「社会福祉士は年収1,000万円を目指せる職種?」「どのようなことをすれば年収1,000万円を達成できるか知りたい」とお悩みの方もいるでしょう。
結論からいうと、社会福祉士の平均年収は403万円のため、年収1,000万円以上稼ぐのは難しいといえます。
しかし転職したり、独立したりすることで年収アップは可能です。
給与アップしたい方は、本記事を参考に行動してみましょう。
関連記事:社会福祉士向け転職エージェントおすすめ11選!求人数から選び方まで解説【2024年最新】
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目次
社会福祉士の年収はいくら?
まずは社会福祉士の年収について、基本的な情報をおさえておきましょう。
全国老人福祉施設協議会が2021年に実施した「社会福祉士就労状況調査結果報告書」によれば、社会福祉士の平均年収は403万円と発表されています。
ここからは、雇用形態別・職種・職位別など、さらに詳しい観点から掘り下げて見ていきましょう。
雇用形態別
同調査によれば、雇用形態別の平均年収分布は以下のとおりです。
正規職員(n=63,317) | 契約職員(n=6,518) | パートタイム職員(n=7,195) | 派遣社員(n=151) | |
---|---|---|---|---|
103万円未満 | 0.8% | 3.6% | 22.8% | 14.6% |
103~200万円未満 | 1.1% | 7.0% | 23.8% | 7.3% |
200~300万円未満 | 8.2% | 32.2% | 16.6% | 11.9% |
300~400万円未満 | 25.9% | 21.6% | 4.3% | 10.6% |
400~500万円未満 | 23.3% | 6.5% | 1.3% | 3.3% |
500~600万円未満 | 12.6% | 2.2% | 0.4% | 0.0% |
600万円以上 | 13.7% | 2.0% | 0.4% | 2.6% |
上記の表を見ると、雇用形態によって最も割合が高い年収分布は以下となります。
- 正規職員:300~400万円未満
- 契約職員:200~300万円未満
- パートタイム職員:103~200万円未満
- 派遣社員:103万円未満
とくに正規職員の年収が高く、全体の49.6%が年収400万円以上と回答していることからも、平均年収以上の給料を受け取っている人が多いことがわかります。
年代別
次は同調査をもとに、社会福祉士の年収を年代別に見ていきましょう。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 約326万円 |
30代 | 約386万円 |
40代 | 約440万円 |
50代 | 約492万円 |
60代以上 | 約369万円 |
年代別で見ると、20代から30代になると+60万円、30代から40代になると+54万円というように、着実に年収が上がっていることが窺えます。
職種・職位別
社会福祉士における職種・職位別の平均年収は、以下のとおりです。
職種・職位 | 平均年収 |
---|---|
経営者 | 549万円 |
施設長 | 554万円 |
主任・相談部門の長 | 495万円 |
介護支援専門員 | 362万円 |
地域包括支援センターの社会福祉士 | 376万円 |
障害者相談支援専門員 | 376万円 |
児童自立支援専門員 | 410万円 |
医療ソーシャルワーカー | 384万円 |
スクールソーシャルワーカー | 292万円 |
相談員 | 354万円 |
指導員 | 346万円 |
介護職員(ホームヘルパー含む) | 303万円 |
支援員 | 334万円 |
事務職員 | 438万円 |
職位では「施設長」の平均年収が554万円と最も高く、次いで「経営者」が549万円、「主任」が495万円と、全体の平均年収を大きく超える結果になりました。
職種では「児童自立支援専門員」や、「事務職員」がいずれも年収400万円を超えており、一方で最も年収が低いのはスクールソーシャルワーカーの292万円でした。
いずれも社会福祉士の資格・経験を活かせる職種のほうが年収が高く、管理職になるとさらなる年収アップが見込めることがわかります。
施設・事業者別
ここでは社会福祉士における施設・事業者別の年収を紹介します。
本調査ではかなり多くの施設・事業者の平均年収が記載されていますが、ここでは一部を抜粋して取り上げます。
施設・事業者 | 平均年収 |
---|---|
介護老人福祉施設 | 423万円 |
身体障害者更生相談所 | 504万円 |
児童相談所 | 532万円 |
保護施設 | 468万円 |
福祉事業所 | 454万円 |
ひきこもり地域支援センター | 366万円 |
病院・診療所 | 398万円 |
大学・短大等 | 456万円 |
公共職業安定所(ハローワーク) | 413万円 |
保護観察所、地方更生保護委員会 | 638万円 |
都道府県庁 | 496万円 |
社会福祉士の働く場は幅広いため、分野によってかなり年収に差が出ていることがわかります。
最も年収が高いのは「保護観察所、地方更生保護委員会」で、全体の平均年収の403万円を大幅に上回る638万円という結果でした。
保護観察所で働くためには、国家公務員である「保護観察官」になる必要がありますが、ハードルが高いぶん年収もアップすることが予測されます。
決して簡単な道のりではありませんが、年収を大幅に上げたい場合は、社会福祉士資格をとったあとに公務員を目指すのも効果的かもしれません。
社会福祉士が年収1,000万円を目指す方法
社会福祉士が年収1,000万円を目指す方法は以下のとおりです。
また高度な専門知識を習得するために大学院に進学する方もいます。
社会福祉法人の施設長になる
社会福祉士は役職持ちになることで、年収アップを実現できます。
施設長になるまでのキャリアプランは以下のとおりです。
- 社会福祉士資格を取得して生活相談になる
- 生活相談員として10年以上経験を積む
- 福祉のスペシャリストと判断されれば施設長に昇進できる
独立する
経験を積んだ後は社会福祉士事業所を立ち上げ、経営者・施設長として独立する道も選べます。
社会福祉士の資格だけでは運営できないので、行政書士・ケアマネジャーの資格も取得しましょう。
行政書士の資格を取得すれば、成年後見人の業務対応ができるようになります。ケアマネジャーの資格を取得すれば、ケアプランの作成も対応可能になるでしょう。
成年後見人になる
社会福祉士が成年後見人になるには、各種研修を受講し、試験に合格しなければいけません。合格までに4年かかるため、すぐ年収アップしたい方には向いていないでしょう。
流動資産の合計額が大きいほど報酬がたくさんもらえるので、時間がかかっても確実に収入アップを目指したい方におすすめです。
成年後見人を引き受ける件数に上限はありません。
しかし業務量が多いため、副業として対応するなら1〜3件、本業として対応するなら20〜30件が限界でしょう。
流動資産の合計額 | 基本報酬 | 1件対応した場合の年額 |
---|---|---|
1,000万円以下 | 2万円 | 24万円 |
1,000〜5,000万円以下 | 3〜4万円 | 36〜48万円 |
5,000万円以上 | 5〜6万円 | 60〜72万円 |
例えば1,000万円以下の流動資産を3件管理すれば、年間72万円の報酬が手に入ります。複数件対応することで、収入アップを期待できます。
副業する
社会福祉士経験が活かせる副業をすることで、収入アップを実現できるでしょう。
例えば、以下のような副業が挙げられます。
- 社会福祉士会で講義する
- Webライター・記事監修を担当する
社会福祉士会で講義して、実績が認められると大学の非常勤講師として活躍できる可能性があります。もしくは民間企業から研修講師の依頼が入るかもしれません。
業界知識が活かせるWebライターも稼ぎやすい副業の1つです。
介護や障害者福祉などの専門知識が必要とされる記事執筆を担当すれば、月10万円以上稼げるかもしれません。
勤務歴10年以上の場合は記事監修の依頼が入る可能性もあります。Webライターの仕事はクラウドソーシングやSNSで募集されているので、チェックしてみてください。
ただし勤務先によっては副業が禁止されているところもあるので、就業規則を確認しておきましょう。
基本給の高い職場に転職する
社会福祉士が年収を上げる最も手っ取り早い方法として、基本給の高い職場に転職することが挙げられます。
本記事の「施設・事業者別の年収」でも触れましたが、社会福祉士は働ける場所がかなり多いため、職場を変えることで年収アップを実現することは充分に可能でしょう。
とくに管理職候補や、施設責任者のポストを募集している求人の中には、月収40~50万円といった好条件を提示しているところもみられます。
以下記事では社会福祉士に強い転職エージェントをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:社会福祉士向け転職エージェントおすすめ11選!求人数から選び方まで解説
【番外編】大学院に進学する
高度な専門知識を習得したいという理由から、大学院に進学する社会福祉士もいます。
大学院を卒業できれば、より深い専門知識を習得している証明になります。
その努力が認められ、管理職や教育者としてキャリアアップできるかもしれません。転職市場でも有利となり、好条件の職場で働ける可能性を期待できます。
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社会福祉士におすすめの転職エージェント
ここでは、社会福祉士におすすめの転職エージェントを紹介します。
年収アップを実現したい方は参考にしてください。
レバウェル介護(旧きらケア)
- 社会福祉士だけでも4,000件以上の求人あり
- 職場の人間関係などの内部情報がわかる
- 福利厚生が充実している職場で働きたい
レバウェル介護(旧きらケア)は、21万件以上の求人を掲載している介護特化型の転職エージェントです。
社会福祉士だけでも4,000件以上の求人を取り扱っています。
転職を支援するアドバイザーが、直接施設に足を運んで情報収集しているので、各職場の内部情報に精通しているのが強みです。
残業時間や離職率も共有してもらえるため、働きやすい環境で活躍したい方にもおすすめです。
サービス概要 | |
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サービス名 | レバウェル介護(旧きらケア) |
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
公開求人数 | 158,730件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 北海道、東北、北陸、関東、東海、関西、中国、九州、沖縄 (※) |
公式サイト | https://job.kiracare.jp/ |
(※)甲信越・四国は対応外
- 高給与の求人を紹介してくれた
- 福利厚生がしっかりしているなど、質の高い求人が多かった
- 地方でも求人が充実していた
マイナビ介護職
- 人材・広告業界大手の株式会社マイナビが運営
- 全国で転職フェア・相談会も開催
- 全国23ヶ所に拠点があるため地方への転職も可能
マイナビ介護職は人材・広告業界大手の株式会社マイナビが運営するサービスです。
公開求人は7万件以上あり、社会福祉士・生活相談員・ケアマネジャーの求人を取り扱っています。
好条件で働ける非公開求人も多数あるため、腰を据えて働きたい方におすすめです。
登録後は介護業界に詳しいキャリアアドバイザーと面談でき、適性求人を紹介してもらえます。
入社前から入社後までサポートを受けたい方は利用してみてください。
サービス概要 | |
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サービス名 | マイナビ介護職 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 80,825件 |
対応地域 | 東京、名古屋、大阪、福岡など全国 |
公式サイト | https://kaigoshoku.mynavi.jp/ |
- 求人情報が充実しており探しやすかった
- 経験者にとってキャリアアップに繋がる求人が多かった
- 面談から求人紹介までが早かった
介護ワーカー
- 年間1万人の転職成功実績あり
- エージェント型と自分で応募する方法が選べる
- 厚生労働省から認可を受けている
介護ワーカーは医療・福祉業界の人材紹介などを展開する、株式会社トライトキャリアが運営するサービスです。
専任のアドバイザーが面接のコツ〜雇用条件の確認までを担当するため、安心して転職活動を進められるでしょう。
その結果、年間1万人の転職成功実績を誇ります。
利用者の中には2週間という短期間の中で、希望にあった求人を紹介され、採用された方もいます。
そのため早く転職したい方にもおすすめです。
サービス概概要 | |
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サービス名 | 介護ワーカー |
運営会社 | 株式会社トライトキャリア |
公開求人数 | 51,427件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 東京、名古屋、大阪、福岡など全国 |
公式サイト | https://kaigoworker.jp/ |
- 希望年収より50万円ほど高い職場に転職できた
- 面接同行をしてくれたので安心できた
- 自分のキャリアを踏まえた求人提案をしてくれた
社会福祉士に関してよくある質問
ここでは、社会福祉士についてよくある質問と回答を紹介します。
社会福祉士で一番給料の高い職場はどこですか?
全国老人福祉施設協議会が実施した「社会福祉士就労状況調査結果報告書」によれば、社会福祉士で最も給料の高い職場は「保護観察所、地方更生保護委員会」で、平均年収は638万円でした。
これらの職場では一般的に「保護観察官」として採用されることが多く、目指すためには「法務省専門職員(人間科学)採用試験(保護観察官区分)か、国家公務員採用総合職、もしくは一般職試験に合格する必要があります。
国家公務員のため年収も高く、雇用も安定している傾向にあるため、社会福祉士で働ける職場の中でも飛び抜けた年収となっています。
興味のある職場があれば、ぜひ調べてみてください。
社会福祉士の資格は一般企業でも活かせますか?
社会福祉士は福祉の現場が中心と思われがちですが、一般企業で資格を活かして働くことも可能です。
たとえば企業で働く人の悩みに寄り添う「産業ソーシャルワーカー」や、「産業カウンセラー」であれば、一般企業でも資格を活かせるでしょう。
おすすめの働き方や、一般企業への転職を成功させるポイントは以下記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:社会福祉士は一般企業でも働ける?おすすめの働き方や資格を活かした転職方法を解説
まとめ|社会福祉士で年収1,000万は難易度が高いが、方法次第で目指せる!
本記事では社会福祉士が年収1,000万円を実現するうえで実践すべきことを紹介しました。
社会福祉士の平均年収は403万円です。しかし以下の方法を実践すれば、年収1,000万円も目指せるでしょう。
まずは好条件な求人がないか転職エージェントに登録して確認しましょう。
非公開求人も多いので、経験が浅くても年収400万円以上もらえる職場もあるかもしれません。
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公開求人数
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【口コミ評価No.1実績あり】離職率・人間関係などを共有してもらえる。職場環境を重視する方に!
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