弁護士ドットコムキャリアの評判・口コミやサービスの特徴を解説|併用がおすすめのエージェントまで
弁護士ドットコムキャリアとは、弁護士ドットコム株式会社が運営する弁護士・法務担当者の転職支援に特化した転職エージェントです。
国内最大級の法律ポータルサイトを運営する弁護士ドットコムが提供するサービスとなれば、気になる弁護士の方も多いのではないでしょうか。とはいえ、弁護士ドットコムの本業は人材紹介ではないため、サービスの質には多少の不安を覚えますよね。
この記事では、弁護士ドットコムキャリアを利用するメリット・デメリット、実際に利用した人の評判などを詳しく解説します。
関連記事:弁護士専門の転職エージェントおすすめ15社比較・人気の理由・レビューをもとに徹底解説
目次
弁護士ドットコムキャリアってどんなサービス?
弁護士ドットコムが運営する弁護士や法務担当者を対象とした転職エージェントです。
近年は、企業内弁護士需要の高まりや経済・雇用情勢の変化などの影響により、法務人材に求められる役割も高度化してきています。
そうした環境下において、弁護士ドットコムが掲げる「専門家をもっと身近に」という理念を法務人材の採用・キャリア支援をとおして実現すべく、2016年に開始した比較的新しいサービスです。
【運営会社情報】
会社名 | 弁護士ドットコム株式会社 |
本社所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木四丁目1番4号 黒崎ビル6階 ※このほか、都内に分室2つ、福岡・大阪に支社をもつ |
設立 | 2005年7月4日 |
代表取締役会長 | 内田陽介 |
企業サイト | https://corporate.bengo4.com/ |
弁護士ドットコムキャリアを利用するメリット
弁護士ドットコムキャリアを利用するメリットは以下の3つ。
- 法律事務所や企業の詳しい情報が得られる
- 専任のコンサルタントが転職活動をサポートしてくれる
- ひまわり求職求人ナビでは扱ってない事務所や企業の求人が見られる
それぞれ確認していきましょう。
法律事務所や企業の詳しい情報が得られる
独自のネットワークを活かし、さまざまな法律事務所や企業の情報を提供できるのが弁護士ドットコムキャリアの強みの一つです。
現在では、弁護士の3人に1人が登録している弁護士ドットコム。
多くの事務所と直接取引した実績を持つからこそ、事務所の雰囲気や所員の人柄など、求人票からではわからないような情報が提供できます。
また、最近ではクラウドサインを通じて、一般企業との取引も急速に増加しています。
幅広くさまざまなサービスを手がける弁護士ドットコムだからこそ、多くの事務所や企業の詳しい情報ができるといえます。
専任のコンサルタントが転職活動をサポートしてくれる
弁護士ドットコムキャリアを利用すれば、専任コンサルタントによるさまざまな転職活動に関するサポートが受けられる点も見逃せません。
はじめての転職活動では、どういった点を意識して履歴書の文面や面接の受け答えを考えればよいか、わからないという方も少なくないかと思います。
特に、企業のインハウスを考えている場合は、スキルや経験のアピール方法に悩みますよね。
弁護士ドットコムキャリアでは、専任のコンサルタントが求人紹介から履歴書の添削・面接対策、条件交渉に至るまで、あなたの転職活動をサポートしてくれます。
また、事務所や企業との日程調整もしてくれるため、在職中の方でも安心です。
ひまわり求人求職ナビでは扱ってない事務所や企業の求人が見られる
転職活動の際には、ひまわり求人求職ナビを活用する弁護士も多いと思いますが、必ずしもすべての法律事務所が登録しているとは限りません。
企業に関しては、ひまわり求人求職ナビの存在自体を知らない可能性が高いといえます。
そうしたひまわり求人求職ナビに掲載されてない求人を探す際に役立つのが、弁護士ドットコムキャリアのような転職エージェントです。
特に、弁護士ドットコムキャリアは上場企業が運営していることもあって信用できますし、知名度の高さから利用者もそれなりにいると判断がつきます。
ピンポイントで弁護士や法務の人材を探している事務所や企業にとっては、ひまわり求人求職ナビよりも使い勝手が良いわけです。
弁護士ドットコムキャリアを利用するデメリット
場合によっては、弁護士ドットコムキャリアを利用しても、良い結果につながらないこともあります。
弁護士ドットコムキャリアのデメリットについて確認しておきましょう。
登録しないとどんな求人を扱っているかわからない
弁護士ドットコムキャリアが扱う求人情報は、会員登録しないと閲覧することはできません。
一部の求人については、勤務条件や業務内容等は確認できるようになっていますが、企業名はわからないようになっています。
登録したはよいものの、希望の事務所や企業の求人は扱っておらず、時間を無駄にしてしまうかもしれません。
地方求人はそれほど多くはない
弁護士ドットコムの拠点は都内と福岡、大阪にしかありません。
そのため、基本的には関東圏と大都市の求人が中心で、地方求人の扱いはそれほど多くないです。
地方での転職を考えている場合は、ひまわり求人求職ナビを利用するか、地域に特化して運営している転職エージェントを利用したほうがよいでしょう。
採用の基準が上がる
弁護士ドットコムキャリアに限った話ではありませんが、転職エージェントを利用する場合、採用基準が上がる可能性があるため注意が必要です。
例えば、ひまわり求人求職ナビは求人の掲載、採用にお金が一切かかりません。転職サイトの場合は求人掲載料に、転職エージェントの場合は採用時に紹介手数料が発生します。
特に、転職エージェントは採用した人の年収30%~50%を紹介手数料として、支払わなくてはなりません。
年収400万円の人を採用するだけでも、手数料は100万円を超えるわけです。
それだけ高い費用がかかるとなれば、できるだけ優秀な人を雇おうとするのは当然です。結果として、企業の採用基準がシビアになりやすいため、注意が必要です。
弁護士ドットコムキャリアの利用が向いている人
以下のいずれかに当てはまる方は、積極的に弁護士ドットコムキャリアを活用したほうが良いでしょう。
弁護士ドットコムキャリアの利用がおすすめな人
- キャリアアップしたい
- 情報収集したい
- 転職するか悩んでいる
- インハウスに転職したい
- 転職活動の進め方に不安がある
反対に、次のいずれかに当てはまる場合は、良い結果が得られない可能性もあるため、慎重な利用を心掛けてください。
関連記事:弁護士からのキャリアの種類とキャリアアップ成功のためにやっておくべき7つのコト
弁護士ドットコムキャリアを慎重に利用したほうが良い人
- 弁護士としての経験が浅い
- 地方での転職を考えている
- 中規模・小規模事務所への転職を考えている
もちろん、向いているからといって必ず合うとは限りませんし、不向きな人でも良い転職先が見つかることもあります。
求職者の利用は無料なので、気になる方は気軽に登録してみるとよいでしょう。
関連記事:弁護士が中途採用されるための準備と対策は?応募先への理解が重要
弁護士ドットコムキャリアを利用した人の口コミ・評判まとめ
弁護士ドットコムキャリア、弁護士という最難関級資格者を相手にしてるのに、見せ方と売り方など色々問題ありなので入社するなりして徹底的に改善させたい。
— RuNoE (@RuNoE_nanoda) February 12, 2022
新型コロナワクチン第1回接種後,弁護士ドットコムキャリアの担当者とこれまた1回目の話し合い…YouTubeどおりとてもいい人で色々相談させて頂きました😆
これから本格的に就職活動頑張るぞ‼️#司法書士試験— I.TAICHI (@ITAICHI8) November 8, 2021
弁護士ドットコムキャリア利用時によくある質問
一度も利用したことがなく勝手がわからないサービスにいきなり登録するとなると、不安も多いですよね。
この項目では、弁護士ドットコムキャリア利用時によくある質問をまとめたので、確認していきましょう。
なぜ無料で利用できる?
企業や事務所に求職者を紹介した際の手数料で運営しているからです。
関連記事:転職エージェントの費用・料金が無料なのはなぜ?タダで使える仕組みについて解説
事務所に転職活動をしていることがバレない?
所属している事務所が弁護士ドットコムで掲載している場合、そこから転職活動をしているのがバレるのではと心配になるかもしれません。
弁護士ドットコムキャリアと弁護士ドットコムは、それぞれ異なる部署が運営しており、個人情報は厳重な管理のもと扱っています。
まず事務所に転職していることがバレる心配はありません。
関連記事:転職サイトへの登録は会社にバレる?バレずに済む5つの方法や注意点を解説
求人を紹介されたら応募しなきゃならない?
必ずしも紹介された求人に応募する必要はありません。自分の希望とは合わないと感じた場合には、応募を断って大丈夫です。また、転職活動をすぐに始めるはなく、情報収集だけしたいという利用の仕方でも問題ありません。
遠方住まい・多忙で面談にいけない
遠方に住んでいる、忙しくて時間がないという場合、スカイプや電話での面談も可能です。また、場合によってはコンサルタントが近場まで伺うことも可能なため、ご自身の状況に応じた対応が期待できます。
弁護士ドットコムキャリアと併せて登録をおすすめする特化型転職エージェント3選
弁護士ドットコムキャリア意外にも、弁護士に人気の転職エージェントがありますので、必見の転職サイトをご紹介します。
NO-LIMIT(ノーリミット)|弁護士・法務人材特化の転職エージェント
NO-LIMIT(ノーリミット)は、弁護士業界に特化した転職支援サービスです。求人提案先の法律事務所は、案件の獲得経路、事務所の体勢、所属弁護士の人間関係も把握しておりますので、面接対策もしっかりサポートできます。
面接日時の設定や給与などの条件交渉はもちろん、あなたの仕事に対するスタンスに合った事務所を選定します。
NO-LIMIT(ノーリミット)のキャリアアドバイザーは法律事務所の内情や代表弁護士の人柄など、細かいけれど知っておきたい情報まで事前に提供してくれるため、マッチングの精度が高いのが魅力です。
応募書類の作成や面接対策などのサポートも手厚く、利用者からは希望した先から内定をもらえたとの声も多く聞かれました。
公式サイト:https://no-limit.careers/
弁護士転職.jp
弁護士転職.jpは、弁護士や法務人材の中心とした転職サイトです。
C&R リーガル・エージェンシー社が運営している老舗のサービスですので、信頼と実績があります。アトーニーズマガジンという弁護士や法務部など法曹界に従事する皆様の情報誌を発行していることでも有名です。
公式サイト:https://www.bengoshitenshoku.jp/
リーガルジョブボード
リーガルジョブボードは、弁護士・司法書士・弁理士・土地家屋調査士・測量士・法務など士業専門の求人サイトです。
エージェントサービスと、ダイレクトリクルーティングも行っており、「はじめての転職で、どんな転職支援サービスが自分に合うのか分からない」という人におすすめです。
会員登録後、求人検索のほか、エージェントによる求人紹介やスカウトメールを受け取れます。
公式サイト:https://legal-job-board.com/
BEET-AGENT
BEET-AGENTは、管理部門特化の転職エージェントで、企業の法務部に転職したい人におすすめです。
法務部員や企業内弁護士のほか、CLOなどエグゼクティブ人材の求人も取り揃えています。
東証プライム上場企業など管理部門の体制が確立された大手企業から、仕組みづくりから携われるベンチャー・スタートアップ企業まで企業規模は様々です。
一般企業の求人を見てみたい人は、ぜひ登録してみてください。
公式サイト:https://beet-agent.com/
MS-JAPAN
MS-JAPANでは、職種・資格別にて転職先をリサーチできるので、士業の方の管理部門転職に最適なサービスです。
年収や年齢によるリサーチもできるサイトですので、利便性を感じて素敵な転職先を見つけることが可能なサイトです。各地でセミナーも行っているので、参加してみることでさらによいマッチングがあることでしょう。
公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/
まとめ
弁護士ドットコムキャリアは、国内最大級の法律相談ポータルサイトを運営する弁護士ドットコム株式会社がサービス提供する転職エージェントです。
弁護士ドットコムキャリアの魅力は大きく3つ。
- 法律事務所や企業の詳しい情報が得られる
- 専任のコンサルタントが転職活動をサポートしてくれる
- ひまわり求人求職ナビでは扱ってない事務所や企業の求人が見られる
2016年運営開始と比較的新しめのサービスで、まだまだ弁護士業界では転職エージェントに対する馴染みが薄いため、サービスの評判はそれほど多くはありません。
ですが、弁護士ドットコムやクラウドサインなどの運営により、さまざまな業界の情報が入ってきているとは思います。
運営者情報
会社名 |
株式会社アシロ(ASIRO Inc.) 2021年7月20日 東証グロース上場(7378) |
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URL | https://asiro.co.jp/ |
本社所在地 |
160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング4F |
法人番号 | 9011101076787 |
設立日 | 2009年11月 |
代表者(代表取締役社長) | 中山博登 |
主な事業内容 | HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業 |
許認可 | 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782) |
グループ会社 |
株式会社アシロ少額短期保険 株式会社ヒトタス |