し、残りの1割を利用者が負担する仕組みとなっています。通所後の生活に困らないためにも、自分はどの程度の費用がかかるのかを事前に調べておくと安心です。
就労移行支援を大阪で選ぶ際の4つのポイント
就労移行支援を選ぶ際は、次の4つを意識すると良いでしょう。
それぞれのポイントを解説します。
通うための利便性が高いか
就労移行支援を選ぶうえで、自宅から通いやすい場所にあるのかは重要な要素です。体調に合わせて無理なく通うためにも、利便性が高い就労移行支援を選びましょう。
そのため、自分のペースで長く通い続けるためにも、就労移行支援選びの際は交通の便をかならず確認するようにしましょう。
交通費や昼食代などの支援は充実しているか
事業所によっては交通費のサポートが行われていたり、昼食を無料で提供していたりするところもあります。少しでも出費を少なくしたいと考えている方は、自己負担額の支援が充実している事業所を選びましょう。
就職実績は十分か
就労移行支援の就職実績を確認することも忘れてはいけません。事業所によっては、自分が希望する職種の就職実績が少ないケースがあるためです。
たとえば、動画編集の仕事に就きたいというビジョンがある場合、その仕事の就職実績が豊富な就労移行支援に通うことで、目標達成の可能性が向上するでしょう。動画編集者の就職実績が豊富だということは、そのためのカリキュラムや就職紹介先が多いことにつながるからです。
もし「この職種に挑戦したい」という考えがある方は、問い合わせの際にあらかじめ希望職種への就職実績が豊富かを確認してください。
就労移行支援に通う2年間を無駄にしないためにも、事業所のサポート内容や卒業生の就職実績をしっかり確認しましょう。
評判や口コミは問題ないか
就労移行支援を選ぶ4つ目のポイントは、インターネットやSNS上の評判や口コミを確認することです。悪い評判があまりにも多い事業所は、気をつけるべきだといえます。
ただし、就労移行支援には悪い評判や口コミが多い傾向にあります。それは、自分に合わない事業所を選んだり、少しでも気に入らないことがあると書き込んでしまったりするケースが多いためです。
就労移行支援の評判や口コミを確認する場合は、良い評判と悪い評判のどちらも参考にすることをおすすめします。
そのうえで、事業所の見学や体験を行い、自分自身の目で良し悪しを判断しましょう。
大阪で就労移行支援を選ぶ際の注意点
就労移行支援を選ぶ際は、以下のポイントに気をつける必要があります。
ここで紹介する注意点に気をつけて就労移行支援を選びましょう。
定着率に注目する
就労移行支援事業所を選ぶ際に、就職率や就職人数の多さを気にすることは大切ですが、それにあわせて「定着率」にも注目してください。
就職への不安を解決して、長期にわたり就職先に定着するのは簡単ではありません。大事なことは、就労のためのスキルを手に入れて病気と向き合い、自分に合った就職先を選ぶことです。
就労移行支援を選ぶ際は、就職率や就職者数ばかりを見て判断するのではなく、定着率にも注目して安定した就労が実現するかどうかを見極めましょう。
「短期間で就職できる」という言葉に気をつける
就職率や就職者数の多さと同様に「短期間で就職できる」ということを大きく打ち出している就労移行支援には気をつけましょう。
短期間で就職できるのは魅力的ですが、短期間での就職を意識するあまり、就職先選びがおろそかになってしまうおそれがあります。
先述のとおり、就労移行支援では就職すること以外にも、自分の病気と向き合ったり、就職後も安定して働くためのスキルを磨いたりすることも重要なポイントです。
そのため、早く就職するためだけに就労移行支援に通うのは危険だといえるのです。
自分に合った就職先で長く働くためにも、「短期間で就職できる」という言葉に惑わされずに、適切なサポートを受けられる就労移行支援を選びましょう。
経験豊富なスタッフが在籍しているか
就労移行支援選びの際は、経験豊富なスタッフがいるかどうかにも気をつけなければいけません。就労移行支援のスタッフは、特別な資格がなくとも働くことができます。
そのため、事業所によっては障害や病気への理解度が低いスタッフが多く、満足したサポートが受けられないケースもあるでしょう。
まとめ
この記事では、大阪でおすすめの就労移行支援事業所14選や就労移行支援の概要、事業所を選ぶ際に意識するべきポイントを紹介しました。
近年の少子高齢化の影響により、障害者の活躍機会が増加しています。しかしその一方で、障害に対する差別や偏見が今の数多く残っているのが現状です。
障害者の方が活躍するためにも、ここで紹介した就労移行支援を活用して、自身の特性や能力を活かせる環境を探してみてはいかがでしょうか。