法務の転職に強い転職エージェントおすすめ6社を徹底比較!転職市場や転職成功ポイントも解説
法務部・コーポレート部門への転職について、以下のような悩みを抱えていませんか?
- 法務部の転職は難しい、ハードルが高そう…
- 今の会社で法務キャリアを積んでいけるか不安…
- 契約の視点からもっと事業成長に関わりたい
- もっと法務部が評価される企業へ転職したい など
法務は責任が重く、やりがいを感じられる職種です。しかし、その分ハードルが高いと感じてしまう方も多いでしょう。
基本的に法務職は、求人自体が少なく転職が難しいと言われています。しかし、高い専門性を求められるポジションのため、即戦力として迎えられることの多い職種です。
一度採用すると、ポジションが埋まっている間は求人が出されることはありません。そのため、ポストに空きがないとも言われています。
しかし、昨今はコーポレートガバナンス強化の風潮やIPO(株式上場)準備中企業における法務の重要性が叫ばれており、新規事業を多数展開するベンチャー企業においても、業務のスピードアップを図る観点で社内弁護士や法務部員に助言を求める企業が増加中です。
実際、弁護士有資格者が企業に転職するケースはここ10年で約3倍に増えています。
以下の図は、企業内弁護士を多く抱えている企業上位20社の推移をあらわしたものです。国内最多の社内弁護士を有するヤフー株式会社を筆頭に、法務・コンプライアンス人材の転職市場は大きな関心が寄せられているといえるでしょう。
では、ただでさえ少ない法務求人企業とはどう出会えば良いのでしょうか。その問題を解決するのが、弁護士・法務人材特化型の転職エージェントです。
法務求人を掲載している求人サイトは多くありますが、「未経験可」や「法務スタッフ」という比較的実績の少ない方向けの求人が多い傾向がみられます。法務経験がある方向けの優良求人は、実は転職エージェント経由でしか見つけられないことも多いのです。
そこで本記事では、法務部・コンプライアンス求人を多数持ち、転職支援実績も多い転職エージェントを6社ご紹介します。また、転職の成功ポイントについても詳しく解説しますので、法務職への転職を検討されている方はぜひ参考にしてください。
サービス名 | ポイント | 公式サイト |
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【実務経験者向け】法務部の転職に特化した転職エージェント。大手企業からベンチャーの求人数多数。管理部門に特化したコンサルタントが多数在籍。
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法曹業界に特化した転職エージェント。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫型だから求人のミスマッチがない。
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法務エキスパート特化の転職サポートサービス。企業規模に関わらず幅広く非公開求人を保有。
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目次
法務部の転職に強い転職エージェントおすすめ6社一覧
まずは、法務部の転職におすすめの転職エージェントを6社ご紹介します。法務人材は専門性の高い職種なので、どの転職エージェントでも対応できるわけではありません。
法務部の転職で、ぜひ利用をおすすめしたい転職エージェントを一覧にしましたので参考にしてみてください。
エージェント名 | 特徴 |
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BEET-AGENT | 企業の法務部への転職に特化した転職エージェント。 法務の実務経験者が活躍できる上場企業からベンチャーまでの幅広い法務部の求人保有。IPO準備中・SOありなど、高待遇求人が多い。 |
NO-LIMIT(ノーリミット) | 弁護士・法務人材に特化した転職エージェント。求職者と企業担当をアドバイザーひとりが担当する一気通貫だからミスマッチがない。事業会社の法務求人も取り揃えている。 |
ビズリーチ | 法務特化ではないが、高度な専門スキルを持つハイクラス人材の転職支援に注力。 |
法務求人.jp | 管理部門経験のあるアドバイザーが在籍。専門性の高いアドバイスが評判。 |
リクルートダイレクトスカウト | リクルートが運営するハイクラス向けの転職エージェント。海外・地方の法務求人も多い。 |
BUSINESS LAWYERS CAREER | 法務エキスパート特化の転職サポートサービス。企業規模に関わらず幅広く非公開求人を保有。 |
法務部の求人は一般転職サイトに出回ることが少なく、企業経営に直結する傾向も多いため基本的には非公開求人での掲載となります。そのため、企業の内情や具体的な企業名を知るには転職エージェントへの登録がおすすめです。
なかでも法務案件が豊富な「BEET-AGENT」「NO-LIMIT(ノーリミット)」は、法務部への転職には外せない転職エージェントといえます。
エージェントの詳細に関する内容は、後ほど解説します。
法務部向け転職サイト・エージェントの選び方と比較ポイント
転職エージェントと一口で言っても、さまざまなエージェントがあります。確実に法務職として転職活動をしたいのであれば、法務職に強い転職エージェントを利用すべきでしょう。
具体的には、法務職だけに特化した転職エージェントや、コーポレート部門である経理・人事・法務に強い転職エージェントがあります。
一般的な転職エージェントの場合は、法務職以外の仕事と比較できるのはメリットといえます。しかし絶対に法務職に就きたいという場合には、法務職に特化した転職エージェントを選ぶようにしましょう。
キャリアアドバイザーが法務系領域に強いか
キャリアアドバイザーが「法務職の経験があるか」あるいは「法務領域での転職実績があるか」で、話せる内容や知見・情報量に違いがありアドバイスの質も変わってきます。
アドバイザーの本質は「転職先の内情を知る」「一人ひとりが活躍できる環境を用意する」ことです。単に業界特化というだけではなく、あなたを担当してくれるアドバイザーが「業界に詳しいか」「利用者と向き合っているか」がポイントとなります。
そのため担当者が法務職の経験者であり、細かい条件のニュアンスなどわかってもらえる転職エージェントを選ぶことで、転職活動はしやすくなるでしょう。
求人の量よりも案件の質が良いこと
ほとんどの転職エージェントは、非公開案件を売りに登録を促しています。また、求人数の多さは選択肢の幅を広げることにもなりますが、もっと大事なことは「求人の質」です。
士業管理部門を売りにするエージェントの中には、求人を送りつけてくるだけで中身がともっていない場合も見られます。また書類選考で一向に受からないというケースもありますので、送られてくる求人がちゃんと自分の望む条件にマッチしているかも重視しましょう。
非公開案件の質は実際に登録して紹介されるまではわかりませんが、思ったような案件がない場合にはその転職エージェントでは良い転職活動ができないかもしれません。
多くの場合は、エージェントへの登録後に条件面のすり合わせをおこなう機会が設けられますが、電話面談やメールのやり取りだけで終わってしまうような場合は要注意です。
レスポンスが早い
担当者の熱意はレスポンスにもあらわれます。「絶対に転職活動を成功させてほしい」と熱意を持ってサポートしてくれる場合、転職希望者の不安な気持ちに寄り添うためレスポンスも早いはずです。
そのため、レスポンスが遅かったり頼んだことをなかなかしてくれなかったりという場合には、その転職エージェントの利用を続けるか考えた方が良いでしょう。
複数社登録してサポート内容を比べる
企業によっては、求人を公にせず信頼している転職エージェント数社に絞って求人を出しているところもあります。また転職エージェントによって、転職希望者へのサポート内容や熱心さは異なるでしょう。
より良い求人を見つけるため、より熱心に動いてくれる転職エージェントに出会うためにも、複数の転職エージェントでの応募がおすすめです。
法務の転職に特化している転職エージェントおすすめ6選
目標を明確にしたうえで、自分の強みを知ったり企業とのマッチングを上手くおこなったりするために欠かせないのが転職エージェントです。法務の転職を成功させるためには、特化型の転職サイトと総合型の転職サイトを併用するのが最も効率の良いやり方でしょう。
特化型でも「BEET-AGENT」は法務部の転職に特化しているので外せないエージェントといえます。
そのほか「NO-LIMIT(ノーリミット)」など、弁護士・企業法務に特化した転職エージェントもおすすめです。
求人の幅を広げたいときに必要に応じて複数登録しましょう。
BEET-AGENT|法務に特化した転職エージェント
公式サイト:https://beet-agent.com/
「BEET-AGENT」は、法務特化型の転職エージェントです。
- 法務求人・コーポレート職種の転職に特化
- 法務部リーダークラス、CLO(最高教育責任者)を含む企業法務求人を専門に扱う
- 上場企業、IPO準備中の法務などの求人多数
- 法務分の働き方を熟知したアドバイザーが在籍
- 年収600万円以上の求人紹介を希望の方におすすめ
BEET-AGENTの特徴は、企業の法務求人を専門に紹介している点や、業務内容に精通したアドバイザーが在籍し、ミスマッチのない求人紹介ができる点です。
非公開の法務求人も多数保有しています。
未上場でも、最近話題のリーガルテック企業やIPO準備中で法務部強化をしているリーダーポジションなど、法務部でキャリアを積んだ方一人ひとりとマッチした求人を紹介するために、しっかりとした面談を設定します。
法務部の実務経験者で、スキルアップや管理職でのキャリアアップを目指す方におすすめの転職エージェントといえるでしょう。
公式サイト:https://beet-agent.com/
NO-LIMIT(ノーリミット)|弁護士資格者・法務経験者に強い
公式サイト:https://no-limit.careers
NO-LIMIT(ノーリミット)は、法務人材と弁護士専門の業界特化型転職エージェントです。
- 法務部員・弁護士の転職に特化
- 弁護士、法務部リーダークラスを含む企業法務求人を専門に扱う
- 相談後の書類通過率70%以上
- 法務・管理部門に精通したアドバイザーがが在籍
- 法務公開求人数300件以上
NO-LIMIT(ノーリミット)の最大の特徴は、企業の法務部に精通したアドバイザーが在籍し、ミスマッチのない求人紹介ができる点です。
専門のコンサルタントは法律事務所での営業経験やインハウス求人に特化した領域で活躍しています。そのため「企業の内情」「法務人材ならではの業務内容」「活躍できるスキル」を把握しているでしょう。
一人ひとりとしっかりとした面談をおこない、スキルマッチや転職で叶えたい要望に対してミスマッチのない求人提案をすることに定評があります。
キャリアアドバイザーと求人の質で選ぶなら、NO-LIMIT(ノーリミット)はおすすめです。
公式サイト:https://no-limit.careers
ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス向けの転職エージェントです。
- 年収1,000万円以上の求人が3分の1以上
- 登録ヘッドハンター4,000人以上
- 法務公開求人数1,200件以上
- 海外法務求人も多数掲載
ビズリーチは、法務としてのキャリアアップやスキルアップの転職におすすめです。年収の高い求人はもちろん、海外の求人も扱っているので、今後のキャリア形成に大きくつながるでしょう。
求人ハードルが高いため未経験者の転職には向いていませんが、法務経験者の転職であればビズリーチをおすすめします。
公式サイト:https://www.bizreach.jp/
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが運営するハイクラス向けの転職エージェントです。
- 法務公開求人数が最も多い
- 海外地方の法務求人も多い
- ヘッドハンターの検索が可能
大きな特徴は、法務公開求人数の多さで2,000件以上も保有していることです(2021年10月現在)。なかには地方や海外の法務求人も含まれています。
ビズリーチ同様、ハードルは高いので未経験の転職には向いていません。しかし、ほかのハイクラス転職エージェントと組み合わせれば、確実に年収アップできる転職先を見つけられるでしょう。
公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/
法務求人.jp
法務求人.jpは、コンサルタントの実績豊富な転職エージェントです。
- 法務に特化した求人サイト
- 管理部門の転職コンサルタントが多い
- 法務求人数600件以上
大きな特徴は、法務求人の多さと、過去にいくつもの法務への転職を成功させています。大手に比べるとエージェントのため数百以上の求人提案はなさそうですが、専門的に特化したコンサルタントが多いため、法務への転職活動を有利に進めていけるでしょう。
公式サイト:https://www.houmukyujin.jp/
BUSINESS LAWYERS CAREER
- 法務エキスパート特化の転職サポートサービス
- スタートアップから大企業まで幅広く非公開求人を保有
- 法務のキャリアに精通したコンサルタントが在籍
BUSINESS LAWYERS CAREERは弁護士ドットコム株式会社が運営する、法務エキスパートに特化したエージェントサービスです。法務のキャリアに精通したコンサルタントが在籍しているため、効果的な転職対策に期待ができるでしょう。
弁護士ドットコムのネットワークにより、企業規模に関わらず幅広い非公開求人を保有しています。
登録すると転職にまつわる相談ができるほか、転職ノウハウ記事も見ることができます。
公式サイト:https://services.businesslawyers.jp/career002/
サービス名 | ポイント | 公式サイト |
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法務部の転職に特化した転職エージェント。大手企業からベンチャーの求人数多数。管理部門に特化したコンサルタントが多数在籍。
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法曹業界に特化した転職エージェント。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫型だから求人のミスマッチがない。
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法務エキスパート特化の転職サポートサービス。企業規模に関わらず幅広く非公開求人を保有。
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法務の転職が難しいと言われている3つの理由
法務への転職が難しい理由として、以下の3つが挙げられます。
- ルーティンワークではない
- 倍率が高い
- 専門的な知識が必要
一つずつ解説していきます。
ルーティンワークではない
法務への転職が難しい理由として、第一にルーティンワークではないことが挙げられます。
法務職は、毎日同じ仕事をするのではなく、その都度問題に合った適切な判断や対応をしなければいけないため流動的な仕事であるといえるでしょう。さらに法律は、年度によって内容が変化する可能性が高いものです。
そのため、過去に法務経験していたとしても、新たに学び直しが必要となります。したがって、単に法律の知識を持つだけでなく学習意欲が高い人でないと法務を担うのは難しいでしょう。
倍率が高い
法務への転職が難しい理由には、倍率の高さも関係しています。これは、法務の人気が高いことも要因ですが、そもそもの募集人数が少ないためです。法務のみに限りませんが、基本的にバックオフィスの人材は募集人数が少ないため、倍率は高くなります。
法務部のあるような会社であれば、比較的多くの募集をおこなっている可能性はありますが、独立した法務部のある会社はかなりの大手である場合がほとんどです。中小企業であれば、1名~数名ほどの募集になることもあります。
そのため、法務への転職は難しくなってしまうのです。
専門的な知識が必要
法務は法律の知識はもちろん、さまざまな専門知識を求められるため転職の難易度が高いです。主に法務でおこなう業務内容は、以下の5つがあります。
- 契約書類等の確認業務
- 社内規定の整備業務
- 法律に関する相談
- 法的手続き
- トラブル対応
すべてにおいて法律を交えながら対応していかなければなりません。さらに、社内規定の整備に関してはただ法律に詳しいだけではなく、会社組織における知識も求められるでしょう。
各業務に対する専門的な知識が必要となるため、法務への転職は難易度が上がります。
サービス名 | ポイント | 公式サイト |
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法務部の転職に特化した転職エージェント。大手企業からベンチャーの求人数多数。管理部門に特化したコンサルタントが多数在籍。
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法曹業界に特化した転職エージェント。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫型だから求人のミスマッチがない。
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法務エキスパート特化の転職サポートサービス。企業規模に関わらず幅広く非公開求人を保有。
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未経験からでも法務への転職は可能?
法務への未経験転職は難易度が高いものの、まったくチャンスがないわけではありません。なぜ未経験でも法務への転職が可能なのか、反対に未経験では難しい場合についても合わせて解説します。
未経験でも法務への転職は可能
法務の転職では、経験者が優遇される傾向にありますが未経験者にもチャンスはあります。中小企業などでは経験や専門性より、マネジメント経験を求める企業もあるためです。
法務の仕事では、法的な知識が必要となるので法学部や法科大学院を出ていれば有利になるでしょう。しかし、前職で「人事」「総務」「労務」「経理」などの経験があれば、採用される可能性はあります。
人手不足の中小企業・ベンチャー企業などでは、未経験であっても採用されるケースもあるのです。まずは中小企業で経験を積んで実績を作れば、さらに転職してキャリアアップすることも可能でしょう。
30代以上での未経験転職は難しい
法務に限った話ではありませんが、基本的には30代を超えてしまうと未経験分野に転職する難易度は高くなります。若い人材のほうがポテンシャル的に期待できる点に加え、柔軟な考え方や行動のスピード感にも期待できるからです。
とはいえ、30代以上だとまったく可能性がないわけではありません。企業法務の経験がなくとも弁護士やパラリーガルとして働いた経験や、法学部・法科大学院卒などの経歴があれば採用でプラスに働くでしょう。
また大手企業ではなく、中小企業に絞って転職活動をすることで転職成功に近づく可能性があります。
法務部・コンプライアンスへの転職を成功させる7つのポイント
法務への転職にあたり、何をどのようにアピールするかで人事担当の印象は大きく変わるでしょう。また、面接や書類対策だけではなく、転職活動をどのように進めていくかも重要です。
以下の7つのポイントをもとに、法務への転職成功を目指しましょう。
自己分析で強みを把握する
転職において自己分析は重要です。自己分析で、自分がこれまで培ったスキルや経験を洗い出すと、アピールポイントを増やせます。
とくに中途採用の場合は過去のスキルや経験が求められるため、自己分析で自分がどんなことに強いのかを理解しておくことはとても重要です。また、強みというのは必ずしも前職など仕事の経験でなくても構いません。
なかには、仕事以外の経験が大きな強みになる方もいます。もしどうしても自身の強みがわからない場合は、転職エージェントを利用しましょう。
アドバイザーにヒアリングしてもらうことで、自分の強みを洗い出してくれます。
取り組む姿勢をアピールする
法務未経験者の場合は、どのように仕事に取り組んでいくかを伝えましょう。法務の業務をおこなううえで知識のアップデートは欠かせません。
そのため未経験でも率先して学ぶ姿勢があれば、人事担当から高く評価されるでしょう。具体的には、その企業の法務として何を学んでいきたいか、法務として企業の力になるためにどのようなことをおこなうかを伝えると良いでしょう。
たとえば「資格取得のために勉強している」という内容も、取り組み姿勢をアピールできる材料になります。もちろん年齢や経験も求められますが、過去のやり方に固執する人材よりも転職する企業で一から学ぼうとする人材のほうが好まれます。
法務未経験で、スキルや知識などアピールできる部分が少ない場合は、取り組む姿勢を見せることで採用される可能性は高くなるでしょう。
これまでの経験をどう活かせるのか伝える
法務未経験者であっても、これまでの経験が法務として活かせるのであれば採用の可能性は高まります。
たとえば、前職で「コツコツと目の前のことに丁寧に取り組んできた」経験は、契約書の内容を細かくチェックする法務としての業務に活かせるとアピールすることができます。
具体的に自分の売りをアピールするためには、先述したように自己分析をおこなうべきでしょう。
法律知識があることをアピール
資格や経験がなくても、法律知識をアピールすることで、採用される可能性は高くなります。
たとえば、法学部出身であったり弁護士を目指していた経験があったりすれば、一定の法律知識を持っているとアピールできるでしょう。
「司法試験に失敗して浪人経験がある」という経験であっても、法律に対する一定の知識があることや学ぶ姿勢がある点は良い評価につながります。
どんな内容であっても、法律に関する経験があるならば必ずアピールポイントに入れておきましょう。
わかりやすい伝え方を意識する
法務の業務では、コミュニケーション能力や文章作成能力が欠かせません。そうした法務に欠かせない能力を見極めるにあたって、履歴書・職務経歴書の文面や面接での受け答えは当然細かくチェックされる要素です。
そのことから、面接での内容がわかりにくかったり履歴書や職務経歴書の内容がわかりにくかったりすると、デメリットとなってしまいます。分かりやすく伝わる内容になっているか確認が必要です。
可能であれば、第三者にチェックしてもらいながら仕上げると良いでしょう。
法務に有利な資格を取得する
転職までに時間の余裕があるならば、法務に有利な資格の取得を目指しても良いでしょう。
「ビジネス実務法務検定」「知的財産管理技能検定」であれば2ヵ月~3ヵ月、「個人情報保護士」「TOEIC」であれば、さらに短い期間で取得できる資格です。そのため転職活動と並行しながら資格を取得することもできるでしょう。
どれだけスキルや経験があっても、やはり目に見える形としてアピールしやすいのは資格です。少しでも転職を有利に進めるために、資格取得を検討してみましょう。
転職エージェントを利用する
法務への転職なら、転職エージェントを利用する方法がおすすめです。転職エージェントであれば、面接対策や書類添削・自身の強みの洗い出しなど、徹底的におこなってくれるため転職成功率が高まるでしょう。
さらに、自身に合った求人紹介もおこなってくれるため、未経験採用に積極的な求人を紹介してもらえる可能性もあります。
詳しくは先述した「法務求人の多い転職エージェントおすすめ6選」と下記の表を参考に、ぜひ転職エージェントの利用を検討してください。
サービス名 | ポイント | 公式サイト |
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法務部の転職に特化した転職エージェント。大手企業からベンチャーの求人数多数。管理部門に特化したコンサルタントが多数在籍。
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法曹業界に特化した転職エージェント。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫型だから求人のミスマッチがない。
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法務エキスパート特化の転職サポートサービス。企業規模に関わらず幅広く非公開求人を保有。
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法務部の転職に転職エージェントを活用する4つのメリット
転職エージェントの利用で得られるメリットにはどんなものがあるのでしょうか。メリットとして以下の4つが挙げられます。
- 手厚いサポートをしてくれる
- 非公開求人の紹介をしてくれる
- 企業の内情について教えてくれる
- 面接の通過率がアップする
一つずつ詳しく解説します。
手厚いサポートをしてくれる
転職エージェントは、無料で手厚いサポートを受けること可能です。転職エージェントで受けられるサポートは以下のようなものがあります。
- キャリア相談
- 求人の紹介
- 応募書類の作成指導
- 面接のセッティング・対策
- 内定後の条件交渉
- 就職後のアフターフォロー
転職エージェントの担当者は、転職を成功させるために尽力してくれます。自分だけでは手間や時間がかかる部分を助けてくれる、頼もしい存在といえるでしょう。
転職活動で悩むことがあっても、すぐに相談できる環境があるので安心して転職活動ができます。
非公開求人の紹介をしてくれる
転職エージェントでは、通常の転職サイトでは公開されていない求人を多く扱っています。一般の求人サイトで転職先を探すより、選択肢がひろがるのは魅力です。
なかには、その転職エージェントのみが取り扱いしている「独占求人」などもあり、利用しない手はありません。なお、企業が非公開求人にする理由には以下のような点が挙げられます。
- 自社に必要な人材を効率的に採用するため
- 応募者とのミスマッチを防ぐため
- 求人内容を競合他社にしられたくないため
非公開求人には、条件の良いものも多数含まれているため、転職エージェントを利用して自分の希望に合った転職先を見つけましょう。
企業の内情について教えてくれる
法務の転職エージェントでは、法務に特化していることから業界に精通しています。企業とのパイプも強く、内情についても詳しいといえるでしょう。
そのため、通常では手に入らないようなリアルな情報を教えてもらうことが可能です。事前に応募する企業の内情を教えてもらえれば、ミスマッチをなくすことにもつながるでしょう。
Webサイトを見るだけでは知りえなかった情報を得られることは、転職活動をするうえで重要な要素となります。
面接の通過率がアップする
転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書のアドバイスにとどまらず面接対策もおこなっています。書類の書き方も添削してくれるので、まず書類の通過率が上がるでしょう。
面接に関しても、企業の担当者の視点や、どのような面接がおこなわれるかを把握しています。そのため、受ける企業ごとの的確なアドバイスを受けられるでしょう。
転職エージェントでは、過去のデータをもとにしたノウハウや情報があるため、自分で対策するより面接の通過率はアップする可能性が高くなります。
サービス名 | ポイント | 公式サイト |
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法務部の転職に特化した転職エージェント。大手企業からベンチャーの求人数多数。管理部門に特化したコンサルタントが多数在籍。
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法曹業界に特化した転職エージェント。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫型だから求人のミスマッチがない。
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法務エキスパート特化の転職サポートサービス。企業規模に関わらず幅広く非公開求人を保有。
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転職エージェントを利用する際の注意点
転職エージェントを利用する際に、失敗しないためのポイントをいくつか押さえておきましょう。
特化型と総合型を登録する
今回ご紹介した登録必須の「BEET-AGENT」以外にも、1~2社ほど転職サイト・エージェントを登録するのがおすすめです。
特化型では転職のサポートをメインに活用し、総合型も合わせて登録することで求人数をカバーする目的があります。
担当者が合わないと感じた場合は遠慮なく変更してもらう
キャリアアドバイザーは転職活動がスムーズに進むかどうかのカギを握っています。そのため、合わないと判断したら遠慮なく変更を申し出るようにしましょう。
面談時に聞きたいことを尋ねてみて、思ったようなアドバイスが得られない、または不安がある状態なら変更したほうが無難です。ポイントはいかに本音で話せるかどうかです。
人生を左右する転換期なのですから、遠慮をすることはありません。これを言うと相手に変に思われるかもしれないとか、休職中であるなどの言いにくい事を黙っていると後々内定にも響いてしまう可能性があります。
自分が信頼できるキャリアアドバイザーに担当になってもらい、現状を正直に伝えることが転職の第一歩となります。
こまめに連絡を取る
良い求人ほど、やる気の伝わる人やすぐに転職可能性のある人に優先的に紹介されます。また、やはりキャリアアドバイザーも一人の営業マンですので、やる気がある人にはそれだけの準備をもって対応してくれます。
最終的に利用するエージェントは絞って、どんなに忙しい場合の連絡もできるだけ早く返すように心がけましょう。
事前に用意するもの
最初の面談時にキャリアアドバイザーに伝える内容は主に次のことです。
- 転職する理由
- これまでの経歴
- 資格取得状況
- 希望する転職先
- 希望条件など
その際面談をスムーズにおこなうため、準備するものがいくつかあります。
- 履歴書、職務経歴書
- 考えている求人先
職務経歴書などがなくても面談できる場合もありますので、伝える内容に困らないために最低限の情報整理をおこなっておくと良いでしょう。
法務への転職で求められる6つのスキル
法務への転職に必要なスキルは、主に以下の6つです。
- ビジネスセンス
- コミュニケーション能力
- 文章力
- 情報収集力
- 柔軟な対応力
- 法律用語の英語力
ただし法務全般において、すべてのスキルが必要なわけではありません。どのような業界の法務に転職するかで、必要なスキルは異なるでしょう。
以下では、どのような業界において、なぜそれぞれのスキルが必要になるのか解説します。転職したい業界において、どのスキルを取得しておくべきか確認しましょう。
ビジネスセンス
法務では、ビジネスセンスが必要です。
法務でおこなう契約書に関する業務として、ただ契約書を作成するだけではありません。その契約書によってどのように売り上げをあげられるのか、どのような業績変化を与えるのかまで見る必要があります。
このような考え方は、とくにIT業界や商社において求められます。IT業界では、新規サービスや既存サービスの改善など新しい事案が多いためです。
商社においては事業投資がおこなわれるため、特にビジネスセンスが求められるでしょう。
コミュニケーション能力
法務に求められるスキルとして、コミュニケーション能力も挙げられます。法務は社内外のさまざまな人間と関わりを持たなければいけないため、一定のコミュニケーション能力がなければ業務が円滑に進みません。
たとえば、契約書一つ作成するにあたっても、自社の担当部署から上層部、内容によっては金融機関や弁護士などと連携をとる場合もあります。そのため、コミュニケーション能力も重視されるでしょう。
文章力
契約書や社内規定を作成する法務では、文章力も重視されます。契約書や社内規定は、法律にのっとっているだけではなく、わかりやすく正確な内容にしなければいけないためです。
特に文章力を求められるのは、金融業界でしょう。金融業界は業法による縛りが強く、コンプライアンスへの意識が高い業界といえます。
そのため、誤解がなくわかりやすい文章はとても重要になります。
情報収集力
法務に必要なのは、「今」の法律知識であるため情報収集力も必要です。法律や法令は、時代に沿って改定されるため、つねに最新の法律知識を知っておかなければいけません。
また、過去の事例を参考にすることもあります。特に情報収集力が求められるのは、金融業界やIT業界です。IT業界は新規サービスが活発に行われるため、その都度サービスに合った法律に関する知識を知っておく必要があります。
金融業界は、先述したようにコンプライアンスへの意識が高い業界であるとともに、法改正が頻繁な業界であるといえるでしょう。
柔軟な対応力
法務では、柔軟な対応力も求められます。特に変化のスピードが速い昨今では、柔軟な対応力がなければ新規サービスにおいての法務は任せられません。
わかりやすい例でいえば、IT業界でSNSに参入する場合です。
SNSのコンプライアンスは、昨今厳しくなっています。具体的なルールが定められているわけではないので、自分たちで正当か不当かの線引きをしなければなりません。
ときにグレーゾーンにビジネス判断で踏み込まなければならないケースもあるなかで、単に反対するだけでなく、柔軟な判断でさまざまな可能性を検討することが求められるでしょう。
英語力
法務では、一定の英語力も求められます。ただし、話すレベルまで求められるのはまれでしょう。
あくまで企業が求めているのは、法務の業務で必要な英語力です。たとえば、海外との取引をおこなう企業に勤めるのであれば、英文契約書の読み書きができるレベルの英語力は必要となるでしょう。
サービス名 | ポイント | 公式サイト |
---|---|---|
法務部の転職に特化した転職エージェント。大手企業からベンチャーの求人数多数。管理部門に特化したコンサルタントが多数在籍。
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法曹業界に特化した転職エージェント。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫型だから求人のミスマッチがない。
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法務エキスパート特化の転職サポートサービス。企業規模に関わらず幅広く非公開求人を保有。
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法務への転職で取得しておくと有利になる資格
法務への転職で、有利になる資格について解説します。主な資格の特徴を以下にまとめました。
資格 | 資格合格率 | 特に求められる業界 |
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ビジネス実務法務検定 | 1級…12.4%/2級…43.4%/3級…75.7%(2020年度) | 法令遵守能力の基礎となるため、全ての業種において取得しておくと有利 |
ビジネスコンプライアンス検定 | 55.2%(2020年度実績) | IT・金融業界 |
TOEIC | 600点以上が履歴書に書ける目安 | メーカー・商社業界 |
法学検定 | 2020年度:65.5%(ベーシック) | 法律学に関する知識のため、全ての業種において取得しておくと有利 |
知的財産管理技能検定 | 約58% | IT・商社業界 |
個人情報保護士 | 37.3% | IT業界 |
資格を持っているからといって、必ずしも転職活動で有利になるとは限りません。しかし意欲や熱意を示すことには繋がるため、勉強の時間があれば取得を検討しても良いでしょう。
未経験から法務キャリアを築きたい場合
どうしても法務に係わりたい場合は、パラリーガルという選択肢があります。パラリーガルとは、法律事務所で弁護士の仕事をサポートする職種です。
企業法務との大きな違いは、契約書の作成業務以外に弁護士のスケジュール管理をおこなう「秘書業務」も担う点といえます。ただし、あくまでサポートであるため、資格を有している必要はありません。
法律事務所で、一から法律知識を学べるのが大きな魅力です。今後法務への転職のために経験をしておきたい未経験の方でも、採用される可能性があります。
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法務への転職なら特化型転職エージェントの利用を!
法務の転職は、転職エージェントの利用がおすすめです。経験をもとに求人を紹介してもらったり、経験やスキルの棚卸をしたり、自身だけでは行えない部分をアドバイザーがサポートしてくれます。
今回は転職エージェントについて、未経験や地方など比較的不利な状況の方向けのエージェントから、年収やキャリアアップにつながるハイクラス向けのものまで幅広くご紹介しました。ぜひ自身に合わせた転職エージェントを利用して、法務への転職を成功させましょう。
いま法務の転職で最もおすすめのエージェントはどれですか?
法務を含むバックオフィスの転職に特化した「BEET-AGENT」、弁護士有資格者特化の「NO-LIMIT」はおすすめです。
特に「BEET-AGENT」は法務部の転職市場に精通したアドバイザーが在籍しており、大量の求人を紹介するエージェントとは違い、スキルと転職で叶えたい要望に対するミスマッチのない求人提案に定評があります。
転職エージェントはどのような基準で選べば良いですか?
「求人の量よりも案件の質の良さ」を重視しましょう。エージェントの中には大量の求人を送りつけてくるだけで中身が伴っていなかったり、書類選考で一向に受からないというケースもあります。
まずは転職エージェントに登録し、面談等で要望を伝えたあとの動きをよく見てエージェントを選別していきましょう。
運営者情報
会社名 |
株式会社アシロ(ASIRO Inc.) 2021年7月20日 東証グロース上場(7378) |
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URL | https://asiro.co.jp/ |
本社所在地 |
160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング4F |
法人番号 | 9011101076787 |
設立日 | 2009年11月 |
代表者(代表取締役社長) | 中山博登 |
主な事業内容 | HR事業、インターネットメディア事業(リーガルメディア、派生メディア)、少額短期保険事業 |
許認可 | 有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可 許可番号13-ユ-313782) |
グループ会社 |
株式会社アシロ少額短期保険 株式会社ヒトタス |