20代で無職・ニートをしている方のなかには、正社員として活躍する同世代を見て「自分は何をやってるんだろう...」と落ち込む方もいるでしょう。

ですが、安心してください。

20代の無職・ニートの方でも今から行動すれば就職することは十分に可能です。

本記事では、20代の無職・ニートの方に向けて就職活動のコツやおすすめの仕事を解説します。

無職・ニートを抜け出して就職を成功させたいと考えている20代の方は、最後まで読んでみてください。

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【結論】20代無職（ニート）でも就職は可能

冒頭でもお伝えしましたが、20代の無職・ニートでも就職はできます。

20代であればまだ若いため、企業側から将来性があると判断されることが多いからです。

実際、スキルや経験よりも若さやポテンシャルを重視して採用をおこなっている企業は多数あります。

あなたが無職・ニートでも就職をあきらめる必要はありません。

また、下記のように無職・ニートから就職に成功した方も数多くいます。

約半年無職から無事に正社員になりました。生活立て直しだー🌱

— 無能ばぶ@20卒無職1年目 (@dreamy_munoh) March 23, 2023

誕生日来たー
24歳になったー。
しかも今日から正社員ダァー
祝誕生日・ニート卒業

— 无さん【ナイ】 (@naisan0228) February 28, 2024

無職から無事脱却できました！本当にバイトとかせず辞めてからニートだったんだけどいきなり正社員できるかな😇

— ﾈｺﾁｬﾝ (@neko_eyo) November 9, 2023

しかし、30代になると多くの企業では即戦力が求められる傾向にあるので、就職へのハードルは一気に上がります。

就職したいと決心した今のタイミングが一番若いです。

求人サイトで案件をチェックする・就職エージェントに相談するなど何でもいいので、できることから始めてみましょう。

と悩む方は、本記事の20代の無職・ニートが就職活動を始める前にできることを参考に行動してみてください。

20代の無職・ニートの割合はどれくらい？

総務省統計局の労働力調査によると、2022年における15～34歳のニートの総数は57万人で、同年代の人口に占める割合は2.3%でした。

引用元：労働力調査（基本集計）2022年（令和4年）平均結果の要約｜総務省統計局

つまり、若者のおよそ50人に1人はニート生活を送っているということです。

あなた以外にも無職・ニートの状態で苦しんでいる方はたくさんいます。

無職・ニートを続けた先に待ち受ける末路

結論、無職・ニートを続けると以下のような末路をたどる可能性があります。

無職・ニートを続けるか、就職するかを判断するのはあなたの自由です。

しかし、無職・ニートを続けるリスクもきちんと知ったうえで決断してください。

30代以降は20代よりも就職難易度が上がる

30代以降は20代よりも就職の難易度が上がります。30代の就職では、豊富な経験や高いスキルが求められるからです。

あなたが人事担当者になったと仮定して、次の2人のどちらを採用したいですか？

• Aさん：32歳・無職期間5年
• Bさん：32歳・前職期間5年

おそらくBさんだと思います。即戦力になってくれそうだからです。

30代になってから就職したいと思っても、現実は甘くありません。

あなたが20代後半であれば、あと数年で30代に突入します。

時間は待ってくれないので、就職したいと少しでも思ったら早めに行動を始めましょう。

クレジットカードやローンの審査が通りにくい

無職・ニートだと、クレジットカードやローンの審査に通るのはかなり難しいでしょう。

シンプルに収入がないからです。

収入がなければ、銀行やクレジットカード会社から返済能力がないと判断されてしまいます。

あなたが今後クレジットカードを作成したり、住宅ローンの申し込みをしたりする予定があるなら、正社員として働くことをおすすめします。

結婚が難しくなる

無職・ニートを続けると、結婚も難しくなる可能性が高いでしょう。

理由は以下の2つです。

• お金がないと家族を養っていけないから
• 相手の親から反対される場合があるから

事実、厚生労働省が2009年に公表した調査結果では、正規雇用者と無職の方では結婚率に違いがあることが判明しました。

5年の間に結婚した人の割合	無職	正規雇用者
男性	9.0%	24.0％
女性	27.6%	27.7%

女性の場合だとそれほど大きな差は見られない一方、男性は就業の有無で結婚率が2倍以上違うことがわかります。

将来結婚して家庭をもちたい方は、無職・ニートを続けるか慎重に判断しましょう。

正社員就職して経済的な自立を目指すのも選択肢の一つです。

最悪の場合は孤独死の可能性も

無職・ニートの状態を長期間続けていると、貯金がどんどん減ってきて生活が苦しくなります。

「生活保護を受ければいい」と考える方もいるかもしれませんが、現実はそう甘くありません。

生活保護を受けるには条件があるからです。

たとえば、親から実家を相続していれば「資産がある」とみなされ、生活保護を受けられません。

生活保護は申請すれば誰でも受け取れるものではないことをおさえておきましょう。

生活保護を受けられず、助けてくれる身寄りの方もいない場合、その日食べていくのにも困るかもしれません。

電気やガスの料金を払えず、ライフラインを止められる可能性もあるでしょう。

最悪の場合は家を追い出され、ホームレスになって孤独死することも考えられます。

「そんな大げさな」と思うかもしれませんが、無職・ニートを続けるとこのようなリスクがあるのは確かです。

もし「こんな人生は絶対にイヤだ！どうにかして無職・ニートを抜け出したい！」と思ったなら、今日から就職に向けて行動しましょう。

20代の無職・ニートが就職活動を始める前にできること

無職・ニートの期間が長いと、就職に向けて何をすればいいのかわからず、困ってしまう方も多いと思います。

結論、20代の無職・ニートの方はまず以下のことから始めてみましょう。

順番に詳細を解説します。

生活リズムを整える

長期間にわたって無職・ニートをしていて不規則な生活を送っている方は今日から改善しましょう。

生活リズムが乱れたまま就職活動をすると、ストレスや疲労により体調を崩す可能性があります。

生活リズムを整えるために以下のことに取り組みましょう。

どんな仕事をするにしても健康第一です。

まずは食事・睡眠・運動の習慣を見直して生活リズムを整えることから始めてみてください。

資格を取得する

就職に向けて資格を取得するのも一つの手です。

資格を取得すると以下のようなメリットがあります。

あなたが希望する職種に合わせて必要な資格を取得しましょう。

参考までに、無職・ニートの方の就職に役立つおすすめの資格を5つ紹介します。

ただし、資格の取得にもデメリットがあります。

それは、難易度が高い資格だと取得に時間がかかる場合があるという点です。

資格の勉強に時間を使いすぎてしまうと月日がどんどん流れ、就職できる可能性が低くなっていきます。

資格によっては就職してから取得できるものもあるため、今すぐ勉強を始めるべきかはしっかり見きわめましょう。

スキルを身につける

無職・ニートの最大のメリットは、時間がたくさんあることです。

なので、余りある時間をスキルの習得に使うのも賢い方法といえます。

具体的なスキルの習得方法は以下のとおりです。

スキルを身につければ、実務経験がなくても就職の可能性はグッと上がります。

時間を有効活用してスキル習得に励むのも選択肢の一つです。

短期のアルバイトで働くことに慣れる

無職・ニートの期間が長い方のなかには、働くことに対して不安を抱えている方も多いと思います。

このような方はまず短期のアルバイトから始めてみましょう。

短期のアルバイトであればさまざまな仕事を経験できるため、適職を見つけやすいです。

と悩んでいる方にはかなり合っています。

また、短期のアルバイトは働く期間が決まっているので、わずらわしい人間関係に悩まされることも少ないです。

働く体力をつける目的で始めてみるのも良いでしょう。

20代の無職・ニート向け！就職活動のコツ3選

20代の無職・ニートが就職活動を成功させるためには、以下のポイントをおさえましょう。

順番に詳細を解説します。

自己分析を通して自分の強みや適性を知る

もしあなたが

「自分の良いところって何だろう？」
「自分にはどんな仕事が向いているかわからない...」

と思っているのであれば、まずは自己分析から始めましょう。

自己分析をすることで、あなたの強みや適職が浮かび上がってくるからです。

自分の強みや適性に合った仕事に就職すれば、入社後に「こんなはずじゃなかった...」と後悔しなくて済むでしょう。

自己分析の具体的なやり方は、ノートとペンを用意して以下の8つを書き出すだけです。

一人で取り組める自信がない方は、リクナビNEXTの「グッドポイント診断」やミイダスなどの自己分析ツールを活用しましょう。

また家族や友人、プロのキャリアアドバイザーから客観的な意見をもらうのも効果的な方法です。

面接では空白期間を前向きに伝える

無職・ニートをしていた理由を、自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。

面接で必ず突っ込まれるポイントだからです。

無職・ニートをしていた理由はなるべくポジティブに伝えると、企業からの印象も良くなります。

もし無職・ニート期間に何もしていなかった場合は正直にありのままを伝えましょう。

具体的な伝え方は次のとおりです。

このように無職・ニートを続けた反省とセットで伝えると企業側の印象も変わります。

未経験でも就職しやすい求人を狙う

20代の無職・ニートの方は未経験でも就職しやすい仕事を狙いましょう。

無職・ニートの方が就職しやすい仕事の特徴は以下の3つです。

とはいえ、

と気になる方もいると思います。

そこで、次の章では20代の無職・ニートにおすすめの業界・職種を紹介します。

就職先選びの参考にしてみてください。

20代の無職・ニートが就職しやすい業界・職種9選

20代の無職・ニートが就職しやすい業界・職種は以下の9つです。

それぞれの業界・職種の特徴を詳しく解説します。

IT業界

IT業界は、情報技術（IT）を活用したサービスを提供することで顧客の悩みを解決している産業です。

IT業界には下記のようにさまざまな分野の仕事があり、職種によって任される業務は異なります。

近年ITの需要は急速に伸びている反面、人材が不足している状況です。

経済産業省の調査によると、2030年には約79万人のIT人材が不足すると予測されています。

引用元：参考資料（IT人材育成の状況等について）｜経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課

そのため、未経験者の無職・ニートの方でも採用される可能性は十分にあります。

「ITってなんだが難しそう...」と思う方もいるかもしれませんが、安心してください。

入社後に研修でITスキルをしっかり学べるので、未経験者でも大丈夫です。

下記のいずれかに当てはまるなら、チャレンジしてみると良いでしょう。

飲食業界

飲食業界は、材料を加工・調理して食品や飲料を作り、お客様に提供・販売する産業です。

仕事内容は以下のように多岐にわたります。

最初は接客・調理がメインですが、経験を積めば店長やマネージャーに昇格する可能性があります。

将来的には独立して自分の店を構えることも夢ではありません。

飲食業界は慢性的な人手不足に悩まされており、未経験者を積極的に採用している企業が多いです。

基本的な接客や調理の技術は入社後に教えてもらえるので、スキルや資格がなくても問題なく働けます。

下記のいずれかに当てはまる方は飲食業界に向いているといえます。

不動産業界

不動産業界は、土地や建物の購入・販売・賃貸・管理など、不動産に関わる業務全般を扱う業界です。

経験を問わず若い人材を歓迎する企業が多く、20代の無職・ニートの方でも就職しやすいでしょう。

若手社員向けの教育研修が充実している会社も多数あるので、入社後のスキルアップも可能です。

また、宅地建物取引士などの資格を取得すれば収入アップも期待できます。

不動産業界に向いている人は以下のとおりです。

建設業界

建設業界は、建物やインフラをはじめとする構造物の建設に関わる分野です。

主な職種を以下にまとめました。

建設業界では深刻な人手不足に加え、職人の高齢化が進んでいることから若手人材へのニーズが高いです。

引用元：建設産業の現状と課題｜国土交通省

事実、令和5年12月の建設業界の有効求人倍率は5.61倍なので、かなり就職しやすいといえます。

参考：一般職業紹介状況（令和5年12月分）について｜厚生労働省

未経験だと最初は身につける技術や知識が多くて大変ですが、経験を積めばキャリアアップも可能です。

建築士や電気工事士などの資格を取得すれば、収入アップも期待できるでしょう。

また、建設業界は安定して需要があります。新しい建物やインフラは絶えず必要とされ続けているからです。

加えて、近年では構造物の老朽化にともなって建て替えや修繕のニーズも高まっています。

そのため、多くの企業は常に人材を必要としており、なかには通年採用をおこなっている会社もあります。

もしあなたが下記のいずれかに該当するなら、建設業界にチャレンジしてみるのもおすすめです。

運送業

運送業は、トラック・バス・列車・船などのさまざまな交通手段を用いて、荷物や人を目的地に運ぶ仕事です。

なかでもトラックドライバーの需要が高く、多くの企業が未経験者を積極的に採用しています。

近年オンライン通販の利用者数が増加傾向にある一方、トラックドライバーの数は減少しており、人手不足が深刻化しているのが現状です。

国土交通省近畿運輸局が公表した資料によると、2030年には2015年よりトラックドライバーの数が3割減少すると予測されています。

参考：運輸業界の現況について｜国土交通省近畿運輸局

慢性的に人手不足の状態なので、20代の無職・ニートの方でも就職しやすいでしょう。

ドライバーになるには事前に車両の大きさに応じた運転免許が必要ですが、保有していれば就職活動を有利に進められる可能性があります。

下記に該当する方は就職先の候補の一つとして検討してみてください。

製造業界

製造業界は、工場や生産施設で商品の製造・加工に関連した業務を担当する仕事です。

代表的な仕事は工場の生産ラインでの作業で、ベルトコンベアから流れてくる製品の加工・組み立て・梱包・検品などをおこないます。

マニュアルに沿って作業することが多いので、未経験でも仕事に取り組みやすいでしょう。

同じ製造業界の職種でも商品企画は専門知識やスキルが求められるため、未経験から就職するのはハードルが高いですが、工場勤務の場合は違います。

工場勤務は年齢・学歴・職歴を重視しない求人が多いので、20代の無職・ニートの方でもかなり挑戦しやすいです。

下記のいずれかに当てはまる方は製造業に向いているので、チャレンジしてみると良いでしょう。

清掃業

清掃業は、病院・ホテル・オフィスビル・商業施設など、さまざまな場所の清掃業務を担当する業界です。

ハウスクリーニングのように一般家庭の清掃を依頼される場合もあります。

清掃業は年齢や学歴、経験を問わない求人が多いので、20代の無職・ニートの方でもチャレンジしやすい仕事です。

作業中に誰かと話すことは少なく、もくもくと作業できるので、コミュニケーションが苦手な方でも安心して始められます。

また、下記のような国家資格を取得すれば年収アップも期待できるでしょう。

清掃業に向いている人は以下のとおりです。

介護

介護職は、要介護者に対して身の回りのサポートをおこなう仕事です。

業務は主に以下の場所でおこないます。

近年の日本は少子高齢化が進み、業界全体の需要が高まっている一方、介護の現場では深刻な人材不足に陥っているのが現状です。

事実、厚生労働省の発表では、2025年度に約32万人の介護職員が不足するという結果が明らかになりました。

参考：第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について｜厚生労働省

そのため、無職・ニートの方でも採用されるチャンスは十分にあります。

働く施設によっては資格取得の支援制度を設けているところもあるので、実務経験を積みながら効率良くスキルアップが可能です。

資格を取得すれば収入が上がる可能性もあります。

下記のいずれかに当てはまる方は挑戦してみると良いでしょう。

営業

営業は、顧客に自社の商品やサービスを提案し、販売・契約につなげる仕事です。

スキルや資格よりも人柄やコミュニケーション能力が重視される傾向にあり、多くの企業が未経験者を積極的に受け入れています。

また多くの場合、営業に必要な商品知識や接客技術は入社後の研修で学べるので、営業初心者の無職・ニートの方でも挑戦しやすいでしょう。

営業成績によってインセンティブを支給している企業もあるため、結果を出せば高収入を得られます。

下記のいずれかに当てはまる方は営業職に向いているので、挑戦してみてはいかがでしょうか。

就職活動に自信がない20代の無職・ニートは就職エージェントに相談しよう

就職を決意して実際に行動し始めると、疑問点や不安がたくさん出てくると思います。

もし一人で就職活動を進める自信がない方は、就職エージェントを活用してみましょう。

専任のキャリアアドバイザーがあなたの悩みをヒアリングしたうえで、的確なアドバイスをくれるからです。

また、下記のサービスを無料で利用できます。

就職のプロの力を借りながら内定を勝ち取りたい方は、エージェントサービスを利用してみましょう。

20代の無職・ニートの方におすすめの就職エージェントは次の章で紹介しています。

20代無職（ニート）におすすめの就職エージェント3選

結論、20代の無職・ニートにおすすめの就職エージェントは以下の3つです。

• えーかおキャリア
• 就職カレッジ
• ハタラクティブ

無料で登録・利用できるので、まずは複数の就職エージェントでキャリアカウンセリングを受けてみましょう。

担当者との相性や紹介される求人を見ながら、サポートを受けるか判断するのも一つの手です。

えーかおキャリア

就職カレッジ

ハタラクティブ

20代の無職・ニートの就職に関するよくある質問

最後に20代の無職・ニートの就職に関するよくある質問をまとめました。

• 無職・ニートでも就職エージェントを利用できる？
• 無職・ニートからの就職に年齢制限はある？
• ブラック企業はどうやって見分ければいい？

無職・ニートから就職活動を始めるにあたって気になる点がある方は、チェックしてみてください。

まとめ｜無職・ニートを抜け出すなら20代の今がチャンス！

20代の無職・ニートからでも就職することは可能です。

ただし、30代になると就職のハードルが上がるので、就職活動を始めるなら20代の今がチャンスです。

さっそく今日からできることを始めてみましょう。

20代の無職・ニートの方が就職活動を始める前にできることは以下の4つです。

そして本格的に就職活動を始める際には就職エージェントを活用しましょう。

担当のキャリアアドバイザーが親身になってあなたの話を聞いてくれます。

複数の就職エージェントで面談を受けて、担当者との相性を見たうえでサポートを受けるかどうか判断してもOKです。

また複数の就職エージェントで求人を見せてもらうと、自分に合った企業が見つかる可能性がグンと上がります。

本記事で紹介した20代の無職・ニート向けの就職エージェントを活用して就職を成功させ、人生を楽しみましょう。