介護職を辞めてよかった!辞めたくなる理由や介護以外のおすすめの仕事などを紹介

津島武志
           

津島武志

執筆者
介護福祉士
現役介護職兼ケアマネージャー。さまざまな介護系メディアでWebライターとしても活動し、多くの検索上位記事を執筆。ブログ「介護士の転職コンパス」を運営
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介護職を辞めたいと思っている方で、以下のようなことを知りたい方は多いのではないでしょうか。

辞めたいと思っていても、辞めないほうが良いケースや、すぐに辞めたほうがいいケースもあり転職をしようか悩む方もいるでしょう。

本記事では、介護職を辞めたくなる理由や実際に辞めてよかったこと、辞めたいと思ったときにするべきことなどを解説します。

介護職を辞めようか悩んでいる方や、介護以外の仕事を始めてみたいという方がいれば、ぜひ本記事を参考に一歩踏み出してみてください。

関連記事:介護職向け転職エージェントおすすめ10選|資格・施設別に徹底比較【2024年最新】

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目次

介護職を辞めたくなる理由とは?

まず介護職を辞めたくなる理由については、以下のようなことが挙げられます。

それぞれ具体的な内容について見ていきましょう。

人間関係がうまくいかない

介護業界では、人間関係がうまくいかないことでやめる方が多くいます。

介護労働安定センターの調査でも、介護職を辞めた理由として「職場の人間関係に問題があったため」と答えた方の割合が多くなっています。

介護業界はストレスの多い現場であることや、さまざまな年齢や職種の方が連携しなければいけない環境であることが、人間関係の乱れにつながっているかもしれません。

【参考記事】令和4年度介護労働実態調査|介護労働安定センター

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人間関係のストレスは心身の不調につながるため、そのままにしておくのは危険です。

頑張っても給料が上がらない

介護職は全産業の平均と比べると低収入であることから、給料が上がらないという理由で辞めたくなる方が多くいます。

国税庁調査によると、介護職と全産業の平均年収の差は以下のとおりです。

職種平均年収
介護士381万円
全産業458万円
【参考記事】令和4年分民間給与実態統計調査|国税庁

毎年昇給はあるものの、数千円程度しか上がらないため、勤続年数を重ねても大きな給料アップにはつながらないことも辞めたい気持ちを後押ししているのでしょう。

介護職の給料を上げたいという方は、以下の記事で具体的な方法を解説しているのでぜひご覧ください。
【関連記事】介護士の給料はいくらもらえる?平均年収や給料アップの方法なども紹介

長時間労働による体力的負担が大きい

介護は、24時間365日ご利用者にサービスを提供する必要があるため、時間どおりに退勤できず残業を強いられるケースがあります。

人手不足の職場であれば、毎日ように残業をする必要があり、長時間労働による体力的負担から辞めたくなる方もいるでしょう。

また介護夜勤は夕方から翌朝まで、およそ16時間働く長時間労働です。

職場によっては、夜間ひとりで行う「ワンオペ夜勤」の場合もあります。そのため、心身ともに負担が大きく、耐えられなくなる方もいるでしょう。

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介護職は労働時間が長く、一般の会社員に比べて年間休日も少ないため、基礎体力が求められる仕事です。

不規則な勤務時間に慣れない

介護職は、以下のような勤務形態を組み合わせたシフト制で働かなければいけません。

勤務形態勤務時間(職場によって異なります)
早番7:00〜16:00
日勤9:00〜18:00
遅番11:00〜20:00
夜勤16:00〜翌日9:00

とくに夜勤をやっていると、昼夜逆転しやすく生活リズムが乱れやすくなります。

夜勤が続いた後に久しぶりに早番で出勤すると、体がだるく感じるといったこともあります。

規則正しい生活を送りたいという方にとっては、介護職の勤務状況は辞めたくなる原因のひとつになるでしょう。

仕事にやりがいを感じない

介護は一見、やりがいのある仕事に見えるかもしれません。

しかし、実際に働いている方は、あまりやりがいを感じられていないケースがあります。

たとえば、自分は一生懸命介助したとしても、何も反応しないご利用者も多くいます。

なかには、丁寧な介助をしたにもかかわらず、認知症という病気が理由で暴言や暴力で返してくるご利用者もいるのが実情です。

給料も低く、ご利用者や上司、同僚などから労いの言葉もなければ、やりがいを感じず辞めたくなるのは当然でしょう。

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職員同士が積極的に助け合える人間関係のいい職場であれば、やりがいを感じやすく仕事も続けやすいかもしれません。

他にやりたい仕事が出てきた

介護職以外の仕事に興味が湧くことで、辞めたくなる方もいるでしょう。介護職以外にも魅力的な仕事は多くあります。

せっかく一度きりの人生なので、他にやりたい仕事が出てきた場合は、ぜひ挑戦してみましょう。

万が一、新しい仕事がうまくいかなくても、介護職経験があれば介護業界にで戻るのは容易です。

介護職の経験を活かした他業種に転職については、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。

【関連記事】介護職から他業種へ転職するためには?活かせる経験や成功のコツを解説!

将来に不安がある

介護職として働いていると、以下のような将来への不安を感じ、辞めたいと思うことがあります。

将来の不安
  • 「体力的にいつまで続けられるだろうか
  • 「このまま給料は上がらないのだろうか
  • 「今の職場の運営状況は大丈夫だろうか

不安を感じたまま仕事を続けると、常にストレスと付き合っていかなければいけません。

不安をゼロにすることは難しいですが、職場や職種を変えることで不安を軽減できそうであれば、転職を検討しましょう。

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私も給料が上がらなくなり、職場への不安が大きくなったタイミングで転職したことが、キャリアアップのいいきっかけになりました。

介護職を辞めてよかったと感じること

では実際に介護職をやめると、どのようなよかったことを感じるのでしょう。今回は、以下7つのよかったことを紹介します。

ネット上の声や実際に筆者が聞いた話をもとに、介護職を辞めてよかったことの詳しい内容を見ていきましょう。

人間関係のストレスが減った

介護職を辞めた理由として、人間関係がうまくいかなかったと答えた方が多くいます。

介護職を辞めたことで、人間関係のストレスから解放されてよかったと感じる方も多いでしょう。

介護職は介護施設という狭い空間の中で、さまざまな職種の方と連携しながら仕事を進めなければいけないため、良好な人間関係が求められる仕事です。

ご利用者だけでなく職員同士でも気を遣いながら働く環境で、日に日にストレスが溜まり、ハラスメントやいじめなどにつながる恐れもあります。

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あまりコミュニケーションが得意ではない方にとっては、介護職を辞めて人間関係のストレスが減ってよかったと感じるでしょう。

収入がアップした

収入がアップしたというのも、介護職を辞めてよかったと感じることのひとつです。

介護職は全産業に比べると平均給与が少ないため、収入面に不満を感じている方もいるでしょう。

介護職は仕事の成果が、給料に反映されにくい仕事です。介護業界よりも収入ベースが高い業界は多くあるため、他業界への転職により収入アップを目指せます。

たとえば営業職であれば、仕事の成果が給料に反映されやすく、大きな収入アップにつなげられる点が魅力と言えるでしょう。

規則正しい生活を送れるようになった

介護職は早番や遅番、夜勤などさまざまな勤務時間で働かなければいけないため、生活リズムが乱れやすい仕事です。

そのため、平日の朝から夕方まで週5日で働くような仕事に転職すると、規則正しい生活が送れるようになって介護職を辞めてよかったと感じるのでしょう。

とくに夜中働くことに抵抗がある方にとっては、介護職の夜勤がなくなったことで体調も安定し、プライベートも充実するといった効果も期待できます。

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人手不足の職場であれば夜勤の回数が増えて、昼夜逆転のような生活になってしまう恐れもあります。

プライベートを楽しめるようになった

介護職を辞めたことで、プライベートを楽しめるようになったという人もいます。

介護職は土日祝日関係なく出勤しなければいけないため、世間一般の大型連休とは無縁の仕事です。

また年間休日も少なく、たまに休みをとっても体を休めるだけで1日が終わってしまう方もいるでしょう。

家族や友人と旅行に出かけたくても、休みが合わず断念するケースもあります。

介護職を辞めることで、休日が増えて心に余裕が生まれ、プライベートを楽しめるようになるかもしれません。

心身の負担が減った

介護職を辞めたことで、心身の負担が減ってよかったという声も聞かれます。

介護職は、以下2つの労働を合わせた業務内容になっているため、心身への負担が多い仕事です。

心身への負担
  • 肉体労働
  • 感情労働

介護職はご利用者の排泄や入浴、移乗介助など、身体的な負担が多いことは知られているでしょう。

しかし、それ以上に大きな負担となっているのが、認知症患者への対応です。

認知症の方は、物事を感情で理解したり記憶したりする傾向にあります。そのため、介護職は苛立ちや辛さなどのマイナスな感情を抑えながら、認知症の方に関わることが求められます。

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常に感情をコントロールしながら仕事をしなければいけない介護職は、ストレスの溜まりやすい仕事のため、メンタル面の不調につながりやすいと言えるでしょう。

将来への不安が解消された

介護職を辞めて介護業界から離れることで、将来への不安が解消されたという方も多くいます。

介護業界は、現状の課題から以下のような将来への不安が浮き彫りになっています。

将来への不安
  • 慢性的な人手不足が解消されない
  • 介護職の待遇が十分に改善されない
  • 明確なキャリアプランが見えてこない

国の補助金や介護保険料に依存しているため、事業所の収益性が低く、介護業界全体の運営に将来性を感じられない方も多くいるでしょう。

介護業界の将来に漠然とした不安がある場合は、一度介護職を離れて外から介護業界を見ることで、不安とは異なる業界への期待を感じられるかもしれません。

新しいスキルを身につけられた

介護職を辞めて他の仕事を始めることで、新しいスキルを身につけられてよかったというケースもあります。

介護職は介護業界のみで通用する専門スキルのため、身につけたスキルを他の業界に活かすことが難しい仕事です。

他の業界に挑戦し新しいスキルを身につけることで、介護職として感じていた将来への不安軽減にもつながります。

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実際に介護職からIT業界に転職した方が「今後需要が高まっていくITスキルを身につけられたことで将来への不安も減った」と感じた事例もありました。

介護職を辞めたいと感じた際にするべきこと

介護職を辞めたいと感じている方は、まず以下のようなことをしてみてください。

立ち止まって悩むだけでなく、何か行動してみることで、自分にとって最適な選択肢が見えてくるかもしれません。

身近な人に相談する

介護職を辞めたいと感じた際は、職場の上司や友人、家族などの身近な人に相談しましょう。

相談してすぐに解決策が出るわけではありませんが、悩みを誰かに話すだけでも、不安が和らぐこともあります。

もっとも怖いのは、辞めたい気持ちをひとりで抱え込み、精神的に追い詰められることです。

愚痴を言うのは決して悪いことではありません。身近な信頼できる人に、思い切り悩みをぶつけましょう。

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同僚や上司であれば、同じ気持ちになった方もいて、適切な対処法が見つかるかもしれません。

現時点でできる改善策を試みる

介護職を辞めたい理由が何かを考え、現時点でできる改善策を試してみましょう。

疲れが溜まって心身ともに余裕がない場合は、上司に相談して長期休暇を取るのが有効です。人間関係に不満がある場合は、部署異動が可能か相談してみるのもいいでしょう。

介護職を辞めなくても今の職場で改善策を試みることで、不安な気持ちを解消できるかもしれません。

効果的な改善策を見つけるためにも、すぐに介護職を辞めるのではなく、冷静になって考えることも大切です。

転職活動を始めてみる

介護職を辞めたい場合は、転職活動を始めてみるのもおすすめの対処法です。

転職活動といっても必ず転職するわけではなく、自分で求人を探す程度で構いません。

転職活動をしていく中で、希望条件が叶う職場があれば、その時点で本気で動き始めてみればいいでしょう。

転職自体にはリスクもあり多くの労力が必要ですが、転職活動自体はリスクもなく自分のペースで行えるため、気軽な気持ちで始められます。

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転職活動をしていく中で他の職場条件を知ることで、今の職場のいい部分が見えてくることもあります。

介護職を辞めたいと思いながら続けるデメリット

介護職を辞めたいと思っているにもかかわらず続けると、以下のようなデメリットが生まれる恐れがあります。

介護職だけでなく、日常生活を健康に過ごすためにも、介護職を辞めたいと思った後の対応が非常に大切です。

それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。

心身の不調が日常生活に支障が出るかもしれない

介護職を辞めたいというストレスを抱えたまま仕事を続けると、精神的負担により心身の不調につながる恐れがあります。

無理して働き続けると、最悪の場合うつ病をはじめとした精神疾患を引き起こす可能性もあるでしょう。

病気になってから辞めると、退職後の生活にも影響するだけでなく、再就職が難しくなる可能性もあります。

介護職を辞めたいと感じた場合は、我慢して働き続けることは危険です。

心身の不調が現れる前に退職できるよう、辞めたいと考え始めた時点で退職に向けた計画を立てましょう。

他業種への転職が不利に恐れがある

介護職を辞めたいにもかかわらず、無理して仕事を続けると、他業種への転職が不利になるかもしれません。

たとえば、20代前半のような年齢の若い方であれば、介護職を無理して続けるよりも、若さを武器に他の業界に挑戦したほうがいいでしょう。

また介護職のスキルは他の仕事に活かしにくいため、他の仕事に転職したい場合は、介護職を長く続けるメリットはありません。

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年齢は転職活動に大きく影響するため、他業種に転職を考えている場合は、辞めたいと思った時点で転職活動を始めることが大切です。

キャリアアップの機会を損失している可能性がある

介護職を辞めたいと思いながら続けることで、せっかくのキャリアアップの機会を逃している可能性があります。

年齢が若ければ、他業種への転職により新たなキャリアを築けますし、辞めたいと思った瞬間に行動することで、自分に合った求人に出会える可能性が高まるかもしれません。

キャリアアップの機会を逃さないためにも、介護職を辞めたいと思った時点で、他業種の求人をリサーチして、自分に合った仕事を見つけましょう。

介護職を辞めないほうがいいケースもある

以下のようなことが当てはまる方は、介護職を辞めないほうがいいかもしれません。

介護職を辞めないほうがいいケース
  • 介護職の働き方が合っている
  • 業界の待遇に対する不満が少ない
  • 他の業界に理想を抱きすぎている

介護職が嫌というわけではなく、今の職場の人間関係や働き方などに対して不満がある場合は、同じ介護業界で他の施設に転職することで不満は解消できます。

介護業界は職場によって、待遇や働き方が異なるといったケースはよくあります。今の職場環境が、介護業界のすべてを表しているわけではありません。

同じ介護職でも、職場を変えるだけで働き方が大きく改善される可能性は十分にあり得ます。

介護職は魅力的な仕事なので、あらためてゆっくり考えた上で介護職をやめるかどうか検討しましょう。

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介護職だけをしていると他の業界がよく見えるかもしれませんが、他の業界を知ることで介護職の魅力に改めて気づくこともあります。

介護職を辞めてよかったと感じられるおすすめの仕事

介護職を辞めてよかったと感じられるのは、以下3つの仕事です。

介護職を辞めてよかったと感じられるおすすめの仕事

それぞれの仕事の特徴と、介護職の経験をどう活かすかについて紹介します。

IT関連企業

IT関連企業は、介護同様に今後も需要が増えることが予想されているため、転職しやすい業界です。

しかし、介護職の経験は活かしにくいため、未経験から転職する場合は、年齢が若いほうが有利でしょう。

すでに若手ではない場合にIT関連企業に転職したい場合は、IT系のオンラインスクールに通ったり独学で勉強したりして、ITスキルを習得することが求められます。

IT関連の仕事であれば、介護職と違いリモートワークができる点が魅力的です。

企業で経験を積めば、フリーランスとして独立する選択肢も出てくるため、個人で稼ぐ力を身につけたい人にもおすすめの仕事です。

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介護職をしながらIT関連の副業をして、辞めたいときにいつでも辞められる状態にしておくのもいいでしょう。

営業職

営業職の場合は、以下のような介護職で身につけたスキルが活かせます。

活かせるスキル
  • コミュニケーション力
  • 相手のニーズを汲み取る力
  • 相手の話に耳を傾ける傾聴力

営業職は介護職と異なり、成果が給料に反映しやすいため、頑張れば給料上がるというモチベーションを糧に仕事への意欲を高めやすい仕事です。

介護職で得た経験を活かして、大きな収入アップにつなげたいという人は、思い切って営業職に挑戦してみるのもいいでしょう。

製造業

製造業とは、自動車や電化製品などを製造する際に、部品を加工したり組み立てたりする仕事です。

工場で行うようなライン作業をイメージするとわかりやすいでしょう。

製造業は介護職とは異なり、人と接する機会が少なく黙々と作業する仕事のため、コミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事です。

介護の仕事で人間関係に不満があり辞めたい場合は、製造業に転職すれば人間関係を気にすることなく仕事を集中できるでしょう。

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介護職で行うレクの準備や工作などが得意な人は、製造業が向いているかもしれません。

介護職を辞めてよかった!後悔しないための転職方法とは?

介護職を辞めてよかったと思える、後悔しないための転職方法は、以下の手順で行いましょう。

それぞれより具体的に解説するので、転職時の参考にしてください。

辞めたい理由を明確にする

介護職を辞めたい場合、まず辞めたい理由が何かを明確にすることが大切です。

辞めたい理由が曖昧なまま転職活動をすると、希望条件に沿った求人を見つけにくくなります。

介護職の給料に対して不安がある場合は、介護業界よりも給料の相場が高い業界を目指し、体力面で不安がある場合は、肉体労働とは違った業界を検討するといった選択が可能です。

介護職を辞めたい場合は、辞めたい理由を明確にすることで、自分に合った職場や業界が見えてくるでしょう。

興味のある業界について調べる

介護職を辞めるという意志が強くなったら、自分が興味ある業界について調べてみましょう。

業界について調べるには、以下のような方法があります。

業界について調べる方法
  • ネットの求人をチェックする
  • 企業や業界別の口コミを見る
  • 業界で働く知人に聞く
  • SNSから情報を探す
  • 総合転職フェアに参加する

最近は企業がインスタグラムやYouTubeなどを使って、自社のアピールをしているため、情報の透明性が求められる時代です。

ネットで情報を得ながら企業の説明会に参加し、ネット上に飛び交う噂レベルの情報が正しいかどうか自分の目と耳で判断しましょう。

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情報量が多い現代においては、必要な情報だけを取りに行くリサーチ力が重要になってきています。

転職エージェントを活用する

気になる業界や企業がある程度わかってきたら、実際に求人を見ながら応募する企業を決めていきましょう。

求人を見つける場合は、ひとりの力だけで行うのではなく、転職エージェントも活用しながら進める効率的な転職活動がおすすめです。

転職エージェントを活用することで、自分ひとりでは見つけられない求人を紹介してもらえたり、転職時の不安解決やサポートなどを受けられたりします。

介護職から別の業界に転職を検討している方は、以下の転職エージェントを使って、理想的な転職につなげましょう。
【関連記事】転職エージェントおすすめ比較ランキング!人気大手18社の選び方を年代・職種別に一覧で解説

実際に面接や会社見学をする

興味ある求人が見つかったら、実際に求人に応募して、面接や会社見学をさせてもらいましょう。

面接や会社見学をすることで、求人内容からはわからない職場の雰囲気や、働いている人の様子などがわかります。

面接の段階であれば「面接官が威圧的だった」「思ったより働いている人の年齢層が若めだった」など、自分が求めていたイメージと違った場合は、転職を止めることも可能です。

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求人内容がいい条件だったとしても、必ず面接時の会社見学をしておきましょう。

複数の企業を比較して転職先を決める

求人に応募する際は、ひとつだけで決めるのではなく、複数の企業に応募し、それぞれの強みや弱みを比べてから転職先を決めましょう。

たとえば、応募した2つの会社にそれぞれ以下のような特徴があった際は、自分の求める希望条件をあらためて確認してください。

応募先の会社会社の特徴
株式会社A給料が平均よりも高い

駅近で通勤しやすい

県外へ異動する可能性がある
株式会社B給料は業界の相場と同じ

未経験からでもキャリアアップが可能

ベンチャーだが人間関係がいい

給料や通勤のしやすさなどを求めるなら、株式会社Aを選び、給料よりも人間関係のよさを優先するなら、株式会社Bを選ぶでしょう。

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可能であれば3つ以上の企業に応募して、さまざまな企業の情報を調べておくと、理想的な転職先に出会える確率は上がるでしょう。

介護職を辞めてよかったと思える職場を選ぼう!

介護職を辞めたい場合は、まず辞めたい理由を明確にして、実際に辞めることで現在の不安が解消されるか考えてみましょう。

介護業界以外の転職先を探す際は、業界全体の情報もリサーチしつつ、自分に合う業界はどこかイメージすることも大切です。

今の職場に不満があるだけで、介護職自体の不満が少ない場合は、職場を変えて介護職を続けたほうがいいケースもあります。

同じ介護業界で転職するにしても、他業界に行くとしても「今の職場を辞めてよかった」「介護職を辞めてよかった」と思える職場を選びましょう。

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