派遣介護士はよく「最強の働き方」だと言われることがあります。

このような派遣介護士の働き方が良いという話を聞いて派遣介護士に興味を持っている方、派遣介護士を目指されている方も多いのではないでしょうか。

この記事では派遣介護士の働き方やメリット・デメリットについて解説します。

また、おすすめの転職サービスについても厳選して紹介するので、派遣介護士を目指されている方はぜひ参考にしてみてください。

関連記事：介護派遣会社おすすめランキング12選！選び方や平均時給まで解説

派遣介護士の働き方とは

派遣介護士とは、派遣会社に登録して派遣先の介護施設等で働く介護士のことを指します。

一般的に派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社から給与を受け取るという仕組みです。給与や残業時間の交渉も派遣会社がおこなってくれます。

この点が直接雇用されるアルバイトやパートと異なるところです。

労働者派遣法において、同じ派遣先で働けるのは最長でも3年までと定められており、基本的に短期間でさまざまな派遣先を経験することになります。

参考：労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律｜e-GOV法令検索

派遣介護士の最強の働き方4選

下記では派遣介護士の最強の働き方を4選紹介します。

夜勤専従で働く

夜勤専門で勤務する派遣介護士の方もいます。

夜勤は日中よりも時給が高く設定されているため、より多くの給与を得ることができます。

夜間に働くことに抵抗がなく、効率的に稼ぎたい方には夜勤専従がおすすめです。

関連記事：介護の夜勤専従はきつい？仕事内容やメリット、デメリットなどを徹底解説

希望の日数・時間で働く

自分が希望する日数や時間帯のなかで働くという選択肢もあります。

子育てや介護、体力面などさまざまな事情でフルタイムでは働けないという方もいらっしゃるでしょう。

派遣介護士は希望条件に合った職場を探して勤務することができるので、ワークライフバランスを保ちながら無理のない範囲で働くことができます。

派遣を掛け持ちする

派遣を掛け持ちすることも可能です。

複数の派遣会社に登録する方法と同じ派遣会社で掛け持つ方法がありますが、スケジュール管理をしてほしい方には後者の同じ会社で登録することがおすすめです。

短期間で複数の職場を経験することができるため、自分に合った職場を見つけることができ、同時にスキルアップにもつながるでしょう。また掛け持ちをすればその分シフトに多く入れるので、より多く稼ぐことができます。

副業をする

派遣は正社員と異なり、副業も自由に行うことができます。　

日中勤務されている方は夜に副業を、夜勤の方は昼間に勤務するなど、ライフスタイルに合わせて働くことが可能です。

空いた時間帯にバイトに入ることも可能ですし、在宅で副業をするなど、さまざまな副業の形があります。

派遣介護士として働くメリット

次に派遣介護士として働くメリットについて5つご紹介します。

時給が高い

派遣介護士はアルバイトやパートで働くよりも時給が高く設定されています。

派遣は人手不足の介護現場で即戦力として採用されることも多いです。

派遣介護士の時給は平均1,323円となっており、アルバイト・パートの平均時給1,219円であることと比較する比較的高い水準になっています。

参考：厚生労働省｜労働者派遣事業報告書／介護労働者の就業実態と就業意識調査

派遣の仕事はアルバイトやパートと大きく変わらないので、派遣の方がより効率的に稼げるといっていいでしょう。

さらに実務者研修や介護福祉士などの上位資格を保有していたり、経験年数が長かったりする場合は時給アップが期待できます。

夜勤・残業がない

夜勤や残業をしなくてもよいのも派遣介護士の魅力のひとつです。

派遣介護士は自ら望まない限り、夜勤はなく基本的に定時で帰ることができます。また残業をしなくてはいけない場合でも、しっかりと残業代が出るので心配ありません。

逆に夜勤だけで働きたい方は夜勤専従という形をとることができ、時間帯を自由に選べることがポイントです。

ライフスタイルに合わせて働ける

ライフスタイルに合わせて働けることも、派遣の大きなメリットです。

派遣では、例えば「週2～3日で働きたい」「日勤だけで働きたい」など、勤務日数や時間帯など自分の希望条件に合った求人を選ぶことが可能です。

柔軟にシフトが組めるので、子育てや介護、ほかの仕事とも両立しやすく、またプライベートな時間も大事にできます。

さまざまな介護現場を経験できる

派遣介護士の契約期間は約３か月と短く設定されています。

契約を更新しなければ、その都度派遣先を変えられるのでさまざまな施設を経験できます。

介護現場といっても有料老人ホームやグループホーム、保健施設などいろいろなタイプの施設があるので、自分に合った施設形態を見つけることもできるでしょう。またあらゆる介護現場や業務に適応する力も身につけられます。

自分で仕事を探さなくてよい

派遣の場合は、派遣会社が希望条件をもとに仕事を探してくれるため、自ら仕事を探すことはありません。

通常求人探しや選考の対策に時間がかかることも多いですが、派遣介護士の場合は派遣会社に任せられるので手間が省けます。

また時給や勤務時間などの勤務条件の交渉も派遣会社が代わりにおこなってくれるのもポイントです。

派遣介護士として働くデメリット

最強の働き方といわれる派遣介護士ですが一方でデメリットも存在します。以下で確認しましょう。

ボーナスや福利厚生が受けられない

派遣介護士は時給が高い反面、ボーナスや福利厚生が十分に受け取れないというデメリットもあります。

派遣会社に雇用されているため、その施設の正社員と同様のボーナスや福利厚生を受けることはできません。

時給制の場合、休みが多い月は給料が低くなる恐れがあるため、安定を求める方やボーナスの支給を希望する方は正社員の方が向いているかもしれません。

キャリアアップしづらい

派遣介護士の契約期間は約3か月と、同じ職場で働く期間が短いため、キャリアアップしづらいという問題もあります。

働く期間が限られている中で、正社員のようにリーダーや責任者など役職に就くのは難しいでしょう。

昇進を目指したい方は派遣は避けた方がよいといえます。

毎回職場環境に適応する必要がある

派遣介護士は契約が満了したら職場を変える必要があるため、そのたびに新しい職場環境に適応していく必要があります。

職場の同僚や施設の利用者との関係など、介護の仕事では人間関係の構築が重要ですが、派遣の場合施設が変わるごとにリセットされてしまいます。

また施設ごとに独自のルールがあったり、求められる働き方も異なっていたりするでしょう。

職場環境が頻繁に変わるため、新しい環境に対応していくことが苦手な方にとっては大変に感じてしまうかもしれません。

派遣介護士として働く流れ

ここで派遣介護士として働く流れを確認しておきましょう。

一般的に以下の流れで進みます。

派遣会社への登録は無料です。

登録後は担当者が希望に沿った求人を提案してくれるので、施設見学などを通して自分に合った派遣先を見つけましょう。登録から派遣先決定後まで派遣会社が終始サポートしてくれるので安心です。

派遣介護士におすすめの派遣会社

続いて派遣介護士になりたい方におすすめしたい転職サービスを３つご紹介します。

介護ワーカー

介護ワーカーは、介護職専門の転職サービスで、業界トップクラスの求人数を誇ります。

派遣求人だけで2万件を超えており、時給1,600円以上の高時給求人も多数扱っているので派遣介護士として稼ぎたいと思っている方におすすめです。

また、全国対応で地方の求人も豊富なので、都市部以外にお住まいの方も活用できます。

サービス概要
運営会社	株式会社トライトキャリア
派遣の公開求人数	23,480件
非公開求人数	非公開
対応地域	東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト	https://kaigoworker.jp/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

レバウェル介護派遣

レバウェル介護派遣は、手厚いサポートが受けられる派遣会社です。

担当アドバイザーが丁寧なヒアリングの後、すぐに希望条件に沿った求人を紹介してくれるので、早く派遣先を決めたい方におすすめです。

また給与日払いサービス「Payme」を導入しており、すぐに給料を受け取ることも可能です。

ほかにも社会保険委即日加入できる制度や、資格取得支援制度もあるなど、充実のサポート体制が整えられているので安心して利用できるでしょう。

サービス概要
運営会社	レバレジーズメディカルケア株式会社
派遣の公開求人数	14,144件
非公開求人数	非公開
対応地域	東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト	https://job.kiracare.jp/feature/wp4/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

かいごGarden

かいごGardenは介護業界の転職を専門とした人材紹介・派遣をおこなう派遣会社で、求人数が豊富です。

キャリアコーディネーターのなかには介護の経験者や介護の有資格者も多数在籍しているので、介護職に寄り添ったアドバイスがもらえるでしょう。

全国に29か所の拠点があり、地域にも密着しているのも特徴です。

サービス概要
運営会社	株式会社ツクイスタッフ
派遣の公開求人数	50,591件
非公開求人数	非公開
対応地域	全国
公式サイト	https://www.tsukui-staff.net/

派遣弁護士の最強の働き方に関するよくある質問

未経験・無資格からでも派遣介護士になれる？

未経験・無資格からでも派遣介護士になることは可能です。

派遣会社では、未経験の求人も多数扱われているので担当者に紹介してもらいましょう。

ただ資格を保有していたり経験年数が長かったりするほうが、より求人の幅が広く、高時給の仕事に就ける傾向にあります。稼ぎたい方は資格取得を目指すのもよいでしょう。

正社員と派遣だったらどっちがいい？

介護士として働くとき自分が何を優先するかで決めましょう。

柔軟なシフトで効率的に稼ぎたいなら派遣介護士がおすすめです。一方で「安定して同じ職場で働きたい」「ボーナスや福利厚生を受けたい」という方は正社員として働くのがよいといえます。

再度自分が希望する条件を確認して、どちらが自分に適した働き方か検討してみましょう。

派遣介護士に向いている人は？

効率よく高い収入を得たい方におすすめです。

派遣介護士は通常のアルバイト・パートより時給が高く設定されています。

加えて自分の働きたい時間に合わせて働けるので、限られた時間で勤務したい人やプライベートを充実させたい人にも良い選択でしょう。

また、派遣介護士は職場が短期間で変わるため、新しい環境に適応するのが得意な方は向いているといえます。

まとめ｜派遣介護士は効率よく稼ぎたい方におすすめ

この記事では、派遣介護士の働き方、メリット・デメリットについて詳しく解説しました。

派遣介護士は自分のライフスタイルに合わせて、高時給で働けるという点で最強の働き方だといえます。

効率よく稼ぎたい方には特におすすめしたい働き方です。

また派遣介護士として働きたい方は今回ご紹介した、派遣に対応した転職サービスを活用してみましょう。転職サービスのサポートを受ければ、自分の希望に沿った派遣先で派遣介護士として活躍できるはずです。