医局を円満に辞めるための切り出し方とトラブルを回避する方法を解説

竹綱庸仁
編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
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転職活動を成功させるためには、医局を円満に辞めるプロセスが重要です。この記事では、医局を円満に辞めるための切り出し方と退局の流れを詳しく説明します。

また、医局を辞めて次の職場を探すには、医師に特化した転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントは多くの医師の転職をサポートしてきており、自分に合う転職先を紹介してくれます。エージェントに登録することで、転職活動がスムーズに進むでしょう。

転職エージェントは求人紹介以外にも書類選考や面接対策といった転職活動をトータルでサポートしてくれます。

無料で利用できるので、医局を辞めるべきか悩んでいる方もまずは会員登録をしておくのがおすすめです。

 

この記事の監修者
竹綱 庸仁
竹綱 庸仁 氏医師
「すべては子どもたちのために」をモットーに、一般診療やてんかん、アレルギー、小児頭痛を専門とするなど幅広い診療を行う。2023年5月に初の著書「行列のできる子ども健康相談室」を発刊。HP:たけつな小児科クリニック

本稿では医局に属する大学病院勤務に重点をおいて解説します。

目次

医局を辞める主な理由

医局を辞める理由はさまざまですが、辞める理由をはっきりとさせることで、次の転職先に求める条件を明確にすることができます。

転職を成功させるためにも、まずは医局を辞める主な理由について理解しましょう。

人事異動

医局員の中には、望まない人事異動によって複数の大学病院や関連病院での勤務が必要になるケースがあります。

遠隔地への異動や転居が伴うこともあり、私生活に影響が出てしまうことも少なくありません。

医師としてのキャリアだけではなく、家族との時間を増やしたい方は、人事異動の影響を受けずに働きたいと考える医師も多くいます。

長時間労働や残業が多い

医局での勤務は長時間労働や残業が増えてしまうことがあります。

とくに大学病院では、業務量の負担が大きく、プライベートの時間が限られてしまうことがあります。常態化した残業に疲弊してしまい、自身のワークライフバランスを改善したいという理由から、医局を辞める選択をする医師も多いようです。

人間関係に問題がある

職場での同僚や上司との人間関係に問題がある場合、職場環境が居心地の悪いものになってしまいます。

例えば、派閥争いや厳しい上下関係に悩む医師の方もいるでしょう。将来的にも同じ医局で勤務し続けるので、人間関係に問題がある場合、精神的に負担を感じる方もいるでしょう。

さらに、仕事の進め方に対立や意見の相違が生じ、人間関係に悪影響を及ぼすこともあります。このような状況でより良い人間関係を求めて、医局を辞める選択肢を検討する医師もいます。

給与が少ない

給与額が仕事量に見合っていないことも、医師が退局を検討する理由のひとつです。より高い給料を求めて違う職場へ転職するのは、転職市場ではよくある転職ケースです。

とくに、大学病院などの公的な医療機関では、給与水準が市中病院と比べて低いことが多く、転職を考える意医師が多いようです。

雑務が多い

医局での業務には患者さんの診療だけでなく、さまざまな雑務も付随します。書類作成、病院内の調整、手続きなどが含まれます。とくに大学病院では、医師の雑務が多いのが一般的で、本来の診療や研究に時間を割くことが難しい場合があるようです。

雑務に追われ、本来やりたい業務ができないと感じる医師は、より高度なスキルを身につけられる職場を求めて医局を辞めることを考えることがあります。

医局を辞めるメリット

医局を辞めるかどうか判断する前に、医局を辞めるメリット・デメリットを理解しましょう。

まずは医局を辞めるメリットについて解説します。

待遇が改善される可能性がある

医局を辞めると、待遇が改善される可能性が高まります。医局においては給与が実力に見合わないことがあり、とくに若手医師にとっては不満となることが多いでしょう。

しかし、医局を辞めて転職すれば、市場価値に応じた給料をもらうことができるでしょう。

また、転職によって勤務条件が改善されることもあります。残業や当直が減少し、ワークライフバランスが向上することで、より充実した生活を送れるようになるでしょう。

医局人事から逃れられる

医局には医局人事が存在し、転勤や異動がついてまわるのが通常です。転勤によって家庭が不安定になったり、新しい環境への適応に苦しんだりすることも珍しくありません。

しかし、医局を辞めてほかの勤務先を選ぶことで、勤務地の固定化が可能となり、家庭やプライベートの安定を築くことができます。

さらに、自分のキャリアやライフスタイルに合わせて職場を選ぶ自由度も高まります。希望する勤務条件や働き方に合致する職場を見つけやすくなり、より満足度の高い医療活動を展開できるでしょう。

人間関係が良くなる可能性がある

医局を辞めて転職することで、人間関係が良くなる可能性が高まります。

医局内では、さまざまな立場や専門性をもつ医師が共に働きますが、その中には協力的な人もいれば、対立や競争が生じやすい人もいるかもしれません。とくに、大学病院では権威や地位の争いが激しく、ストレスや緊張感が日常的に存在するでしょう。

転職先の人間関係が良好な場合、現職での悩みが解決するかもしれません。

ただし人間関係の悩みは必ずしも職場を変えることで解決するとは限らないので注意が必要です。

医局を辞めるデメリット

医局を辞めることには、多くのメリットが存在しますが、同時にデメリットも理解しておくことが大切です。

  • 学位や専門医資格の取得が難しくなる
  • 研究が難しくなる
  • 医療知識のアップデートが難しくなる

それぞれ詳しく解説します。

学位や専門医資格の取得が難しくなる

医局での勤務は、学位を取得しやすく、医学博士や専門医の資格を取得するためには、大学の医局が最適な場所といえるでしょう。

医学博士や専門医の資格は、医師のキャリアの選択肢を広げることにもつながります。

しかし、医局を辞めてしまうと、資格の取得が難しくなります。

医学の学位や専門医資格をもつことで、将来のキャリアの幅が広がると考えると、医局を辞めるデメリットといえるでしょう。

研究が難しくなる

医局は、研究に専念しやすい環境が整備されています。

研究室や研究プロジェクトに参加する機会が多く、研究成果を上げるためのサポートが備えられています。医局での研究は、

しかし、医局を離れると、研究に割ける時間やリソースが減少する可能性があります。医局外では臨床業務に追われ、研究への時間を確保することが難しくなるでしょう。

医学の研究分野でのキャリアを考える医師にとっては、デメリットのひとつでしょう。

医療知識のアップデートが難しくなる

医学は日々進化しており、最新の医療知識や治療法を継続的に学び、実践することが求められます。医局は最新かつ高度な医療提供体制が整っており、新しい病気や治療法に関する情報が容易に入手できます。

医局に所属することで、医療知識のアップデートがスムーズにおこなえるのです。

しかし、医局を離れると、自分から情報を収集し、学び続ける必要が出てきます。とくに、専門医としての知識を深めるためには、医療知識のアップデートが欠かせません。

医局を円満に辞めるための切り出し方と辞める流れ

転職活動を成功させるためには、医局を円満に辞めるプロセスが重要です。適切なプロセスを踏むことで、円満な退局とスムーズな転職活動が実現できるでしょう。

この章では、医局を円満に辞めるための切り出し方と退局の流れを詳しく説明します。

転職エージェントに登録する

まず、円満な退局を実現するために転職エージェントに登録しましょう。転職エージェントは求人紹介から入局まで医師の転職をトータルでサポートしてくれます。

エージェントに登録することで、転職活動がスムーズに進行し、様々な求人を紹介してもらえるはずです。

エージェントは医局との円満な退局にもアドバイスを提供してくれるため、どのように切り出せばいいのか不安な方は相談しましょう。

転職先を探す

転職エージェントに登録したら、次は転職先を探す作業に取り組みます。自身の希望条件やキャリアを転職エージェントに紹介すると、あなたの要望に合った求人情報を紹介してくれます。

紹介してもらう求人の質を高めるためにも、希望条件や転職理由は詳細に伝えましょう。

希望条件に合う転職先を見つけたら、その情報をもとにエージェントに伝えて、次のステップに進みましょう。

選考に進む

選考を希望する求人が決まったら、転職エージェントに選考の旨を伝えましょう。

病院見学の日程、選考段階ごとの進行予定などを確認し、都合を合わせるための準備をおこなってくれるため、転職エージェントと選考がスムーズに進むよう調整しましょう。

選考に進む際には、履歴書や職務経歴書、面接でのアピールポイントをしっかりと準備することが大切です。エージェントにサポートしてもらいながら、自己アピールできるように戦略を練りましょう。

選考後は、転職エージェントからのフィードバックをもらうことができるので、もし不採用だとしてもどこがダメだったのか理解して次に活かしましょう。

退局する

内定がもらえたら、次は退職の手続きをおこなっていきます。

最初に直属の上司や医局長に退局の意思を伝えましょう。円満な退局のためには、信頼関係を築いてきた上司に率直に伝えることが大切です。

退局の意思を伝える際は、ポジティブな理由を伝え、年度末や医局人事のタイミングに合わせて退局することで円満に退局できるでしょう。

医局を円満に辞める方法

医局を円満に辞めるためには、以下の方法を実践しましょう。

  • まずは直属の上司に伝える
  • 退局理由はポジティブに伝える
  • 時間に余裕をもって転職活動をおこなう

まずは直属の上司に伝える

医局を円満に辞めるためには、退局の意思を伝える順序が重要です。

最初に直属の上司や教授、医局長に退局を伝えることをおすすめします。この際、ほかの同僚や部署の人にはまだ話さないようにしましょう。

退局理由はポジティブに伝える

退局理由を伝える際には、ネガティブではなくポジティブに伝えましょう

結婚や出産、親の介護、新たなキャリアのスタートなど、理解されやすい理由を伝えることで、円満な退局しやすくなるでしょう。

ポジティブな退局理由を述べると、相手に納得してもらいやすくなり、トラブルの回避にもつながります。

時間に余裕をもって転職活動をおこなう

転職活動を開始する際は、時間に余裕をもって計画的に進めることが大切です。転職エージェントを活用して、転職先を慎重に選定しましょう。

また、退局の意思を伝えてから実際に辞めるまでのスケジュールを事前に立て、引継ぎをおこなうことが大切です。

とくに医局には人事異動があるため、早めに退職の意思表示をするのが得策です。

医局を辞めるべきか相談したい方におすすめの転職エージェント

医局を辞めるべきか悩んでいる方は、ひとりで悩むのではなく、転職エージェントに相談するのがおすすめです。

多くの医師の転職をサポートしてきた転職エージェントを活用すれば、医局を辞めるべきか自分のなかで整理をつけられるでしょう。

医師転職ドットコム

医師転職ドットコム
  • 特徴① 業界トップクラスの求人数
  • 特徴② 相談からアフターフォローまで充実したサービス提供
  • 特徴③ 利用者満足度93.4%

医師転職ドットコムは、5万人(※1)に上る医師の転職を支援してきた転職エージェントです。

 

求人数の多さは業界トップクラスで、約4万件(※2)の公開求人と非公開求人の中から希望条件に合う求人を紹介してもらえます。

 

特に「納得いく転職」に力を入れており、経験豊富なコンサルタントがキャリアプランの相談から内定後のアフターフォローまで、充実したサービスを提供しています。

 

実際に訪問したからこそわかる院内の雰囲気や勤務状況なども教えてもらえるうえ、採用担当者と医師の両者に会ってからマッチングをおこなっている点もポイントです。

 

利用者満足度が93.4%(※1)であることからも、サポートの質の高さが伺えるでしょう。

 

(※1)医師転職ドットコムの公式ホームページより

(※2)2023年10月時点

 

サービス名 医師転職ドットコム
運営会社 株式会社メディウェル
公開求人数(※3)

常勤 :27,224件

非常勤:17,604件

非公開求人数 非公開
おすすめポイント
  • 多くの求人を見ることができる
  • 転職先を慎重に検討できる
  • 転職成功までしっかりサポートしてもらえる
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
(※3)2024年2月時点

 

マイナビDOCTOR

マイナビドクター
  • 特徴① 年収2,000万円以上や非常勤・スポットの求人が多数
  • 特徴② 大手転職エージェントならではの情報力
  • 特徴③ さまざまな病院・企業の求人を取り扱う

常勤だけでなく、非常勤・スポットの求人も検討したい方には、マイナビDOCTORの利用がおすすめです。

 

「日給12万円」「健診」などの非常勤求人や、都合のいいときに勤務できるスポット求人が充実しているため、理想のワークライフバランスに合わせて選択するといいでしょう。

 

年収2,000万円以上の常勤求人も多数取り扱っており、年収アップにも期待できそうです。

 

運営会社は大手人材紹介企業の株式会社マイナビとあって、長年培った転職ノウハウをもとに医師の転職をサポートしてくれます

 

多分野での転職支援実績から、医療業界だけでなく企業にも太いパイプをもつため、さまざまなキャリアの選択肢を提案してもらえるでしょう。

 

臨床医だけでなく、訪問医や産業医の求人も多数取り扱っています。

 

サービス名 マイナビDOCTOR
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数(※)

常勤 :13,984件

非常勤:15,040件

スポット:2,669件

非公開求人数(※)

常勤 :23,772件

非常勤:25,568件

おすすめポイント
  • 非常勤での求人が多数
  • 空き時間にスポットで勤務が可能
  • 臨床医以外のキャリアも検討できる
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
(※)2024年2月時点

 

M3キャリアエージェント

M3キャリアエージェント
  • 特徴① 医師登録者数11年連続No.1
  • 特徴② 32万人以上の医師が登録する「m3.com」の関連サイト
  • 特徴③ 使い勝手の良い検索機能

M3キャリアエージェントは、登録医師数11年連続No.1(※1)と、圧倒的な支持を集める転職エージェントです。

 

32万人以上(※1)の医師が登録する医療情報サイト「m3.com」を関連サイトにもち、独自の情報網で得た病院の内部事情まで詳しく共有してもらえます。

 

関東内の約40%(※1)もの病院の求人を取り扱っているとあって、関東圏で転職を考えている方はまず登録しておきたいエージェントです。

 

サイトの使いやすさもうれしいポイントで、「年収1,800万円可能」「休日しっかり」「女性医師におすすめ」などの選択肢から指定して、希望条件に合う求人を手軽に検索できます。

 

専任のコンサルタントが条件交渉を代行してくれるため、まずは理想の条件を伝えてみるといいでしょう。

 

(※1)M3キャリアエージェントの公式ホームページより

 

サービス名 M3キャリアエージェント
運営会社 エムスリーキャリア株式会社
公開求人数(※2)

常勤 :15,228件

非常勤:7,798件

非公開求人数 非公開
おすすめポイント
  • 病院の内部事情まで詳しく知ることができる
  • 自分で条件に合う求人を検索できる
  • 転職先と条件面の交渉をしてくれる
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
(※)2024年2月時点

 

まとめ|医局を辞める円満に辞める方法

この記事では、医局を円満に辞めるためのステップを紹介しました。

まず、直属の上司に退局の意思を伝え、ポジティブな理由を提示しましょう。そして、時間に余裕をもって転職活動を計画し、転職エージェントの利用も検討するのがおすすめです。

計画的な行動が、円満な退局と転職成功への鍵となるはずです。

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転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。