この半年で5人も辞めた…有給申請を拒否された…など、

と考えたことのある人は案外多いのではないでしょうか。

近年では、働き方改革や男性育休制度の促進など、待遇改善により従業員の生活が守られるようになりました。

しかし、これらの制度が活用されていないばかりか、環境的にも人間関係的にも過酷な状況で働いている方が多くいます。

この記事を読んでいるあなたがもしも今働いている職場に対して何かしらの不満を抱えているのであれば、今回紹介する見切りをつけた方がいい会社の特徴をチェックして、あてはまるかどうか確認してみてください。

見切りをつけた方がいい会社にいた場合の実際に取り組むべき行動なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

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職場環境編：見切りをつけた方がいい会社の特徴

働く社員のことを考えず、ましてや環境を整えようとする気持ちすらない会社は、見切りをつけた方がいい会社です。

まずは、職場環境編で見切りをつけた方がいい会社の特徴を8つ紹介します。

どれか一つでも当てはまる場合、あれもこれもと芋づる式に問題やトラブルが出てくる可能性があります。

ぜひ、あなたの職場環境と照らし合わせながらチェックしてみてください。

給料の未払い・給料カット・ボーナスカットがある

給料の未払い・給料カット・ボーナスカットがある会社は、見切りをつけた方が良いでしょう。

理由としては、業績が不調ゆえに、給料が払えないなどの問題が生じている可能性が高いからです。

給料の支払いは、会社にとって最重要事項です。

それすらできないということは、倒産のリスクも考えられ、近い将来、依頼退職やリストラが実施されるおそれがあります。

離職率が高い

離職率が高い会社は、会社への不満を抱えて退職する人が多い傾向にあります。

人が辞めていけば、その分残った人に対する業務の過重化を招きます。

業務負荷や長期間労働によるストレスが増え、身体の不調リスクにもつながります。

「人手が足りないから自分が頑張らないと…」と思わず、早期に見切りをつけることをおすすめします。

優秀な人材が辞める

優秀な人材は、判断力や決断力があるため、会社の労働環境が悪いと思ったら早々と見切りをつけて辞めていく傾向にあります。

先輩社員に優秀な人が少ない、成績が良い社員が短期間で辞める、などの環境の場合は、見切りをつけたほうがいい会社といえます。

成果や実績を適切に評価してくれない

成果や実績を適切に評価してくれない会社は、頑張った分社員に還元しようとする体制が取られていないといえます。

そのため、働く側のモチベーション維持ができなくなるでしょう。

評価システムがなく、働きがいを感じない会社では、適切なスキルや経験を積むことは難しいため、今後のキャリアのためにも早期に見切りをつけましょう。

サービス残業や休日出勤が多い

サービス残業が多い会社は、社員に対し不当労働をさせているため、見切りをつけた方が良いでしょう。

休日出勤も強いられていれば、長時間労働による精神的なストレスが増大し、身体面での不調も引き起こしやすくなります。

このような会社はコンプライアンス遵守の意識が低いため、大きなトラブルが起きる前に辞めるのが賢明です。

有給休暇や冠婚葬祭での休みを取得できない

有給休暇や冠婚葬祭での休みを取得できない会社も、見切りをつけた方が良いでしょう。

企業は、一定の条件を満たした労働者に対して、有給休暇を与えなければなりません。

年間5日間の有給取得が定められています。

原則として会社側が取得方法について規制をかけることは許されず、有給休暇を取得できないということは、法律に違反しているのです。

仕事や職場に将来性がない

仕事や職場に将来性がないと感じたのであれば、転職するチャンスです。

とくに業界自体に将来性がなく衰退が避けられない場合は、個人の努力ではどうにもなりません。

また、業務の質が一向に上がらない会社でも同様のことがいえます。

将来性の有無は、今後のキャリアだけでなく、雇用や給与の問題にも影響するおそれがあるため、早期に見切りをつけることをおすすめします。

出世のスピードが遅い

早めに見切りをつけた方がいい会社として、出世のスピードが遅い会社も当てはまります。

出世のスピードが遅い理由としては、社員の能力や努力が評価されない、管理職のメンバーが長年固定化されているなどが挙げられます。

出世のスピードや昇進の機会は、将来的なキャリアに大きく影響するため、早めに決断しましょう。

人間関係編：見切りをつけた方がいい会社の特徴

職場の人間関係によって精神的な負担が大きい場合は、見切りをつけた方がいい会社です。

今回は、人間関係編で見切りをつけた方がいい会社の特徴を5つ紹介します。

思い出すだけでも辛いかもしれませんが、自身の心と体を守るためにも、以下の特徴にあてはまるかどうかチェックしてみてください。

パワハラ・セクハラが横行している

パワハラ・セクハラが横行している会社はすぐに見切りをつけましょう。

ハラスメントにはさまざまな種類があります。

たとえ相手が笑いながら発している言葉でも、当の本人が「嫌だ」と思えば、それはハラスメントです。

物理的な暴力だけでなく、言葉の暴力が日常茶飯事、または誰も注意する人がいない環境は、健全な職場とはいえません。

自分自身の心と身体の健康を優先させるためにも、早めの退職をおすすめします。

社員のやる気がない

やる気がない社員ばかりの職場は雰囲気が悪くなりやすく、自身のモチベーションも低下しやすい傾向にあります。

たとえ新しい人材が入ってきても、その環境に飲み込まれてしまう可能性が高いため、環境改善は容易ではないでしょう。

職場の人間関係が悪い

以下のようなことが頻繁に起きている場合、見切りをつけた方がいいといえます。

仕事は一人でおこなうものではありません。

どのような業務でも、社員同士手を取り合って目標達成に向かって取り組む必要があります。

そんな中で、職場の人間関係が悪いと、モチベーションは上がらず、業績にも影響するでしょう。

根性論や精神論を押し付ける上司がいる

根性論や精神論を押し付ける上司がいる職場は、ストレスが溜まり、良いパフォーマンスを発揮できない可能性が高いです。

部署移動すればその上司から指導を受けられませんが、根性論や精神論を押し付ける上司が複数いる職場は、それが当たり前になっているおそれがあります。

早めに見切りをつけた方がいい会社といえます。

上司に意見を言えない

上司に意見を言えない閉鎖的な会社は、常に上司の顔色をうかがうようになり、働きづらさを感じやすくなります。

また、意見や議論を一切許さない上司は質が低い可能性が高く、そんな上司のもとで成長できるとは言い難いでしょう。

誰も意見を言えない環境を変えるのは容易ではないため、見切りをつけた方が良いです。

会社を辞めた方がいいサインと働き続けることのリスク

先述した見切りをつけた方がいい会社の特徴だけでなく、自分自身の身体や心の状態も考慮しながら、職場を離れるべきか考えてみましょう。

見切りをつけた方がいい会社で働き続けることのリスクも一緒に紹介するので、ぜひ目を通してみてください。

出勤前に体調が悪くなる：うつ病になるリスクあり

会社を辞めたほうがいいサインとして、身体の異変が挙げられます。

たとえば、出勤前に頭が痛くなったり、通勤途中でお腹が痛くなったりするなどが挙げられます。

ただ、これらのサインは風邪などの症状と間違えることがあり、判断がつきにくいところといえます。

職場へのストレスを感じることが多く、なおかつ体調が悪くなることが増えている場合は、体調が悪くなるタイミングと、その前後に何を考えていたのかなどをチェックしてみましょう。

身体の変化を放置したまま出勤し続けると、うつ病にかかり、数ヶ月経っても回復しないおそれがあります。

退職まで早期に決断できない場合は、有給を取得して自分の心と身体と向き合う時間を作ってください。

残業や休日出勤を当たり前に感じている：転職の機会を逃すリスクあり

残業や休日出勤が多いのではなく、あなた自身が「残業や休日出勤があるのは当たり前」と受け入れてしまっている場合は、見切りをつけた方がいいサインです。

協力体制が取られている、会社側が業務の効率化のために最新技術を投入しているなど、残業なしで業務を遂行することはいくらでも可能です。

しかし、その会社のやり方は間違っていないと信じ切っており、会社もその考えに甘えている場合は、一向に環境は改善しないでしょう。

そのまま居座ると、転職の機会を逃すリスクがあります。

働きがいを感じられない：仕事の視野が狭くなっていくリスクあり

私たちは、働きがいを感じられないとモチベーションが下がってしまいます。

モチベーションが低下してしまうと、業務内容や人間関係で間違いや何か気になる点を見つけても、「別にいいや」と考えてしまいます。

結果、仕事の視野が狭くなっていき、転職しようとすら思わない、転職してもまた同じようなモチベーションで働いてしまうといったリスクが考えられます。

見切りをつけた方がいい会社の特徴に当てはまったら退職しよう！

今あなたが働いている会社が、「仕事や職場に将来性がない」「上司に意見を言えない」などの見切りをつけた方がいい会社の特徴に当てはまった場合は、退職することをおすすめします。

どれもあなた一人で解決するのは難しい問題で、まずは自分自身の心と身体の健康を優先することが第一です。

ただ、「辞めたい」と思っても、職場環境によっては言い出しづらいこともあるでしょう。

次に紹介する「見切りをつけようかなと思ったときの行動と退職準備」をぜひ読んで、退職までのイメージをつけてから行動に移してみてください。

見切りをつけようかなと思ったときの行動と退職準備

と思っている方は多いでしょう。

ここでは、見切りをつけてから会社に退職する旨を伝えるまでの流れを紹介します。

順番が前後することで、転職の機会を逃したり、上司と気まずい状態が長引いたりする場合があるので、以下の流れに沿って進めてみましょう。

①家族・友人に相談する

と思ったら、まずは家族や身近な友人に相談してみましょう。

客観的な視点で、見切りをつけた方がいい会社かどうか判断してくれるでしょう。

それだけでなく、人に相談することで、あなた自身の気持ちも軽くなる可能性があります。

たとえ退職しようと決めても、すぐに辞められない場合が多いです。

精神的な負担を少しでも軽くすることで、退職前にうつになるなどのリスクを軽減できるでしょう。

②証拠を残す

と自身が感じた点をメモに残しておきましょう。

あなたが会社側に辞めたいと感じた理由を伝える場合、会社側から「そんなことはなかった」と否定されても、証拠として活用できます。

また、自分の気持ちを整理するのにも役立ちます。

内容だけでなく、日付と関係している社員の名前もメモしておくと、より信憑性が高まります。

以下のことで会社を辞めたいと思った場合は、とくに証拠して残しておくことをおすすめします。

③転職活動をスタートさせる

会社に退職の旨を伝える前に、転職活動をスタートさせましょう。

一般的に、転職活動期間の平均は3ヶ月です。

退職後に転職活動をスタートすると、安定した収入を得られない中で職を探すことになるので、生活への不安や焦りからミスマッチが生じやすくなります。

転職先をあらかじめ決めておけば、心に余裕が生まれ、「絶対に退職しなければ」と原動力になるでしょう。

④人事に相談する

転職先が決まったら、退職の意思を人事に伝えましょう。

まずは直属の上司に伝えるのが一般的といわれていますが、職場の環境や上司の言動が原因で辞めたいと思った場合は、上司に伝えにくいでしょう。

人材管理をおこなう人事部であれば、あなたの話をきちんと受け止めてくれるはずです。

在籍している社員やこれから入社する方の将来を思って「改善してほしい」と思うのであれば、これまであなたがストレスに感じた出来事を人事に相談してみてもよいかもしれません。

見切りをつけたいのに辞められない！強行突破で退職しよう

そんなときは、強行突破で退職するのも手段といえます。

退職代行サービスを利用するなどの方法もありますが、おすすめは転職エージェントを活用して素早く転職先を見つけることです。

転職先が決まれば、入社日までに退職しなければならないため、何が何でも退職する他ありません。

後ほど、おすすめの転職エージェントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

見切りをつけた方がいい会社を転職したいと考えているにいる方におすすめの転職エージェント3選

転職エージェントを活用することで、転職先が比較的早く見つけられる傾向にあります。

なぜなら、転職エージェントは各業界・企業情報に精通したプロのアドバイザーが、転職希望者一人ひとりにおすすめの企業を紹介してくれるからです。

今回紹介する転職エージェントは、リクルートエージェント・ビズリーチ・マイナビエージェントの3つです。

どれも実績があり評価の高い転職エージェントなので、ぜひ活用してみてください。

リクルートエージェント

マイナビエージェント

ビズリーチ

見切りをつけた方がいい会社に関するよくある質問

見切りをつけた方がいい会社に関するよくある質問と、回答を紹介します。

仕事を辞めたいと思うのは甘え？

辞めたい理由によっては、仕事を辞めることは甘えだと捉えられる場合があります。

しかし、「将来性がない」「離職率が高い」などが原因で辞める場合は、決して甘えではありません。

今後のキャリアのために、良い決断ができたと自分を評価すべきです。

会社を見限るタイミングはいつ？

以下に当てはまる場合は、会社を見限るタイミングです。

とくに体調が悪化するなど、身体的に何かしらの影響が出た場合は、早急に退職する、または数日間仕事を休んだ方がいいでしょう。

まとめ

今回は、見切りにつけたほうがいい会社について解説しました。

見切りをつけた方がいい会社には、さまざまな特徴があります。

今回紹介した特徴と会社を照らし合わせ、見切りをつけた方がいいのか判断してみましょう。

ただ、大きなストレスを抱えているときは、判断能力に欠けるおそれがあります。

相手からどう思われるか気にせず、家族や友人に相談してみましょう。

とにかく早く転職したい方は、転職エージェントを活用して、自分にぴったりの転職先を見つけてください。