「プログラマーから転職したい」と考えた時、どのような選択肢があるでしょうか。

異職種、異業種様々ありますが、できることならこれまでの経験や知識を活かして、ステップアップできるような転職が理想かと思います。

本記事では、プログラマーのまま転職する場合や、異業種・異職種への転職について解説するとともに、おすすめの転職エージェントを紹介いたします。

もし転職を考えているようでしたら、ぜひ参考にしてください。

関連記事：プログラマー転職エージェントおすすめ17選！経験者・未経験者別に徹底比較

プログラマーから転職したいと思うきっかけ

まず、プログラマーが転職を考える機会として比較的多い理由を紹介します。

「今、自分は転職するべきなのか」と悩んでいるようでしたら、参考にしてください。

将来のキャリアが見えない

まず、将来のキャリアが見えない場合です。

スキルアップや希望年収への昇給など、現在所属している会社での将来の展望が見えなくなった場合に転職を考える方が多いです。

もし将来にもやもやを抱えているようでしたら、まず自分のキャリアプランを考えたうえで、今いる会社がそれを満たせるかどうかで転職を判断しましょう。

仕事がキツい

深夜業務や残業などの働き方や、業務の負荷などにより、仕事がキツいと感じて転職を考える人も多くいます。

もちろんプログラマーに限った話ではありませんが、「今いる会社でこのまま働き続けられるのか」を考えて、難しい場合は転職を視野にいれましょう。

転職は簡単にすぐできるものではありませんので、調子を崩して余裕が全くなくなる前に、いつでも転職できるよう準備しておくと安心です。

新しいことに挑戦したい

ポジティブな転職の動機としては、新しいことに挑戦したくなった場合も、転職を考える良い機会です。

など、やりたいことが見つかった場合は、視野を広げる意味でも転職活動はおすすめです。

異業種・異職種へ転職するケース

プログラマーが転職をする際、異業種や異職種へ進む場合は、メリット・デメリットやリスクがあります。

自分が転職したい方向性が決まっている場合は、転職前に考えておきましょう。

異業種でもプログラマーなら経験が活かせる

まず、異業種・同職種（異業種のプログラマー）の場合、これまでの経験が活かせるので転職活動もしやすいでしょう。

ただし、異業種の場合は新しく業界知識を身につける必要があります。

業種によっては業界知識が必須で、価値観や重要視すべきポイントなども異なります。事前に業界について調べたうえで転職活動をしておくと、失敗や転職先とのミスマッチを避けられるかもしれません。

異職種ならプログラマーからITエンジニアがおすすめ

異職種を目指す場合、できるだけこれまでの経験や高いITリテラシーを活かせる職種だと、キャリアプランが立てやすいかと思います。

具体的には、上流工程なども含めた業務を行うITエンジニアがおすすめです。

プログラマーとしてのコーディングスキルを活かしつつも、新しい分野の知識を身につけ、スキルアップができることでしょう。

関連記事：プログラマーからシステムエンジニアになる方法とは？転職成功のコツも解説！

異業種・異職種はリスクを把握しておく

異業種かつ異職種への転職をする場合、やはり相応のリスクがあります。

まず、未経験採用となるため採用されにくいですし、採用されてもこれまでより収入が下がる可能性もおおいにあります。

ITエンジニアなどのこれまでのスキルをほぼ活かせる職種であれば問題ありませんが、まったく違う業種・職種を目指す場合は困難も大きくなります。

自分の将来設計や生活水準などを考えながら、じっくりと転職活動するようにしましょう。

プログラマーの転職先例

ここでは、プログラマーの転職先例を紹介します。

もちろん、どのような転職をするかは自由ですので、ごく限られた例になります。

プログラマーとの相性が比較的良い職種を紹介しますので、参考にしてください。

上流工程も担当するITエンジニア

まず、先述のとおりおすすめなのが上流工程を含めた業務もおこなえるITエンジニアです。

これまでのコーディングスキルが活かせることはもちろん、上流工程や実装時の技術選定なども考えられる職種で、できることの幅が広がる可能性があります。

また、ITエンジニアはその先のキャリアも幅広くあります。

ITコンサルやマネージャー、ITアーキテクトなど、自分のやりたいことや適正に応じて様々です。

明確に「この職種になりたい」という職種がなければ、まずITエンジニアになることを考えてみましょう。

関連記事：IT転職エージェントおすすめ比較27選！エンジニア向けに徹底解説【2024年最新】

データサイエンティストなどの専門家

データサイエンティストもITエンジニアと定義できますが、最初から高い専門性を持った開発者を志す選択肢もあります。

その場合は、専門性にあった知識やスキルをあらかじめ身につけるよう努めましょう。

もし特定の分野に興味があるようでしたら、最初から専門家を目指してみてはいかがでしょうか。

IT営業

別職種を選ぶ場合でも、これまでの経験や高いITリテラシーを活かせる職種であれば有利にはたらきます。

IT営業はプログラマーとは違う職種になりますが、開発の現場を知っているIT営業は重宝されます。

開発者に理解のある営業はエンジニアとのやりとりもしやすく、開発現場とのコミュニケーションでも価値を発揮できます。

このように、これまでの業務知識や経験が活かせる職種は、シナジーを生み出せるのでおすすめです。

関連記事：技術営業に強い転職エージェントおすすめ4選｜成功のコツやメリットも徹底解説

プログラマーの転職時の強み

プログラマーが転職する際、他職種からの転職と比べてどのような強みがあるでしょうか。

面談時の書類や自己紹介で主張できるポイントとして活用してください。

ITリテラシーが高い

プログラマーはIT人材なだけあり、他職種から転職する人に比べて、ITリテラシーがかなり高いと言えるでしょう。

事務職に就く場合でも、ちょっとした自動化スクリプトが書けるだけでも、強いアドバンテージになります。

ITがまだあまり浸透していない職種への転職をする際は、前面に出したい強みです。

論理的思考ができる

開発をするうえで論理的思考は必要不可欠で当たり前のように感じられますが、これも十分な強みといえます。

転職をする際も論理的思考が重視される業務であれば、情報を整理して論理的に組み立てられる点を強みとしてアピールしましょう。

学習習慣がある

開発技術は日進月歩なだけあり、技術に追いつくために学習習慣が身についている開発者は多いかと思います。

もし学習習慣があるようでしたら、それも強みとしてアピールできます。

SNSなどのメディアに学習記録などを残したり、トレンドを把握して学んだりしておくと良いでしょう。

プログラマーが転職先選びで失敗しないコツ

プログラマーが転職する際、大切なポイントがいくつかあります。

転職活動に失敗しないためにも、ポイントをしっかりおさえて、より良い転職先を見つけてください。

スキルや経験の棚卸しをする

もしプログラマーの知識や経験が活かせる職種であれば、かならずスキルや経験を棚卸ししましょう。

求人を出す会社は何かしらの課題があって人材を求めているので、スキルや経験を見て、自社の課題を解決できる人材か評価します。

これまで開発で使った言語やツールはもちろん、組織として開発をするためのノウハウなども明文化できておくと、好印象となります。

キャリアプランを明確にする

転職する際は年収や福利厚生で考えてしまいがちですが、それだけだと転職先とのミスマッチが起きやすくなってしまいます。

「こんなはずじゃなかった」とならないよう、自分の価値観は明確にしておく必要があります。

そこでとくに重要になるポイントが、自分のキャリアプランです。

今後どのような仕事をしていきたいか、どのような人材になりたいかを明確にしておくと、将来を踏まえたうえで建設的な転職を考えられるようになります。

また、企業側も「求職者のキャリアプランを自社が実現できるか」という考えを持って採用を検討するので、ミスマッチが予防しやすくなります。

自己分析は必要不可欠ですので、妥協せずにしっかりとやりましょう。

開発を続けるなら元請け企業を探す

今後も開発を続ける前提で転職する場合は、できれば元請け企業を探すことがおすすめです。

ITエンジニアとして転職をしても、二次請け以降の企業だとコーディングしかできなかったり、顧客都合で思うような開発ができなかったりする場合もあります。

場合によっては、ブラックな働き方を強いられる場合も考えられます。

こういった内部事情は入社前には判断がむずかしいため、元請けとして開発に携わっている企業を優先的に目指しておくと、リスクを少しでも減らせます。

IT業界は人材不足が続いているため、自分の技術力に自信を持って、積極的に条件の良い企業を受けるようにしましょう。

プログラマー転職におすすめの転職エージェント

最後に、プログラマー転職におすすめの転職エージェントを紹介します。

転職エージェントは自己分析や企業探しなども手伝ってくれるところが多いので、もし一人で転職するのが難しいと感じるようでしたら、積極的に活用してください。

レバテックキャリア

レバテックキャリアはITエンジニアやクリエイターに特化したハイクラス転職エージェントです。

開発者だけでなく、クリエイター職やマーケターなどの職種も扱っています。

また、レバテックキャリアの公式サイトによると、支援を受けたエンジニアのうち、90％の方が「アドバイザーの知識が豊富」と回答しており、94％の方が紹介された求人に満足したと回答しています。

もし技術者としてのスキルをあげて、キャリアアップのための転職を考えているようでしたら、レバテックキャリアを活用しましょう。

マイナビIT AGENT

マイナビITエージェントは、転職業界大手マイナビのITに特化したエージェントです。

大手エージェントで保有している求人数も多く、あなたが希望する収入、働き方などに合わせた幅広い選択肢を提示してくれるでしょう。

また、開発者経験のあるアドバイザーも在籍しているため、具体的なアドバイスも期待できます。 初めての転職活動であれば、安心してお任せできるエージェントの一つです。

Geekly

Geeklyは業界別だけでなく、それぞれの職種に合わせた専門のコンサルタントが在籍しているため、希望する分野への転職についてより専門的なアドバイスが期待できる転職エージェントです。

専門コンサルタントならではの視点で、あなたの強みや市場価値を見つけ、それが活かせる求人を選んでもらえるでしょう。

もし「自力での転職活動はどうやれば良いかわからない」、「専門的なアドバイスやサポートが欲しい」と思うようでしたら、Geeklyに登録してみてはいかがでしょうか。

まとめ｜プログラマーからの転職はスキルを活かす形がおすすめ！

プログラマーは技術のある専門職なので、そのスキルを活かした転職であれば、転職先は見つけやすいでしょう。

開発者として転職するにしても無関係な職種につくにしても、自己分析は必要不可欠です。

最初の一歩として、「今自分はなぜ転職を考えているのか」を考えるところから転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。