「転職したいけど条件のよい職場を探すのがめんどくさい…」
「転職サービスの対応や履歴書の作成がめんどくさい…」

と悩んでいる看護師の方もいるのではないでしょうか。

この記事では、看護師が転職をめんどくさいと感じる原因や、楽に利用できる転職サービスを解説します。

また、めんどくさいと感じるときの対処法、転職を後回しにするリスクについてもお伝えするので、転職しようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

関連記事：看護師向け転職エージェントおすすめ19選を徹底比較【2024年最新】

看護師が転職をめんどくさいと感じる原因

看護師が転職をめんどくさいと感じる原因には、下記があります。

それぞれ解説します。

自分が何をしたいかわからない

看護師で転職をめんどくさいと考えている方の中には、転職したいけど「自分が何をしたいのかわからない」と悩んでいる方もいるでしょう。

何がしたいのかわからない状態で転職活動を進めてしまうと、入職後に後悔するかもしれません。

何がしたいかわからないときは、自己分析や適職診断を受けると、やりたいことが見つかるでしょう。

解決法について下記の記事で詳しく解説しているため、あわせて読んでみてください。

関連記事：看護師の転職で何がしたいかわからない場合の解決法は？自己分析のコツも解説！

転職先が自分に合うとは限らない

職場に不満があり転職しても、転職先が自分に合うとは限りません。

転職して後悔する可能性を考えると、転職をめんどくさいと感じてしまうでしょう。

転職後に後悔する可能性を減らすためには、職場の情報収集が重要です。

情報を詳細に集めておくことで、入職後に合わなかったと後悔せずに済むかもしれません。

人間関係を再度形成する必要がある

転職すると、人間関係を再度形成する必要があります。看護師は女性が多い職場であり、人間関係が悪いと感じた職場もあったのではないでしょうか。

もし、転職先の人間関係が悪かった場合、関係を作るまでに精神的な負担を感じます。負担が大きくなると、転職して失敗したと感じてしまうかもしれません。

また、転職しても職場に一人は合わないと感じる方がいるかもしれません。

そのような方とうまく人間関係を形成する必要があると考えると、転職をめんどくさいと考えてしまうでしょう。

条件に合う求人を見つけることが難しい

看護師が転職をめんどくさいと感じる原因には、希望する条件に合う転職先を見つけることが難しいことも、ひとつの原因です。

看護師の給料はほとんどが400～500万円台であり、給料のみを目的に転職すると、条件に合う求人を見つけられる可能性が低くなってしまいます。

看護師が転職するときは、休日数や残業時間、有給消化率なども合わせて考えることで、希望条件に合う求人が見つかる可能性が高まります。

履歴書や職務経歴書の作成に時間がかかる

転職するためには、履歴書や職務経歴書の作成が必須です。

履歴書や職務経歴書を作成するには時間がかかるため、めんどくさいと感じがちです。

また、職務経歴書の作成に慣れていない場合は、どう記載したら良いのかわからず、さらに準備に時間がかかってしまうでしょう。

しかし、履歴書や職務経歴書はアプリで作成できるため、手書きと比較して短時間で作成可能です。

また、転職サービスを利用すると、履歴書や職務経歴書作成のサポートを受けられます。

仕事で疲れていて転職活動の時間が取れない

病院で働いている場合は、仕事が忙しく疲れてしまい、転職活動の時間が取れないことも少なくありません。

日中の仕事だけでなく夜勤もあるため、不規則な生活となることも、疲れが溜まる原因です。

また、残業がある職場ではさらに疲れてしまうでしょう。

疲れている状態で自分の時間が少ないと、転職をめんどくさいと感じてしまう可能性が高くなってしまいます。

上司へ退職したいことを伝えるのがめんどくさい

転職を決意しても上司へ退職を伝えることを考えると、めんどくさいと感じてしまいます。

看護師は慢性的に人手不足となっている職場もあり、退職の意向を伝えてもスムーズに退職できないケースがあるからです。

上司へ退職したいことを伝えても、すぐに退職できなかったり、引き延ばしに合ったりするかもしれません。

また、退職の意向を3ヵ月前に伝えるなど、病院によって手順が異なる点もめんどくさいと感じる原因です。

疾患の知識や病院独自のルールを覚える必要がある

転職すると、病院独自のルールを覚える必要があるために、転職をめんどくさいと感じる原因となるでしょう。

たとえば、感染性廃棄物やアンプルの廃棄場所、燃えるゴミとプラスチックゴミの分別方法の違いがあります。また、同じ処置であっても、使用物品や手順が違うケースもあります。

看護師の転職では複数の診療科のある病院に入職して、希望の配属先で働けないこともあるのです。

経験の少ない診療科に配属されてしまった場合は、疾患の知識やスキルを身につける必要があります。

看護師が転職をめんどくさいと感じて先延ばしにするリスク

看護師が転職をめんどくさいと感じて先延ばしにするリスクは、以下のとおりです。

ひとつずつ見ていきましょう。

年齢を重ねてしまい転職先の選択肢が限られてしまう

看護師が転職をめんどくさいと感じてそのままにしておくと、年齢を重ねてしまい転職先の選択肢が限られてしまいます。

年齢を重ねて転職する場合は、スキルがあることを前提に採用担当者から判断されるからです。

経験のある診療科や業務であれば採用される可能性はあります。

しかし、未経験の業務に転職したい場合は採用率が低下して、なかなか転職できないかもしれません。

今の職場から転職したいと感じ始めたら、未来の自分のためにも後回しにせず、転職活動を始めましょう。

興味・関心のある診療科に転職できない可能性がある

転職を先延ばしにした結果、興味・関心のある診療科に転職できない可能性があるのです。

もし転職先で経験やスキルを求められて、習得までに時間がかかる場合は、転職できないかもしれません。

興味・関心のある診療科や職種がある場合は、すぐに転職を考えていなくても応募条件を確認しておきましょう。

事前に応募条件がわかっていれば、転職のためのスキルや経験を身につけられます。

同僚が退職してしまい辞めるタイミングを見失ってしまう

看護師の職場は入れ替わりが激しく、自分より立場が上の方が退職するケースが少なくありません。

就業年数が経過すると、初年度に入職した同僚は次第に少なくなります。

同僚やあなたより上の立場の職員が退職するケースが続いた場合、いざ退職を考えたときにスムーズに辞められない可能性があるのです。

転職をめんどくさいと感じた結果、退職したいときに辞めるタイミングを見失わないように後回しは控えましょう。

看護師が転職する方法

看護師が転職するには、下記の方法があります。

それぞれの転職方法を解説するため、あなたに合った方法を見つけていきましょう。

ネットや求人情報誌を利用して自分で探す

看護師が転職するときは、ネットや求人情報誌を利用して、自分で探す方法があります。自分で探す方法は、近くの職場や働きたいエリアがあるときに役立ちます。

GoogleMapやインターネットで地域にある病院やクリニックを探すと、他の方法では見つからない転職先が見つかるかもしれません。

働きたいと感じた職場を見つけたら、転職先のホームページから看護師を募集しているか問い合わせてみましょう。

関連記事：看護師が転職先を自分で探すには？具体的な方法や注意点を解説！

転職サイトに登録する

転職サイトはメールアドレスや氏名、電話番号などを登録して利用できます。

転職サイトでは、掲載されている求人から条件に合う職場を一括で検索できるため、効率的に転職先を探せます。

転職サイトの求人は毎日更新されるため、定期的に検索すると好条件の職場が見つかるかもしれません。

働きたいと感じる職場が見つかったら、転職サイトから問い合わせて、面接の日程や医療機関の見学日程を決めましょう。

ハローワークに相談する

ハローワークは、全国にある無料の職業紹介所です。求職者登録をすると、無料で求人の検索が可能です。

ハローワークは、求人を掲載する企業や医療機関も無料で利用できるため、転職サイトに掲載されていない職場を見つけられるかもしれません。

また、公的な病院の求人も掲載されているため、公立の医療機関に転職したいと考えている方は登録しておきましょう。

求職者登録はオンラインで可能になりましたが、オンラインで応募できない求人に転職したいときは、ハローワークに行く必要があります。

地域で転職を考えている方は、ハローワークに登録しておきましょう。

関連記事：看護師の転職でハローワークは利用すべき？メリット・デメリットや転職サイトとの違いを解説！

eナースセンターに相談する

eナースセンターは、求職者登録しておくと、希望条件にマッチする求人を毎週日曜日に教えてもらえます。

紹介された求人以外にも、自身で検索が可能です。

求職者登録していない状態では、求人票は病院名が記載されていませんが、登録後は詳細な情報がわかります。

気になる求人が見つかったら、直接応募、もしくはナースセンター職員を経由して応募しましょう。

eナースセンターの職員の多くは看護師の経験がある方のため、転職をめんどくさいと感じることを理解してもらえるでしょう。

参考記事：eナースセンター―都道府県看護協会による無料職業紹介事業―｜eナースセンター

転職エージェントを利用する

看護師が転職する方法に、転職エージェントを活用する方法があります。

転職エージェントは、あなたの希望条件を伝えると、条件に近い求人を紹介してもらえるサービスです。

エージェントとの連絡は必要ですが、書類作成や面接、退職手続きのサポートを受けられるため、めんどくさいと感じる機会が少なくなるでしょう。

転職をめんどくさいと感じている方は、転職エージェントを利用することで楽に転職できます。

看護師が転職をめんどくさいと感じるときの対処法

看護師が転職をめんどくさいと感じるときの対処法は、以下のとおりです。

ひとつずつ解説します。

転職する目的を明確にする

転職がめんどくさいと感じている方は、転職する目的が明確になっていないかもしれません。

「なんとなく転職したい」と感じている状態では、目標がなく、めんどくさい気持ちが勝ってしまいます。

「今よりも人間関係がよい職場に転職したい」「残業が多すぎるので定時で帰宅できる職場に転職したい」など目的が決まれば、転職に前向きな気持ちで取り組めるでしょう。

興味・関心のあることをリストアップする

転職をめんどくさいと感じているときは、興味・関心のあることをリストアップしてみましょう。

リストアップすることで、転職先に求める診療科や職場が絞られます。

また、興味・関心のある仕事ができる職場に転職したいと、意欲的に転職活動ができるかもしれません。

ひとつずつステップを踏んで転職活動を始める

転職には複数のステップがあるため、一ステップずつ転職活動を進めましょう。

転職活動には、転職先の情報を集める、書類を作る、面接を受けるなど複数の段階があります。

一度に全ておこなおうとすると、めんどくさいと感じてしまい、転職活動が進まなかった経験があるのではないでしょうか。

ひとつずつ段階をクリアしていくことが目的になれば、めんどくさいと感じずに転職活動を進められるでしょう。

転職をめんどくさい・踏み切れないと感じる原因を考える

転職をめんどくさいと感じる原因を考えてみましょう。

めんどくさいと感じる原因がわかれば、自然と転職における目的も明確になるからです。

原因がわからない場合は、冒頭で解説したものを参考にしてみてください。

原因を取り除けるように対処すると、前向きに転職活動ができるかもしれません。

関連記事：看護師が転職に踏み切れない理由は？後悔しないための注意点を解説！

転職エージェントの利用を検討する

看護師が転職をめんどくさいと感じる場合は、転職エージェントの利用を検討しましょう。

先ほども解説したように、転職エージェントは条件に合う求人を紹介してもらえるからです。

転職をめんどくさいと感じる方の主な原因は、自分に合う転職先がわからないことです。

条件に合う求人や職場の内部情報がわかれば、自分に合うか判断できて、効率的に転職活動ができるでしょう。

看護師が楽に転職できる転職エージェント

看護師が楽に転職できる転職エージェントは、下記の3つです。

転職エージェントに登録すると、条件に合わせた求人を自分で探す手間が省けます。

それぞれの特徴を解説するため、楽に転職したい方は参考にしてください。

レバウェル看護

レバウェル看護は、入職者や働いている方から情報を集めているため、求人票ではわからないことを伝えてもらえます。

転職をめんどくさいと感じている方は、一度で成功したいと考えているのではないでしょうか。

一回の転職であなたに合う職場を見つけたい場合は、職場の詳細な情報を伝えてもらえるレバウェル看護の利用がおすすめです。

また、面接や履歴書・職務経歴書作成、退職交渉のサポートも受けられるため、転職がスムーズに進むでしょう。

ナース専科転職（旧：ナース人材バンク）

ナース専科は、転職したいと悩んでいる状態の方も相談できる転職エージェントです。

転職サービスによっては、転職の意思がないと利用できないサービスもあります。ナース専科は、相談のみでも利用できるため、気軽に相談しやすいでしょう。

ナース専科のキャリアパートナーの中には、臨床経験のある方も在籍しているため、看護師ならではの悩みに共感してもらいながら転職活動が可能です。

また、ナース専科を利用して転職した場合は、アフターフォローが受けられます。

アフターフォローがあると、転職後に悩んでいることを気兼ねなく相談できて、新しい職場での悩みを解決できるでしょう。

看護roo!転職

看護roo!転職は、電話だけでなくLINEでやり取りが可能です。

電話連絡が苦手な方や、忙しくて電話する時間が取れない方におすすめの転職エージェントです。

また、複数の診断コンテンツから、あなたに向いている施設形態や希望条件のこだわりポイントがわかります。

転職で重視したいものが決まっていない方は、短時間で診断できるため利用してみましょう。

また、看護roo!転職は、初めての転職する方のサポートを得意としています。

初めてで何から始めたら良いかわからない場合は、看護roo!転職に相談してみてください。

看護師が転職するときの流れ

看護師が転職するときの流れは、以下のとおりです。

ひとつずつ見ていきましょう。

1.転職する条件や目的を決める

転職する条件や目的を決めましょう。主な転職条件には、下記があります。

転職する目的は、ワークライフバランスを整えたい、休日を増やしたい、勤務時間を短くしたいなど、個人によって様々です。

転職する条件や目的が決まると求人が絞られ、希望に合う職場を見つけられる可能性が高くなります。

2.情報収集をおこなう

求人が絞れたら、職場の情報収集をおこないます。情報の集め方は、口コミサイトや先ほど解説した転職エージェントの利用がおすすめです。

詳細な情報を集めることで、転職後の成功率が高くなります。

情報を集めたら、どの職場に応募するか決めて採用担当者と連絡を取りましょう。

3.書類を用意する

応募に必要な書類は、履歴書や職務経歴書を求められる職場がほとんどです。

履歴書を手書きで作成する場合は時間がかかるため、早めに取り組んでおきましょう。

また、履歴書と職務経歴書を同時に作成すると時間がかかり、めんどくさいと感じる可能性が高いです。

必ずひとつずつ作成していきましょう。

4.面接を受ける

面接は、事前に対策しておくと、緊張せずに臨めるでしょう。

面接対策は、ハローワークや転職エージェントに相談すると、採用のポイントを教えてもらえるため、内定率が高まります。

5.上司へ退職したいことを伝える

面接の結果、内定がもらえたら上司へ退職したいことを伝えましょう。

上司の余裕があるタイミングで「相談したいことがあるので、時間の都合がつく日はありますか？」と声をかけます。

病院の場合は、3ヵ月前に退職の意向を伝えるといった独自ルールがあります。事前に確認しておき、転職先とトラブルにならないよう注意しましょう。

6.委員会や係、患者の情報など必要な情報の申し送りをする

退職日が決まったら、委員会や係、患者の情報などを申し送りをしましょう。

めんどくさいと感じるかもしれませんが、申し送りをしないと、退職後に連絡がくるケースがあるのです。

看護師で転職をめんどくさいと考えている方からよくある質問

看護師で転職をめんどくさいと考えている方からよくある質問は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

看護師の退職理由1位は何ですか？

厚生労働省によると、看護師全体の退職理由1位は「結婚」で、全体の約11%と報告されています。

参考記事：看護師等（看護職員の確保を巡る状況）｜厚生労働省

看護師の離職率が高い原因は何ですか？

看護師の離職率が高い原因には、下記があります。

結婚をきっかけに退職する背景には、残業や勤務時間が長く、家庭と仕事の両立ができないと判断されていることも、ひとつの原因の可能性があるでしょう。

看護師が転職で重視することは何ですか？

日本看護協会の報告によると、看護師が転職で重視することは、以下のとおりです。

転職で重視すること	割合
勤務時間	17.2％
給与	13.9％
業務内容	12.1％
通勤時間	11.5％
休暇	7.8％

上記は目安であり、個人によって重視することは異なります。あなたが転職で重視することを決めておきましょう。

参考記事：2021年度「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」結果｜日本看護協会

看護師のブランクは何年までなら大丈夫ですか？

看護師のブランクは、何年あっても問題ありません。

退職前に採血や末梢点滴確保のスキルが身についていれば、ブランクがあっても働くうちに勘が戻るため安心してください。

もし、ブランクがあることで入職後に不安を感じる方は、面接の際に面接官に伝えてみましょう。ほとんどの面接では、問題ないと返答されるでしょう。

看護師の転職活動にはどれくらいの期間がかかりますか？

看護師の転職活動には、3ヵ月程度かかると考えておきましょう。

1～2ヵ月で転職先を決めることもできますが、急いで決めると転職後に後悔する可能性があります。

厚生労働省によると、転職者全体では、転職にかけた期間が「1ヵ月以上3ヵ月未満」の方は約3割と多く、看護師の転職期間も同様といえるでしょう。

公的機関や国立病院などに転職したい場合は、夏頃に翌年度入職の試験がおこなわれるため、早めの行動を心がける必要があります。

参考記事：令和2年転職者実態調査の概況｜厚生労働省

まとめ

今回は、看護師が転職をめんどくさいと感じる原因や対処法について解説しました。看護師が転職をめんどくさいと感じる原因には、様々なものがあります。

めんどくさいと感じて転職を先延ばしにすると、今後転職したいと考えたときに、希望の職場で働けない可能性があるのです。

転職をめんどくさいと感じている場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントは、登録の際に電話でヒアリングを受ける必要があります。

しかし、めんどくさいと感じることを代わりにおこなってもらえるため、楽に転職活動を進められるでしょう。 転職エージェントは無料で利用できるため、転職したいけどめんどくさいと感じる方は相談してみてください。